JP3042201B2 - ノイズシェイパ - Google Patents
ノイズシェイパInfo
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- signal
- input
- noise shaper
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Description
特に入力信号が無信号の時には、出力信号が零になるノ
イズシェイパに関する。
は、例えば図5に示すような構成になっている。即ち、
信号が入力される第1の積分器S1と、第1の積分器S
1の出力が入力される第2の積分器S2と、第2の積分
器S2の出力を入力して3値の信号を出力とする量子化
器Cと、量子化器Cの出力を第1及び第2の積分器S
1,S2に帰還する帰還回路とで構成されている。この
帰還回路は遅延器Dと、増幅器AMPと、減算器SUB
1,SUB2とで構成される。なお、各積分器S1,S
2は遅延器を用いたディジタル回路によって構成され
る。
動作を説明する。第1の積分器S1には量子化器Cの出
力信号と入力信号との差信号が入力され、積分される。
また、第1の積分器S1の出力信号と量子化器Cの出力
信号の2倍との差信号が、第2の積分器S2に入力され
積分される。第2の積分器S2の出力は、量子化器Cに
入力される。そして、量子化器Cでは、入力される値が
+1/2より大きい時は出力は+1に、−1/2から+
1/2の間の場合は0が、また−1/2よりも小さい時
は−1が出力される。
化器で発生する量子化雑音をQとすると、ノイズシェイ
パ入力信号Xと出力信号Yの間には、 Y(z)=X(z)+(1−z-1)2 ・Q(z) の関係がある。したがって、ノイズシェイパの出力スペ
クトラムは、ノイズシェイパの入力に量子化雑音を2回
微分した信号を重畳したスペクトラムを有することにな
る。すなわち、量子か雑音が高周波領域にシェイピング
されて重畳されるため、信号帯域内における雑音総和は
大幅に減少する。
シェイパに無信号が入力された場合を考える。まず、積
分器を構成する遅延器のデータが、初期状態で0である
と出力信号は0になることは明らかである。一方、積分
器を構成する遅延器のデータが初期状態で0ではなく、
例えば第1の積分器S1の初期値が 0.5であると仮定す
る。この時、ノイズシェイパの出力は+1及び−1を繰
り返し、0にならない。また、第1の積分器S1の初期
値が 0.5よりも小さく、例えば 0.1の場合は、+1,−
1,8回連続0,+1,−1,8回連続0…を定状的に
繰り返す。これらのことから、第1の積分器S1の初期
値が0でない場合ノイズシェイパの出力は0にはならな
いことがわかる。また、第1の積分器S1の初期値が小
さい程+1,−1の次に続く0の回数が増え、したがっ
て出力に含まれるスペクトラムに低周波成分が現れる。
無信号が入力された場合に出力信号が0にならないとい
う問題がある。また、第1の積分器の初期値が小さくな
った場合、信号帯域内に雑音が混入する可能性がある。
本発明の目的は、S/N特性を損なうことなく無信号が
入力された場合の出力信号を0にすることができるノイ
ズシェイパを提供することにある。
分回路と、0及び±1を出力とする3値量子化器と、帰
還回路とで構成されるノイズシェイパに、ノイズシェイ
パの連続する零入力信号を検出し、該零入力信号の連続
回数に応じて制御信号を出力するコントロール回路と、
該コントロール回路により制御され、前記量子化器の出
力を受けて前記ノイズシェイパの出力を強制的に0にす
る出力制御回路を有している。
る。図1は本発明の一実施例である。図1において、S
1は第1の積分器、S2は第2の積分器、Cは± 0.5を
しきい値として3値のレベルを出力する量子化器であ
る。Dは遅延器であり、帰還回路を構成する。この帰還
回路には減算器SUB1,SUB2と、増幅器AMPが
設けられる。また、入力信号が入力されるコントロール
回路CONTが設けられ、このコントロール回路CON
Tの出力と前記量子化器Cの出力を論理積回路ANDを
通して出力させる。前記第1及び第2の積分器S1,S
2は、例えば図2に示すように、遅延器Dと加算器AD
D1,ADD2で構成される。また、コントロール回路
CONTは、例えば図3に示すように、遅延器Dと論理
積回路OR1で構成される。
力信号と入力信号との差信号が入力され、積分される。
また、第1の積分器S1の出力信号と量子化器Cの出力
信号の2倍との差信号が第2の積分器S2に入力され、
積分される。第2の積分器S2の出力は量子化器Cに入
力される。この時、量子化器Cにおいては、入力が+1
/2より大きい時は出力は+1に、−1/2から+1/
2の間の場合は0が、また−1/2よりも小さい時は−
1がそれぞれ出力される。
子化器Cで発生する量子化雑音をQとすると、ノイズシ
ェイパ入力信号Xと出力信号Yの間には、 Y(z)=X(z)+(1−z-1)2 ・Q(z) の関係がある。したがって、ノイズシェイパの出力スペ
クトラムは、ノイズシェイパの入力に量子化雑音を2回
微分した信号を重畳したスペクトラムを有することにな
る。すなわち、量子化雑音が高周波領域にシェイピング
されて重畳されるため、信号帯域内における雑音総和は
大幅に減少する。
ロール回路CONTによって、ノイズシェイパに2つ以
上連続して0が入力された場合、ノイズシェイパの出力
を強制的に0にする機能を有している。また、第1及び
第2の積分器に帰還される量子化器信号に関しては強制
的に0にしない。したがって、入力信号として0が連続
した場合は積分器の初期値にかかわらずノイズシェイパ
の出力信号は0になる。
る。第1実施例ではノイズシェイパに連続して2回0が
入力された場合にノイズシェイパの出力を0に強制的に
した。ところで、ノイズシェイパに入力される信号が0
であることをカウントする回数は2回ではなく、それ以
上に設定してもかまわない。図4に示すコントロール回
路CONTにおいては、2段の遅延器Dと論理和回路O
R2で構成され、連続0の回数を3回カウントしてノイ
ズシェイパの出力を強制的に0にする回路を示してい
る。
イパでは、連続する零入力信号を検出し、該零入力信号
の連続回数に応じてコントロール回路によって出力制御
回路を制御することで、該出力制御回路は量子化器の出
力を受けてノイズシェイパの出力信号を強制的に0にす
るので、入力信号のレベルが比較的高い時のS/N特性
を損なうことなく、無信号が入力された場合に出力信号
を0にすることができる効果がある。
ある。
の回路図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 1段以上の積分回路と、0及び±1を出
力信号として出力する3値量子化器と、帰還回路とで構
成され、入力信号と前記帰還回路の1つ以上の出力信号
を前記積分回路に入力し、前記積分回路の出力を前記量
子化器に入力する構成のノイズシェイパにおいて、前記
ノイズシェイパの連続する零入力信号を検出し、該零入
力信号の連続回数に応じて制御信号を出力するコントロ
ール回路と、該コントロール回路により制御され、前記
量子化器の出力を受けて前記ノイズシェイパの出力を強
制的に0にする出力制御回路を有することを特徴とする
ノイズシェイパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4245897A JP3042201B2 (ja) | 1992-08-22 | 1992-08-22 | ノイズシェイパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4245897A JP3042201B2 (ja) | 1992-08-22 | 1992-08-22 | ノイズシェイパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0669894A JPH0669894A (ja) | 1994-03-11 |
JP3042201B2 true JP3042201B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=17140449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4245897A Expired - Lifetime JP3042201B2 (ja) | 1992-08-22 | 1992-08-22 | ノイズシェイパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042201B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-22 JP JP4245897A patent/JP3042201B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0669894A (ja) | 1994-03-11 |
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