JP3886788B2 - カード差し - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はカード差しに関し、詳しくは、上下方向に長く左右方向に短い斜格子状の基本枠から構成される側壁部に着脱自在に取り付けられるカード差しに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、食品を運搬する容器あるいは組立部品などを運搬する容器などには、収納物に関する必要な事項を記入した収納物表示用のカードが利用されている。
この種のカードは、一般にカード差しと称されるプラスチック製の内容物表示器に、抜き差し自在に保持された状態で収納容器の側壁部の外面に取り付けられ、目視あるいは光電管装置等の自動検索手段によって自動的に検索されている。
【0003】
一方、このようなカードが具備される容器としては、ボックスパレットと称される枠付きのパレットも物流分野で広く採用されている。ボックスパレットは、底板の上に立設される四側壁面が格子状のパンチングメタルから構成されるもので、このパンチングメタルは、ひし形などの基本枠が連続的に形成されることによって、堅牢でかつ通風性が良く、さらには内部の様子を確認することが可能とされている。
【0004】
ところで、このような鉄製のボックスパレットに取り付けられるカード差しとしては、格子を構成する基本枠が大型になることに伴って、カード差しも大型になる。このようなカード差しは、合成樹脂製の運搬用容器などに取り付けられるカード差しに比べても大きい。
図5は、合成樹脂製の運搬用容器に取り付けられる従来のカード差しを、ボックスパレットの側壁を構成するパンチングメタルに取り付けた状態を示したものである。
【0005】
ここで、パンチングメタル2は、例えば、上下方向に長く左右方向に短いひし形の基本枠4が連続的に形成されている。一方、これに取り付けられるカード差し6は、横方向に長い略矩形状の本体部8の四隅部に、水平方向の取付爪10を四方に突出形成したものである。このようなカード差し6は、パンチングメタル2の基本枠4を利用して、カード差し6の取付爪10を弾性的に引っ掛けることにより、取付られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにプラスチック製の運搬用容器に使用されている汎用のカード差し6の構造を、ボックスパレット用に利用しようとすると、パンチングメタル2の基本枠4が大きくなることに伴って、本体部8ならびに棒状の取付爪10の突出長さが長くなる。
【0007】
すると、このようなカード差し6をパンチングメタル2の基本枠4に取り付けようとすると、本体部8ならびに取付爪10をかなり変形させなければならなくなる。そのような作業を行なうことは、手間であり、かなりの力を要することから従来から改善が求められていた。また、変形させながら取付けたとしても、ガタつきが大きいという問題があった。
【0008】
本発明は上記に鑑み、ボックスパレットを構成するパンチングメタルのような大型の格子状の枠体に容易に取り付けることが容易であるとともに、がたつきの小さいカード差しを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るカード差しは、
上下方向に長く左右方向に短い連続的に形成された斜格子状の基本枠により構成される側壁に対し、弾性を利用して着脱自在に取り付けられるカード差しであって、
情報が記載されたカードが抜き差し自在に保持される略矩形状の本体部と、
この本体部の一対の下側角部から略直角な方向に水平板部を突出させ、さらにその水平板部の先端から下方に向かって下方板部を突出させてなる少なくとも2本の棒状脚部と、前記棒状脚部より上側であるとともに前記本体部の上端より下側であり、相対峙して配置された第1の爪部材と第2の爪部材との間の隙間に前記斜格子状の基本枠を保持することが可能な爪嵌合具と、から構成され、
前記第1の爪部材と前記第2の爪部材とから構成される前記爪嵌合部は、前記本体部に対して略ハの字状に配置されていることを特徴としている。
【0010】
係る構成による本発明によれば、本体部の荷重を上下方向の棒状脚部により受けることができるとともに、第1の爪部材と第2の爪部材との間の隙間に斜格子状の基本枠を保持することが可能な爪嵌合部に、基本枠を挟持させることにより外れを防止することができる。よって、本体部などを力により変形させることなく装着し保持させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例によるカード差しの裏側を示したものである。
このカード差し20は、合成樹脂から形成されたもので、略矩形状の本体部22の表側には、図示していないが情報が記載されたカードを差し抜き自在に保持するためのカード保持部が備えられている。また、この本体部22の裏面22aには、一対の下側角部に2本の棒状脚部24,24が突設され、その上側の角部近傍に2本の爪嵌合具26,26がそれぞれ突出形成されている。
【0012】
棒状脚部24は、本体部22の裏面22aから略直角な方向に突出された水平板部24aと、この水平板部24aから下方に向かって一部屈曲するように突出された下方板部24bとから構成されている。
一方、爪嵌合具26は、図2に示したように、相対峙して配置された第1の爪部材28と第2の爪部材30とから構成されている。このような爪嵌合具26は裏面22aから所定長さ立設されているので、弾性変形可能にされている。また、この第1の爪部材28の先端部は尖塔状に形成されているが、第2の爪部材30の先端部は、略U字状に折り返して形成されている。したがって、爪嵌合具26には、外部に開口した隙間Sが形成されている。なお、爪嵌合具26の形状は、上記実施例に何ら限定されるものではない。
【0013】
カード差し20は、コスト面を考慮すれば、全体が合成樹脂により一体成形されることが好ましいが、別体で形成されたものから構成することもできる。
このようなカード差し20は、図3に示したように、特に、パンチングメタル2により形成されたボックスパレットの側壁面に取り付けることができる。
ここで、このパンチングメタル2には、ひし形の基本枠4が縦横に連続して形成されている。そして、このひし形の基本枠4は、比較的大きい。
【0014】
パンチングメタル2からなる側壁面に対し、上記カード差し20を取り付けるには、先ず、一対の棒状脚部24、24を所定の基本枠4、4内に挿入する。すると、水平板部24a,24aが、パンチングメタル2の交差部に係止される。この状態から、カード差し20の本体部22の側壁を把持して、立て起こすように回動させれば、幾何学模様を構成するパンチングメタル2の基本枠の一部を、図4に示したように、爪嵌合具26の隙間S内に嵌入させることができる。これにより、カード差し20を所定位置に取り付けることができる。
【0015】
このような一連の取付作業においては、本体部22、棒状脚部24、並びに爪嵌合具26を変形させる必要がない。軽い押し込み操作により、弾性力を利用して取り付けることができる。したがって、本実施例のカード差し20は、取付作業を容易に行なうことができる。
また、取付け後の荷重は、特に、上下方向に延びる棒状脚部24により支持されることになるので、このカード差し30が大型でいくら重くなるとしても、その荷重でカード差し自体が落下したり垂れ下がってしまうようなこともない。
【0016】
なお、取り外しに際しては、本体部22を把持していた爪嵌合具26の係合を解除するために、棒状脚部24側を下方にやや押し下げながら、上部の爪嵌合具側26を手前に引っ張るように回動させれば、爪嵌合具26をパンチングメタル2の板状部から取り外すことができる。したがって、本実施例によれば、取り付けも取り外しも容易に行なうことができる。
【0017】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されない。
例えば、上記実施例では、カード差し20をパンチングメタル2で囲まれたボックスパレットの側壁面に取り付ける例を示したが、合成樹脂製の運搬用容器などにも取り付けすることができる。
【0018】
その場合には、棒状脚部24,24間のピッチや、爪嵌合具26,26間のピッチなどを適宜な寸法に合わせれば良い。
また、上記実施例では、2つの棒状脚部24と2つの爪嵌合部26とを具備させているが、この棒状脚部24は2つに限定されず、少なくとも2本あれば良いもので、爪嵌合具26も2つに限定されない。この爪嵌合具26は、1つあるいは3つであっても良い。しかしながら、大きさに対する姿勢の安定性を考慮すれば、2つが最も好ましい。
【0019】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明に係るカード差しによれば、大型なカード差しを形成した場合であっても、簡単な作業で容易に、かつ強固に取り付けることができる。
したがって、ボックスパレットのカード差しとして有効に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例によるカード差しの斜視図である。
【図2】図2は図1の一部を拡大して示した断面図である。
【図3】図3は図1に示したカード差しをパンチングメタルに取り付けたときの正面図である。
【図4】図4は図3のB−B線方向の断面図である。
【図5】図5は従来のカード差しがパンチングメタルに取り付けられた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
2 パンチングメタル(板部)
22 本体部
22a 裏面
24 棒状脚部
26 爪嵌合具
28 第1の爪部材(弾性部材)
30 第2の爪部材(弾性部材)
Claims (1)
- 上下方向に長く左右方向に短い連続的に形成された斜格子状の基本枠により構成される側壁に対し、弾性を利用して着脱自在に取り付けられるカード差しであって、
情報が記載されたカードが抜き差し自在に保持される略矩形状の本体部と、
この本体部の一対の下側角部から略直角な方向に水平板部を突出させ、さらにその水平板部の先端から下方に向かって下方板部を突出させてなる少なくとも2本の棒状脚部と、
前記棒状脚部より上側であるとともに前記本体部の上端より下側であり、相対峙して配置された第1の爪部材と第2の爪部材との間の隙間に前記斜格子状の基本枠を保持することが可能な爪嵌合具と、から構成され、
前記第1の爪部材と前記第2の爪部材とから構成される前記爪嵌合部は、前記本体部に対して略ハの字状に配置されていることを特徴とするカード差し。
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