JP2003100194A - 回路しゃ断器のトリップ表示装置 - Google Patents

回路しゃ断器のトリップ表示装置

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JP2003100194A JP2001291673A JP2001291673A JP2003100194A JP 2003100194 A JP2003100194 A JP 2003100194A JP 2001291673 A JP2001291673 A JP 2001291673A JP 2001291673 A JP2001291673 A JP 2001291673A JP 2003100194 A JP2003100194 A JP 2003100194A
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淳 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路しゃ断器のトリップ動作時にロータリー式
ハンドルをトリップ表示位置に停止させる手段として、
そのトリップ保持部材を薄形化して開閉機構部へ簡単に
後付け装着できるようにする。 【解決手段】開閉機構部3にロータリー式ハンドル5を
組合せた回路しゃ断器を対象に、トリップ動作時にハン
ドルをONとOFF位置の中間に設定したトリップ表示
位置に停止させるトリップ表示手段として、開閉機構部
に組付けたラッチ3d-1とトグルリンク機構3cとの間
に架け渡した連結ピン3eをトリップ動作位置に拘束し
てハンドルをトリップ表示位置に制止させるトリップ保
持部材を、金属板に係合突起10a,スリット溝10
b,支持アーム10cをプレス形成した板状のトリップ
保持板10で構成し、これを後付け部品として開閉機構
部のフレーム7と内部機構との間の遊び間隙に差し込ん
で定位置に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低圧配電回路に適
用するオートブレーカなどの回路しゃ断器に適用し、そ
の主回路接点をON,OFF操作するロータリー式ハン
ドルを、トリップ動作時にON位置とOFF位置の中間
位置に制止してトリップ表示を行うようにした回路しゃ
断器のトリップ表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、頭記のオートブレーカを例に、本
発明の実施対象となる回路しゃ断器の構造を図3(a) 〜
(d) で説明する。図3(a) において、1はしゃ断器ケー
ス、2は主回路接点のしゃ断部、3は主回路接点の開閉
機構部、4は過電流引外し装置、5はケース1の上面に
装着した開閉操作用のロータリー式ハンドル、6はロー
タリー式ハンドル5と開閉機構部3とを連繋する伝動歯
車機構である。
【0003】ここで、開閉機構部3は、図3(b),(c) で
示すようにフレーム(組立枠)7に、トグル歯車3a,
しゃ断部2に対峙する開閉レバー3b,トグルギア3a
と開閉レバー3bの間を連繋するトグルリンク機構3
c,およびトグルリンク機構3cと過電流引外し装置4
との間を連繋するラッチ機構3dなどを組付けた構成に
なり、トグルギア3aがクラッチ歯車と組合せた伝動歯
車(傘歯歯車)8を介してロータリー式操作ハンドル5
のハンドル軸に伝動結合されている。
【0004】なお、前記構造の開閉機構部3は、図示の
ロータリー式操作ハンドル、およびロータリー式と異な
るロッカー式操作ハンドル(ハンドルを左右に倒してO
N,OFF操作する方式)との互換性を有し、回路しゃ
断器にロッカー式操作ハンドルを採用する場合には、図
示のトグル歯車3aをロッカー式ハンドルに置き換えて
使用するようにしており、その開閉機構部の詳細構造,
および動作は本発明と同一出願人より先に出願した特開
2001−23499号公報に開示されている。また、
ロータリー式ハンドル5の構造については、本発明と同
一出願人より出願した特願2000−302154号に
詳しく述べられている。
【0005】すなわち、図3(b) において、トグルリン
ク機構3cはヒンジ結合した二枚のリンク3c-1と3c
-2からなり、リンク3c-1の上端はトグル歯車3aの先
端にピン結合され、リンク3c-2の下端に取付けた駆動
ピンが開閉レバー3cに対峙している。また、ラッチ機
構3dはラッチ3d-1とラッチ受け3d-2の組合せから
なり、ラッチ3d-1はその一端をトグル歯車3aと同じ
軸上に軸支し、付勢ばね(図示せず)により先端の爪部
をラッチ受け3d-2に係止するようにしており、さらに
ラッチ3d-1と前記したトグルリンク3c-1/3c-2の
中間ヒンジ点との間に跨がってU字形の連結ピン3eが
架け渡してある。なお、リンク3c-1/トグル歯車3a
の連結ピン、ラッチ3d-1に結合したU字形連結ピン3
eの一端、およびリンク3c-2の下端に取付けた駆動ピ
ンは、それぞれ図3(c) に示した開閉機構部3のフレー
ム7に形成したレール溝7a,7b,7cで案内支持す
るようにしている。
【0006】また、図中に表したスプリング(引っ張り
コイルばね)3fは、回路しゃ断器がトリップ動作した
際に、トグル歯車3a(もしくはロッカー式操作ハンド
ル)を後記のトリップ表示位置に制止保持させるため
に、トグル歯車3aとトグルリンク機構3cとの連結ピ
ンと開閉機構部4のフレーム7と間に架け渡した付勢ば
ねである。
【0007】また、開閉レバー3bはその支軸3b-1が
開閉機構部3のフレーム7に軸支され、その軸上に設け
た主開閉ばね(捩じりコイルばね)3b-2で主回路接点
を開極する方向に付勢している。一方、主回路接点のし
ゃ断部2は、図3(d) で示すように、固定接触子2a,
橋絡型の可動接触子2b,可動接触子ホルダ2c,可動
接触子2bの接触ばね(圧縮ばね)2d,消弧板2eと
の組立体からなり、可動接触子ホルダ2cの上端が前記
した開閉レバー3bのレバー先端に対峙している。な
お、図示は主回路接点が閉成したON状態を表してお
り、開閉レバー3bの先端は上方に後退した位置に保持
されており、可動接触子2bは接触ばね2dのばね力を
受けて固定接触子2aに接触している。
【0008】次に、前記構成による開閉機構部3,ロー
タリー式ハンドル5のON,OFF,トリップ動作時の
状態を図4(a) 〜(c) に示す。すなわち、主回路接点が
閉成しているしゃ断器ONの状態では、図4(a) のよう
にハンドル5はON位置を指示してこの位置に保持され
ており、この状態から主回路接点を開極するようにハン
ドル5を手動でONからOFF位置に回すと、図4(b)
で示すように駆動歯車8を介してトグル歯車3aが時計
方向に回動し、これに従動して開閉機構部3のトグルリ
ンク機構3cが反時計方向に回動して開閉レバー3bの
拘束を解く。これにより、開閉レバー3bは主開閉ばね
の蓄勢ばね力で時計方向に回動し、図3(d) に示した可
動接触子ホルダ2cを叩いて主回路の可動接触子2bを
開極させる。
【0009】また、前記とは逆にハンドル5をOFF位
置(図4(b) 参照)からON位置(図4(a) 参照)に回
すと開閉機構部3のリンク機構3cが時計方向に回動
し、開閉レバー3bを主開閉ばね3b-2に抗して押し下
げる。これにより、開閉レバー3bが反時計方向に回動
して可動接触子ホルダ2cから離脱し、これに応動して
可動接触子2bは接触ばね2dのばね力を受けて閉極す
る。また、操作ハンドル5は開閉レバー3bの主開閉ば
ねの反力でON位置に保持され、主回路接点が閉成状態
にあることを表示する。なお、このON,OFF状態で
は、ラッチ機構3dのラッチ3d-1はラッチ受け3d-2
に係止されて図示位置に保持されており、ラッチ3d-1
に結合したU字形連結ピン3eの支点は変位しない。
【0010】一方、回路しゃ断器の通電状態で、図3
(a) に示した過電流引外し装置4が動作し、ラッチ機構
3dのラッチ3d-1とラッチ受け3d-2との係合を釈放
すると、図4(c) で表すようにラッチ3d-1がばね付勢
を受けて時計方向に揺動し、これに従動してU字形の連
結ピン3eを介してトグルリンク3d-1と3d-2との中
間ヒンジ点が矢印方向に変位する。これにより、前記の
OFF操作時と同様に開閉レバー3bが時計方向に回動
して主回路の可動接触子2bを開極させるようにトリッ
プ動作する。
【0011】また、トリップ動作時には、ハンドルの位
置から回路しゃ断器のトリップ動作状態を目視確認でき
るようにするために、従来では後記するトリップ表示装
置を用いてハンドル5をON位置とOFF位置との中間
に設定したトリップ表示位置に制止するようにしてい
る。そして、回路しゃ断器のトリップ動作後に主回路接
点を再投入するには、操作ハンドル5を停止しているト
リップ表示位置から一旦OFF位置に回し、トグルリン
ク機構3c,連結ピン3eを介してラッチ3d-1を反時
計方向に押し上げ、その先端爪部をラッチ受け3d-2に
引っ掛けてリセットさせた後に、操作ハンドル5をOF
FからON位置に回して主回路接点を閉極させるように
する。
【0012】次に、回路しゃ断器のトリップ動作時に、
ロータリー式ハンドル5をトリップ表示位置に制止保持
するための従来におけるトリップ表示装置について述べ
る。すなわち、ロータリー式ハンドル,ロッカー式ハン
ドルに互換性を持たせた前記構成の開閉機構部3には、
先記のようにロッカー式ハンドルをトリップ表示位置に
停止させるための復帰ばね3fを装備している。
【0013】ここで、操作ハンドルにロッカー式ハンド
ルを採用して、該ロッカー式ハンドルを開閉機構部3に
直接組付け(トグル歯車3aに置き換える)た場合に
は、回路しゃ断器のトリップ動作時にロッカー式ハンド
ルがフリーの状態となるので、前記付勢ばね3fの引っ
張りばね力を受けてロッカー式ハンドルはON位置とO
FF位置の中間のトリップ表示位置に停止する。
【0014】これに対して、しゃ断器の開閉操作ハンド
ルにロータリー式ハンドル5を採用した回路しゃ断器で
は次のような問題がある。すなわち、特願2000−3
02154号公報で述べられているように、ロータリー
式ハンドルにはハンドルに組付けたクラッチ歯車の復帰
用ばね(この復帰ばねを図4(a) に符号5aで示す)で
OFF位置方向にばね付勢されているほか、ハンドル5
と開閉機構部3のトグルリンク機構3cとの間には伝動
経路には転動歯車8とトグル歯車3aとの噛み合いによ
る伝達ロスが生じるために、先記の復帰ばね3f(復帰
ばね3fのばね力は、開閉レバー3bの主開閉ばねとの
関係から制約されて強いばねは使えない)のばね力だけ
ではロータリー式ハンドル5をトリップ表示位置に制止
保持させることが困難である。
【0015】そこで、上記問題の対応策として、従来で
は図5(a),(b) で示すように、ラッチ3d-1をトリップ
位置に係止拘束する保持部材9を開閉機構部3の内部に
追加装備した構成のものが知られている。すなわち、保
持部材9は弾性を有するプラスチック成形品でその先端
には鉤形の爪部9aを形成し、取付座9bを介して開閉
機構部3のフレーム7の内側に組付けられており、その
組付け位置では先端の爪部9aがラッチ3d-1の先端に
形成した爪部3g(ラッチ受けに係止する爪)の移動軌
跡に突き出すようにしている。
【0016】かかる構成により、回路しゃ断器のトリッ
プ動作時にラッチ3d-1がラッチ受け3d-2(図3,図
4参照)から外れ、図示のON位置(鎖線)からトリッ
プ位置(実線)に回動すると、この回動の終端でラッチ
3d-1の先端爪部3gが保持部材9を側方に押し退けな
がら先端爪部9aを乗り越え、爪部9aに引っ掛かっり
この位置で係止保持される。これにより、ラッチ3d-1
と連結ピン3e,トグルリンク3c-1、トグル歯車3
a,および駆動歯車8を介して機械的に連繋するロータ
リー式ハンドル5は、付勢ばね3fのばね力も加わって
図5(a) に示す位置(図4(c) のトリップ位置に対応す
る)に制止保持されてトリップ位置を表示する。なお、
トリップ動作後のリセット操作でハンドル5をOFF位
置に回すと、その操作力によりラッチ3d-1は保持部材
9の爪部9aを前記と逆方向に乗り越えてリセット位置
に移動する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に回路しゃ断器のトリップ動作時にロータリー式ハンド
ルをトリップ表示位置に制止保持する従来構造のトリッ
プ表示装置では、設置スペース,および信頼性の面で次
記のような課題がある。すなわち、(1) 図5において、
トリップ位置に揺動したラッチ3d-1を保持部材9の爪
部9aに係止保持させるには、その揺動過程でラッチの
先端爪部3gが保持部材9の爪部9aを乗り越えるため
に保持部材自身を側方に撓み変形させるに要するスペー
スWを開閉機構部3の内部に確保しておく必要となる
が、ロータリー式ハンドルおよびロッカー式ハンドルに
互換性を持たせて標準化した前記構成の開閉機構部3
は、ラッチ機構を含めてトグルリンク機構,開閉レバー
などの各部品が殆ど隙間なくフレーム7の内部に組付け
られている。
【0018】このために、ロータリー式ハンドルを採用
した回路しゃ断器の開閉機構部に対して、その内部機構
との不要な干渉を避けて前記保持部材9を開閉機構部3
の内部に追加装備することが難しい。また、あらかじめ
保持部材9の設置スペースを確保するように開閉機構部
を設計すると、開閉機構部3の外形寸法が大きくなって
回路しゃ断器が大形化するといった問題もある。
【0019】(2) 図5において、保持部材9自身には、
ロータリー式ハンドル5の復帰ばね5aのばね力に打ち
勝ってラッチ3d-1をトリップ位置に拘束するばね力が
要求されるが、従来構造の保持部材(プラスチック製)
9は経年変化,周囲温度の繰り返し変化による弾性(ば
ね性)の劣化、および繰り返し動作による爪部9aの磨
耗などが原因で長期に亘り安定した保持機能,高い信頼
性を維持させることが難しい。
【0020】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
り、ロータリー式ハンドル,ロッカー式ハンドルに互換
性を持たせて標準化した開閉機構部にロータリー式ハン
ドルを採用した回路しゃ断器を対象に、トリップ動作時
にロータリー式ハンドルをON位置とOFF位置との中
間に設定したトリップ表示位置に停止させるためのトリ
ップ表示手段として、前記開閉機構部の内部機構および
遊びスペースを巧みに利用してトリップ保持部材を簡単
に後付け装着できるようにした省スペース,高信頼性の
トリップ表示装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、主回路接点の開閉機構部が、その
フレームにロータリー式の開閉操作用ハンドルと歯車を
介して伝動連結したトグル歯車、該トグル歯車と主接点
開閉レバーとの間を連繋するトグルリンク機構、および
該トグルリンク機構と過電流引外し装置との間を連繋す
るラッチおよびラッチ受けからなるラッチ機構を組付
け、過電流引外し装置の動作に応動してラッチを釈放
し、主回路接点をトリップ動作させるようにした回路し
ゃ断器に適用し、トリップ動作時に前記ロータリー式ハ
ンドルをON位置とOFF位置の中間に設定したトリッ
プ表示位置に停止させるようにした回路しゃ断器のトリ
ップ表示装置において、ロータリー式ハンドルをトリッ
プ表示位置に制止させる手段として、前記ラッチとトグ
ルリンク機構との間に架け渡した連結ピンをトリップ動
作位置に拘束保持してハンドルをトリップ表示位置に制
止させる板状のトリップ保持部材を後付け部品として用
意し、該トリップ保持部材を開閉機構部のフレーム壁面
とその内部機構との間の隙間に挿入して定位置に装着
(請求項1)するものとし、具体的には次記のような態
様で構成する。
【0022】(1) トリップ保持部材を、弾性を有する板
材の下端にラッチと連動する連結ピンの移動軌跡に突き
出す係合突起を形成し、かつ板材の板面には左右方向の
スリット状溝を形成して上下方向にばね性を付与した構
造となし、開閉機構部のフレーム壁面に沿わせてその内
部機構との間に介装して定位置に装着する(請求項
2)。
【0023】(2) 前項(1) において、トリップ保持部材
の板材に開閉機構部への介装位置でラッチの支軸上に係
合する位置用の支持アームを形成し、該支持アームを介
してトリップ保持部材を開閉機構部内の定位置に組付け
る(請求項3)。 (3) トリップ保持部材のばね性が周囲温度,経年変化で
劣化したり、繰り返し荷重による係合突起の磨耗を防止
して耐久性,信頼性を確保するために、トリップ保持部
材を金属板で構成する(請求項4)。
【0024】上記の構成において、板状になるトリップ
保持部材は板厚1mm程度の薄い板材で作られており、ロ
ータリー式ハンドルを採用する回路しゃ断器の組立工程
で、組立状態にある開閉機構部に対しそのフレームとそ
の内部機構との間の遊び隙間を利用してここに挿入セッ
トすることで、所定位置へ簡単に後付け装着できる。ま
た、保持部材はその板材の材質が金属,プラスチックで
も同等なトリップ表示機能を発揮できるが、特に金属製
とすれば、経年,周囲温度変化によるばね性の劣化、お
よび繰り返し動作による磨耗のおそれもなく、これによ
り長期安定した耐久性と信頼性が確保できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
1,図2に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施
例の図中で図3,図4に対応する部材には同じ符号を付
してその説明は省略する。すなわち、図示実施例におい
ては、ロータリー式ハンドル5に対するトリップ表示手
段として、図5で述べた従来の保持部材9に代えて薄板
材で作られたトリップ保持板10が開閉機構部3(図3
に示した開閉機構部と同じ構造)のフレーム7とその内
側に組付けられている内部機構(トグル歯車3a,トグ
ルリンク機構3c,ラッチ3d-1)との間に残る僅かな
遊び間隙に介装,装着している。
【0026】また、このトリップ保持板10は板厚が1
mm以下の薄い金属板を素材として、図1(c) で示すよう
に板材の下端中央に下向きに突き出す爪状の係合突起1
0aを形成し、かつ板材の板面には前記突起10aを含
む下縁に沿って左右方向に延在するスリット状溝10b
を開口して上下方向にばね性を付与し、さらに上部側に
支持アーム10cおよびエンボス状の支持突起10dを
プレス加工により形成した構造になる。
【0027】そして、図1(a),(b) に示した開閉機構部
3に装着した状態では、前記支持アーム10cがラッチ
機構3のラッチ3d-1を軸支したトグル歯車3aの支軸
3a-1を挟持してその軸上に保持し、かつ板材の下端側
に形成した係合突起10aがラッチ機構3dのラッチ3
d-1と連動するU字形連結ピン3eの移動経路に突き出
すように位置決めして装着されている。
【0028】ここで、前記トリップ保持板10の装着手
順を図2(a),(b) で説明する。まず図2(a) のように、
開閉機構部3の上方側から支軸3a-1を上下から挟み込
むようにフレーム7の内壁面に沿わせて斜め姿勢に差し
込み、続いて水平姿勢に戻した上で、図2(b) のように
奥に押し込ん支軸3a-1を支持アーム10bで挟持し、
同時に板材に形成したエンボス状の突起10dをあらか
じめ位置決めしてフレーム7の側壁に穿孔した嵌合穴7
dに嵌合して固定する。
【0029】次に、前記構成によるロータリーハンドル
5のトリップ表示動作を図1(c) で説明する。すなわ
ち、図4(a) 〜(c) で述べたように、回路しゃ断器のO
NまたはOFF状態では、ラッチ機構3dのラッチ3d
-1がラッチ受け3d-2に係止しており、したがってラッ
チd-1に一端を連結したU字形連結ピン3eの上端軸部
は図1(c) に表した位置I に停止している。この状態で
はトリップ保持板10の係合突起10aと連結ピン3e
とは離脱して干渉することがない。
【0030】一方、回路しゃ断器がトリップ動作する
と、ラッチ3d-1はラッチ受け3d-2から外れて時計方
向に回動し、この動きに連動して連結ピン3eが図4
(c) 位置に移動する。つまり、図1(c) において、連結
ピン3eが位置I からIIを経てトリップ位置III に向け
て矢印方向に移動する。これにより、連結ピン3eは移
動途中の位置IIでトリップ支持板10の係合突起10a
を上方に押し退けながら乗り越え、終端位置III で係合
突起10aの下側に潜り込むとともに、トリップ保持板
自身の撓みばね力で上方から押さえ込まれてこの位置に
係止保持される。
【0031】この結果、連結ピン3eの他端と結合した
トグルリンク3c-1,該トグルリンク3c-1とピン結合
したトグル歯車3a,およびトグル歯車3aと噛み合っ
た伝動歯車8を介して開閉機構部3に連繋したロータリ
ー式ハンドル5(ハンドル5はハンドル自身に組付けた
ばね力の弱い復帰ばね5aでOFF方向に付勢されてい
る)は、先記した付勢ばね3f(図4参照)のばね力も
加わってON位置とOFF位置の中間のトリップ表示位
置に制止してトリップ動作状態を表示する。
【0032】なお、トリップ動作後に回路しゃ断器を再
投入する過程でハンドル5をOFF位置に回してリセッ
ト操作すると、ラッチ3d-1の連結ピン3eは図1(c)
の位置III からトリップ保持板10の係合突起10aを
乗り越えて位置I に復帰し、ラッチ受け3d-2に係合し
てリセットされ、続いてハンドル5をON位置に回すと
図4で述べたように主回路接点が閉成する。
【0033】なお、回路しゃ断器の操作ハンドルにロッ
カー式ハンドルを採用して、そのハンドルを開閉機構部
3に直接取付けた回路しゃ断器では、先述のように開閉
機構部に組付けた付勢ばね3fでトリップ表示を行うこ
とができるので、トリップ保持板10は必要ない。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、操
作方式の異なるロータリー式ハンドルとロッカー式ハン
ドルに互換性を持たせた開閉機構部にロータリー式ハン
ドルを組合せて装備した回路しゃ断器を対象に、トリッ
プ動作時にロータリー式ハンドルをON位置とOFF位
置の中間に設定したトリップ表示位置に停止させるため
のトリップ表示手段として、開閉機構部に組付けたラッ
チとトグルリンク機構との間に架け渡した連結ピンをト
リップ動作位置に拘束保持してハンドルをトリップ表示
位置に制止させる板状のトリップ保持部材を後付け部品
として用意し、該トリップ保持部材を開閉機構部のフレ
ーム壁面とその内部機構との間の隙間に挿入して定位置
に装着するようにしたことにより、開閉機構部の設計変
更を要せず、かつその内部機構との不要な干渉なしに、
トリップ保持部材を簡単に開閉機構部に後付けし、ロー
タリー式ハンドルをトリップ表示位置に制止して回路し
ゃ断器のトリップ表示を行うことができる。また、この
板状のトリップ保持部材を金属製とすることで、経年,
周囲温度変化によるばね性の劣化、および繰り返し動作
による磨耗のおそれもなく、これにより長期安定した耐
久性と信頼性の確保が図れるなど、実用的価値の高い回
路しゃ断器のトリップ表示装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図であり、(a),(b) はそ
れぞれトリップ保持部材を組み込んだロータリー式ハン
ドル付き回路しゃ断器の要部の正面図および側視断面
図、(c) は(a) におけるトリップ保持板の動作説明図
【図2】図1に示したトリップ保持板を開閉機構部に装
着する際の組立手順を表した説明図であり、(a),(b) は
組立工程の前半,後半の状態を表す図
【図3】本発明の実施対象となる回路しゃ断器の構成図
であり、(a) は全体の略示正面図、(b) は(a) の開閉機
構部を表した側視断面図、(c) は開閉機構部とロータリ
ー式ハンドルとの連繋構造を表した斜視図、(d) は(a)
における主回路しゃ断部の内部構造を表す断面図
【図4】図3の回路しゃ断器の動作説明図であり、(a),
(b),(c) はそれぞれON,OFF,トリップ状態を表す
【図5】従来におけるトリップ表示装置の構成,動作の
説明図であり、(a) は回路しゃ断器の開閉機構部に組付
けたの正面図、(b) はその保持動作を表した側面図
【符号の説明】
1 しゃ断器ケース 2 しゃ断部 3 開閉機構部 3a トグル歯車 3a-1 トグル歯車の支軸 3b 開閉レバー 3c トグルリンク機構 3c-1,3c-2 トグルリンク 3d ラッチ機構 3d-1 ラッチ 3d-2 ラッチ受け 3e U字形連結ピン 4 引外し装置 5 ロータリー式ハンドル 6 伝動歯車機構 7 開閉機構部のフレーム 10 トリップ保持板(トリップ保持部材) 10a 係合突起 10b スリット状溝 10c 支持アーム 10d 支持突起
フロントページの続き (72)発明者 高橋 龍典 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 久保山 勝典 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5G030 CA00 XX08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主回路接点の開閉機構部が、そのフレーム
    にロータリー式の開閉操作用ハンドルと歯車を介して伝
    動連結したトグル歯車、該トグル歯車と主接点開閉レバ
    ーとの間を連繋するトグルリンク機構、および該トグル
    リンク機構と過電流引外し装置との間を連繋するラッチ
    およびラッチ受けからなるラッチ機構を組付け、過電流
    引外し装置の動作に応動してラッチを釈放し、主回路接
    点をトリップ動作させるようにした回路しゃ断器に適用
    し、トリップ動作時に前記ロータリー式ハンドルをON
    位置とOFF位置の中間に設定したトリップ表示位置に
    停止させるようにした回路しゃ断器のトリップ表示装置
    において、 ロータリー式ハンドルをトリップ表示位置に制止させる
    手段として、前記ラッチとトグルリンク機構との間に架
    け渡した連結ピンをトリップ動作位置に拘束保持してハ
    ンドルをトリップ表示位置に制止させる板状のトリップ
    保持部材を後付け部品として備え、該トリップ保持部材
    を開閉機構部のフレーム壁面とその内部機構との間の隙
    間に挿入して定位置に装着したことを特徴とする回路し
    ゃ断器のトリップ表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトリップ表示装置におい
    て、トリップ保持部材が、弾性を有する板材の下端にラ
    ッチと連動する連結ピンの移動軌跡に突き出す係合突起
    を形成し、かつ板材の板面には左右方向のスリット状溝
    を形成して上下方向にばね性を付与した構造になること
    を特徴とする回路しゃ断器のトリップ表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のトリップ表示装置におい
    て、トリップ保持部材の板材に、開閉機構部への介装位
    置でラッチの支軸上に係合する位置用の支持アームを形
    成したことを特徴とする回路しゃ断器のトリップ表示装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のトリ
    ップ表示装置において、トリップ保持部材を金属板で構
    成したことを特徴とする回路しゃ断器のトリップ表示装
    置。
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