JP4051807B2 - デジタル信号処理装置及び再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ΔΣ変調された1ビットデジタル信号をマルチビットデジタル信号に変換するデジタル信号処理装置、及び記録媒体に予め記録されているΔΣ変調された1ビットデジタル信号を再生する再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アナログオーディオ信号に対し、従来のレートよりはるかに高いサンプリング周波数を用い、かつΔΣ変調回路構成を持つAD変換器にてΔΣ変調を施して1ビットデジタル信号を得、それを記録再生するシステムは、以前より提案されている。
【0003】
1ビットデジタル信号方式は、サンプリング周波数(fs)44.1KHz、16ビット量子化のコンパクトディスク(CD)などに代表されるマルチビットデジタル信号方式とは根本的に異なり、広い周波数帯域の再生が可能となる。現在、CDのサンプリング周波数fsの64倍のサンプリング周波数を持つ1ビットデジタル信号方式を採用した、高品質オーディオディスク規格が提唱されている。この高品質オーディオディスク規格は、いわゆるスーパーオーディオCD(Super Audio CD)規格と呼ばれている。
【0004】
このスーパーオーディオCD規格の1ビットデジタルオーディオデータをアナログ信号に変換する場合に、その元のデータの変調度が過変調となっていても、D/A変換されえたアナログ出力はそのブロックの回路のダイナミックレンジの余裕度などのために、レベル特性、歪み特性などが急激に悪化することはない。
【0005】
一方、上記規格に基づいたスーパーオーディオCDを再生する装置セット単体として考えると、いわゆる既存のデジタルオーディオインターフェースはマルチビットの従来のサンプリングレート(44.1KHzなど)のデータを伝達することが目的とされているので、このデジタルオーディオインターフェースブロックの前で、1ビットデジタルオーディオデータをマルチビットデジタルオーディオデータに変換する必要がある。
【0006】
また、ここで1ビットデジタルオーディオデータをマルチビットデジタルオーディオデータに変換する際に、元の変調度が50%のときにマルチビットデジタルオーディオデータの最大値(フルビット)が出力されるように規定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、1ビットデジタルオーディオデータの変調度が50%を超えた信号に関しては、マルチビット化された時点で、最大値にクリップされてしまい、もとの信号とは異なったデータとなり、結果的には歪んだ信号に変換されてしまう。
【0008】
つまり、過変調の1ビットデータが存在するスーパーオーディオCD規格のディスクなどを再生した場合に、そのアナログ出力とデジタル出力の信号にレベル、歪みなどの点で大きな違いが生じてしまうことになる。
【0009】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、1ビットデジタルオーディオ信号をマルチビットデジタルオーディオ信号に変換する際に、マルチビットデータの最大値での張り付きを抑え、平均レベルの確保を可能とし、ダイナミックレンジの有効利用が可能となるデジタル信号処理装置及び再生装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るデジタル信号処理装置は、上記課題を解決するために、ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号をマルチビットデジタル信号に変換するとともに減衰処理を施す変換手段と、上記変換手段から出力されたマルチビットデジタル信号のレベルを基に決定した非線形のゲインカーブと、所定の増幅量に基づいて上記マルチビットデジタル信号のレベル制御を行うレベル制御手段とを備える。
【0011】
また、本発明に係るデジタル信号再生装置は、上記課題を解決するために、記録媒体に予め記録されているΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号を再生するデジタル信号再生装置において、上記記録媒体から上記1ビットデジタル信号を再生する再生手段と、上記再生手段で再生された上記1ビットデジタル信号をマルチビットデジタル信号に変換するとともに減衰処理を施す変換手段と、上記変換手段から出力されたマルチビットデジタル信号のレベルを基に決定した非線形のゲインカーブと、所定の増幅量に基づいて上記マルチビットデジタル信号のレベル制御を行うレベル制御手段とを備えてなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。この実施の形態は、高品質オーディオを再生する、図1に示すオーディオディスクプレーヤ1である。このオーディオディスクプレーヤ1は、CDのサンプリング周波数fsの64倍のサンプリング周波数(64fs)を持つ1ビットデジタル信号からなる高品質オーディオ信号を記録している光ディスクを再生する。
【0013】
この1ビットデジタル信号は、図2に示すような構成の1ビットΔΣ変調器により生成される。1ビットΔΣ変調器は、加算器71と、積分器72と、量子化器73と、遅延器75とを備えてなる。加算器71の加算出力は積分器72に供給され、積分器72からの積分出力は量子化器73に供給される。量子化器73の量子化出力は出力端子74から導出されると共に、遅延器75を介して負符号とされて加算器71にフィードバックされ、入力端子70から供給されるアナログオーディオ信号に加算される。この加算器71からの加算出力は、積分器72で積分される。そして、この積分器72からの積分出力を量子化器73で1サンプル期間毎に量子化しているので、出力端子74から1ビット量子化データ、すなわち上記1ビットデジタル信号D1を出力することができる。
【0014】
図1に戻り、このオーディオディスクプレーヤ1は、光ディスク2から1ビットデジタル信号をRF信号として読み出す光学ピックアップ3と、光学ピックアップ3が読み出したRF信号に所定の信号処理を施して1ビットデジタル信号D1を生成する共にトラッキング,フォーカシング等のサーボ信号を生成する再生信号処理部4と、再生信号処理部4からの1ビットデジタル信号D1をアナログのオーディオ信号AOに変換する1ビットD/A変換器5と、再生信号処理部4からの1ビットデジタル信号D1をマルチビットデジタル信号DMに変換するとともに減衰する変換部7と、変換部7からのマルチビットデジタル信号DMに対してデジタルデータ領域においてそのレベルを自動的にかつダイナミックに制御するレベル自動制御部10と、このレベル自動制御部10でレベルが制御されたマルチビットデジタル信号を例えばIEC958で規格されているデジタルオーディオインターフェース出力のオーディオデータエリアに乗せるデジタルI/F部14とを備える。デジタルI/F部14からのデジタルオーディオインターフェース出力はディジタル出力端子15から出力される。なお、このデジタルオーディオインターフェース出力は後段で高周波成分を除去するためのフィルタ手段に供給されてもよい。
【0015】
このオーディオディスクプレーヤ1は、従来のオーディオディスクプレーヤに比べて、1ビットデジタル信号D1をマルチビットデジタル信号DMに変換する途中に例えば固定の減衰処理を施す変換部7と、変換部7で減衰処理が施されたマルチビットデジタル信号のレベルがフルビットを越えないようにレベルを自動的に制御するレベル自動制御部10を設けた点が特徴的である。
【0016】
従来のオーディオディスクプレーヤは、規定された最大変調度を持つデシメーションフィルタでダウンサンプリングしてマルチビット信号に変換、それをデジタルオーディオインターフェースに出力する場合に、過変調レベル部分を、確実にレベルクリップして再生してしまう。このため、1ビットデジタル信号をD/A変換して出力するアナログ出力信号と、マルチビットデジタル出力信号では、レベルの差、歪みの差が存在することになる。
【0017】
そこで、上記図1のオーディオディスクプレーヤ1では、変換部7において、マルチビット変換部9の前段に固定量減衰部8を設けている。また、変換部7からのマルチビット信号のレベルがフルビットを越えないように、レベル自動制御部10でレベルを自動的に制御し、D−I/F部14に入力している。
【0018】
先ず、変換部7について説明する。変換部7は固定量減衰部8とマルチビット変換部9とを備え、上記1ビットデジタル信号D1をマルチビットデジタル信号DMに変換、及びサンプリング周波数を64fsからfsにダウンサンプリングする途中に固定の減衰処理を施す。
【0019】
変換部7の具体的な例について図3,図4を用いて説明する。図3は固定量減衰部8の要部であり、図4はマルチビット変換/デシメーション部9の要部である。
【0020】
固定量減衰部8は、無信号を意味する、ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号、例えば0パターン信号であるミュート信号を発生するミュートパターン発生器18と、ミュートパターン発生器18からのミュート信号に入力端子17を介して供給される1ビットデジタル信号D1とを加算し、加算器出力信号Dsを出力端子19に供給する1ビット加算器26とを備えてなる。ミュートパターンとは、64倍fsレートの1ビット信号データの2値(0と1)の、ある一定期間中の出現比率が1対1である固定パターンで、これをDA変換すると、アナログ信号でのゼロレベルに相当する。
【0021】
ここで、端子21,22から後の構成は、図4に示すマルチビット変換部9の前部の構成とほぼ同様となる。すなわち、図4の切換スイッチ25が下側の被選択端子に接続されたとき、加算器26は端子21からの1ビット入力信号D1と端子22からのミュート信号を加算する。これをデュアル入力という。
【0022】
これに対して、図4の切換スイッチ25が上側の被選択端子に接続されると、加算器26は端子21からの1ビット入力信号D1同士を加算する。これをシングル入力という。このときの固定減衰量部8の等価回路を図5に示す。
【0023】
変換部7の1ビットデジタル信号の入力が例えば図5のように、端子21同士からの加算構成を持っていたとする。1ビット加算器26の加算器出力信号Dsは、A+Bで表せるが、1ビット入力信号D1は2入力が1ビット加算器26に接続されているので、加算器出力信号DsはA+Aつまり2Aとなる。
【0024】
一方、B入力(端子22)に、図3のようにミュートパターン発生器18を接続したとする。図3の加算器出力Dsは、A+Bであるが、B入力はミュートパターンなので、B=0、よって、出力は、A+0つまりAとなる。図5の出力2Aに対し、図3のような構成をとれば出力はAとなり、レベルはちょうど半分、6dBの固定量減衰になる。この方法は、1ビット信号をマルチビットへ変換していく初段にて、ミュートパターンとの合成により固定減衰量を得るもので、後段のマルチビット変換部9でのクリップに達するまでのレベルを、引き下げたことに相当する。
【0025】
図4において、切換スイッチ25を切り換えて上記デュアル入力又はシングル入力を切り換えるための切換制御信号は、制御信号端子23から与えられる。この切換制御信号は、ユーザによるマニュアル操作で生成されてもよいし、あるいは自動的に生成されてもよい。
【0026】
図4のマルチビット変換部9の残りの構成について説明する。1ビット加算器26からの2ビットの加算器出力信号Dsはフォーマット部27に供給される。フォーマット部27は2ビットの3値、例えば1+1を表す“10”、1+0又は0+1を表す“01”、0+0を表す“00”を、4ビットのオフセットバイナリー3値にフォーマット化する。すなわち、上記“10”を“1100”(+4)、“01”を“1000”(0)、“00”を“0100”(−4)に変換する。
【0027】
フォーマット部27からの4ビットは、切換スイッチ28に供給される。この切換スイッチは、入力端子24からの64fs4ビット入力と、フォーマット部27からの4ビットとを切り換えてオフセットバイナリー変換部29に供給する。
【0028】
オフセットバイナリー変換部29は、切換スイッチ28からの64fs4ビットのオフセットバイナリーを、2の補数に変換する。具体的には、上記“1100”を“0100”に、上記“1000”を“0000”に、上記“0100”を“1100”に変換する。このオフセットバイナリー変換部29の変換出力までが64fsの4ビットであり、移動平均フィルタ30に供給される。
【0029】
移動平均フィルタ30は、サンプリングレートを1/8に落とし、かつ語長を19ビットに増やす。この19ビット、8fsのフィルタ出力は、ゲイン設定部31に供給され、ゲインが設定される。
【0030】
このとき、ゲイン設定部31では、オーバーフローリミッタがかけられる。そして、このゲイン設定部31からの8fs、20ビットはFIR(1)32に供給される。
【0031】
FIR(1)32は上記8fs、20ビットを4fs、21ビットにダウンサンプリング/デシメーションする。
【0032】
また、FIR(2)33及びFIR(3)34を通すことによって、端子35にはfs、21/24ビットが得られる。
【0033】
ここでは、変換部7の入力にて固定量減衰を行ったが、1ビットディジタル信号をマルチビットディジタル信号に変換する途中、具体的にはゲイン設定部31より前のブロックにおいて固定量減衰がなされていればよい。
【0034】
次に、レベル自動制御部10の詳細について説明する。レベル自動制御部10は、変換部7によりマルチビット化されて得られたマルチビットデジタル信号DMの入力レベルを基に所定のアルゴリズムで非線形のゲインカーブを決定し、この非線形のゲインカーブと、所定の増幅量に基づいて上記マルチビットデジタル信号DMの出力レベルを制御する。
【0035】
このレベル自動制御部10は、上記マルチビットデジタル信号のレベルを検出するレベル検出部11と、レベル検出部11で検出したレベルを基に非線形のゲインカーブと、処理の増幅量を演算により求めるレベル演算部12と、レベル演算部12で決定された上記非線形のゲインカーブと上記所定の増幅量に応じて上記マルチビットデジタル信号を可変するレベル可変部13とから構成される。
【0036】
変換部7によりマルチビット化されて得られたマルチビットデジタル信号DMは、レベル検出部11でレベル検知され、それを基にレベル演算部12で非線形のゲインカーブと所定の増幅量(例えばプラス6dB)が決定され、レベル可変部13において上記非線形のゲインカーブと上記増幅量に基づいて出力レベルが可変される。
【0037】
なお、このレベル自動制御部10をデジタル信号処理ユニット(DSP)で形成することにより仮に1ビットデータでの変調度が50%以上のデータが入ってきたとしても、瞬時にそのレベル制御を行うことにより、マルチビットデータ上で最大値に貼り付くことがなく、デジタルインターフェースの出力のようなマルチビット信号を出力することができる。
【0038】
レベル演算部12は、ゲイン係数生成器を内蔵し、上記入力レベルに応じて所定のアルゴリズムで非線形のゲインカーブを求めることができる。この非線形のゲインカーブを与えることにより、レベル可変部13では出力レベルが可変される。このときの入力レベルと出力レベルの特性は、図6に示すような非線形な特性となり、1ビットデジタルデータをD/A変換したような特性に近づけることになる。
【0039】
しかし、この図6に示す特性では、いかなるレベル入力においてもフルビット固定とはならないが、入力レベルが0dBであっても出力レベルは−6dBとしかならず、出力レベルが全体的に低くなってしまう。
【0040】
通常、線形のままの信号をそのまま増幅すると図7のように最大値でクリップしてしまい、結果的には歪んだ信号となってしまう。そこで、一度図6のような非線形の処理を加えた後で、さらにレベル演算部12で演算により求めた増幅量、例えば+6dBで増幅すれば、図8のような特性となり、飽和曲線による処理がなされて、最大値にはりつく事は少なくなる。
【0041】
以上のように、レベル検出部11、レベル演算部12、レベル可変部13からなるレベル自動制御部10で、一度非線形処理を施してから増幅することにより、1ビットデジタルデータをマルチビットデジタルデータに変換した際に、そのマルチビット上のデータを最大値ではりつかせることなく、かつ平均レベルを確保し、1ビットデジタルデータをD/A変換したように特性な近づけることができる。
【0042】
また、レベル自動制御部10をDSPで構成すれば、仮に1ビットデータでの変調度が50%以上のデータが入ってきたとしても、瞬時にそのレベルを制御することができる。
【0043】
このような処理を行ったマルチビットデータをデジタルインターフェースの出力に用いれば、1ビットデジタルデータのアナログ出力と類似した信号を、デジタルインターフェースに接続した外部機器において再現することが可能となる。
【0044】
また、更にはレベル演算部12においての、非線形のゲインカーブをいろいろな特性のものに差し替えることにより、その出力特性をも自由に変えることができる。
【0045】
なお、上記実施の形態はオーディオディスクプレーヤ1としたが、本発明は、上記図2によって得られた1ビットオーディオ信号を直接、アナログ信号、及びマルチビット信号に変換するデジタル信号処理装置に適用することもできる。
【0046】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、1ビットデジタルオーディオ信号をマルチビットデジタルオーディオ信号に変換するときに、レベル制御手段が上記マルチビットデジタルオーディオ信号のレベルを基に求めた非線形のゲインカーブと、所定の増幅量を使って、マルチビットデジタル信号のレベルを制御するので、マルチビットデータの最大値での張り付きを抑え、平均レベルの確保を可能とし、ダイナミックレンジの有効利用が可能となる。
【0047】
また、レベル制御部内で、入力レベルによって変化するゲイン係数生成器を使用することにより、線形エリアから非線形エリアへの移行もスムーズで、最大値付近でも急激にクリップすることの無い特性を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となるオーディオディスクプレーヤの構成を示すブロック図である。
【図2】ΔΣ変調器の構成を示すブロック図である。
【図3】上記図1に示したオーディオディスクプレーヤの要部となる変換部内の固定量減衰部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】上記図1に示したオーディオディスクプレーヤの要部となる変換部内のマルチビット変換部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】上記図3に示した固定量減衰部の原理を説明するためのブロック図である。
【図6】上記図1に示したオーディオディスクプレーヤの要部のレベル自動制御部内のレベル演算部で非線形のゲインカーブが与えられることにより、レベルが可変された信号の特性を示す図である。
【図7】最大値でクリップしてしまった信号の特性を示す図である。
【図8】上記図6に示すような非線形処理をした信号に対し+6dBの増幅を施して得られた特性を示す図である。
【符号の説明】
1 オーディオディスクプレーヤ、2 光ディスク、3 光学ピックアップ、4 再生信号処理部、5 1ビットD/A変換器、7 変換部、8 固定量減衰部、9 マルチビット変換部、10 レベル自動制御部、11 レベル検出部、12 レベル演算部、13 レベル可変部
Claims (6)
- ΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号をマルチビットデジタル信号に変換するとともに減衰処理を施す変換手段と、
上記変換手段から出力されたマルチビットデジタル信号のレベルを基に決定した非線形のゲインカーブと、所定の増幅量に基づいて上記マルチビットデジタル信号のレベル制御を行うレベル制御手段と
を備えることを特徴とするデジタル信号処理装置。 - 上記レベル制御手段は、
上記マルチビットデジタル信号のレベルを検出するレベル検出手段と、
上記レベル検出手段で検出したレベルを基に非線形のゲインカーブと所定の増幅量を演算により求めるレベル演算手段と、
上記レベル演算手段で決定された上記非線形のゲインカーブ及び上記増幅量に応じて上記マルチビットデジタル信号を可変するレベル可変手段と
を備えてなることを特徴とする請求項1記載のデジタル信号処理装置。 - 上記変換手段は上記減衰処理を施すために、
ΔΣ変調による無信号1ビットデジタル信号を発生する無信号発生手段と、
上記無信号発生手段から発生された無信号1ビットデジタル信号と入力1ビットデジタル信号を加算する加算手段と
を備えることを特徴とする請求項1記載のデジタル信号処理装置。 - 記録媒体に予め記録されているΔΣ変調により得られた1ビットデジタル信号を再生するデジタル信号再生装置において、
上記記録媒体から上記1ビットデジタル信号を再生する再生手段と、
上記再生手段で再生された上記1ビットデジタル信号をマルチビットデジタル信号に変換するとともに減衰処理を施す変換手段と、
上記変換手段から出力されたマルチビットデジタル信号のレベルを基に決定した非線形のゲインカーブと、所定の増幅量に基づいて上記マルチビットデジタル信号のレベル制御を行うレベル制御手段と
を備えてなることを特徴とするデジタル信号再生装置。 - 上記レベル制御手段は、
上記マルチビットデジタル信号のレベルを検出するレベル検出手段と、
上記レベル検出手段で検出したレベルを基に非線形のゲインカーブと所定の増幅量を演算により求めるレベル演算手段と、
上記レベル演算手段で決定された上記非線形のゲインカーブ及び上記増幅量に応じて上記マルチビットデジタル信号を可変するレベル可変手段と
を備えてなることを特徴とする請求項4記載のデジタル信号再生装置。 - 上記変換手段は上記減衰処理を施すために、
ΔΣ変調による無信号1ビットデジタル信号を発生する無信号発生手段と、
上記無信号発生手段から発生された無信号1ビットデジタル信号と入力1ビットデジタル信号を加算する加算手段と
を備えることを特徴とする請求項4記載のデジタル信号再生装置。
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JP2000285603A JP2000285603A (ja) | 2000-10-13 |
JP4051807B2 true JP4051807B2 (ja) | 2008-02-27 |
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Family Applications (1)
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JP09415199A Expired - Lifetime JP4051807B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | デジタル信号処理装置及び再生装置 |
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- 1999-03-31 JP JP09415199A patent/JP4051807B2/ja not_active Expired - Lifetime
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