JP2006199472A - 袋体保持具、収集装置 - Google Patents

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茂行 高嶋
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Abstract

【課題】部品点数の削減及び執務スペースの有効活用を図るとともに、取扱性に優れた袋体保持具を提供する。
【解決手段】開口した袋体3の開口縁部(筒部3a)を保持する保持具本体11と、収納空間2Sを包囲し得る側板211、仕切板215に係合可能な係合部112cとを備えた袋体保持具1とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばゴミ袋等の袋体を開口した状態で所定の収納空間に備え付けるための袋体保持具、及びこの袋体保持具を用いた収集装置に関するものである。
従来より、例えばオフィス等において、収納庫の収納空間にボックス型のゴミ収集容器(いわゆるゴミ箱)を設置し、このゴミ収集容器の内面側を覆うようにゴミ袋を開口した状態で取り付けることにより、収納庫の収納空間を利用してゴミを収集できるようにしたものが考えられている(例えば特許文献1参照)。また、前記ゴミ収集容器を用いない態様として、ボックス型の袋体を保持する専用のフレーム構造体を備えたゴミ収集装置も知られている(例えば特許文献2参照)。具体的に特許文献2記載のフレーム構造体は、前記袋体を支持する支持部を上端に設けた前脚と、同じく支持部を上端に設けた後脚と、これら前脚及び後脚を連結する連結リンク部とを備えたものである。
特開2003−325250号公報(図1及び図2等参照) 特開2000−25904号公報(図1及び図2等参照)
しかしながら、特許文献1記載のものは、専用のボックス型のゴミ収集容器が必須であるため、例えば広い収納空間に対応する大型のゴミ収集容器を設置した場合には、その大型化ゆえ取扱性に優れず、またコストアップにもつながり、実用性に乏しいものとなる。加えて、ゴミ収集容器を収納庫の底板又は棚板に単に載置しているだけであるため、安定性に劣り、不意にゴミ収集容器が倒れる虞もある。一方、特許文献2記載のものは、前述したフレーム構造体を備えたものであるため、構造の複雑化及び部品点数の増加を招来するとともに、このようなフレーム構造体を備えたゴミ収集装置を設置する専用のスペースを確保する必要があり、このようなゴミ収集装置をオフィス等に設置した場合には執務スペースが不要に狭められるという不具合が生じる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、部品点数の削減及び執務スペースの有効活用を図るとともに、取扱性に優れた袋体保持具、及びこの袋体保持具を用いた収集装置を提供することにある。
すなわち、本発明の袋体保持具は、収納空間に袋体を開口した状態で備え付けるためのものであって、開口した前記袋体の開口縁部を保持する保持具本体と、前記収納空間を包囲し得る壁部材に直接的又は間接的に係合可能な係合部とを具備していることを特徴とする。
ここで、「壁部材」とは、例えば収納庫における側板や背板等、収納空間を他の空間と仕切るあらゆる部材を含む概念である。また、「収納空間を包囲し得る」とは、収納空間を完全に包囲する、あるいは収納空間を一部(一方向或いは複数の方向に)開放した状態で包囲する態様も含む。
このようなものであれば、保持具本体に袋体の開口縁部を保持させた状態で、係合部を介して袋体保持具を壁部材に係合させることにより、袋体を開口した状態で収納空間に配置することができ、しかも、従来のものと比較して、ボックス型のゴミ収集容器のような専用の什器が不要であり、また複雑な立体形状に組み付けたフレーム構造体も不要であり、取扱性に優れ、部品点数の削減及びコストダウンを有効に図ることができる。また、係合部を介して袋体保持具を壁部材に係合させているため、収納空間内に安定した状態で設置することができ、不意に袋体保持具が壁部材から外れることを防止することができる。しかも、この係合部の係合状態を解除して袋体保持具を袋体と共に収納空間から取り出すことにより袋体に収容されている収容物(ゴミ、郵便物、書類等)を袋体から廃棄、分別、或いは他の収納スペースへの移動を容易に行うことできる。
特に、前記収納空間に備え付けた状態において、前記保持具本体と前記壁部材との間に前記袋体の開口縁部近傍部位が介在するようにしていれば、袋体保持具と壁部材とが直接干渉することを回避し、使用時や袋体保持具の着脱時に生じる衝撃音を抑制し、相互の磨耗損傷を防止することが可能である。
さらに、前記保持具本体が、前記収納空間の平面視形状より若干小さい略相似形の平面視形状を有するものであれば、袋体保持具を収納空間内に備え付けた場合にデッドスペースが生じ難く、収納空間を効率良く利用することができる。
前記係合部の具体的な実施態様としては、前記壁部材に設けた係合爪に引っ掛かり得る引掛部が挙げられる。ここで、壁部材に設けた係合爪は、壁部材に一体に設けたもの又は壁部材に着脱可能に設けたもの何れであっても構わない。この場合、加工容易性の観点からは、前記引掛部が前記保持具本体の一部を切り欠いて形成したものであることが好ましい。
一方、製造コスト削減の観点からは、袋体保持具が、前記収納空間の前後に一対にして配される第1フレーム部材と、前記収納空間の左右に一対にして配される第2フレーム部材とを平面視略矩形状に組み付けたものであることが望ましい。このようなものであれば、平面視略矩形状のフレームを一体成形する態様と比較して、大型の金型を製作する手間を省くことができ、製造コストを有効に抑えることが可能である。
殊に、種々の収納空間又は袋体に柔軟に対応させて使用することができるようにするには、前記保持具本体の平面視形状を調整可能な平面形状調整手段を備えていればよい。このようにすれば、収納空間の大きさや袋体のサイズに応じて保持具本体のサイズを適宜変更することができ、種々の使用態様に柔軟に対応することができる。
前記袋体の具体的な一例としてはゴミ収集用袋が挙げられる。
また、前記袋体保持具を用いた本発明の収集装置は、収納庫の収納空間に開口部を開口した状態で配される袋体を用いて所定の収容物を収集可能なものであって、前記袋体と、前記袋体保持具と、前記収納空間を全包囲又は一部開放した状態で包囲し且つ前記袋体保持具が直接的又は間接的に取り付けられる壁部材とを具備してなり、前記袋体保持具を壁部材に係合させる係合手段と、この係合手段を利用して前記袋体保持具を前記壁部材に取り付ける高さ位置を調整可能な取付高さ位置調整手段とを備えていることを特徴とする。
このようなものであれば、上述した袋体保持具によって得られる効果を得られるとともに、係合手段により袋体保持具を壁部材に安定支持させることができ、しかも、取付高さ位置調整手段により使用態様に対応させて袋体保持具の取付高さ位置を適宜調節することができ、実用性に優れたものとなる。
前記係合手段の具体的な実施態様としては、前記袋体保持具又は前記壁部材の一方に設けた係合爪と、他方に設けられ且つ前記係合爪に引っ掛かり得る引掛部とから構成したものが挙げられる。
さらに、好適な実施態様としては、前記係合手段を構成する係合爪が前記壁部材に形成したフック孔に係合可能なものであり、前記壁部材の高さ方向に沿って前記フック孔を所定のピッチで複数形成し、前記取付高さ調整手段が、前記係合爪を前記複数のフック孔の何れかに選択的に取り付けることにより前記壁部材に対する前記袋体保持具の取付高さ位置を調整可能にしたものが考えられる。このようなものであれば簡単な構造を採用して係合手段及び取付高さ位置調整手段を構成することができ、収集装置全体の構造簡素化に資する。
特に、前記係合爪が、前記フック孔を利用して収納空間を所定の高さ位置で仕切り得る棚板を取り付ける際に用いるものであれば、既存のフック孔及び係合爪を利用して袋体保持具を壁部材に取り付けることができ、汎用性に優れる。
以上説明したように本発明によれば、従来のものと比較して、部品の簡素化及び取扱性の向上を有効に図ることができるとともに、収集装置を導入するコストを大幅に抑えることができる。しかも、収納空間内に安定した状態で設置することができ、突発的に袋体保持具が外れるという虞を解消することができる。さらに、係合部の係合状態を解除して袋体保持具を袋体と共に収納空間から取り出すことにより袋体に収容されている収容物を袋体から廃棄、分別、或いは他の収納スペースへの移動を容易に行うことできる。加えて、本発明の収集装置をオフィス等において既に設置されている収納庫に適用することにより、執務スペースが不要に狭められることなく有効に活用することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る袋体保持具1は、図1及び図2に示すように、必要に応じて収納庫2の収納空間2Sに袋体3を開口した状態で備え付けるためのものである。
収納庫2は、所定の収納空間2Sを形成する収納庫本体21と、この収納庫本体21の前面開口を回転して開閉可能とする左右の扉(図示省略)とを備えてなる周知のものである。
収納庫本体21は、主として、左右に離間して設けた一対の側板211と、両側板211の後端部間に設けた背板212と、両側板211の上端部間及び下端部間に架け渡して設けた天板213及び底板214とを篭形に組み上げ、これら各板211、213、214によって包囲され且つ前方を開放させた収納空間2Sを形成しているものである。また、本実施形態においては、収納空間2Sを巾方向に複数の空間(図示例では巾方向に略2等分した空間)に区切る仕切板215を設けている。なお、説明の便宜上、以下の説明においては、仕切板215によって区切られた一方の収納空間を第1収納空間2Saとし、他方の収納空間を第2収納空間2Sbとする。
各板材211、213、214、215は例えば板金加工により形成しているものであり、これら各板211、213、214、215のうち、特に側板211及び仕切板215が本発明の壁部材としての役割を担う。各側板211の内側面及び仕切板215の両側面には、高さ方向に沿って複数のフック孔2Hを所定のピッチで設けている。各フック孔2Hは、側板211又は仕切板215の一部を切り開けてなるものであり、前後に所定距離離間させて複数列(図示例では2列)設けている。このフック孔2Hに、係合爪Kが係合するように設定し、この係合爪Kを介して側板211と仕切板215の間に一又は複数の図示しない棚板を取付可能に構成するとともに、係合爪Kを係合させるフック孔2Hを変更することにより棚板の取付高さ位置を変更できるように構成している。
一方、袋体保持具1は、図3及び図4に示すように、開口した袋体3の開口縁部を保持する保持具本体11と、前記係合爪Kに係合可能な係合部112cとを備えたものである。なお、図3(a)、(b)、(C)は、それぞれ袋体保持具1の平面図、正面図、側面図である。
保持具本体11は、第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbの前後に一対にして配される第1フレーム部材111と、第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbの左右に一対にして配される第2フレーム部材112とを平面視略矩形状に組み付けたものである。
第1フレーム部材111は、板金素材を塑性変形加工等して形成したものであって、第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbの巾方向に沿って延びる水平片111aと、この水平片111aの長手方向に沿った各縁部からそれぞれ垂下してなる第1垂下片111b及び第2垂下片111cとを一体に有する側面視略下向きコ字状をなす。そして、第1垂下片111bを第2垂下片111cより大きい高さ寸法に設定するとともに、第1垂下片111bの両端部にそれぞれ長孔111dを形成している。本実施形態では、この長孔111dを各端部にそれぞれ一対設けている(図3(b)参照)。
第2フレーム部材112は、板金素材を塑性変形加工等して形成したものであって、第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbの奥行き方向に沿って起立姿勢で延びる起立片112aと、この起立片112aの両端部から他方の第2フレーム部材112に向かって延び、第1フレーム部材111に接続可能な接続片112bとを一体に有する平面視略コ字状をなす。起立片112aに、前記係合爪Kに係合する係合部112cを設けている。本実施形態では、係合部112cとして、起立片112aの一部を切り欠いて形成し且つ係合爪Kに引っ掛かり得る引掛部112cを適用している。この引掛部112cを起立片112aの両端部近傍部位にそれぞれ形成するとともに、引掛部112c間の離間距離を、前記フック孔2Hの前後方向に沿った離間距離に対応させている。また、各接続片112bには、第1フレーム部材111の第1垂下片111bに形成した長孔111dに対応させてネジ孔112dを一対形成してある(図3(b)参照)。
このような構成をなす第1フレーム部材111及び第2フレーム部材112とを組み付けるには、先ず、一対の第1フレーム部材111を、各第1垂下片111bが外方側に位置するように位置付け、一対の第2フレーム部材112を、各接続片112bがそれぞれ第1フレーム部材111の両端部に重合するように位置付ける。具体的には、第2フレーム部材112の各接続片112bをそれぞれ第1フレーム部材111の第1垂下片111bと第2垂下片111cとの間に配する。次いで、第1垂下片111bの長孔111dと接続片112bのネジ孔112dとを一致させ、第1垂下片111b側から長孔111dに挿入したネジNをネジ孔112dに螺着することにより、一対の第1フレーム部材111と一対の第2フレーム部材112とを平面視略矩形状に組み付けた袋体保持具1が形成される。本実施形態では、この袋体保持具1を構成する保持具本体11の平面視形状を、第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbの平面視形状より若干小さい略相似形に設定している。
この袋体保持具1に保持される袋体3は、上方を開口した概略直方体状をなす有底のものであり、本実施形態では、この袋体3を樹脂製品としている。また図2に示すように、袋体3の前面部31及び後面部32の各上縁部(換言すれば袋体3の前面側及び後面側における開後縁部)に、前記第1フレーム部材111の外形より若干大きな内径をもつ筒部3aを設け、これら筒部3aが袋体3の各側面部33の上縁部(換言すれば袋体3の両側面における開口縁部)よりも上方に位置するように設定している。この袋体3は、主としてゴミ収集用袋として利用されるものである。
この袋体3を袋体保持具1に取り付けるには、第1フレーム部材111と第2フレーム部材112とを組み付ける前に、各第1フレーム部材111をそれぞれ袋体3の筒部3aに挿入し、その後、前述した手順で第1フレーム部材111と第2フレーム部材112とを組み付けることにより行う。組付状態において、各第1フレーム部材111はそれぞれ筒部3aに略被覆される一方、各第2フレーム部材112は袋体3の各側面部33の上方に表出している。なお、袋体3の筒部3aが、袋体3の成形時に筒状に形成されたものではなく、前面部31及び後面部32の各上端から延出する延出部の片面に設けた第1係合部材(面ファスナ、ボタン等)と、前面部31及び後面部32の上端部に設けた第2係合部材とを相互に係合させることによって筒状に形成可能なものであれば(図示省略)、第1フレーム部材111と第2フレーム部材112とを組み付けた後、各第1フレーム部材111にそれぞれ延出部を巻き付けて係合部材同士を係合させることにより、袋体3を袋体保持具1に取り付けても構わない。
しかして、袋体3の開口縁部に設けた筒部3aを第1フレーム部材111に巻き付けた状態で保持する袋体保持具1を、複数のフック孔2Hから選択したフック孔2Hに係合させた係合爪Kを利用して側板211及び仕切板215に取り付けることにより収集装置Xが形成される(図1参照)。この取付作業は、具体的には、第2フレーム部材112に形成した引掛部112cをそれぞれ同じ高さ位置のフック孔2Hに係合した係合爪Kに引っ掛けることにより行う。このようにして袋体保持具1を第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbに備え付けた状態において、袋体3は開口した状態となり、一方の第1フレーム部材111と背板212との間に袋体3の開口縁部に設けた筒部3aが介在している。
以上のような構成を有する収集装置Xは、袋体保持具1の引掛部112cと側板211及び仕切板215のフック孔2Hに係合する係合爪Kとにより、袋体保持具1を側板211に係合させる本発明の係合手段を構成している。また、係合爪Kを一のフック孔2Hとは異なる高さ位置にあるフック孔2Hに係合することにより、この係合爪Kを介して側板211及び仕切板215に取り付けられる袋体保持具1の取付高さ位置を変更することができる。このように、側板211及び仕切板215に形成した複数のフック孔2Hと、係合爪Kと、袋体保持具1の引掛部112cとにより、係合手段を利用して袋体保持具1を側板211及び仕切板215に取り付ける高さ位置を調整可能な本発明の取付高さ位置調整手段を構成している。
このように、本発明の収集装置Xを構成する袋体保持具1は、極めて簡素なフレーム状のものであるため、部品点数の削減及びコストダウンを有効に図ることができるとともに、取扱性に優れ、誰でも簡単に第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbに設置することができる。しかも、袋体3に収集されたゴミを回収する場合には、袋体保持具1を一旦上方に持ち上げることによって引掛部112cと係合爪Kとの係合状態を解除し、袋体3ごと袋体保持具1を第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbから取り出すことができ、便利である。
また、収納空間2Sに備え付けた状態において、一方の第1フレーム部材111と背板212との間に袋体3の開口縁部近傍部位に設けた筒部3aが介在しているため、第1フレーム部材111と背板212とが直接当たることがなく、袋体保持具1の着脱時に生じる衝撃音を抑制し、相互の磨耗損傷を防止することができる。また、第1フレーム部材111と背板212との間に袋体3の一部を介在させることにより、この袋体3が第1フレーム部材111と背板212との隙間を埋めるスペーサとして機能し、袋体保持具1の第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbでの移動を規制することが可能である。
しかも、保持具本体11の平面視形状が、第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbの平面視形状より若干小さい略相似形となるように設定しているため、袋体保持具1を第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbに備え付けた場合に無駄な空間が生じることを抑制し、第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbを最大限有効利用することができる。また、第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbを最大限有効利用する一方、執務スペースを何ら狭めることがなく有効に活用することができる。
特に、引掛部112cが保持具本体11の一部を切り欠いて形成したものであるため、簡単に形成することができ、製造工程の簡素化に資する。
また、第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbの前後に一対にして配される第1フレーム部材111と、第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbの左右に一対にして配される第2フレーム部材112とを平面視略矩形状に組み付けてなるものであるため、平面視略矩形状のフレームを一体成形する態様と比較して、金型の大型化を回避し製造コストの削減を図ることができる。
一方、このような効果を奏する袋体保持具3を用いてなる収集装置Xは、係合手段によって袋体保持具1を側板211及び仕切板215に安定支持させることができるとともに、取付高さ位置調整手段によって使用者の使用態様に合わせて袋体保持具1の取付高さ位置を適宜調節することができ、実用性に優れたものとなる。また、前述した構成を有する既存の収納庫2に収集装置Xを適用しているので、図示しない左右の扉を開けて袋体3にゴミを入れる又は袋体3に入っているゴミを回収する作業を簡単に行うことができることは勿論のこと、普段は図示しない左右の扉によって前面開口を閉止することによりオフィス等における美観を損なうことがない。
加えて、前記係合手段を構成する係合爪Kが側板211及び仕切板215に形成したフック孔2Hに係合可能なものであり、これら側板211及び仕切板215の高さ方向に沿ってフック孔2Hを所定のピッチで複数形成し、取付高さ調整手段が、係合爪Kを前記複数のフック孔2Hの何れかに選択的に取り付けることにより側板211及び仕切板215に対する袋体保持具1の取付高さ位置を調整可能にしたものであるので、簡単な構造を採用して取付高さ位置調整手段を構成することができ、収集装置X全体の構造簡素化に資する。
しかも、係合爪Kが、フック孔2Hを利用して第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbを所定の高さ位置で仕切り得る図示しない棚板を取り付ける際に用いるものであるため、既存のフック孔2H及び係合爪Kを利用して袋体保持具1を側板211及び仕切板215に取り付けることができ、収納庫2の用途拡大を実現し、使用者の使用用途に柔軟に対応することが可能となる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では袋体保持具1が保持する袋体3として、保形性を有するボックス型のものを図示したが、これに限らず、例えば市販されている保形性を有さない通常のゴミ袋3’を用いてもよい。この場合、図5、図6及び図7に示すように、袋体3’の開口縁部3’Aを袋体保持具1の保持具本体11全体に巻き付け、引掛部112cを係合爪Kを介して側板211と仕切板215とに引っ掛けることにより、第1収納空間2Sa又は第2収納空間2Sbに袋体3’を開口した状態で備える付けることができる。なお、袋体は、上述したこれらゴミ収集用袋に限らず、図示しない例えば投函用袋や各種収納袋等、内部に物を入れるようにした種々の袋状のものであればよく、布製、革製或いは紙製等その素材も特に問わない。これら各タイプの袋体をも前記袋体保持部1に開口した状態で保持させることができる。
また、袋体保持具1に、保持具本体11の平面視形状を調整可能な平面形状調整手段を設けてもよい。例えば、図8に図示するように(なお、同図(a)は平面形状調整手段を備えた袋体保持具A1を一部拡大して示す斜視図であり、同図(b)は同袋体保持具A1の平面を模式的に示す図である)、平面視略直線状の第1フレーム部材A111と平面視略直線状の第2フレーム部材A112とを平面視略L字状のコーナー部材A113を介して接続するようにし、コーナー部材A113と各フレーム部材A111、A112との重合度合いを変更することにより、対向する第1フレーム部材A111間の離間距離又は第2フレーム部材A112間の離間距離の何れか一方又は両方を調整できるようにしたものが挙げられる。具体的には、コーナー部材A113に所定のピッチで複数のネジ孔A113aを形成するとともに、各フレーム部材A111、A112の両端部に一又は複数(図示例では2つ)の貫通孔A111a、A112aを形成し、前記複数のネジ孔A113aから選択したネジ孔A113aと貫通孔A111a(ネジ孔A113aと貫通孔A112a)とが一致するように各フレーム部材A111、A112とコーナー部材A113とをそれぞれ重合させ、貫通孔A111a(A112a)に挿入したネジNをネジ孔A113aに螺着することにより、保持具本体A11の平面視形状を所望の寸法に設定できるようにしている。また、平面形状調整手段の変形例として、図9に示すものが挙げられる。同図(c)にその平面を模式的に示す袋体保持具B1は、平面視略L字状の第1フレーム部材B111と平面視略L字状の第2フレーム部材B112とを平面視略矩形状に組み付けたものであり、各フレーム部材B111、B112の重合度合いを変更することにより、対向する第1フレーム部材B111間の離間距離又は第2フレーム部材B112間の離間距離の何れか一方又は両方を調整できるようにしている。具体的には、何れか一方のフレーム部材B111(B112)に所定のピッチで複数のネジ孔を形成するとともに、他方のフレーム部材B112(B111)の両端部に一又は複数の貫通孔を形成し、前記複数のネジ孔から選択したネジ孔と貫通孔とが一致するように各フレーム部材B111、B112同士を重合させ、貫通孔に挿入したネジをネジ孔に螺着することにより、保持具本体B11の平面視形状を所望の寸法に設定できるようにしている。なお、同図(d)は(c)のA−A線端面図である。
また、例えば、図9(e)に示す袋体保持具C1は、対向する第1フレーム部材C111間の離間距離又は第2フレーム部材C112間の離間距離の何れか一方のみを調整できるようにした平面形状調整手段を備えたものである。この袋体保持具C1は、平面視略直線状をなす一対の第1フレーム部材C111と、平面視略コ字状をなす一対の第2フレーム部材C112とを平面視略矩形状に組み付けたものであり、第1フレーム部材C111に対する第2フレーム部材C112の重合度合いを変更することにより、第2フレーム部材C112間の離間距離を調整できるようにしたものである。なお、第1フレーム部材C111と第2フレーム部材C112との関係が逆であっても勿論構わない。一方、同図(f)に示す袋体保持具D1は、共に平面視略コ字状をなす一の第1フレーム部材D111と一の第2フレーム部材D112とを対向させて平面視略矩形状に組み付けたものであり、第1フレーム部材D111と第2フレーム部材D112との重合度合いを変更することにより、第1フレーム部材D111と第2フレーム部材D112との離間距離を調整できるようにしたものである。同図(e)におけるB−B線端面及び同図(f)におけるC−C線端面は、それぞれ図9(d)と略対応している。なお、図8及び図9に示す第1フレーム部材A111、B111、C111、D111、第2フレーム部材A112、B112、C112、D112、及びコーナー部材A114の形状は一例であり、これに限られないことは言うまでもなく、各部材同士をネジを用いずに留める態様を採用してもよい。
このような各種平面形状調整手段を備えることにより、袋体保持具A1、B1、C1、D1を設置する収納空間の内寸又は袋体の開口形状に対応するように保持具本体A1、B1、C1、D1の平面視形状を調整することができ、汎用性に優れたものとなり、幅広い使用態様に対応可能なものとなる。このように、平面形状調整手段を設けることによって、収納庫の内部の大きさや袋体のサイズに柔軟に対応することができる。
また、前記実施形態における収納庫が側板を設けたものではない場合には、対向する側板間に係合部(引掛部)を利用して袋体保持具を配置すればよい。また、袋体の高さ寸法(深さ)によっては収納空間の高さ方向に沿って複数の袋体保持具を配置することも可能である。この場合、各袋体に収集する収容物を所定の種類(分類)毎に分けるようにすれば、一の収納空間内で分別収集が可能となる。また、一の収納空間を一又は複数の仕切板によって複数の収納空間に区切った場合、各収納空間にそれぞれ袋体保持具を設置してもよく、或いは、選択した収納空間に袋体保持具を配置する一方、それ以外の収納空間に棚板等を適宜配置し通常の収納庫として活用するようにしても構わない。
また、上記実施形態では袋体保持具1を側板211又は仕切板215に係合可能な係合部として、一部を切り欠いた引掛部112cを採用しているが、例えば、係合部として棚板211又は背板215に設けたフック孔2Hに直接係合可能な係合爪を採用してもよい。この場合、前記係合爪Kに略相当する部材を袋体保持具1に一体的又は一体に設ければよい。このような態様を採用した場合、本発明の係合手段は、袋体保持具1に設けた係合爪と、棚板211又は背板215に設けたフック孔2Hとから構成されることになる。一方、棚板211又は背板215にフック孔2Hの換わりに前記係合爪Kに略相当する係合爪を一体的又は一体に設け、この係合爪と袋体保持具1の引掛部112cとにより係合手段を構成しても構わない。この場合、係合爪を棚板211又は背板215の高さ方向に沿って所定ピッチで複数設け、これら複数の係合爪のうち選択した係合爪に引掛部112cを引っ掛けることによって袋体保持具の取付高さ位置を調整することができるようにすればよい。
また、袋体保持具1は、図示した収納庫2にのみ適用可能なものではなく、例えば引き違い戸タイプやオープンタイプ、或いは引き出し式タイプ等あらゆるタイプの収納庫に適用することができるものである。さらには、収納庫以外の物品であって、収納空間を包囲し得る一又は複数の壁部材を有する物品であれば、前記一又は複数の壁部材を利用して袋体保持具を収納空間に配置することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る収集装置を適用した収納庫を一部省略して示す全体斜視図。 図1の分解斜視図。 同実施形態に係る袋体保持具の全体斜視図。 同三面図。 同実施形態に他の袋体を適用した収納庫を一部省略して示す全体斜視図。 図5の分解斜視図。 同実施形態に他の袋体を適用した収納庫を一部省略して模式的に示す図。 同実施形態に係る袋体保持具の変形例を示す図。 同実施形態に係る袋体保持具の他の変形例を示す図。
符号の説明
1、A1、B1、C1、D1…袋体保持具
11、A11、B11、C11、D11…保持具本体
111、A111、B111、C111、D111…第1フレーム部材
112、A112、B112、C112、D112…第2フレーム部材
112c…係合部(引掛部)
2…収納庫
211、215…壁部材(側板、仕切板)
2H…フック孔
2S(2Sa、2Sb)…収納空間(第1収納空間、第2収納空間)
3、3’…袋体
3’A…開口縁部
K…係合爪
X…収集装置

Claims (12)

  1. 収納空間に袋体を開口した状態で備え付けるための袋体保持具であって、
    開口した前記袋体の開口縁部を保持する保持具本体と、前記収納空間を包囲し得る壁部材に直接的又は間接的に係合可能な係合部とを具備していることを特徴とする袋体保持具。
  2. 前記収納空間に備え付けた状態において、前記保持具本体と前記壁部材との間に前記袋体の開口縁部近傍部位が介在するようにしている請求項1記載の袋体保持具。
  3. 前記保持具本体が、前記収納空間の平面視形状より若干小さい略相似形の平面視形状を有する請求項1又は2記載の袋体保持具。
  4. 前記係合部が、前記壁部材に設けた係合爪に引っ掛かり得る引掛部である請求項1、2又は3記載の袋体保持具。
  5. 前記引掛部が前記保持具本体の一部を切り欠いて形成したものである請求項4記載の袋体保持具。
  6. 前記収納空間の前後に一対にして配される第1フレーム部材と、前記収納空間の左右に一対にして配される第2フレーム部材とを平面視略矩形状に組み付けてなるものである請求項1、2、3、4又は5記載の袋体保持具。
  7. 前記保持具本体の平面視形状を調整可能な平面形状調整手段を備えている請求項1、2、3、4、5又は6記載の袋体保持具。
  8. 前記袋体がゴミ収集用袋である請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の袋体保持具。
  9. 収納庫の収納空間に開口部を開口した状態で配される袋体を用いて所定の収容物を収集可能な収集装置であって、
    前記袋体と、前記請求項1乃至8記載の袋体保持具と、前記収納空間を全包囲又は一部開放した状態で包囲し且つ前記袋体保持具が直接的又は間接的に取り付けられる壁部材とを具備してなり、
    前記袋体保持具を壁部材に係合させる係合手段と、当該係合手段を利用して前記袋体保持具を前記壁部材に取り付ける高さ位置を調整可能な取付高さ位置調整手段とを備えていることを特徴とする収集装置。
  10. 前記係合手段が、前記袋体保持具又は前記壁部材の一方に設けた係合爪と、他方に設けられ且つ前記係合爪に引っ掛かり得る引掛部とから構成したものである請求項9記載の収集装置。
  11. 前記係合手段を構成する係合爪が前記壁部材に形成したフック孔に係合可能なものであり、前記壁部材の高さ方向に沿って前記フック孔を所定のピッチで複数形成し、前記取付高さ調整手段が、前記係合爪を前記複数のフック孔の何れかに選択的に取り付けることにより前記壁部材に対する前記袋体保持具の取付高さ位置を調整可能にしたものである請求項9又は10記載の収集装置。
  12. 前記係合爪が、前記フック孔を利用して収納空間を所定の高さ位置で仕切り得る棚板を取り付ける際に用いるものである請求項11記載の収集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102926373A (zh) * 2012-11-09 2013-02-13 河海大学 一种开挖土现场装袋装置及就地铺设土工袋的施工方法
JP2016023087A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 仁志 近藤 20以上のゴミの分類が可能なゴミ分別棚。

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