JP3042201B2 - ノイズシェイパ - Google Patents

ノイズシェイパ

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JP3042201B2
JP3042201B2 JP4245897A JP24589792A JP3042201B2 JP 3042201 B2 JP3042201 B2 JP 3042201B2 JP 4245897 A JP4245897 A JP 4245897A JP 24589792 A JP24589792 A JP 24589792A JP 3042201 B2 JP3042201 B2 JP 3042201B2
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signal
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noise shaper
circuit
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俊之 岡本
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノイズシェイパに関し、
特に入力信号が無信号の時には、出力信号が零になるノ
イズシェイパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の3値を出力とするノイズシェイパ
は、例えば図5に示すような構成になっている。即ち、
信号が入力される第1の積分器S1と、第1の積分器S
1の出力が入力される第2の積分器S2と、第2の積分
器S2の出力を入力して3値の信号を出力とする量子化
器Cと、量子化器Cの出力を第1及び第2の積分器S
1,S2に帰還する帰還回路とで構成されている。この
帰還回路は遅延器Dと、増幅器AMPと、減算器SUB
1,SUB2とで構成される。なお、各積分器S1,S
2は遅延器を用いたディジタル回路によって構成され
る。
【0003】このような構成の従来のノイズシェイパの
動作を説明する。第1の積分器S1には量子化器Cの出
力信号と入力信号との差信号が入力され、積分される。
また、第1の積分器S1の出力信号と量子化器Cの出力
信号の2倍との差信号が、第2の積分器S2に入力され
積分される。第2の積分器S2の出力は、量子化器Cに
入力される。そして、量子化器Cでは、入力される値が
+1/2より大きい時は出力は+1に、−1/2から+
1/2の間の場合は0が、また−1/2よりも小さい時
は−1が出力される。
【0004】このような構成を持つことによって、量子
化器で発生する量子化雑音をQとすると、ノイズシェイ
パ入力信号Xと出力信号Yの間には、 Y(z)=X(z)+(1−z-12 ・Q(z) の関係がある。したがって、ノイズシェイパの出力スペ
クトラムは、ノイズシェイパの入力に量子化雑音を2回
微分した信号を重畳したスペクトラムを有することにな
る。すなわち、量子か雑音が高周波領域にシェイピング
されて重畳されるため、信号帯域内における雑音総和は
大幅に減少する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このノイズ
シェイパに無信号が入力された場合を考える。まず、積
分器を構成する遅延器のデータが、初期状態で0である
と出力信号は0になることは明らかである。一方、積分
器を構成する遅延器のデータが初期状態で0ではなく、
例えば第1の積分器S1の初期値が 0.5であると仮定す
る。この時、ノイズシェイパの出力は+1及び−1を繰
り返し、0にならない。また、第1の積分器S1の初期
値が 0.5よりも小さく、例えば 0.1の場合は、+1,−
1,8回連続0,+1,−1,8回連続0…を定状的に
繰り返す。これらのことから、第1の積分器S1の初期
値が0でない場合ノイズシェイパの出力は0にはならな
いことがわかる。また、第1の積分器S1の初期値が小
さい程+1,−1の次に続く0の回数が増え、したがっ
て出力に含まれるスペクトラムに低周波成分が現れる。
【0006】このように、従来のノイズシェイパでは、
無信号が入力された場合に出力信号が0にならないとい
う問題がある。また、第1の積分器の初期値が小さくな
った場合、信号帯域内に雑音が混入する可能性がある。
本発明の目的は、S/N特性を損なうことなく無信号が
入力された場合の出力信号を0にすることができるノイ
ズシェイパを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、1段以上の積
分回路と、0及び±1を出力とする3値量子化器と、帰
還回路とで構成されるノイズシェイパに、ノイズシェイ
パの連続する零入力信号を検出し、該零入力信号の連続
回数に応じて制御信号を出力するコントロール回路と、
該コントロール回路により制御され、前記量子化器の出
力を受けて前記ノイズシェイパの出力を強制的に0にす
る出力制御回路を有している。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例である。図1において、S
1は第1の積分器、S2は第2の積分器、Cは± 0.5を
しきい値として3値のレベルを出力する量子化器であ
る。Dは遅延器であり、帰還回路を構成する。この帰還
回路には減算器SUB1,SUB2と、増幅器AMPが
設けられる。また、入力信号が入力されるコントロール
回路CONTが設けられ、このコントロール回路CON
Tの出力と前記量子化器Cの出力を論理積回路ANDを
通して出力させる。前記第1及び第2の積分器S1,S
2は、例えば図2に示すように、遅延器Dと加算器AD
D1,ADD2で構成される。また、コントロール回路
CONTは、例えば図3に示すように、遅延器Dと論理
積回路OR1で構成される。
【0009】前記第1の積分器S1には量子化器Cの出
力信号と入力信号との差信号が入力され、積分される。
また、第1の積分器S1の出力信号と量子化器Cの出力
信号の2倍との差信号が第2の積分器S2に入力され、
積分される。第2の積分器S2の出力は量子化器Cに入
力される。この時、量子化器Cにおいては、入力が+1
/2より大きい時は出力は+1に、−1/2から+1/
2の間の場合は0が、また−1/2よりも小さい時は−
1がそれぞれ出力される。
【0010】このような構成を備えることによって、量
子化器Cで発生する量子化雑音をQとすると、ノイズシ
ェイパ入力信号Xと出力信号Yの間には、 Y(z)=X(z)+(1−z-12 ・Q(z) の関係がある。したがって、ノイズシェイパの出力スペ
クトラムは、ノイズシェイパの入力に量子化雑音を2回
微分した信号を重畳したスペクトラムを有することにな
る。すなわち、量子化雑音が高周波領域にシェイピング
されて重畳されるため、信号帯域内における雑音総和は
大幅に減少する。
【0011】以上示した動作において、前記したコント
ロール回路CONTによって、ノイズシェイパに2つ以
上連続して0が入力された場合、ノイズシェイパの出力
を強制的に0にする機能を有している。また、第1及び
第2の積分器に帰還される量子化器信号に関しては強制
的に0にしない。したがって、入力信号として0が連続
した場合は積分器の初期値にかかわらずノイズシェイパ
の出力信号は0になる。
【0012】次に本発明の第2実施例について説明す
る。第1実施例ではノイズシェイパに連続して2回0が
入力された場合にノイズシェイパの出力を0に強制的に
した。ところで、ノイズシェイパに入力される信号が0
であることをカウントする回数は2回ではなく、それ以
上に設定してもかまわない。図4に示すコントロール回
路CONTにおいては、2段の遅延器Dと論理和回路O
R2で構成され、連続0の回数を3回カウントしてノイ
ズシェイパの出力を強制的に0にする回路を示してい
る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明のノイズシェ
イパでは、連続する零入力信号を検出し、該零入力信号
の連続回数に応じてコントロール回路によって出力制御
回路を制御することで、該出力制御回路は量子化器の出
力を受けてノイズシェイパの出力信号を強制的に0にす
ので、入力信号のレベルが比較的高い時のS/N特性
を損なうことなく、無信号が入力された場合に出力信号
を0にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図である。
【図2】本発明を構成する積分器の回路図である。
【図3】本発明を構成するコントロール回路の回路図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例におけるコントロール回路
の回路図である。
【図5】従来のノイズシェイパの回路図である。
【符号の説明】
S1,SS 積分器 C 量子化器 D 遅延器 CONT コントロール回路 AND 論理積回路 OR1,OR2 論理和回路 SUB1,SUB2 減算器 ADD1,ADD2 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 5/16 - 5/20 H03M 1/00 - 1/88 H04B 14/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1段以上の積分回路と、0及び±1を
    力信号として出力する3値量子化器と、帰還回路とで構
    成され、入力信号と前記帰還回路の1つ以上の出力信号
    を前記積分回路に入力し、前記積分回路の出力を前記量
    子化器に入力する構成のノイズシェイパにおいて、前記
    ノイズシェイパの連続する零入力信号を検出し、該零入
    力信号の連続回数に応じて制御信号を出力するコントロ
    ール回路と、該コントロール回路により制御され、前記
    量子化器の出力を受けて前記ノイズシェイパの出力を強
    制的に0にする出力制御回路を有することを特徴とする
    ノイズシェイパ。
JP4245897A 1992-08-22 1992-08-22 ノイズシェイパ Expired - Lifetime JP3042201B2 (ja)

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