JPS5940841Y2 - コ−ナ−棚における棚板取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来、第１図に示すような、上面形へ字形をなし、前面
開口部が三角形状に凹入して狭いコーナー棚等において
箱体１に棚板な取付けるには、箱体１の上面形と同形の
へ字形棚板（図示せず）を垂直として、開口部より箱体
１に入れた後、水平として上方に持ち上げた状態で、棚
板受げ具を取付けていたので、その作業が甚だ面倒であ
るばかりでなく、箱体１の高さが横幅に比し十分にない
と、棚板を内部に入れることができなかった。

本考案は、上述の欠点を解消した棚板取付装置に関する
もので、以下添付の図面に基いて具体的に説明する。

第１図において、２は天板、３は底板、４は左側板、５
は右側板、６は左後板、７は右後板である。

棚板８は、長方形の第１棚板片９と、はぼ正方形の第２
棚板片１０より、以下に説明するように形成されている
。

第４図において、右前方より左後方に向って長手の第１
棚板片９の下面の右前端両側部と左後端両側部には、端
面と直角方向を向く係止溝１１・・・が切設されている
（左後端の係止溝は図示せず）。

同様に、第２棚板片１０の下面の左前端両側部と右後端
両側部にも、端面と直角方向を向く係止溝１１・・・が
切設されている（右後端の係止溝の一部は図示せず）。

第１棚板片９の左前端面後部における第２棚板片１０の
下面右後端の各係止溝１１に対応する個所には第２図と
第４図に示すように、係止ピン１２．１２が、着脱自在
に突設されている。

箱体１の右側板５と左後板６と左側板４の内面における
両相板片９，１０の各係止溝１１に対応する個所には、
上記係止ピン１２と同様の係止ピン１３が、着脱自在に
突設されている。

この箱体１に、第１図に示すように棚板８を設けるには
、まず、第１棚板片９を、その短辺方向に傾斜させて、
左側板４に沿って箱体１に入れた後、水平として右後方
に移動させつつ、下面両端の各係止溝１１を、対応する
右側板５と左後板６の各係止ピン１３に係合するように
載置する。

ついで、第２棚板片１０を箱体１に入れて、下面両端の
各係止溝１１を、対応する第１棚板片１０の各係止ピン
１２と、左側板４の各係止ピン１３に係合するように載
置すればよい。

上述のように、本考案装置によれば、従来のコーナー棚
に比し、甚だ簡単に、箱体１内に、棚板８を着脱自在に
設けることができ、高さの低いコーナー棚にも、近接し
て多数の棚板８・−・を設げることかできる。

第５図は、両棚板片９，１０の結合手段の他の例を示す
もので、上記ピン１２に代えて、チャンネル状の取付金
具５１の中央片外面要所に、係止ピン５２を横向突設し
、この取付金具５１を、第１棚板片９の左前後部に着脱
自在に嵌合させたものである。

このようにしても、上述と同様の効果を得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、コーナー棚の斜視図、第２図は、第１固装部
拡大縦断立面図、第３図は、第２図ＡＡ線拡大断面図、
第４図は、棚板の拡大分解斜視図、第５図は、両棚板片
の結合手段の他の例を示す、第２図に相当する図である
。 １・・・箱体、２・・・天板、３・・・底板、４・・・
左側板、５・・・右側板、６・・・左後板、７・・・右
後板、８・・・棚板、９・・・第１棚板片、１０・・・
第２棚板片、１１・・・係止溝、１２・１３・−・係止
ピン、５１・・・取付金具、５２・・・係止ピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面形へ字形をなし、前面の三角形状四人面のみが開口
   するコーナー棚において、へ字形棚板を、その前面凹入
   部の一辺の延長線上において、長方形の第１棚板片とほ
   ぼ正方形の第２棚板片に分割して、一方の分割面の下端
   に、棚板片の下面に沿う複数の係止溝を切設するととも
   に、他方の分割面に、係止溝を係止して、両相板片の上
   面を同一平面に保つ係止ピンを、着脱自在に突設し、ま
   た第１棚板片下面の長手方向端部と、第２棚板片下面の
   上記分割面と反対方向端部のそれぞれに、複数の係止溝
   を切設するとともに、コーナー棚の箱体内面における上
   記各係止溝に対応する所定の個所に、各係止溝を係止す
   る係止ピンを、着脱自在に突設したコーナー棚における
   棚板取付装置。