JPH0652778A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH0652778A
JPH0652778A JP12361493A JP12361493A JPH0652778A JP H0652778 A JPH0652778 A JP H0652778A JP 12361493 A JP12361493 A JP 12361493A JP 12361493 A JP12361493 A JP 12361493A JP H0652778 A JPH0652778 A JP H0652778A
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JP
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JP12361493A
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Inventor
Hideo Hayashi
英雄 林
Takamitsu Nakatsuka
隆光 中塚
Seishirou Ozaki
正志朗 尾崎
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トリップ動作した回路遮断器を自動リセットさ
るための独立したばねを不要にする。 【構成】過電流発生時に係止レバー13をローラ11か
ら外してホルダ8のラッチ面8aとラッチピン12との
係合を解き、ホルダ8を開閉ばね16の力で軸6bの回
りに図の時計方向に回動させて可動接触子9を開離させ
る。その際、ホルダ8の突起8fを軸6aに衝突させて
操作ハンドル4とリンク6とからなるトグルリンク機構
を反転させ、次いでフレーム1の一部2cと突起8eと
の当接点を支点に開閉ばね16の力でホルダ8を逆向き
に回動させ、ラッチ面8aをラッチピン12に再係合さ
せる。すなわち、開閉ばね16がリセットばねを兼ねて
おり、操作ハンドル4に別途ばねを設ける必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種機械の電気回路
の保護などに用いられる低圧の回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回路遮断器として、特公平1−
55742号公報に記載されたものが知られている。こ
の回路遮断器は、操作ハンドルと共にトグルリンク機構
を形成するリンクの他端にローラが設けられ、常時はこ
のローラが可動子のラッチ面と係止レバーの係止部とで
挟持された状態で操作ハンドルの操作により可動接点と
固定接点とが接離し、過電流が流れたときは係止レバー
によるローラの狭持を解いて可動接点を開離するもので
ある。狭持を解かれたローラは操作ハンドルに装着され
たひねりばねによりリセットされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上に述べたように、上
記回路遮断器においては、トリップ動作時に狭持を解い
たローラをリセットするのに、操作ハンドルにひねりば
ねからなる戻しばねを設けている。ところが、この戻し
ばねは操作ハンドルを常時OFF方向に付勢しており、
このばね力が強過ぎると回路遮断器のON状態で外部振
動によりトグルリンク機構を誤ってOFF側に反転させ
てしまう危険が生じる。反面、このばね力が弱過ぎる
と、ローラがラッチ面と係止レバーとの間に十分に入り
切れず、リセット動作が不完全になるという問題が生じ
る。
【0004】また、上記公報に記載された回路遮断器に
おいては、トリップ動作時に操作ハンドルが自動的にO
FF位置に移行するため、トリップが発生した場合にO
FF状態との見分けが付かない。そこで、この発明は、
操作ハンドルに戻しばねを設けることなくトリップ時の
自動リセットを可能にして、動作の安定を図った回路遮
断器を提供することを目的とするものである。また、こ
の発明は、トリップ状態にあることが容易に判別できる
ようにした回路遮断器を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の回路遮断器は、本体ケースに固定された
フレームに回動自在に支持された操作ハンドルと、この
操作ハンドルに一端が連結されたリンクと、前記フレー
ムに固定されたラッチピンと、このラッチピンに回転自
在に支持されたローラと、一端に前記ラッチピンと係合
するラッチ面を有するとともに他端に可動接触子を保持
し、この可動接触子と前記ラッチ面との間で前記リンク
の他端と連結されたホルダと、このホルダと前記フレー
ムとの間に装着された開閉ばねと、前記ホルダに回動自
在に支持され、常時はこのホルダとの間に装着されたば
ねの力により前記ローラに接触して前記ラッチピンと前
記ラッチ面との係合を保つとともに、過電流発生時には
引外し装置の作用で回動して前記係合を解く係止レバー
とを備え、前記ホルダは前記操作ハンドルの開閉操作に
より前記ラッチピンを支点に前記フレームの一部に当接
するまで回動して前記可動接触子を開閉させ、また前記
ラッチ面と前記ラッチピンとの係合が解かれると前記開
閉ばねの力により前記リンクの他端を支点に前記フレー
ムの一部に当接するまで回動して前記可動接触子を開離
させるとともに、その一部に形成された突起が前記操作
ハンドルと前記リンクとの連結部に衝突してこれらで構
成されるトグルリンク機構を反転させたることにより、
前記フレームとの当接点を支点に前記開閉ばねの力で逆
方向に回動して前記ラッチ面が前記ラッチピンと再係合
するものとする。
【0006】上記回路遮断器において、操作ハンドルと
リンクとで構成されるトグルリンク機構の反転時にホル
ダと干渉して前記操作ハンドルをON位置とOFF位置
との中間で停止させるトリップ表示ばねをフレームに取
り付ければ、回路遮断器がトリップ状態にあることを容
易に判別できる。また、係止レバーの先端をフレームの
一部に当接させて、この係止レバーのローラに対する位
置を規制することにより、引外し特性が安定するととも
に、何らかの理由でローラの回転しにくくなった場合に
も、特にOFF操作時のミストリップの危険が小さくな
る。
【0007】
【作用】この発明の回路遮断器においては、トリップ時
にラッチピンとの係合を解かれたホルダは、開閉ばねの
力によりトグルリンク機構を反転させながらフレームの
一部に当接するまで回動して可動接触子を開離させた
後、今度は開閉ばねの力によりフレームとの当接点を支
点に逆方向に回動してラッチ面がラッチピンと再係合す
る。すなわち、開閉ばねがラッチ面とラッチピンとの係
合をリセットする戻しばねを兼ねており、操作ハンドル
に戻しばねを設ける必要がない。上記トグルリンク機構
の反転時にホルダと干渉する表示ばねを設け、操作ハン
ドルをON位置とOFF位置との中間で停止させれば、
ハンドル位置からトリップ状態とOFF状態とが見分け
られるようになる。
【0008】係止レバーの先端をフレームの一部に当接
させ、この係止レバーをローラに対して位置規制すれ
ば、ホルダのラッチ面とラッチピンとの係合を解く際の
係止レバーの回動量が一定して引外し特性が安定する。
また、ローラが回転しなくなった状態でOFF状態から
ON操作すると、ローラから外そうとする摩擦力が係止
レバーに働くが、そのような場合にも係止レバーの先端
をフレームの一部に当接させて位置規制しておけば、係
止レバーはその当接点を中心に回動してローラから外れ
ることがなくなる。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図11に基づいてこの発明の実
施例を説明する。まず、図1は回路遮断器の開閉機構部
分のON状態の側面図、図2はその正面図、図7はその
分解斜視図である。図示開閉機構部分は平行な左右の側
板2及び3からなるフレーム1上に一体構成され、フレ
ーム1は図示しない本体ケースに固定されている。フレ
ーム1には操作ハンドル4が軸5により回動自在に支持
され、その腕部4bにはリンク6の一端が軸6aを介し
て連結されている。図1のON状態で、軸6aは側板2
の窓7で形成された端面2aに当接して位置規制されて
いる。
【0010】リンク6の他端は軸6bを介してホルダ8
に連結されている。ホルダ8の一端にはかぎ形のラッチ
面8aが形成され、他端には可動接点9aを有する可動
接触子9がピン10を介して回動可能に保持されてい
る。ホルダ8の一端にはラッチ面8aに連続してガイド
面8bが形成され、更にその先には折曲げ片8cが設け
られている。フレーム1にはローラ11が回動自在に嵌
め込まれたラッチピン12が固定され、ラッチピン12
にはローラ11の両側でホルダ8のラッチ面8aが係合
している。
【0011】ホルダ8の内側には係止レバー13がリン
ク6の軸6bにより回動自在に支持されている。係止レ
バー13は一体形成された突起13aとホルダ8の切曲
げ片8dとの間に挿入れた圧縮ばね14により図1の反
時計方向に付勢され、先端の係止片13bがローラ11
に被さっている。この係止レバー13は係止片13bが
側板2の折曲げ片2bに突き当たって図1の状態に位置
規制されている。この状態で、図1に示すように、リン
ク6の軸6bの中心、ラッチピン12の中心及び係止レ
バー13の係止片13bとローラ11との接触点は一直
線上に位置するようになっている。係止レバー13の折
曲げ片13cには図示しない過電流引外し装置のアーマ
チュアが対向している。
【0012】可動接触子9の折曲げ片9bとフレーム1
に固定されたピン15とには、引張ばねからなる開閉ば
ね16の両端が掛けられている。可動接触子9はそのば
ね力によりピン10を支点に図1の反時計方向に付勢さ
れ、本体ケースに固定された固定接触子17に押圧され
て、固定接点17aと可動接点9aとの間に接触圧力を
発生させている。一方、側板3の折曲げ片3aには捩じ
りばねからなるトリップ表示ばね18が取り付けられて
いる。このトリップ表示ばね18のかぎ形の一端18a
は側板3に係止され、先端部が2回折り曲げられた他端
は側板3の窓19を通して突出するホルダ8の折曲げ片
8cに接触している。
【0013】それでは、図示構成の回路遮断器の動作に
ついて以下に説明する。図1のON状態では開閉ばね1
6は引き伸ばされており、操作ハンドル4とリンク6と
で構成されるトグルリンク機構はホルダ8を介して受け
る開閉ばね16の力によりく字状に屈曲しようとしてい
るが、リンク6と一体の軸6aが側板2の端面2aに突
き当たって図示状態に保たれている。一方、ホルダ8は
開閉ばね16からリンク6と一体の軸6bの回りに時計
方向の力を受け、ラッチ面8aがラッチピン12から外
れようとしているが、係止レバー13の係止部13aが
ローラ11に被さっているため係合状態を保っている。
【0014】この状態から操作ハンドル4の把手4aを
左に倒すと(OFF操作)、操作ハンドル4とリンク6
とからなるトグルリンク機構が死点を越えた時点で、開
閉ばね16の力によりホルダ8はラッチピン12を支点
に時計方向に急速回動し、可動接触子9が開離する。ホ
ルダ8は突起8eが側板2の折曲げ片2cに当接して停
止し、同時にリンク6は軸6bが側板2の端面2dに当
接して停止して、図3のOFF状態となる。
【0015】また、図3のOFF状態から操作ハンドル
4の把手4aを右に倒すと(ON操作)、トグルリンク
機構の伸長に伴ってホルダ8はラッチピン12を支点に
反時計方向に回動し、その間に開閉ばね16が引き伸ば
されて蓄勢する。やがて、可動接点9aが固定接点17
aに接触し、更に操作ハンドル4が回動してトグルリン
ク機構が死点を越えると、ホルダ8は開閉ばね16の作
用により図1のON状態でロックされる。ここで、ロー
ラ11は本来はラッチピン12に対して回転自在となっ
ているのであるが、なんらかの理由で回転が悪くなりロ
ックされたとすると、上記ON操作の過程でローラ11
から係止レバー13に働く摩擦力は、係止レバー13を
軸6bを中心に図の時計方向、つまり係止レバー13を
ローラ11から外す方向に作用する。しかし、係止レバ
ー13は先端が常に折曲げ片2bに当接して位置規制さ
れているので、係止レバー13はその当接点を支点に回
動し、ローラ11から外れることがない。上記ON,O
FF操作の間、ホルダ8の折曲げ片8cはトグルリンク
表示ばね18に対して第2折曲げ部18dの範囲で摺動
する。
【0016】次に、図1のON状態で過電流が流れる
と、図示しない過電流引外し装置のアーマチュアにより
折曲げ片13cが引張られ、係止レバー13は圧縮ばね
14に抗して時計方向に回動して係止片13bがローラ
11から外れる。その結果、開閉ばね16の力を受ける
ホルダ8はラッチ面8aがラッチピン12から逃げ、リ
ンク6の軸6bの回りに時計方向に回動してガイド面8
bがラッチピン12に接触するようになる。また、リン
ク6の軸6bは側板2の端面2eに案内されて移動す
る。その場合、引外し自由を保証するために、操作ハン
ドル4をON状態で押さえていたとすると、ホルダ8は
突起8fがリンク6の軸6aに当接して図4に示すよう
に停止する(フリートリップ状態)。その間に、ホルダ
8の折曲げ片8cはトリップ表示ばね18の第2折曲げ
部18dから第1折曲げ部18cに沿って滑り落ち、基
部18bに接触する。
【0017】ここで、図4の状態で押さえていた操作ハ
ンドル4を開放すると、ホルダ8は突起8fで軸6aを
押して操作ハンドル4を軸5の回りに反時計方向に回動
させながら更に時計方向に回動し、突起8eが側板2の
折曲げ片2cに当接して図5の状態となる。ところが、
この時点では図5から分かる通り、トグルリンク機構は
死点を越えてく字状から逆く字状になっている。そこ
で、ホルダ8は開閉ばね16の力により、今度は折曲げ
片2cとの当接点Pを支点に逆方向(反時計方向)に回
動して折曲げ片8cがトリップ表示ばね18の第1折曲
げ部18cに突き当たった時点で停止し、図6のトリッ
プ状態となる。この状態で操作ハンドル4は図1のON
位置と図3のOFF位置の中間位置(トリップ位置)に
あり、トリップ状態にあることを表示する。
【0018】図6の状態から、ホルダ8のラッチ面8a
をラッチピン12に再係合(リセット)させるには、操
作ハンドル4を手動で反時計方向(OFF方向)に回動
させる。これにより、ホルダ8はリンク6を介してトリ
ップ表示ばね18を押し退けながら引き上げられ、折曲
げ片8aが第2折曲げ部18dに乗った時点で開閉ばね
16の力により当接点Pを支点に反時計方向に回動し、
ラッチ面8aがラッチピン12に係合し、図3のOFF
状態となる。ここで、図示構成においてはトリップ表示
ばね18が設けられているため、図1のON状態から回
路遮断器がトリップすると、ホルダ8は開閉ばね16に
よるリセット動作の途中でトリップ表示ばね18と干渉
して図6のトリップ状態で停止する。しかし、トリップ
表示ばね18がなければ、ホルダ8は一気に図3のリセ
ット状態(OFF状態)まで達する。
【0019】以上の通り、図示構成によれば、開閉ばね
16がトリップ動作後のホルダ8をフレーム1との当接
点Pを支点に逆方向に回動させてラッチピン12と再係
合させる戻しばねを兼ねているため、操作ハンドル4を
常時OFF方向に付勢する戻しばねを別途設ける必要が
なく、したがってON状態で外部振動によりトグルリン
ク機構を誤ってOFF側に反転させてしまう危険がな
い。その場合に、トリップ表示ばね18をフレーム1に
取り付け、トリップ動作に伴うトグルリンク機構の反転
時にこれをホルダ8と干渉させて操作ハンドルをON位
置とOFF位置との中間で停止させることにより、回路
遮断器がトリップ状態にあることが容易に判別できる。
また、係止レバー13は先端がフレーム1の折曲げ片2
bに当接して位置規制され、ローラ11に対する掛り量
が一定しているので、過電流引外し装置のアーマチュア
の必要な吸引ストロークも一定し、例えばその不足のた
めに引外し不能となるようなことがない。
【0020】図8〜図10はトリップ時にホルダをリン
クと操作ハンドルとの連結部に衝突させてトグルリンク
機構を反転させる構成のそれぞれ異なる実施例を示すも
ので、いずれもフリートリップ状態の要部側面図であ
る。図8はホルダ8の突起8fの先端を折り曲げて、軸
6aの近傍でリンク6に衝突させるようにしたものであ
る。図9はリンク6を板材で構成してこれに別途軸6
a,6bを結合し、軸6aの近傍に折曲げ片6cを設け
てこれにホルダ8の突起8fを衝突させるようにしたも
のである。
【0021】図10はホルダ8の突起8fを操作ハンド
ル4の腕部4aの先端の突起4cに衝突させるようにし
たものである。これらいずれの構成によっても、トリッ
プ時にホルダ8で操作ハンドル4とリンク6とからなる
トグルリンク機構を反転させて、開閉ばね16の力でラ
ッチ面8aをラッチピン12に自動的に再係合させるこ
とができる。また、図11はトリップ表示ばね18を板
ばねで構成した実施例を示すもので、トリップ表示ばね
18は一端18aでねじ20により側板3に固定され、
2回折り曲げられた他端がホルダ8の折曲げ片8cに接
触するようになっている。
【0022】図12は、図1〜図7に示した実施例にお
けるトリップ表示ばね18とホルダ8の折曲げ片8cと
の接触をより確実にした実施例を示すもので、図は開閉
機構部のON状態の側面図である。この実施例において
は、図1〜図7におけるトリップ表示ばね18の第2折
曲げ部18dの先端に、ホルダ8の折曲げ片8cを囲む
ようにL形を2回連続させた形状の第3折曲げ部18e
が設けられている。すでに説明したように、折曲げ片8
cは回路遮断器がトリップすると、第2折曲げ部18d
上の図示実線位置から点線で示す位置(8c’)までい
ったん滑り落ち、その後、第1折曲げ部18cに突き当
たって一点鎖線で示す位置(8c”)に停止して、その
状態で操作ハンドル4をトリップ表示位置に保持する。
【0023】このように、ホルダ8の折曲げ片8cはO
N−トリップ−リセット(OFF)動作の間、トリップ
表示ばね18と接触しながら移動するが、その途中でト
リップ表示ばね18が折曲げ片8cから外れてしまう
と、トリップ表示ができなくなってしまう。その点、図
示のようにトリップ表示ばね18の先端部で折曲げ片8
cを囲んでおけば、トリップ表示ばね18は折曲げ片8
cを確実に把持し、これから外れる心配がなくなる。ち
なみに、トリップ表示ばね18の先端折曲げ部、あるい
はそのつる巻き部が保持された側板3の折曲げ片3aの
寸法や形状にはある程度のばらつきは避けられず、その
ためにホルダ8の折曲げ片8cに対するトリップ表示ば
ね18の掛り量が不足した場合には、トリップ表示ばね
18は折曲げ片8cから外れる危険がある。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、開閉ばねをトリップ
動作したホルダを自動リセットさせる戻しばねとして兼
用する構成とすることにより、操作ハンドルを常時OF
F方向に付勢する独立した戻しばねが不要になり、外部
振動による不測のOFF動作の発生の危険がなくなる。
また、リセット動作の過程でホルダと干渉するトリップ
表示ばねを設けることにより、トリップ時に操作ハンド
ルがON位置とOFF位置の中間で停止し、回路遮断器
がOFF状態にあることが一目で分かるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す回路遮断器の開閉機構
部のON状態の側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の開閉機構部のOFF状態の側面図であ
る。
【図4】図1の開閉機構部のフリートリップ状態の側面
図である。
【図5】図1の開閉機構部のトリップ状態へ移行する途
中の側面図である。
【図6】図1の開閉機構部のトリップ状態の側面図であ
る。
【図7】図1の開閉機構部の分解斜視図である。
【図8】この発明の異なる実施例を示す回路遮断器の開
閉機構部のフリートリップ状態の要部側面図である。
【図9】この発明の更に異なる実施例を示す回路遮断器
の開閉機構部のフリートリップ状態の要部側面図であ
る。
【図10】この発明の更に異なる実施例を示す回路遮断
器の開閉機構部のフリートリップ状態の要部側面図であ
る。
【図11】この発明の更に異なる実施例を示す回路遮断
器のトリップ表示ばね部分の分解斜視図である。
【図12】この発明の更に異なる実施例を示す回路遮断
器の開閉機構部のON状態の側面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 側板 3 側板 4 操作ハンドル 6 リンク 8 ホルダ 8a ラッチ面 9 可動接触子 11 ローラ 12 ラッチピン 13 係止レバー 16 開閉ばね 17 固定接触子 18 トリップ表示ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケースに固定されたフレームに回動自
    在に支持された操作ハンドルと、 この操作ハンドルに一端が連結されたリンクと、 前記フレームに固定されたラッチピンと、 このラッチピンに回転自在に支持されたローラと、 一端に前記ラッチピンと係合するラッチ面を有するとと
    もに他端に可動接触子を保持し、この可動接触子と前記
    ラッチ面との間で前記リンクの他端と連結されたホルダ
    と、 このホルダと前記フレームとの間に装着された開閉ばね
    と、 前記ホルダに回動自在に支持され、常時はこのホルダと
    の間に装着されたばねの力により前記ローラに接触して
    前記ラッチピンと前記ラッチ面との係合を保つととも
    に、過電流発生時には引外し装置の作用で回動して前記
    係合を解く係止レバーとを備え、 前記ホルダは前記操作ハンドルの開閉操作により前記ラ
    ッチピンを支点に前記フレームの一部に当接するまで回
    動して前記可動接触子を開閉させ、また前記ラッチ面と
    前記ラッチピンとの係合が解かれると前記開閉ばねの力
    により前記リンクの他端を支点に前記フレームの一部に
    当接するまで回動して前記可動接触子を開離させるとと
    もに、その一部に形成された突起が前記操作ハンドルと
    前記リンクとの連結部に衝突してこれらで構成されるト
    グルリンク機構を反転させたることにより、前記フレー
    ムとの当接点を支点に前記開閉ばねの力で逆方向に回動
    して前記ラッチ面が前記ラッチピンと再係合することを
    特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】操作ハンドルとリンクとで構成されるトグ
    ルリンクの反転時にホルダと干渉して前記操作ハンドル
    をON位置とOFF位置との中間で停止させるトリップ
    表示ばねをフレームに取り付けたことを特徴とする請求
    項1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】係止レバーの先端をフレームの一部に当接
    させて、この係止レバーのローラに対する位置を規制し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回路遮
    断器。
JP12361493A 1992-05-12 1993-04-27 回路遮断器 Pending JPH0652778A (ja)

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