JP2771582B2

JP2771582B2 - 配線用遮断器

Info

Publication number: JP2771582B2
Application number: JP1050216A
Authority: JP
Inventors: ロジャー・ネイル・カストングエイ; ロバート・アラン・モリス; リチャード・アラン・デズィウラ; グラハム・アンスロー・スコット; グレゴリイ・トマス・ディビンセンゾ
Original assignee: JENERARU EREKUTORITSUKU CO
Current assignee: JENERARU EREKUTORITSUKU CO
Priority date: 1988-03-03
Filing date: 1989-03-03
Publication date: 1998-07-02
Anticipated expiration: 2013-07-02
Also published as: JPH01296527A; DE3906231A1; IT1228958B; CA1310353C; BR8900966A; FR2635226A1; IT8919635A0; FR2635226B1; DE3906231B4; US4806893A

Description

【発明の詳細な説明】発明の背景回線保護工業における最近の傾向は、配線用遮断器の
ような標準過電流保護装置に補助保護装置を付加するこ
とによって達成される完全回路保護に向かっている。従
来、このような補助保護装置または他の遮断器付属品を
標準遮断器と組合せた時、付属品は通常、注文品として
製造時に取付けられた。この組合せ式保護装置を後に現
場に設置した場合、それに外部から接近して検査、交換
または修理をすれば遮断器内部の健全性を損ねざるを得
なかった。工場で取付けるこのような遮断器付属品の一
例は「標準形成ケース内に組込んだ遮断器付属品」と題
した米国特許第4297663号に見られる。

付加的な付属品を含む遮断器のもっと最近の一例は
「遮断器ハウジングおよび取付け箱」と題した米国特許
出願第4622444号に見られ、この場合、付属品を現場で
遮断器内に設置しても遮断器内部部品の健全性を損ねな
い。これは、遮断器包囲カバーに形成した凹み内に付属
品を取付けることによって達成される。

遮断器カバー内に装着した電子式引外しアクチュエー
タ（作動器）は「配線用遮断器引外しアクチュエータ」
と題した米国特許出願第4679019号に述べられている。
この遮断器アクチュエータは米国特許出願第4589052号
に述べてあるような半導体チップ内に完全に納められた
電子式引外しユニットによって発生する引外し信号に応
じて働く。過電流保護と付属機能両用の組合せ式引外し
アクチュエータの開発は、「電子式引外し遮断器用の引
外しユニットと付属モジュールの組合せ」と題した米国
特許第4700161号に見られる。回線保護装置技術の発展
状態を表す前述の各米国特許は参照のためにここに包含
される。

分路引外し付属ユニットは遮断器作動機構が遮断器接
点を引離すように操作されることを可能にし、通常、電
気系の制御と保護のために引外し機能を果たす。このよ
うな分路引外し付属ユニットの一例は「配線用遮断器分
路引外しユニット」と題した1987年12月16日付の米国特
許出願第133867号に記載されている。補助スイッチ付属
ユニットによれば、操作者は可聴警報または可視表示に
よって遠隔場所で配線用遮断器接点の開閉状態を確認で
きる。このような補助スイッチユニットの一例は「配線
用遮断器補助スイッチユニット」と題した1987年12月16
日付の米国特許出願第133868号に記載されている。両米
国特許出願は参照のためにここに包含される。

不足電圧釈放回路の一例は、「不足電圧釈放装置付き
遮断器」と題した英国特許出願第2033177A号に見られ
る。この英国特許出願に記載の回路は、大きな初期電流
パルスを不足電流釈放コイルに加えてプランジャを強力
な圧縮ばねの押圧力に抗して駆動し、また安定抵抗器を
用いて不足電圧釈放コイルへの保持電流を比較的低い値
に制限する。この回路内で生ずる熱のため同回路を遮断
器包囲体内部に納めることはできないものと考えられ
る。

過電流引外しアクチュエータと多重付属ユニットの組
合せのさらに最近の例は、「配線用遮断器多重付属ユニ
ット」と題した1987年12月16日付の米国特許出願第1338
69号に記載されている。この過電流引外しアクチュエー
タと多重付属ユニットのユニットの組合せでは、付属制
御回路を配設したプリント配線板を収納するために別の
取付け用凹みを遮断器カバーに設ける必要がある。この
米国特許出願も参照のためにここに包含される。

本発明はこれを改良するもので、単一凹み内に設けた
単一構造体に装着した制御用の電子的および機械的イン
タフェース部品を含む過電流引外しアクチュエータと多
重付属ユニットの合体物を提供する。

発明の概要共通包囲体内で過電流保護ならびに補助付属機能を果
たす集積保護装置が選定付属部品への接近用付属カバー
を具備し、付属部品を現場で取付けることを可能にす
る。アクチュエータと付属ユニットの組合せが過電流引
外し、分路引外し、不足電圧釈放機能を有し、包囲体の
一部分内に配置される。付属制御回路を含むプリント配
線板は包囲体の同部分内に配置される。

本発明の好ましい態様では、成型した遮断器ケースお
よび遮断器カバー、並びに１対の接点を引離して両接点
を通る回路電流を遮断するために配置した遮断器作動機
構を含んでいる配線用遮断器において、前記接点を過電
流が通る状態の時に前記作動機能を操作して前記接点を
自動的に引離しまた遠隔引外し信号を受けた時に前記作
動機構を操作するように前記作動機構に近接して前記遮
断器カバーの凹み内に配置された引外しアクチュエータ
・付属ユニットと、引外しアクチュエータラッチを保持
する保持手段を含むラッチ支持アームを介して前記アク
チュエータ・付属ユニットと関係するように前記作動機
構に近接して前記ケース内に設けられた作動レバーと、
前記アクチュエータ・付属ユニット内に配置された、ア
ーマチャ・プランジャを備えた電磁コイル（33）であっ
て、この電磁コイルが付勢されている時に前記プランジ
ャが前記引外しアクチュエータラッチを前記ラッチ支持
アームから話すことを抑止されるようにした電磁コイル
とを有し、前記引外しアクチュエータ・付属ユニットを
前記凹みから除去したとき、前記保持手段が前記引外し
アクチュエータラッチから外れて、前記作動レバーが前
記作動機構を自動的に操作することを特徴とする配線用
遮断器が提供される。

好適実施例の説明成形プラスチックケース11と成形プラスチックカバー
12を備えた集積遮断器10を第１図に示す。遮断器カバー
12には付属カバー13がねじ14によって取付けられてい
る。ケース11には配線スロット18が形成され、遠隔スイ
ッチまたは警報器との外部接続を可能にする。遮断器の
操作ハンドル19は盾形カバー部21に形成したアクセスス
ロット20から起立している。付属カバー13内には定格プ
ラグ15が組込まれ、これは例えば「配線用遮断器用定格
プラグ包囲体」と題した1987年５月４日付の米国特許出
願第045645号に記載されているものであり、この米国特
許出願は参照ためここに包含される。１対の付属ドア1
6,17が付属カバー13に形成され、第２図に示す凹み30内
に納めた電磁アクチュエータと多重付属ユニットの組合
せ29（以下「アクチュエータ・付属ユニット」と称す
る）への接近に役立つ。さらに第２図を参照するに、定
格プラグ15は付属カバー13に形成した凹み26にはめ込め
られ、付属カバーはねじ14と貫通孔46とねじ開口47とに
よって遮断器カバー12に固定される。較正のための定格
プラグ内部への接近は定格プラグアクセス孔28によって
なされる。

集積遮断器10用の引外しユニットは引外しユニット凹
み25内に配置したプリント配線板23に納められている。
定格プラグ15は、定格プラグ凹み26に挿入された時、プ
リント配線板23から起立したピン24と定格プラグ底部に
形成したソケット27とによってプリント配線板と接続す
る。補助スイッチ22が補助スイッチ凹み17A内に配置さ
れ、これは「配線用遮断器補助スイッチユニット」と題
した1987年12月16日付の前記米国特許出願第133868号に
記載のスイッチと類似のものである。補助スイッチと引
外しユニットプリント配線板がそれぞれの凹みに組込ま
れた時、アクチュエータ・付属ユニット29は凹み30内に
設置される。アクチュエータ・付属ユニット29に含まれ
るハウジング31にアクチュエータ・付属ユニットコイル
32が包囲されるとともにアーマチャ33とアーマチャばね
34が収納され、このばねはアーマチャ延長体35とキャッ
プ41を、付勢されたアクチュエータ・付属ユニットコイ
ル32による保持力に抗して、先方引外し位置に突出させ
る。アーマチャ延長体35は、引外しアクチュエータラッ
チ36の一端における引外しアクチュエータアーム39の一
端に形成したスロット40を貫通する。引外しアクチュエ
ータラッチ36はピボットピン37とブラケット38によりハ
ウジング31に枢着されている。引外しアクチュエータラ
ッチの一端に形成したフック42が、前述の米国特許第47
00161号に示された遮断器作動機構と、後に詳述のよう
に協働する。アクチュエータ・付属ユニット29の作用
は、参照のためにここに包含する米国特許第4641117号
および第4679019号に記載のものと同様である。アクチ
ュエータ・付属ユニット29にはプリント配線板66が含ま
れ、アクチュエータ・付属ユニットコイル32の作用に要
する部品を包含し、そして引外しユニットプリント配線
板23から起立している１対のピン44に接続される。不足
電圧保護または分路引外し機能を所望の場合、１対の導
線45によりアクチュエータ・付属ユニット29が遠隔スイ
ッチまたは電圧源に接続される。第３図においてアクチ
ュエータ・付属ユニット29は集積遮断器10の凹み30内に
設置されており、アクチュエータ・付属ユニット29と集
積遮断器ケース11内に存する機械的アクチュエータ54と
の相互作用を示すため引外しユニットプリント配線板23
とアクチュエータ・付属ユニットプリント配線板66とカ
バー12を部分的に除去してある。総括的に70で示す遮断
器作動機構は動作用揺れ台49を含み、この揺れ台の一端
にフック50が形成され一次ラッチ51によって係止され
る。二次ラッチ組立体52により、一次ラッチ51は、二次
ラッチがそれから突出しているタブ53との接触により変
位するまで、動作用揺れ台49を解放しえない。電流は負
荷ラグ71,72の前方に配置した１対の変流器67,68によっ
て検知される。両変流器は導線69によって引外しユニッ
トプリント配線板23と接続している。作動レバー58はケ
ース11内にあり、連結アーム88によって凹み30内のラッ
チ支持アーム60と連結している。ラッチピン61は引外し
アクチュエータラッチ36によって保持され、このラッチ
は、アクチュエータ・付属ユニットハウジング31を貫通
する引外しアクチュエータアーム39の位置によって制御
される。引外しアクチュエータアーム39はアーマチャ延
長体35の端部に設けたキャップ41と下記のように関係す
る。回路電流が所定値を超えると、アクチュエータ・付
属ユニットコイル32への保持電流が遮断されることによ
りアーマチャ延長体35がアーマチャばね34（第４図）の
押圧力により駆動されて引外しアクチュエータラッチ36
をピボットピン37を中心として時計方向に回転させると
ともにフック42をラッチピン61から解放する。これは、
第４図において集積遮断器の外部に示した機械的アクチ
ュエータ54とアクチュエータ・付属ユニット29の拡大構
成を参照すれば最も良く理解される。引外しアクチュエ
ータラッチ36が仮想線で示す外れ位置まで回転すると、
ラッチ支持アーム60は支持棒63の周囲に設けた強力な引
外しばね62の押圧力を受けて仮想線で示す反時計方向に
回転しうる。引外しばね62は一端64が集積遮断器カバー
（図示せず）に形成した凹み内に保持されかつ他端65が
ラッチ支持アーム60によって保持される。ラッチ支持ア
ーム60の反時計方向の回転により、作動レバー58（第３
図）が駆動されタブ53と接触して遮断器作動機構70を前
述のように操作する。第１図と第２図に示した操作ハン
ドル19は第４図に示したハンドルヨーク55と連結し、前
述の米国特許第4700161号に詳述されているような遮断
器作動機構を制御する。引外しアクチュエータラッチ36
をリセットするには、まず操作ハンドルとそれに取付け
たハンドルヨーク55を第４図で見て反時計方向に回し、
ハンドルヨーク55に取付けたリセットタブ56を作動レバ
ー58に接触させる。ハンドルヨーク55の反時計方向運動
により作動レバー58が時計方向に回転し、連結アーム88
によってそれに取付けられたラッチ支持アーム60を時計
方向に動かしそしてラッチピン61をフック42の下に位置
付ける。ラッチ支持アーム60がさらに回転するとラッチ
ピン61がリセットレバー73の表面73Aと接触し、リセッ
トレバーをピボット37を中心して回転させる。リセット
レバー73の回転により、一端がリセットレバータブ75に
取付けられそして他端がスロット76によって引外しアク
チュエータラッチ36に取付けられた張力ばね74がピボッ
ト37に巻付くように力を加えられる。これにより引外し
アクチュエータラッチ36が反時計方向に回転し始める。
引外しアクチュエータラッチ36のピボットピン37周りの
反時計方向回転により、引外しアクチュエータアーム39
と、スロット40を貫通するアーマチャキャップ41とが仮
想線で示した外れ位置から実線で示した係止位置に戻
る。ただしこれはアクチュエータ・付属ユニットコイル
32がアーマチャばね34の前方押圧力に抗してアーマチャ
33を抑止するのに十分なほど付勢されている場合であ
る。もしアクチュエータ・付属ユニットコイル32が付勢
されていなければ、アーマチャばね34により、アーマチ
ャ33とアーマチャ延長体35はフック42にラッチピン61を
保持させえない。アクチュエータ・付属ユニットハウジ
ング31内に仮装線で示した任意の永久磁石89の役割を以
下に詳述する。アクチュエータ・付属ユニットコイル32
が付勢されていなければ引外しアクチュエータラッチ36
をユニットさせえないことは本発明の重要な特徴であ
る。このため、遮断器接点（図示せず）が過失により閉
じて損傷することはない。

引外しアクチュエータラッチ36をリセットするための
代替構成が、第５図において集積遮断器の外部に示した
機械的アクチュエータ54′とアクチュエータ・付属ユニ
ット29′の拡大構成に含まれている。第４図に関して前
述したアクチュエータ・付属ユニット29と共通の動作部
品を表すために同様の参照数字を用いてある。引外しア
クチュエータラッチ36をリセットするには、ハンドルヨ
ーク55を第５図で見て反時計方向に回し、ハンドルヨー
クに取付けたリセットタブ56を、作動レバー58に取付け
たリセットばね57に接触させる。リセットばね57は半径
Ｒの円形をなす板ばねであり、従って、リセットタブ56
がリセットばね57に当接すると、リセット動作中にリセ
ットばねに作用する力線はばね半径の中心を通るのでリ
セットばねを接触時にたわませない。ハンドルヨーク55
の反時計方向運動により作動レバー58が時計方向に回転
し、ラッチ支持アーム60を時計方向に動かしそしてラッ
チピン61をフック42の下に位置付ける。ラッチ支持アー
ム60がさらに回転するとラッチピン61が引外しアクチュ
エータラッチ36の突起77と接触して引外しアクチュエー
タラッチを反時計方向に回転させる。引外しアクチュエ
ータラッチ36のピボットピン37周りの反時計方向回転に
より、引外しアクチュエータアーム39が仮想線で示した
外れ位置から実線で示した係止位置に戻る。ただしこれ
はアクチュエータ・付属ユニットコイル32がアーマチャ
ばね34の前方押圧力に抗してアーマチャ33を抑止するの
に十分なほど付勢されている場合である。もしアクチュ
エータ・付属ユニットコイル32が付勢されていなけれ
ば、アーマチャばね34により、アーマチャ33と、スロッ
ト40を貫通するアーマチャ延長体35とアーマチャキャッ
プ41はフック42にラッチピン61を保持させえず、従っ
て、引外しばね62がラッチ支持アーム60と作動レバー58
を推進して即座に集積遮断器作動機構を前述のように操
作する。ハンドルヨーク55がさらに反時計方向に動かさ
れそして引外しアクチュエータアーム39がアーマチャ延
長体35とアーマチャ33にアーマチャばね34の前方押圧力
に抗する力を加えた時、リセットタブ56による力はリセ
ットばね57の力線から外れる方向にかかってリセットば
ね57をたわませ、そしてアーマチャ33がアクチュエータ
・付属ユニットコイル32とアクチュエータ・付属ユニッ
トハウジング31内に納まると、ハンドルヨーク55とアー
マチャ33はもはや連動しない。遮断器ハンドルヨーク55
を時計方向に回して遮断器接点を閉ざすと、タブ56が作
動レバー58から離されるので、アクチュエータ・付属ユ
ニット29′は、もしアクチュエータ・付属ユニットコイ
ル32が付勢されていなければ、遮断器接点が閉ざされう
る前に、遮断器作動機構を引外しうる。操作ハンドル19
を反時計方向に回すと最初の接触時にリセットばね57が
ほとんどあるいはまったくたわまず、また、アーマチャ
33がアクチュエータ・付属ユニットコイル32内に存する
時リセットタブ56に抗して最大のたわみが生ずるように
リセットばね57を設けかつリセットタブ56に対するその
位置を定めたことも本発明の重要な特徴である。

第６図に簡単なアクチュエータ・付属ユニット29″を
示す。この場合、第４図と第５図のアーマチャばね34を
除きそして引外しばね62自体をアーマチャ33の推進に用
いる。これは、引外しアクチュエータラッチ36の端のフ
ック42に斜面42Aを設けることにより達成される。この
斜面は、引外しばね62によってピボットピン37から距離
Ｒだけ離れて生ずる力Ｆの線に垂直に設けられる。この
斜面はラッチ支持アーム60のラッチピン61を経る力を受
け、引外しアクチュエータラッチ36にトルクをかけ、こ
のトルクは、アクチュエータ・付属ユニットコイル32が
付勢されなくなるやいなや、引外しアクチュエータラッ
チを図示の時計方向に急速に駆動する。引外しアクチュ
エータラッチにかかる力は、アクチュエータ・付属ユニ
ットハウジング31内にばねを設ける必要なしに、引外し
アクチュエータアーム39を貫通するアーマチャ延長体35
とアーマチャキャップ41を引張るのに十分である。アー
マチャ33は第５図に関して述べたようにリセットタブ56
とリセットばね57の相互作用によってリセットされる。

第4,5,6図のアクチュエータ・付属ユニット29,29′,2
9″は遮断器カバー内に配置され、本発明によるアクチ
ュエータ・付属ユニットに固有の連動特性を示す。アク
チュエータ・付属ユニットの具体例29,29′,29″はそれ
ぞれ連動特性をもつので、アクチュエータ・付属ユニッ
ト29だけを第７図に示し、この図を参照して連動特性を
説明する。アクチュエータ・付属ユニット29は、集積遮
断器カバー12の側壁12A,12Bと床12Cとによって両側壁間
に画成されたアクチュエータ・付属ユニット用凹み30内
にはめ込まれ、アクチュエータ・付属ユニットハウジン
グ31（第５図）のタブ80が、アクチュエータ・付属ユニ
ット用凹み30の底12Cに形成した対応スロット、例え
ば、スロット79内に挿入される。測突起82（第４図）
が、遮断器カバー側壁12Bに形成した対応スロット85内
にはまってアクチュエータ・付属ユニットハウジング31
の安定性を高める。アクチュエータ・付属ユニットハウ
ジング31上に設けたプリント配線板66は付加カバー78の
下にあり、この付加カバーは、カバー側壁12A,12Bに形
成した１対の棚86,87に支持されている。付属カバー13
が集積遮断器カバー12から外されそしてアクチュエー
タ、付属ユニット29がアクチュエータ・付属ユニット用
凹み30から外された時、ピボットピン37でアクチュエー
タ・付属ユニットハウジング31に枢着した引外しアクチ
ュエータラッチ36が、第３図と第４図に明示されている
ように遮断器カバーの凹み30内に保持されたラッチ支持
アーム60から上方に離れるので、ラッチピン61はフック
42から解放されそしてただちに引外しばね62の押圧力に
より外れ位置に移動して集積遮断器作動機構を操作し遮
断器接点を引離す。

不足電圧釈放機能を要しない時は、前述の米国特許第
4700161号に記載の簡単なアクチュエータ・付属ユニッ
ト組合せ体と類似のものを用いる。このような簡単なア
クチュエータ・付属ユニットは第４図に仮想線で示した
永久磁石89のようなアクチュエータ・付属ユニットコイ
ル32の背後に設けた永久磁石を含む。これにより、引外
しアクチュエータ・付属ユニット組合せ体29は過電流状
態に応じて働きそして分路引外し作用をなし、その際ア
クチュエータ・付属ユニットコイルの付勢を要しない。
リセット作用中のアーマチャ33に対する保持力は永久磁
石によって与えられる。

不足電圧、分路引外しおよび家電流保護機能を単一ア
クチュエータ・付属ユニットコイル32に与える回路は米
国特許出願第133869号に見られる。引外しユニットプリ
ント配線板23（第３図）が所定量以上の過電流状態を検
知すると、アクチュエータ・付属ユニットコイル32への
保持電流が前述のように遮断される。遠隔分路引外し作
用を開始すべき時は、アクチュエータ・付属ユニットコ
イル32への保持電流が、導線45（第２図）に接続した外
部スイッチによって遮断される。不足電圧状態が起こ
り、遠隔電源から導線45にかかる電圧が所定電圧より低
い時は、アクチュエータ・付属ユニットコイル32による
保持磁束が、アーマチャばね34の押圧力に抗してアーマ
チャ33を抑止するのに不十分であり、従って前述の引外
し動作が行なわれる。

第４図の永久磁石を含むアクチュエータ、付属ユニッ
トを過電流および分路引外し機能のために用いる時、ア
クチュエータ・付属ユニットコイルはこのような過電流
または分路引外し機能が所望されるまで付勢されず、こ
の所望時点で、引外し信号がアクチュエータ（過電流引
外し用）・付属ユニットコイルに加えられ、永久磁石に
よってアーマチャに加えられる保持力とは反対の電磁力
を生じ、これにより、アーマチャが前方に駆動され、前
述の米国特許第4700161号に記載されているように遮断
器引外しバーと接触する。

【図面の簡単な説明】

第１図は選択された付属機能をもつ集積型配線用遮断器
の上面斜視図、第２図は本発明によるアクチュエータ・
付属ユニット組合せ体の組立て前の第１図の集積遮断器
の分解上面斜視図、第３図は遮断器作動機構とアクチュ
エータ・付属ユニット組合せ体を示すためにカバーの一
部を除去した集積型配線用遮断器の平面図、第４図は係
止状態と外れ状態にある第３図のアクチュエータ・付属
ユニットの機械的アクチュエータおよび磁気ラッチ構造
の一具体例の側面斜視図、第５図は第３図のアクチュエ
ータ・付属ユニットの機械的アクチュエータおよび磁気
ラッチ構造の別の一具体例の側面斜視図、第６図は第３
図のアクチュエータ・付属ユニットの機械的アクチュエ
ータおよび磁気ラッチ構造の他の一具体例の側面斜視
図、第７図は第１図の集積型配線用遮断器内のアクチュ
エータ・付属ユニットを部分的に断面で示す拡大端面図
である。 11:ケース、12:カバー、12A,12B:側壁、19:操作ハンド
ル、29,29′,29″：アクチュエータ・付属ユニット、3
0:凹み、31:ハウジング、32:コイル、33:アーマチャ、3
4:アーマチャばね、35:アーマチャ延長体、36:引外しア
クチュエータラッチ、39:引外しアクチュエータアー
ム、40:スロット、41:キャップ、42:フック、42A:斜
面、55:ハンドルヨーク、57:リセットばね、58:作動レ
バー、60:ラッチ支持アーム、61:ラッチピン、62:引外
しばね、63:支持棒、70:作動機構、73:リセットレバ
ー、74:引張ばね、75:タブ、76:スロット。

フロントページの続き (72)発明者リチャード・アラン・デズィウラアメリカ合衆国、コネティカット州、プレインビル、ブロード・ストリート、 172番 (72)発明者グラハム・アンスロー・スコットアメリカ合衆国、コネティカット州、エーボン、ジュニパー・ドライブ、56番 (72)発明者グレゴリイ・トマス・ディビンセンゾアメリカ合衆国、コネティカット州、プレインビル、ノーザンプトン・レーン、 100番 (56)参考文献特開昭62−272420（ＪＰ，Ａ) 特開昭63−26921（ＪＰ，Ａ) 特開昭62−52827（ＪＰ，Ａ) 特開昭62−52826（ＪＰ，Ａ) 特開昭55−56329（ＪＰ，Ａ) 実開昭52−149263（ＪＰ，Ｕ) 実開昭55−45192（ＪＰ，Ｕ) 実開昭49−94138（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) H01H 73/12 H01H 71/04 H01H 73/36 H01H 73/40 H01H 71/24

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】成形した遮断器ケース（11）および遮断器
カバー（12）、並びに１対の接点を引離して両接点を通
る回路電流を遮断するために配置した遮断器作動機構
（70）を含んでいる配線用遮断器において、前記接点を過電流が通る状態の時に前記作動機構を操作
して前記接点を自動的に引離しまた遠隔引外し信号を受
けた時に前記作動機構を操作するように前記作動機構に
近接して前記遮断器カバーの凹み（30）内に配置された
引外しアクチュエータ・付属ユニット（29）と、前記作動機構に近接して前記ケース内に設けられた作動
レバー（58）であって、引外しアクチュエータラッチ
（36）を保持する保持手段（61）を含むラッチ支持アー
ム（60）を介して前記アクチュエータ・付属ユニットに
結合されている作動レバーとを含み、前記アクチュエータ・付属ユニットは、アーマチャ・プ
ランジャ（35）を備えた電磁コイル（33）であって、こ
の電磁コイルが付勢されている時に前記プランジャが前
記引外しアクチュエータラッチを前記ラッチ支持アーム
から離すことを抑止されるようにした電磁コイルを含ん
でおり、前記引外しアクチュエータ・付属ユニットを前記凹みか
ら除去したとき、前記保持手段が前記引外しアクチュエ
ータラッチから外れて、前記作動レバーが前記作動機構
を自動的に操作して前記接点を引離すこと、を特徴とす
る配線用遮断器。
【請求項２】前記プランジャがばね（34）によって押圧
されている、請求項１記載の配線用遮断器。
【請求項３】前記ラッチ支持アーム（60）と前記作動レ
バー（58）を所定方向に押圧するように前記ラッチ支持
アームに付設された引外しばね（62）を含んでいる請求
項１または２記載の配線用遮断器。
【請求項４】前記引外しばね（62）が前記ラッチ支持ア
ーム（60）を前記引外しアクチュエータラッチ（36）か
ら離すように押圧している、請求項３記載の配線用遮断
器。
【請求項５】前記保持手段は前記ラッチ支持アーム（6
0）の頂部から突出するピン（61）で構成されている、
請求項１乃至４のいずれか１項に記載の配線用遮断器。
【請求項６】前記引外しアクチュエータラッチ（36）は
前記ピン（61）を保持するためのフック形端部（42）を
含む、請求項５記載の配線用遮断器。
【請求項７】前記引外しアクチュエータラッチ（36）お
よび前記ラッチ支持アーム（60）と関係するリセットレ
バー（73）を具備し、このリセットレバーの一端の突起
（75）が前記ピン（61）と接触して前記フック形端部
（42）を前記ピンと係合させるようになっている請求項
４乃至６のいずれか１項に記載の配線用遮断器。
【請求項８】前記リセットレバー（73）を前記引外しア
クチュエータラッチ（36）に押付けるように前記リセッ
トレバーと係合するリセットばね（57）を含む請求項６
記載の配線用遮断器。
【請求項９】前記作動レバーの一端に配置したリセット
ばね（57）を含む請求項８記載の配線用遮断器。
【請求項１０】前記ラッチ支持アーム（60）の底端から
突出する棒（63）に前記引外しばね（62）を配設した請
求項４乃至９の何れか１項に記載の配線用遮断器。
【請求項１１】前記引外しアクチュエータラッチ（36）
を前記プランジャ（35）の横移動に応じて回転させるよ
うに前記プランジャと係合する手段を前記引外しアクチ
ュエータラッチの前記フック形端部とは反対側の端部に
設けた請求項６乃至10の何れか１項に記載の配線用遮断
器。
【請求項１２】側壁（12A,12B）を有するハウジング（3
1）を含み、前記電磁コイル（33）が前記側壁の一方（1
2A）に装着され、また、前記引外しアクチュエータラッ
チ（36）が前記側壁の他方（12B）に回転自在に配置さ
れている請求項７乃至11の何れか１項に記載の配線用遮
断器。
【請求項１３】ハンドルヨーク（55）によって前記作動
機構に連結された遮断器操作ハンドル（19）を含み、前
記ハンドルヨークは前記ケース（11）内に前記作動レバ
ー（58）に近接して配置され、従って、前記操作ハンド
ルを動かすことにより前記ハンドルヨークが駆動されて
前記作動レバーと接触して前記ラッチ支持アーム（60）
を前記引外しアクチュエータラッチ（36）と係止関係に
なるように回転させる、請求項１乃至12の何れか１項に
記載の配線用遮断器。
【請求項１４】前記作動機構（70）と関連しそしてハン
ドルヨーク（55）を備えた操作ハンドル（19）を含み、
前記操作ハンドルの回動により前記ハンドルヨークが駆
動され前記リセットばね（57）と接触して前記作動レバ
ー（58）を所定方向に回転させるようになっている請求
項８乃至12の何れか１項に記載の配線用遮断器。
【請求項１５】前記リセットばねは板ばねからなり、前
記ハンドルヨークとの初期接触が前記板ばねの作用中心
を通る方向に生ずる、請求項８乃至14の何れか１項に記
載の配線用遮断器。
【請求項１６】前記板ばねとのいっそうの接触が前記作
用中心を外れて生じて前記板ばねをたわませる請求項15
記載の配線用遮断器。
【請求項１７】前記保持手段は前記ラッチ支持アーム
（60）の頂部から突出するピン（61）で構成され、前記
引外しアクチュエータラッチ（36）はその一端に形成し
た斜面（42A）を含み、前記プランジャは前記電磁コイ
ルが付勢されている時は第１位置にあり、前記引外しア
クチュエータラッチ（36）は所定ピボット点で前記引外
しアクチュエータ・付属ユニット（29）に枢着され、前
記ピボット点は前記斜面から所定距離離れて設けられ、
これにより前記引外しばね（62）は、前記電磁コイルが
付勢されていない時、前記引外しアクチュエータラッチ
および前記プランジャに十分なトルクを与えて前記プラ
ンジャを第２位置まで突出させる、請求項１および３乃
至16の何れか１項に記載の配線用遮断器。
【請求項１８】前記プランジャは前記引外しアクチュエ
ータラッチの前記斜面とは反対側の一端を捕らえる手段
を含む、請求項17記載の配線用遮断器。
【請求項１９】前記ラッチ支持アームの底部から突出す
る棒を含み、前記引外しばねは前記棒に支持されかつ前
記プランジャと関連して前記引外しアクチュエータラッ
チを前記プランジャの横移動に応じて回転させるように
なっている請求項17または18記載の配線用遮断器。
【請求項２０】前記ケース内（11）に延在しかつハンド
ルヨーク（55）を介して前記作動機構と関係する操作ハ
ンドル（19）を含み、更に前記作動レバー（58）の一端
に配置したリセットばね（57）を含み、前記操作ハンド
ルを動かすことにより前記ハンドルヨークが動かされて
前記リセットばねと接触して前記作動レバーを所定方向
に回転させる、請求項17乃至19の何れか１項に記載の配
線用遮断器。
【請求項２１】前記操作ハンドルを引続き動かすことに
より前記ハンドルヨークが前記リセットばねの固定した
作用中心から外れた第２方向に向けられて前記リセット
ばねをたわませる請求項20記載の配線用遮断器。
【請求項２２】前記カバー（12）を除去することなく前
記凹みに接近できるようにするための手段（13,16）を
含む請求項１乃至21の何れか１項に記載の配線用遮断
器。
【請求項２３】許可を受けてない第３者が勝手に前記引
外しアクチュエータ・付属ユニットを除去できないよう
にするための手段（78）が前記接近手段と前記引外しア
クチュエータ・付属ユニットとの間に設けられている請
求項21または22記載の配線用遮断器。