JP3042644B2 - ガス開閉器のロック機構 - Google Patents

ガス開閉器のロック機構

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JP3042644B2
JP3042644B2 JP3316952A JP31695291A JP3042644B2 JP 3042644 B2 JP3042644 B2 JP 3042644B2 JP 3316952 A JP3316952 A JP 3316952A JP 31695291 A JP31695291 A JP 31695291A JP 3042644 B2 JP3042644 B2 JP 3042644B2
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周二 稲垣
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手動及び/又は自動開
閉操作機構を備え、それらの操作機構に連動して作動す
る開放レバーをロックして開放不能にするガス開閉器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
りガス開閉器にはガス圧低下時に開閉部が容易に開放し
ないように手動操作ハンドル又はこのハンドルと連動す
る連動レバーをロック棒にてロックするロック装置が設
けられている。そのため、ガス圧低下時には、作業員が
手動操作ハンドルを開放方向に操作しても、開閉器は前
記ロック装置によりその開放動作が阻止されるようにな
っている。
【0003】一方、近年のガス開閉器においては手動投
入の状態から別に設置されたトリップコイルや開閉器ケ
ース外に設けられた手動解除レバーを操作してトリップ
レバーを動作させ開閉操作機構のリンクをくずし、その
結果、開閉部を開放動作させるトリップ機構を備えたも
のが提案されている。このトリップ機構は開閉操作機構
の一部のリンク機構にて開閉部が開放されるものであ
り、このような方式の開閉器にあっては、前記のような
操作ハンドルや連動レバーと連係してロックするロック
装置では開閉部の開放動作を阻止できないという問題が
あった。
【0004】本発明は、開閉操作機構の他にトリップコ
イル等からなるトリップ機構を有していてもガス圧低
下時には確実にロック装置にて開閉部の開動作を阻止
し得るガス開閉器を提供せんとしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、手動開閉操作機構及び自動開閉操作機構
のうち少なくともいずれか一方と、前記開閉操作機構の
一部の機構を用いて開閉部を開放するトリップ機構と
備え、前記開閉操作機構には同開閉操作機構の開放動作
に連動してスプリングの蓄力からなる開放力を開閉部に
直接付与する開放レバーを設けたガス開閉器において、
前記開閉器内のガス圧低下時にロック部材が作動するガ
ス圧低下ロック機構を前記操作機構側に対応して配置す
るとともに、前記ロック部材を前記開放レバーの移動軌
跡内において前記スプリングの蓄力に基づき開放レバー
が開放方向へ動作するのを阻止するロック位置と移動軌
跡外の非ロック位置に選択的に位置するように配置し、
前記トリップ機構と前記開放レバーとをトリップ機構の
作動時には開放レバーが連動して開放方向へ動作するよ
うに作動連結したことを要旨としている
【0006】
【作用】上記の構成とすれば、ガス圧低下時にはロック
機構が作動してロック部材がロック位置に配置される。
すると、手動及び/又は自動開閉操作機構を操作しても
開放レバーはロック部材により開放方向への動作が阻止
されることになり、その結果、開閉部は開放動作しな
い。一方、ガス圧低下時にトリップ機構が作動した場合
には開放レバーが開放方向へ連動するが、その際には前
記ロック位置にあるロック部材が開放レバーの開放方向
への動作を阻止する。従って、同開放レバーに作動連結
されたトリップ機構による開閉部の開放動作も阻止され
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明にかかるガス開閉器のロック機
構についての一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0008】図1及び図3に示すように本実施例のガス
開閉器の本体ケース1は金属製の箱状をなし、その内部
に設けられた隔壁2によって消弧ガスを封入した開閉室
3と機構室4とに区画されている。開閉室3内部には各
相毎に固定及び可動接点を有する図示しない開閉部が設
けられ、この各開閉部の固定及び可動接点は機構室4内
の開閉操作機構5により投入され或いは開放されるよう
になっている。
【0009】図1に示すように、前記機構室4にはその
左壁1aと所定間隔をおいて相対向するように基材とし
ての基板8が配置され、この基板8は機構室4内壁に溶
接された5つの雌ねじを有する取付ブロック9に対して
ボルト10で固定されている。基板8の右側面には4本
の間隔保持部材11が突設され、これらの間隔保持部材
11により基板8の右側には所定間隔をおいて補助板1
2が連結配置されている。尚、本実施例では基板8と補
助板12によって基材が構成されている。
【0010】前記基板8と補助板12にはハンドル軸1
3が挿通され回動自在に支承されている。図1において
ハンドル軸13の左端は左壁1aに固設されたボス14
の孔14aを介して外部に突出されて開閉操作ハンドル
15が取付けられている。基板8と補助板12との間に
おいてハンドル軸13上には一対のハンドルリンク16
が固着され、両ハンドルリンク16の両側には連結板2
8にて両端を互いに連結された一対の開放レバー17が
ハンドル軸13に対して回動可能に軸着されている。
【0011】両ハンドルリンク16の両端には円弧状の
長孔16aが透設され、相対向する長孔16aにはハン
ドルリンク16の間に配設されたピン19の両端が挿入
されている。また、両ピン19には伸縮可能なばね案内
管20の一端がそれぞれ軸着され、ばね案内管20の他
端は前記開放レバー17の両端を連結するピン21にそ
れぞれ軸着されている。両ばね案内管20の周囲には圧
縮コイルスプリング22が巻回され、コイルスプリング
22の両端は前記ピン19,21に対して圧接して前記
ハンドルリンク16と開放レバー17との両端を互いに
離間させる方向に付勢している。
【0012】図1に示すように前記基板8と補助板12
にはソレノイド軸23の両端が挿通され回動可能に支承
されている。このソレノイド軸23には基板8と補助板
12との間において一対の被動レバー24の基端が固着
されている。両被動レバー24の先端は被動リンク25
を介してそれぞれ前記開放レバー17の一側に連結され
ている。
【0013】また、図1において前記ソレノイド軸23
の右端は補助板12より右方に突出されて駆動部材とし
ての連動レバー26が固着されており、その連動レバー
26の一端には連動ピン27が突設されている。
【0014】前記隔壁2にはソレノイド軸23と同一軸
線上にボス30が溶接され、ボス30の孔30a内には
連動軸31が回動可能に支持されている。連動軸31の
一端は機構室4内に突出して連動レバー32が固着さ
れ、その連動レバー32の先端に形成された孔32a内
には前記連動ピン27が遊嵌されている。開閉室3内に
おいて隔壁2にはボス33が溶接され、このボス33に
支持された主軸34の回動にともなって上記のように各
相の開閉部の固定接点に可動接点が接離されるようにな
っている。主軸34には主軸レバー35の基端が固着さ
れ、その主軸レバー35の先端は一対の操作リンク36
を介して前記連動軸31に固着された操作レバー37と
連結されている。
【0015】次いで、開閉操作機構5の上部に配置され
るトリップ機構70について説明する。前記機構室4の
上部には開閉器投入用のソレノイド41が配置されてい
る。このソレノイド41の前面(図1において手前側、
図2において右側)にはトリップコイル取付部材43の
左右両側板44が図示しないボルトにて装着されてい
る。
【0016】トリップコイル取付部材43の左右両側板
44は上下に配設された一対の保持板46にて所定間隔
に支持され、これら両保持板46の間にはトリップコイ
ル47が保持されている。又、左右両側板44はトリッ
プ軸48の両端が回動可能に支持され、このトリップ軸
48の中央にはトリップレバー49が固着されており、
トリップレバー49の一端はL字状に折り曲げ形成され
た操作部50とされている。
【0017】前記トリップコイル取付部材43の左右両
側板44には軸52の両端が回動自在に支持され、この
軸52には一対のレバー53の基端が固着されている。
両レバー53の先端はそれぞれ第1のトリップリンク5
4の一端に対してトリップピン55にて軸着され、この
トリップピン55は前記トリップレバー49の先端に当
接している。前記第1のトリップリンク54の他端はそ
れぞれ一対の第2のトリップリンク56の一端に対しプ
ランジャピン57にて軸着され、このプランジャピン5
7は前記ソレノイド41のプランジャ41aにて第2図
において右方に移動され得るようになっている。第2の
トリップリンク56の他端は被動レバー24の一端に対
して軸着されている。
【0018】また、前記トリップコイル取付部材43の
左右両側板44には掛止軸60(図2,図6及び図7に
示す)の両端が回動可能に支承されており、この掛止軸
60には掛止部材61が固着されている。掛止部材61
は図示しないスプリングにて反時計回りに付勢されると
ともに、左右両側板44間に架設されたストッパピン6
2にて反時計回り方向の回動が規制され、掛止部材61
の上面において前記プランジャピン57が当接するよう
になっている。
【0019】また、図1に示すように前記左壁1aには
ボス63が溶接され、そのボス63の孔63a内に挿入
された手動トリップ軸64には機構室4内において手動
トリップレバー65が固着されている。手動トリップレ
バー65の先端には係合ピン65aが突設され、その係
合ピン65aの先端部は基板8に設けた円弧状の長孔8
aを介して自動トリップ軸48の端部に固着された連動
ピン66に対し遊びを持った状態で対応している。ま
た、前記手動トリップ軸64にはケース外部において非
常用手動トリップ操作部67が取付けられている。
【0020】次いで、図4及び図5に示す開閉操作機構
5の後方側に配置されて内部ガス圧が低下した場合に開
閉器をロックするロック機構100について説明する。
開閉室3内に前記消弧ガスが一定圧力下封入された状態
で機構室4側にベローズ83の端面が露出しており、そ
の端面から機構室4内に作動棒90が突出されている。
また、開閉室3内のガス圧低下時には作動棒90が開閉
室3側に移動可能となっている。
【0021】隔壁2の機構室4側にはベローズ83の端
面を囲むように複数のスタッドボルト86が突設され、
後述するスライド棒92が固定される固定板87が挿通
されている。固定板87は略四角形状のベース板89と
このベース板89より立ち上がる左右一対の支承部9
1,93とにより構成され、ベース板89にはその中央
部にベローズ83の端面に当接する凹部88aが形成さ
れ、その、凹部88aの中心には前記作動棒90が機構
室4側に突出するための孔88bが形成されている。
【0022】支承部91は断面L字状をなし、ベース板
89からの立ち上り部の中央部付近に円形の挿通孔78
が穿設されている。また他方の支承部93にも中央部付
近に正六角形状の挿通孔79が穿設されている。
【0023】図5において固定板87の上面側に補強板
85が重ねられてスタッドボルト86にて挿通され止め
ナット86aにより固着されている。この補強板85は
ほぼコの字状に形成された板体であり、固定板87を補
強している。
【0024】図5において前記挿通孔78,79にはス
ライド棒92が挿通支承されている。スライド棒92は
挿通孔78に対応する部分が断面円形に形成され、挿通
孔79に挿通されスライドさせられる側は正六角形に形
成されており、スライド棒92の軸心回りでこの挿通孔
79に対して相対回動不能とされている。
【0025】このスライド棒92の一端側(図4におい
て左方)には開閉器ケース1のコーナに沿って90度折
り曲げられた表示板97がボルト84により締着されて
いる。この表示板の折り曲げられた先端寄り外方は後述
する点検窓94より視認されるため赤色に着色されてい
る。また表示板97の前方部(図5において表示板97
の上部)にはロックピン18がスタッド溶接により突出
形成されている。
【0026】スライド棒92の中央付近、すなわち固定
板87の支承部91,93の間にはスライド棒92の直
径より大きな停止部材95がビス95aにて固着されて
いる。この停止部材95と一方の(図5上左の)支承部
91との間にはコイルスプリング96が装着されてお
り、ガス圧正常時において停止部材95はこのコイルス
プリング96を蓄力した状態でベローズ83から突出さ
れている前記作動棒90に掛止されるとともにガス圧低
下時には開閉室3側へ作動棒90が後退することにより
掛止状態が解除可能となっている。
【0027】すなわちスライド棒92は図5の非ロック
状態からコイルスプリング96の付勢力により表示板9
7が支承部91に当接するまで進出可能となっている。
そしてロックピン18はガス圧低下時に図4に二点鎖線
で示す非ロック位置から開放レバー17の回動軌跡上に
進出するようになっている。
【0028】支承部91と点検窓94との間においてカ
ウンタ98が図示しないブラケットを介して隔壁2に固
定されており、開閉動作に伴い開閉回数がカウントされ
て表示部98aに表示されるようになっている。
【0029】カウンタ98の下方の開閉器ケース1の外
板1bには点検窓94が形成されておりこの点検窓94
からカウンタ98の表示部98aを覗き見ることができ
開閉回数の点検ができるようになっている。
【0030】従って、通常のガス圧下では点検窓94か
らは表示部98aが視認できるようになっている。次に
このようなガス開閉器の作用について説明する。
【0031】まず、図に示す開放状態において手動
する場合には、開閉操作ハンドル15を図3に示す実
線位置から同図二点鎖線で示す位置まで回動操作す
る。すると、図2において、ハンドルリンク16が圧縮
コイルスプリング22を圧縮しながら時計回りに回動さ
れ、開放レバー17の両端のピン21を結ぶ線がデッド
ポイントを越えると、圧縮コイルスプリング22の蓄力
が一気に解放されて開放レバー17が反時計回りに回動
される。従って被動リンク25を介して被動レバー2
4と共にソレノイド軸23が時計回りに回動され、同ソ
レノイド軸23に対して各連動レバー26,32及び
動ピン27を介して作動連結された連動軸31が同方向
に回動される。よって、操作レバー37と操作リンク3
6及び操作レバー35を介して主軸34が反時計回りに
回動されて前記固定接点に可動接点投入される。な
お、前記被動レバー24のソレノイド軸23を中心とす
る時計回りの回動に伴い、第2のトリップリンク56が
図2において左方へ移動するため、プランジャピン57
が掛止軸60を中心として反時計回りに回動付勢された
掛止部材61の上部を乗り越える。そして、その直後、
前記掛止部材61は前記付勢力により反時計回りに回動
復帰する。そのため、掛止部材61に対しプランジャピ
ン57は図2の右側に位置して同掛止部材61に係止
し、それ以上左側への移動が阻止される。
【0032】次いで、前記手動投入状態から手動開放状
態とする場合においては、図6の投入位置から図2の開
放位置へ開閉操作ハンドル15を切換えるようにする。
すると、前記とは逆にハンドルリンク16が反時計回り
に回動する一方、開放レバー17圧縮コイルスプリン
グ22を圧縮して時計回りに回動し、図8に示す開放準
状態(自動投入状態)となる。即ち、手動投入状態で
は前記したようにプランジャピン57が掛止部材61の
右側に係止しているため、被動レバー24のソレノイド
軸23を中心とする反時計方向への回動が阻止され、被
動レバー24に被動リンク25を介して連結された開放
レバー17の開放方向への回動も規制される。その結
果、前記開閉操作ハンドル15の切換え操作により開放
レバー17及び圧縮コイルスプリング22は前述したよ
うに図8に示す開放準備状態(自動投入状態)とされ
る。従って、その後、手動により開放するためには、前
記非常用手動トリップ操作部67を操作することによ
主軸34が時計回りに回動されて前記固定接点から
可動接点を開放することなる。なお、この非常用手動
トリップ操作部67の操作に基づく手動開放については
後述する。
【0033】
【0034】また、図2の開放状態から自動投入状態と
する場合は、ソレノイド41のプランジャ41aを突出
させる。すると図示しないスプリングを蓄勢しながらプ
ランジャ41aに押圧されたプランジャピン57は掛止
部材61を押圧して時計回りに回動させ、掛止部材61
の上部を乗り越える。この時掛止部材61は前記蓄勢さ
れたスプリングにより反時計回り方向に回動するためプ
ランジャピン57は掛止部材61にて掛止される。その
結果、第2のトリップリンク56を介して被動レバー2
4が時計回りに回動され、上記した手動投入時と同様に
ソレノイド軸23、連動軸31を介して主軸34が反時
計回りに回動させられて前記固定接点に可動接点を投入
する(図8)。また、被動レバー24の時計回りの回動
に伴って開放レバー17が反時計回りに回動され(デッ
ドポイントを越えない範囲で)、圧縮コイルスプリング
22が圧縮された状態で保持される。
【0035】次いで、手動あるいは自動投入状態におい
てトリップ機構により自動開放する際には、図8の状態
において、トリップコイル47をトリップ動作させる。
すると、トリップコイル47のプランジャ47aが上方
へ突出して自動トリップレバー49が反時計回りに回動
されてトリップピン55に対する掛止が解除され、図9
に示すようにリンクがくずれる。
【0036】従って、スプリング22の蓄力が解放され
るため第2のトリップリンク56が左方に押され、プラ
ンジャピン57が掛止部材61の上部を乗り越えて図2
に示す位置まで戻る。そして、第2のトリップリンク5
6を介して被動レバー24が反時計回りに回動し、結果
的にソレノイド軸23、連動軸31を介して主軸34が
時計回りに回動して前記固定接点から可動接点を開放す
る。
【0037】また、手動あるいは自動投入状態において
図10に示すように非常用手動トリップ操作部67を回
動操作すると、手動トリップレバー65の回動に伴って
係合ピン65aが円弧状に回動し、連動ピン66に係合
してトリップ軸48を図9の反時計回りに回動するよう
になる。
【0038】その結果トリップレバー49が反時計回り
に回動される。従って、上記自動開放時と同様にトリッ
プピン55に対する掛止が解除され、プランジャピン5
7が掛止部材61を乗り越えて図2に示す位置に戻ると
ともに、被動レバー24の反時計回りの回動に伴って固
定接点から可動接点が開放動作される(図8)。
【0039】しかし、ガス圧低下時においては図7に示
すように表示板97は左隅から右方向に移動するため開
放レバー17の回動軌跡上にロックピン18が進出して
ロック位置に移動することとなりトリップ機構70を作
動させて開放しようとしてもトリップ機構70と連動し
ている開放レバー17がロックピン18と干渉するため
トリップ機構を作動させて手動投入状態から手動開放状
態とすることはできない。
【0040】このような構成とすれば、ガス圧低下時に
手動或いは自動にて開閉器を開放しようとしても表示板
97に突出形成されたロックピン18が開放レバー17
の回動軌跡に進出してロック位置に移動するため、
記トリップ機構70の開放動作により開閉部を開放しよ
うとしても、常にトリッフ機構70に連動する前記開放
レバー17の開放方向への移動が阻止される。その結
果、ガス圧低下時には、トリップ機構70による開放動
作が不能とされ不測の開放がされることもない。
【0041】
【0042】以上本発明の一実施例について詳述したが
この発明は上記実施例に限定されるものではなく例えば
以下のような他の態様で実施することも可能である。
(1)上記実施例ではロック部材として表示板97に形
成したロックピン18と したがこれは開放レバー17をロックすることができれ
ば必ずしも表示板97に形成する必要はない。 (2)開放操作ハンドル15とハンドルリンク16及び
スプリング22を配設した開放レバー17の構成は実施
例のものに限らず他の構成でも構わない
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
開閉操作機構の他にトリップコイル等からなるトリップ
機構を有する開閉器において、前記トリップ機構の操作
により開閉部を開放しようとしても、開放力の根源であ
るところのスプリングの蓄力からなる開放力を直接付与
する開放レバーの動作を不能状態に阻止することにより
封入ガス圧低下時の開放操作を確実にロックできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるガス開閉器のロック機
構の側部断面図である。
【図2】同じ実施例で開閉器が開放状態の場合を示す説
明図である。
【図3】同じ実施例のガス開閉器の正面図である。
【図4】同じ実施例においてロック機構を説明する説明
図である。
【図5】同じ実施例においてロック機構を説明する説明
図である。
【図6】同じ実施例で開閉器が手動投入の状態の機構を
説明する説明図である。
【図7】同じ実施例でガス圧低下時での開閉器の手動投
入の状態を説明する説明図である。
【図8】同じ実施例で開閉器の自動投入の状態を説明す
る説明図である。
【図9】同じ実施例の開閉器のトリップ機構を説明する
説明図である。
【図10】同じ実施例において非常用手動トリップ操作
部を説明する説明図である。
【符号の説明】
5…開閉操作機構、17…開放レバー、18…ロック部
材たるロックピン、22…スプリングたるコイルスプリ
ング、100…ロック機構。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動開閉操作機構及び自動開閉操作機構
    (5)のうち少なくともいずれか一方と、前記開閉操作
    機構(5)の一部の機構を用いて開閉部を開放するトリ
    ップ機構(70)とを備え、前記開閉操作機構(5)に
    同開閉操作機構(5)の開放動作に連動しスプリング
    (22)の蓄力からなる開放力を開閉部に直接付与する
    開放レバー(17)を設けたガス開閉器において、 前記開閉器内のガス圧低下時にロック部材(18)が作
    動するガス圧低下ロック機構(100)を前記操作機構
    (5)側に対応して配置するとともに、前記ロック部材
    (18)を前記開放レバー(17)の移動軌跡内におい
    て前記スプリング(22)の蓄力に基づき開放レバー
    (17)が開放方向へ動作するのを阻止するロック位置
    と移動軌跡外の非ロック位置とに選択的に位置するよう
    に配置し、前記トリップ機構(70)と前記開放レバー
    (17)とをトリップ機構(70)の作動時には開放レ
    バー(17)が連動して開放方向へ動作するように作動
    連結したことを特徴とするガス開閉器。
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FI100559B (fi) * 1996-02-26 1997-12-31 Abb Transmit Oy Menetelmä ja järjestely kaasutäytteisen laitteen alipainelukitukseksi

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