JP3042579U - 保温鍋 - Google Patents

保温鍋

Info

Publication number
JP3042579U
JP3042579U JP1997003482U JP348297U JP3042579U JP 3042579 U JP3042579 U JP 3042579U JP 1997003482 U JP1997003482 U JP 1997003482U JP 348297 U JP348297 U JP 348297U JP 3042579 U JP3042579 U JP 3042579U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
pot
inner layer
pan
shell body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997003482U
Other languages
English (en)
Inventor
ヤオ−カイ ル
Original Assignee
ヤオ−カイ ル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤオ−カイ ル filed Critical ヤオ−カイ ル
Priority to JP1997003482U priority Critical patent/JP3042579U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3042579U publication Critical patent/JP3042579U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保温性が高く、組み立てが容易で、蓋が外れ
にくい保温鍋を提供すること。 【解決手段】 保温鍋は外鍋1と内鍋2と蓋3を備え、
外鍋1は外殻体10と内層体12と外殻体10及び内層
体12の上縁間に架設した上面枠11を有する。上面枠
11に取っ手18を設け、外殻体10、内層体12及び
上面枠12の結合部裏面に裏当材1Cを重合して超音波
融合し、上面枠11の外周面に止め溝1K及び回転阻止
体を形成し、蓋3の内周に止め溝1Kに係合する突起を
形成し、蓋3の外部に係止片37を回動自在に装着し、
係止片37の下端部を蓋3の内面側に突出させ、その先
端に回転阻止体に係合する爪部3Bを形成し、爪部3B
を内面側に付勢し、蓋3の裏面に密閉板3Eを装着す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、加熱調理した料理を保温したり、調理と保温とを共に行う保温鍋に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、外鍋と内鍋と蓋とを備え、保温性を高めるために外殻体と内層体とによ って外鍋を2重に構成した保温鍋が知られている。 このような保温鍋において、外鍋を組み立てるには、外殻体及び内層体の上縁 をパンチングによって湾曲させ、湾曲した縁を係合して外殻体と内層体とを組み 合わせ、さらに外殻体の外面に取っ手をビス等によって取付けていた。
【0003】 このような方法で組み立てた外鍋は、長期間使用すると、外殻体と内層体とが 外れやすく、また、外殻体と内層体の間の隙間が小さいため、保温性が悪いとい う欠点がある。さらに、製造に手間がかかるばかりか、保温性の低さを補うため に外殻体と内層体の間に詰め物を充填しなければならず、この結果、コストが増 大して価格が高くなってしまう。 また、蓋はたんに外鍋に被せるだけであるため、揺れによって落下する虞があ り、蓋と外鍋との間に保温性も光量されていないので、この部分から熱が逃げて 料理が冷めやすい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、保温性が高く、組み立てが容易で、蓋が外れる心配のない保温鍋を 提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の保温鍋は、外鍋と、該外鍋内に着脱自在に嵌合した内鍋と、外鍋及び 内鍋の上面開口を閉塞する着脱自在の蓋とを備える。外鍋は、外殻体とその内側 に間隔をあけて装着した内層体と、外殻体及び内層体の上縁間に架設した上面枠 とを有し、該上面枠の外周に取っ手を一体に設け、外殻体、内層体及び上面枠の 結合部裏面に裏当材を重合すると共に、該裏当材と外殻体、内層体及び上面枠を それぞれ超音波融合し、上面枠の外周面に一端が開口する複数の止め溝を周方向 に沿って形成し、該止め溝の間に、その一端から他端へ向かう周方向一側への移 動を案内するガイド面と周方向他側への移動を規制する起立面とを有する回転阻 止体を形成する。蓋の内周面に前記外鍋の止め溝に着脱自在に係合する複数の突 起を形成し、前記蓋の外部に係止片を回動自在に装着し、該係止片の下端部を前 記蓋を貫通して内面側に突出させると共に、その先端に回転阻止体のガイド面に 案内されて起立面に着脱自在に係合する爪部を形成し、該爪部を内面側に付勢し 、前記蓋の裏面に前記外鍋の上面開口部を密閉する密閉板を装着する。
【0006】 外殻体及び内層体の上縁間に上面枠を架設したことにより、外殻体と内層体と の間隔を大きくでき、上面枠に一体に取っ手を設けたので、取っ手を取り付ける 手間が省ける。 また、回転阻止体と爪部が係合して、蓋の開放側への回転が規制され、爪部を 付勢力に抗して外側に開くことにより、蓋の回転規制が解除される。 さらに、外殻体、内層体及び上面枠の結合部裏面に裏当材を重合し、蓋に密閉 板を設けた結果、保温性が増し、裏当材と外殻体、内層体及び上面枠をそれぞれ 超音波融合したことにより、組み立てが容易となる。
【0007】
【考案の実施の形態】
図2及び図3に示すように、保温鍋は、上面が開口する外鍋1と、外鍋1内に 着脱自在に嵌合した上面が開口する内鍋2と、外鍋1及び内鍋3の上面の開口を 閉塞する着脱自在の蓋3とを備える。
【0008】 外鍋1は、外殻体10と、その内側に間隔をあけて装着した内層体12と、外 殻体10及び内層体12の上縁間に架設した上面枠11とを有する。 外殻体10の底部は別体の台座13で構成され、図1に示すように、側壁部の 下縁に形成した係止突条15を台座13の上縁に形成した係止溝17に嵌合して 超音波融合することにより、外郭体10の側壁部と台座13とを一体化する。ま た、台座13の下面には、複数の脚1Iを突設する。
【0009】 外殻体10の内面上部寄りに係合段部1Gを形成し、上面に周方向に沿って凹 溝14を形成する。そして、この凹溝14と上面枠11の下縁に突設した突条1 6とを係合して超音波融合させ、外殻体10と上面枠11とを接合する。上面枠 11の外周の対向する位置に1対の取っ手18を一体に設ける。
【0010】 上面枠11の内周に沿って起立部19を形成すると共に、起立部19の上面及 び下面にそれぞれ上面結合溝1L及び下面結合溝1Aを形成し、起立部19の下 面に内層体12の上縁に形成したフランジ1Hを重合する。また、上面枠11の 上面結合溝1Lには、パッキング材1Bを嵌合する。 さらに、図2及び図3に示すように、上面枠11の起立部19の外周に、一端 が開口する複数の止め溝1Kが周方向に沿って形成される。また、起立部19の 外周において、止め溝1Kの間にそれぞれ回転阻止体1Jが設けられる。回転阻 止体1Jの両側面の内、止め溝1Kの閉じた他端に対向する一側面は傾斜するガ イド面となっており、止め溝1Kの開口する一端に対向する他側面は略径方向に 延びる起立壁となっている。
【0011】 図1及び図6に示すように、外殻体10、上面枠11及び内層体12の結合部 の裏面に裏当材1Cを重合する。裏当材1Cは略逆L字状の断面を有し、上面に 突設した起立片1Dを上面枠11の下面結合溝1Aに挿入して超音波融合させる 。 また、裏当材1Cの下端外周に形成した鍔片1Eを、外殻体10の係合段部1 Gに係止して超音波融合させると共に、裏当材1Cの上部内周に張り出す水平片 1Fを内層体12のフランジ1Hの下面に重合して超音波融合させる。
【0012】 内鍋2は、内層体12のフランジ1Hに引っ掛かって外鍋1の内面からやや間 隙をあけて吊持される。また、内鍋2の上端部には弦20が起倒自在に取り付け られ、この弦20を持って内鍋2を外鍋1から取り出し、単独で使用できるよう になっている。
【0013】 蓋3は、外鍋1の上面を覆うように上面枠11の起立部19の外側に被せされ る。図5に示すように、蓋3の上面の両側部にそれぞれ挿入溝30が形成され、 挿入溝30の外側端部に形成した切欠と蓋3の裏面に形成した切欠とから成る係 止穴31を設ける。 そして、握り部32の両下端を蓋3の挿入溝30に嵌め込むと共に、握り部3 2の下端外側端部に形成した張り出し突起33を係止穴31に挿入して、図5に 示すように、蓋3の上面にその直径に沿うよう握り部32を装着する。このよう に嵌め込みのみによって握り部32を蓋3に取付けると、ビス等による固定と比 較して製造がより簡単となる。
【0014】 また、図1に示すように、蓋3の外周寄りの内面に、外鍋1のパッキング材1 Bの上面に載置する断面L状の取り付け片3Dを1対設ける。 また、蓋3の裏面に重合した密閉板3Eの外周を取り付け片3Dに係止する。 従って、蓋3を外鍋1に被せると、外鍋1の上面開口部が密閉板3Eで密閉され 、保温性が増す。 さらに、図2及び図3に示すように、蓋3の側部内面に、外鍋1の止め溝1K に着脱自在に係合する複数の突起3Fを周方向に沿って形成する。
【0015】 蓋3の外周寄りの上面に支持軸34を突設し、支持軸34に掛け渡した回転軸 3Aを係止片37の中央部下面に突設した突片38に挿通して、蓋3の外部に係 止片37を回動自在に取り付ける。 係止片37は略逆L状の断面を有し、その上端部に連結したコイルバネ3Cの 下端を蓋3の上面に形成したバネ支持穴36に取り付け、コイルバネ3Cによっ て係止片37の上端部を上方に向けて付勢する。また、係止片37の上端部を下 方に押し下げた時に、係止片37と蓋3との間に圧縮されたコイルバネ3Cが介 在されるため、蓋3の上面に接触してこれを傷つけることがないようになってい る。
【0016】 係止片37の下端部は蓋3に穿設された透孔35を通して蓋の内側に突出し、 その先端を内側に屈曲して、回転阻止体1Jのガイド面に案内されて起立面に着 脱自在に係合する爪部3Bが形成される。 また、回転軸3Aに巻回したバネ39及び前記コイルバネ3Cによって、爪部 3Bは内面側に向けて付勢されている。
【0017】 保温鍋を密閉する際には、図4及び図6に示すように、外鍋1の内側に内鍋2 を収納してから、蓋3を外鍋1の上に被せ、図7に示すように、蓋3の突起3F を止め溝1Kの一端の側方に配置する。 次いで、図7の矢印方向すなわち止め溝1Kの一端から他端へ向かう周方向一 側へ蓋3を回転させると、爪部3Bが回転阻止体1Jのガイド面に案内されて外 方に押し開かれると共に、突起3Fは止め溝1Kに係合する。
【0018】 爪部3Bが回転阻止体1Jの頂部を越えると、図8に示すように、バネ39及 びコイルバネ3Cの付勢力により爪部3Bは内面側に移動して回転阻止体1Jの 起立面に係合し、この結果、蓋3の周方向他側への回転が規制される。 また、この時、蓋3の突起3Fは外鍋1の止め溝1Kに係合しているため、蓋 3を引き上げることができなくなる。さらに、蓋3を完全に閉じた状態では、蓋 3の取り付け片3Dが外鍋1のパッキング材1Bの上面に載置されて、外鍋1の 上面開口部が密閉板3Eによって密閉される。 蓋3を開けたい場合は、係止片37の上端部を下方に押し下げると、爪部3B が外方に移動して回転阻止体1Jの起立面との係合が外れ、蓋3を周方向他側へ 回転させることが可能となる。そこで、突起3Bを完全に止め溝1Kから脱出さ せてから蓋3を引き上げる。
【0019】
【考案の効果】 本考案の保温鍋は、外鍋の外殻体と内層体との間隙を広くできるので保温性に 優れ、上面枠に一体に取っ手を設けたので、取っ手を取り付ける手間が省けて生 産性が向上する。 また、外殻体、内層体及び上面枠の結合部裏面に裏当材を重合して超音波融合 してあるので、結合部分の継ぎ目から熱が逃げることがなく、加工が簡単で製造 コストが低廉で済む。
【0020】 さらに、蓋を被せると、外鍋の上面開口部が密閉されるため、一層保温性が増 す。 また、係止片を操作して爪部を外方へ押し開かない限り、蓋が開放側へ回転で きないので、震動等によって蓋が落下し、ひいては収納した料理が冷める心配が ない。 また、内鍋を外鍋から取り出せば、単独で使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態を示す保温鍋の要部断面図
【図2】蓋を開けた保温鍋の斜視図
【図3】保温鍋の分解側面図
【図4】蓋を閉じた保温鍋の斜視図
【図5】保温鍋の半部平面図
【図6】保温鍋の断面図
【図7】蓋を密閉する前の保温鍋の横断面図
【図8】蓋を密閉した後の保温鍋の横断面図
【符号の説明】
1 外鍋 1A 下面結合溝 1B パッキング材 1C 裏当材 1D 起立片 1E 鍔片 1F 水平片 1G 係合段部 1H フランジ 1I 脚 1J 回転阻止体 1K 止め溝 1l 上面結合溝 10 外殻体 11 上面枠 12 内層体 13 台座 14 凹溝 15 係止突条 16 突条 17 係止溝 18 取っ手 19 起立部 2 内鍋 20 弦 3 蓋 3A 回転軸 3B 爪部 3C コイルバネ 3D 取り付け片 3E 密閉板 3F 突起 30 挿入溝 31 係止穴 32 握り部 33 張り出し突起 34 支持軸 35 透孔 36 バネ支持穴 37 係止片 38 突片 39 バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外鍋と、該外鍋内に着脱自在に嵌合した
    内鍋と、前記外鍋及び内鍋の上面開口を閉塞する着脱自
    在の蓋とを備え、前記外鍋は、外殻体とその内側に間隔
    をあけて装着した内層体と、前記外殻体及び内層体の上
    縁間に架設した上面枠とを有し、該上面枠の外周に取っ
    手を一体に設け、前記外殻体、内層体及び上面枠の結合
    部裏面に裏当材を重合すると共に、該裏当材と前記外殻
    体、内層体及び上面枠をそれぞれ超音波融合し、前記上
    面枠の外周面に一端が開口する複数の止め溝を周方向に
    沿って形成し、該止め溝の間に、その一端から他端へ向
    かう周方向一側への移動を案内するガイド面と周方向他
    側への移動を規制する起立面とを有する回転阻止体を形
    成し、前記蓋の内周面に前記外鍋の止め溝に着脱自在に
    係合する複数の突起を形成し、前記蓋の外部に係止片を
    回動自在に装着し、該係止片の下端部を前記蓋を貫通し
    て内面側に突出させると共に、その先端に前記回転阻止
    体のガイド面に案内されて起立面に着脱自在に係合する
    爪部を形成し、該爪部を内面側に付勢し、前記蓋の裏面
    に前記外鍋の上面開口部を密閉する密閉板を装着したこ
    とを特徴とする保温鍋。
JP1997003482U 1997-04-16 1997-04-16 保温鍋 Expired - Lifetime JP3042579U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997003482U JP3042579U (ja) 1997-04-16 1997-04-16 保温鍋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997003482U JP3042579U (ja) 1997-04-16 1997-04-16 保温鍋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3042579U true JP3042579U (ja) 1997-10-21

Family

ID=43177060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997003482U Expired - Lifetime JP3042579U (ja) 1997-04-16 1997-04-16 保温鍋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3042579U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013208265A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器及びこれを備えた調理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013208265A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器及びこれを備えた調理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2147886A (en) Lunch box
JP3042579U (ja) 保温鍋
KR101664779B1 (ko) 진공흡착수단을 갖춘 용기
JP2000128218A (ja) 飲料容器のストロー付蓋
CN208355259U (zh) 一种烤鱼外卖盒
JPH069960Y2 (ja) 蓋付き容器
CN220577921U (zh) 一种一次性餐盒
JPH0748179Y2 (ja) 断熱調理器の調理用内鍋
CN212089217U (zh) 烹饪器具
KR101902125B1 (ko) 밀폐형 용기
JPH0672843U (ja) 計量スプーン付き粉末容器
JPS5820179Y2 (ja) 圧力鍋
JPH0722178Y2 (ja) 断熱調理器具
JP2510471Y2 (ja) 携帯用断熱容器
JPH0744244Y2 (ja) 化粧品容器
JPH0432647B2 (ja)
JP2006288909A (ja) 保温調理器
JPS638363Y2 (ja)
JPS5854033Y2 (ja) 電気調理器の把手構造
JPH061084Y2 (ja) 炊飯器
JP2581368Y2 (ja) 化粧用コンパクト容器
KR200316908Y1 (ko) 냄비용 뚜껑받침대
JPH0338536Y2 (ja)
JPS5841167Y2 (ja) 容器の蓋体装置
JP3078202U (ja) 電熱調理器