JP3043697B2 - αブレンディング画像の表示装置及び表示方法 - Google Patents

αブレンディング画像の表示装置及び表示方法

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JP3043697B2
JP3043697B2 JP9330478A JP33047897A JP3043697B2 JP 3043697 B2 JP3043697 B2 JP 3043697B2 JP 9330478 A JP9330478 A JP 9330478A JP 33047897 A JP33047897 A JP 33047897A JP 3043697 B2 JP3043697 B2 JP 3043697B2
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俊之 石野
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静岡日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はαブレンディング画像の
表示装置及び表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8参照すると、αブレンディングによ
る画像合成とは2つの画像データD1、D2を、ブレン
ディング割合をαとすると、 (1−α):α (0≦α≦1) の比率で合成して表示することである。
【0003】図8を参照すると、合成する片側の画像D
1の位置(n,m)の画素をD1(n,m)、合成する
もう一方の画像D2の位置(n,m)の画素をD2
(n,m)、合成比をA:1−A(0≦A≦1)とする
と、合成画像D3の位置(n,m)の画素D3(n,
m)は、 D3(n,m)=D1(n,m)×A+D2(n,m)
×(1−A) として表される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、2つ
の画像データをαブレンディングするときには、必ず2
つの画像の各ドットごとにデータ(RGB、YUV、Y
CrCbなど)のデータの加算、乗算が必要であるの
で、αブレンディング処理は演算量が膨大となり、処理
速度が遅く、またハードウェア化においてはハードウェ
ア規模が大きくなるという問題があった。
【0005】また、パーソナルコンピュータで現在用い
られているある画像とコンピュータで現在表示されてい
る画像とを重ねあわせる方法としてオーバレイ方式があ
るが、このオーバレイ方式では、現在コンピュータに表
示されている画像をD1、重ねあわせる画像をD2とす
ると、重ね合わせた部分ではD1またはD2のどちらか
一方の画像しか表示できないため、片方の情報が欠落し
てしまう。
【0006】その理由は、画面D1に画像D2を重ね合
わせる場合、画像D2を表示する領域(オーバレイ領
域)の画面D1の画像データをある一定の色A(オーバ
ーレイの透明色)にして、この色Aの領域のみ画像D2
が画面に表示されるようなハードウェアによりオーバレ
イ方式が実現されているため、画像D2を表示する領域
にはまったく画面D1の情報は表示されないということ
である。
【0007】本発明は、αブレンディング画像を簡易的
に表示することによりαブレンディングの画像を高速
で、或いは少ない演算量で表示するαブレンディング画
像の表示方法及び表示装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるαブレンデ
ィング画像の表示装置は、第1の画像データを記憶する
第1の画像データ記憶手段と、第2の画像データを記憶
する第2の画像データ記憶手段と、ブレンディング割合
を記憶するブレンディング割合記憶手段と、前記第2の
画像データ記憶手段から読み出した前記第2の画像デー
タと前記ブレンディング割合記憶手段から読み出した前
記ブレンディング割合を基に、画素毎に前記第1の画像
データを表示するか前記第2の画像データを表示するか
を選択する選択信号を生成する選択信号生成手段と、前
記第1の画像データ記憶手段から読み出した前記第1の
画像データと前記第1の画像データ記憶手段から読み出
した前記第1の画像データとを入力し、前記選択信号を
もとに前記第1の画像データ又は前記第2の画像データ
を出力する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】また、本発明によるαブレンディング画像
の表示装置は、上記のαブレンディング画像の表示装置
において、前記選択信号生成手段は、画素位置毎に選択
信号を生成し、着目している画素位置の前記第2の画像
データの色が前記着目している画素位置の周辺の前記第
2の画像データの少なくとも1つの色と異なるかどうか
の第1の判断が真であれば、前記第2の画像データを選
択する前記選択信号を出力し、前記第1の判断が偽であ
れば、着目している画素位置の前記第2の画像データの
ブレンディング割合が前記着目している画素位置の周辺
の少なくとも1つの前記第2の画像データのブレンディ
ング割合と異なり且つ前記着目している画素位置の周辺
の少なくとも1つの前記第2の画像データのブレンディ
ング割合が0であるかの第2の判断が真であれば、前記
第2の画像データを選択する前記選択信号を出力し、前
記第2の判断が偽であれば、前記第1の画像データを選
択する前記選択信号を出力することを特徴とする。
【0010】更に、本発明によるαブレンディング画像
の表示装置は、上記のαブレンディング画像の表示装置
において、前記着目している画素位置の周辺の前記第2
の画像データは、多くとも前記着目している画素位置の
上下左右自然数個の十字の領域にある画像データである
ことを特徴とする。
【0011】更に、本発明によるαブレンディング画像
の表示装置は、上記のαブレンディング画像の表示装置
において、前記着目している画素位置の周辺の前記第2
の画像データは、多くとも前記着目している画素位置の
上下左右自然数個の矩形領域にある画像データであるこ
とを特徴とする。
【0012】本発明によるαブレンディング画像の表示
方法は、画素位置ごとに第1の画像データ又は第2の画
像データを出力装置に表示するαブレンディング画像の
表示方法において、着目している画素位置の前記第2の
画像データの色が前記着目している画素位置の周辺の前
記第2の画像データの少なくとも1つの色と異なるかど
うかの第1の判断が真であれば、前記第2の画像データ
を表示し、前記第1の判断が偽であれば、着目している
画素位置の前記第2の画像データのブレンディング割合
が前記着目している画素位置の周辺の少なくとも1つの
前記第2の画像データのブレンディング割合と異なり且
つ前記着目している画素位置の周辺の少なくとも1つの
前記第2の画像データのブレンディング割合が0である
かの第2の判断が真であれば、前記第2の画像データを
表示し、前記第2の判断が偽であれば、前記第1の画像
データを表示することを特徴とする。
【0013】また、本発明によるαブレンディング画像
の表示方法は、上記のαブレンディング画像の表示方法
において、前記着目している画素位置の周辺の前記第2
の画像データは、多くとも前記着目している画素位置の
上下左右自然数個の十字の領域にある画像データである
ことを特徴とする。
【0014】更に、本発明によるαブレンディング画像
の表示方法は、上記のαブレンディング画像の表示方法
において、前記着目している画素位置の周辺の前記第2
の画像データは、多くとも前記着目している画素位置の
上下左右自然数個の矩形領域ある画像データであること
を特徴とする。
【0015】本発明によるコンピュータ読み取り可能な
記録媒体は、画素位置ごとに第1の画像データ又は第2
の画像データを出力装置に表示するαブレンディング画
像の表示処理であって、着目している画素位置の前記第
2の画像データの色が前記着目している画素位置の周辺
の前記第2の画像データの少なくとも1つの色と異なる
かどうかの第1の判断が真であれば、前記第2の画像デ
ータを表示するステップと、前記第1の判断が偽であれ
ば、着目している画素位置の前記第2の画像データのブ
レンディング割合が前記着目している画素位置の周辺の
少なくとも1つの前記第2の画像データのブレンディン
グ割合と異なり且つ前記着目している画素位置の周辺の
少なくとも1つの前記第2の画像データのブレンディン
グ割合が0であるかの第2の判断が真であれば、前記第
2の画像データを表示するステップと、前記第2の判断
が偽であれば、前記第1の画像データを表示するステッ
プとを有する表示処理をコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録したことを特徴とする。
【0016】また、本発明によるコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、上記の記録媒体において、前記着目
している画素位置の周辺の前記第2の画像データは、多
くとも前記着目している画素位置の上下左右自然数個の
十字の領域にある画像データであることを特徴とする。
【0017】更に、本発明によるコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、上記の記録媒体において、前記着目
している画素位置の周辺の前記第2の画像データは、多
くとも前記着目している画素位置の上下左右自然数個の
矩形領域にある画像データであることを特徴とする。
【0018】[作用]第2の画像データの色輪郭が表示
される。
【0019】ブレンディング割合変化点の輪郭が表示さ
れる。
【0020】第1の画像データに第2の画像データの情
報を認識可能な形態で表示する。
【0021】第1の画像データにブレンディング割合の
情報を認識可能な形態で表示する。
【0022】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1において、画
像データ1記憶部11には画像データ1、画像データ2
記憶部12には画像データ2が記憶されている。また、
α情報記憶部13には、画像データの各ドットに対応し
たαデータが記憶されている。画像データ2記憶部12
に記憶されている画像データと、α情報記憶部13に記
憶されているα情報は画像データ比較処理手段22へと
送られる。送られた画像データD2を図3に示す。画像
データ比較処理手段22では画像データD2の処理され
るドットXとドットXを中心にして前後左右のnドット
の4n個の○とを比較することにより、合成される表示
データD3として画像データ1記憶部11に記憶されて
いる画像データ1を用いるか、画像データ2記憶部12
に記憶されている画像データ2を用いるかの判断をす
る。画像データ比較処理手段22によって判断された結
果は合成画像データ作成手段21へと送られ、画像デー
タ1記憶部11に記憶している画像データ1を用いる場
合には、画像データ1記憶部11に記憶されている画像
データ1を用いて現在処理されているドットXを処理
し、画像データ2記憶部12に記憶しているαを含んだ
画像データ2を用いる場合には、画像データ2記憶部1
2に記憶されている画像データ2を用いて現在処理され
ているドットXを処理を行い、合成画像データD3を作
成する。作成されたデータは出力装置3へと送られ表示
される。これにより、αを含んだ画像データを合成する
場合も画像データ1と画像データ2の各ドットデータ毎
の加算、乗算処理を行わなくてもαの情報を含む画像デ
ータの表示を行うことを可能とする。
【0023】図1を参照すると、本実施形態における装
置は、情報を記憶する記憶装置1と、プログラム制御に
よるデータ処理装置2と、ディスプレイ装置や印刷装置
などの出力装置3とを備える。記憶装置1は画像データ
1記憶部11と画像データ2記憶部12と、α情報記憶
部13を備える。画像データ1記憶部11には画像デー
タ1、画像データ2記憶部12には画像データ2が記憶
されている。画像データ2記憶部12に記憶されている
画像データ2と、α情報記憶部13に記憶されているα
情報は画像データ比較処理手段22へと送られ、画像デ
ータ2の中の各ドット毎の比較が行われる。画像データ
比較処理手段22で処理される比較処理は、図3を参照
すると、現在処理されているドットXと、そのドットX
を中心にその前後、左右にnドットのデータ○(4n
個)とについて、色成分及びα成分に関して比較するこ
とにより行う。比較結果により、画像データ1記憶部1
1に記憶されている画像データ1のドットデータを用い
るか、画像データ2記憶部12に記憶されている画像デ
ータ2のドットデータを用いるかを決定する。画像デー
タ比較処理手段22により比較処理された結果により得
られたデータ情報は合成画像データ作成手段21へと送
られる。また、合成画像データ作成手段21は、送られ
て来た画像データ1記憶部11に記憶されている画像デ
ータ1と画像データ2記憶部12に記憶されている画像
データ2から、画像データ比較処理手段22から送らた
選択されたデータ情報により、画像データが選択されα
情報を含んだ合成画像データを作成する。そして合成画
像データは出力装置3へと送られる。
【0024】次に図1、図2、図3、図4及び図5を参
照して本実施形態の動作について詳細に説明する。画像
データ2記憶部12に記憶されている画像データD2
と、α情報記憶部13に記憶されているα情報は画像デ
ータ比較処理手段22へと送られる。画像データD2の
中の各ドット毎の比較が行われる。画像データ比較処理
手段22で処理される比較処理は、現在処理されている
ドットXに対して、そのドットXを中心にその前後、左
右にnドットのデータ○(4n個)と色成分とα成分と
の比較を行う。
【0025】まず、画像合成処理される1ドットXにつ
いての、比較処理について図4のフローチャートを用い
て詳細に述べる。
【0026】まず、ドットXは前後左右にnドットまで
離れているデータ○(4n個)と色成分についての比較
が行われる。ここで4n個のデータ○の1つでも色成分
が異なるかどうかの判断をする(ステップA1)。1つ
でも異なっていればステップA4に進む。
【0027】次に、ステップA1で比較された前後左右
にnドットまで離れているデータ4n個全ての○とデー
タXとが1つも色が異ならなかった場合には、データX
と前後左右にnドットまで離れているデータ4n個全て
の○とを、α情報記憶部13に記憶されているαについ
て異なるかどうか比較する。もし、異なっている○が1
つでも有った場合、次にその比較されている上下左右の
画素○のαのうちの少なくとも1つが0であるかどうか
の判断をする(ステップA2)。
【0028】次に、ステップA2で判断された結果が、
比較された前後左右にnドットまで離れている4n個の
データのうち少なくとも1つと合成処理されているデー
タXとのαが異なり、かつ、その比較された側の上下左
右の画素○のαのうちの少なくとも1つのαが0である
という条件が満たされなかった場合ついて説明する。こ
の場合、合成される画像データ1のドットX’が合成画
像データ3のドットとして使用される。または、アナロ
グオーバレイ処理の場合には、そのオーバレイの透明色
が使用される(ステップA3)。
【0029】次に、ステップA1で比較された前後左右
にnドットまで離れている4n個のデータの少なくとも
1つと合成処理されているデータXとが異なっていた場
合について説明する。この場合には、合成処理されてい
るデータXが合成画像データ3のドットとして使用され
る(ステップA4)。
【0030】次に、ステップA2で判断された結果が、
比較された前後左右にnドットまで離れている4n個の
データのうちの少なくとも1つと合成処理されているデ
ータXとのαが異なり、かつ、その比較された側の4n
個のデータの少なくとも1つのαが0であった場合につ
いて説明する。この場合には、合成処理されているデー
タXが合成画像データ3のドットとして使用される(ス
テップA4)。
【0031】このようにして画像データD2の全てのド
ットについて、同様の検索処理が画像データ比較処理手
段22で行われ、その結果が合成画像データ作成手段2
1へと送られる。
【0032】合成画像データ作成手段21は画像データ
比較処理手段22で行われた画像データD2の全てのド
ットについての検索結果から、合成画像データD3の各
ドットに画像データ1記憶部11から送られてくる画像
データD1と画像データ2記憶部12から送られてくる
画像データD2のどちらが使用して、合成画像データD
3を作成する。
【0033】そして合成画像データは出力装置3へと送
られる。
【0034】図5は、本実施形態による全画素について
のαブレンディングを説明するための図である。すでに
説明したように合成画像データD3(m,n)として
は、D1(m,n)またはD2(m,n)が選ばれる。
オーバレイする場合にはD1(m,n)の代わりにオー
バレイの透明色が選択される。
【0035】[実施形態2]本発明の画像データ比較処
理手段において、図6のように、前後左右だけでなく、
斜め方向にもnドット比較するデータを増やし(2n+
1)^2−1個のデータと比較する方法もある。
【0036】[実施形態3]データ処理装置2の合成画
像データ作成手段21と画像データ比較手段22とは、
実施形態1又は2に記載した処理を行うプログラムを実
行するコンピュータにより実現することができる。この
場合、コンピュータは不図示の記録媒体からこの処理を
行うためのプログラムを読み取って実行する。
【0037】
【実施例】[実施例1]画像データD1のある領域の内
部に文字があり、画像データD2の同一領域の文字を囲
む周縁部に赤い矩形があり、ブレンディング割合αが一
定であるとする。この場合には、処理は、矩形の周辺の
みで分岐A1でYESとなりA4に進み、その他の領域
では分岐A2に進み、分岐A2ではNOとなりA3に進
むので、合成画像データD3は、文字の周りに赤い矩形
の輪郭を表示するものとなる。
【0038】このようにブレンディングしている画像D
2の内容を認識できる合成画像データD3を表示するこ
とができる。
【0039】[実施例2]図7は、実施例2における画
像データD2と合成画像データD3を示す。図7(a)
において、画像データD2には文字”A”があり、その
周辺のブレンディング割合αの値は文字”A”以外の背
景部で0、文字”A”の内部で左から順に1.0、0.
9、0.8、0.7、0.6である。通常のαブレンデ
ィングを行うと、背景部では画像データD1がそのまま
表示され、文字部では文字がブレンディング割合に従っ
た割合で表示される。この場合、画像データD2ではな
く、ブレンディング割合αを制御することにより、画像
データD2のオーバレイを制御している。
【0040】仮に分岐A2が無いとすれば、背景部と文
字部との色が異なれば、処理は背景部と文字部の境界で
分岐A1からA4へ進み、背景部と文字部との境界を表
示することができるが、背景部と文字部との色が同じで
色強度だけが異なれば、処理は画像の全ての部分で分岐
A1からA3へ進み、文字を認識できる画面を表示する
ことができない。
【0041】分岐A2を設け、ここでの分岐条件を、
「画素○と少なくとも1つの画素×が異なるかどうか」
とすると、合成画像データD3は、図7(b)に示すよ
うに、背景部と文字部との境界と、文字部の内部のブレ
ンディング割合αが変化する部分で、画像データD2が
表示されたものとなり、これでは文字が見づらい。
【0042】分岐A2での分岐条件に「少なくとも1つ
の画素○のブレンディング割合αが0であるかどうか」
の条件を追加することにより、合成画像D3は、図7
(c)に示すように、文字部の内部のブレンディング割
合αが変化する部分での画像データD2の表示が無くな
り、背景部と文字部との境界でのみ画像データD2が表
示されるので、文字が見やすくなる。
【0043】以上説明したことより明らかなように、分
岐A2を設定することにより、ブレンディングを全く行
わない領域(α=0の領域)とブレンディングをする領
域(α≠0の領域)の境界で画像データD2を表示でき
るので、ブレンディング情報をもった合成画像D3を表
示することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
ない演算量でブレンディングしている画像D2の内容を
認識できる合成画像データD3を表示することができ
る。
【0045】また、本発明によれば、少ない演算量でブ
レンディングを全く行わない領域(α=0の領域)とブ
レンディングをする領域(α≠0の領域)の境界で画像
データD2を表示できるので、ブレンディング情報をも
った合成画像D3を表示することができる。
【0046】更に、本発明によれば、従来のようにαを
含む2つの画像データの合成に各ドットデータごとの加
算、除算(乗算)処理が必要でなく、単にどちらかの画
像データを選択することで合成データを作成できるの
で、高速に処理をすることが可能である。
【0047】更に、αブレンディング機能を持たないシ
ステムでオーバレイを行った場合においても、情報の欠
落を無くすことが可能である。それは、画像データ比較
処理手段で、2つの画像データを比較したあと、合成デ
ータ作成手段により合成データを作成することで、2つ
のデータの合成を2つの各ドットごとに合成するのでは
なく、1つの画像データの色、αの境界線を識別して境
界については描画を行い、境界線でないところは他方の
画像データを表示することで、α情報を含んだ画像デー
タの合成するからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるαブレンディング画像
の表示装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態による画像データD1の処理
位置画素X’を示す図である。
【図3】本発明の実施形態1による画素データD2の処
理位置画素X及び参照画素○を示す図である。
【図4】本発明の実施形態によるαブレンディング画像
の表示装置の動作及び表示方法を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】本発明の実施形態によるαブレンディング画像
データを示す図である。
【図6】本発明の実施形態2による画素データD2の処
理位置画素X及び参照画素○を示す図である。
【図7】本発明に実施例2を説明するための図である。
【図8】従来例によるαブレンディング画像データを示
す図である。
【符号の説明】
1 記憶装置 2 データ処理装置 3 出力装置 11 画像データ1記憶部 12 画像データ2記憶部 13 α情報記憶部 21 合成画像データ作成手段 22 画像データ比較処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/377 G06T 1/00 G06T 11/00 G09G 5/00 H04N 5/265

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像データを記憶する第1の画像
    データ記憶手段と、 第2の画像データを記憶する第2の画像データ記憶手段
    と、 ブレンディング割合を記憶するブレンディング割合記憶
    手段と、 前記第2の画像データ記憶手段から読み出した前記第2
    の画像データと前記ブレンディング割合記憶手段から読
    み出した前記ブレンディング割合を基に、画素毎に前記
    第1の画像データを表示するか前記第2の画像データを
    表示するかを選択する選択信号を生成する選択信号生成
    手段と、 前記第1の画像データ記憶手段から読み出した前記第1
    の画像データと前記第1の画像データ記憶手段から読み
    出した前記第1の画像データとを入力し、前記選択信号
    をもとに前記第1の画像データ又は前記第2の画像デー
    タを出力する選択手段と、 を備えるαブレンディング画像の表示装置において、 前記選択信号生成手段は、画素位置毎に選択信号を生成
    し、着目している画素位置の前記第2の画像データの色
    が前記着目している画素位置の周辺の前記第2の画像デ
    ータの少なくとも1つの色と異なるかどうかの第1の判
    断が真であれば、前記第2の画像データを選択する前記
    選択信号を出力し、 前記第1の判断が偽であれば、着目している画素位置の
    前記第2の画像データのブレンディング割合が前記着目
    している画素位置の周辺の少なくとも1つの前記第2の
    画像データのブレンディング割合と異なり且つ前記着目
    している画素位置の周辺の少なくとも1つの前記第2の
    画像データのブレンディング割合が0であるかの第2の
    判断が真であれば、前記第2の画像データを選択する前
    記選択信号を出力し、 前記第2の判断が偽であれば、前記第1の画像データを
    選択する前記選択信号を出力することを特徴とするαブ
    レンディング画像の表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項に記載のαブレンディング画像
    の表示装置において、 前記着目している画素位置の周辺の前記第2の画像デー
    タは、多くとも前記着目している画素位置の上下左右自
    然数個の十字の領域にある画像データであることを特徴
    とするαブレンディング画像の表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項に記載のαブレンディング画像
    の表示装置において、 前記着目している画素位置の周辺の前記第2の画像デー
    タは、多くとも前記着目している画素位置の上下左右自
    然数個の矩形領域にある画像データであることを特徴と
    するαブレンディング画像の表示装置。
  4. 【請求項4】 画素位置ごとに第1の画像データ又は第
    2の画像データを出力装置に表示するαブレンディング
    画像の表示方法において、 着目している画素位置の前記第2の画像データの色が前
    記着目している画素位置の周辺の前記第2の画像データ
    の少なくとも1つの色と異なるかどうかの第1の判断が
    真であれば、前記第2の画像データを表示し、 前記第1の判断が偽であれば、着目している画素位置の
    前記第2の画像データのブレンディング割合が前記着目
    している画素位置の周辺の少なくとも1つの前記第2の
    画像データのブレンディング割合と異なり且つ前記着目
    している画素位置の周辺の少なくとも1つの前記第2の
    画像データのブレンディング割合が0であるかの第2の
    判断が真であれば、前記第2の画像データを表示し、 前記第2の判断が偽であれば、前記第1の画像データを
    表示することを特徴とするαブレンディング画像の表示
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項に記載のαブレンディング画像
    の表示方法において、 前記着目している画素位置の周辺の前記第2の画像デー
    タは、多くとも前記着目している画素位置の上下左右自
    然数個の十字の領域にある画像データであることを特徴
    とするαブレンディング画像の表示方法。
  6. 【請求項6】 請求項に記載のαブレンディング画像
    の表示方法において、 前記着目している画素位置の周辺の前記第2の画像デー
    タは、多くとも前記着目している画素位置の上下左右自
    然数個の矩形領域にある画像データであることを特徴と
    するαブレンディング画像の表示方法。
  7. 【請求項7】 画素位置ごとに第1の画像データ又は第
    2の画像データを出力装置に表示するαブレンディング
    画像の表示処理であって、 着目している画素位置の前記第2の画像データの色が前
    記着目している画素位置の周辺の前記第2の画像データ
    の少なくとも1つの色と異なるかどうかの第1の判断が
    真であれば、前記第2の画像データを表示するステップ
    と、 前記第1の判断が偽であれば、着目している画素位置の
    前記第2の画像データのブレンディング割合が前記着目
    している画素位置の周辺の少なくとも1つの前記第2の
    画像データのブレンディング割合と異なり且つ前記着目
    している画素位置の周辺の少なくとも1つの前記第2の
    画像データのブレンディング割合が0であるかの第2の
    判断が真であれば、前記第2の画像データを表示するス
    テップと、 前記第2の判断が偽であれば、前記第1の画像データを
    表示するステップとを有する表示処理をコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とす
    るコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項に記載のコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体において、 前記着目している画素位置の周辺の前記第2の画像デー
    タは、多くとも前記着目している画素位置の上下左右自
    然数個の十字の領域にある画像データであることを特徴
    とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項に記載のコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体において、 前記着目している画素位置の周辺の前記第2の画像デー
    タは、多くとも前記着目している画素位置の上下左右自
    然数個の矩形領域にある画像データであることを特徴と
    するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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