JP3114561B2 - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JP3114561B2 JP3114561B2 JP07100217A JP10021795A JP3114561B2 JP 3114561 B2 JP3114561 B2 JP 3114561B2 JP 07100217 A JP07100217 A JP 07100217A JP 10021795 A JP10021795 A JP 10021795A JP 3114561 B2 JP3114561 B2 JP 3114561B2
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Description
に表示するために、電子的に文字図形を発生させるため
の画像処理を行う画像処理装置に関するものである。
を表示する場合の特有の問題としては、ジャギーの発生
があり、更にインターレス表示を行う場合にはフリッカ
ー発生という問題も生じる。現行のディスプレイ装置、
特にCRTを使用した表示装置は、そのほとんどが水平
方向を主走査方向、垂直方向を副走査方向としている。
そして、日本語(特に漢字)の表示を行う場合、横方向
のラインがアルファベット等よりも多くなり、また、フ
ォントのデザインも、縦のラインよりも横のラインの方
が細くデザインされる傾向があるので、インターレス表
示を行う場合のフリッカー発生が深刻な問題となる場合
が多い。
353号公報の「画像処理装置」等に開示されている、
グレイスケール文字図形によるアンチエリアシングを行
うと、上記したジャギーの発生やフリッカー発生をかな
り改善することができる。また更に、当社出願の特願平
6−85899号の「画像合成装置」では、アウトライ
ン文字図形を展開/塗り潰しする際、フィルタ手段によ
って、1表示画素に対応する複数の副画素の値に対する
2次元の平均化処理を含む演算結果から各表示画素それ
ぞれの多値の輝度情報を生成してビットマップ画像を作
成することにより、これら2つの問題を改善する方法が
具体的に開示されている。
号の「画像合成装置」に開示されているように、複数の
副画素の値から表示画素の値を求めるとき、対応する副
画素のみに対して単純平均化処理を行った場合について
考えると、例えば図2(A)に示すような太さが1表示
画素(4副画素)の細い横線を表示するときは、同図
(B)に示すように、横線となる表示画素の値のみが4
となり、他の表示画素の値が0となるので、1走査ライ
ンに相当する画像が発生し、インターレス表示を行った
場合にフリッカーが発生する。また、ディジタル処理系
で処理しやすい2のべき乗の副画素を1表示画素に対応
させた場合(同図(A)の場合は1表示画素に対して4
副画素が対応している)でも、表示画素のとりうる値が
(構成副画素数+1)となり(この例の場合、0〜4の
5値)、D/A変換器等によるデジタル処理を行いにく
いという問題もあった。
ときのフリッカーの発生をさらに押さえると共に、ディ
ジタル処理を容易に行えるようにした画像処理装置を提
供することを目的とする。
めの手段として、アウトラインデータを格納する記憶手
段と、アウトラインデータを1表示画素に対して複数の
副画素に展開して、前記副画素単位でビットマップデー
タを生成する展開/塗り潰し手段と、前記ビットマップ
データから前記副画素で構成される画像毎に多値の輝度
情報へ変換する2次元平均化処理を行って表示画素情報
を作成するフィルタ手段と、前記フィルタ手段から出力
される前記表示画素情報よりグレイスケールビットマッ
プ画像データを発生する画像データ生成手段とを有し、
前記フイルタ手段により前記多値の輝度情報を生成する
際に、副走査方向の1走査ラインだけの画像成分をなく
すように輝度を次第に変化させると共に、副走査方向に
孤立した最高輝度の表示画素が生成されないように副走
査方向に隣り合う表示画素を構成する副画素情報を含め
た加重平均処理を行うことを特徴とする画像処理装を提
供する。
ル(副画素)の値からグレイスケール化されたピクセル
(表示画素)の値を求めるとき、少なくとも表示時の副
走査方向に隣り合うピクセルを構成するサブピクセルの
値を含めて加重平均処理を行う。
を表示する場合では、副走査方向(同図では上下方向)
に隣り合うピクセルを構成するサブピクセルを含め、0
または1という整数値である各副画素の値に、やはり整
数値である重み係数を乗算してからこれらの総和をと
り、この総和値のとりうる最大値でこの総和値を割るこ
とによって、0.0〜1.0の範囲の有理数である表示
画素の値が得られる。これを式で現すと、式1のように
なる。
たい場合は、以下に示す式2のようにして0.0〜Lの
範囲の表示画素値yが得られる。
ル処理を行いやすくする場合は、Lを2のべき乗とし
(図2の例では4)、得られたyの値の小数点以下を切
り捨て処理し、y=Lの場合のみ、y=L−1とするべ
く丸め処理を行う(この例ではL−1=3)。一般的な
MPU等の整数演算処理系では、この様な処理は各演算
を式2の右辺に示した順番で行うことによって簡単に実
現でき、y=Lの場合のみ、L−1への丸め処理という
例外処理を行うことによって、最も妥当な近似整数値を
得ることができる。
たような1走査ラインに集中していた画像成分が、同図
(C)に示すように副走査方向(同図では上下方向)に
隣り合う複数ラインにわたって分布することになり、フ
リッカーの発生を低減することができる。なお、同図
(C)の数値は、表示画素値yを示している。
装置の一実施例について、図面と共に説明する。図1
は、画像処理装置の構成の主要部を示す構成図である。
まず、アウトラインデータメモリ1には、表示する文字
図形画像の輪郭点座標値等が蓄積されている。そして、
この輪郭点座標値が展開/塗り潰し手段2に供給されて
ビットマップ化が行なわれるのであるが、このとき、上
述したように1表示画素に対して複数の副画素に展開さ
れ、それぞれの副画素に対応した塗り潰しが行われて、
副画素展開/塗り潰しメモリ3に蓄積される。
たビットマップ文字図形データは、それぞれの副画素上
の文字図形画像の有無を表わす2値の情報である。この
情報は、フィルタ手段4に供給され、2次元平均化処理
を行う際に上述した方法をとることにより、画素ごとに
多値の輝度情報に変換され、グレイスケールメモリ5に
格納される。そして、この輝度情報は更に画像データ生
成手段6により着色、即ちRGB値等を決定した上で、
画面上の所望の位置に相当する画像メモリ(図示せず)
に書き込まれる。一方、グレイスケールメモリ5に格納
された輝度情報は、混合情報作成手段7により、文字図
形画像と背景画像の混合比を表わす混合比データに選択
的に変換され、画面上の所望の位置に相当する混合情報
メモリ(図示せず)に書き込まれる。
「ヒ」)の例について、フィルタ手段4による多値の輝
度情報への変換を中心にして、この画像処理装置の動作
について説明する。まず、図3に示すようなカタカナの
「ヒ」の文字の輪郭点座標値がアウトラインデータメモ
リ1に蓄積されており、この輪郭点座標値を展開/塗り
潰し手段2に供給してビットマップ化を行なう。ここ
で、1表示画素に対して4つの副画素に展開すると、図
4(A)に示すようになる。なお、同図において、各格
子が表示画素を示しており、表示すべき部分の副画素が
ある場合には、その格子の中に円を記載してる。そし
て、各表示画素中に含まれる副画素の数に対応して、輝
度を変化させると、図5(A)に示すようになり、1走
査ラインだけの横線が生成されるので、フリッカーが発
生することになる。また、輝度の値が、0〜4の5種類
となり、データの取扱いが困難となる。
れて副画素展開/塗り潰しメモリ3に蓄積されたビット
マップ文字図形データをフィルタ手段4にて、2次元平
均化処理と同時に上述した方法をとることにより、1走
査ラインに集中している画像成分を副走査方向の複数ラ
インにわたって分布するように展開して、画素ごとに多
値の輝度情報に変換し、輝度の値を0〜3の4種類にし
て、グレイスケールメモリ5に格納する。
は、まず、副画素の有無xを1,0で示し、それぞれの
副画素に対して、図4(B)に示すような重み係数α
(0〜3)による重み付け処理を行う。この重み付け処
理は、表示画素値yを求めようとする表示画素に表示画
素bの重み係数を与え、その上下の表示画素にそれぞれ
表示画素a,cの重み係数を与えて、副画素値が1であ
る(副画素値がある)所の重み係数の総和をとり、その
値を表示画素値yを求めようとする表示画素の総和値と
する。
α*副画素値xの総和値のとりうる最大値Mは、1*3
*4+(1*2+2*2)*2=24であり、4階調で
表示するとしたときには、表示画素値の求められる最大
値Lは、4となるので、上記した式2を用いた2次元平
均化処理を行って、各表示画素の輝度(表示画素値)y
を計算すると、0.0〜4.0の間の数値が得られ、こ
の場合は、図4(A)に示すような数値となる。そし
て、この数値yが、0.0以上1.0未満(0.0≦y
<1.0)の場合は0となるように小数点以下を切り捨
て、同様に、1.0以上2.0未満(1.0≦y<2.
0)の場合は1、2.0以上3.0未満(2.0≦y<
3.0)の場合は2、3.0以上4.0未満(3.0≦
y<4.0)の場合は3とすると共に、y=4の場合も
3に丸めることにより、図4(C)に示すような数値と
なり、この数値yに対応させて表示すると、図5(B)
に示すようになる。
を行った場合には、副走査方向の1走査ラインだけの画
像成分がなくなると共にその濃淡(輝度)が徐々に変化
しているので、自然な感じで表示しつつ、フリッカーを
ほとんど目立たなくすることができる。また、表示画素
値yは、0〜3の4種類(2のべき乗)の値しかとらな
いので、D/A変換器等によるデジタル処理を簡単に行
うことができる。
くとも文字または図形に対応したコード番号と表示の大
きさ及び表示位置とを含む情報が入力される外部インタ
ーフェース手段を設けると共に、展開/塗り潰し手段2
によってアウトラインデータを指示された大きさに対応
する座標値に変換してからドットデータに展開し、同期
読み出しを行えるようにすることにより、PC(パーソ
ナルコンピュタ)の他、ワープロ、ビデオタイトラー、
ゲーム機器など、インターレス表示を行う各種機器に応
用することができる。
処理と同時に、副走査方向の1走査ラインだけの画像成
分をなくすと共にその濃淡(輝度)を徐々に変化させて
いるので、処理量をあまり増やすことなしに、フリッカ
ー発生を更に低減することができる。また、表示画素値
の種類数をディジタル処理系で処理しやすい2のべき乗
の値とすることにより、関連するD/A変換器等の処理
を容易にすることができるという効果がある。
である。
素(4副画素)の細い横線を示す図、(B)は(A)の
従来の輝度値を示す図、(C)は(A)の本発明による
輝度値を示す図である。
字図形の画像例を示す説明図である。
す文字図形の表示画素、副画素及び式2による輝度値を
示す図、(B)は重み係数αの値を示す図、(C)は本
発明による輝度値を示す図である。
来の方法による表示例を示す図、(B)は本発明による
表示例を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】アウトラインデータを格納する記憶手段
と、 アウトラインデータを1表示画素に対して複数の副画素
に展開して、前記副画素単位でビットマップデータを生
成する展開/塗り潰し手段と、前記ビットマップデータから前記副画素で構成される画
像毎に多値の輝度情報へ変換する 2次元平均化処理を行
って表示画素情報を作成するフィルタ手段と、前記フィルタ手段から出力される前記表示画素情報より
グレイスケールビットマップ画像データを発生する画像
データ生成手段とを有し、 前記フイルタ手段により前記多値の輝度情報を生成する
際に、副走査方向の1走査ラインだけの画像成分をなく
すように輝度を次第に変化させると共に、副走査方向に
孤立した最高輝度の表示画素が生成されないように副走
査方向に隣り合う表示画素を構成する副画素情報を含め
た加重平均処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07100217A JP3114561B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07100217A JP3114561B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08272351A JPH08272351A (ja) | 1996-10-18 |
JP3114561B2 true JP3114561B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=14268141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07100217A Expired - Lifetime JP3114561B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114561B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4613805B2 (ja) * | 2005-11-24 | 2011-01-19 | ソニー株式会社 | 画像表示装置、画像表示方法、画像表示方法のプログラム及び画像表示方法のプログラムを記録した記録媒体 |
JP4703695B2 (ja) * | 2008-08-28 | 2011-06-15 | シャープ株式会社 | データ作成装置、データ作成方法、データ作成用プログラム、描画装置、描画方法、および、描画用プログラム |
CN113539193B (zh) * | 2020-04-22 | 2023-01-31 | 大富科技(安徽)股份有限公司 | 一种液晶显示控制方法、装置及计算机可读存储介质 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP07100217A patent/JP3114561B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08272351A (ja) | 1996-10-18 |
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