JP3141973B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP3141973B2
JP3141973B2 JP05239528A JP23952893A JP3141973B2 JP 3141973 B2 JP3141973 B2 JP 3141973B2 JP 05239528 A JP05239528 A JP 05239528A JP 23952893 A JP23952893 A JP 23952893A JP 3141973 B2 JP3141973 B2 JP 3141973B2
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快三 岡田
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/12Automatic release mechanisms with or without manual release
    • H01H71/46Automatic release mechanisms with or without manual release having means for operating auxiliary contacts additional to the main contacts

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、比較的小形の回路遮
断器において、特に、トリップしたことを示すトリップ
表示装置および警報スイッチ装置を備えた回路遮断器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば実開平1−177824号
公報に示された回路遮断器の内部機構と同類の機構を小
形化して、JIS(日本工業規格)C4610の機器保
護用遮断器にも適用できるように構成した回路遮断器で
ある。図において、1は開閉操作を行う操作ハンドル、
2は操作ハンドル1の操作力を伝達するように操作ハン
ドル1に連結されたリンク、3は軸12により回動でき
るように支承されたコンタクトアームであり、一端に接
点3aを有し、他端はリンク2の先端に設けたローラピ
ン5と係合するように形成されている。4はローラピン
5に支承されたローラである。6は軸12により回動で
きるように支承されたラッチであり、先端の掛金部6a
がローラ4と係合してローラ4を図示の位置に保持する
ことにより、接点3aの閉合状態を保持している。7は
操作ハンドル1、コンタクトアーム3、ラッチ6を保持
するフレーム、8は過電流あるいは短絡電流を検出する
電磁石部、9はラッチ6を動作させるように形成された
可動鉄片、10はコンタクトアーム3とフレーム7の間
に懸架されたスプリング、11は上記機構部分を収納す
る本体外箱ケース、12は上記のようにコンタクトアー
ム3およびラッチ6をフレーム7に保持するための軸で
ある。
【0003】次ぎに動作について説明する。先ず、過電
流または短絡電流発生時には、電磁石部8によって過電
流または短絡電流を検出し、可動鉄片9が支承点9bを
中心に回動し、作動用端部9aがラッチ6を押す。これ
により、ラッチ6は軸12を中心に時計方向に回動し、
先端の掛金部6aとローラ4の係合を解放する。ローラ
4の係合が解放されると、コンタクトアーム3とローラ
ピン5の係合も解放され、コンタクトアーム3はスプリ
ング10に引かれて時計方向に回動し接点3aが開離す
る。接点3aが開離すると、操作ハンドル1がハンドル
復帰スプリング(図示せず)により反時計方向に回動さ
れ、図8に示すようにリセット状態になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の小形回路遮断器
は以上のように構成されているので、過電流あるいは短
絡電流によりトリップした場合でも、ハンドル1あるい
はリンク2などがOFF位置に移動するのでトリップな
のか通常のOFFなのか不明である。この対策として
は、一般の配線用遮断器のようにトリップ表示装置や警
報スイッチ装置を設けることが考えられるが、JIS−
C4610の機器保護用遮断器のように電気機器の内部
に取付けるために特別に小形化されたものでは、トリッ
プ表示装置や警報スイッチ装置を設けるためのスペース
が少なく、従って、実用できるような機構を組込むこと
が困難であった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、過電流あるいは短絡電流の発生
時にハンドルをON・OFF(オン・オフ)の中間位置
に停止させてトリップ表示とする機構、このON・OF
Fの中間位置に停止する機構を利用して警報スイッチ装
置を動作させるようにした機構をコンパクトに纏めて内
臓した回路遮断器を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による回路遮断
器は、起倒形操作ハンドルと、この操作ハンドルに連結
されてトグルリンク機構を形成するリンクと、このリン
クの先端に設けられたローラ部と、このローラ部に係合
する係合部が一端に形成されたラッチと、一端に上記ロ
ーラ部と係合する摺接係合部が設けられたコンタクトア
ームと、摺接係合部に近接して設けた掛止突起とを有
し、遮断器がトリップしたときローラ部が摺接係合部を
摺動する途中において掛止突起により一時的に掛止され
て操作ハンドルがオンとオフの中間位置に停止するよう
に構成された回路遮断器において、掛止突起は、回路遮
断器のケースとは別体のトリップ制御台上に設けられ、
このトリップ制御台は回路遮断器のケースに設けた凸部
にはめ合わせるだけで装着可能な凹穴を備えたものとし
たものである。
【0007】
【0008】
【作用】掛止突起は回路遮断器のケースとは別体のトリ
ップ制御台上に設けられているので、回路遮断器の組立
に際し、組立の最後にトリップ制御台をはめ込むことに
より、掛止突起の存在により回路遮断器内部の組立が困
難になると言うことが回避できる。
【0009】
【0010】
【実施例】
実施例1.以下この発明の一実施例を図1〜図6により
説明する。1はハンドル、2はリンク、4はローラ、5
はローラピン、6はラッチ、7はフレーム、8は電磁石
部、9は可動鉄片、10はスプリング、11は本体外箱
ケース、12は軸であり、これらは上記従来の配線用遮
断器と同一のものである。3は軸12により回動できる
ように支承されたコンタクトアームであり、一端に接点
3aを有し、他端はリンク機構2の先端に設けたローラ
ピン5と係合する摺接係合部3bが形成されている。こ
の摺接係合部3bはローラピン5の動きに合わせて緩や
かな円弧状に形成されている。
【0011】13は弾性を有する合成樹脂で形成された
トリップ制御台であり、図6に示すように、トリップ制
御台13の底面に凹穴13bを設け、本体外箱ケース1
1の凸部11aにはめ合わせるだけで装着されるように
形成されている。このトリップ制御台13には図4およ
び図6に示すように撓むことができるように形成された
掛止突起13aが設けてある。14は作動子であり、回
動できるように軸15によりトリップ制御台13に支承
されている。なお、作動子14には作動片14aおよび
14bがもうけてある。16はトリップしたことを示す
信号を出力するための小形スイッチであり、アクチュエ
ータ16aが作動片14aに係合したとき作動するよう
に配設されている。17は小形スイッチ16を保持する
端子台であり、小形スイッチ16からの信号を取出すた
めの端子金具が設けてある。18はハンドル復帰スプリ
ング(リセットスプリングと言う場合もある)で、ハン
ドル1を反時計方向に付勢している。
【0012】次ぎに上記構成の回路遮断器の動作を説明
する。異常な過電流または短絡電流が発生したとき、電
磁石8は過電流または短絡電流を検出して可動鉄片9を
吸引する。この吸引により可動鉄片9が支承点9bを中
心に回動し、作動用端部9aがラッチ6を押す。これに
より、ラッチ6は軸12を中心に時計方向に回動し、先
端の掛金部6aとローラ4の係合を解放する。ローラ4
の係合が解放されると、コンタクトアーム3とローラピ
ン5の係合も解放され、コンタクトアーム3はスプリン
グ10に引かれて時計方向に回動し接点3aが開離す
る。この瞬間を示したものが図2である。この状態から
ハンドル復帰スプリング18の力によりハンドル1はO
FF位置の方向(反時計方向)に回動を始める。ハンド
ル1が回動すると、この回動に連動してローラ4とロー
ラピン5がコンタクトアーム3の緩やかな円弧状の摺接
係合部3bを摺動しトリップ位置まで移動する。この状
態を示したものが図3である。
【0013】上記のようにトリップ位置まで移動したと
き、図4に示すようにローラピン5はトリップ制御台1
3の掛止突起13aにより一時的に掛止され停止する。
この掛止により、操作ハンドル1がONとOFFの中間
位置(図3において実線で示す位置)に停止してトリッ
プしたことを表示する。
【0014】トリップ状態からOFF位置へのリセット
は、操作ハンドル1をOFF方向へ強制的に回動するこ
とにより行う。即ち、ローラピン5はトリップ制御台1
3の掛止突起13aにより掛止されているが、掛止突起
13aは弾性を持っているので操作ハンドル1を強制的
に回動するとローラピン5は掛止突起13aから解放さ
れてOFF位置まで移動し、操作ハンドル1と共に図8
の従来装置と同様のリセット状態になる。
【0015】上記トリップ動作の際、ローラ4はトリッ
プ制御台13に支承された作動子14の作動片14aに
係合して作動子14を回動させる。この回動により、作
動片14bがアクチュエータ16aに係合して小形スイ
ッチ16を作動し、小形スイッチ16からトリップを示
す信号を発生する。なお、小形スイッチ16は合成樹脂
で形成された端子台に一体的に装着され、これを本体外
箱ケース11に嵌込むことにより構成されている。
【0016】実施例2.なお、実施例1ではローラ4と
ローラピン5は別の部品で構成したものを示したが一体
にしたものでも同様の機能がえられる。また、ローラ4
が作動子14の作動片14aに係合して作動子14を回
動させるものを示したが、リンク2の先端の形状が作動
子14に係合できるようにしたものでもよい。
【0017】実施例3.さらに、実施例1ではトリップ
制御台13と掛止突起13aを弾性を有する合成樹脂で
一体に構成したものを示したが、掛止突起13aの掛止
部のみが、外部から所定値以上の力を加えた時のみ折れ
曲がって、ローラ4との掛止を解除し、外力を除けば復
帰ばね等によって復帰するように構成してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、掛止
突起を回路遮断器のケースとは別体のトリップ制御台上
に設けたので、回路遮断器の組立に際し、組立の最後に
トリップ制御台をはめ込むことにより、掛止突起の存在
により回路遮断器内部の組立が困難になると言うことが
回避でき、回路遮断器を小型化できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で、(a)は正面図、(b)
は(a)の上面図である。
【図2】この発明の実施例の動作説明図である。
【図3】この発明の実施例の動作説明図である。
【図4】この発明の実施例の動作説明図である。
【図5】この発明の実施例の動作説明図で、(a)は正
面図、(b)は(a)の上面図である。
【図6】この発明の実施例のトリップ制御台の装着要領
を示す斜視図である。
【図7】従来の配線用遮断器を示す正面図である。
【図8】従来の配線用遮断器の動作説明用正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 リンク機構 3 コンタクトアーム 3b 摺接係合部 4 ローラ 5 ローラピン 6 ラッチ 6a 掛金部 7 フレーム 11 本体外箱ケース 13 トリップ制御台 13a 掛止突起 14 作動子 14a 作動片 16 小形スイッチ 16a アクチュエータ16a 17 端子台

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起倒形操作ハンドルと、この操作ハンド
    ルに連結されてトグルリンク機構を形成するリンクと、
    このリンクの先端に設けられたローラ部と、このローラ
    部に係合する係合部が一端に形成されたラッチと、一端
    に上記ローラ部と係合する摺接係合部が設けられたコン
    タクトアームと、上記摺接係合部に近接して設けた掛止
    突起とを有し、遮断器がトリップしたとき上記ローラ部
    が上記摺接係合部を摺動する途中において上記掛止突起
    により一時的に掛止されて上記操作ハンドルがオンとオ
    フの中間位置に停止するように構成された回路遮断器に
    おいて、 上記掛止突起は、上記回路遮断器のケースとは別体のト
    リップ制御台上に設けられ、このトリップ制御台は上記
    回路遮断器のケースに設けた凸部にはめ合わせるだけで
    装着可能な凹穴を備えたものであることを特徴とする回
    路遮断器。
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JP5009606B2 (ja) * 2006-12-22 2012-08-22 Idec株式会社 回路遮断器の接触子開閉機構
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