JP3044727B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3044727B2
JP3044727B2 JP1337255A JP33725589A JP3044727B2 JP 3044727 B2 JP3044727 B2 JP 3044727B2 JP 1337255 A JP1337255 A JP 1337255A JP 33725589 A JP33725589 A JP 33725589A JP 3044727 B2 JP3044727 B2 JP 3044727B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
level
image
potential
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1337255A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03196054A (ja
Inventor
忠文 志水
良昭 高野
弘幸 出山
学 上玉利
門太郎 西森
善彦 八田
正澄 伊藤
次人 吉山
兆史 芝田
良彰 秦
Original Assignee
ミノルタ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタ株式会社 filed Critical ミノルタ株式会社
Priority to JP1337255A priority Critical patent/JP3044727B2/ja
Priority to US07/632,076 priority patent/US5347346A/en
Priority to US07/633,988 priority patent/US5131639A/en
Publication of JPH03196054A publication Critical patent/JPH03196054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3044727B2 publication Critical patent/JP3044727B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H37/00Machines, appliances or methods for setting fastener-elements on garments
    • A41H37/02Setting hooks or eyes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00025Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
    • G03G2215/00109Remote control of apparatus, e.g. by a host
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S269/00Work holders
    • Y10S269/909Work holder for specific work
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/748With work immobilizer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通信回線を介して外部の集中管理装置など
と接続可能に構成された画像形成装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、電子写真プロセスを用いてハードコピー画像
を形成する複写機、ファクシミリ、光学式プリンタなど
の画像形成装置には、作像が不可能となるような各種ト
ラブルが発生した場合に、その旨を使用者(オペレー
タ)に知らせるための表示手段が設けられており、用紙
やトナーなどの消耗品の不足、又は用紙詰まり(ジャ
ム)などの軽微なトラブルについては、オペレータ自身
が、消耗品の補給や詰まった用紙を取り除くなどして作
像を再開できるように構成されている。
また、オペレータによって対処不可能なトラブルにつ
いては、サービスマンへの連絡を要請するいわゆるサー
ビスマンコールの表示が行われるようになっている。
従来より、このような画像形成装置の中には、通信回
線を介して外部の管理装置(ホスト)と接続可能に構成
されたものがある。
例えば、特開昭59−142559号公報に示された複写機
は、ホストからの制御信号に従って、複写(コピー)の
回数などの使用状況を示すデータを出力するように構成
されている。
この複写機によれば、互いに離れた場所のそれぞれに
当該複写機を設置した場合であっても、これら複写の複
写機を、1ヵ所に設けたホストによって集中的に管理す
ることができ、各複写機の使用状況の集計などを容易に
行うことができる。
なお、上述の公報に示された複写機には、ホスト側か
らの呼び出しがあったときに通話可能となるインタフォ
ン装置が設けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、近年において、各ユーザーの元に設置され
た複数の画像形成装置のそれぞれと、サービスマンが待
機するメンテナンス拠点(サービスステーション)の管
理装置(ホスト)とを通信回線を介して接続することに
より、各画像形成装置に対するメンテナンス(保守作
業)の迅速化及びメンテナンスコストの低減などを目的
とした集中管理システムの構築が進められている。
なお、メンテナンスとしては、故障時の復旧作業の他
に、動作状態(コンディション)の確認及びコンディシ
ョンに応じて各部を調整する作業などがある。
しかしながら、従来の画像形成装置では、通信回線と
の接続が可能ではあるが、この通信回線を用いてオペレ
ータ側からサービスステーションを呼び出すことができ
ない。このためオペレータは、サービスマンの訪問(サ
ービス訪問)を要請する場合において、その都度、電話
などの他の通信手段によってサービスマンに連絡しなけ
ればならず、連絡に手数がかかるという問題があった。
通常、サービス訪問の要請は、上述の作像不能の場合
に加えて、作像可能であるものの、オペレータが主観に
よって画質が劣化していると判断した場合、つまり、い
わゆるユーザークレームが発生した場合にも行われる。
一方、サービスマンは、サービス訪問を要請する連絡
を受けた際に、オペレータを通じて伝えられる情報に基
づいて、トラブルの内容、又はコンディションを知ろう
とするが、状況の概略は把握できるものの、トラブルの
発生原因や画質品質の程度、コンディションの詳細など
を的確に理解することができない。
このため、サービスステーションにおいては、緊急度
に応じて定まるサービス訪問の時期、及びサービス訪問
時に準備すべき補修部品の選定が困難であり、また、訪
問したユーザー先においては、コンディションを確認す
る作業から始めなくてはならないので、メンテナンスの
効率が悪いという問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑み、サービス訪問を要請す
るためのユーザー側の手数を低減するとともに、サービ
スマンによるメンテナンスの効率を高めることのできる
画像形成装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1の発明は、上述の課題を解決するため、通信
回線を介して外部装置との接続が可能に構成された画像
形成装置において、画像品質の劣化に対応して操作者が
入力を行う操作入力手段と、前記操作入力手段の操作に
対応して、当該画像形成装置の現在の動作状態の検知を
実行する制御手段と、前記動作状態及び前記操作入力手
段が操作されたことを示す信号を、前記通信回線を介し
て送信する送信手段を備えてなることを特徴として構成
される。
請求項2の発明は、通信回線を介して外部装置との接
続が可能に構成された画像形成装置において、画像品質
の劣化に対応して操作者が入力を行う操作入力手段と、
前記操作入力手段の操作に対応して、当該画像形成装置
の画像品質を改善するための画像調整を実行し且つ動作
状態の検知を実行する制御手段と、前記動作状態及び前
記操作入力手段が操作されたことを示す信号を、前記通
信回線を介して送信する送信手段を備えてなることを特
徴として構成される。
〔作用〕
操作入力手段は、オペレータが画質が劣化していると
判断したときに押下される。
制御手段は、前記操作入力手段の操作に対応して、当
該画像形成装置の動作状態の検知を実行する。
送信手段は、通信回線を介して、動作状態及び操作入
力手段が操作されたことを示す信号を送信する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第2図は複写機Aの要部を示す正面断面図である。
同図において、感光体ドラム5は矢印Maの方向に一定
の周速度vで回転可能に配置され、その周囲には、電子
写真プロセスのための、帯電チャージャ6、像間イレー
サ10、現像装置7、転写チャージャ28、分離チャージャ
29、クリーニング装置9、及びメインイレーサ8が配設
されている。また、露光装置X2と像間イレーサ10との間
には、感光体ドラム5の表面電位を測定するための表面
電位計90が設けられ、分離チャージャ29とクリーニング
装置9との間には、基準トナー像の濃度を測定するため
に発光素子19a及び受光素子19bからなる反射型のフォト
センサー19が設けられている。
感光体ドラム5の表面は、帯電チャージャ6を通過す
ることにより一様に帯電され、露光位置X2にて光学系20
により露光される。露光により感光体ドラム5の表面電
荷は部分的に除電され、感光体ドラム5の表面に原稿D
に対応する潜像が形成される。潜像以外の部分の表面電
荷は、像間イレーサ10によって消去される。
光学系20は、原稿台ガラス1上に載置された原稿Dを
照射する露光ランプ21、原稿Dからの反射光Bを露光位
置X2へ導くためのミラー22a〜d、及び投影レンズ23か
ら構成されている。原稿Dに対する露光走査時には、露
光ランプ21及びミラー22aは矢印Mbの方向に速度v/m(m
は複写倍率)で移動し、ミラー22b,22cは速度v/2mで移
動可能とされている。
感光体ドラム5の表面に形成された潜像は、現像装置
7により現像されてトナー像として顕像化される。
現像装置7は、磁性キャリアと絶縁性のトナーとの混
合物からなる現像剤を用い、周知の磁気ブラシ方式によ
って現像位置X3を通過する潜像(電荷存在部分すなわち
非露光部分)にトナーを付着させる、いわゆる正転現像
を行なう。現像槽70の内部には、磁気ローラ72を内蔵し
た現像スリーブ71、穂高規制板73、バケットローラ74、
スクリューローラ75が設けられ、スクリューローラ75の
下方にはトナー濃度センサー80が配置されている。
バケットローラ74が矢印Mcの方向に回転すると、現像
剤は現像スリーブ71の外周面に磁気ローラ72の磁力で吸
着され、現像スリーブ71の矢印Mbの方向への回転に基づ
いて現像位置X3へ搬送される。トナー濃度センサー80は
現像剤の透磁率から現像剤の全体に対するトナーの重量
比T/C[wt%]を測定するためのものである。
現像槽70の上部にはトナータンク76が設けられ、その
底部にはトナー補給ローラ77が設けられている。トナー
補給ローラ77が補給モータ78によって回転駆動される
と、トナータンク76からスクリューローラ75へトナーが
補給される。補給されたトナーは、スクリューローラ75
の回転により既に現像槽70の内部に存在する現像剤と攪
拌混合されてバケットローラ74に送られる。ここでの攪
拌混合により摩擦帯電が生じ、磁性キャリア及びトナー
は互いに異極性の電荷を帯びる。負極性のトナーは、現
像位置X3において、感光体ドラム5の表面電荷との静電
吸着によって感光体ドラム5の表面に付着する。このと
き感光体ドラム5の表面の残留電荷(露光部分に残った
電荷)によるトナーの付着を防止するため、現像スリー
ブ71には所定電圧の現像バイアスVBが加えられる。
一方、タイミングローラ30により感光体ドラム5の回
転とタイミングをとりつつ用紙Pが搬送され、転写位置
X4にて転写チャージャ28により用紙Pにトナー像が転写
される。トナー像が転写された用紙Pは、分離チャージ
ャ29により感光体ドラム5から分離され、図外の定着装
置へ送られる。
その後、感光体ドラム5の表面は、クリーニング装置
9によって残余のトナーが取り除かれ、メインイレーサ
8により残留電荷が除去されて次回の露光に備えられ
る。
第3図は光学系20の一部を拡大して示す図である。
露光ランプ21及びミラー22aを支持するスライダユニ
ット24は、複写動作時において、上述のように原稿Dを
露光走査するために原稿台ガラス1の下方で往復移動可
能に設けられ、また、後述する画像調整時において、調
整位置Y1又はY2に置かれる。
複写機Aの本体上部カバー26の下面には、調整位置Y
1,Y2に対応するように調整用シール25a,25bが貼り付け
られている。調整用シール25aは通常の原稿紙の地肌
(白地)に相当する反射率を有しており、調整用シール
25bは灰色の地肌(ハーフトーン画像)に相当する反射
率を有している。
第4図は帯電チャージャ6及び出力回路202の構成を
示す図である。
帯電チャージャ6は、チャージワイヤ61、安定板64、
メッシュ状のグリッド63から構成されたスコロトロン方
式のチャージャである。
チャージワイヤ61には、後述する第1CPU201によりオ
ンオフ制御される高圧トランス62から一定の高電圧が供
給される。グリッド63は、出力回路202内の直列接続の
バリスタ65a〜iを介して接地されており、バリスタ65a
〜hのそれぞれの両端子間は短絡スイッチSW1〜8によ
って短絡可能とされている。第1CPU201からの制御信号
によって各短絡スイッチSW1〜8をオンオフすることに
より、グリッド63の電位が制御される。これにより、チ
ャージワイヤ61から感光体ドラム5の表面に向かう電荷
量が制御され、感光体ドラム5の表面電位が設定され
る。
第5図は帯電チャージャ6の設定レベルを示す図であ
る。本実施例では、バリスタ65a〜hの定格電圧は15ボ
ルト、バリスタ65iの定格電圧は790ボルトに設定され、
感光体ドラム5の表面電位は、標準となるレベル5を中
心に15ボルトピッチでレベル1〜9の9段階の設定が可
能である。例えばレベル5では、感光体ドラム5の表面
電位が650ボルトとなるように短絡スイッチSW1〜4をオ
ンとする制御が行なわれる。なお、バリスタ65a〜hの
定格電圧を互いに異ならせ、レベル数を増大させること
も可能である。
なお、以下の説明では、帯電チャージャ6の設定レベ
ルのことを「HVレベル」という。
第1図は複写機Aの制御回路200のブロック図であ
る。
制御回路200は、複写機Aの全体的な制御を行なう第1
CPU201、時計機能をもつ第2CPU221、RAM209,210、ROM21
1などを有している。一方のRAM209は図外のメイン電源
によりバックアップされ、メイン電源をオフすると初期
化される。また、他方のRAM210は、バッテリーによりバ
ックアップされ、RAM210に書き込まれたデータはメイン
電源のオンオフに係わらず保持される。212〜214はRAM2
09,210、ROM211のそれぞれと第1CPU201とを接続するデ
ータバスである。
第1CPU201には、上述の表面電位計90の出力電圧VD、
トナー濃度センサー80の出力電圧VT、及びフォトセンサ
ー19の出力電圧VPが、それぞれA/D変換器205〜207によ
ってデジタル信号に変換されて入力され、また、露光ラ
ンプ21を点灯させるための露光ランプ電源50、及び現像
バイアスVBを印加するための高圧電源40には、第1CPU20
1からD/A変換器203,204を介して制御信号が加えられ
る。208は補給モータ78を駆動するための電源、216は後
述する操作パネル100と第1CPU201との間でデータの送受
を行なうためのインターフェイスである。
また、223は後述する外部の管理装置227との通信のた
めのオンラインコントローラである。
第9図は感光体ドラム5の表面電位VHと表面電位計90
の出力電圧VDの関係を示すグラフである。
同図に示されているように、表面電位VHが70ボルトで
あれば、出力電圧VDは0.35ボルト、同様に表面電位VHが
350ボルトのとき出力電圧VDは1.75ボルト、表面電位VH
が650ボルトのとき出力電圧VDは3.25ボルトとなる。表
面電位VHにおける70,350,650ボルトは、複写機Aでの明
電位VR、グレイ電位Vi、及び暗電位VOのそれぞれに対す
る標準値とされている。
明電位VRとは、露光により除電された部分(原稿Dの
白地部に対応する部分)に相当する電位であり、最良の
状態であっても残留電荷により0ボルトにはならない。
明電位VRは、110ボルト以下であれば、適正であり、110
ボルトを越えて150ボルトまでは不適正であるが異常で
はなく、150ボルトを越えた場合は異常である。なお、
本実施例においては、調整用シール25aに対応する露光
部分の電位を明電位VRとしている。
グレイ電位Viとは、調整用シール25bに対応する露光
部分の電位であり、暗電位VOとは、感光体ドラム5の表
面における非露光部(黒の部分)に対応する部分の電位
である。
これらグレイ電位Vi、暗電位VO、及び現像バイアスVB
は、明電位VRを基準にして定められる。すなわち、上述
の感光体ドラム5及び現像装置7などの形状、材質など
から規定される標準の電子写真プロセス条件に対応する
最適値は、式(1)〜(3)で示される。
VB=VR+150 …(1) Vi=VB+130 …(2) VO=VB+430 …(3) 第10図は現像バイアスVBの設定レベルを示す図であ
る。
式(1)のように、現像バイアスVBと明電位VRとの差
としては150ボルトが最適である。150ボルトより小さく
なると、露光部分(残留電荷のある部分)へのトナー付
着、いわゆる地肌汚れが生じ、逆に150ボルトより大き
くなると、磁性キャリアの付着が生じる。
そこで、本実施例では、明電位VRの変動に対応できる
ように、標準となる現像バイアスVB(220=70+150ボル
ト)を目標値とするレベル5を中心に10ボルトピッチで
9段階の現像バイアスVBの設定が可能である。なお、以
下の説明では、現像バイアスVBの設定レベルのことを
「VBレベル」という。
第6図はトナー重量比T/Cとトナー濃度センサー80の
出力電圧VTの関係を示すグラフである。
標準の電子写真プロセス条件(標準値)として規定さ
れているトナー重量比T/Cの値は5[wt%]であり、こ
のときトナー濃度センサー80の出力電圧VTは2.85ボルト
である。この標準値をトナー重量比T/Cの設定値として
複写動作を行う場合には、第1CPU201は、基準電位とな
る2.85ボルトと出力電圧VTの値との比較を行なう。出力
電圧VTの値が「2.85」よりも大きいとき、つまり、トナ
ー重量比T/Cが標準値を下回るときには、第1CPU201は補
給モータ78の電源208をオンしてトナー補給を行ない、
トナー重量比T/Cを標準値に近づける。
このようにトナー重量比T/Cを設定値に保持する制御
は、複写動作時において随時行われるが、トナー重量比
T/Cの設定値は、後述する画像調整処理における自己診
断に基づいて変更される。
第7図はトナー重量比T/Cの設定レベルと暗電位VO及
びグレイ電位Viの関係を示す図である。本実施例では、
トナー重量比T/Cの設定値はレベル1〜4の4段階の設
定が可能である。なお、以下の説明では、トナー重量比
T/Cの設定レベルのことを「T/Cレベル」という。
一般にトナー重量比T/Cの値が大きくなるにしたがっ
て、現像効率が高まるので、感光体ドラム5と現像スリ
ーブ71との間の電位差を小さくした場合であっても、ト
ナー重量比T/Cを大きくすることによって適正濃度のハ
ードコピー画像を得ることが可能である。そこで、後述
する画像調整処理では、標準のトナー重量比T/C、つま
り、T/Cレベル「1」において帯電チャージャ6の出力
調整が限界になった場合には、T/Cレベルが変更され
る。ただし、トナー重量比T/Cが8[wt%]を越える
と、バケットローラなどに過剰の駆動トルクが加わり、
また現像槽70からトナーが溢れ出るなどの弊害が生じる
ため、トナー重量比T/Cの上限値は8[wt%]に規定さ
れている。
第11図は露光量の設定レベルを示す図である。
露光量は露光ランプ電源50から露光ランプ21へ供給さ
れる点灯電力を制御することによって設定される。複写
機Aでは、2.00[Lux・sec]を目標値とするレベル5を
中心に1.6〜2.4[Lux・sec]の範囲で9段階の設定が可
能である。なお、以下では、露光量の設定レベルのこと
を「EXPレベル」という。
第8図はフォトセンサ19の出力電圧VPと推定濃度IDの
関係を示すグラフである。
このグラフは、感光体ドラム5上のトナー像の濃度
と、そのトナー像を用紙Pに転写定着したハードコピー
画像について実測した濃度との関係に対応する。例え
ば、出力電圧VPの値が「2.5」であれば、形成されるハ
ードコピー画像の濃度は1.0[マクベス]であると推定
できる。グラフデータGDは予めROM211に格納されてい
る。
第1CPU201は、ROM211のデータを参照し、フォトセン
サ19の出力電圧VPに基づいて複写動作において形成され
るハードコピー画像の推定濃度IDを産出する。つまり、
電子写真プロセスに伴う物性値の1つであるトナー像の
濃度(トナー像の反射率)に基づいて、オペレータが目
視することになるハードコピー画像の濃度が推定され
る。
第12図は複写機Aの操作パネル100の一例を示す平面
図である。
操作パネル100は、複写枚数や濃度などの複写条件を
設定するための操作部219a、各部の状態の表示に関係す
る表示操作部219bに区分される。
操作部219aには、複写動作をスタートさせるためのプ
リントキー101、複写枚数などを表示する7セグメントL
ED102、それぞれ1,2,…,9,0の数値に対応するテンキー1
04〜113、複写条件の設定を解除するためのクリア・ス
トップキー103、複写画像濃度を段階的に変更し設定す
るためのアップ及びダウンキー114,115、複写画像濃度
を表示する濃度表示部116、及びクレームキー131などが
配置されている。クレームキー131は、画像の品質の劣
化時に備えて設けられたキーであり、オペレータが画質
に不満をもったときなどに使用される。
また、表示操作部219bには、液晶ディスプレイからな
るメッセージ表示部117、サービスマン用キー118〜124
が配置されている。
サービスマン用キー118〜124は、RAM210に格納された
情報の表示操作やデータ処理操作などのサービスマンに
よるメンテナンスにおいて主に使用される。
なお、クレームキー131、及びサービスマン用キー118
〜124は、通常での操作が行なえないようにカバーによ
り被うか、又は本体内に設けるようにしてもよい。
第13図は管理ネットワークシステム500の概略の構成
を示すブロック図である。
管理ネットワークシステム500は、ユーザーの元に設
置された5台の同型の複写機A,A…と、サービスステー
ションSSの管理装置227とを電話回線230を用いてオンラ
イン化したもので、5台の内の3台は、自動交換機225a
及び内部回線229a〜cにより内線網が構成された建物B1
内に設置されており、他の2台はそれぞれ建物B2,B3内
に設置され、自動交換機225b,225cを介して電話回線230
に接続されている。
管理装置227は、メンテナンスのためのソフトウェア
に従って各種の処理を実行するホストコンピュータ30
1、表示用のディスプレイ302、操作入力手段としてのキ
ーボード303、及び印刷用のプリンタ304から構成されて
いる。
以上のように構成された管理ネットワークシステム50
0では、サービスステーションSSに対するユーザー先か
らのサービス訪問の要請の連絡が可能である。
すなわち、各複写機A,Aのいずれかにおいて、クレー
ムキー131が押下されると、該当する複写機Aでは、操
作パネル100からインタフェース216を通じてクレーム信
号SUが第1CPU201に加えられる。これにより、後述する
画像調整処理及びデータ送信処理が実行され、コンディ
ション及びクレームキー131の押下を示すメンテナンス
データMDが、オンラインコントローラ223から電話回線2
30を介して管理装置227へ送信される。
管理装置227は、メンテナンスデータMDを受信する
と、これをディスプレイ表示又はプリントアウトする。
これにより、サービスマンは、サービス訪問の要請を
知ることができ、同時に、サービスステーションSSに居
ながら、サービス訪問の要請のあった複写機Aのコンデ
ィションを確認することができる。
次に、第14図〜第17図のフローチャートに従って複写
機Aの動作を説明する。
第14図は第1CPU201の動作を概略的に示すメインフロ
ーチャートである。
電源が投入されてプログラムがスタートすると、ま
ず、ステップ#1で各部の初期設定を行ない、ステップ
#2で、第1CPU201の1ルーチンの長さを規定するため
の内部タイマーのセットを行う。
ステップ#3では、操作パネル100の操作キー、各部
のセンサーやスイッチ類からの信号を受け付ける入力処
理を行う。
次に、ステップ#4でステートのチェックを行ない、
ステートに応じて以下の処理を実行する。
ステート「A」においては、ステップ#5で、クレー
ム信号SUの入力の有無をチェックする。
クレーム信号SUの入力があった場合には、ステップ#
6へ進み、ステートを「B」とする。
ステート「B」においては、ステップ#7で、画像調
整処理を実行してもよいか否かをチェックする。つま
り、複写動作の途中、故障時、ジャム発生時、トナーの
補給などのために本体カバーが開けられている時などの
ように画像調整処理の実行が禁止されている場合である
か否かを判断する。
ステップ#7でイエスの場合には、ステップ#8でス
テートを「C」とする。
ステート「C」においては、画像調整処理(ステップ
#9)、警告表示・複写禁止処理(ステップ#10)、デ
ータ送信処理(ステップ#11)を順次実行し、ステップ
#12においてステップ#9〜ステップ#11の処理の終了
を確認した後、ステップ#13でステートを「A」に戻
す。
その後、複写動作(ステップ#14)、他のCPUとの通
信処理(ステップ#15)を実行し、ステップ#16で内部
タイマーの待ち合わせを行ない、ステップ#2へ戻る。
電源が投入されている間は、ステップ#2〜ステップ#
16の処理が繰り返される。
第15図は上述のステップ#9の画像調整処理のフロー
チャートである。
このルーチンは、複写機Aの動作状態が、標準の設定
のもとに作像可能な適正状態、作像可能であるが画質が
低下する恐れのある不適正状態、及び作像不能である異
常状態のいずれの状態であるかを判断する自己診断に基
づいて、感光体ドラム5の周囲の各装置に対する設定を
行う画像調整のための設定処理(ステート「1」〜ステ
ート「15」)と、自己診断によって得られた各部の状態
を示す状態データを記憶する状態記憶処理(ステート
「16」〜ステート「22」)とから構成されている。
このルーチンでは、最初にステップ#101でステート
のチェックを行ない、ステートに応じて以下のような処
理を実行する。
ステート「1」においては、ステップ#111で、現時
点のT/CレベルをRAM209から読み出す。T/Cレベルが
「1」であるか否か、すなわち、標準のT/Cレベルに設
定されているか否かをチェックし(ステップ#112)、
イエスであればステップ#113でステートを「2」とす
る。ステップ#112でノーであれば、ステップ#114で、
T/Cレベルを「1」に設定する。
ステート「2」においては、ステップ#121で露光ラ
ンプ21を消灯した状態で、帯電チャージャ6をオンして
感光体ドラム5を回転させ、HVレベルを順次変更して各
HVレベル「1」〜「9」における暗電位VOの測定を行
う。
ステップ#122においてステップ#121で測定された各
HVレベルの測定値VDを順次記憶し、ステップ#123で、
全てのHVレベル「1」〜「9」に対する測定が終了した
か否かをチェックする。
ステップ#123でイエスであれば、ステップ#124で、
ステップ#121での測定値、つまり表面電位計90の出力
電圧VDの値が、暗電位VOの標準値(650ボルト)に対応
する3.25ボルトに最も近いHVレベル「x1」(HVレベル
「1」〜「9」の中のいずれか)を選択する。そしてス
テートを「3」とする(ステップ#125)。
ステート「3」においては、ステップ#131で、前の
ステート「2」で選択したHVレベル「x1」での出力電圧
VDの値「VDx1」が2.0ボルト以上であるか否かをチェッ
クする。すなわち、暗電位VOが複写動作を可能とする下
限値(400ボルト)以上であるか否かをチェックする。
ステップ#131でイエスであれば、ステップ#132で、仮
のHVレベルとしてHVレベル「x1」を設定する。
ステップ#131でノーの場合は、帯電チャージャ6の
チャージワイヤ61の断線などの重大な不具合(トラブ
ル)が発生しており、複写動作の実行は不可能である。
すなわち、複写機Aの動作状態は異常状態である。この
場合には、ステートを「21」とする(ステップ#13
4)。
ステート「4」においては、光学系20のスライダユニ
ット24を上述の調整位置Y1に移動させ(ステップ#14
1)、スライダユニット24のセット完了を確認し(ステ
ップ#142)、ステートを「5」とする(ステップ#14
2)。
ステート「5」においては、まず、ステップ#151
で、露光ランプ21を点灯させた状態で、EXPレベルを順
次変更して調整用シール25aを照射し、各EXPレベル
「1」〜「9」における明電位VRの測定を行う。
ステップ#152で、各EXPレベルに対する測定の終了確
認を行い、ステップ#153においてステップ#151での測
定値である表面電位計90の出力電圧VDの値が、明電位VR
の標準値(70ボルト)に対応する0.35ボルトに最も近い
EXPレベル「x2」を選択する。そしてステートを「6」
とする(ステップ#154)。
ステート「6」においては、ステップ#161でEXPレベ
ル「x2」での出力電圧VDの値「VDx2」が0.75ボルト以下
であるか否かをチェックする。すなわち、明電位VOが複
写動作を可能とする上限値(150ボルト)以下であるか
否かをチェックする。
ステップ#161でノーの場合には、露光ランプ21の故
障などのトラブルが発生しており、複写動作は不可能で
ある。すなわち、複写機Aの動作状態は異常状態であ
る。この場合には、ステップ#166へ移ってステートを
「22」とする。
ステップ#161でイエスであれば、ステップ#162で、
仮のEXPレベルとしてEXPレベル「x2」を設定する。
続くステップ#163で、実測値「VDx2」が0.55ボルト
以下であるか否かを判断する。
ステップ#163でイエスであれば、上述の式(1)を
満たす現像バイアスVBの設定が可能であり、適正な画質
の複写画像を形成することができる。複写機Aの動作状
態は適正状態である。この場合にはステップ#164でス
テートを「7」とする。
ステップ#163でノーの場合には、複写動作の実行は
可能であるが、調整限界であるVBレベル「9」を選択し
たとしても式(1)を満たす現像バイアスVBを設定する
ことは不可能であり、複写画像の画質が低下する恐れが
ある。したがって、複写機Aの動作状態は不適正状態と
なる。この場合にはステートを「18」とする(ステップ
#165)。
ステート「7」においては、電子写真プロセス条件の
1つである現像バイアスVBが定められる。
すなわち、上述の実測値「VDx2」に対応する明電位VR
の値「VRx2」を算出し、現像バイアスVBの目標値が「VD
x2+150」ボルトに最も近くなるVBレベル「x3」を選択
し、(ステップ#171)、VBレベルとしてVBレベル「x
3」を設定する(ステップ#172)。例えば、実測値「VD
x2」が0.35ボルトであったとすると、これに対応する明
電位VRの値「VDx2」は最適値70ボルトであり(第9図参
照)、220(70+150)ボルトを目標値とするVBレベル
「5」(第10図参照)の設定が行われる。そしてステッ
プ#173ではステートを「8」とする。
ステート「8」においては、まず、ステップ#181
で、VBレベル「x3」での現像バイアスVBの値「VBx3」を
式(3)に代入して暗電位VOの目標値「VOx4」に対応す
る出力電圧VDの計算値「VDx4」を算出する。
次に、ステップ#182で、値「VBx3」を式(2)に代
入してグレイ電位Viの目標値「Vix6」に対応する出力電
圧VDの計算値「VDx6」を算出する。そして、ステップ#
183でステートを「9」とする。
ステート「9」においては、上述のステート「2」の
ステップ#122で記憶されている測定値VDを読み出し
(ステップ#191)、測定値VDが計算値「VDx4」に最も
近いHVレベル「x5」を選択し(ステップ#192)、ステ
ートを「10」とする(ステップ#193)。
ステート「10」においては、まず、ステップ#201
で、実際の暗電位VOが計算により求めた目標値に応じて
定まる適正範囲内の値であるか否かを確認する。すなわ
ち、HVレベル「x5」に対応する出力電圧VDの実測値「VD
x5」と計算値「VDx4」との関係が、次の式(4)を満た
すか否かをチェックする。
VDx5≧VDx4−0.25[V] …(4) なお、出力電位VDにおける0.25ボルトの差は表面電位
VHに換算すると50ボルトの差となる。
ステップ#201でイエスであれば、暗電位VOは適正で
あるので、HVレベルとしてHVレベル「x5」を設定し(ス
テップ#202)、ステートを「11」とする(ステップ#2
03)。
ステップ#201でノーの場合には、ステップ#204でス
テートを「14」とする。この場合は、暗電位VOが適正値
よりも低く、動作状態は不適正状態である。この不適正
状態において複写動作が実行されると、トナーの付着量
が少なく淡い画像が形成される。
ステート「11」においては、スライダユニット24を調
整位置Y2に移動させ(ステップ#211)、スライダユニ
ット24のセット完了を確認し(ステップ#212)、ステ
ートを「12」とする(ステップ#213)。
ステート「12」においては、まず、ステップ#221
で、露光ランプ21を点灯させた状態でEXPレベルを順次
変更して調整用シール25bを照射し、各EXPレベル「1」
〜「9」におけるグレイ電位Viの測定を行ない、ステッ
プ#222で、全てのEXPレベルに対する測定の終了確認を
行う。
次に、前のステップ#221での測定値である出力電圧V
Dの値が、上述の計算値「VDx6」に最も近い値となったE
XPレベル「x7」を選択し(ステップ#223)、EXPレベル
としてEXPレベル「x7」を設定する(ステップ#224)。
そして、ステップ#225でステートを「13」とする。
ステート「13」においては、ステップ#231で、実際
のグレイ電位Viが計算により求めた目標値「Vix6」に応
じて定まる適正範囲内の値(Vix6±10ボルト)か否かを
確認する。すなわち、EXPレベル「x7」に対応する出力
電圧VDの実測値「VDx7」と計算値「VDx6」との関係が、
次の式(5)を満たすか否かをチェックする。
VDx6−0.05≦VDx7≦VDx6+0.05[V] …(5) ステップ#231でイエスであれば、グレイ電位VOは適
正であり、ステップ#232へ進んでステートを「16」と
する。
ステップ#231でノーの場合には、グレイ電位VOは不
適正であり、ステップ#233でステートを「17」とす
る。
ステート「14」は、上述のステート「10」において暗
電位VOが不適正であると判断された場合に実行される。
ステップ#241で、チャージワイヤ61の清掃状態を示す
チャージャフラグFCHが「0」であるか否かをチェック
する。
ステップ#241でイエスの場合は、チャージワイヤ61
の清掃が行われておらず、暗電位VOが不適正である原因
はチャージヤイヤ61の汚れと考えられる。そこで、ステ
ップ#242で、チャージワイヤ61の清掃を実行する。そ
の後、ステップ#243で、チャージャフラグFCHを「1」
にセットし、ステップ#244でステートを「2」とす
る。したがって、ステップ#241でイエスの場合には、
チャージヤイヤ61の汚れを落とした状態で、再度、ステ
ート「2」以降の各処理が実行される。
ステップ#241でノーの場合は、既にチャージワイヤ6
1の清掃が行われているにも係わらず適正な暗電位VOが
得られない場合である。この場合には、ステップ#245
で、ステートを「15」とする。
ステート「15」においては、まず、ステップ#251
で、T/Cレベルの変更回数nが「3」であるか否かをチ
ェックする。
ステップ#251でノーの場合には、ステップ#252へ進
み、T/Cレベルを1レベルだけアップさせる。すなわ
ち、トナー重量比T/Cが大きくなるようにT/Cレベルの設
定変更を行う。例えば、現状の設定がT/Cレベル「1」
であればT/Cレベル「2」に変更する。次にステップ#2
53で、変更回数nを現状の値に1を加えた値とし、ステ
ップ#254で、ステートを「8」とする。
したがって、ステップ#251でノーの場合には、第7
図に示したように、新たなT/Cレベルに対応した暗電位V
O及びグレイ電位Viの各目標値が算出され、その目標値
に基づいて適正な画像が得られるようにHVレベル及びEX
Pレベルの設定が行われることになる。
ステップ#251でイエスの場合は、T/CレベルとしてT/
Cレベル「4」が設定されている場合であり、既にT/Cレ
ベルは調整限界に達しているので、T/Cレベルの変更は
行われず、ステップ#255でステートを「19」とする。
ステート「16」においては、ステップ#261で、変更
回数nが「0」であるか否かをチェックする。ステップ
#261でイエスの場合には、T/Cレベルとして標準のT/C
レベル「1」が設定されているので、ステップ#262
で、T/Cレベルが適正であることを示す状態データCOK
記憶する。本ルーチンにおける記憶はRAM209にデータを
格納することにより行われる。
ステップ#261でノーの場合には、ステップ#264で、
T/Cレベルが不適正であることを示す状態データCT/C
記憶する。ステップ#262又はステップ#264の実行の
後、ステップ#263でステートを「20」とする。
ステート「17」においては、ステップ#271で、変更
回数nが「0」であるか否かをチェックし、イエスの場
合は、グレイ電位Viが不適正であることを示す状態デー
タCViを記憶し(ステップ#272)、ノーの場合は、状態
データCVi及び状態データCT/Cを記憶する(ステップ#2
73)。ステップ#272又はステップ#273の実行の後、上
述のステップ#263へ進む。
ステート「18」においては、明電位VRが不適正である
ことを示す状態データCVRを記憶する(ステップ#27
5)。
ステート「19」においては、暗電位VOが不適正である
ことを示す状態データCVOを記憶する(ステップ#27
6)。
ステート「20」においては、上述のようにして設定さ
れた電子写真プロセス条件によるハードコピー画像の濃
度を推定するための処理が実行される。
すなわち、ステップ#281で、露光ランプ21を消灯し
て形成したトナー像(黒色に相当するトナー像)、調整
位置Y1で露光ランプ21を点灯して形成したトナー像(白
色に相当するトナー像)、及び調整位置Y2で露光ランプ
21を点灯して形成したトナー像(灰色に相当するトナー
像)の3種のトナー像の濃度をフォトセンサー19を用い
て測定する。
次に、ステップ#282で、フォトセンサー19の出力電
圧VPと、ROM211に格納されているグラフデータGD1とに
基づいて、ハードコピー画像の推定濃度IDを求める演算
を行ない、黒色、白色、灰色の3種のハードコピー画像
のそれぞれに対する推定濃度データID0.IDR,IDiを算
出する。
その後、ステップ#283で、感光体ドラム5周囲の各
装置に対する設定が終了したことを示すための画像調整
終了フラグFCを「1」にセットする。
ステート「21」においては、ステップ#291で、上述
のステート「3」での自己診断に基づき、帯電チャージ
ャ6が異常状態であることを示す状態データCCHを記憶
する。そして、ステップ#292で、画像調整終了フラグF
Cを「1」にセットする。
ステート「22」においては、上述のステート「6」で
の自己診断に基づき、露光ランプ21が異常状態であるこ
とを示す状態データCEXPを記憶し(ステップ#293)、
上述のステップ#292へ進む。
第16図は第14図のステップ#10の警告表示・複写禁止
処理のフローチャートである。
このルーチンにおいても、まず、ステップ#301でス
テートをチェックし、ステートに応じて以下の処理を実
行する。
ステート31においては、ステップ#311で、信号S1が
入力されたか否かをチェックする。信号S1は、操作パネ
ル100のアップキー114又はダウンキー115が押されたと
きに、インターフェイス216を介して第1CPU201に入力さ
れる。ステップ#311でノーであれば、ステップ#315
で、ステートを「32」とする。
ステップ#311でイエスの場合は、オペレータが画質
の1つの要素である濃度の設定を行った場合である。こ
の場合には、オペレータは画質に対して特に注意を払っ
ていると考えられる。このため、複写機Aの動作状態が
不適正状態のときには、複写動作の開始以前に、所望画
質の複写画像の形成が困難であることをオペレータに知
らせる必要がある。
そこで、ステップ#312〜ステップ#314で、状態デー
タCVi,CVR,CVOがそれぞれ記憶されているか否か、つ
まり、各データがRAM209内にあるか否かをチェックす
る。各ステップ#312〜ステップ#314のいずれかでイエ
スの場合は、複写機Aの動作状態は不適正状態である。
この場合にはステップ#316へ進む。
ステップ#316では、操作パネル100のメッセージ表示
部117に複写機Aの動作状態が不適正状態である旨の警
告表示を行なう。
第18図(a)〜(c)はメッセージ表示部117の表示
画面の一例を示す図である。
第18図(a)は、ステップ#312でイエスと判断され
たときの表示画面を示しており、不適正状態の場合のメ
ッセージ文Z1とともに不適正箇所を示す『CVi』の文字
が表示されている。ステップ#313,314においてもイエ
スと判断されたときには、さらに『CVR』、『CVO』の文
字が合わせて表示される。
ステート「32」においては、まず、ステップ#321
で、状態データCCHが記憶されているか否かをチェック
し、記憶されているときには、ステップ#322で、第18
図(b)に示される異常状態の警告表示を行なう。この
場合には、異常状態の場合のメッセージ文Z2とともにト
ラブル箇所(異常箇所)を示す『CCH』の文字が表示さ
れる。
次に、ステップ#323で、複写動作の開始を禁止する
複写禁止処理を実行する。すなわち、操作パネル100の
各キー101,103〜115の入力を禁止するとともにデータ処
理に関係する装置を除いて各部の電源をオフするための
制御を行う。
その後、ステップ#324で、ステートを「33」に更新
する。
ステート「33」においては、まず、ステップ#331
で、状態データCEXPが記憶されているか否かをチェック
し、記憶されているときには、ステップ#332で、第18
図(c)に示される異常状態の警告表示を行なう。この
場合には、トラブル箇所を示すCEXPの文字が表示され
る。なお、このとき既にステップ#322で『CCH』の警告
表示がなされている場合は、『CCH』の下方に『CEXP
の文字表示がなされる。
ステップ#333では、上述のステップ#323と同様の複
写禁止処理が実行され、ステップ334で、ステートを「3
1」に戻す。
第17図は第14図のステップ#11のデータ送信処理のフ
ローチャートである。
まず、ステップ#401で、上述の画像調整終了フラグF
Cにより画像調整の終了確認を行う。
画像調整の終了が確認された場合には、続くステップ
#402で、メンテナンスの要否判断のためのメンテナン
スデータMDを送信する。
メンテナンスデータMDは、複写機Aを特定するための
マシン番号Mn、クレームキー131の押下を示すデータ、
上述の画像調整処理で記憶されている状態データ
(COK,CT/C,CVi,CVR,CVO,CCH,CEXPの内の該当す
るもの)、画像調整処理の終了時点の3種の表面電位VH
(暗電位VO、グレイ電位Vi、明電位VR)の測定値、各設
定レベル(VB,T/C,HV,EXP)、及び推定濃度IDからな
る。
上述の実施例によれば、クレームキー131を押下する
ことにより、画質を改善するための画像調整処理が開始
されるので、つまり、オペレータが画質に不満をもった
ときに、直ちに良好な画質が得られるように自動的に各
部の設定(自己回復動作)が行われるので、画質劣化に
よってユーザーが被る不都合を最小限に抑えることがで
きる。
上述の実施例によれば、サービスマンは、サービス訪
問によらず、サービスステーションSSに居ながらにし
て、ユーザー先の各複写機Aのコンディションを確認
し、メンテナンスの要否を判断することができる。した
がって、サービス訪問に要する時間及び労力が削減され
る分だけ、メンテナンスコストの低減が可能となる。
また、サービス訪問において、サービスマンは、メン
テナンスの対象となる複写機Aのコンディションを把握
しているので、必要な補修部品を持参することができ、
効率的に作業を進めることができる。
上述の実施例によれば、各複写機Aからのコンディシ
ョン及びクレームキー131の押下を示すメンテナンスデ
ータMDが送出されるので、管理装置227によって多数の
複写機AからのメンテナンスデータMDを収集し、ジャム
などのトラブルや故障、及びユーザークレームの発生状
況の分析に利用することができる。また、多数の複写機
Aから送られたきた多数のメンテナンスデータMDを、人
工知能の分野における故障判断のための外部事象として
取り入れ、故障原因の推論のために利用することも可能
である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、サービス訪問を要請するためのユー
ザー側の手数を低減でき、また、サービスマンによるメ
ンテナンスの効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複写機の制御回路のブロック図、 第2図は複写機の要部を示す正面断面図、 第3図は光学系の一部を拡大して示す図、 第4図は帯電チャージャ及び出力回路の構成を示す図、 第5図は帯電チャージャの設定レベルを示す図、 第6図はトナー重量比とトナー濃度センサーの出力電圧
の関係を示すグラフ、 第7図はトナー重量比の設定レベルと暗電位及びグレイ
電位の関係を示す図、 第8図はフォトセンサの出力電圧と推定濃度の関係を示
すグラフ、 第9図は感光体ドラムの表面電位と表面電位計の出力電
圧の関係を示すグラフ、 第10図は現像バイアスの設定レベルを示す図、 第11図は露光量の設定レベルを示す図、 第12図は複写機の操作パネルの平面図、 第13図は管理ネットワークシステムの概略の構成を示す
ブロック図、 第14図〜第17図は複写機の動作を示すフローチャート、 第18図はメッセージ表示部の表示画面の一例を示す図で
ある。 131…クレームキー(操作入力手段)、201…CPU(制御
手段)、223…オンラインコントローラ(送信手段)、2
27…管理装置(外部装置)、230…電話回線(通信回
線)、A…複写機(画像形成装置)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出山 弘幸 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 上玉利 学 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 西森 門太郎 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 八田 善彦 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 伊藤 正澄 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 吉山 次人 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 芝田 兆史 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 秦 良彰 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平3−162055(JP,A) 特開 昭62−115473(JP,A) 特開 平1−180566(JP,A) 特開 昭61−55673(JP,A) 特開 平3−31865(JP,A) 特開 平1−109362(JP,A) 特開 昭60−263163(JP,A) 特開 昭60−263162(JP,A) 特開 平3−154090(JP,A) 特開 昭62−87979(JP,A) 特開 平3−185467(JP,A) 特開 平1−121865(JP,A) 特開 昭63−12535(JP,A) 特開 平2−182480(JP,A) 特開 昭58−94012(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 H04N 1/00 106 G03G 15/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して外部装置との接続が可能
    に構成された画像形成装置において、 画像品質の劣化に対応して操作者が入力を行う操作入力
    手段と、 前記操作入力手段の操作に対応して、当該画像形成装置
    の現在の動作状態の検知を実行する制御手段と、 前記動作状態及び前記操作入力手段が操作されたことを
    示す信号を、前記通信回線を介して送信する送信手段を
    備え てなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】通信回線を介して外部装置との接続が可能
    に構成された画像形成装置において、 画像品質の劣化に対応して操作者が入力を行う操作入力
    手段と、 前記操作入力手段の操作に対応して、当該画像形成装置
    の画像品質を改善するための画像調整を実行し且つ動作
    状態の検知を実行する制御手段と、 前記動作状態及び前記操作入力手段が操作されたことを
    示す信号を、前記通信回線を介して送信する送信手段を
    備え てなることを特徴とする画像形成装置。
JP1337255A 1989-12-25 1989-12-25 画像形成装置 Expired - Lifetime JP3044727B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1337255A JP3044727B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 画像形成装置
US07/632,076 US5347346A (en) 1989-12-25 1990-12-21 Image forming apparatus with improved efficiency of maintenance control
US07/633,988 US5131639A (en) 1989-12-25 1990-12-26 Backing plate retainer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1337255A JP3044727B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03196054A JPH03196054A (ja) 1991-08-27
JP3044727B2 true JP3044727B2 (ja) 2000-05-22

Family

ID=18306905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1337255A Expired - Lifetime JP3044727B2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5131639A (ja)
JP (1) JP3044727B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109968858A (zh) * 2019-05-05 2019-07-05 苏州经贸职业技术学院 一种会计凭证打孔装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB799495A (en) * 1955-07-13 1958-08-06 Walker Ltd Thomas Improvements relating to presses or machines for clenching the prongs of prong-carrying members
GB827456A (en) * 1956-11-09 1960-02-03 Walker Ltd Thomas Improvements relating to the attachment of prong-attached devices to flexible material
GB964124A (en) * 1962-05-15 1964-07-15 Walker Ltd Thomas Tools for applying pronged fastenings and other components
US3237832A (en) * 1963-11-26 1966-03-01 Walker Ltd Thomas Clenching press for the attachment of pronged devices, such as pronged garment fastening devices, to material
US3358895A (en) * 1966-01-03 1967-12-19 North And Judd Mfg Company Fastener setting machine
GB2048649B (en) * 1979-05-10 1982-11-10 Walker Ltd T Fixing hook-and-eye fastener devices
GB2067452B (en) * 1980-01-11 1983-06-02 Walker Ltd Thomas Apparatus for attaching pronged fastener elements of garment waistband fastener devices
JPS58110022A (ja) * 1981-12-23 1983-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイルのリ−ド線切断方法および装置
JPS61180125A (ja) * 1985-11-06 1986-08-12 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の燃焼状態検出装置
JPH033549Y2 (ja) * 1986-07-16 1991-01-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03196054A (ja) 1991-08-27
US5131639A (en) 1992-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5347346A (en) Image forming apparatus with improved efficiency of maintenance control
US7773888B2 (en) Image forming apparatus maintenance via error transmission
JP2917344B2 (ja) 画像形成装置
JP3019355B2 (ja) 画像形成装置
US5146269A (en) Image forming apparatus having self-diagnostic function
JP3044727B2 (ja) 画像形成装置
US5223896A (en) Image forming apparatus having self-diagnostic function relating to the potential of the photoreceptor
JP3180811B2 (ja) 画像形成装置の保守管理用携帯装置
US5245389A (en) Image forming apparatus
JP2780347B2 (ja) 画像形成装置
JP2780349B2 (ja) 画像形成装置
JP3122997B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JP2780348B2 (ja) 画像形成装置
JP2867517B2 (ja) 画像形成装置
JP2867516B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JP3019348B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JPH03226772A (ja) 画像形成装置管理システム
JPH11167293A (ja) 画像形成装置
JPH03226766A (ja) 画像形成装置管理システム
JPH07261477A (ja) 電子写真式画像形成装置
JPH0327057A (ja) 画像形成装置
JP3460201B2 (ja) 電子写真装置
JPH05216317A (ja) 画像形成装置
JPH0683191A (ja) 静電式記録装置
JPH05333623A (ja) デジタル電子写真装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080317

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term