JPH0672843U - 計量スプーン付き粉末容器 - Google Patents

計量スプーン付き粉末容器

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JPH0672843U
JPH0672843U JP2010393U JP2010393U JPH0672843U JP H0672843 U JPH0672843 U JP H0672843U JP 2010393 U JP2010393 U JP 2010393U JP 2010393 U JP2010393 U JP 2010393U JP H0672843 U JPH0672843 U JP H0672843U
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夏夫 篠崎
伸夫 山中
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉末収納容器の容器を、収納物詰替え用とし
て、使い易い容器とすると共に、その収納物は合成樹脂
製の袋入りとして、該袋を容器内へ入れたとき、その袋
口部を容器体周壁の上端部内面へ係止させることが容易
に設けた。 【構成】 周壁上部を外向きフランジ状壁4を介して大
径周壁部5とする容器体1と、上記外向きフランジ状壁
上面へ枠状部11の外周部を載置し、かつ外周面から突出
する複数の突刺し針12を大径周壁部の下部内面へ近接さ
せ、又枠状部一部からスプーン係止釦15付きの粉末摺切
り用板部14を垂設する袋取付け枠部材10と、上記釦へ柄
部17に穿設した孔18を嵌合させた計量用スプーン16と、
上記容器体の大径周壁部5上端部へ嵌合させた蓋体20と
で形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は粉石鹸等を収納する計量スプーン付きの粉末容器に係る。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
例えば粉石鹸等は、底壁周縁から周壁を起立する容器本体上端面を、周壁一部 とヒンジ連結した蓋板で閉塞すると共に、該蓋板外周と上記周壁上部とを帯状シ ール片で、該シール片の破断除去が可能にシールしている。
【0003】 上記容器は、収納されている粉石鹸等を使い終わると廃棄されるから、構造が 簡単で廉価に製作できることが望ましいが、収納されている粉石鹸を使い終わる まではその容器を用いることとなるため、或る程度の使い勝手の向上も必要とな り、そのため、それ等構造の簡易化および使い勝手の向上のいずれの面でも不充 分となることを免れなかった。
【0004】 本案は、詰替え用の計量スプーン付き粉末容器を提案するものであり、容器体 は永続的に使用することを前提として使い勝手のよい容器体とし、又その容器体 内へは、詰替え用の袋入り石鹸等を袋の口部開口状態で容易に装着でき、又その 交換も容易であるよう設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
底壁2周縁から起立する周壁3の上部を外向きフランジ状壁4を介して大径周 壁部5とする容器体1と、上記外向きフランジ状壁5の内周部上面へ、枠状部11 の外周部下面を載置させると共に、該枠状部の外周面から突出する複数の突刺し 針12先端を上記大径周壁部5の下部内面へ近接ないし当接させ、又枠状部11一部 から張出し板部13を介して粉末摺切り用板部14を枠状部内下方へ垂設し、かつ張 出し板部の上面にスプーン係止釦15を付設した、袋取付け枠部材10と、上記スプ ーン係止釦15へ、柄部17に穿設した孔18を着脱自在に嵌合させた計量スプーン16 と、上記容器体の大径周壁部5上端部へ嵌合させた蓋体20とで形成した。
【0006】 底壁2周縁から起立する周壁3の上端から外向きフランジ状壁4を介して大径 周壁部5を起立する容器体1と、上記外向きフランジ状壁4上面へ、枠状部11の 外周部下面を載置させると共に、該枠状部上面からは複数の突刺し針12を起立し 、又枠状部11の一部から張出し板部13を介して粉末摺切り用板部14を枠状部内下 方へ垂設し、かつ張出し板部の上面にスプーン係止釦15を付設した袋取付け枠部 材10と、上記各突刺し針12へ、着脱自在に嵌合させた複数の小孔30を枠板31に有 し、該枠板を上記枠状部11上へ載置させた押さえ枠部材32と、上記スプーン係止 釦15へ、柄部17に穿設した孔18を着脱自在に嵌合させた計量スプーン16と、上記 容器体の大径周壁部5上端部へ嵌合させた蓋体20とで形成した。
【0007】
【作用】
図1の状態から粉石鹸入りの合成樹脂製袋35を容器体1内へ入れる際は、図2 のように蓋体20および袋取付け枠部材10を容器体1から外し、袋35を容器体内へ 入れてその口部内へ袋取付け枠部材10を入れ、図3のように枠状部11の外周面か ら突出する突刺し針12を袋口部に突刺した後、その枠状部11を容器体の外向きフ ランジ状壁4上へ載置させる。計量スプーン16による粉石鹸等計量は、摺切り用 板部14下端を利用して行う。
【0008】 図4から図6が示す第2実施例の場合は、蓋体等取外し状態から図6が示すよ うに袋取付け枠部材10の枠状部11内に袋口部を通しかつ拡げてその口部に上方へ 起立する突刺し針12を通した後、押さえ枠部材32を枠状部11上へ押付けることで 袋口部が袋取付け枠部材10から外れることを防止する。
【0009】
【実施例】
図1から図3が示す第1実施例において、容器体1は底壁2周縁から周壁3を 起立する。該周壁上部は外向きフランジ状壁4を介して大径周壁部5とし、かつ 上端外面に第1係合突条6を周設している。その大径周壁部の左右両部には、図 1が示すように把手枢着用の軸孔付き張出し壁部7,7を付設するとよい。
【0010】 10は袋取付け枠部材で、上記外向きフランジ状壁4の内周部上面へ外周部下面 を載置させた枠状部11を有し、その外周面から複数の突刺し針12を突出し、それ 等針先端を大径周壁部5の下部内面へ当接させている。図示例枠状部はテーパ状 としてその内周部を高く形成しており、その内周部の一部からは張出し板部13を 介して粉末摺切り用板部14を枠状部内下方へ垂下する。又その張出し板部の上面 からはスプーン係止釦15を起立する。
【0011】 16は粉計量用のスプーンで、柄部17に孔18を有し、該孔内へ上記係止釦を嵌合 させることで袋取付け枠部材10へのスプーン取付けを可能としている。
【0012】 20は蓋体で、頂壁21外周部に既述大径周壁部5の上端部を嵌合させる下面開口 の凹部を周設し、かつ外周から垂下する周壁22の下端内面に、第1係合突条6下 面へ係合する第2係合突条23を周設している。
【0013】 25は把手で、左右両部を折曲げ下方へ垂下し、その両下端部内面に付設した係 合突子26,26を既述張出し壁部7,7に穿設した軸孔内へ回動可能に嵌合させて おり、該把手は容器体1に対して起伏自在である。該把手は必要により設ければ よい。
【0014】 図4から図6が示す第2実施例は、既述袋取付け枠部材10の突刺し針12を枠状 部11内周部上面から起立してその枠状部の外周部下面を外向きフランジ状壁4上 面へ載置しており、又上記各突刺し針を着脱自在に嵌合できる小孔30を枠板31に 穿設して該枠板を袋取付け部材10の枠状部11上へ載置させた押さえ枠部材32を有 する。図示例では図5と図6とから理解されるように、交換用の粉石鹸入りの袋 35の口部を、袋取付け枠部材10の枠状部11内に通し、かつ拡げて突刺し針12をそ の口部に突刺しているが、第1実施例の場合と同様に、袋口部内へ袋取付け枠部 材10入れ、かつその袋口部に突刺し針を突刺し、該状態で押さえ枠部材32を、上 記のようにその小孔内へ突刺し針を嵌合させることで枠状部11上へ載置させても よい。その他部分の構造は第1実施例の場合と同様である。
【0015】 尚各部材はすべて合成樹脂材で成形している。
【0016】
【考案の効果】
本案は既述構成とするもので、図1から図3が示す第1実施例の場合は、容器 体周壁3上部の外向きフランジ状壁4内周部上面へ、袋取付け枠部材10の枠状部 11外周部下面を載置させると共に、該枠状部の外周面から突出する複数の突刺し 針12先端を、上記外向きフランジ状壁4を介して起立する大径周壁部5の下部内 面へ近接ないし当接させるから、粉石鹸等を入れて容器体内へ入れた袋35口部内 へ上記袋取付け枠部材10を入れてその袋口部へ上記突刺し針12を突刺し、その枠 状部10を外向きフランジ状壁4上へ載置させることで、袋内の粉石鹸等の取出し が容易に袋口部を開口させた状態を保って容器体内へ袋を収納することが容易で あり、又上記枠状部11の一部から張出し板部13を介して粉末摺切り用板部14を枠 状部下内方へ突出するから、その板部利用でのスプーン内粉末の摺切りが容易と なり、更に上記粉末摺切り用板部の一部にスプーン係止釦15を付設して、該釦に スプーン柄部17に穿設した孔18を着脱自在に嵌合させたから、その計量スプーン を直接容器体内の粉末上へ置くようにした場合のように、そのスプーンが粉末中 に埋没してその取出しの際に指が汚れる等して困るようなことがない。
【0017】 第2実施例の場合は、上記突刺し針を上方へ起立し、かつその突刺し針を小孔 30へ嵌合させて枠状部11上面へ押さえ枠部材32を嵌合させるから、突刺し針へ突 刺しされた袋口部が袋取付け枠部材10から外れるおそれが全くなく、その他第1 実施例の場合と同様に、袋口部を開口状態に保つこと、粉末計量の際の摺切りが 容易であること、計量スプーンが粉末中に埋没して困ることがない等の効果を有 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案容器の縦断面図である。
【図2】その容器の分解斜視図である。
【図3】粉末収納用袋を容器体内へ収納し、かつ袋口部
を袋取付け部材に係止した状態を示す、要部拡大断面図
である。
【図4】第2実施例で示す容器の縦断面図である。
【図5】上記容器の分解斜視図である。
【図6】袋口部を袋取付け部材に係止し、かつ押さえ枠
部材を嵌合させた状態を示す、要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10…袋取付け枠部材 12…突刺し針 14…摺切り用板部 32…押さえ枠部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁2周縁から起立する周壁3の上部を
    外向きフランジ状壁4を介して大径周壁部5とする容器
    体1と、上記外向きフランジ状壁4の内周部上面へ、枠
    状部11の外周部下面を載置させると共に、該枠状部の外
    周面から突出する複数の突刺し針12先端を上記大径周壁
    部5の下部内面へ近接ないし当接させ、又枠状部11一部
    から張出し板部13を介して粉末摺切り用板部14を枠状部
    内下方へ垂設し、かつ張出し板部の上面にスプーン係止
    釦15を付設した、袋取付け枠部材10と、上記スプーン係
    止釦15へ、柄部17に穿設した孔18を着脱自在に嵌合させ
    た計量スプーン16と、上記容器体の大径周壁部5上端部
    へ嵌合させた蓋体20とで形成したことを特徴とする計量
    スプーン付き粉末容器。
  2. 【請求項2】 底壁2周縁から起立する周壁3の上端か
    ら外向きフランジ状壁4を介して大径周壁部5を起立す
    る容器体1と、上記外向きフランジ状壁4上面へ、枠状
    部11の外周部下面を載置させると共に、該枠状部上面か
    らは複数の突刺し針12を起立し、又枠状部11の一部から
    張出し板部13を介して粉末摺切り用板部14を枠状部内下
    方へ垂設し、かつ張出し板部の上面にスプーン係止釦15
    を付設した袋取付け枠部材10と、上記各突刺し針12へ、
    着脱自在に嵌合させた複数の小孔30を枠板31に有し、該
    枠板を上記枠状部11上へ載置させた押さえ枠部材32と、
    上記スプーン係止釦15へ、柄部17に穿設した孔18を着脱
    自在に嵌合させた計量スプーン16と、上記容器体の大径
    周壁部5上端部へ嵌合させた蓋体20とで形成したことを
    特徴とする計量スプーン付き粉末容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099287A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 計量スプーン付き容器
JP2010208677A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Kao Corp 容器
JP4707058B2 (ja) * 2005-09-30 2011-06-22 株式会社吉野工業所 スプーン付き容器
JP2020171598A (ja) * 2019-04-12 2020-10-22 紀伊産業株式会社 取り出し具付き容器

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