JP2002141802A - A/d変換装置 - Google Patents

A/d変換装置

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JP2002141802A
JP2002141802A JP2000334893A JP2000334893A JP2002141802A JP 2002141802 A JP2002141802 A JP 2002141802A JP 2000334893 A JP2000334893 A JP 2000334893A JP 2000334893 A JP2000334893 A JP 2000334893A JP 2002141802 A JP2002141802 A JP 2002141802A
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digital signal
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digital
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JP2000334893A
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Shinji Nakamura
晋治 中村
Kazuhiko Ozawa
一彦 小沢
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Sony Corp
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Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/18Automatic control for modifying the range of signals the converter can handle, e.g. gain ranging
    • H03M1/188Multi-path, i.e. having a separate analogue/digital converter for each possible range

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のADコンバータを切り替えて多ビット
量子化符号化を図る際の、これらADコンバータの切り
替えノイズの発生を防止する。 【解決手段】 複数のADコンバータ11,13を使用
して、これら複数のADコンバータの夫々の量子化ビッ
ト数を越える多ビットデジタル信号にアナログ信号を変
換するAD変換装置10において、これら複数のADコ
ンバータの夫々から出力されるデジタル信号S7,S9
の夫々を、クロスフェード切り替え手段18によりクロ
スフェードさせた状態で切り替えて連続したデジタル信
号S22とすることにより、この切り替え時に発生する
ノイズを無調整で抑圧し、単一のADコンバータの夫々
がもつAD変換のダイナミックレンジを越える総合ダイ
ナミックレンジが得られるようにしたAD変換装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ信号を標
本化、量子化して、この量子化された信号をPCM(pu
lse code modulation)信号のかたちで符号化するための
A/D変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ信号を標本化、量子化し
て、この量子化された信号をPCM信号のかたちで符号
化するためのアナログ・デジタル変換器(以下の説明に
おいてはADCと称する)の典型的な例として、アナロ
グ音声信号を直線量子化し16ビットPCM信号に変換
するADCがLSI化・商品化されて、デジタルビデオ
カメラ等、所謂デジタル機器の音声帯域信号処理系AD
Cにおいて多く使用されている。
【0003】そしてこの種ADCの内、16ビット直線
量子化し符号化する方式を採用しているADC(以下の
説明においては16ビットリニアADCと称する)が、
コンパクトデスク(以下の説明においてはCDと称す
る)再生装置、デジタルビデオ信号記録・再生装置或い
はデジタルビデオカメラ(以下の説明においてはDV装
置と称する)、デジタルオーディオテープ記録・再生装
置(以下の説明においてはDAT装置と称する)の夫々
において、音声帯域信号を記録媒体に記録する場合の信
号処理フォーマットとして標準化され広く使用されてい
る。この16ビットリニアADCが、このように音声帯
域信号処理用ADCとして標準化され広く使用されてい
る理由としては、アナログ音声帯域信号をPCM信号化
して記録・再生し、このPCM信号化した音声帯域信号
をアナログ音声帯域信号に復号化して聴取した場合、人
の聴感上で満足できるダイナミックレンジ(dynamic ra
nge(以下の説明ではDレンジと称する))の再生が可
能である点をあげることができる。
【0004】一方、自然界における音(音場)のDレン
ジは120dB程度あることが知られており(参照文
献:1989年7月25日(株)オーム社発行「ディジ
タルオーディオ辞典」)、仮にこの120dB程度のD
レンジを1個のADCで忠実にPCM信号化しようとし
た場合には、最低でも20ビット直線量子化を行うこと
が可能なADCが必要とされる。しかしながらこの20
ビット直線量子化が可能な性能を具備したADC、ある
いはこれをLSI化した商品は、この16ビットリニア
ADCをLSI化した商品に比較して種類も少なくかつ
高価である。したがって従来では、DV装置やDAT装
置においては、16ビットリニアADCの前段側にDレ
ンジ圧縮回路、一例としてAGC(automatic gain con
trol)を設けて、この120dB程度のDレンジレベル
を16ビット相当のDレンジレベルに圧縮して後、16
ビットリニアADCに供給して16ビットリニアPCM
化している。しかしながらこのAGCの部分は、従来か
らアナログ回路で構成するのが一般的であるため、この
AGCが介在することによる音質の低下や部品点数が増
加する問題があった。
【0005】一方、音声帯域信号のデジタルデータ化の
技術分野において、近年この16ビットリニアPCM化
による処理能力を越えるDレンジをカバーすることを可
能にするPCM符号化技術に対する要求が強くなり、こ
の要求に答えるため、一例としてDSD(Direct Strea
m Digital)方式のようにオーバーサンプリング(oversa
mpling)にノイズシェーピング(noise shaping)等の量
子化ノイズ抑圧手段を組み合わせて、さらに1ビット長
の量子化器を用いた所謂デルタシグマ(以下の説明にお
いてはΔΣと称する)変調方式により16ビットリニア
ADCを越えるDレンジをカバーすることを可能にし
た、音声帯域信号の記録媒体であるスーパーオーディオ
CD(SACD(Super Audio CD)(商品名))がCD
再生装置分野の商品として提案されている。なおDSD
方式は、具体的一例としてこのSACDに適用されてい
る符号化方式である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】音声帯域信号のデジタ
ルデータ化の技術分野におけるこのような要求に答える
ために、リニアADCを複数組み合わせて多ビット長符
号化を可能にしたリニアADCを市場に供給可能にする
ことが考えられているが、この場合に、複数のADC夫
々で符号化されたデジタル信号相互間のこの符号化され
た情報の連続性を、単独で多ビット長符号化をおこなう
リニアADCで符号化されたデジタル信号と同等にする
ことが課題となっている。
【0007】本発明は係る課題に鑑みてなされたもので
あり、複数個のADCを組み合わせて、これら複数個の
ADCの夫々が持つ符号化ビット数を越える多ビットリ
ニアADCを実現する場合において、この組み合わせ方
に特徴をもたせて、この課題を解決することを目的とし
ている。
【0008】また本発明が発明の対象とするADCの種
類としては、音響機器に使用される信号処理用のADC
の他、映像機器に使用される信号処理用のADC、計測
機器に使用される信号処理用のADC等、各種のADC
を挙げることができる。そしてこれら各種のADCの基
本的特徴として、音声帯域信号のADCでは分解能を決
める量子化ビット数が高いものが要求されるが、音声帯
域信号をPCM信号に変換する変換速度を決めるサンプ
リング周波数はそれ程高いものが要求されない点が特徴
である。これに比較して映像信号のADCではこの変換
速度を決めるサンプリング周波数は比較的高いものが要
求されるが、分解能を決める量子化ビット数は、それ程
高いものが要求されない点が特徴である。また計測機器
の信号処理用のADCでは、その取り扱う信号の種類に
より様々なサンプリング周波数及び量子化ビット数が要
求される点が特徴である。
【0009】これらのことに鑑みて、本発明は複数のA
DCを組み合わせて、単独のADCに対して勝るとも劣
らない特性を有した、様々な種類のサンプリング周波数
及び量子化ビット数のADCを容易に実現できるように
することが本発明の目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述したような課題等を
解決し、上述した目的を達成するために、本発明の請求
項1記載のA/D変換装置は、複数のアナログ・デジタ
ル変換器を有するA/D変換装置であって、この複数の
アナログ・デジタル変換器の夫々に入力される入力信号
の夫々の間の入力信号レベルを異ならせる信号レベル変
換手段と、この複数のアナログ・デジタル変換器のなか
の、入力信号レベルを低く設定している側の変換器の出
力信号の信号レベルを検出し、この検出した信号レベル
を基準値と比較し、信号レベルとこの基準値との比較結
果にかかる比較結果信号を出力する比較手段と、この入
力信号の夫々の間の入力信号レベルを異ならせて、複数
のアナログ・デジタル変換器で変換された信号のレベル
をこの信号レベルを異ならせる前の信号レベルに戻す信
号レベル逆変換手段と、この複数のアナログ・デジタル
変換器で変換され、信号レベル逆変換手段によりこの信
号レベルを異ならせる前の信号レベルに戻された複数の
信号の夫々を、所定時間遅延させる複数の信号遅延手段
と、この比較結果信号に基づき、信号遅延手段を介して
得られた複数の遅延信号の間のクロスフェード切り替え
を行うクロスフェード切り替え手段とにより構成したこ
とを特徴としている。
【0011】上述のように構成したことにより、本発明
の請求項1記載のA/D変換装置では、このクロスフェ
ード切り替えが行われて得られた信号に、この切り替え
時に発生するノイズを抑圧し、この連続したデジタル信
号の直線性やS/Nの悪化が防止されるようにすること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1〜図6は、本発明の実施の
一例を示すもので、A/D変換装置の一具体例を示す音
声帯域信号のA/D変換装置に本発明を適用したもので
ある。
【0013】先ず分解能を決める要件である量子化ビッ
ト数を多ビット化したADCの一例として、本発明に適
用して好適なΔΣ変調方式によるADCの一例を図2に
示して説明する。
【0014】図2において1はこのΔΣ変調方式による
ADCの要部の構成を示したブロック図で、このΔΣ変
調方式によるADC(以下の説明においてはΔΣ型AD
Cと称する)1は信号入力端2、信号加算器3、信号積
分器4、数ビット符号化、一例として1ビット符号化を
行うA−D変換器5、デジタル/アナログ変換器(以下
の説明ではD−A変換器と称する)6及び信号出力端7
を有して構成されている。またこのADC1全体の動作
は、クロック信号の入力端8に入力されるクロック信号
S6に同期して実行される。
【0015】次に図2に示されたΔΣ型ADC1の動作
について説明する。なお信号入力端2に入力されるアナ
ログ音声帯域信号S1は、一例としてアンチエリアシン
グ・フィルタ(anti-aliasing filter)により予め必要
な周波数帯域に制限された音声帯域信号である。
【0016】信号入力端2に入力されたアナログ音声帯
域信号S1が信号加算器3の正極性入力側に供給され、
信号加算器3の負極性入力側に供給されるアナログ音声
帯域信号S5との差分値のアナログ音声帯域信号S2
が、この信号加算器3の出力側から信号積分器4の入力
側に供給される。そしてこの信号積分器4においてこの
アナログ音声帯域信号S2が積算されて加算され、加算
信号S3として信号積分器4から出力され、数ビット符
号化を行うA−D変換器5の入力側に供給される。そし
てこの加算信号S3がA−D変換器5を介してオーバー
サンプリングされて、分解能が数ビットであるも高精度
の量子化・符号化が行われて得られたデジタル信号S4
がこのA−D変換器5から出力され、このデジタル信号
S4がD−A変換器6の入力側に供給され、信号入力端
2に入力されたアナログ音声帯域信号S1と同一アナロ
グ信号形態の音声帯域信号S5に変換され、上述したご
とく、この音声帯域信号S5が信号加算器3の負極性入
力側に供給され、アナログ音声帯域信号S1から減算さ
れる。そしてこのデジタル信号S4が信号出力端7から
出力される。
【0017】またこの減算動作はクロック信号S6の周
期で実行され、アナログ音声帯域信号S1の信号レベル
がこの音声帯域信号S5の信号レベルよりも大である場
合には、信号積分器4の出力が増加し、逆にこのアナロ
グ音声帯域信号S1の信号レベルがこの音声帯域信号S
5の信号レベルよりも小である場合にはこの信号積分器
4の出力が減少し、このような増加減少状態がD−A変
換器6によりデジタル信号S4に変換される。よって、
一例としてこのアナログ音声帯域信号S2の最高周波数
の値が約20KHzである時には、このクロック信号S6
の周波数値をCDのサンプリング周波数44.1KHzの
64倍の周波数である2.8MHzに設定し、オーバーサ
ンプリングを行うようにすれば、A−D変換器5を1ビ
ットのA−D変換器とした状態で、16ビットリニアA
DCと同等以上の分解能のA−D変換をこのΔΣ変調方
式によるADC1において実行することができる。
【0018】さらにまた図2に示されている如く、A−
D変換器5の信号出力側から入力側にD−A変換器6介
して信号負帰還ループが形成されているので、A−D変
換器5で発生しこのデジタル信号S4に混入した量子化
ノイズが、このアナログ音声帯域信号S1の周波数帯域
外に排除され、デジタル信号S4に混入した量子化ノイ
ズが抑圧されて、このデジタル信号S4のDレンジが広
がる方向に改善される。
【0019】なおこのオーバーサンプリングが行れるよ
うにした場合には、このデジタル信号S4がデジタルロ
ーパスフィルタを介して信号出力端7に出力されるよう
にし、このデジタルローパスフィルタにより、このデジ
タル信号S4に含まれるアナログ音声帯域信号S1の帯
域外のノイズ信号を除去し、かつサンプリング周波数を
50KHz程度(CD仕様に準拠する場合には44.1K
Hz)に落とすと共に、16ビットのPCM信号に変換さ
れるようにして後信号出力端7に出力される。
【0020】このように量子化ノイズが排除されDレン
ジが改善されるようにする技術は、良く知られているよ
うに、ノイズシェーピング(noise shaping)と呼称され
る。また図2に示した例では一次帰還によるノイズシェ
ーピングの例を示したが、図2に示した例において、こ
の一次帰還によるノイズシェーピング以外に、2次、3
次帰還と帰還ループを増やすことによりノイズシェーピ
ングをおこなわせるようにしても良いことは勿論であ
る。
【0021】またこのΔΣ変調によるA−D変換方法
は、このA−D変換方法の例として良く知られている技
術である逐次比較によるA−D変換方法や、フラッシュ
型のA−D変換方法に比較して、入力されたアナログ信
号をPCM信号に変換する変換速度の面では一歩譲る中
速型のA−D変換方法であるものの、上述のオーバーサ
ンプリングにノイズシェーピング等の量子化ノイズ抑圧
制御技術を組み合わせることにより、比較的容易に高精
度のA−D変換を実現できる利点があり、更にLSI化
が容易であるなどの利点がある。
【0022】したがってこのΔΣ変調によるA−D変換
方法はアナログ音声信号を所定ビット長のデジタル信号
に変換する場合に適用して好適な方法であるので、以下
に説明する本発明の実施の一例においては、アナログ音
声信号をデジタル信号に変換するA−D変換の部分は、
このΔΣ変調によるA−D変換方法を適用して説明す
る。しかしながら本発明においてはこのA−D変換の部
分がΔΣ変調によるA−D変換方法に限定されるもので
はなく、これら逐次比較によるA−D変換方法や、フラ
ッシュ型のA−D変換方法を量子化ノイズ抑圧に意をは
らうなど設計上最適化するための考慮をはらって適用し
ても良いことは勿論である。
【0023】次に図1を参照しながら本発明によるAD
変換装置の一実施を示して説明する。本例は16ビット
量子化ΔΣ型ADCを2個使用して、20ビット相当の
ダイナミックレンジを有する標本化・量子化を実現した
例である。また以下の説明においては、このPCM信号
を原則としてデジタル信号といい、このPCM信号化す
ることをデジタル信号化ともいうものとする。
【0024】図1において10はこのAD変換装置の要
部の構成を示したブロック図で、AD変換装置10は、
第1の16ビット直線量子化ΔΣ型ADC(以下の説明
においては第1のΔΣ型ADCと称する)11、オペレ
ーションアンプ(以下の説明においてはOPAmpと称
する)12、第2の16ビット直線量子化ΔΣ型ADC
(以下の説明においては第2のΔΣ型ADCと称する)
13、信号減衰器(以下の説明においてはATTと称す
る)14、信号レベル検出手段15、第1の信号遅延器
16、第2の信号遅延器17、クロスフェード(cross-
fade)切り替え手段18、アナログ信号入力端19A、
デジタル信号出力端19B、スレッショルド(threshol
d)値設定信号入力端15A及びクロック信号の入力端8
より構成されている。なお以下の説明においては、信号
遅延器をDLと称し、スレッショルド値をTH値と称す
る。
【0025】また第1のΔΣ型ADC11及び第2のΔ
Σ型ADC13の夫々は、図2に示したΔΣ変調方式に
よるADCと同様に構成されて同様に動作するΔΣ型A
DCである。さらにまたこのATT14は、一例として
ビットシフト演算器または乗算器により構成されるデジ
タル信号処理回路であり、信号レベル検出手段15、第
1のDL16、第2のDL17及びクロスフェード切り
替え手段18の夫々もデジタル信号処理回路で構成され
ている。そしてまた第1のΔΣ型ADC11、第2のΔ
Σ型ADC13、………、クロスフェード切り替え手段
18の夫々は、クロック信号の入力端8に入力されるク
ロック信号S6の繰り返し周期に同期した状態で動作す
るように構成されている。さらにこれら第1のΔΣ型A
DC11と第2のΔΣ型ADC13の夫々は、このクロ
ック信号S6に対して所定のオーバーサンプリング周波
数で標本化されるものとする。
【0026】アナログ信号入力端19Aに入力されたア
ナログ音声帯域信号S1は、第1のΔΣ型ADC11に
入力され、このADC11を介して16ビット直線量子
化され、16ビットのビット長を有するデジタル信号S
7に変換され、第1のDL16及び信号レベル検出手段
15の信号入力端20Aに入力される。そしてこのデジ
タル信号S7が第1のDL16を介して所定時間遅延さ
れて16ビットのビット長を有するデジタル信号S11
が生成される。
【0027】このアナログ音声帯域信号S1はOPAm
p12に入力され、このOPAmp12を介して+24
dB増幅され、このように増幅されて得られたアナログ
音声帯域信号S8が第2のΔΣ型ADC13に入力さ
れ、このADC13を介して16ビット直線量子化さ
れ、16ビットのビット長を有するデジタル信号S9に
変換される。そしてこのデジタル信号S9がATT14
に入力され、ATT14を介してOPAmp12で増幅
された分に等しい量の分、即ち−24dB減衰され、元
のアナログ音声帯域信号S1の信号レベルに戻されたデ
ジタル信号S10がこのATT14から出力される。
【0028】このデジタル信号S11がクロスフェード
切り替え手段18の第1の信号入力端18Aに入力さ
れ、このデジタル信号S10が第2のDL17に入力さ
れ、このDL17を介して所定時間遅延されてこのDL
17から出力されたデジタル信号S12が、この切り替
え手段18の第2の信号入力端18Bに入力される。
【0029】一方、このデジタル信号S7が信号レベル
検出手段15の信号入力端20Aに入力され、外部から
設定されたデジタル信号の形態のTH値設定信号S14
が、TH値設定信号入力端15Aを通じてTH値信号入
力端20Bに入力される。そしてこの信号レベル検出手
段15を介して、このデジタル信号S7とTH値設定信
号S14が比較され、このTH値設定信号S14に対す
るこのデジタル信号S7のレベルの大小関係を示す制御
信号S13が生成される。そしてこの制御信号S13が
制御信号出力端20Cから出力され、クロスフェード切
り替え手段18の制御信号入力端18Cに入力される。
【0030】そしてこの制御信号S13が、制御信号入
力端18Cを通じてクロスフェード切り替え手段18に
入力されると、このクロスフェード切り替え手段18を
介して、第1の信号入力端18Aに入力されたデジタル
信号S11と第2の信号入力端18Bに入力されたデジ
タル信号S12が、この制御信号S13に基づき所定の
時定数をもってクロスフェードされ、かつ20ビットの
ビット長を有するデジタル信号S22に変換されて、こ
のデジタル信号S22がデジタル信号出力端19Bを通
じて出力される。
【0031】また、これら第1のDL16及び第2のD
L17の信号遅延量は、クロスフェード切り替え手段1
8側がこの手段18に持たされた信号切り替え時定数に
基づいて、制御信号S13に応じて信号切り替えを開始
してからこの切り替えを終了するまでの時間に相当した
信号遅延時間を、第1の信号入力端子18Aに入力され
るデジタル信号S11及び第2の信号入力端子18Bに
入力されるデジタル信号S12の夫々に与えることがで
きる量、及びこの量に加えて、このようにクロスフェー
ド切り替えが行われるデジタル信号S11とデジタル信
号S12の間の信号位相が必要十分に正確に一致する状
態に設定されている。
【0032】次に図3を参照しながら、図1及び図2と
同一の部分には同一符号を付与して詳細な説明を省略し
て、本発明の信号レベル検出手段15の一実施例を示し
て説明する。
【0033】図3において15は信号レベル検出手段の
要部の構成の一例を示したブロック図で、この信号レベ
ル検出手段15は絶対値化処理部21、ピーク値検波器
22、信号加算器23、切り替え信号生成部24、デジ
タル信号入力端20A、TH値信号入力端20B及び制
御信号出力端20Cを有して構成されている。またこれ
ら絶対値化処理部21、………、切り替え信号生成部2
4の夫々は、デジタル信号処理回路で構成され、これら
夫々の動作が、クロック信号の入力端8に入力されたク
ロック信号S6の周期に同期した状態で行われる。
【0034】図1に示した第1のΔΣ型ADC11の出
力側からデジタル信号入力端20Aに入力されたデジタ
ル信号S7が、絶対値化処理部21に入力され、この絶
対値化処理部21を介してこのデジタル信号S7の正負
に渡る部分が正値に絶対値化されてデジタル信号S15
が生成され、このデジタル信号S15がピーク値検波器
22に入力され、このピーク値検波器22を介して検波
されて、このデジタル信号S15のピークレベル値に応
じた信号レベルを有するデジタル信号S16が生成され
る。
【0035】ここでさらにこのピーク値検波器22の動
作について詳細に説明する。現在の時点でのデジタル信
号S15の直前の時点での信号、すなわち1クロック前
のデジタル信号をS15dで表したとき、このデジタル
信号S15とこのS15dの夫々の信号レベルをピーク
値検波器22で比較する。この比較の結果、現在の時点
でのデジタル信号S15が1クロック前のデジタル信号
S15dに対して大きいかまたは等しい場合には、デジ
タル信号S16としてデジタル信号S15に等しい信号
を出力する。一方現在の時点でのデジタル信号S15が
1クロック前のデジタル信号S15dに対して小さい場
合には、このデジタル信号S16としてデジタル信号S
15dに正数1より小さい正の定数を乗じた値の信号を
出力する。
【0036】そしてこのデジタル信号S16が信号加算
器23の負極性入力側に入力される。一方この信号加算
器23の正極性入力側に、TH値信号入力端20Bを通
じて、デジタル信号の形態のTH値設定信号S14が入
力される。
【0037】そして更に信号加算器23を介して、この
TH値設定信号S14から、このデジタル信号S15の
ピークレベル値のデジタル信号S16を減算する演算が
実行され、この演算結果として得られた負値或いは正値
の符号を有するデジタル信号S17が生成され、このデ
ジタル信号S17が切り替え信号生成部24に入力され
る。そしてこの切り替え信号生成部24を介してこのデ
ジタル信号S17の符号が正値であるか、負値であるか
が検出される。
【0038】この検出の結果、デジタル信号S17が正
値であれば、デジタル信号S16<TH値設定信号S1
4であるとこの切り替え信号生成部24で判断され、デ
ジタル信号S17がゼロであれば、デジタル信号S16
=TH値設定信号S14であるとこの切り替え信号生成
部24で判断され、デジタル信号S17の符号が負値で
あれば、デジタル信号S16>TH値設定信号S14で
あるとこの切り替え信号生成部24で判断される。
【0039】そしてこの検出の結果デジタル信号S16
<TH値設定信号S14であるとこの切り替え信号生成
部24で判断された場合には、この判断が継続されてい
る期間中、クロック信号S6のクロック周期に同期して
生成された正値のパルス信号が、制御信号S13として
制御信号出力端20Cから出力され、この検出の結果デ
ジタル信号S17がゼロ値であると判断された場合は、
この判断が継続されている期間中、このクロック周期に
同期して生成されたゼロ信号がこの制御信号S13とし
てこの出力端20Cから出力され、この検出の結果デジ
タル信号S16>TH値設定信号S14であると判断さ
れた場合には、この判断が継続されている期間中、クロ
ック信号S6のクロック周期に同期して生成された負値
のパルス信号が、この制御信号S13としてこの出力端
20Cから出力される。
【0040】つぎに図4を参照しながら、図1〜図3と
同一の部分には同一符号を付与して詳細な説明を省略し
て、本発明のクロスフェード切り替え手段の一実施例を
示して説明する。
【0041】図4Aにおいて18はクロスフェード切り
替え手段の要部の構成の一例を示したブロック図で、こ
のクロスフェード切り替え手段18は、第1の可変減衰
器31、第2の可変減衰器32、制御信号生成手段3
3、信号反転器34、信号加算器35、第1の信号入力
端子18A、第2の信号入力端子18B、制御信号入力
端子18C及びデジタル信号出力端19Bを有して構成
されている。また第1の可変減衰器31、………、信号
加算器35の夫々はデジタル信号処理回路で構成され、
これら夫々は、クロック信号の入力端8から入力される
クロック信号S6に同期して動作が行われる。
【0042】図1に示した第1のDL16の出力側から
第1の信号減衰器31の入力側に、第1の信号入力端子
18Aを通じてデジタル信号S11が入力され、図1に
示した第2のDL17の出力側から第2の信号減衰器3
2の入力側に、第2の信号入力端子18Bを通じてデジ
タル信号S12が入力される。そして図1に示した信号
レベル検出手段15の出力側から制御信号生成手段33
の入力側に、制御信号入力端子18Cを通じて制御信号
S13が入力される。
【0043】この制御信号生成手段33は、アップダウ
ンカウンタ及び低域通過型デジタルフィルタとにより構
成され、このアップダウンカウンタのアップダウン信号
出力がこの低域通過型デジタルフィルタに入力され、こ
のアップダウンカウンタのアップカウント毎或いはダウ
ンカウント毎に、アップダウンカウンタの信号出力に生
じるステップ的に急峻に変動する波形変動が、この低域
通過型フィルタで抑圧されるように補間され、アップダ
ウン信号の波形変動が抑圧されたアップダウンカウント
信号S18が、この制御信号生成手段33を介して生成
されて出力される。
【0044】そしてこの制御信号生成手段33からは、
制御信号S13が正値のパルス信号であった場合には、
この正値のパルス信号の状態が維持される期間中、クロ
ック信号S6に同期した状態でこのパルス信号をアップ
カウントし、カウント数が7FFF(Hex)まで増加する
アップカウント数値のアップダウンカウント信号S18
が出力され、この制御信号S13が負値のパルス信号で
あった場合には、この負値のパルス信号の状態が維持さ
れる期間中、クロック信号S6に同期した状態でこのパ
ルス信号をダウンカウントし、カウント数が0000
(Hex)まで減少するダウンカウント数値のアップダウン
カウント信号S18が出力され、そしてこの制御信号S
13がゼロ値の信号であった場合には、このゼロ値のパ
ルス信号の状態が維持される期間中、このゼロ値の信号
がこのアップダウンカウンタに入力される直前のカウン
ト数値が維持されたアップダウンカウント信号S18が
クロック信号S6に同期した状態で出力される。
【0045】したがってこの制御信号生成手段33から
は、デジタル信号S16<スレッショルド値設定信号S
14であると図3に示された切り替え信号生成部24で
判断された場合には、このクロック信号S6に同期した
状態で、カウント数値が7FFF(Hex)まで増加する方
向にアップカウントされるアップダウンカウント信号S
18が出力され、デジタル信号S16>スレッショルド
値設定信号S14であるとこの切り替え信号生成部24
で判断された場合には、このクロック信号S6に同期し
た状態で、カウント数値が0000(Hex)まで減少する
方向にダウンカウントされるアップダウンカウント信号
S18が出力され、そしてデジタル信号S16=スレッ
ショルド値設定信号S14であるとこの切り替え信号生
成部24で判断された場合には、その直前のカウント数
値が維持された状態のアップダウンカウント信号S18
が、このクロック信号S6に同期した状態で出力され
る。
【0046】一方、第1の信号減衰器31及び第2の信
号減衰器32の夫々の信号減衰量は、これらに入力され
るアップダウンカウント信号のカウント数値の増減に応
じて制御され、このカウント数値が増加していくことに
応じて信号減衰量が減少し、このカウント数値が減少し
ていくことに応じて信号減衰量が増加し、このカウント
数値がある一定の数値に維持されている状態に応じてこ
のカウント数値に応じた一定の信号減衰量に維持される
ように構成されている。
【0047】なお図4Aに示した如く、このクロスフェ
ード切り替え手段18においては、アップダウンカウン
ト信号S18が、第1の信号減衰器31に対しては、信
号反転器34を介して減衰量反転制御信号S19として
入力され、第2の信号減衰器32に対しては、このアッ
プダウンカウント信号S18が直接減衰量制御信号とし
て入力されるように構成されている。
【0048】よってこれら第1の信号減衰器31及び第
2の信号減衰器32の夫々の信号出力/入力比は、横軸
方向にアップダウンカウント信号S18のカウント数を
ヘキサ(Hex)で示し、縦軸方向に信号出力/入力比をと
って示した図4Bに示した如き信号減衰特性を有した状
態とされる。
【0049】したがってこのアップダウンカウント信号
S18のカウント数の数値が増加する場合に、図4Bに
ATT32として示した如く、第2の信号減衰器32か
ら得られるデジタル信号S21の出力レベルが増加し、
このカウント信号S18のカウント数の数値が7FFF
(Hex)に達したとき、第2の信号減衰器32の出力/入
力比が1となり、それ以上カウント数の数値が増加して
も、第2の信号減衰器32の出力/入力比が1の状態が
維持されることを示している。
【0050】またこのアップダウンカウント信号S18
のカウント数の数値が増加する場合に、図4BにATT
31として示した如く、第1の信号減衰器31から得ら
れるデジタル信号S20の出力レベルが減少し、このカ
ウント信号S18のカウント数の数値が7FFF(Hex)
に達したとき、第1の信号減衰器31の出力/入力比が
0となり、それ以上カウント数の数値が増加しても、第
2の信号減衰器32の出力/入力比が0の状態が維持さ
れることを示している。
【0051】逆にこのカウント数値が、7FFF(Hex)
から0に向かって減少する場合には、第2の信号減衰器
32の出力/入力比が1の状態から0に変化し、第1の
信号減衰器31の出力/入力比が0の状態から1に変化
する。そしてこのカウント数値が0(Hex)では第1の信
号減衰器31の出力/入力比が1になって、この第1の
信号減衰器31の出力レベルが最大になり、第2の信号
減衰器32の出力/入力比が0になって、この第2の信
号減衰器32の出力レベルがゼロの状態になる。したが
って信号反転器34を図4に示した位置に設けたことに
より、第1の信号減衰器31の信号減衰特性と第2の信
号減衰器32の信号減衰特性は、このカウント数値の変
化に対して互いに全く正反対に変化する特性を示すよう
にすることができる。
【0052】このようにアップダウンカウント信号S1
8を反転した減衰量反転制御信号S19により信号減衰
量が制御された状態の第1の可変減衰器31を介してこ
の第1の信号減衰器31の出力側から得られたデジタル
信号S20が、信号加算器35の一方の正極性入力側に
入力され、そしてこのようにアップダウンカウント信号
S18により信号減衰量が制御された状態の第2の可変
減衰器32を介してこの第2の信号減衰器32の出力側
から得られたデジタル信号S21がこの信号加算器35
の他方の正極性入力側に入力される。そしてこれらデジ
タル信号S20とデジタル信号S21がこの信号加算器
35を介して加算される。したがってこれらデジタル信
号S20とデジタル信号S21が、これら信号S20と
S21の一方がフェードインした時に、他方がこのフェ
ードインの変化に逆比例してフェードアウトする状態で
信号加算器35を介してクロスフェードされた状態で切
り替えられて、20ビット長のデジタル信号S22が生
成され、デジタル信号出力端19Bから出力される。
【0053】また図1〜図4に示して説明した本発明に
よるAD変換装置の一例においては、OPAmp12の
増幅量の偏差や経時変化に起因して、デジタル信号S1
1の信号レベルとデジタル信号S12の信号レベルが厳
密に一致していなくても、これらデジタル信号S11と
デジタル信号S12の間の切り替えが、クロスフェード
切り替え手段18によりクロスフェードさせた状態で切
り替えられ、デジタル信号S11とデジタル信号S12
が連続した状態のデジタル信号S22として生成される
ので、このAD変換装置においては、デジタル信号S1
1とデジタル信号S12を切り替えて生成したこのデジ
タル信号S22に、信号ノイズの発生をなくすことがで
きるようにした点を特徴とする。
【0054】そしてこのAD変換装置10においては、
この特徴を実現するために、更に図1及び図4に一例を
示したクロスフェード切り替え手段18に入力されるデ
ジタル信号S11が遅延される第1のDL16及びクロ
スフェード切り替え手段18に入力されるデジタル信号
S12が遅延される第2のDL17の夫々において、こ
れらデジタル信号S11とデジタル信号S12の夫々の
間の信号位相が、このクロスフェード切り替え手段18
に入力される時点において、相互に、十分正確に一致し
た状態で同一位相の状態になるように、DL16及びD
L17の諸特性を設定している。
【0055】次に図1に示したAD変換装置10の動作
を、図1〜図4を参照してさらに詳細に説明する。
【0056】アナログ信号入力端19Aに微少レベルの
アナログ音声帯域信号S1が入力された場合、第1のΔ
Σ型ADC11にはこの微少レベルのアナログ音声帯域
信号S1が増幅されることなく直接入力されるため、こ
の第1のΔΣ型ADC11を介して変換されたデジタル
信号S7が、この第1のΔΣ型ADC11における量子
化ノイズ成分とこの第1のΔΣ型ADC11が配設され
た回路基板や供給電源に混入したノイズの影響によるノ
イズ成分が含まれた比較的SN比の悪い信号として生成
される。
【0057】それに対して第2のΔΣ型ADC13に
は、この微少レベルのアナログ音声帯域信号S1がOP
Amp12を介して+24dB増幅されたアナログ音声
帯域信号S8が入力され、この第2のΔΣ型ADC13
を介して変換されたデジタル信号S9が生成される。し
たがってこのデジタル信号S9は、このデジタル信号S
7に比較して量子化ノイズも減少し、これら回路基板や
供給電源から受けるノイズ成分の影響も少ないデジタル
信号として生成される。
【0058】さらにこのデジタル信号S9は、ATT1
4を介して−24dB減衰されることにより、このデジ
タル信号S9がLSB(Least significant bit(最下位
桁ビット))側に4ビット幅拡張されることによって、
OPAmp12を介して増幅された分に等しくレベルダ
ウンされて、クロスフェード切り替え手段18の第1の
信号入力端18Aに入力されるデジタル信号S11と、
この手段18の第2の信号入力端18Bに入力されるデ
ジタル信号S12が相互に同一レベルの信号となされて
いる。
【0059】よって図1〜図4に示した例においては、
これらデジタル信号S11とデジタル信号S12がこの
ようして同一位相に合わされた状態で、このデジタル信
号S11がクロスフェード切り替え手段18の第1の信
号入力端18Aに入力され、このデジタル信号S12が
その第2の信号入力端18Bに入力される。そして更に
このように入力された状態において、このデジタル信号
S7の信号レベルが、設定信号入力端15Aに外部から
の操作により入力されたTH値設定信号のTH値より小
さいと信号レベル検出手段15で判断された場合には、
先に図4Bに示して説明した如く、クロスフェード切り
替え手段18において、デジタル信号S11が所定の時
定数をもってフェードアウトされ、デジタル信号S12
がこの時定数をもってフェードインされる状態で、この
デジタル信号S11からこのデジタル信号S12にクロ
スフェードされて、これらデジタル信号S11からデジ
タル信号S12に切り替えられて生成されたデジタル信
号S22が、デジタル信号出力端19Bから出力される
状態になされる。
【0060】先に説明したように、このデジタル信号S
12は、アナログ音声帯域信号S1がOPAmp12介
して+24dB増幅されたアナログ音声帯域信号S8を
第2のΔΣ型ADCを介してデジタル信号に変換した信
号に基づいて生成された信号である。したがてこのデジ
タル信号S12は、このデジタル信号S7に比較して量
子化ノイズも減少し、これら回路基板や供給電源から受
けるノイズ成分の影響も少ないデジタル信号として生成
される。
【0061】即ち図1〜図4に示した例によれば、アナ
ログ音声帯域信号S1に基づき、第1のΔΣ型ADC1
1を介して生成されたデジタル信号S7が、設定信号入
力端15Aに外部からの操作により入力されたTH値設
定信号のTH値より小さいと信号レベル検出手段15で
判断された場合には、このデジタル信号S7に比較して
量子化ノイズも減少し、これら回路基板や供給電源から
受けるノイズ成分の影響も少ないデジタル信号として生
成されたデジタル信号S12に基づくデジタル信号S2
2にクロスフェードされることにより切り替えられて、
デジタル信号出力端19Bから出力される。
【0062】よって図1〜図4に示した例によれば、ア
ナログ信号入力端19Aに微少レベルのアナログ音声帯
域信号S1が入力された状態でも、このデジタル信号出
力端19Bから出力されるデジタル信号S22として、
量子化ノイズ及びこれら回路基板や供給電源から受ける
ノイズ成分の影響が少ないデジタル信号が出力されるよ
うにすることができる。
【0063】一方アナログ音声帯域信号S1に基づき、
第1のΔΣ型ADC11を介して生成されたデジタル信
号S7が、設定信号入力端15Aに外部からの操作によ
り入力されたTH値設定信号のTH値より大きいと信号
レベル検出手段15で判断される比較的大きなレベルの
アナログ音声帯域信号S1がアナログ信号入力端19A
に入力された場合では、この第1のΔΣ型ADC11に
はこの比較的大きなレベルのアナログ音声帯域信号S1
が入力されるため、この第1のΔΣ型ADC11を介し
て変換されたデジタル信号S7が、量子化ノイズ成分と
この第1のΔΣ型A−D変換器11の近傍の回路基板や
供給電源から受けるノイズ成分の影響を余り受けない比
較的SN比の良い信号として生成される。
【0064】しかしながらOPAmp12にもこの比較
的大きなレベルのアナログ音声帯域信号S1が同時に入
力され、このOPAmp12を介して増幅されるため、
このOPAmp12の出力側から得られたアナログ音声
帯域信号S8は、このOPAmp12のクリッピングレ
ベルの影響を受けて歪みの多い信号或いはクリップされ
た信号として生成される。そしてこのように歪みの多い
アナログ音声帯域信号S8をこの第2のΔΣ型ADC1
3を介して得られたデジタル信号S9も歪みの多いデジ
タル信号になる。そしてこのように歪みの多いデジタル
信号S9を、ATT14を介してその信号レベルをダウ
ンさせてもこの歪みの多い状況は改善されない。
【0065】この図1〜図4に示した例において、この
OPAmp12に対して、このようにOPAmp12で
信号歪みを起こすような信号レベルのアナログ音声帯域
信号S1が入力された場合が考えられる。
【0066】しかしながらこの図1〜図4に示した例に
おいては、このクロスフェード切り替え手段18の第1
の信号入力端18Aに対して前置した状態で、先に説明
したような遅延量に設定された第1のDL16が配設さ
れ、このクロスフェード切り替え手段18の第2の信号
入力端18Bに対して前置した状態で、先に説明したよ
うな遅延量に設定された第2のDL17が配設されてい
る。
【0067】したがって、このアナログ音声帯域信号S
1のレベルが、OPAmp12で信号歪みを起こすよう
な信号レベルに達し、かつこの増加の状態が急激であ
り、これに対する制御信号S13の追従の遅れが問題に
なる場合においても、この第1のDL16によりデジタ
ル信号S7に遅延が与えられ、第2のDL17によって
デジタル信号S10に遅延が与えられているので、この
クロスフェード切り替え手段18においては、信号歪み
の影響がない時点でクロスフェードを行うことができる
状態で切り替えられるようすることができ、OPAmp
12で生じた信号歪みの影響が、デジタル信号出力端1
9Bから出力されるデジタル信号S22に現れないよう
にすることができる。
【0068】なおこのように制御された制御信号生成手
段33を介して生成されて、図4Bに示した如く、7F
FF(Hex)から0に向かってアップダウンカウント信号
S18が減少した場合には、第2の信号減衰器32の出
力/入力比が1から0に変化され、逆に第1の信号減衰
器31の出力/入力比が0から1に変化されて、デジタ
ル信号S21がフェードアウトされると同時にデジタル
信号S20がフェードインするクロスフェード状態でデ
ジタル信号S21からデジタル信号S20に切り替えら
れたデジタル信号S22がクロスフェード切り替え手段
18のデジタル信号出力端19Bから出力される。
【0069】また、この図1〜図4に示した例において
は、アナログ音声帯域信号S1を、OPAmp12を介
して+24dBだけレベルアップして得たアナログ音声
帯域信号S8を、第2のΔΣ型ADC13を介して16
ビットのビット長を有するデジタル信号S9とし、この
デジタル信号S9を、ATT14を介して−24dBだ
けレベルダウンしてLSB側に4ビット拡張したデジタ
ル信号S10としている。したがって、このデジタル信
号S7を第1のDL16で遅延させた16ビットのビッ
ト長を有するデジタル信号S11と、4ビット+16ビ
ットのビット長を有するデジタル信号S12を、クロス
フェード切り替え手段18で切り替えて加算することに
より、このデジタル信号S22を20ビットのビット長
を有するデジタル信号として得ることができる。
【0070】なお図1〜図4に示して説明した例におい
ては、このようにLSB側に4ビット幅拡張された4ビ
ット+16ビットよりなる20ビット長のデジタル信号
としてこのデジタル信号S12が生成されるようにする
ために、OPAmp12の増幅度が+24dBに設定さ
れ、ATT14の減衰度が−24dBに設定されてい
る。したがってこれら増幅度及び減衰度を合わせて変更
することにより、このデジタル信号S12のビット長
を、デジタル信号S22の使用目的に応じて変更しても
よいことは勿論である。
【0071】さらにまたこの図1〜図4に示した例にお
いては、このOPAmp12の出力側から得られたアナ
ログ音声帯域信号S8が、このOPAmp12のクリッ
ピングレベルの影響を受けて歪みの多い信号が生成され
る付近のアナログ音声帯域信号S1の信号レベルにおい
て、このデジタル信号S7の信号レベルがこのTH値設
定信号S14の信号レベルよりも大きいと判断されて、
制御信号S13に基づきクロスフェード切り替え手段1
8に設けた制御信号生成手段33が制御される状態にな
るように、このTH値設定信号S14のレベルを設定し
ておくことにより、このOPAmp12のクリッピング
レベルの影響を受けて歪みの多い信号S22が生成され
る問題を容易に回避することができ、かつ量子化ノイズ
や回路基板部及び供給電源に混入したノイズのもれによ
り発生するノイズの影響を受けない状態の、常にSN比
が良好な状態に保たれたデジタル信号S22を、このA
D変換装置10によって生成することができる。
【0072】さらにまたこの図1〜図4に示した例にお
いては、第1の場合として、アナログ音声帯域信号S1
が、小信号レベルの状態からその信号レベルが増大する
方向に変化して、このアナログ音声帯域信号S1に基づ
き生成されたデジタル信号S7の信号レベルが、TH値
設定信号S14の設定レベルを超えて変化する状態(以
下の説明においては、この状態をアタック側と称する)
において、制御信号S13によりクロスフェード切り替
え手段18のクロスフェード切り替えが制御される状態
の場合。そして第2の場合として、逆にアナログ音声帯
域信号S1が大信号レベルの状態からその信号レベルが
減少する方向に変化して、このアナログ音声帯域信号S
1に基づき生成されたデジタル信号S7の信号レベル
が、TH値設定信号S14の設定レベルを下回る方向に
変化する状態(以下の説明においては、この状態をリカ
バリ側と称する)において、制御信号S13によりクロ
スフェード切り替え手段18のクロスフェード切り替え
が制御される状態の場合の、二通りの場合が考えられ
る。
【0073】この二通りの場合に対して、図1〜図4に
示した例においては、クロスフェード切り替えの切り替
え時定数が、図4Bに示した如くこれらアタック側とリ
カバリ側との夫々で同一の時定数に設定されている。し
かしながらこれにかかわらず、図1〜図4に示した例で
のクロスフェード切り替えにおけるこの切り替え時定数
が、これらアタック側とリカバリ側とで同一に設定され
ることに限定される必要はなく、一例として、このアタ
ック側におけるクロスフェード切り替えにおけるこの切
り替え時定数が比較的短く設定され、逆にこのリカバリ
側のこの切り替え時定数が、比較的長く設定されるよう
にしても良い。
【0074】またこのようにこのアタック側におけるク
ロスフェード切り替え時のこの切り替え時定数が比較的
短く設定され、逆にこのリカバリ側のこの切り替え時の
時定数が、比較的長く設定されるようにすることによ
り、このデジタル信号S22をアナログ信号に復調して
聴取した際に、このクロスフェード切り替え時点におい
て聴取者に与える違和感を少なくできる利点がある。具
体的一例としては、このアタック側の時定数を数mS程
度設定し、このリカバリ側を数十mS程度の時定数に設
定する。
【0075】なおこの切り替え時定数を長くすること
は、図4BにATT31及びATT32で示した直線の
傾きをゆるくすることであり、この時定数を短くするこ
とは、これらATT31及びATT32示した直線の傾
きを急にすることであり、このようなこれらATT31
及びATT32で示した直線の傾きの変更は、一例とし
て、アップダウンカウント信号S18のアップダウンカ
ウントの速度を変更することにより実現される。
【0076】また図4BにATT31及びATT32で
示した傾斜は、この図4Bに示した如く直線的に変化す
る傾斜に限定されることなく、対数的に変化さるなど直
線以外の変化で表される傾斜になるように変化させるよ
うにしてもよい。このように非直線的に変化させる方法
の一例としては、アップダウンカウント信号S18のア
ップダウンカウントの速度を変化させるようにする。
【0077】さらにまたアナログ音声帯域信号S1が、
小信号レベルの状態からその信号レベルが増大する方向
に変化して、このアナログ音声帯域信号S1に基づき生
成されたデジタル信号S7の信号レベルが、TH値設定
信号S14の設定レベルを超えて変化する状態、及びア
ナログ音声帯域信号S1が大信号レベルの状態からその
信号レベルが減少する方向に変化して、このアナログ音
声帯域信号S1に基づき生成されたデジタル信号S7の
信号レベルが、TH値設定信号S14の設定レベルを下
回る方向に変化する状態が、頻繁に繰り返される場合が
あり得る。
【0078】このような場合では、クロスフェード切り
替えが頻繁に行われて、かえって聴感上不都合がある場
合がある。よってこのクロスフェード切り替えの時間間
隔の最短時間をタイマー手段で制限し、このように制限
した時間以内ではこのクロスフェード切り替えが実行さ
れないように制限するようにしてもよい。
【0079】つぎに図5を参照しながら、図1〜図4と
同一の部分には同一の符号を付与して詳細な説明を省略
してAD変換装置の他の一例を説明する。
【0080】図5において40は、このAD変換装置の
要部の一例を示したブロック図で、AD変換装置40は
クロック信号の入力端8、第1のΔΣ型ADC11、第
2のΔΣ型ADC13、信号レベル検出手段15、TH
値設定信号入力端15A、第1のDL16、第2のDL
17、クロスフェード切り替え手段18、アナログ信号
入力端19A、デジタル信号出力端19B、信号減衰器
(以下の説明においてはATTと称する)41及びAT
T43により構成されている。なおATT41は抵抗器
などのアナログ素子によりこのATT41に入力された
アナログ音声帯域信号S1を分割することにより信号レ
ベルを減衰させるアナログ信号減衰器である。
【0081】またこのAD変換装置40の要部の内、A
TT41を除く各部の夫々はデジタル信号処理回路で構
成され、クロック信号の入力端8に入力されるクロック
信号S6の繰り返し周期に同期して動作が行われるよう
になされているものとする。また第1のΔΣ型ADC1
1及び第2のΔΣ型ADC13の夫々は、クロック信号
S6の繰り返し周期に対して所定のオーバーサンプリン
グ周波数で標本化されるものとする。
【0082】次にこのAD変換装置40の動作を説明す
る。
【0083】アナログ信号入力端19Aに入力されたア
ナログ音声帯域信号S1がATT41に入力され、この
ATT41を介して−24dB減衰されたアナログ音声
帯域信号S23となされ、このアナログ音声帯域信号S
23が第2のΔΣ型ADC13に入力され、この第2の
ΔΣ型ADC13を介して16ビットのビット長を有す
るデジタル信号S24に変換される。このデジタル信号
S24が第2のDL17に入力され、この第2のDL1
7を介して所定時間遅延されたデジタル信号S26が得
られ、このデジタル信号S26が、クロスフェード切り
替え手段18の第2の信号入力端18Bに入力される。
【0084】一方このアナログ音声帯域信号S1が第1
のΔΣ型ADC11に入力され、この第1のΔΣ型AD
C11を介して16ビットのビット長を有するデジタル
信号S7に変換され、このデジタル信号S7がATT4
3に入力され、アナログ音声帯域信号S1がATT41
で減衰される分に等しい減衰量−24dB分、ATT4
3を介して減衰されて、このデジタル信号S7をLSB
側に4ビット拡張された20ビットのビット長を有する
デジタル信号S25が生成され、このデジタル信号S2
5が第1のDL16に入力され、この第1のDL16を
介して所定時間遅延されたデジタル信号S11となさ
れ、このデジタル信号S11がクロスフェード切り替え
手段18の第1の信号入力端18Aに入力される。
【0085】またデジタル信号S24が信号レベル検出
手段15のデジタル信号入力端20Aに入力され、TH
値信号入力端20BにTH値設定信号入力端15Aを通
じて外部からTH値設定信号S14が入力される。そし
て図3を参照しながら説明した如く、デジタル信号S2
4の絶対値のピーク値<TH値設定信号S14であると
判断された場合には、この判断が継続されている期間
中、クロック信号S6のクロック周期に同期して生成さ
れた正値のパルス信号が、制御信号S13として制御信
号出力端20Cから出力され、この絶対値のピーク値=
TH値設定信号S14であると判断された場合には、こ
の判断が継続されている期間中、このクロック周期に同
期して生成されたゼロ信号がこの制御信号S13として
この出力端20Cから出力され、この絶対値のピーク値
>TH値設定信号S14であると判断された場合には、
この判断が継続されている期間中、クロック信号S6の
クロック周期に同期して生成された負値のパルス信号
が、この制御信号S13としてこの出力端20Cから出
力される。
【0086】そしてこの出力端20Cから出力された制
御信号S13が制御信号入力端18Cを通じてクロスフ
ェード切り替え手段18に入力されると、図4に示して
説明した如くこのクロスフェード切り替え手段18を介
して第1の信号入力端18Aに入力されたデジタル信号
S11と、第2の信号入力端18Bに入力されたデジタ
ル信号S26が、この制御信号S13に基づき所定の時
定数をもってクロスフェードされ、かつ20ビットのビ
ット長を有するデジタル信号S22に変換されて、この
デジタル信号S22がデジタル信号出力端19Bを通じ
て出力される。
【0087】したがってこの図5に示した例によれば、
アナログ音声帯域信号S1としてレベルの小さい信号が
アナログ信号入力端19Aに入力された状態において
は、第1のΔΣ型ADC11において16ビットのビッ
ト長を有するデジタル信号S7に変換される。すなわち
アナログ音声帯域信号S1が減衰されることなく直接第
1のΔΣ型ADC11を介してデジタル信号S7に変換
されるので、この変換時において外部からのノイズの影
響が問題になることなく変換され、デジタル信号S7の
S/Nが良好な状態で生成される。そしてさらにこのデ
ジタル信号S7が、ATT43を介して24dB減衰さ
れてLSB側に4ビット拡張されるので、第1のΔΣ型
ADC11における信号量子化レベル及びこの供給電源
等から受ける外部ノイズの影響も24dB減衰される。
【0088】なおアナログ音声帯域信号S1の信号レベ
ルが大きい信号である場合に本例を適用すると、第1の
ΔΣ型ADC11側の適正入力レベルの最大値を越えて
しまうことがあり得る。そしてこの場合には、デジタル
信号S7がクリップしてしまう危険がある。しかしなが
らこの図5に示した例では、このクロスフェード切り替
え手段18側においてクロスフェードが実行される時点
を決める制御信号S13を、アナログ音声帯域信号S1
がATT41を介して減衰されて得られたアナログ音声
帯域信号S23側におかれた第2のΔΣ型ADC13の
出力側から生成される状態に構成されている。
【0089】したがってこのクリップした状態が仮に発
生したとしても、このクリップした状態のデジタル信号
S7が第1のDL16を介して遅延されたデジタル信号
S11が、クロスフェード切り替え手段18の第1の信
号入力端子18Aに入力される前に、デジタル信号S1
1を信号S22として出力している状態から、信号S2
6が信号S22として出力される状態に、クロスフェー
ド切り替え手段18をクロスフェードさせることができ
るので、このクリップした状態のデジタル信号S11
が、このデジタル信号S22としてデジタル信号出力端
19Bから出力されることを確実に防止することができ
る。
【0090】よってこの図5に示した例では、このアナ
ログ音声帯域信号S1の平均信号レベルが大きい信号で
ある場合に適用して好適である。また図5に示した例に
おいては図1〜図4に示したAD変換装置10と同様な
利点があり、更にATT41がアナログ回路で構成でき
るようにしたので、この回路を簡単な抵抗分割回路で構
成すれば良く安価である利点がある。
【0091】次に図6を参照しながら、図1〜図5と同
一の部分には同一の符号を付与して詳細な説明を省略し
て、本発明による分解能を決める量子化ビット数を多ビ
ット化したΔΣ変調方式によるAD変換装置の更に他の
一例を説明する。
【0092】図6において50は、このAD変換装置の
要部の一例を示したブロック図で、このAD変換装置5
0は、図1に示したAD変換装置10のデジタル信号出
力端19Bから得られるデジタル信号S22のLSB側
が、更に4ビット拡張されたビット長24ビットのデジ
タル信号として得られるように構成した例である。
【0093】すなわち図6に示したAD変換装置50
は、図1に示したAD変換装置1において、更にOPA
mp51、第3のΔΣ型ADC52、ATT53、第3
のDL54及び第1の信号入力端18A及び第2の信号
入力端18Bのほかに第3の信号入力端18Dを有した
クロスフェード切り替え手段55を設けて構成されてい
る。またTH値設定信号S14として、第1のTH値設
定信号S14A及び第2のTH値設定信号S14Bの夫
々が、TH値設定信号入力端15AからTH値信号入力
端20Bに供給されるように構成されている。
【0094】そしてOPAmp51に入力されたアナロ
グ音声帯域信号S1が、このOPAmp51を介して+
48dB増幅され、この増幅されて得られたアナログ音
声帯域信号S27が第3のΔΣ型ADC52を介して1
6ビットのビット長を有するデジタル信号S28に変換
され、このデジタル信号S28がATT53に入力さ
れ、このATT53を介して−48dB減衰されて、元
のアナログ音声帯域信号S1と同一信号レベルを有し、
LSB側がさらに8ビット拡張された8ビット+16ビ
ットのビット長のデジタル信号S29が生成され、この
デジタル信号S29がクロスフェード切り替え手段18
の第3の信号入力端18Dに入力されるようになされて
いる。
【0095】そしてまたこの第1のTH値設定信号S1
4AのTH値を、このOPAmp12のクリッピングレ
ベルの影響を受けて歪みの多い信号が生成される直前の
アナログ音声帯域信号S1の信号レベルにおいて、この
デジタル信号S7の信号レベルがこのTH値設定信号S
14Aの信号レベルよりも大きいと判断されて、制御信
号S13に基づきクロスフェード切り替え手段55が制
御され、デジタル信号S12からデジタル信号S11
に、或いはこのデジタル信号S7の信号レベルがこのT
H値設定信号S14Aの信号レベルを下まわったと判断
されてデジタル信号S11からデジタル信号S12にク
ロスフェードされる状態になるように、この第1のTH
値設定信号S14Aのレベルが設定される。
【0096】そしてまたこの第2のTH値設定信号S1
4BのTH値を、このOPAmp51のクリッピングレ
ベルの影響を受けて歪みの多い信号が生成される直前の
アナログ音声帯域信号S1の信号レベルにおいて、この
デジタル信号S7の信号レベルがこの第2のTH値設定
信号S14Bの信号レベルよりも大きいと判断されて、
制御信号S13に基づきクロスフェード切り替え手段5
5が制御され、デジタル信号S30からデジタル信号S
12に、或いはこのデジタル信号S7の信号レベルがこ
のTH値設定信号S14Bの信号レベルよりを下まわっ
たと判断されてデジタル信号S12からデジタル信号S
30にクロスフェードされる状態になるように、このT
H値設定信号S14Aのレベルが設定される。
【0097】そしてさらにこのように設定された状態に
おいて、図1に示して説明したと同様に、クロスフェー
ド切り替え手段55の第1の信号入力端18Aに入力さ
れるデジタル信号S11と第2の信号入力端18Bに入
力されるデジタル信号S12をクロスフェードさせてデ
ジタル信号S31としてデジタル信号出力端19Bから
出力させるようにし、第2の信号入力端18Bに入力さ
れるこのデジタル信号S12とこのクロスフェード切り
替え手段18の第3の信号入力端18Dに入力されるデ
ジタル信号S30をクロスフェードさせて、デジタル信
号S31としてデジタル信号出力端19Bから出力させ
る。
【0098】よってこの図6に示した例においても、図
1〜図5に示した例と同様に、このデジタル信号出力端
19Bから出力されるデジタル信号S31のS/Nの悪
化を未然に防ぐことができる。
【0099】またこの図6に示した例においては、第1
のΔΣ型ADC11、第2のΔΣ型ADC13及び第3
のΔΣ型ADC52によりデジタル化された信号のビッ
ト長が16ビットとされるようにこれらADCが選択さ
れ、さらにまたOPAmp12の増幅度を+24dB
に、ATT14の減衰度を−24dBに、OPAmp5
1の増幅度を+48dBにそしてATT53の減衰度を
−48dBに選択されるようにした例として説明した。
【0100】しかしながら本例においては、これらAD
C11、13、52、OPAmp12、51及びATT
14、53の夫々が、このような数値に限定されること
なく、一例として、このデジタル信号出力端19Bから
得られるデジタル信号S31として要求されるビット長
に応じて種々の数値に設定されるようにしてもよいこと
は勿論である。但しこの場合、ATT14を介して得ら
れたデジタル信号S10の信号レベルが、OPAmp1
2に入力されるアナログ音声帯域信号S1の信号の信号
レベルに等しくなり、ATT53を介して得られたデジ
タル信号S29の信号レベルが、OPAmp51に入力
されるアナログ音声帯域信号S1の信号の信号レベルに
等しくなるようにすることが必要条件である。
【0101】図1〜図6に示したAD変換装置の例によ
れば、入力されるアナログ信号の信号レベルに応じて2
以上のADCを順次切り替えてこの入力されたアナログ
信号を高量子化ビットのデジタル信号に変換する際に、
この切り替え時点における位相が同位相に保った状態で
クロスフェード切り替えをおこなうことができるので、
この切り替え時点における位相をゼロクロス検出による
信号切り替え方法等をとった場合において必要不可欠
な、切り替え時点の切り替えタイミングの判断手段を必
要とせず、またこのクロスフェード切り替えによれば、
切り替えられる複数の信号間の微妙な信号レベル調整を
おこなうことなく切り替えることができるので、このA
D変換装置の回路構成が簡単になり、AD変換装置のコ
ストを低下させることができる。
【0102】また図1〜図6に示したAD変換装置の例
によれば、入力されるアナログ信号の信号レベルに応じ
て2以上のADCを順次切り替えてこの入力されたアナ
ログ信号を高量子化ビットのデジタル信号に変換する際
に、この切り替えの基準となる信号を外部から設定可能
なTH値設定信号に応じて設定することができるように
したので、このTH値設定信号に応じて設定されるクロ
スフェード切り替え時点を、このAD変換装置から出力
されるデジタル信号のS/Nが最良の状態になるように
容易に設定することができる。
【0103】さらにまた図1〜図6に示したAD変換装
置の例によれば、入力されるアナログ信号の信号レベル
に応じて2以上のADCを順次切り替えてこの入力され
たアナログ信号を高量子化ビットのデジタル信号に変換
する際に、2以上のADCの夫々を介して生成されたデ
ジタル信号の夫々を信号遅延回路を介してクロスフェー
ド切り替え手段に供給するようにするとともに、このク
ロスフェード切り替え手段にクロスフェード切り替えを
おこなわせるための制御信号を、この信号遅延回路の前
段側から得られた信号に応じて生成するようにしている
ので、この歪みを生じた信号がこのクロスフェード切り
替え手段に入力される以前に、この信号歪みが発生しな
い側に切り替えられるようにすることができ、このAD
変換装置から出力されるデジタル信号のS/Nが、常に
最良の状態に保たれるようにすることができる。
【0104】さらにまた図1〜図6に示したAD変換装
置の例によれば、入力されるアナログ信号の信号レベル
に応じて2以上のADCを順次切り替えてこの入力され
たアナログ信号を高量子化ビットのデジタル信号に変換
する際に、このクロスフェード切り替え手段によるクロ
スフェード切り替え時の時定数を、一例として、一方の
信号から他方の信号に切り替える際のこのクロスフェー
ド切り替え時点におけるアタックタイムの時定数を小さ
く、この他方の信号からこの一方の信号に戻すように切
り替える際の、このクロスフェード切り替え時点におけ
るリカバリタイムの時定数をこのアタックタイムの時定
数より大きく設定する変更手段を設けることにより、こ
のAD変換装置から得られたデジタル信号を音響信号に
復元して聴取した際の、このクロスフェード切り替え時
点での違和感を低減させることができる。
【0105】さらにまた単体のADCが、高ビット量子
化のADCになる程、このADC自体の設計難易度が指
数関数的に上がるために、この高ビット量子化のADC
のコストが大幅に上昇することがよく知られている。ま
たこのような高ビット量子化されたADCを、一例とし
て回路基板に実装する場合においては、このADCの周
辺部に配置された回路パターン、或いは電源部等から発
生する種々のノイズ信号の影響が最小となるように細心
の注意を払わなければならないため、このような高ビッ
ト量子化された単体のADCを使用して商品設計を行う
際には、種々の制約を受けて設計が難しくなる問題があ
る。
【0106】これに対して図1〜図6に示したAD変換
装置の例によれば、高ビット量子化されたADCに比較
して廉価かつ容易に入手できる汎用のADC、一例とし
て16ビットリニアADCが利用可能であり、かつ高ビ
ット量子化された単体のADCと少なくとも同等に高ビ
ット量子化され、これらノイズによる影響が少ない状態
とされたAD変換装置を容易に提供することができる。
【0107】さらにまた図1〜図6に示したAD変換装
置の例によれば、このAD変換装置の一部を除いた大部
分がデジタル信号処理回路で構成することが可能であ
り、したがってこのAD変換装置全体を単体のパッケー
ジとしてLSI化することが容易であり、よって利用者
側からみた場合に、商品化設計上、高ビット量子化され
たADCを利用する場合と比較してより容易に取り扱う
ことのできる利点があり、更にLSIデザインルール上
の微細化高密度化等のLSI設計・製造技術の進歩と共
にコストダウンが見込まれる利点がある。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、ADCを複数個使用
し、これら複数のADCの夫々の出力を、クロスフェー
ド切り替え手段により切り替えて連続した信号として出
力するようにAD変換装置を構成したことにより、これ
ら複数個のADCの夫々の量子化ビット数以上の量子化
ビット数の量子化AD変換を行うことができるようにし
たので、この切り替えて連続信号になされるこれら複数
のADCの夫々の出力信号レベルが、一例として数dB
程度異なっていても、この切り替え時のノイズ発生がな
く、したがってこの切り替えタイミングを制御する回路
も不要であるため回路が簡略化でき、コストダウンでき
るとともに高量子化ビット数のAD変換装置を容易に提
供することができる。またこれら複数のADCの出力の
夫々をスイッチング手段により切り替えて連続した信号
として出力することによりこれら複数個のADCの夫々
の量子化ビット数以上の量子化ビット数の量子化AD変
換をに行うことができるようにした場合の如く、この切
り替えのタイミングをゼロクロスポイントに合わせるよ
うに制御する回路、あるいは切り替え時の信号レベル合
わせの精度を厳密に合わせるための信号レベル補正回路
が必要になる等、周辺回路、特にアナログ信号の状態で
処理しなければならない周辺回路部分が増加し、AD変
換装置全体が複雑化し、その結果LSI化が困難になる
問題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるAD変換装置の一例の説明に供す
る回路ブロック図である。
【図2】本発明に適用して好適なΔΣ変調方式によるA
DCの一例の説明に供する回路ブロック図である。
【図3】本発明による信号レベル検出手段の一例の説明
に供する回路ブロック図である。
【図4】本発明によるクロスフェード切り替え手段の一
例の説明に供する回路ブロック図である。
【図5】本発明によるAD変換装置の他の一例の説明に
供する回路ブロック図である。
【図6】本発明によるAD変換装置の更に他の一例の説
明に供する回路ブロック図である。
【符号の説明】
10………AD変換装置、11………第1のΔΣ型AD
C、13………第2のΔΣ型ADC、18………クロス
フェード切り替え手段、19B………デジタル信号出力
端、S1………アナログ音声帯域信号、S7………デジ
タル信号、S9………デジタル信号、S22………デジ
タル信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアナログ・デジタル変換器を有す
    るA/D変換装置であって、 前記複数のアナログ・デジタル変換器の夫々に入力され
    る入力信号の夫々の間の入力信号レベルを異ならせる信
    号レベル変換手段と、 前記複数のアナログ・デジタル変換器のなかの入力信号
    レベルを低く設定している側の変換器の出力信号の信号
    レベルを検出し、当該検出した信号レベルを基準値と比
    較し、当該検出した信号レベルと前記基準値との比較結
    果にかかる比較結果信号を出力する比較手段と、 前記
    入力信号の夫々の間の入力信号レベルを異ならせて、前
    記複数のアナログ・デジタル変換器で変換された信号の
    レベルを前記信号レベルを異ならせる前の信号レベルに
    戻す信号レベル逆変換手段と、 前記複数のアナログ・デジタル変換器で変換され、前記
    信号レベル逆変換手段により前記信号レベルを異ならせ
    る前の信号レベルに戻された複数の信号の夫々を、所定
    時間遅延させる複数の信号遅延手段と、 前記比較結果信号に基づき、前記信号遅延手段を介して
    得られた複数の遅延信号の間のクロスフェード切り替え
    を行うクロスフェード切り替え手段とよりなり、アナロ
    グ・デジタル変換を行うことを特徴とするA/D変換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のA/D変換装置であ
    って、前記複数の信号遅延手段の夫々における信号遅延
    量を、少なくとも当該複数の信号遅延手段を介して前記
    クロスフェード切り替え手段に供給される複数の遅延信
    号の間の信号の位相が一致する状態となるようにしたこ
    とを特徴とするA/D変換装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載のA/D変換装置であ
    って、前記比較結果信号を出力する比較手段に入力され
    る前記出力信号を前記信号遅延手段の前段側から得るよ
    うにしたことを特徴とするA/D変換装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載のA/D変換装置であ
    って、前記クロスフェード切り替え手段により前記クロ
    スフェード切り替えを行う時定数を変更できるようにし
    た変更手段を有することを特徴とするA/D変換装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載のA/D変換装置であ
    って、前記クロスフェード切り替え手段により前記クロ
    スフェード切り替えを行う繰り返し周期を所定時間以上
    に制限する制限手段を有することを特徴とするA/D変
    換装置。
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