JP3119114B2 - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JP3119114B2
JP3119114B2 JP07129529A JP12952995A JP3119114B2 JP 3119114 B2 JP3119114 B2 JP 3119114B2 JP 07129529 A JP07129529 A JP 07129529A JP 12952995 A JP12952995 A JP 12952995A JP 3119114 B2 JP3119114 B2 JP 3119114B2
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芳尚 小林
次郎 鵜崎
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字図形等を表示装置
に表示するために、電子的に文字図形を発生させるため
の画像処理を行う画像処理方法及び画像処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、例えば、図3(A)〜(C)に
示すような1024×1024ピクセル(pixel) のマス
ターデザイン(アウトラインデータ)を有するアウトラ
イン文字の大きさを変更するには、基本的には線形な座
標変換を行って相似形に変形させている。そして、アウ
トライン文字を縮小する場合には、1画素以下(小数点
以下)の座標に対しては切り捨て処理が行われており、
それぞれ、図3(A)に示した「人」という文字の32
分の1のスケールは図4(A),64分の1のスケール
は図4(B),128分の1のスケールは図4(C)に
示すようになり、同様に、図3(B)に示した「ヒ」と
いう文字の64分の1のスケールは図5(A),128
分の1のスケールは図5(B)に示すようになり、図3
(C)に示した「ト」という文字の64分の1のスケー
ルは図5(C),128分の1のスケールは図5(D)
に示すようになる。
【0003】各図からも判るように、ある程度以上に縮
小する(構成画素が少なくなる)と、文字図形を構成す
る字画の線幅を1ビット/画素で表現することになり、
部分的に複数の字画が重なったり、輪郭画素で囲まれた
部分を塗り潰す場合などの塗り潰し方法によっては、塗
り潰しが行われずに線が消えてしまう等、文字形状を正
しく表現することができなくなるという問題点があっ
た。
【0004】一方、本出願人が先に出願した特開昭63-1
14472 号の「画像処理装置」に開示されているグレイス
ケール文字図形を使用すると、人間の目で見ておかしく
ない程度の文字形状を表示するためのかなりの改善を行
うことができる。この方法は、例えば、1表示画素を2
*2の副画素で構成し、輪郭画素の右側を反転させて2
値表示したときの1表示画素中に含まれる表示副画素の
数で5階調表示するものである。この場合、1表示画素
では表示しきれない細かな部分を階調で表現することに
より、1文字当たりの構成画素が少ない文字でも十分に
認識可能となっている。
【0005】そして、例えば、8*8画素で表示するた
めの構成例を示すと、まず、16*16副画素におい
て、表示副画素を2値(○印)で示すと、それぞれ図6
(A),図7(A),(D)に示すようになり、これら
の副画素を表示画素(8*8画素)にまとめるとそれぞ
れ図6(B),図7(B),(E)に示すようになる。
そして、1表示画素中に含まれる表示副画素の数を0〜
4の数字で示すと、それぞれ図6(C),図7(C),
(F)に示すようになり(数字0の表示画素は、図示せ
ず)、この数字を表示画素の輝度として、階調表現する
ことにより、小さい文字の認識を可能にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た方法においても、本文に振るルビ文字などは、例え
ば、NTSCディスプレイの16ライン相当以下の大き
さとなり、線幅が1ライン以下になるような場合が多く
生じる。そして、この場合は、輝度が低くなるので、線
がかすれたりして読み難くなることがあった。図8
(A)に、5階調グレイスケールの16*16画素の文
字本体に8*8画素のカタカナルビと組み合わせて表示
レイアウトした例を示す。なお、16*16画素の文字
本体は同図(B)に示すような輝度となっており、ルビ
は図7(C),(F)に示すような輝度となっている。
【0007】当社出願の特願平5-325990号の「図形処理
装置及びその方法」や特願平6-85899 号の「画像合成装
置」等に開示されているような装置では、アウトライン
は線幅を太く変形することができ、グレースケール文字
の場合、小さい文字は多少つぶれても太い方が読みやす
いという傾向がある。この2件の特許出願で行われてい
る方法は、マスターデザインに対して各頂点の成す角を
概略二分する字画上の元の頂点からほぼ等しい距離にあ
る点を新しい頂点として新しい輪郭を作成し、続いて文
字図形全体の相似変換を行う。そして、これらを展開し
8*8画素、5階調のグレイスケールビットマップを作
成することにより、太さ変更の処理を行った文字を表示
することができる。
【0008】この処理内容について図面と共に簡単に説
明すると、まず、図9(A),図10(A)に示すよう
に、マスターデザイン(1024*1024画素)に対
して太さ変更の処理を行ったアウトラインデータを生成
する。このとき、各頂点の成す角を概略二分する字画上
の元の頂点からほぼ等しい距離にある点を新しい頂点と
して、輪郭を作成し直す。次に、相似変換を行って、1
6*16画素のアウトラインデータにし、これらの塗り
潰しを行ってから(図9(B),図10(B))、この
16*16画素を副画素として、8*8画素に展開し
(図9(C),図10(C))、8*8画素で5階調の
グレイスケールビットマップを作成する(図9(D),
図10(D))。そして、これらを、図8(A)と同様
に、文字本体と組み合わせるルビとして使用し、表示レ
イアウトすると、図11に示すようになる。このとき、
図8(A)に比べて、ルビ文字の視覚的バランスや視認
性が良くなっている。
【0009】しかしながら、このような処理は、どの程
度の文字の大きさの場合に、どの程度太らせれば良いか
という判断が必要であり、専門知識のない一般的な使用
者に判断させる(操作させる)のは困難であった。そこ
で、本発明は、表示する文字が小さい場合に文字図形を
構成する字画の太さを自動的に太く補正して、視認性を
良くした画像処理装置を提供することを目的とする。ま
た、使用者が文字図形を構成する字画の線幅を標準値に
対して太い・細いなどの視覚的太さを指示した場合に
は、この視覚的太さも考慮した上で、表示する文字の大
きさに対応した文字図形を構成する字画の太さを自動的
に補正する画像処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、少なくとも文字
図形の表示大きさと前記文字図形を構成する字画の標準
太さに対する視覚的太さを指示する指示手段と、前記指
示手段より供給される表示大きさもしくは既定値によっ
て前記文字図形の表示大きさを決定する表示大きさ決定
手段と、前記指示手段より供給される視覚的太さもしく
は既定値によって前記文字図形を構成する字画の視覚的
太さを決定する視覚的太さ決定手段と、前記視覚的太さ
決定手段より供給される視覚的太さと前記表示大きさ決
定手段より供給される表示大きさとに対応した太さに前
記文字図形を構成する字画の表示太さを変更する表示太
さ決定手段と、前記文字図形のアウトラインデータを格
納するアウトラインデータ記憶手段と、前記アウトライ
ンデータの字画を前記表示太さ決定手段より供給される
字画の表示太さに変換する非相似変換手段と、前記アウ
トラインデータを前記表示大きさ決定手段より供給され
る表示大きさに合わせて相似変換する相似変換手段と、
前記アウトラインデータをビットマップ化する展開/塗
りつぶし手段とを備え、前記文字図形の表示大きさと前
記文字図形を構成する字画の標準太さに対する視覚的太
さとに応じて前記文字図形を構成する字画の相対的な太
さを変更して出力することを特徴とする画像処理装置で
ある。また、第2の発明は、上記した第1の発明の画像
処理装置において、前記展開/塗り潰し手段により展開
及び塗り潰しされた文字図形画像を1表示画素あたり複
数ビットで表される多値の輝度情報に変換するフィルタ
手段と、前記フィルタ手段によって変換された前記多値
の輝度情報を記憶するグレイスケールメモリと、前記多
値の輝度情報が供給されて前記文字図形画像を少なくと
も着色処理する画像データ生成手段と、前記多値の輝度
情報が供給されて前記文字図形画像の背景画像に対する
混合比を決定する混合情報作成手段と、前記画像データ
生成手段より出力される文字図形のデータを所定の表示
位置に格納する画像メモリと、前記混合情報作成手段よ
り出力される混合比を所定の表示位置に格納する混合情
報メモリと、前記画像メモリに記憶されている文字図形
ビデオ信号と前記混合情報メモリに記憶されている混合
比信号とを背景ビデオ信号に同期して読み出して、前記
文字図形ビデオ信号と前記混合比信号とを出力する同期
読み出し回路と、前記混合比信号に基づいて前記背景ビ
デオ信号と前記文字図形ビデオ信号とを相補的にゲイン
変化させて混合合成し、スーパーインポーズ信号を出力
する混合回路とを備えたことを特徴とする画像処理装置
である。また、第3の発明は、少なくとも文字図形の表
示大きさと前記文字図形を構成する字画の標準太さに対
する視覚的太さを指示する指示ステップと、前記指示ス
テップより供給される表示大きさもしくは既定値によっ
て前記文字図形の表示大きさを決定する表示大きさ決定
ステップと、前記指示ステップより供給される視覚的太
さもしくは既定値によって前記文字図形を構成する字画
の視覚的太さを決定する視覚的太さ決定ステップと、前
記視覚的太さ決定ステップより供給される視覚的太さと
前記表示大きさ決定ステップより供給される表示大きさ
とに対応した太さに前記文字図形を構成する字画の表示
太さを変更する表示太さ決定ステップと、前記文字図形
のアウトラインデータを格納するアウトラインデータ記
憶ステップと、前記アウトラインデータの字画を前記表
示太さ決定ステップより供給される字画の表示太さに変
換する非相似変換ステップと、前記アウトラインデータ
を前記表示大きさ決定ステップより供給される表示大き
さに合わせて相似変換する相似変換ステップと、前記ア
ウトラインデータをビットマップ化する展開/塗りつぶ
しステップとからなり、前記文字図形の表示大きさと前
記文字図形を構成する字画の標準太さに対する視覚的太
さとに応じて前記文字図形を構成する字画の相対的な太
さを変更して出力することを特徴とする画像処理方法で
ある。また、第4の発明は、上記した第3の発明の画像
処理方法において、前記展開/塗り潰しステップにより
展開及び塗り潰しされた文字図形画像を1表示画素あた
り複数ビットで表される多値の輝度情報に変換するフィ
ルタステップと、前記フィルタステップによって変換さ
れた前記多値の輝度情報を記憶するグレイスケールメモ
リステップと、前記多値の輝度情報が供給されて前記文
字図形画像を少なくとも着色処理する画像データ生成ス
テップと、前記多値の輝度情報が供給されて前記文字図
形画像の背景画像に対する混合比を決定する混合情報作
成ステップと、前記画像データ生成ステップより出力さ
れる文字図形のデータを所定の表示位置に格納する画像
メモリステップと、前記混合情報作成ステップより出力
される混合比を所定の表示位置に格納する混合情報メモ
リステップと、前記画像メモリステップで記憶された文
字図形ビデオ信号と前記混合情報メモリステップで記憶
された混合比信号とを背景ビデオ信号に同期して読み出
して、前記文字図形ビデオ信号と前記混合比信号とを出
力する同期読み出しステップと、前記混合比信号に基づ
いて前記背景ビデオ信号と前記文字図形ビデオ信号とを
相補的にゲイン変化させて混合合成し、スーパーインポ
ーズ信号を出力する画像混合ステップとからなることを
特徴とする画像処理方法。
【0011】
【実施例】本発明の画像処理装置の一実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明の画像処理装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。同図において、指示手
段1は、使用者が表示する文字の大きさや、文字の線幅
が標準値に対して太いまたは細い等の視覚的な文字字画
の太さを指示するためのキーボードやマウス、ボタン等
である。そして、この指示手段1により指示された表示
文字の大きさは表示大きさ決定手段2に供給され、視覚
的な文字字画の太さは視覚的太さ決定手段3に供給され
る。
【0012】表示大きさ決定手段2は、指示手段1より
供給される文字の大きさに対応した文字の表示大きさ
(1文字当たりの構成画素)を決定する手段であり、使
用者による指定がなかった場合には予め決められている
既定値(標準値)を用いて文字の表示大きさを決定す
る。また、視覚的太さ決定手段3は、指示手段1より供
給される文字を構成する字画の視覚的太さに対応した文
字字画の視覚的太さを決定する手段であり、例えば、太
い・細いなどの感覚的な文字字画の太さが指定され、図
12のグラフに示すように、指定された状態により、文
字の太さ方向の値を変えている。そして、使用者による
指定がなかった場合には予め決められている既定値(標
準値)を用いて文字の視覚的太さを決定している。
【0013】さらに、表示太さ決定手段4は、視覚的太
さ決定手段3より供給される文字字画の視覚的太さと表
示大きさ決定手段2より供給される表示大きさとに基づ
いて、図12に示すグラフのように表示大きさがしきい
値(所定値)よりも小さい場合には、相対的な文字字画
の太さが太くなるように、変換テーブルを参照するなど
により制御して、視覚的太さを実際の表示太さに変換し
ている。このとき、文字が小さくなる程、文字字画の太
さを太くするように制御する。そして、このしきい値
は、表示装置の表示レベルや視認状況によって異なる
が、例えば、NTSC方式でノンインターレス表示する
場合は、1文字当たりの画素数が24*24画素である
ときをしきい値として、それ以下の場合に太らせ処理を
行うように設定しても良い。
【0014】また、アウトラインデータ記憶手段5に
は、数多くの文字図形画像を輪郭点座標値などで表した
アウトラインデータ(マスターデザイン)が格納されて
おり、表示したい文字のアウトラインデータを非相似変
換手段6に出力している。非相似変換手段6では、アウ
トラインデータ記憶手段5より供給されるアウトライン
データの字画を表示太さ決定手段4より供給される文字
字画の表示太さに変換している。この太さ変換処理は、
例えば、図9(A)及び図10(A)に示すような太ら
せ処理であり、アウトラインデータであるマスターデザ
インに対して、各頂点の成す角を概略二分する字画上の
元の頂点からほぼ等しい距離にある点を新しい頂点とし
て輪郭を作成し直すことにより、文字の太さ変更処理を
行ったアウトラインデータを生成することができる。
【0015】そして、相似変換手段7では、表示大きさ
決定手段2より供給される表示大きさに対応させて、非
相似変換手段6より供給される太さ変更処理の行われた
アウトラインデータを相似変換する。これは、例えば、
1024*1024画素のマスターデザインを8*8画
素にスケール変換する処理である。さらに、展開/塗り
潰し手段8では、相似変換手段7より供給される変換処
理されたアウトラインデータを、例えば、図9(B)〜
(D)及び図10(B)〜(D)に示すように1表示画
素に対して複数の副画素に展開して、それぞれの副画素
に対応した塗り潰しを行い、ビットマップ化する。そし
て、表示手段9により、ビットマップデータを出力し
て、図11に示す表示画像例のような階調表示を行って
いる。
【0016】このように、文字の大きさが小さくなるに
したがって、文字を構成する字画を自動的に太くしてい
るので、専門知識のない使用者が文字の大きさを小さく
指定した場合でも、視認性の良い文字を表示することが
できる。なお、上記した実施例では、使用者が指定する
文字字画の視覚的太さも考慮しているが、視覚的太さを
指定できない場合などでは、文字の大きさだけに対応し
て文字字画の太さを変えても良い。また、上記実施例で
は、非相似変換手段6による太らせ処理の後で相似変換
手段7による相似変換を行うように構成しているが、こ
れらの処理は、どちらを先に行っても良く、相似変換手
段7による相似変換の後で非相似変換手段6による太ら
せ処理を行うこともできる。
【0017】次に、本発明の画像処理装置の他の実施例
を図面と共に説明する。この画像処理装置は、アウトラ
インデータの形で記憶された文字図形を背景画像にスー
パーインポーズする装置である。図2は、本発明の画像
処理装置の他の実施例の構成を示すブロック図である。
同図において、Aで示される部分は、上記した図1の実
施例と同様な構成であるので、その詳細な説明は省略す
る。展開/塗りつぶし手段8より出力されるビットマッ
プデータは、展開/塗り潰しメモリ10に蓄積される。
【0018】展開/塗り潰しメモリ10に蓄積されたビ
ットマップデータは、それぞれの画素の有無を表わす2
値の情報である。この情報は2次元平均化方法を行うフ
ィルタ手段11によって画素ごとに多値の輝度情報に変
換され、文字列単位で一時記憶するグレイスケールメモ
リ12に格納される。この輝度情報は更に画像データ生
成手段13により着色、即ちRGB値等を決定した上
で、画面上の所望の位置に相当する画像メモリ15のア
ドレスに書き込まれる。一方、グレイスケールメモリ1
2に格納された輝度情報は、混合情報作成手段14によ
り、文字図形画像と背景画像の混合比を表わす混合比デ
ータに選択的に変換され、画面上の所望の位置に相当す
る混合情報メモリ16のアドレスに書き込まれる。な
お、この混合比データは、1つの画素内に含まれる文字
図形画像と背景画像の面積比に相当する。
【0019】背景画像となる背景ビデオ信号は、輝度信
号とクロマ信号とが同期関係をもって供給される。な
お、信号形態はアナログ信号でもディジタル信号でも良
い。また、この背景画像にスーパーインポーズする文字
図形となる文字図形ビデオ信号は、RGB3原色信号、
輝度信号/色差信号、公知のカラーパレットあるいは輝
度信号/クロマ信号等の形で画像メモリ15に蓄積され
ており、この各画素に対応する混合比データが混合情報
メモリ16に蓄積されている。
【0020】そして、同期回路18によって背景ビデオ
信号の輝度信号またはクロマ信号に含まれている同期信
号からビデオ同期信号を抽出し、同期読み出し回路17
に読み出しクロックを出力する。同期読み出し回路17
は、この読み出しクロックによって背景ビデオ信号の各
信号と同期関係を保った上で、画像メモリ15に蓄積さ
れている文字図形ビデオ信号と混合情報メモリ16に蓄
積されている各画素に対応する混合比データとから文字
図形ビデオ信号の輝度信号とクロマ信号及び混合比信号
を発生し、それぞれ混合回路19,20に出力する。
【0021】なお、混合回路19,20が乗算器、加算
器等で構成されるディジタル回路である場合は、輝度信
号、クロマ信号及び混合比信号は、ディジタル信号とし
て混合回路19,20に供給される。そして、混合回路
19,20がフェーダ回路やミキサ等で構成されるアナ
ログ回路である場合は、D/A変換を施したアナログ信
号として混合回路19,20に供給される。
【0022】混合回路19は、背景画像と文字図形画像
のそれぞれの輝度信号を混合比信号に従って相補的にゲ
イン変化させて混合し、混合したスーパーインポーズ信
号の輝度信号として出力する回路である。一方、混合回
路20は、背景画像と文字図形画像のそれぞれのクロマ
信号(搬送色信号)を混合比信号に従って相補的にゲイ
ン変化させて混合し、混合したスーパーインポーズ信号
のクロマ信号として出力する回路である。そして、この
混合回路19,20より出力される輝度信号とクロマ信
号を表示装置に出力することにより、背景画像に文字図
形画像がスーパーインポーズされた画像が表示されるこ
とになる。
【0023】このようにして、各表示画素領域に文字図
形が含まれる面積比に相当する値が表示画素の値となる
ので、文字図形の生成段階においてノイズ成分の発生を
軽減することができる。さらに、本実施例では、このよ
うにして生成したジャギー成分がもともと少ない文字図
形画像と背景画像とを混合比データに基づいて混合して
いるので、視覚的に非常に滑らかな文字図形画像をスー
パーインポーズ表示することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る画像処理装置及び画像処理
方法によれば、使用者が視覚的な文字字画の太さを指示
した場合に、この太さも考慮した上で、表示する文字の
大きさに対応して文字字画の太さを自動的に補正するよ
うにしたので、使用者の意図する文字字画の太さを表現
しつつ、視覚的に見やすい表示を行うことができ、更
に、アウトラインデータの形で記憶された文字図形を背
景画像に良好にスーパーインポーズすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】本発明の画像処理装置の他の実施例を示す構成
図である。
【図3】(A)〜(C)はそれぞれアウトラインデータ
記憶手段に蓄積されている文字図形の画像例を示す説明
図である。
【図4】(A)〜(C)はそれぞれアウトラインデータ
を縮小表示したときの画像例を示す説明図である。
【図5】(A)〜(D)はそれぞれアウトラインデータ
を縮小表示したときの画像例を示す説明図である。
【図6】(A)は副画素表示をした際の表示副画素の画
像例を示す説明図、(B)は表示副画素と表示画素との
対応を示す説明図、(C)は表示画素の輝度を数字で示
した説明図である。
【図7】(A),(D)は副画素表示をした際の表示副
画素の画像例を示す説明図、(B),(E)は表示副画
素と表示画素との対応を示す説明図、(C),(F)は
表示画素の輝度を数字で示した説明図である。
【図8】(A)は従来の表示画像例を示す説明図、
(B)は表示画素の輝度を数字で示した説明図である。
【図9】(A)はアウトラインデータを太らせ処理した
ときの画像例を示す説明図、(B)は副画素表示をした
際の表示副画素の画像例を示す説明図、(C)は表示副
画素と表示画素との対応を示す説明図、(D)は表示画
素の輝度を数字で示した説明図である。
【図10】(A)はアウトラインデータを太らせ処理し
たときの画像例を示す説明図、(B)は副画素表示をし
た際の表示副画素の画像例を示す説明図、(C)は表示
副画素と表示画素との対応を示す説明図、(D)は表示
画素の輝度を数字で示した説明図である。
【図11】本発明の画像処理装置による表示画像例を示
す説明図である。
【図12】文字の大きさと文字の太さ及び文字の視覚太
さの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 指示手段 2 表示大きさ決定手段 3 視覚的太さ決定手段 4 表示太さ決定手段 5 アウトラインデータ記憶手段 6 非相似変換手段 7 相似変換手段 8 展開/塗り潰し手段 9 表示手段 10 展開/塗り潰しメモリ 11 フィルタ手段 12 グレイスケールメモリ 13 画像データ生成手段 14 混合情報作成手段 15 画像メモリ 16 混合情報メモリ 17 同期読み出し回路 18 同期回路 19,20 混合回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 5/28 610 G06F 15/72 355U (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/24 G06F 3/153 G06T 11/20 G09G 5/26 G09G 5/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも文字図形の表示大きさと前記文
    字図形を構成する字画の標準太さに対する視覚的太さを
    指示する指示手段と、 前記指示手段より供給される表示大きさもしくは既定値
    によって前記文字図形の表示大きさを決定する表示大き
    さ決定手段と、 前記指示手段より供給される視覚的太さもしくは既定値
    によって前記文字図形を構成する字画の視覚的太さを決
    定する視覚的太さ決定手段と、 前記視覚的太さ決定手段より供給される視覚的太さと前
    記表示大きさ決定手段より供給される表示大きさとに対
    応した太さに前記文字図形を構成する字画の表示太さを
    変更する表示太さ決定手段と、 前記文字図形のアウトラインデータを格納するアウトラ
    インデータ記憶手段と、 前記アウトラインデータの字画を前記表示太さ決定手段
    より供給される字画の表示太さに変換する非相似変換手
    段と、 前記アウトラインデータを前記表示大きさ決定手段より
    供給される表示大きさに合わせて相似変換する相似変換
    手段と、 前記アウトラインデータをビットマップ化する展開/塗
    りつぶし手段とを備え、 前記文字図形の表示大きさと前記文字図形を構成する字
    画の標準太さに対する視覚的太さとに応じて前記文字図
    形を構成する字画の相対的な太さを変更して出力するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像処理装置において、 前記展開/塗り潰し手段により展開及び塗り潰しされた
    文字図形画像を1表示画素あたり複数ビットで表される
    多値の輝度情報に変換するフィルタ手段と、 前記フィルタ手段によって変換された前記多値の輝度情
    報を記憶するグレイスケールメモリと、 前記多値の輝度情報が供給されて前記文字図形画像を少
    なくとも着色処理する画像データ生成手段と、 前記多値の輝度情報が供給されて前記文字図形画像の背
    景画像に対する混合比を決定する混合情報作成手段と、 前記画像データ生成手段より出力される文字図形のデー
    タを所定の表示位置に格納する画像メモリと、 前記混合情報作成手段より出力される混合比を所定の表
    示位置に格納する混合情報メモリと、 前記画像メモリに記憶されている文字図形ビデオ信号と
    前記混合情報メモリに記憶されている混合比信号とを背
    景ビデオ信号に同期して読み出して、前記文字図形ビデ
    オ信号と前記混合比信号とを出力する同期読み出し回路
    と、 前記混合比信号に基づいて前記背景ビデオ信号と前記文
    字図形ビデオ信号とを相補的にゲイン変化させて混合合
    成し、スーパーインポーズ信号を出力する混合回路とを
    備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】少なくとも文字図形の表示大きさと前記文
    字図形を構成する字画の標準太さに対する視覚的太さを
    指示する指示ステップと、 前記指示ステップより供給される表示大きさもしくは既
    定値によって前記文字図形の表示大きさを決定する表示
    大きさ決定ステップと、 前記指示ステップより供給される視覚的太さもしくは既
    定値によって前記文字図形を構成する字画の視覚的太さ
    を決定する視覚的太さ決定ステップと、 前記視覚的太さ決定ステップより供給される視覚的太さ
    と前記表示大きさ決定ステップより供給される表示大き
    さとに対応した太さに前記文字図形を構成する字画の表
    示太さを変更する表示太さ決定ステップと、 前記文字図形のアウトラインデータを格納するアウトラ
    インデータ記憶ステップと、 前記アウトラインデータの字画を前記表示太さ決定ステ
    ップより供給される字画の表示太さに変換する非相似変
    換ステップと、 前記アウトラインデータを前記表示大きさ決定ステップ
    より供給される表示大きさに合わせて相似変換する相似
    変換ステップと、 前記アウトラインデータをビットマップ化する展開/塗
    りつぶしステップとからなり、 前記文字図形の表示大きさと前記文字図形を構成する字
    画の標準太さに対する視覚的太さとに応じて前記文字図
    形を構成する字画の相対的な太さを変更して出力するこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】請求項に記載の画像処理方法において、 前記展開/塗り潰しステップにより展開及び塗り潰しさ
    れた文字図形画像を1表示画素あたり複数ビットで表さ
    れる多値の輝度情報に変換するフィルタステップと、 前記フィルタステップによって変換された前記多値の輝
    度情報を記憶するグレイスケールメモリステップと、 前記多値の輝度情報が供給されて前記文字図形画像を少
    なくとも着色処理する画像データ生成ステップと、 前記多値の輝度情報が供給されて前記文字図形画像の背
    景画像に対する混合比を決定する混合情報作成ステップ
    と、 前記画像データ生成ステップより出力される文字図形の
    データを所定の表示位置に格納する画像メモリステップ
    と、 前記混合情報作成ステップより出力される混合比を所定
    の表示位置に格納する混合情報メモリステップと、 前記画像メモリステップで記憶された文字図形ビデオ信
    号と前記混合情報メモリステップで記憶された混合比信
    号とを背景ビデオ信号に同期して読み出して、前記文字
    図形ビデオ信号と前記混合比信号とを出力する同期読み
    出しステップと、 前記混合比信号に基づいて前記背景ビデオ信号と前記文
    字図形ビデオ信号とを相補的にゲイン変化させて混合合
    成し、スーパーインポーズ信号を出力する画像混合ステ
    ップとからなることを特徴とする画像処理方法。
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