JP3180811B2 - 画像形成装置の保守管理用携帯装置 - Google Patents

画像形成装置の保守管理用携帯装置

Info

Publication number
JP3180811B2
JP3180811B2 JP02271790A JP2271790A JP3180811B2 JP 3180811 B2 JP3180811 B2 JP 3180811B2 JP 02271790 A JP02271790 A JP 02271790A JP 2271790 A JP2271790 A JP 2271790A JP 3180811 B2 JP3180811 B2 JP 3180811B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image forming
forming apparatus
work
management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP02271790A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03226770A (ja
Inventor
良昭 高野
忠文 志水
弘幸 出山
学 上玉利
門太郎 西森
善彦 八田
正澄 伊藤
次人 吉山
兆史 芝田
良彰 秦
Original Assignee
ミノルタカメラ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタカメラ株式会社 filed Critical ミノルタカメラ株式会社
Priority to JP02271790A priority Critical patent/JP3180811B2/ja
Priority to US07/648,000 priority patent/US5243382A/en
Publication of JPH03226770A publication Critical patent/JPH03226770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3180811B2 publication Critical patent/JP3180811B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像形成装置と中央管理装置とにそれぞれ
通信接続可能に構成された画像形成装置の保守管理用携
帯装置に関する。
〔従来の技術〕
電子写真プロセスは、感光体の表面を一様に帯電させ
る帯電プロセス、画像情報に応じて感光体の表面を露光
することにより部分的に帯電荷を除電して潜像を形成す
る露光プロセス、潜像に現像器中のトナーを付着させて
トナー像を形成する現像プロセス、トナー像を記録用紙
(以下「用紙」という)に転写する転写プロセス、及び
用紙に転写されたトナー像を定着させる定着プロセスか
らなり、ハードコピー画像の形成手法として広く用いら
れている。
電子写真プロセスを用いた画像形成装置としては、複
写機、ファクシミリ、レーザやLEDアレイを光源とする
光学式プリンタなどがある。これら画像形成装置は、通
常、マイクロプロセッサなどからなるCPU(中央処理装
置)を有し、制御プログラムに従って各部の制御が行わ
れるようになっている。
さて、従来より、例えば特開昭59−142559号公報に示
されているように、複数の複写機を集中的に管理するた
め、各複写機のそれぞれと管理装置(ホスト)とを通信
回線を介して接続した管理システムが知られている。
このような管理システムを構成する複写機は、管理項
目に対応したデータを記憶する手段を有し、ホストから
の指令に従ってデータをホストへ送信するように構成さ
れている。
従来の管理項目は、主として複写機の稼働(使用)状
況を把握するためのものであり、例えば、使用者ごとの
コピー枚数、使用された用紙のサイズなどであった。
つまり、従来の管理システムは、例えば官公庁や企業
などのように複数の複写機を保有するユーザーにおい
て、各複写機の合理的な運用、つまり、維持費用の受益
者負担、各使用者間の使用量の均等化などを図るための
データを容易に集計可能とすることを目的として構築さ
れている。
ところで、近年、画像形成装置に対するメンテナンス
(保守)の効率化を図るため、サービスマンが待機する
サービス拠点(サービステーション)にホストを設置
し、このホストと各ユーザーの元に設置された複数の画
像形成装置のそれぞれとをオンラインで結ぶ保守管理シ
ステムの構築が進められている。
本明細書において、メンテナンスは、画像形成装置の
動作状態(コンディション)を正常に保つための活動の
全般を意味し、定期点検及びトラブル(故障や不調)の
修復といったユーザー先にてサービスマンが行う作業
(現場作業)と、現場作業を支援するための活動、すな
わち、トラブルの発生状況の集計及び分析、作業マニュ
アルの改善などを行う活動とを含む。
保守管理システムにおいて、管理項目は、画像形成装
置のコンディションに関係するものが主となり、画像形
成装置には、各部のセンサーの出力信号などによって示
されるコンディションに対応した状態データをホストへ
送信する機能が備えられることになる。
すなわち、サービスステーションにて各画像形成装置
のコンディションを管理することにより、例えばトラブ
ルが発生した場合において、サービスマンは状態データ
によってトラブルの内容を推察し、必要な補修部品を準
備した上でユーザー先へ出向くことができ、メンテナン
スの効率を高めることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のようにして、サービスステーションにて収集さ
れて蓄積される各画像形成装置からの状態データは、メ
ーカーサイド(販売者側)からみたメンテナンス面での
いわゆるフィールド情報(市場情報)として活用するこ
ともできる。
例えば、状態データに基づいてトラブルの発生状況の
集計を行い、発生頻度の大きいトラブルに関係する部位
に重点をおいた定期点検を実施すれば、トラブルの発生
を低減することができる。
このようなフィールド情報の蓄積にあたって、状態デ
ータは、コンディションをより詳細に示すものであるの
が望ましい。すなわち、画像形成装置においては、その
細部にわたって各部位の状態を検知するセンサーを設け
ることが望ましい。
しかしながら、実際上は、スペース面及びコスト面の
制約、適当なセンサー手段が存在しないなどの理由によ
り、画像形成装置におけるセンサーの数及び配置部位に
は制限がある。
このため、従来においては、画像形成装置に対する保
守管理の上で、コンディションに関する詳細な情報の蓄
積が困難であるという問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑み、画像形成装置の保守管
理において必要となるコンディションに関する詳細な情
報の蓄積を容易とすることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1の発明は、上述の課題を解決するため、画像
形成装置と中央管理装置とのそれぞれに通信接続が可能
に構成された画像形成装置の保守管理用携帯装置であっ
て、前記画像形成装置に接続した際に、前記画像形成装
置からその動作状態を示す状態データを受信する受信手
段と、保守作業にともなって得られる前記画像形成装置
の動作状態に関する情報を補足状態データとして入力す
るための操作入力手段と、前記状態データ及び前記補足
状態データの書き込み及び読み出しが可能な記憶手段
と、前記中央管理装置に接続した際に、前記中央管理装
置に前記状態データ及び前記補足状態データを送出する
ための送信手段とを備えてなる。
〔作 用〕
受信手段は、画像形成装置からその動作状態を示す状
態データを受信する。
操作入力手段によって、保守作業にともなって得られ
る画像形成装置の動作状態に関する情報が補足状態デー
タとして入力される。入力された状態データ及び補足状
態データは、記憶手段に格納される。
送信手段は、記憶手段から読み出した状態データ及び
補足状態データをホストコンピュータなどへ送出する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第3図は複写機1の要部を示す正面断面図である。
同図において、感光体ドラム5は矢印Maの方向に一定
の周速度vで回転可能に配置され、その内部には、感光
体ドラム5を加熱するためのヒータ5a及び温度センサー
51が設けられている。温度センサー51の出力信号に基づ
いてヒータ5aのオンオフ制御が行われ、これによって感
光体ドラム5の温度が一定に保たれる。
感光体ドラム5の周囲には、電子写真プロセスのため
の、帯電チャージャ6、像間イレーサ10、現像装置7、
転写チャージャ28、分離チャージャ29、クリーニング装
置9、及びメインイレーサ8が配設されている。帯電チ
ャージャ6は、メッシュ状のグリッド63を有するスコロ
トロン方式のチャージャである。
また、露光位置X2と像間イレーサ10との間には、感光
体ドラム5の表面電位(V0)を測定するための表面電位
計(V0センサー)90が設けられ、分離チャージャ29とク
リーニング装置9との間には、基準トナー像の濃度を測
定するために発光素子19a及び受光素子19bからなる反射
型のフォトセンサー(AIDCセンサー)19が設けられてい
る。
感光体ドラム5の表面は、帯電チャージャ6を通過す
ることにより一様に帯電され、露光位置X2にて光学系20
により露光される。露光により感光体ドラム5の表面電
荷は部分的に除電され、感光体ドラム5の表面に原稿D
に対応する潜像が形成される。潜像以外の部分の表面電
荷は、像間イレーサ10によって消去される。
光学系20は、原稿台ガラス11上に載置された原稿Dを
照射する露光ランプ21、原稿Dからの反射光Bを露光位
置X2へ導くためのミラー22a〜d、及び投影レンズ23か
ら構成されており、投影レンズ23の近傍には、原稿Dか
らの反射光の光量を検知するAEセンサー25が設けられて
いる。
原稿Dに対する露光走査時には、露光ランプ21及びミ
ラー22aは矢印Mbの方向に速度v/m(mは複写倍率)で移
動し、ミラー22b,22cは速度v/2mで移動可能とされてい
る。
感光体ドラム5の表面に形成された潜像は、現像装置
7により現像されてトナー像として顕像化される。
現像装置7は、磁性キャリアと絶縁性のトナーとの混
合物からなる現像剤を用い、周知の磁気ブラシ方式によ
って現像位置X3を通過する潜像(電荷存在部分すなわち
非露光部分)にトナーを付着させる、いわゆる正規現像
を行なう。現像槽70の内部には、磁気ローラ72を内蔵し
た現像スリーブ71、穂高規制板73、バケットローラ74、
スクリューローラ75が設けられ、スクリューローラ75の
下方にはトナー濃度センサー(ATDCセンサー)80が配置
されている。
バケットローラ74が矢印Mcの方向に回転すると、現像
剤は現像スリーブ71の外周面に磁気ローラ72の磁力で吸
着され、現像スリーブ71の矢印Mdの方向への回転に基づ
いて現像位置X3へ搬送される。トナー濃度センサー80
は、現像剤の透磁率から現像剤の全体に対するトナーの
重量比T/C[wt%]を測定するためのものである。
現像槽70の上部にはトナータンク76が設けられ、その
底部にはトナー補給ローラ77が設けられている。トナー
補給ローラ77が補給モータ78によって回転駆動される
と、トナータンク76からスクリューローラ75へトナーが
補給される。補給されたトナーは、スクリューローラ75
の回転により既に現像槽70の内部に存在する現像剤と撹
拌混合されてバケットローラ74に送られる。ここでの撹
拌混合により摩擦帯電が生じ、磁性キャリア及びトナー
は互いに異極性の電荷を帯びる。負極性のトナーは、現
像位置X3において、感光体ドラム5の表面電荷との静電
吸着によって感光体ドラム5の表面に付着する。このと
き感光体ドラム5の表面の残留電荷(露光部分に残った
電荷)によるトナーの付着を防止するため、現像スリー
ブ71には所定電圧の現像バイアスVBが加えられる。
一方、着脱可能な給紙カセット95から用紙Pが給紙ロ
ーラ31によって1枚ずつ繰り出され、タイミングローラ
30により感光体ドラム5の回転とタイミングをとりつつ
搬送され、転写位置X4にて転写チャージャ28によりトナ
ー像が用紙Pに転写される。トナー像が転写された用紙
Pは、分離チャージャ29により感光体ドラム5から分離
され、搬送ベルト14によって定着装置15へ送られ、トナ
ー像の定着の後、複写機1の外部に排出される。
その後、感光体ドラム5の表面は、クリーニング装置
9のクリーニングブレード9aによって残余のトナーが取
り除かれ、メインイレーサ8により残留電荷が除去され
て次回の露光に備えられる。メインイレーサ8の光量
は、図外の光量センサーの出力に基づいて、一定値とな
るように制御される。
なお、給紙カセット95には、用紙Pの有無を検知する
フォトセンサーからなるペーパーセンサー96が設けられ
ている。
第4図は複写機1の制御回路200のブロック図であ
る。
制御回路200は、複写機1の全体的な制御を行うCPU20
1、制御プログラムを格納したプログラムメモリ211、電
子写真プロセスの制御及び複写機1の管理などに用いら
れる各種データを記憶するメモリ210、後述する管理装
置2又はハンディーツール3などの外部装置と通信する
ための通信インタフェース223などから構成されてい
る。
CPU201には、上述のAEセンサー25、ATDCセンサー80、
V0センサー90、及びAIDCセンサー19などの各部のセンサ
ーからの信号が入力される。また、露光ランプ21を点灯
させるための露光ランプ電源50、補給モータ78を駆動す
るための電源208、感光体ドラム5の表面電位V0を設定
するための出力回路202、及び現像バイアスVBを印加す
るための高圧電源40などには、CPU201から制御信号が加
えられる。
CPU201は、電子写真プロセスの制御に加えて、外部装
置からの指令に応じて、メモリ210のデータを外部装置
へ送出する通信の制御を行う。
メモリ210に格納されるデータとしては、電子写真プ
ロセスを制御するための基準となる基準データBD、制御
に際して適宜変更される各部の設定値や設置環境の情報
を含み過去及び現在のコンディションを示す状態データ
CD、コピー枚数や消耗品の管理などのユーザーの運用管
理に関係するユーザーデータUDなどがある。
第5図はサービスステーションの管理装置2の構成を
示すブロック図である。
管理装置2は、ソフトウェアに従って各種の処理を実
行するホストコンピュータ301、表示用のディスプレイ3
02、操作入力手段としてのキーボード303、印刷用のプ
リンタ304、各ユーザーの元に設置された複数の複写機
1と電話回線230を介して通信を行うためのモデム305、
及びサービスマンとユーザーとの通話用の電話機306か
ら構成されている。
本実施例のホストコンピュータ301は、サービスマン
がユーザー先へ出向くときに携帯するハンディーツール
3との間でデータ交換が可能とされている。
第1図はハンディーツール3の構成を示すブロック
図、第2図はハンディーツール3の外観を示す正面図で
ある。
ハンディーツール3は、ガイダンス表示などを行うデ
ィスプレイ402、操作入力用の各種キーを配置したキー
群403、プリンタ部404、ケーブル316を介して行われる
複写機1又はホストコンピュータ301との通信のための
通信インタフェース405、現場作業を支援するためのガ
イドデータGDを格納するメモリ408、サービスマンによ
る現場作業の内容を示す作業データWDの書込み及び読出
しが可能なメモリ409、及びこれらを制御するCPU401な
どから構成されている。キー群403に配置された操作キ
ーとしては、0〜9の数字及びA〜Fのアルファベット
に対応したキー、四則演算キー、ディスプレイ402の画
面上でカーソルを上下左右のそれぞれの方向に移動させ
るカーソルキー403a、処理の実行を開始させるためのエ
ンター(ENTER)キー403bなどがある。
また、第2図において、符号405aはケーブル316を接
続するためのコネクタである。
以上のように構成されたハンディーツール3は、複写
機1のメンテナンス管理システムの構成要素となり、複
写機1と管理装置2とをオフラインで結ぶ情報伝達媒体
としての役割と、サービスマンの現場作業の支援手段と
しての役割とを担う。
すなわち、ハンディーツール3は、複写機1から転送
される情報とサービスマンによって入力される情報とを
記憶しておき、管理装置2へ転送する情報伝達機能と、
ガイドデータGDに基づいて作業手順を指示するガイダン
ス表示を行うとともに必要に応じて複写機1の各部の設
定値を変更させる指令信号を送出する故障診断及び自動
調整機能とを有している。
第6図はハンディーツール3が行う通信の内容を示す
図である。
サービスマンは、定期点検又はトラブルの対処のため
にユーザー先へ出向く際に、まず、サービスステーショ
ンにてハンディーツール3とホストコンピュータ301と
を接続し、ハンディーツール3に最新のガイドデータGD
を転送させるための操作を行う。ガイドデータGDは、管
理装置2によってフィールド情報FDに基づいて逐次更新
されている。
ユーザー先に到着したサービスマンは、ハンディーツ
ール3を複写機1に接続し、複写機1のメモリ210から
コンディションを示す状態データCDをハンディーツール
3に転送する。また、サービスマン自身がその五感によ
って検知したコンディションに関する情報を、補足状態
データHCDとしてハンディーツール3に入力する。
ハンディーツール3は、状態データCD、補足状態デー
タHCD、及びガイドデータGDを総合的に判断し、コンデ
ィションに対応した最適の作業手順のガイダンス表示を
行う。
サービスマンは、ガイダンス表示に従うことにより、
的確且つ迅速に作業を進めることができる。
作業の終了に際して、サービスマンは、作業の中で実
際に行った事項(実施項目)を示す情報、例えば、調整
箇所、清掃箇所、交換した部品などとともに、複写機1
を特定するマシン番号、サービスマンの氏名などをハン
ディーツール3に入力する。入力されたこれらの情報
は、状態データCD、補足状態データHCD、ガイダンス表
示の内容(診断結果)などとともに作業の内容を示す作
業データWDとしてメモリ409に格納される。
なお、サービスマンは、イメージリーダを用いて複写
画像を読み取り、その画像データを補足状態データHCD
の一部としてハンディーツール3に格納させることがで
きる。
サービスステーションに戻ったサービスマンは、再び
ハンディーツール3とホストコンピュータ301とを接続
し、作業データWDを管理装置2へ転送させるための操作
を行う。
このようにして転送された作業データWDは、同様に収
集される多数の複写機1のそれぞれに対応した作業デー
タWDとともに、ガイドデータGDの生成などを行うための
フィールド情報FDとして活用される。なお、ガイドデー
タGDの生成に際し、作業データWDを人工知能の分野にお
ける故障診断のための外部事象として取り入れ、故障原
因の推論のために利用することも可能である。
次に、具体例として、定着装置15に係わるトラブルが
発生した場合について、ハンディーツール3を用いた現
場作業の様子を説明する。
第7図(a)及び(b)は定着装置15の構成を示す図
である。
定着装置15は、ヒータランプ53を内部に設けた加熱ロ
ーラ51、用紙Pを加圧する加圧ローラ52、加熱ローラ51
の表面温度を検知するサーミスタ54、及び定着制御部55
から構成されている。定着制御部55は、スイッチング素
子としてのサイリスタ56とブレーカ57とを基板58に実装
することによって構成されている。
サーミスタ54の出力信号S54はCPU201に入力され、信
号S54に応じてCPU201からサイリスタ56に制御信号S56が
加えられる。これにより、ヒータランプ53に対する商用
交流電力の供給が制御され、加熱ローラ51が所定温度に
保たれる。
ブレーカ57は、加熱ローラ51の周辺温度が異常に高温
となったときに、ヒータランプ53への電力供給を遮断す
る非復帰型の安全装置である。また、定着制御部55の支
持部には図外のセンサーが設けられており、定着制御部
55を複写機1から取り外すと、定着制御部55の交換を示
す検知信号S55がCPU201に加えられるようになってい
る。
第8図はサービスマンによる現場作業の様子を示すフ
ローチャート、第9図(a)〜(c)はディスプレイ40
2の表示画面の一例を示す図である。
第8図の例において、トラブルの状況(症状)は、作
像の開始前に加熱ローラ51の温度が所定値に達するのを
待ついわゆるウエイトが、所定時間経過後に解除(ウエ
イトアップ)されないものである。
ユーザー先へ出向いたサービスマンは、まず、携帯し
ているハンディーツール3を複写機1に接続する(ステ
ップ#1)。ハンディーツール3には、上述のようにサ
ービスステーションにおいて最新のガイドデータGDが格
納されている。
サービスマンがキー403により故障診断モードを選択
すると、ハンディーツール3は、複写機1から状態デー
タCDを読み込み、状態データCDによって示されるコンデ
ィションに基づいて、障害の発生した部位、すなわちト
ラブルの原因の推定その1を実行する(ステップ#
2)。
この段階において、ディスプレイ402には、第9図
(a)に示すように、コンディションに対応したメッセ
ージZ1が表示される。
メッセージZ1は、サーミスタ54による検知温度が135
℃以下であり、異常な高温ではないことを示している。
サーミスタ54による検知温度が上述の値であるという
情報のみから推察されるトラブルの原因には多くの項目
がある。
すなわち、この場合には、サーミスタ54の不良、サー
ミスタ54の汚れ、ヒータランプ53の損傷、定着制御部55
の不良、及び定着制御部55の取付け不良(接触不良)な
どがトラブル原因として挙げられる。
次に、ハンディーツール3は、トラブル原因を特定す
るために必要な補足情報の入力をサービスマンに要求す
るメッセージZ2,Z3を表示する(ステップ#3)。
サービスマンは、表示内容に従って、目視確認などに
よって得た情報を補足状態データHCDとしてハンディー
ツール3に入力する(ステップ#4)。第9図(a)の
例では、メッセージZ3として、ブレーカ57が入っている
か否かが尋ねられ、これに対応する入力はイエス又はノ
ーの選択により行なわれる。
以下、前のメッセージに対応する入力に応じて次のメ
ッセージを表示するといった対話形式で、メッセージZ
4,Z5の表示と、表示に対応する入力とが順次行われる。
サービスマンの五感により得られる情報が入力される
と、ハンディーツール3は、新たに入力された情報をも
参照してトラブルの原因推定その2を行う(ステップ#
5)。このとき、ディスプレイ402には、推定中である
ことを示すメッセージZ6が表示される。
トラブルの原因が特定されたとき、すなわち、所定の
確度をもって原因として推定される項目の数を1又は2
程度に絞ることができれば(ステップ#6)、ステップ
#8へ進み、原因の表示を行う。
例えば、ヒータランプ53が点灯し、点灯に応じてサー
ミスタ54の出力が若干でも変化する場合には、トラブル
の原因は、サーミスタ54の汚れであると特定することが
でき、ステップ#8において、サーミスタ54の清掃を指
示する表示がなされる。
しかしながら、ブレーカ57が切れていた場合、すなわ
ち電力供給が遮断された状態である場合には、トラブル
の原因を特定することはできず、この場合には、ガイド
データGDの中に含まれた過去の市場でのトラブルの発生
状況に対応した対応処理方法を示すトラブルテーブルTT
に基づいて原因推定その3が行われる(ステップ#
7)。
第10図はトラブルテーブルTTの内容を示す図である。
トラブルテーブルTTは、トラブルの原因として挙げら
れる項目毎の発生頻度、各項目に対応した処理、及び各
項目が真の原因である確度を示す情報からなる。第10図
の例において、サーミスタ不良、サーミスタの汚れ、定
着制御部55の不良が原因であったトラブルの発生頻度
が、それぞれ1%、2%、6%であったとすると、定着
制御部55の不良の発生頻度が今回のトラブルの原因とし
て他に挙げられるサーミスタ54の不良又は汚れを原因と
するトラブルの発生頻度に比べて高いので、今回のトラ
ブルの原因を定着制御部55の不良に特定することができ
る。しかしながら、この場合の特定は、あくまで統計的
な推定によるものである。
したがって、トラブルテーブルTTに基づいて原因推定
が行われた場合は、ディスプレイ402には、第9図
(b)に示すように、原因の特定が不確かである旨の表
示がなされ、それに合わせて作業の指示の表示がなされ
る。
サービスマンは、ディスプレイ402の表示に基づいて
対処作業を行い(ステップ#9)、対処作業を終えてト
ラブルの復旧を確認した後、ハンディーツール3に作業
データWDを格納するためのキー操作を行う(ステップ#
10)。
サービスマンが作業内容入力モードを選択すると、デ
ィスプレイ402には、第9図(c)に示されるように、
上述の故障診断から推察される実施項目について、実際
に実施したか否かの確認のためのメッセージZ21が表示
される。
サービスマンは、表示された各実施項目について、カ
ーソルキー403a及びエンターキー403bを用いてイエス又
はノーの選択操作を行う。
イエスが選択されると、その実施項目は作業内容の一
部を示す作業データWDとして、メモリ409に格納され
る。
このように、作業内容の入力は確認操作方式によって
行われるので、各実施項目毎に予め定められたコードを
順次入力する方式に比べて操作が簡略であり、入力に誤
りやもれが無い。
また、ディスプレイ402には、サービスマンの独自の
判断による実施項目の入力を指示するメッセージZ22が
表示される。第9図(c)の例では、「部品交換」、
「清掃」、「作業終了」の大項目の選択が指示され、部
品交換又は清掃が選択されると、それぞれに対応する表
示画面に切り替わる。入力すべき項目が無い場合には、
作業終了が選択される。
なお、定着制御部55のように、その着脱がCPU201に通
知される部品については、部品交換がなされた場合に
は、その旨を示すデータが作業データWDとして自動的に
複写機1からハンディーツール3へ入力される。
第8図に戻り、作業内容の入力が終わると、サービス
マンは、ハンディーツール3を複写機1から取り外す
(ステップ#11)。このとき、ハンディーツール3は、
ケーブル316による複写機1との接続時間を計時してお
り、その接続時間を作業時間として自動的にメモリ409
に格納する。
その後、サービスマンは、必要に応じて、プリンタ部
404により、作業データWDを作業内容を示すリストとし
てプリントアウトする。
また、ガイドデータGDに、作業料金の算定に必要なデ
ータが含まれている場合には、サービスマンは、ハンデ
ィーツール3を用いて作業料金の請求書を発行し、ユー
ザーに手渡すことができる。
第11図はガイドデータGDの更新の様子を示すフローチ
ャートである。
サービスマンは、サービスステーションにて、ハンデ
ィーツール3をホストコンピュータ301に接続する(ス
テップ#101)。
ハンディーツール3から管理装置2に作業データWDが
転送される(ステップ#102)。
管理装置2では、作業データWDがフィールド情報とし
て蓄積され、最新のフィールド情報FDに基づいて、ガイ
ドデータGDが更新される(ステップ#103)。
更新されたガイドデータGDは、ハンディーツール3に
転送される(ステップ#104)。
ハンディーツール3では、メモリ408において、既存
のガイドデータGDが、新たに転送された最新のガイドデ
ータGDに書き換えられる。
これにより、サービスマンは、最新のガイドデータGD
によって支援されることとなり、現場作業が、より迅速
且つ的確なものとなる。
その後、ハンディーツール3は、ホストコンピュータ
301から取り外され、次回の現場作業に備えられる(ス
テップ#105)。
上述の実施例によれば、ハンディーツール3は、複写
機1から送出される状態データCDを、補足状態データHC
Dなどの他の情報とともに格納し、管理装置2へ転送す
るように構成されているので、複写機1と管理装置2と
のオンライン接続がなされていない場合であっても、管
理装置2にて複写機1のコンディションの管理を行うこ
とが可能となる。したがって、電話回線を利用してデー
タ伝送を行うためのモデムを備えない小型又は低価格の
複写機1を、メンテナンス管理システムにおける管理対
象に含めることができる。
上述の実施例によれば、サービスマンは、ディスプレ
イ402の表示に従って作業を進めればよいので、現場作
業の経験の少ないサービスマンであっても、的確にトラ
ブルの原因を究明し、迅速に複写機1を正常状態に復旧
させることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、画像形成装置の保守管理において必
要となるコンディションに関する詳細な情報を容易に蓄
積することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はハンディーツールの構成を示すブロック図、 第2図はハンディーツールの外観を示す正面図、 第3図は複写機の要部を示す正面断面図、 第4図は複写機の制御回路のブロック図、 第5図はサービスステーションの管理装置のブロック
図、 第6図はハンディーツールが行う通信の内容を示す図、 第7図は定着装置の構成を示す図、 第8図はサービスマンによる現場作業の様子を示すフロ
ーチャート、 第9図はディスプレイの表示画面の一例を示す図、 第10図はトラブルテーブルの内容を示す図、 第11図はガイドデータの更新の様子を示すフローチャー
トである。 1……複写機(画像形成装置)、3……ハンディーツー
ル(保守管理用携帯装置)、403……キー群(操作入力
手段)、405……通信インタフェース(受信手段、送信
手段)、409……メモリ(記憶手段)、CD……状態デー
タ、HCD……補足状態データ。
フロントページの続き (72)発明者 上玉利 学 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 西森 門太郎 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 八田 善彦 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 伊藤 正澄 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 吉山 次人 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 芝田 兆史 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 秦 良彰 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 合議体 審判長 木下 幹雄 審判官 水垣 親房 審判官 伏見 隆夫 (56)参考文献 特開 昭62−114070(JP,A) 特開 昭60−263162(JP,A) 特開 平1−122885(JP,A) 特開 昭57−83897(JP,A) 特開 昭60−159868(JP,A) 特開 昭59−197962(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置と中央管理装置とのそれぞれ
    に通信接続が可能に構成された画像形成装置の保守管理
    用携帯装置であって、 前記画像形成装置に接続した際に、前記画像形成装置か
    らその動作状態を示す状態データを受信する受信手段
    と、 保守作業にともなって得られる前記画像形成装置の動作
    状態に関する情報を補足状態データとして入力するため
    の操作入力手段と、 前記状態データ及び前記補足状態データの書き込み及び
    読み出しが可能な記憶手段と、 前記中央管理装置に接続した際に、前記中央管理装置に
    前記状態データ及び前記補足状態データを送出するため
    の送信手段とを備えてなることを特徴とする画像形成装
    置の保守管理用携帯装置。
JP02271790A 1990-01-31 1990-01-31 画像形成装置の保守管理用携帯装置 Expired - Lifetime JP3180811B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02271790A JP3180811B2 (ja) 1990-01-31 1990-01-31 画像形成装置の保守管理用携帯装置
US07/648,000 US5243382A (en) 1990-01-31 1991-01-30 Image forming apparatus capable of efficient maintenance work

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02271790A JP3180811B2 (ja) 1990-01-31 1990-01-31 画像形成装置の保守管理用携帯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03226770A JPH03226770A (ja) 1991-10-07
JP3180811B2 true JP3180811B2 (ja) 2001-06-25

Family

ID=12090558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02271790A Expired - Lifetime JP3180811B2 (ja) 1990-01-31 1990-01-31 画像形成装置の保守管理用携帯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3180811B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05135656A (ja) * 1991-11-12 1993-06-01 Fuji Photo Film Co Ltd 単独パネルスイツチユニツト
ZA945727B (en) * 1993-08-04 1995-03-07 Electromatic Pty Ltd Inductive loop diagnostic interface
JPH08331174A (ja) * 1995-05-30 1996-12-13 Ricoh Co Ltd 複写機のカスタマーサポート支援システム
JPH0980987A (ja) * 1995-09-19 1997-03-28 Sharp Corp 画像形成装置の保守管理システム
JP5264317B2 (ja) * 2008-06-23 2013-08-14 キヤノン株式会社 端末装置及びその制御方法、並びにプログラム、画像形成装置のメンテナンスシステム
JP5402044B2 (ja) * 2009-02-09 2014-01-29 富士ゼロックス株式会社 保守制御装置、保守制御システム及び保守制御プログラム
JP5447112B2 (ja) * 2010-04-07 2014-03-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2083932B (en) * 1980-09-10 1984-03-07 Etter Berwyn E Assimilating utility meter data with electronic scanning
JPS59197962A (ja) * 1983-04-26 1984-11-09 Japanese National Railways<Jnr> 携帯形検査デ−タ収集端末装置
JPS60159868A (ja) * 1984-01-31 1985-08-21 Fuji Xerox Co Ltd 複写機用制御装置
JPS60263162A (ja) * 1984-06-12 1985-12-26 Ricoh Co Ltd 複写システム
JPH06104546B2 (ja) * 1987-11-06 1994-12-21 株式会社日立ビルシステムサービス 昇降機の点検整備管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03226770A (ja) 1991-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5243382A (en) Image forming apparatus capable of efficient maintenance work
US5303005A (en) Image forming apparatus with improved maintenance control
JP4362578B2 (ja) 操作手順表示システム
US7773888B2 (en) Image forming apparatus maintenance via error transmission
JP3340000B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JPH06245018A (ja) 複写機管理システム
JP3180811B2 (ja) 画像形成装置の保守管理用携帯装置
JP3107391B2 (ja) 画像形成装置
JPH03226772A (ja) 画像形成装置管理システム
US5949553A (en) Image forming apparatus having remote maintenance function and method of remote maintenance
JPH0668104A (ja) 画像形成装置管理システム
JP3122997B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JP2917344B2 (ja) 画像形成装置
JP3019348B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JPH03226771A (ja) 画像形成装置の保守作業支援装置
JP2867516B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JPH03226766A (ja) 画像形成装置管理システム
JPH03226767A (ja) 画像形成装置管理システム
JP2867517B2 (ja) 画像形成装置
JP3839398B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JP3761884B2 (ja) 画像形成装置管理方法および管理装置
JP3839399B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JP3044727B2 (ja) 画像形成装置
JP3544969B2 (ja) 画像形成装置およびその異常情報処理方法
JPH03226765A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080420

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090420

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090420

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100420

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100420

Year of fee payment: 9