JP3709830B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドルリンクと可動接触子ホルダとの間に反転ばねを懸架して開閉操作を行う回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例として、特開昭59−196524号に示すものが存在する。このものは、図18および図19に示すように、ハンドル4を、折曲形成された回転軸(ハンドルリンク)19に支持させ、この回転軸19を可動枠(フレーム)18に軸支させるとともに、回転軸19に可動アーム(可動接触子ホルダ)17を軸支し、回転軸19と可動アーム17との間に引張ばね(反転ばね)23を懸架している。可動アーム17には可動接触子6がかしめ接続されており、ハンドル4の回動操作によって可動接触子6の可動接点8が固定接点10に接離するようになっている。13は端子である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した回路遮断器にあっては、可動接触子が可動アームにかしめ固定されているので、可動接点が固定接点に接触した後に可動接触子自体が移動することができず、可動接点および固定接点間の接触信頼性が低下してしまう恐れがあった。
【0004】
本発明は、かかる事由に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、接点間の接触不良を少なくすることができ、もって接触信頼性を向上することができる回路遮断器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の回路遮断器は、器体と、この器体から一部が突出するハンドルと、このハンドルを支持するハンドルリンクと、このハンドルリンクを回動自在に軸支する両側片及びこの両側片間を連結する連結片を有したフレームと、このフレームの前記両側片に対して前記ハンドルリンクと同一軸線上で回動自在に軸支された可動接触子ホルダと、可動接点を有し可動接触子ホルダに保持された可動接触子と、この可動接触子と前記ハンドルリンクとの間に懸架されて前記ハンドルリンク及び前記可動接触子ホルダの軸支位置を中心に反転する反転ばねと、前記可動接点に接離自在に対向する固定接点を有した固定接触子とを備えた回路遮断器において、
前記可動接触子は、前記反転ばねを懸架するばね保持片と、基端を前記ばね保持片に連設するとともに先端側に前記可動接点を固着し、前記ばね保持片に反転ばねを懸架した状態で固定接触子方向に付勢された可動接触子本体とを有し、前記可動接触子ホルダは、前記反転ばねのばね力によって前記ばね保持片が当接して前記可動接触子が外れるのを防止する抜け止め部と、反転ばねのばね力によって前記可動接触子本体の可動接点固着面側が当接する可動接触子当接部とが形成されたことを特徴とするものである。
【0006】
請求項1記載の回路遮断器によれば、可動接触子のばね保持片に反転ばねを懸架させた状態でそのまま可動接触子ホルダに嵌め込むと、ばね保持片が抜け止め部に当接するとともに可動接触子本体の可動接点固着面側が可動接触子当接部に当接するので、可動接触子を反転ばねのばね力のみで可動接触子ホルダに保持させることができる。また、反転ばねのばね力によって可動接触子の可動接点が固定接点に接触する方向に付勢されることとなるので、反転ばねを可動接点が固定接点に接触したときの接圧ばねとして兼用することができる。さらに、可動接点が固定接点に接触したときに可動接触子本体が可動接触子当接部から離れる方向に移動できるので、可動接点が固定接点に接触したときのワイピングにより、可動接点を固定接点に確実に接触させることができ、接点間の接触信頼性が向上する。
【0007】
請求項2記載の回路遮断器は、請求項1において、前記可動接触子ホルダに、前記可勤接触子当接部から前記可動接触子の厚みよりも広い間隔をおいて前記可動接触子本体の可動接点固着面とは反対側面が対向する可動接触子移動防止部を設けたものである。
【0008】
請求項2記載の回路遮断器によれば、請求項1と同様な効果のほか、可動接点が固定接点に接触した後、反転ばねのばね力で可動接触子本体が可動接触子当接部から離れる方向に移動するが、このとき可動接触子本体が可動接点固着面とは反対側面が可動接触子移動防止部に当接するので、可動接点が固定接点に接触したときに、反転ばねのばね力が可動接触子に直接加わるとともに可動接触子ホルダの可動接触子移動防止部を介して可動接触子に加わることとなる。このため、可動接触子のみ反転ばねのばね力が加わったときと比べて可動接点が固定接点に強い接圧でもって接触することとなる。
【0009】
請求項3記載の回路遮断器は、請求項1または請求項2において、前記フレームをラッチして前記ハンドルのオフ位置からのオン操作により前記ハンドルリンク及び前記可動接触子ホルダの軸支位置を越えて前記可動接点を前記固定接点に接触させる方向に前記反転ばねを位置させるラッチ部材と、このラッチ部材が前記フレームのラッチを解除した状態で前記ハンドルリンク及び前記可動接触子ホルダの軸支位置を越えて前記可動接点を前記固定接点から離すように前記反転ばねを反転させる方向に前記フレームを付勢する開極ばねと、過電流が流れたときに前記ラッチ部材が前記フレームの係止部をラッチしている状態から解放して前記開極ばねにより前記可動接点を前記固定接点から強制開極させる異常電流検出装置とを備え、前記フレームに衝突片を設けるとともに、前記フレームの前記開極ばねによる動作で前記衝突片が衝突して前記可動接触子ホルダが開極方向に押圧される被衝突片を前記可動接触子ホルダに設けたものである。
【0010】
請求項3記載の回路遮断器によれば、請求項1または請求項2と同様な効果のほか、異常電流検出装置による異常電流検出によってフレームのラッチ状態が解除されて、フレームが移動する際、衝突片が被衝突片に衝突して可動接触子ホルダも移動させるので、可動接点が固定接点に溶着しにくくなる。
【0011】
請求項4記載の回路遮断器は、請求項3において、前記器体に、一端側を固定端とするとともに他端側を自由端として前記一端を支点として変形自在に配設された弾性係止部材を配設し、前記弾性係止部材は、前記自由端の両側に当接片及び係止片を二股状に形成するとともに前記当接片及び前記係止片間で前記自由端の端面から所定距離の位置に逃げ部が形成され、前記フレームが前記ラッチ部材にラッチされている状態のときに前記逃げ部に臨む突部を前記フレームに設けるとともに、前記ハンドルが少なくともオン位置にあるときに前記当接片が当接するとともに前記係止片に対向して段差形成され、前記突部が前記逃げ部から移動して前記弾性係止部材を押圧するとき前記係止片に引っ掛かる引掛部を有する延出片を前記ハンドルに設けたものである。
【0012】
請求項4記載の回路遮断器によれば、請求項3と同様な効果のほか、異常電流検出装置による異常電流検出によってフレームのラッチが解除されるとともに可動接点が固定接点に溶着した際、フレームの衝突片が可動接触子ホルダの被衝突片に衝突してフレームの移動が停止される。このとき、フレームの突部が弾性係止部材の逃げ部から自由端の端面方向に移動するので、当接片とハンドルの延出片の先端とを支点として係止片がハンドル側に近づく。このため、ハンドルをオフ方向に回転しようとすると、ハンドルの引掛部が係止片に係合してそれ以上オフ方向に回転しなくなるので、接点溶着時にハンドルをオフ位置に移動できなくなり、接点の開閉状態とハンドルの開閉状態とを同一にすることができる。
【0013】
請求項5記載の回路遮断器は、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4において、前記フレームの前記両側片の外面から内面方向へ挿通される第1軸部と、この第1軸部を前記両側片に挿通させたときに前記フレームの外面に当接する鍔部と、この鍔部から第1軸部とは反対側に突出する第2軸部とを有する一対の軸部材を、前記フレームの前記両側片の各々に同一軸線上となるように装着し、前記可動接触子ホルダおよび前記ハンドルリンクの一方を第1軸部に軸支するとともに他方を前記第2軸部に軸支したものである。
【0014】
請求項5記載の回路遮断器によれば、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4と同様な効果のほか、例えばフレームの両側片間に可動接触子ホルダを配設した状態で軸部材を各両側片の外面から挿通させて第1軸部で可動接触子ホルダを軸支した後、両側片の外側に突出する第2軸部でハンドルリンクを軸支することができる。従って、フレームの内面に突出する第1軸部の突出量を可動接触子ホルダの厚みと同等とすることができ、フレームの内面への突出量を少なくしてフレームの両側片間の間隔を狭くすることができ、もって器体全体のコンパクト化が図れる。また、鍔部がフレームの両側片に当接しているので、第1軸部及び第2軸部の傾きを少なくすることができ、接点の開閉動作への影響を少なくすることができる。さらに、軸部材の鍔部がフレームの両側片とハンドルリンクとの間に介在しているので、軸部材がフレームから外れるのを簡単に防止することができる。
【0015】
請求項6記載の回路遮断器は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5において、前記ハンドルリンクのハンドル回転方向における両側に係止部を各々設けるとともに、前記ハンドルの回転方向両側に前記ハンドルリンクの側面側からスライドさせて各係止部に係止される被係止部を各々設け、前記ハンドルを前記ハンドルリンクに係止可能な姿勢に前記ハンドルリンクを前記反転ばねに抗して支持する支持用ピンを受ける切溝を前記フレームに形成したものである。
【0016】
請求項6記載の回路遮断器によれば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5と同様な効果のほか、フレームの切溝に支持用ピンを挿通させておき、この状態で支持用ピンにハンドルリンクを反転させるとハンドルリンクの端面がピンに当接して止まるので、この状態でハンドルリンクにハンドルをスライド取着することができることとなり、ハンドルをハンドルリンクに取着する作業が容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図1から図17により説明する。すなわち、この回路遮断器は、基本的に、器体45と、ハンドル46と、可動接触子47と、固定接触子48と、作動部材49と、ラッチ部材50と、異常電流検出装置51と、端子52、53を有する。
【0018】
器体45は、内部に部品収納スペースを有する箱形であって、部品を両側壁54、55の対向方向より配設する横嵌め式としている。すなわち、器体45を両側壁の対向方向に2分割可能に構成し、開いた状態で部品を内部に収納している。なおこの回路遮断器は2極タイプであり、両側壁方向に3分割可能に構成し、中央の分割体45aの中央に仕切りを設けてこれを両側壁の一側壁54とし、両側の分割体45bの各側壁54、55間にそれぞれ1極分の部品が収納される。
【0019】
ハンドル46は、器体45から一部が突出し、ハンドルリンク56にハンドル46が支持され、器体45に対して回動自在に保持される。このハンドル46は2極に共用されるもので、各極のハンドルリンク56にともに係合する。このため、ハンドルリンク56のハンドル回転方向における両側に係止部130を各々設けるとともに、ハンドル46の回転方向両側にハンドルリンク56の側面側からスライドさせて各係止部130に係止される被係止部131を各々設けている。器体45の上壁115にハンドル穴115aを形成し、ハンドル穴115aからハンドル46の一部を突出している。
【0020】
作動部材47は、ラッチされる係止部57を有して可動接点58が固定接点59に接触した状態におけるリンク機構の均衡を崩す方向に付勢されている。リンク機構は、ハンドルリンク56と、可動接触子ホルダ60と、反転ばね61を有する。作動部材47はハンドルリンク56を回動自在に軸支する両側片62及びこの両側片62間を連結する連結片63を有したフレーム64を具備する。可動接触子ホルダ60はフレーム64の両側片62に対してハンドルリンク56と同一軸線上で回動自在に軸支されている。すなわち、フレーム64の両側片62に形成した孔62aに外面から内面方向へ挿通される第1軸部66と、この第1軸部66を両側片62に挿通させたときにフレーム64の外面に当接する鍔部67と、この鍔部67から第1軸部66とは反対側に突出する第2軸部68とを有する軸部材69を、フレーム64の両側片62の各々に装着し、可動接触子ホルダ60を第1軸部66に軸支するとともにハンドルリンク56を第2軸部68に軸支している。反転ばね61は可動接触子48とハンドルリンク56との間に懸架されてハンドルリンク56及び可動接触子ホルダ60の軸支位置を中心に反転する。
【0021】
またフレーム64の側片62に形成した孔62bと器体45の一側壁54に形成した孔70間に例えばねじりコイルばねを用いた開極ばね71の両端を嵌合し、これにより作動部材47をリンク機構の均衡を崩す方向に付勢している。すなわち、開極ばね71はラッチ部材50がフレーム64のラッチを解除した状態で反転ばね61がハンドルリンク56及び可動接触子ホルダ60の軸支位置を越えて可動接点58を固定接点59から離すように反転ばね61を反転させる方向にフレーム64を付勢する。
【0022】
一方上記のハンドルリンク56は、作動部材47よりも広幅に対向する幅をもった略コ字形の部材であり、第2軸部68に軸支される軸受け77を下端に切欠き形成し、それと反対側の上端に反転ばね61の上端を受けるように略逆への字形に折曲したばね受けピン78を支持する受け部79を切欠き形成している。
【0023】
さらに可動接触子ホルダ60は、作動部材47のフレーム64の両側片62間に挿入できる幅に対向した一対の側片81、82とこれらを連結する連結片83からなる。一対の側片81、82の上端部に第1軸部66に嵌合する軸受け85を孔により形成し、連結片83に可動接触子48の反転ばね61を受けるばね保持片75を抜止め嵌合する抜け止め部84を切欠き形成している。可動接触子ホルダ60は、反転ばね61のばね力によって抜け止め部84にばね保持片75が当接嵌合して可動接触子48が外れるのを防止する。そして、反転ばね61のばね力によって可動接触子本体76の可動接点固着面側が当接する可動接触子当接部88が側片81、82間の連結片83の下側に形成されている。また可動接触子ホルダ60に、可動接触子当接部88から側片81の幅方向に可動接触子48の厚みよりも広い間隔をおいて、可動接触子本体76の可動接点固着面とは反対側面が対向する可動接触子移動防止部87を側片81の下端に内向きに折曲して設けている。また後述のように側片82の下端部に被衝突片73を外向きに折曲している。
【0024】
可動接触子48は、ハンドル46にリンク機構を介して連結される可動接点58を有し、可動接触子ホルダ60に保持されている。この可動接触子48は、反転ばね61を懸架するばね保持片75と、基端をばね保持片75に略L字形に連設するとともに先端側に可動接点58を固着し、ばね保持片75に反転ばね61を懸架した状態で固定接触子方向に付勢される可動接触子本体76とを有する。ばね保持片75は先端がT字形に形成されて抜止め係合部を形成し抜止め部84に嵌合する。またフレーム64に可動接触子48の可動接点方向に延出する衝突片72を設けるとともに、可動接点58が固定接点59に接触したときに開極ばね71のばね力によってフレーム64が移動する方向側で衝突片72から所定間隔離れた状態で衝突片72に対向する上述した被衝突片73が可動接触子ホルダ60に設けられている。したがって、フレーム64の開極ばね71による動作で衝突片72が被衝突片73に衝突して可動接触子ホルダ60が開極方向に押圧される。
【0025】
固定接触子49は、可動接点58に接離自在に対向する固定接点59を有している。実施の形態では、導電板に略U字形のスリット160を形成しその内側の片に固定接点59を設けるとともに消弧用ガイド部99を突設している。
【0026】
ラッチ部材50は、作動部材47の係止部57をラッチしてリンク機構の均衡を保持する。すなわちフレーム64をラッチした状態でハンドル46のオフ位置からのオン操作によりハンドルリンク56及び可動接触子ホルダ60の軸支位置を越えて可動接点58を固定接点59に接触させる方向に反転ばね61を位置させることができる。ラッチ部材50は、器体45の両側壁54、55間方向に移動自在であって作動部材47の係止部57をラッチするラッチ部91を有し、一側壁54と作動部材47の係止部57との間に配設されている。このラッチ部材50は、器体45の両側壁54、55間に対して直交方向を軸中心として器体45の一側壁54に回動自在に支持されている。すなわちラッチ部材50は略平板状であり、ラッチ部91はその下端部寄りに突設され、上端部の両側から突出する回動軸92を設け、器体45の一側壁54に回動軸92を支持する凹所93を設け、更に器体45の他側壁55にラッチ部材50の回転軸92またはその近傍に当接して回動軸92が凹所93から脱落するのを防止する脱落防止片95を設けている。またラッチ部材50の一側壁54との対向面162側を、上端の回動中心点側から下端のラッチ部91側にかけて徐々に薄厚として傾斜状に形成している。したがって、ラッチ部材50は垂直姿勢から一側壁54に向けて回動することができ、この回動によりラッチ部91が後退するラッチ解除の動作をすることができる。さらにラッチ部材50の上端中央の回動中心点近傍に復帰片96を設けるとともに、作動部材47に、ハンドル46を接点のオフ方向に回転させたときに復帰片96に当接して係止部57をラッチする方向にラッチ部材50を回転させる当接片97を設けている。
【0027】
弾性係止部材100は、一端側を固定端とするとともに他端側を自由端として固定端を支点として変形自在に器体45のハンドル46と作動部材47の係止部57の間に配設されている。この弾性係止部材100は、固定端をL字形に折曲した略平板状であり、自由端の両側に当接片101及び当接片101よりも短い係止片102を二股状をなすように形成するとともに当接片101及び係止片102間で自由端の端面から所定距離の位置に逃げ部103が形成されている。これに対してラッチ部材64がラッチされている状態のときに逃げ部103に臨む突部105をフレーム64の係止部57の近傍に設ける。一方ハンドル46が少なくともオン位置にあるときに当接片101が先端に当接するとともに係止片102に対向して段差形成され、突部105が逃げ部103から移動して弾性係止部材100を押圧するとき係止片102に引っ掛かる引掛部106を有する延出片197を、フレーム64の係止部57側との間で弾性係止部材100を挟む形にハンドル46から器体45の内部に延出している。
【0028】
移動規制部材107は、器体45の一側壁54に、通常状態では器体45の一側壁54とラッチ部材50との間に介在し、異常電流検出装置51による過電流検出時には器体45の一側壁54とラッチ部材50との間から離脱する規制部108を有する。この移動規制部材107は、器体45の両側壁54、55間方向を軸中心として一側壁54に突設した軸112に中間部の軸受け部114が回動自在に支持され、一端部に規制部108を設け、他端部に検知部113を設け、軸受け部114と規制部108の間にばね受け部115を設けている。復帰ばね109は規制部108を器体45の一側壁54とラッチ部材50との間に介在させる方向に付勢する。この復帰ばね109は器体45の一側壁54と移動規制部材107との間で納装されるコイル状の圧縮ばねとし、器体45の他側壁55に圧縮ばねの側面に当接する第2の脱落防止片110を設け、復帰ばね109の一端はばね受け部115に係止し、他端は一側壁54に連続してハンドル46を露出させる上壁115の内面に係止している。この移動規制部材107の規制部108を復帰ばね109に対して一定位置に規制するため器体45にストッパ150を設けている。また規制部108に対してラッチ部材50の下端の側部に規制部108を受ける受け部120を突出している。
【0029】
異常電流検出装置51は、過電流が流れたときにラッチ部材50が作動部材47のフレーム64の係止部57をラッチしている状態から、ラッチ部材50を解放することによって開極ばね71によりリンク機構の均衡を崩し、可動接点58を固定接点59から強制開極するものである。実施の形態は電磁石であり、電磁石本体180の端部に配置された可動片145が、電磁石本体180の側部に配置されたヨーク146に軸支され、復帰ばね147によりコイルの磁心210の頭部から離れ、可動片145に検知部113に対向する駆動部148を設けている。
【0030】
連動棒146は作動部材47と可動片145の間に位置しかつ一側壁54を貫通して2極間にまたがるトリップ連動手段であり、器体45に回転自在に支持されている。この連動棒146は各極の作動部材47の係合部199の動作を検知して連動棒146を回転させる受動部148と、連動棒146の回転により可動片145を過電流検知動作と同方向に回転させる押圧部150を有する。
【0031】
端子52は可撓電線140を介して可動接触子48に接続されている。端子53は異常電流検出装置51のコイル線を介して固定接触子48に接続されている。
【0032】
なお、ハンドル46をハンドルリンク56に取付ける作業の便利のため、ハンドル46をハンドルリンク56に係止可能な姿勢にハンドルリンク56を反転ばね61に抗して支持する支持用ピン(図示せず)を受ける切溝198をフレーム64に形成している。実施の形態では、フレーム64の両側片62における係止部130の一方よりもハンドルリンク56の軸支点からの距離が短く、かつ、反転ばね61が反転してハンドルリンク56の係止部130の一方が近づく方向で外面から連通した位置に切溝198を形成している。
【0033】
フレーム64の切溝198に支持用ピンを挿通させておき、この状態で支持用ピンにハンドルリンク56を反転させるとハンドルリンク56の端面がピンに当接して止まるので、この状態でハンドルリンク56にハンドル46をスライド取着することができる。ピンは後から抜くことができる。切溝198がなく、そのままハンドルリンク56にハンドル46を取着する場合、ハンドルリンク56の係止部がフレーム64の両側片62の外面に位置することとなり、ハンドル46をスライド取着するときにフレーム64の両側片62が邪魔になり、係止部130がフレーム64の両側片62に重ならないようにハンドルリンク56を手で持ちながら保持する必要があり、ハンドル46を取着する作業が煩わしい。
【0034】
スイッチ151は器体45の長さ方向の端部に配設される端子52の上部に配置され、作動片152が作動部材47または作動部材47を開極動作させる開極ばね71の端部に対向し、作動部材47のラッチが解除されて開極ばね71により回動することにより作動片152を押してスイッチ151を動作させる。スイッチ151に端子154が接続され、スイッチ151の信号が外部に取り出される。
【0035】
155は消弧グリッド、190はばね190aに付勢されたレール取付片である。
【0036】
回路遮断器の動作について説明する。図7はオン状態、図9はオフ状態である。オン状態のときハンドル46の露出部は器体45の上壁115に略平行になり、図15に示すように上壁115のハンドル穴115aに近い位置に「ON」表示を施している。オフ状態のとき図16に示すようにハンドル46は傾斜姿勢に起立し、「ON」表示がハンドル穴115a内に隠れ、一方ハンドル46の先端側に隠れるように上壁115に施されていた「OFF」表示が見えるようになる。このオフ状態からオン状態は作動部材47の係止部57がラッチ部91にラッチされた状態で行われる。ハンドル46を図9のオフ位置から図7のオン位置に倒すと反転ばね61が軸部材69を乗り越えるように移動するので可動接点58が固定接点59に接触する方向に付勢され、図11に示すように可動接点58が固定接点59に接触する。可動接点58が固定接点59に接触しても反転ばね61により可動接触子ホルダ60はさらに回動するので可動接触子48が当接部88から離れ移動防止部87に当たりこれに押圧される(図12)。これにより可動接点58が固定接点59に対しワイピングし、また移動防止部87を介して可動接点ホルダ60により押圧される。可動接点58が固定接点59に接触すると端子52、53間が接続され、その間に電流が流れることができる。
【0037】
つぎにハンドル46をオフ位置に回動すると反転ばね61が軸部材69を乗り越えたとき反転し、可動接触子48にオフ方向に付勢力が働き、接点は開極する。
【0038】
図10はトリップ状態である。オン状態で端子52、53間に過電流が流れると異常電流検出装置51の電磁力により可動片145が磁心210に吸引され、これにより駆動部148が検知部113を復帰ばね109に抗して押し規制部108が回動する。移動規制部108は図4に示すように一側壁54とラッチ部材50の受け部120との間の位置から、図6に示すように上方に移動して受け部120と一側壁54との間に隙間ができる。その結果、ラッチ部91に係合している作動部材47の係止部57は開極ばね71による押圧力でラッチ部材50を、受け部120が一側壁54に接近するように回動させ、これにより係止部57がラッチ部91から外れ、図3から図5に示すように作動部材47のラッチが解放される。作動部材47は開極ばね71のばね力により軸部材69を中心に回動し、図8に示すように衝突片72で可動接触子ホルダ60の被衝突片73を押し、可動接触子ホルダ60を回動させ、反転ばね61が軸部材69を越えると、反転動作により可動接触子ホルダ60の当接部88を介して可動接触子48が開極動作する。すなわち、開極ばねのばね力でフレーム64を移動させることによりハンドルリンク56及び可動接触子ホルダ60の軸支位置を越えて可動接点58を固定接点59から離す方向に反転ばね61を反転させて可動接点58を固定接点59から強制開極する。
【0039】
作動部材47の回動によりスイッチ151の作動片152が押されてスイッチ151が動作する。また作動部材47の回動により連動棒146の受動部148が押されて回動し、押圧部150により他極の異常電流検出装置の可動片145を吸引方向に作動し、上記と同じ動作でトリップ動作に至らせる。
【0040】
このトリップ動作でハンドル46は反転ばね61により、オン位置とオフ位置の中間の姿勢に回動する。そのため、図17に示すように「ON」表示も「OFF」表示も隠れる状態となる。ここで、ハンドル穴115aに連続する分割体45b側のハンドル穴115bに切欠き201を形成し、ハンドル46の側部に、ハンドル46のトリップ姿勢で切欠き201の位置に例えば赤色などのトリップ表示202が現れるようにしている。
【0041】
トリップ後のリセットは、ハンドル46をオフ位置側に操作する。これにより、ハンドル46の端部で作動部材47が開極ばね71に抗して押されて図10の位置から反時計回りに回動し、作動部材47の当接片97でラッチ部材50の復帰片96を押し上げて受け部120を一側壁54から離すと、移動規制部材107の規制部108が復帰ばね109によってその間に入り、図4の状態になる。ハンドル46から手を離すと、開極ばね71の作用で係止部57がラッチ部91に係止し、作動部材47がラッチ状態となり、ハンドル46はオフ姿勢となる。
【0042】
作動部材47のラッチが解除されて反転ばね61により可動接触子48を開極方向に付勢しても、可動接点58と固定接点59が接点溶着している場合、図13および図14に示すように作動部材47は衝突片72が可動接触子ホルダ60の被衝突片73に当たって規制されるまで若干回動する。このとき、図3から図13および図14に示すように作動部材47の突部105が逃げ部103から出て弾性係止部材100をハンドル46の延出片197に向けて押す状態となる。弾性係止部材100は図2に示すように当接片101が延出片197に当接しているので当接片101を支点に係止片102が延出片197側に押され、係止片102が延出片197に段差形成された凹み形状の引掛部106に係止する。このためハンドル46は図5のようにトリップ表示姿勢に回動せずオン位置のままとなる。すなわち、接点溶着の場合はトリップしていてもハンドル46はオン位置を示す。
【0043】
なお、この発明において、ハンドルリンクを軸部材の第1軸部に軸支し、可動接触子ホルダを第2軸部に軸支させるようにこれらの幅寸法を設定してもよい。
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載の回路遮断器によれば、可動接触子のばね保持片に反転ばねを懸架させた状態でそのまま可動接触子ホルダに嵌め込むと、ばね保持片が抜け止め部に当接するとともに可動接触子本体の可動接点固着面側が可動接触子当接部に当接するので、可動接触子を反転ばねのばね力のみで可動接触子ホルダに保持させることができる。また、反転ばねのばね力によって可動接触子の可動接点が固定接点に接触する方向に付勢されることとなるので、反転ばねを可動接点が固定接点に接触したときの接圧ばねとして兼用することができる。さらに、可動接点が固定接点に接触したときに可動接触子本体が可動接触子当接部から離れる方向に移動できるので、可動接点が固定接点に接触したときのワイピングにより、可動接点を固定接点に確実に接触させることができ、接点間の接触信頼性が向上する。
【0045】
請求項2記載の回路遮断器によれば、請求項1と同様な効果のほか、可動接点が固定接点に接触した後、反転ばねのばね力で可動接触子本体が可動接触子当接部から離れる方向に移動するが、このとき可動接触子本体が可動接点固着面とは反対側面が可動接触子移動防止部に当接するので、可動接点が固定接点に接触したときに、反転ばねのばね力が可動接触子に直接加わるとともに可動接触子ホルダの可動接触子移動防止部を介して可動接触子に加わることとなる。このため、可動接触子のみ反転ばねのばね力が加わったときと比べて可動接点が固定接点に強い接圧でもって接触することとなる。
【0046】
請求項3記載の回路遮断器によれば、請求項1または請求項2と同様な効果のほか、異常電流検出装置による異常電流検出によってフレームのラッチ状態が解除されて、フレームが移動する際、衝突片が被衝突片に衝突して可動接触子ホルダも移動させるので、可動接点が固定接点に溶着しにくくなる。
【0047】
請求項4記載の回路遮断器によれば、請求項3と同様な効果のほか、異常電流検出装置による異常電流検出によってフレームのラッチが解除されるとともに可動接点が固定接点に溶着した際、フレームの衝突片が可動接触子ホルダの被衝突片に衝突してフレームの移動が停止される。このとき、フレームの突部が弾性係止部材の逃げ部から自由端の端面方向に移動するので、当接片とハンドルの延出片の先端とを支点として係止片がハンドル側に近づく。このため、ハンドルをオフ方向に回転しようとすると、ハンドルの引掛部が係止片に係合してそれ以上オフ方向に回転しなくなるので、接点溶着時にハンドルをオフ位置に移動できなくなり、接点の開閉状態とハンドルの開閉状態とを同一にすることができる。
【0048】
請求項5記載の回路遮断器によれば、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4と同様な効果のほか、例えばフレームの両側片間に可動接触子ホルダを配設した状態で軸部材を各両側片の外面から挿通させて第1軸部で可動接触子ホルダを軸支した後、両側片の外側に突出する第2軸部でハンドルリンクを軸支することができる。従って、フレームの内面に突出する第1軸部の突出量を可動接触子ホルダの厚みと同等とすることができ、フレームの内面への突出量を少なくしてフレームの両側片間の間隔を狭くすることができ、もって器体全体のコンパクト化が図れる。また、鍔部がフレームの両側片に当接しているので、第1軸部及び第2軸部の傾きを少なくすることができ、接点の開閉動作への影響を少なくすることができる。さらに、軸部材の鍔部がフレームの両側片とハンドルリンクとの間に介在しているので、軸部材がフレームから外れるのを簡単に防止することができる。
【0049】
請求項6記載の回路遮断器によれば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5と同様な効果のほか、フレームの切溝に支持用ピンを挿通させておき、この状態で支持用ピンにハンドルリンクを反転させるとハンドルリンクの端面がピンに当接して止まるので、この状態でハンドルリンクにハンドルをスライド取着することができることとなり、ハンドルをハンドルリンクに取着する作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の機構部の分解斜視図である。
【図2】全体の分解斜視図である。
【図3】オン状態の部分拡大図である。
【図4】(a)はそのリンク機構の部分側面図、(b)は図3のA−A線断面図である。
【図5】トリップ状態の部分拡大図である。
【図6】(a)はそのリンク機構の部分側面図、(b)は図5のB−B線断面図である。
【図7】分割体を外した状態のオン状態の正面図である。
【図8】図7を裏側からみた断面図である。
【図9】分割体を外した状態のオフ状態の正面図である。
【図10】分割体を外した状態のトリップ状態の正面図である。
【図11】可動接点が固定接点に接触したときの部分拡大図である。
【図12】可動接点が接触した後ワイピングした状態の部分拡大図である。
【図13】異常電流検出装置が動作し、かつ接点の溶着状態の正面図である。
【図14】その部分拡大図である。
【図15】オン状態の平面図である。
【図16】オフ状態の平面図である。
【図17】トリップ状態の平面図である。
【図18】従来例の内部部品の斜視図である。
【図19】その部分分解斜視図である。
【符号の説明】
45 器体
46 ハンドル
47 作動部材
48 可動接触子
49 固定接触子
50 ラッチ部材
51 異常電流検出装置
52 端子
53 端子
54 両側壁
56 ハンドルリンク
57 係止部
58 可動接点
59 固定接点
60 可動接触子ホルダ
61 反転ばね
62 両側片
63 連結片
64 フレーム
66 第1軸部
67 鍔部
68 第2軸部
69 軸部材
71 開極ばね
72 衝突片
73 被衝突片
75 ばね保持片
84 抜止め部
87 可動接触子移動防止部
88 可動接触子当接部
91 ラッチ部
95 脱落防止片
96 復帰片
97 当接片
100 弾性係止部材
101 当接片
102 係止片
103 逃げ部
105 突部
107 移動規制部材
108 規制部
109 復帰ばね
110 第2の脱落防止片
120 受け部
131 切溝
197 延出片

Claims (6)

  1. 器体と、この器体から一部が突出するハンドルと、このハンドルを支持するハンドルリンクと、このハンドルリンクを回動自在に軸支する両側片及びこの両側片間を連結する連結片を有したフレームと、このフレームの前記両側片に対して前記ハンドルリンクと同一軸線上で回動自在に軸支された可動接触子ホルダと、可動接点を有し可動接触子ホルダに保持された可動接触子と、この可動接触子と前記ハンドルリンクとの間に懸架されて前記ハンドルリンク及び前記可動接触子ホルダの軸支位置を中心に反転する反転ばねと、前記可動接点に接離自在に対向する固定接点を有した固定接触子とを備えた回路遮断器において、
    前記可動接触子は、前記反転ばねを懸架するばね保持片と、基端を前記ばね保持片に連設するとともに先端側に前記可動接点を固着し、前記ばね保持片に反転ばねを懸架した状態で固定接触子方向に付勢された可動接触子本体とを有し、前記可動接触子ホルダは、前記反転ばねのばね力によって前記ばね保持片が当接して前記可動接触子が外れるのを防止する抜け止め部と、反転ばねのばね力によって前記可動接触子本体の可動接点固着面側が当接する可動接触子当接部とが形成されたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記可動接触子ホルダに、前記可勤接触子当接部から前記可動接触子の厚みよりも広い間隔をおいて前記可動接触子本体の可動接点固着面とは反対側面が対向する可動接触子移動防止部を設けた請求項1記載の回路遮断器。
  3. 前記フレームをラッチして前記ハンドルのオフ位置からのオン操作により前記ハンドルリンク及び前記可動接触子ホルダの軸支位置を越えて前記可動接点を前記固定接点に接触させる方向に前記反転ばねを位置させるラッチ部材と、このラッチ部材が前記フレームのラッチを解除した状態で前記ハンドルリンク及び前記可動接触子ホルダの軸支位置を越えて前記可動接点を前記固定接点から離すように前記反転ばねを反転させる方向に前記フレームを付勢する開極ばねと、過電流が流れたときに前記ラッチ部材が前記フレームの係止部をラッチしている状態から解放して前記開極ばねにより前記可動接点を前記固定接点から強制開極させる異常電流検出装置とを備え、前記フレームに衝突片を設けるとともに、前記フレームの前記開極ばねによる動作で前記衝突片が衝突して前記可動接触子ホルダが開極方向に押圧される被衝突片を前記可動接触子ホルダに設けた請求項1または請求項2記載の回路遮断器。
  4. 前記器体に、一端側を固定端とするとともに他端側を自由端として前記一端を支点として変形自在に配設された弾性係止部材を配設し、前記弾性係止部材は、前記自由端の両側に当接片及び係止片を二股状に形成するとともに前記当接片及び前記係止片間で前記自由端の端面から所定距離の位置に逃げ部が形成され、前記フレームが前記ラッチ部材にラッチされている状態のときに前記逃げ部に臨む突部を前記フレームに設けるとともに、前記ハンドルが少なくともオン位置にあるときに前記当接片が当接するとともに前記係止片に対向して段差形成され、前記突部が前記逃げ部から移動して前記弾性係止部材を押圧するとき前記係止片に引っ掛かる引掛部を有する延出片を前記ハンドルに設けた請求項3記載の回路遮断器。
  5. 前記フレームの前記両側片の外面から内面方向へ挿通される第1軸部と、この第1軸部を前記両側片に挿通させたときに前記フレームの外面に当接する鍔部と、この鍔部から第1軸部とは反対側に突出する第2軸部とを有する一対の軸部材を、前記フレームの前記両側片の各々に同一軸線上となるように装着し、前記可動接触子ホルダおよび前記ハンドルリンクの一方を第1軸部に軸支するとともに他方を前記第2軸部に軸支した請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の回路遮断器。
  6. 前記ハンドルリンクのハンドル回転方向における両側に係止部を各々設けるとともに、前記ハンドルの回転方向両側に前記ハンドルリンクの側面側からスライドさせて各係止部に係止される被係止部を各々設け、前記ハンドルを前記ハンドルリンクに係止可能な姿勢に前記ハンドルリンクを前記反転ばねに抗して支持する支持用ピンを受ける切溝を前記フレームに形成した請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載の回路遮断器。
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