JP3044834B2 - 非磁性金属板の取出装置 - Google Patents

非磁性金属板の取出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウムなどの
非磁性金属板(ブランク材)が積み重ねられたスタック
から1枚ずつ非磁性金属板(ブランク材)を取り出すた
めの取出装置に関し、確実に1枚ずつ取出して高速での
プレス成形を可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムなどの非磁性材料を用いた
プレス成形も多用されるようになっており、例えば自動
車のボデー部品などにおいても従来の鉄板に代わりアル
ミニウム板を用いるプレス成形も徐々に行われるように
なってきている。このようなアルミニウム板を用いて自
動車のボデー部品をプレス成形する場合には、所定の大
きさに切断されたブランク材を1ロット分などに積み重
ねたスタックを用意し、このスタックからブランク材を
1枚ずつプレスラインに送り出すようにする必要があ
る。
【0003】このため、従来からデスタック装置(取出
装置)が用いられ、例えば鉄板のブランク材の場合に
は、種々の装置が提案されており、特公昭61−118
60号公報には、その概要を図5に示すように、磁性ブ
ランク材であることから電磁石1を用いその通電時間を
調整して余分なブランク材Bを吊り上げないように構成
したものが開示されるとともに、鉄板を1枚ずつ引き離
す方法としてその側面に永久磁石を当てることで鉄板自
体を磁化させ、その反発力を利用して1枚ずつ引き離す
マグネットフロータが有効であるとされている。さら
に、実公昭61−39710号公報には、その概要を図
6に示すように、バキュームカップ2を用いてブランク
材Bを吸着するように構成したものが開示されている。
【0004】ところが、これらのデスタック装置のうち
電磁石1やマグネットフロータを用いる前者では、デス
タックする対象が磁性材に限られ、非磁性材のアルミニ
ウム板に適用して電磁石1で吊り上げたり、引き離すこ
とができない。また、バキュームカップ2を用いる後者
の場合にあっても、アルミニウム板の場合には、鉄板の
場合と異なり、酸化し易く、傷がつきやすいため積重ね
てスタックSとする前に予め洗浄し、絞り加工のため成
形油を塗布するようにしており、成形油によってブラン
ク材B同志が張り付いた状態となって1枚ずつ取り出す
ことが難しい。
【0005】このため、アルミニウム板を用いる場合に
は、例えば図2に示すように、ブランク材Bの両端部に
位置する1組のバキュウムカップ3,3とその内側に位
置するもう1組のバキュームカップ4,4を設け、外側
の1組のバキュームカップ3,3で吸着して両側をめく
るようにした後、その隙間に空気ノズルから圧縮空気を
吹込んで1枚ずつ引き離し、もう1組のバキュームカッ
プ4,4で吸着して吊り上げるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、2組のバキ
ュームカップ3,4を用いることで、単にバキュームカ
ップ2(図6)で吸着する場合に比べ、剥がすようにで
きることからデスタックが容易となるものの十分な分離
力が得られず、特に成形油が塗布されている場合には、
鉄板の場合に比べ一層確実かつ極短時間に1枚ずつデス
タックすることが難しい。このため高速でのブランク材
Bの送り出しが出来ず、プレス成形の効率低下を招いて
しまうという問題がある。特に、自動車のボデー部品の
プレス成形ラインでは、通常の大部分は鉄板のプレス成
形を行い、ある期間のみアルミニウム板のプレス成形を
行うようにしているため、一層プレスの可動率の問題が
顕著になってしまう。この発明は、かかる従来技術の問
題点に鑑みてなされたもので、油などで張り付いた状態
の非磁性金属板のブランク材であっても極短時間に確実
に1枚ずつ剥がし、高速で送り出すことができる非磁性
金属板の取出装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、この発明の非磁性板の取出装置は、
積重ねられた非磁性金属板を真空吸着機構で吸着して取
出す非磁性金属板の取出装置において、積重ねられた非
磁性金属板の側方に磁束を形成する磁束発生機構を設け
るとともに、積重ねられた非磁性金属板の最上部に前記
磁束発生機構の磁束と電流とによって最上部の非磁性金
属板に上昇力を発生される電流発生器を設け、これら積
重ねられた非磁性金属板を剥がすように圧縮空気を吹込
む空気ノズルを設ける一方、前記真空吸着機構に、この
空気ノズル側端部より積み重ねられた非磁性金属板を順
次引き離し可能にする機構を設けたことを特徴とするも
のである。また、この発明の非磁性板の取出装置は、前
記電流発生器を最上部の非磁性板に当接させる電極と直
流電源と、この直流電源の供給を制御する制御器とで構
成したことを特徴とするものである。さらに、この発明
の非磁性板の取出装置は、前記電流発生器を最上部の非
磁性板と非接触状態に保持されて渦電流を発生する渦電
流発生器と直流電源と、この直流電源により渦電流を制
御する渦電流制御器とで構成したことを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】この非磁性板の取出装置によれば、非磁性板で
あっても電気的には導体であることから非磁性板に電流
発生器で電流を流し、この電流と外部からの磁束発生機
構による磁束によってフレミングの法則に基づく上昇力
を非磁性板に発生させ、この力に空気ノズルからの圧縮
空気による力を加えて非磁性板を引き離すとともに、こ
の空気ノズル側端部より積み重ねられた非磁性板を真空
吸着機構で順次引き離すようにしており、確実に1枚ず
つ取出して送出すことができるようにしている。また、
電流発生器を電極と直流電源とその制御器とで構成する
ようにしており、電極を接触させて電流を流し、この電
流を制御器で短時間に断続するなどすれば、一層確実に
1枚ずつ非磁性板を取り出すことができる。さらに、電
流発生器を渦電流発生器と直流電源とすることで、非磁
性板と非接触状態で渦電流を流すことができ、この渦電
流を渦電流制御器で断続するなどの制御によっても一層
確実に1枚ずつ非磁性板を取り出すことができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1および図2はこの発明の非磁性金属
板の取出装置の一実施例にかかリ、図1は全体構成図、
図2は動作説明図である。この非磁性金属板の取出装置
10は、磁性金属板や非磁性金属板のブランク材Bの区
別無く吸着することができる上下動可能なバキュームカ
ップ11を備えている。このバキュームカップ11はブ
ランク材Bが積み重ねられたスタックSの上部に設置さ
れており、ブランク材Bの送り方向両端部とその内側の
2組、少なくとも4つのバキュームカップ11a,11
a,11b,11bで構成され、ブランク材Bの幅に応
じて各組のバキュームカップ11aまたは11bがブラ
ンク材Bの送り直角方向に増設される。すなわち、スタ
ックSの上方には、フレーム12が固設され、このフレ
ーム12に昇降シリンダ13を介して上下動される昇降
フレーム14が設けられ、さらに、この昇降フレーム1
4に調整シリンダ15を介してそれぞれのバキュームカ
ップ11が上下方向位置を調整できるように取付けられ
ている。このようなバキュームカップ11の下方には、
スタックSの支持機構16が設けられ、搬送機構17と
昇降機構18で構成されており、搬送機構17によって
スタックSがブランク材Bの送り方向と直角方向に搬送
されるとともに、昇降機構18によってブランク材Bの
送り出しにともなって低くなるスタックSを上昇させ、
スタックSの最上部がほぼ一定になるようにする。
【0010】このような支持機構16で支持されたスタ
ックSから非磁性金属板のブランク材Bを1枚ずつ引き
離すため、この非磁性金属板の取出装置10では、フレ
ミングの法則の磁束Φと電流Iと電磁力Fとの関係を利
用しており、発生する電磁力Fを非磁性金属板のブラン
ク材Bの分離力とする。すなわち、非磁性金属板であっ
ても電気的には、導体であり、電流Iを流すことができ
るとともに、磁界を形成することができる。
【0011】そこで、磁束Φを形成するための機構とし
て、スタックSの上部の送り方向上流側に磁束発生機構
を構成する永久磁石19が設けられており、ブランク材
Bの送り方向と平行な磁束Φを形成する。なお、この永
久磁石19は磁性金属板のブランク材Bに対してはマグ
ネットフロータとして機能させ、永久磁石19を接触さ
せてそれぞれのブランク材を磁化し、1枚ずつ引き離す
のにも利用される。
【0012】ブランク材Bに電流Iを流す機構として電
流発生器20が設けられる。この電流発生器20として
は、例えば図3に示すように、ブランク材Bに直接電流
Iを流す方式と、図4に示すように、ブランク材Bと非
接触状態として渦電流を発生させることによって電流I
を流す方式などがある。直接電流Iを流す方式では、電
流発生器20は2つの電極21,22と直流電源23及
び制御器24とで構成され、2つの電極21,22を最
上部のブランク材Bに押し当て、直流電源23から供給
される電流を制御器24で制御し、例えば直流電流を断
続して供給する。すると、磁束Φと電流Iの方向によっ
て上方への電磁力Fを得ることができ、電流Iを断続し
た場合には、電流Iの流れる間、電磁力Fが発生し、最
上部のブランク材Bに振動を与えて1枚に分離すること
ができる。
【0013】また、渦電流を発生させる方式では、電流
発生器20は電磁コイルで構成された渦電流発生器25
と直流電源26と、発生する渦電流を制御する渦電流制
御器27とで構成される。そして、渦電流発生器25を
構成する電磁コイルをスタックSの最上部のブランク材
Bに接近させて直流電源26から渦電流制御器27で電
流を制御して、例えば電流を断続して供給すると、ブラ
ンク材Bの表面に通電時にのみ渦電流iが発生し、永久
磁石19による磁束Φによって通電の瞬間に電磁力Fが
発生する。この場合の電磁力Fは渦電流iが円を描くよ
うに流れるため、磁束Φとの関係で上向きの力Fと下向
きの力が発生するが、上向きの力Fがブランク材Bの端
部に作用するようにし、この上向きの電磁力Fをブラン
ク材Bの分離力とする。
【0014】なお、ブランク材Bに分離力Fを発生させ
るための磁束発生機構を構成する永久磁石19及びブラ
ンク材Bに電流Iを流す電流発生器20をスタックSの
送り方向上流側の周囲1箇所に設けるようにしたが、ス
タックSの送り方向両側に設けたり、さらに送り方向と
直角方向に設けるようにして4箇所など複数箇所として
も良く、少なくとも周囲の1箇所に設けるようにすれば
良い。
【0015】このような永久磁石19及び電流発生器2
0によってブランク材Bに分離力Fを発生させるブラン
ク材Bの端部側方には、永久磁石19の間からスタック
S最上部のブランク材Bに向けて圧縮空気を吹き込むよ
うに空気ノズル28が設けてある。この空気ノズル28
から圧縮空気を吹き込むことで、電磁力Fによるブラン
ク材Bの分離力に加え、圧縮空気の圧力による力がブラ
ンク材Bを引き離す方向に作用することになり、確実に
ブランク材B同志を剥がすことができる。
【0016】このように構成された非磁性金属板の取出
装置10によるブランク材Sの取り出しについて、図2
などにより説明する。 まず、支持機構16上のスタ
ックSの最上部のブランク材Bの側方に磁束発生機構を
構成する永久磁石19を位置させ、磁束Φを形成すると
ともに、図3乃至図4に示すように、電流発生器20の
電極21,22または渦電流発生器25の電磁コイルを
所定の位置に配置する。また、空気ノズル28からは圧
縮空気を最上部のブランク材Bの端部に吹き付けるよう
にしておく。
【0017】 この後、真空吸着機構のバキュームカ
ップ11を下降して最上部のブランク材Bに吸着する。
そして、電流発生器20の制御器24または渦電流
制御器27によって直流電源23,26から供給する直
流電流を制御して最上部のブランク材Bに電流Iを流し
たり、渦電流iを発生する。すると、永久磁石19によ
る磁束Φと、電流発生器20による電流Iまたは渦電流
iによってフレミングの法則に基づく電磁力Fが発生
し、ブランク材Bを引き剥がすように作用する。この電
磁力Fによるブランク材Bの引き離しの際、制御器24
または渦電流制御器27によって供給電流を断続するこ
とを繰り返すようにすれば、電磁力Fの発生も断続さ
れ、ブランク材Bに振動を与えることができ、2枚目の
ブランク材Bを振り落とすようにして分離を促進でき
る。これと同時に、ブランク材Bの側方の空気ノズル2
8から吹き付けられる圧縮空気によってさらにブランク
材Bが強く引き剥がされるとともに、真空吸着機構のバ
キュームカップ11を外側に位置するバキュームカップ
11aから順に送り駆動機構によって引き上げるように
してブランク材Bの引き離しを促進するようにする。
【0018】 と同時または少し遅れて真空吸着機
構のバキュウームカップ11全体を上昇させて最上部の
ブランク材Bを送出すことで、ブランク材Bの取り出し
が完了する。以後これらの動作を繰り返すようにしてブ
ランク材Bを1枚ずつ取出すようにする。したがって、
このような非磁性金属板の取出装置10によれば、非磁
性体であるアルミニウムのブランク材Bで、しかも成形
油が塗布された状態であっても電気的には導体であるこ
とを利用し、電流を流すこと及び磁束を形成することに
よって電磁力を発生させることができ、この電磁力Fで
ブランク材Bを引き離すようにすることができる。さら
に、“この電磁力F”、“空気ノズル28からの圧縮空
気の吹き付け”、“外側のバキュームカップ11a,1
1aによるめくり上げ”の組み合わせによって確実に1
枚ずつブランク材Bをデスタックすることができ、アル
ミニウムのブランク材Bの高速プレス成形が可能とな
る。
【0019】また、電磁力Fを発生するための電流発生
器20を渦電流発生器で構成するようにすれば、ブラン
ク材Bと非接触状態で渦電流iを発生させることがで
き、分離操作が容易となる。さらに、電磁力Fを断続し
て発生させるように制御することで、ブランク材Bに振
動を与えることができ、2枚目のブランク材Bを振り落
とすようにして、さらに確実にデスタックすることがで
きる。なお、この発明は上記実施例に限定するものでな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲で各構成要素を変
更しても良いことは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上、実施例とともに具体的に説明した
ようにこの発明の非磁性板の取出装置によれば、非磁性
板であっても電気的には導体であることから非磁性板に
電流発生器で電流を流し、この電流と外部からの磁束発
生機構による磁束によってフレミングの法則に基づく上
昇方向の電磁力を非磁性板に発生させることができ、こ
の力に空気ノズルからの圧縮空気による力を加えて非磁
性板を引き離すとともに、この空気ノズル側端部より積
み重ねられた非磁性板を真空吸着機構で順次引き離す
うにしたので、確実に1枚ずつ取出して送出すことがで
きる。また、電流発生器を電極と直流電源とその制御器
とで構成するようにしたので、電極を接触させて電流を
流し、この電流を制御器で短時間に断続するなどすれ
ば、ブランク材に振動を与え、2枚目を振り落とすよう
にして一層確実に1枚ずつ非磁性板を取り出すことがで
きる。さらに、電流発生器を渦電流発生器と直流電源と
することで、非磁性板と非接触状態で渦電流を流すこと
ができ、ブランク材の分離のための操作が容易となると
ともに、この渦電流を渦電流制御器で断続するなどの制
御によって、ブランク材に振動を与え、2枚目を振り落
とすようにして一層確実に1枚ずつ非磁性板を取り出す
ことができる。したがって、このような非磁性板の取出
装置によれば、高速での非磁性板のプレス成形が可能と
なり、ダブルブランクの問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の非磁性ブランク材のデスタック装置
の一実施例にかかる全体構成図である。
【図2】この発明の非磁性ブランク材のデスタック装置
の一実施例にかかる動作説明図である。
【図3】この発明の非磁性ブランク材の分離力の発生原
理の説明図である。
【図4】この発明の非磁性ブランク材の分離力の発生原
理の説明図である。
【図5】従来のデスタック装置の説明図である。
【図6】従来のデスタック装置の説明図である。
【符号の説明】
10 非磁性ブランク材のデスタック装置 11 バキュームカップ 12 フレーム 13 昇降シリンダ 14 昇降フレーム 15 調整シリンダ 16 支持機構 17 搬送機構 18 昇降機構 19 永久磁石(磁束発生機構) 20 電流発生器 21 電極 22 電極 23 直流電源 24 制御器 25 渦電流発生器 26 直流電源 27 渦電流制御器 28 空気ノズル B ブランク材 S スタック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積重ねられた非磁性金属板を真空吸着機
    構で吸着して取出す非磁性金属板の取出装置において、
    積重ねられた非磁性金属板の側方に磁束を形成する磁束
    発生機構を設けるとともに、積重ねられた非磁性金属板
    の最上部に前記磁束発生機構の磁束と電流とによって最
    上部の非磁性金属板に上昇力を発生される電流発生器を
    設け、これら積重ねられた非磁性金属板を剥がすように
    圧縮空気を吹込む空気ノズルを設ける一方、前記真空吸
    着機構に、この空気ノズル側端部より積み重ねられた非
    磁性金属板を順次引き離し可能にする機構を設けたこと
    を特徴とする非磁性金属板の取出装置。
  2. 【請求項2】 前記電流発生器の最上部の非磁性金属板
    に当接させる電極と、直流電源と、この直流電源の供給
    を制御する制御器とで構成したことを特徴とする請求項
    1記載の非磁性金属板の取出装置。
  3. 【請求項3】 前記電流発生器の最上部の非磁性金属板
    と非接触状態に保持されて渦電流を発生する渦電流発生
    器と、直流電源と、この直流電源により渦電流を制御す
    る渦電流制御器とで構成したことを特徴とする請求項1
    記載の非磁性金属板の取出装置。
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