JPH04122991A - 画像と文字の合成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表示装置における画像と文字の合成方法に関
し、特に画像データと文字データとを合成する際に、背
景（画像データ）に応じた最適な合成方法を選択して画
像と文字の合成を行う方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、画像データと文字データとを合成する際には、例
えば、特開昭６０−２５４０８２号公報に開示された表
示方法が知られている。この方法は、文字データ信号と
イメージデータ信号との排他的論理和をとった表示用デ
ータ信号により、表示を行うようにしたものであり、こ
れにより、文字情報とイメージ情報が重なった場合にも
１文字の判読を可能にすることができるというものであ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、文字情報と画像情報が重なった場合に
も、文字の判読を可能にすることができるものではある
が、現実には、文字情報と重なる画像情報の色や模様に
は多くの種類があり、この画像情報の色や模様によって
は、これと重なる文字情報が認識困難になるという問題
があった。

すなわち、上記従来技術は、画像情報の色や模様には無
関係に、一定の合成方法に従って文字データと画像デー
タとを合成しているため、文字データを合成した範囲の
画像データが、合成した文字データと色や模様の点で類
似している場合、合成後に文字認識が困難または不可能
になるという問題があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来の技術における上述の如き問題を解
消し、文字データと合成される画像データの状況に応し
て合成方法を変更するようにして、どのような画像デー
タに対しても文字認識を可能とした、画像と文字の合成
方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の上記目的は、画像データと文字データの合成を
行う方法において、文字領域毎に、文字データを合成す
る範囲の背景となる画像データの濃度を判定し、その結
果に基づいて予め用意された複数の文字合成処理方法中
の一つを選択して、画像データと文字データの合成を行
うことを特徴とする画像と文字の合成方法により達成さ
れる。

〔作用〕 本発明に係る画像と文字の合成方法では、後述する如く
、合成する文字の大きさ７位置に基づいて、合成する画
像データから上記文字の背景となる部分の画像データを
抽出し、次に、この画像データの状態を濃度により判定
し、この判定結果に基づいて、合成後の文字認識が最も
容易になる合成方式を、複数の合成方式の中から選択す
る。これにより、合成する背景（画像データ）に最適な
合成方法で、画像データと文字データを合成することが
可能になるものである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第２図は、本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。図中、１１は画像データを格納している画像メモリ
、１２は文字データな格納している文字メモリ、１３は
後述する文字領域スキャン制御回路、】４は同じく後述
する背景判定回路、１５は同しく後述する合成方法選択
回路、］６は画像データと文字データの合成を行う合成
回路を示しており、１７は合成画面を示している。

上記文字領域スキャン制御回路１３では、画像メモ１月
１の合成する画像と文字メモ１月２の合成する文字の位
置から、背景となる画像データの一部の抽出を行う。背
景判定回路１４では、上記文字領域スキャン制御回路１
３で抽出された背景の濃度判定を行う。合成方法選択回
路１５は、背景の濃度判定結果から、その背景（濃度）
に最も適した合成方法の選択を行う。選択された合成方
法により、画像データと文字データとが合成回路１６で
合成され、合成画像１７が出力される。

第１図は、上述の如く構成される本実施例の動作を示す
フローチャートであり、背景である画像データの一部（
文字領域画像）、すなわち、各文字領域に対応する部分
画像データを入力し、画像の背景状態を考慮して最適な
文字合成方法で合成処理を行う動作フローを示すもので
ある。

以下、第１図、第２図に従って本実施例の動作を説明す
る。

まず、画像メモ１月１中の合成対象となる画像と文字メ
モリ像中の合成対象となる文字から、ステップ２１で背
景となる画像データの一部（実際に合成する大きさの文
字の占める面積とその周囲の面積との和）を抽出する。

次に、上記ステップで抽出した背景の濃度の最大値、最
小値を検出する（ステップ２２）。この最大値、最小値
が条件１ 〈条件１〉 最大値＞ＴＨ 最小値＞ＴＨ ここで、ＴＨ：表示可能な最大値と最小値の平均値 を満たす場合（ステップ２３）には、ステップ２７の合
成方式３が選択される。この場合には、最大値と最小値
がともに平均値より高いので、合成方式としては、文字
を白抜きにする方式（第３図（ｂ））が選択される。

上述の条件１が満たされない場合には、次に、ステップ
２４で、条件２ 〈条件２〉 最大値＜ＴＨ 最小値＜ＴＨ を満たすか否かが判定される。条件２を満たす場合には
、画像の背景となる濃度は低いと判定されるので、合成
方式としては、文字を黒で表示する方式（第３図（ａ）
）が選択される（ステップ２６）。

上述の条件１７条件２がいずれも満たされない場合は、 最大値＞ＴＨ 最小値＜ＴＨ となっている場合であり、この場合には、合成方式１（
ステップ２５）が選択される。ここで、最大値が平均値
より大きく、最小値が平均値より小さいということから
、この背景は濃度の高い部分と低い部分とが混在してい
ると判定される。このような画像では１合成力式として
、文字の白抜き表示（第３図（ｂ））や文字の黒表示（
第３図（ａ））では、合成後の文字認識が困難であるの
で、第３図（ｃ）に示す如き、白枠付きの黒文字表示を
行う。これには５例えば、最初に文字を白で位置をずら
して２度書きして周囲を白抜きにし、次に、その上から
文字を黒で表示するという方法を用いる。

上述の如く、本実施例によれば、背景となる画像の濃度
判定結果に基づいて、文字合成方式を選択・決定するの
で、画像と文字とが認識し、易い形で表示できるように
なるという効果が得られるものである。

上記実施例においては、背景となる画像の濃度判定を、
画像データの最大値、最小値およびＴＨ（平均値）によ
り振り分ける例を示したが、これは−例であり、本発明
はこれに限定されるへきものではない。また、背景とな
る画像の濃度判定結果に基づいて選択される文字データ
と画像データの合成方式に関しても、上記実施例に示し
た方式に限定されるものではない。

また、上記実施例においては、特に述へなかったが、カ
ラー表示装置における画像と文字の合成においても、本
発明に係る画像と文字の合成方法を適用することが可能
であることは言うまでもないことである。

〔発明の効果〕

以上、詳細に説明した如く、本発明によれば、画像デー
タと文字データの合成を行う方法において、文字領域毎
に１文字データを合成する範囲の背景となる画像データ
の濃度を判定し、その結果に基づいて予め用意された複
数の文字合成処理方法中の−っを選択して、画像データ
と文字データの合成を行うようにしたので、どのような
画像データに対しても文字認識を可能とした、画像と文
字の合成方法を実現できるという顕著な効果を奏するも
のである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
、第２図は実施例のブロック構成図、第３図は文字合成
方式の例を示す図である。 １１：画像メモリ、１２：文字メモリ、１３：文字領域
スキャン制御回路、１４：背景判定回路、１５：合成方
法選択回路、］６二合成回路、］７：合成画面、２１〜
２７：処理ステップ。 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、画像データと文字データの合成を行う方法において
   、文字領域毎に、文字データを合成する範囲の背景とな
   る画像データの濃度を判定し、その結果に基づいて予め
   用意された複数の文字合成処理方法中の一つを選択して
   、画像データと文字データの合成を行うことを特徴とす
   る画像と文字の合成方法。