JP2689042B2 - 回路遮断器の電気操作装置 - Google Patents

回路遮断器の電気操作装置

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JP2689042B2
JP2689042B2 JP4019149A JP1914992A JP2689042B2 JP 2689042 B2 JP2689042 B2 JP 2689042B2 JP 4019149 A JP4019149 A JP 4019149A JP 1914992 A JP1914992 A JP 1914992A JP 2689042 B2 JP2689042 B2 JP 2689042B2
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雅夫 堀川
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寺崎電気産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回路遮断器の電気操作
装置に関し、特に、回路遮断器の電気操作装置に設けら
れる回路遮断器の開閉状態を表示する表示機能の改善に
関する。
【0002】
【従来の技術】回路遮断器には、回路を開閉する機能の
他に、過電流などの事故電流などから回路および電気機
器を保護するために自動的に回路を遮断するトリップ機
能が設けられている。
【0003】図11は従来の一般的な回路遮断器1の閉
路状態の外観側面図であって、回路遮断器1の図示しな
い開閉機構の固定軸によって回動自在に軸支されたハン
ドル2によって操作される。ハンドル2は回路遮断器1
の閉路,トリップおよび開路のそれぞれの状態に応じた
位置へ移動可能となっている。通常、開路操作はハンド
ル2の一端を閉路位置からほぼ直線的に開路位置へ移動
させ、閉路操作は逆に開路位置からほぼ直線的に閉路位
置へ移動させることによって行なわれる。
【0004】閉路状態において、回路遮断器1のトリッ
プ機能が動作したときは、回路遮断器1の開閉機構に含
まれるばねの力により、ハンドル2は開路位置と閉路位
置の中間のトリップ位置に自動的に移動する。なお、ト
リップ状態から閉路状態にするためには、ハンドル2を
一旦開路位置まで移動するリセット操作をした後閉路操
作を行なう。
【0005】図11に示した回路遮断器1は、ハンドル
2が閉路位置に拘束されているときに事故電流が流れた
場合、トリップ機能は正常に作動し、回路遮断器1は正
常に回路を遮断できる、いわゆるトップフリー機構とな
っている。そして、ハンドル2の拘束が解かれると、ハ
ンドル2はトリップ位置に自動的に移動する。
【0006】図12および図13は回路遮断器に用いら
れる従来の電気操作装置の一例であって、実開昭57−
1216147号公報に示されているものである。図1
2および図13に示した従来の装置は、固定枠60内に
構築され、回路遮断器1のハンドル2を保持する1対の
ハンドル保持装置61がスライド板62に設けられる。
スライド板62は、固定枠60の側板60aと60bに
至るガイド棒63に沿って左右方向にスライド可能とな
っている。ガイド棒63をガイドとして、投入ばね64
が側板60aとスライド板62の「L」字状曲げ部62
aとの間に設けられる。スライド板62の他辺において
直角に曲げられた部分に設けられた軸66によってロー
ラ65が回動自在に軸支される。
【0007】一方、投入ばね64を蓄勢するためのドラ
ム67が固定枠60の側板60cに設けられた軸68に
よって軸支され、図示しないラチェット装置によって反
時計方向に回転する。ラチェット装置は、図示しない減
速機付モータの回転または手動操作装置のポンピング操
作によって駆動される。ドラム67にはカム69が、ド
ラム67と一体に回動可能でかつカム69が反時計方向
に回転したときローラ65の外縁と係合可能に設けられ
る。また、スライド板62には、回路遮断器1の状態を
表示する図示しない開閉表示板がスライド板62の移動
とともに左右方向に移動可能に設けられている。
【0008】次に、従来の装置の動作について説明す
る。図12は回路遮断器1が閉路状態を示しており、こ
の状態において、スライド板62はその「L」字状曲げ
部62aが投入ばね64の拡張力によって側板60bに
押し付けられ静止している。回路遮断器1を開路状態に
するには、モータの回転などによりラチェット装置を介
してドラム67を時計方向に回転させる。ドラム67の
回転につれてローラ65がカム69の外縁と係合し押圧
されるため、ローラ65を有するスライド板62が投入
ばね64を蓄勢しながらガイド棒63に沿って右へスラ
イドする。スライド板62の移動とともにハンドル保持
装置61を介してハンドル2が右へ移動し、回路遮断器
1を図13の開路状態にし、スライド板62は図示しな
いラッチ機構によってこの状態に保持される。モータは
図示しないリミットスイッチによって停止し、カム69
の回転も停止する。開路状態から閉路状態にするには、
ラッチ機構のラッチを釈放すると投入ばね64の蓄勢力
が釈放され、スライド板62が高速で左に移動し、図1
2の状態となって回路遮断器1が閉路状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、従来の
装置のスライド板62は開路および閉路状態において、
回路遮断器のハンドル2をそれぞれの位置に拘束し、か
つ遮断器の状態を表示する表示機構はスライド板62に
連動する構造となっている。したがって、回路遮断器が
開路および閉路状態のときは、表示機構の表示は「開
路」および「閉路」であり問題ない。しかし、回路遮断
器が図12に示す閉路状態において、回路遮断器のトリ
ップ機構が動作した場合、回路遮断器の接点が開放され
トリップ状態となるが、投入ばね64のばね力が回路遮
断器の開閉機構のばね力より大きいためにスライド板6
2はトリップ方向に移動しない。すなわち、図12は回
路遮断器がトリップ状態の図でもあったのである。この
ため、表示は「閉路」のままであり、オペレータが「閉
路」の状態と錯覚してしまうという問題点があった。
【0010】また、この電気操作装置の操作電源が停電
したとき、開路操作は手動ハンドルを何回もポンピング
操作してカム69を回転する必要があったため、緊急時
にすぐ開路できないという問題もあった。
【0011】それゆえに、この発明の主たる目的は、回
路遮断器の開路,閉路およびトリップのそれぞれの状態
に応じた表示ができる表示装置を有する回路遮断器の電
気操作装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ハンドルをほぼ直線的に操作することによって開閉し、
かつトリップしたときにハンドルが閉路位置より開路位
置方向へ移動する回路遮断器の電気操作装置において、
回路遮断器を開閉操作するための開閉力を発生する電気
機器と、ハンドルを保持する手段と第1の係合手段と第
2の係合手段とを有し、ハンドルの操作方向に直線的に
スライドするハンドル操作手段と、ハンドル操作手段に
連動してハンドルの位置を表示する表示手段と、1サイ
クルの開閉操作において電気機器によって得られた開閉
力によって一方向にのみ1回転する回転部材とその回転
部材に偏心して設けられた係合部材を備えた開閉力伝達
手段とを有し、回路遮断器の開路操作において、回転部
材が回転して係合部材が第1の係合手段と係合して押圧
し、その第1の係合手段上を移動しながらハンドル操作
手段を開路方向へスライドさせて、回路遮断器が開路し
て回転部材が停止し、回路遮断器の閉路操作において、
回転部材が回転して係合部材が第2の係合手段と係合し
て押圧し、その第2の係合手段上を移動しながらハンド
ル操作手段を閉路方向へスライドさせて、回路遮断器が
閉路して回転部材が停止し、回路遮断器の閉路状態にお
いて係合部材が、回転部材が回転することなくハンドル
操作手段が閉路位置方向へスライドするとき、第1の係
合手段および第2の係合手段のいずれとも係合しないで
停止する。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1の回路遮
断器の電気操作装置であって、回路遮断器の開路状態に
おいて係合部材が、回転部材が回転することなくハンド
ル操作手段が閉路位置方向へスライドするとき、第1の
係合手段および第2の係合手段のいずれとも係合しない
位置で停止していることを特徴とする。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1または2
の電気機器はモータであって、開閉力伝達手段は開路操
作および閉路操作ともにモータの回転によって回転する
か、または開路操作においてはモータの回転により回転
し、閉路操作は閉路操作中のモータの回転によって蓄勢
されるばねの釈放によって回転するように構成される。
【0015】
【作用】この発明に係る回路遮断器の電気操作装置は、
回路遮断器が閉路状態において、ハンドル操作手段の開
閉力伝達手段との係合が外れている。したがって、ハン
ドル操作手段は開閉力伝達手段に拘束されることなくス
ライドが可能であり、回路遮断器のハンドルの動作に追
従できる状態にある。この状態で、回路遮断器がトリッ
プしたときは、ハンドルはトリップ位置へ移動して、ハ
ンドル操作手段も連動してトリップ位置まで移動する。
回路遮断器の状態を表示する表示機構は、ハンドル操作
手段に連動しているため、「トリップ」状態の表示がで
きる。
【0016】
【実施例】図1は回路遮断器が閉路状態におけるこの発
明の一実施例の要部を説明するための平面図であり、図
2はこの発明の一実施例による装置を回路遮断器1に取
付けた外観平面図であり、図3は回路遮断器1が閉路状
態におけるこの実施例のカバー3を取外した状態を示す
平面図であり、図4は図3の側面断面図であり、図5は
図1の側面図であり、図6は開路状態の要部を説明する
ための平面図であり、図7はトリップ状態の要部を説明
するための平面図であり、図8は各動作状態における操
作ローラ38と操作板45の位置関係を説明するための
図であり、図9および図10は手動操作ハンドル7を取
付けたそれぞれ開路状態および閉路状態の要部側面図で
ある。
【0017】この発明の一実施例による開路操作は、簡
単に言えば、モータの回転によって1方向にしか回転し
ない回転ラチェット機構を回転させたとき、ラチェット
機構に設けられて偏心運動する部材によって回路遮断器
を操作する部材を直線的な運動として伝達することによ
って行なわれる。そして、この操作中ラチェット機構
は、同時に、閉路するための投入ばねを蓄勢する。ま
た、閉路操作は、この投入ばねの蓄勢力を釈放し急速に
ラチェット機構を回転させることによって行なわれる。
なお、モータの回転の代わりに手動によるラチェット機
構の操作も可能であるが、この発明の主要部ではない。
また、ラチェット機構をバイパスして回路遮断器のハン
ドルを操作する部材を直接操作する手動操作も可能であ
る。
【0018】図2は回路遮断器1にこの実施例による装
置を取付けた状態を示す。この装置の表面のカバー3に
は、回路遮断器1の開閉状態を表示する開閉表示窓4と
後述する投入ばね5の蓄勢状態を示す投入ばね蓄勢表示
窓6が設けられる。さらに、表面には後述の手動操作ハ
ンドル7を操作時に取付ける手動操作ハンドル受け8が
現れる。
【0019】図3ないし図8において、この装置は側板
9a,9bと底板9cとからなる「コ」字状に曲げられ
たフレーム9,側板10a,10bおよびカバー3で構
成された箱体の内部に構築され、側板10a,10bに
固定された中間固定板11に構築された固定部分と、回
路遮断器1のハンドル2を保持し操作するスライド部分
とからなり、取付部材12を介して回路遮断器1に取付
けられる。取付部材12には制御回路端子台13が設け
られる。フレーム9の底板9cには回路遮断器1のハン
ドル2のための開口部が設けられている。
【0020】次に、固定部分について具体的に説明す
る。 固定部分は図3,図4に示すように、開閉力発生源と
なる中間固定板11に設けられたモータ14と、モータ
14の回転を開閉力として伝達する開閉力伝達機構15
と、投入力を蓄勢する投入ばね5を含んでいる。
【0021】モータ14にはモータ14の回転を減速
する減速ギア装置17が設けられ、減速された回転板1
8には偏心軸19が設けられている。
【0022】開閉力伝達機構15は、中間固定板11
と、図示しないスペーサを用いて中間固定板11に固定
された固定補助板20とに構築される。中間固定版11
および固定補助板20に渡って回動自在に設けられたシ
ャフト21には、固定補助板20の上側にカム22が、
固定補助板20と中間固定板11の間にはラチェット2
3が、中間固定板11の下側には操作ローラ取付板24
がいずれもシャフト21と共に一体に回転するように設
けられている。さらに、ラチェット23をはさんで
「コ」字状に曲げられたラチェットレバー25がシャフ
ト21によって回動自在に軸支されている。
【0023】ラチェット23の歯面には送りツメ27
と固定ツメ26が対接している。送りツメ27はラチェ
ットレバー25に回動自在に軸支され、固定ツメ26は
シャフト21によって回動自在に軸支された手動ラチェ
ット操作レバー59に回動自在に軸支されている。な
お、手動ラチェット操作レバー59はモータ14の役目
を手動で行なえる部材であるが通常は静止している。送
りツメ27および固定ツメ26の先端は、いずれも図示
しないばねによりラチェット23の歯面に押圧されてい
る。また、ラチェット23には歯が一部欠落した部分2
3aが設けられている。
【0024】ラチェットレバー25の一端に設けられ
た軸28と減速ギア装置17の偏心軸19の間には、リ
ンク29がいずれの軸に対しても回動自在に取付けられ
ている。
【0025】投入ばね5はカム22に設けられた偏心
軸30によって回動自在に軸支された投入ばね金具31
とフレーム9の側板9bに設けられた投入ばね金具32
との間に取付けられている。
【0026】固定軸によって固定補助板20に回動自
在に軸支されたスイッチ動作レバー33が図示しないば
ねによって時計方向に偏倚されて設けられている。スイ
ッチ動作レバー33の一端に回動自在に設けられたロー
ラ34がカム22の外周に当接している。スイッチ動作
レバー33の他端には、投入ばね5の蓄勢状態を表示す
る蓄勢表示板35が取付けられるとともに、リミットス
イッチ36の動作ノブが投入ばね5の蓄勢完了時に動作
するように対面している。カム22の外周形状は、カム
22が回転して、投入ばね5が蓄勢したときローラ34
が当接する外周部分からカム22の中心までの寸法と、
投入ばね5が釈放したときのその寸法が異なるような形
状をしている。
【0027】操作ローラ取付板24に取付けられた偏
心軸37によって操作ローラ38が回動自在に軸支され
ている。
【0028】図3および図6にはラッチ装置が開示さ
れている。ラッチ装置は、ラッチ39とラッチ受け41
とからなる。ラッチ39は、「コ」字状に曲げられた形
状で、中間固定板11および固定補助板20にわたって
設けられた固定軸によって回動自在に軸支され、図示し
ないばねによって時計方向に偏倚されてストッパ16に
おいて係止している。ラッチ39の一端39aは操作ロ
ーラ38と係合自在であり、ラッチ39の他端にはロー
ラ40が回動自在に軸支されている。ローラ40は、固
定軸によって中間固定板11に回動自在に軸支されたラ
ッチ受け41の一端41aと係合可能に対面している。
ラッチ受け41は図示しないばねにより時計方向に偏倚
されており、常時はラッチ受けストッパ42と係合し静
止している。なお、ラッチ受け41の他端41bは閉路
用電磁石43のロッド44に対面している。閉路用電磁
石43は投入信号によってロッド44が飛び出る構造と
なっている。
【0029】次に、スライド部分について説明する。 操作板45のスライド方向と平行な両縁部には、スラ
イドローラ46が回動自在に軸支されている。フレーム
9の側板9a,9bに取付けられた「L」字状曲げ金具
48と底板9cとによって「コ」字状の溝が形成され
る。この「コ」字状の溝には、操作板45がスライドで
きるようにスライドローラ46がはめ込まれる。操作板
45は図示しない弱いばねによって右方向に偏倚されて
いる。
【0030】操作板45の一端には開口部49が形成
されていて、開口部49の左右の縁部分には一対のハン
ドル操作レバー50,50′が、それらの一端において
操作板45に回動自在に軸支されている。ハンドル操作
レバー50,50′の他端には、相互に引張り合うよう
に強いばね力を有するハンドル操作レバーばね51が設
けられる。ハンドル操作レバーばね51は、後述する開
路,閉路またはリセット操作において、ハンドル2の閉
路または開路を停止位置よりも、さらに操作板45がハ
ンドル2を移動させようとしたときのダンパーの役目を
する。ハンドル操作レバー50,50′は、お互いに向
かい合う縁部からはみ出すようにアール部分を有するハ
ンドル操作ブッシュ52,52′が設けられている。
【0031】ハンドル操作ブッシュ52と52′の間に
は、回路遮断器1のハンドル2が保持されるため、それ
らの間隔がハンドル2の厚み以上になるように維持する
ための操作レバーストッパ53が操作板45に形成され
る。
【0032】操作板45の他端には「L」字状に曲げ
られた閉当接面54および閉当接面54より右側に位置
した開当接面55が「L」字状に切り曲げされて形成さ
れる。閉路操作時に操作ローラ取付板24が回転したと
きに、操作ローラ38が閉当接面54と係合して閉当接
面54を滑動しながら操作板45を左方向へスライドさ
せるとともに、閉路操作完了後は操作板45が右へ移動
しても操作ローラ38が閉当接面54と係合しなくなる
ように閉当接面54の位置および形状が決められてい
る。
【0033】開路操作時に操作ローラ取付板24が回転
したときに、操作ローラ38が開当接面55と係合して
開当接面55を滑動しながら操作板45を右方向へスラ
イドさせるとともに、開路操作完了後は操作板45が左
へ移動しても操作ローラ38が開当接面55と係合しな
くなるように開当接面55の位置および形状が決められ
ている。
【0034】左から「ON」,「TRIP」,「OF
F」と表示された開閉表示板56は「L」字状曲げ金具
57を介して操作板45に取付けられており、操作板4
5の移動とともに左右に移動する。
【0035】次に、手動操作部分について説明する。図
9および図10において、「L」字状曲げ金具57には
操作板45と垂直方向に長穴57aが形成されている。
長穴57aには手動操作ハンドル受け8に設けられた軸
58が摺動自在にはめ込まれている。手動操作ハンドル
受け8は、その一端において、フレーム9の側板9bに
回動自在に軸支されており、手動操作ハンドル受け8の
他端には別置きの手動操作ハンドル7が装着されてい
る。
【0036】次に、動作について説明する。図1および
図5は閉路状態を示し、図6は開路状態および図7はト
リップ状態を示している。また、図8は各状態における
操作ローラ38および開当接面55と閉当接面54の位
置関係を説明するための図であって、(a)閉路状態,
(b)開路操作途中,(c)開路状態,(d)閉路操作
途中および(e)トリップ状態をそれぞれ示している。
【0037】まず、閉路状態から開路状態に至る動作に
ついて説明する。 図1,図5および図8の(a)において、開路信号に
よりモータ14が回転すると、偏心軸19の偏心運動に
よりリンク29が左右に往復運動し、ラチェットレバー
25はシャフト21を中心として所定の角度で回転往復
運動をする。
【0038】リンク29が右へ移動したときラチェッ
トレバー25が反時計方向へ回転することによって、送
りツメ27がラチェット23を反時計方向へ1歯分回転
させる。このとき、カム22も反時計方向に回転し、投
入ばね5は少し拡張し蓄勢される。このとき、固定ツメ
26はラチェット23に対して作用しない。
【0039】リンク29が左へ移動したとき、ラチェ
ットレバー25は時計方向へ回転する。このとき、送り
ツメ27はラチェット23に対して作用しないので、投
入ばね5の蓄勢力によってラチェット23が時計方向へ
逆転しようとする動作は、固定ツメ26がラチェット2
3の歯と係合して阻止される。
【0040】上述の,の繰返しにより、ラチェッ
ト23は反時計方向へ回転し、投入ばね5は拡張し蓄勢
される。
【0041】上述のの過程において、図8(b)に
示すごとく操作ローラ取付板24がシャフト21を中心
として反時計方向に回転し、操作ローラ38は開当接面
55と係合し、開当接面55の係合面を滑動しながら操
作板45を右方向へ移動させる。操作板45はハンドル
操作ブッシュ52,ハンドル操作レバー50を介してハ
ンドル2を右へ移動させ、回路遮断器1が図6の開路状
態となる。
【0042】図6は開路完了状態を示している。回路
遮断器1が開路状態になるのとほぼ同時に投入ばね5の
蓄勢力が最大となり、引続いて偏心軸30の中心が投入
ばね金具32とシャフト21の中心線を越える。そし
て、操作ローラ取付板24が投入ばね5の蓄勢力により
わずかに反時計方向へ回転するが、操作ローラ38がラ
ッチ39の一端39aと係合し、ラッチ39を反時計方
向に回転させる。その結果、ラッチ39は、その他端に
おいてローラ40がラッチ受け41の一端41aと係合
して停止するため、操作ローラ取付板24の回転は阻止
される。すなわち、投入ばね5の蓄勢力が保持されてい
るため、閉路操作を待機する状態となる。
【0043】上述のの状態において、送りツメ27
はラチェット23の歯の欠落した部分23aに対接しも
はやラチェット23を左へ回転させることはなく、ほぼ
同時にスイッチ動作レバー33がリミットスイッチ36
をOFFにし、モータ14を停止して開路操作が完了す
る。
【0044】このとき、開閉表示窓4には「OFF」
および投入ばね蓄勢表示窓6には「チャージ」の表示が
現れる。
【0045】上述のの静止状態においては、図8
(c)のごとく操作ローラ38と開当接面55との係合
が解消されているために、たとえば後述する手動閉路操
作によって操作板45が左方向に動かされようとしたと
き、操作ローラ38が障害になることがなく、操作板4
5は円滑に移動できる。
【0046】次に、開路状態より閉路状態への動作につ
いて説明する。 図6および図8(c)において、閉路用電磁石43に
閉路信号が加えられると、ロッド44が飛び出してラッ
チ受け41の他端41bを押し、ラッチ受け41を反時
計方向に回転させて、ラッチ受けの一端41aとローラ
40の係合が外れる。そして、投入ばね5の蓄勢力を保
持していたラッチ39が反時計方向に回転してラッチの
一端39aと操作ローラ38の係合が外れる。
【0047】この結果、操作ローラ取付板24は投入
ばね5の蓄勢力によって高速でシャフト21を中心とし
て反時計方向に回転するため、図8(d)のごとく操作
ローラ38が、閉当接面54と係合し、閉当接面54の
係合面を滑動しながら操作板45を左へ移動させる。操
作板45は、ハンドル操作ブッシュ52′,ハンドル操
作レバー50′を介してハンドル2を左へ移動させる。
【0048】そして、回路遮断器1が閉路しても操作板
45は左へ余分に移動し、操作ローラ38と閉当接面5
4の係合が外れた後、投入ばね5の蓄勢力が最小とな
り、操作ローラ取付板24の回転が停止する。この状態
が図1および図5に示されている。なお、上述の操作板
45の余分な移動は、回路遮断器1の閉路余裕を確保す
るためであって、この移動中ハンドル2は移動しないた
め、この余分な移動はハンドル操作レバーばね51の力
に抗して行なわれ、操作ローラ38と閉当接面54の係
合が外れたとき、ハンドル操作レバーばね51の蓄勢力
が釈放され、操作板45は余分な移動分だけ右へ戻る。
【0049】このとき、開閉表示窓4には「ON」お
よび投入ばね蓄勢表示窓6には「ディスチャージ」の表
示が現れる。
【0050】上述のの静止状態においては、図8
(a)に示すごとく操作ローラ38と閉当接面54の係
合が外れているので、後述する回路遮断器1がトリップ
したときや手動開路操作によって操作板45が右方向に
動かされようとしたとき、操作ローラ38が障害になる
ことがなく、操作板45は円滑に移動できる。
【0051】次に、閉路状態よりトリップ状態への動作
について説明する。 図1,図5および図8(a)において、過電流などに
より回路遮断器1がトリップすると、回路遮断器1の内
部に設けられた図示しないばねの釈放により、ハンドル
2は右へ移動する。ハンドル2はハンドル操作ブッシュ
52′,ハンドル操作レバー50′を介して操作板45
を右へ移動させて、閉路位置と開路位置の中間位置で停
止する。閉路位置では、前述のごとく操作ローラ38は
閉当接面54との係合が外れているので、この動作にお
いて操作板45が右方向へ移動する障害にはならない。
この状態が図7および図8(e)に示される。
【0052】このとき、開閉表示窓4には「TRI
P」の表示が現れ、この動作中ラチェット23の回転は
ないため、投入ばね5の蓄勢はなく、投入ばね蓄勢表示
窓6の表示は「ディスチャージ」のままである。
【0053】次に、トリップ状態より閉路状態へのリセ
ット操作について説明する。図7および図8(e)にお
いて、モータ14を回転させると、開路操作と同様にラ
チェット23が反時計方向に回転し、トリップの位置で
操作ローラ38が開当接面55と係合し、操作板45を
右すなわち開路方向へ移動させ、前述の開路状態にな
る。
【0054】次に、手動操作について説明する。 手動操作は、手動操作ハンドル7を手動操作ハンドル
受け8の他端に装着して行なう。閉路操作は、図9にお
いて、手動操作ハンドル7を側板9bの軸を中心として
反時計方向へ回転する。手動操作ハンドル受け8に設け
られた軸58が「L」字状曲げ金具57に形成された長
穴57aの縁を摺動しながら「L」字状曲げ金具57を
介して操作板45を左に移動させ、図10に示した状態
を閉路状態にする。
【0055】開路操作は閉路操作と逆に図10に示し
た状態から手動操作ハンドル7を時計方向へ回転するこ
とによって行なう。また、リセット操作も手動操作ハン
ドル7を時計方向へ回転することによって行なう。開
路,閉路およびトリップの状態においては、前述のごと
く操作ローラ38は操作板45の移動の障害にはならな
いから、いずれもの手動操作を1回の操作ストロークで
簡単に行なえる。
【0056】なお、この発明の一実施例は、開路操作お
よびリセット操作はモータの回転によって行なわれ、閉
路操作は蓄勢された投入ばねを釈放することによって行
なわれる例である。この例の他、開路,閉路およびリセ
ット操作ともにモータの回転または電磁石によって開閉
力伝達手段を回動させる構造によっても本願発明の目的
を達成できる。
【0057】なお、回路遮断器の中にはトリップすれば
自動的にハンドルが閉路位置と開路位置の中間位置では
なく、開路位置に移動するもの、すなわちトリップすれ
ば自動的に開路状態になるいわゆる自動リセット型のも
のもあるが、本願発明ではこのような回路遮断器にも適
用可能である。
【0058】また、この発明の一実施例では、開閉表示
装置として機械的なものを使用しているが、操作板45
の位置を検出するリミットスイッチを使用して電気的に
も表示することができる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、回路
遮断器の開路,閉路およびトリップの3状態を電気操作
装置によって表示できるので、オペレータが容易にそれ
ぞれの状態を確認でき、安全を確保できる。また、操作
回路が停電したときの手動操作も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回路遮断器1が閉路状態におけるこの発明の一
実施例の要部を説明するための平面図である。
【図2】この発明の一実施例による装置を回路遮断器1
に取付けた外観平面図である。
【図3】回路遮断器1が閉路状態におけるこの発明の一
実施例のカバー3を取外した状態を示す平面図である。
【図4】図3の側面断面図である。
【図5】図1の側面図である。
【図6】開路状態の要部を説明するための平面図であ
る。
【図7】トリップ状態の要部を説明するための平面図で
ある。
【図8】各動作状態における操作ローラ38と操作板4
5の位置関係を説明するための図である。
【図9】手動操作ハンドル7を取付けた開路状態を示す
要部側面図である。
【図10】手動操作ハンドル7を取付けた閉路状態を示
す要部側面図である。
【図11】従来の回路遮断器1のハンドルの位置を説明
するための外観側面図である。
【図12】従来の回路遮断器における閉路状態の要部側
面図である。
【図13】従来の回路遮断器における開路状態の要部側
面図である。
【符号の説明】
1 回路遮断器 2 ハンドル 5 投入ばね 7 手動操作ハンドル 9 フレーム 10a,10b 側板 11 中間固定板 14 モータ 15 開閉力伝達機構 20 固定補助板 21 シャフト 22 カム 23 ラチェット 24 操作ローラ取付板 25 ラチェットレバー 26 固定ツメ 27 送りツメ 30 偏心軸 35 蓄勢表示板 37 偏心軸 38 操作ローラ 39 ラッチ 40 ローラ 41 ラッチ受け 43 閉路用電磁石 44 ロッド 45 操作板 46 スライドローラ 49 開口部 50,50′ ハンドル操作レバー 52,52′ ハンドル操作ブッシュ 54 閉当接面 55 開当接面 56 開閉表示板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル(2)をほぼ直線的に操作する
    ことによって開閉し、かつトリップしたときに前記ハン
    ドル(2)が閉路位置より開路位置方向へ移動する回路
    遮断器(1)の電気操作装置において、 前記回路遮断器(1)を開閉操作するための開閉力を発
    生する電気機器(14)と、 前記ハンドル(2)を保持する手段(52,52′)と
    第1の係合手段(55)と第2の係合手段(54)とを
    有し、前記ハンドル(2)の操作方向に直線的にスライ
    ドするハンドル操作手段(45)と、 前記ハンドル操作手段(45)に連動して前記ハンドル
    (2)の位置を表示する表示手段(56)と、 1サイクルの開閉操作において前記電気機器によって得
    られた開閉力によって一方向にのみ1回転する回転部材
    (21)と該回転部材に偏心して設けられた係合部材
    (38)を備えた開閉力伝達手段(15)とを有し、 前記回路遮断器(1)の開路操作において、前記回転部
    材(21)が回転して前記係合部材(38)が前記第1
    の係合手段(55)と係合して押圧し、該第1の係合手
    段上を移動しながら前記ハンドル操作手段(45)を開
    路方向へスライドさせて、前記回路遮断器(1)が開路
    して前記回転部材(21)が停止し、 前記回路遮断器(1)の閉路操作において、前記回転部
    材(21)が回転して前記係合部材(38)が前記第2
    の係合手段(54)と係合して押圧し、該第2の係合手
    段上を移動しながら前記ハンドル操作手段(45)を閉
    路方向へスライドさせて、前記回路遮断器(1)が閉路
    して前記回転部材(21)は停止し、 前記回路遮断器(1)の閉路状態において前記係合部材
    (38)が、前記回転部材(21)が回転することなく
    前記ハンドル操作手段(45)が閉路位置方向へスライ
    ドするとき、前記第1の係合手段(55)および第2の
    係合手段(54)のいずれとも係合しない位置で停止し
    ていることを特徴とする、回路遮断器の電気操作装置。
  2. 【請求項2】 前記回路遮断器(1)の開路状態におい
    て前記係合部材(38)が、前記回転部材(21)が回
    転することなく前記ハンドル操作手段(45)が閉路位
    置方向へスライドするとき、前記第1の係合手段(5
    5)および第2の係合手段(54)のいずれとも係合し
    ない位置で停止していることを特徴とする、請求項1の
    回路遮断器の電気操作装置。
  3. 【請求項3】 前記電気機器はモータ(14)であっ
    て、 前記開閉力伝達手段(15)は開路操作および閉路操作
    ともに前記モータ(15)の回転によって回転するか、
    または開路操作においては前記モータの回転により回転
    し、閉路操作は閉路操作中のモータの回転によって蓄勢
    されるばね(5)の釈放によって回転することを特徴と
    する、請求項1または2の回路遮断器の電気操作装置。
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