JP3334413B2 - ディジタル信号処理方法及び装置 - Google Patents

ディジタル信号処理方法及び装置

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JP3334413B2 JP07538095A JP7538095A JP3334413B2 JP 3334413 B2 JP3334413 B2 JP 3334413B2 JP 07538095 A JP07538095 A JP 07538095A JP 7538095 A JP7538095 A JP 7538095A JP 3334413 B2 JP3334413 B2 JP 3334413B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば1ビットのよう
な少数ビットでディジタル化された音声信号に対して振
幅方向の信号処理を施すためのディジタル信号処理方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、音声信号をディジタル化して記
録、再生及び伝送する方法は、従来からコンパクトディ
スク(CD)、ディジタルオーディオテープ(DAT)
等の記録再生装置や、衛星放送等のディジタル音声放送
で実施されている。このようなディジタルオーディオ伝
送装置において、従来はそのディジタル化に際して、サ
ンプリング周波数として48kHz、44.1kHz
等、また量子化ビット数として16ビット等のフォーマ
ットが規定されていた。
【0003】しかし、このような従来のディジタルオー
ディオ伝送装置では、一般的にディジタルオーディオデ
ータの量子化ビット数が、復調されたオーディオ信号の
ダイナミックレンジを規定してしまう。このため例えば
より高品質のオーディオ信号を伝送するためには、量子
化ビット数を現行の16ビットから20又は24ビット
等に拡大することが必要である。しかしながら、一度フ
ォーマットを規定してしまうと、量子化ビット数の拡大
を容易に行うことが出来ないため、これらの装置からよ
り高品質のオーディオ信号を取り出すことができなかっ
た。
【0004】ところで、音声信号をディジタル化する方
法としては、シグマデルタ(ΣΔ)変調と呼ばれる方法
が提案されている(日本音響学会誌46巻3号(199
0)第251〜257頁「AD/DA変換器とディジタ
ルフィルター(山崎芳男)」等参照)。
【0005】図11は、例えば1ビットのディジタルデ
ータにΣΔ変調処理を施すΣΔ変調回路のブロック図で
ある。この図11において、入力端子51からの入力オ
ーディオ信号が加算器52を通じて積分器53に供給さ
れる。この積分器53からの信号が比較器54に供給さ
れ、例えば入力オーディオ信号の中点電位と比較されて
1サンプル期間ごとに例えば1ビット量子化される。な
おサンプル期間の周波数(サンプリング周波数)は、従
来の48kHz、44.1kHzに対して、その64倍
あるいは128倍の周波数が用いられる。また量子化は
2ビットあるいは4ビットでもよい。
【0006】この量子化データが1サンプル遅延器55
に供給されて1サンプル期間分遅延される。この遅延デ
ータが例えば1ビットのD/A変換器56でアナログ信
号に変換されて加算器52に供給されて、入力端子51
からの入力オーディオ信号に加算される。そして比較器
54から出力される量子化データが出力端子57に取り
出される。したがって、このΣΔ変調回路が行うΣΔ変
調処理によれば、上記文献にも記されているように、サ
ンプル期間の周波数(サンプリング周波数)を充分高く
することによって、例えば1ビットの少ないビット数で
も高いダイナミックレンジのオーディオ信号を得ること
ができる。また、広い伝送可能周波数帯域を持つことが
できる。また、ΣΔ変調回路は、回路構成が集積化に適
しており、また比較的簡単にA/D変換の精度を得るこ
とができることから従来からA/D変換器の内部などで
はよく用いられている。ΣΔ変調された信号は、簡単な
アナログローパスフィルタを通すことによって、アナロ
グオーディオ信号に戻すことができる。したがって、Σ
Δ変調回路は、これらの特徴を生かすことによって、高
品質のデータを扱うレコーダやデータ伝送に応用するこ
とができる。
【0007】
ところで、上記ΣΔ変調回路を用い
たディジタルオーディオ伝送装置では、前述した例えば
16ビット等のマルチビットのフォーマットのディジタ
ル信号を扱うようなディジタルオーディオ伝送装置(以
下、マルチビットディジタルオーディオ伝送装置とい
う。)で実現することができたアッテネーション処理の
一種であるフェード処理、イコライズ処理、フィルター
処理、クロスフェード処理や、ミキシング処理のような
振幅方向の信号処理をもとのビット長のままで実現する
ことが困難であり、せっかくの広帯域、高ダイナミック
レンジという特徴と生かすことが出来なかった。
【0008】例えば、上記フェード処理には、再生され
るオーディオ信号のレベルを時間と共に徐々に低下させ
るフェードアウト処理や、オーディオ信号のレベルをゼ
ロレベルから徐々に上昇させるフェードイン処理があ
る。このようなフェード処理は、オーディオ信号の振幅
方向の信号処理としては一般的である。
【0009】そこで、上記フェード処理を上記マルチビ
ットディジタルオーディオ伝送装置で行う場合について
図12を参照しながら説明しておく。この図12におい
て、入力端子61からの例えば16ビットであるような
マルチビットのディジタルオーディオ信号は、乗算器6
2を通じて出力端子63に取り出される。ここで、例え
ばフェードの開始タイミングやスピードを指定する制御
信号が制御入力端子64に供給されると、この制御信号
が制御回路65に供給されて任意のフェード信号が発生
される。そして、このフェード信号が係数発生器66に
供給されることによって、例えば音声信号のレベルを徐
々に低下させてゼロレベルにする係数が発生され、この
係数が乗算器62に供給される。
【0010】これによって、出力端子63には、ディジ
タル信号入力端子61に供給されたディジタル音声信号
に対して、その音声信号のレベルが、例えば制御信号で
指定されたタイミングから指定のスピードで徐々に低下
されてゼロレベルにミュートされた信号が取り出され、
上記フェードアウト処理が行われる。なお、例えば係数
の発生順を逆にすることによって、音声信号のレベルを
ゼロレベルから徐々に上昇させるフェードイン処理を行
うこともできる。
【0011】
ところが、上述したように、上記Σ
Δ変調されたディジタル音声信号においては、このよう
な処理を行うことができない。すなわちΣΔ変調された
1ビット信号は、振幅情報も時間軸上の1ビットパター
ンとして表現されているため、従来と同様に乗算器62
で乗算をし、1ビットのままで振幅操作処理を実現する
ことは困難であった。
【0012】これに対して、例えば図13に示すように
ΣΔ信号をローパスフィルタを用いて従来のCDやDA
T等の信号フォーマットに変換して処理を行うことが考
えられる。すなわち、この図13において、入力端子7
1に供給された例えば1ビットのΣΔ信号がローパスフ
ィルタ72に供給されて、例えば16ビットのマルチビ
ットのディジタル音声信号に変換される。この変換され
たディジタル音声信号が乗算器73に供給される。
【0013】また、例えばフェードの開始タイミングや
スピードを指定する制御信号が制御入力端子74に供給
され、この制御信号が制御回路75に供給されて任意の
フェード信号が発生される。そしてこのフェード信号が
係数発生器76に供給されることによって、例えば音声
信号のレベルを徐々に低下させてゼロレベルにする係数
が発生され、この係数が乗算器73に供給される。
【0014】これによって、乗算器73からはローパス
フィルタ72からのディジタル音声信号に対して、その
音声信号のレベルが係数発生器76からの係数によって
制御されたディジタル音声信号が取り出される。そし
て、さらにこのディジタル音声信号がΣΔ変調器77に
供給されて、再び例えば1ビットのΣΔ信号に再変換さ
れ、この再変換されたΣΔ信号が出力端子78に取り出
される。
【0015】こうして出力端子78には、入力端子71
からのΣΔ信号に対して、その音声信号のレベルが、例
えば制御信号で指定されたタイミングから指定のスピー
ドで徐々に低下されてゼロレベルにされた信号が取り出
され、いわゆるフェードアウト処理が行われる。なお、
例えば係数の発生順を逆にすることにより、音声信号の
レベルをゼロレベルから徐々に上昇させるフェードイン
の処理を行うこともできる。すなわちこの装置によれ
ば、従来と同じ方法でフェード等の処理を行うことがで
きる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この装置を
用いた場合には、入力端子71に供給されるΣΔ信号は
常にローパスフィルタ72で例えば16ビットのマルチ
ビットのディジタル音声信号に変換される。すなわちこ
の装置では、ΣΔ信号は、フェード等の処理を行ってい
ないときにも、ローパスフィルタ72とΣΔ変調器77
を通ってしまう。このため信号の特性は、従来のCDや
DAT等と同じになってしまい、本来のΣΔ変調の持
つ、広帯域、高ダイナミックレンジ等の特徴を生かせな
いことになってしまう。
【0017】そこで、図14に示すように、フェード処
理のような振幅操作を行わないときには、スイッチ78
の被選択端子Aに供給されるオリジナルのΣΔ信号を遅
延器79を介して出力端子80から導出し、上記振幅操
作を行う場合にのみ、スイッチ78の被選択端子Bに供
給されるΣΔ変調器77で再変調されたΣΔ信号を出力
端子80から導出することが考えられた。
【0018】しかし、スイッチ78で切り替えられる上
記二つのΣΔ信号は、ほぼ同一のアナログオーディオ信
号成分を持っているにもかかわらず異なるΣΔ変調器に
より時間軸上に変調された信号のため、直接切り替える
とその切り替え点で大きなノイズを発生してしまい実用
にならなかった。
【0019】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、オリジナルのシグマデルタ信号と、該オリジナ
ルのシグマデルタ信号を再度シグマデルタ処理した再シ
グマデルタ信号とを切り替える際に、ノイズの発生を抑
えることのできるディジタル信号処理方法及び装置の提
供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディジタル
信号処理装置は、ΣΔ変調された入力1ビットディジタ
ル信号の振幅方向の信号処理の命令に応じてマルチビッ
ト乗算係数を発生するマルチビット乗算係数発生手段
と、上記ΣΔ変調された入力1ビットディジタル信号に
上記マルチビット乗算係数発生手段にて発生したマルチ
ビット乗算係数を乗算する乗算手段と、上記乗算手段か
らの出力信号が入力され再度ΣΔ変調を施すΣΔ変調手
段とを備えたデイジタル信号処理装置において、上記再
度ΣΔ変調を施すΣΔ変調手段は、n(nは3以上の整
数)次の多段接続されたフィルタ手段から構成される積
分手段と、上記積分手段の最終段出力を量子化する量子
化手段と、上記フィルタ手段のゲインを可変するフィル
タ係数を徐々に変化させることにより上記ΣΔ変調され
た入力1ビットディジタル信号をそのまま出力するスル
ー状態と上記ΣΔ変調された入力1ビットディジタル信
号に対して再度ΣΔ変調を施して出力する動作状態を徐
々に切り換える制御手段とを備えることによって上記課
題を解決する。
【0021】本発明に係るディジタル信号処理方法は、
ΣΔ変調された入力1ビットディジタル信号の振幅方向
の信号処理の命令に応じてマルチビット乗算係数を発生
する工程と、上記ΣΔ変調された入力1ビットディジタ
ル信号に上記発生したマルチビット乗算係数を乗算する
工程と、上記入力1ビットディジタル信号にマルチビッ
ト乗算係数が乗算された乗算出力をn(nは3以上の整
数)次の多段接続されたフィルタにて積分処理する工程
と、上記積分処理の最終段出力を量子化する工程と、上
記各々のフィルタのゲインを可変するフィルタ係数を徐
々に変化させることにより上記ΣΔ変調された入力1ビ
ットディジタル信号をそのまま出力するスルー状態と上
記ΣΔ変調された入力1ビットディジタル信号に対して
再度ΣΔ変調を施して出力する動作状態を徐々に切り換
える工程とから構成されることにより上記課題を解決す
る。
【0022】
【作用】シグマデルタ変調により得られた少数ビットの
入力信号の振幅成分を増減し、その出力に積分のために
備えられたn(nは3以上)次のフィルタを使ってシグ
マデルタ変調処理を施す際に、該n次のフィルタのゲイ
ンを徐々に抑制又は復調制御するように変化させる。こ
れによりΣΔ変調された1ビットディジタルデータを伝
送記録する際に、クオリティーの高いオリジナル信号
と、振幅操作等の信号処理を施した第2のシグマデルタ
変調信号を、必要に応じて切り替えることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係るディジタル信号処理方法
及び装置の実施例について図面を参照しながら説明す
る。
【0024】この実施例は、入力オーディオ信号をシグ
マデルタ(ΣΔ)変調して例えば1ビットディジタル信
号(以下、1ビットディジタルデータという。)の形で
磁気テープに記録し、該磁気テープから1ビットディジ
タルデータを再生して出力するディジタルオーディオ記
録再生装置に適用されて好ましいディジタル信号処理装
置であり、上記1ビットディジタルデータに、アッテネ
ーション処理の一種であるフェード処理、イコライズ処
理、フィルター処理等の振幅方向の信号処理を施すこと
ができる。この振幅方向の信号処理は、上記1ビットデ
ィジタルデータの振幅成分を増減するような処理であ
る。
【0025】図1に示すように、このディジタル信号処
理装置1は、入力端子2から供給される上記ΣΔ変調さ
れた1ビットディジタルデータにマルチビット信号を用
いて演算を施す乗算器4と、この乗算器4からの出力が
入力され、該入力信号をそのまま出力するスルー状態
と、再度ΣΔ変調して出力する動作状態とを切り替え可
能なΣΔ変調器5と、このΣΔ変調器5の上記スルー状
態と動作状態とを徐々に変化させるゲイン制御部9とを
備える。
【0026】ここで、乗算器4とΣΔ変調部5は、振幅
制御ブロック3を構成している。乗算器4は、ユーザに
よって例えばフェード処理のような振幅方向の信号処理
が選択されている場合、上記1ビットディジタルデータ
に係数発生器7で生成された多値の乗算係数である例え
ば16ビットのマルチビット乗算係数を乗算する。ま
た、この乗算器4は、ユーザによって上記振幅方向の信
号処理が選択されていない場合には、上記1ビットディ
ジタルデータをそのまま出力させる(スルーさせる)。
係数発生器7は、制御回路8に供給されるユーザが選択
した振幅方向の信号処理に関する命令信号に応じた上記
16ビットのマルチビット乗算係数を生成する。制御回
路8には、図示しない制御信号入力端子を介して、ユー
ザによって選択された振幅方向の信号処理、例えばフェ
ード処理を実行させるための上記命令信号が供給され
る。すると、制御回路8は、該フェード処理を実行させ
るための命令信号を基に、係数発生器7にマルチビット
乗算係数を生成させる。乗算器4から出力されたマルチ
ビット、例えば16ビットディジタルデータは、ΣΔ変
調部5を構成する後述する加算器に供給される。
【0027】ΣΔ変調部5は、上記加算器の加算出力に
積分処理を施す積分部と、この積分部を介したデータを
1サンプル期間毎に1ビットディジタルデータに量子化
する後述する図2に示す量子化器15とを備える。量子
化器15の量子化出力は、積分部の各加算器に負符号と
されてフィードバックされ、乗算器4の乗算出力に加算
(結果的に減算)される。そして、量子化器15から出
力される量子化出力である1ビットディジタルデータが
出力端子6から取り出される。
【0028】上記積分部は、n(nは3以上)次のフィ
ルタ、これらの各フィルタのゲインをゲイン制御部9に
より各フィルタ毎に徐々に変化させることにより上記ス
ルー状態とシグマデルタ変調の動作状態とを徐々に切り
替え制御する。この実施例では、上記積分部を例えば図
2に示すように、3次(3段)のフィルタに分けてい
る。そして、ゲイン制御部9により、各フィルタを構成
する可変ゲインアンプのゲインを1段毎に変化させる。
【0029】すなわち、ΣΔ変調部5は、上記積分部を
第1段12と、第2段13と、第3段14とに分け、こ
れらの各段12、13、14を介した信号を量子化器1
5で量子化して、各段にフィードバックすると共に、出
力端子16から導出している。
【0030】ここで、入力端子11を介して乗算器4か
ら供給されるマルチビット乗算出力又は上記スルー出力
は、積分ブロックの上記第1段12を構成する加算器1
2aに供給される。加算器12aの出力は、加算器12
bを介して遅延器12cに供給され、該遅延器12cで
遅延される。この遅延器12cの遅延出力は、可変係数
31を持つ第1の可変ゲインアンプ12dを介して、加
算器12bにフィードバックされる。また、加算器12
aには、量子化器15からの量子化データが可変係数k
32を持つ第2の可変ゲインアンプ12eを介して負符号
とされフィードバックされる。また、遅延器12cの遅
延出力は、可変係数k33を持つ第3の可変ゲインアンプ
12fを介して次段、すなわち第2段13に供給され
る。
【0031】ここで、上記可変係数k31、k32、k33
は、 k31=k33(k32−1)+1 という関係を持たせる。
【0032】また、第1段12の出力は、第2段13を
構成する加算器13aに供給される。加算器13aの出
力は、加算器13bを介して遅延器13cに供給され、
該遅延器13cで遅延される。この遅延器13cの遅延
出力は、可変係数k21を持つ第1の可変ゲインアンプ1
3dを介して、加算器13bにフィードバックされる。
また、加算器13aには、量子化器15からの量子化デ
ータが可変係数k22を持つ第2の可変ゲインアンプ13
eを介して負符号とされフィードバックされる。また、
遅延器13cの遅延出力は、可変係数k23を持つ第3の
可変ゲインアンプ13fを介して次段、すなわち第3段
14に供給される。
【0033】ここで、上記可変係数k21、k22、k23
も、 k21=k23(k22−1)+1 という関係を持たせる。
【0034】また、第2段13の出力は、第3段14を
構成する加算器14aに供給される。加算器14aの出
力は、加算器14bを介して遅延器14cに供給され、
該遅延器14cで遅延される。この遅延器14cの遅延
出力は、可変係数k11を持つ第1の可変ゲインアンプ1
4dを介して、加算器14bにフィードバックされる。
また、加算器14aには、量子化器15からの量子化デ
ータが可変係数k12を持つ第2の可変ゲインアンプ14
eを介して負符号とされフィードバックされる。また、
遅延器14cの遅延出力は、可変係数k13を持つ第3の
可変ゲインアンプ14fを介して次段、すなわち第3段
14に供給される。
【0035】ここで、上記可変係数k11、k12、k13
も、 k11=k13(k12−1)+1 という関係を持たせる。
【0036】すなわち、ΣΔ変調部5の各フィルタは、
入力信号を遅延させる遅延器12c、13c、14cを
介した信号をフィードバックする際に通過させる第1の
可変ゲインアンプ12d、13d、14dと、上記ΣΔ
変調処理を構成する量子化器15の量子化出力をフィー
ドバックする際に通過させる第2の可変ゲインアンプ1
2e、13e、14eと、上記遅延を12c、13c、
14cを介した信号を次段に供給する際に通過させる第
3の可変ゲインアンプ12f、13f,14fとを備
え、これら第1の可変ゲインアンプ、第2の可変ゲイン
アンプ、第3の可変ゲインアンプの各可変係数kn1、k
n2、kn3に、 kn1=kn3(kn2−1)+1 ・・・ (1) の関係を満たさせている。
【0037】例えば、図2に示すようなΣΔ変調部5
が、3次のΣΔ変調部として働く場合のゲインの一例
を、(k11=k12=k13=1)、(k21=k22=1、k
23=1/2)、(k31=k32=1、k33=1/4)であ
るとする。
【0038】先ず、ゲイン制御部9は、可変係数k31
32、k33を可変させ、(k31=k32=0、k33=1)
となるように、徐々にゲインを変化させる。すると、こ
のΣΔ変調部5は、1つの遅延器12cを持つ2次のΣ
Δ変調器になる。
【0039】次に、ゲイン制御部9は、可変係数k21
22、k23を可変させ、(k21=k22=0、k23=1)
となるように、徐々にゲインを変化させる。すると、こ
のΣΔ変調部5は、2つの遅延器12c、13cを持つ
1次のΣΔ変調器になる。
【0040】さらに、ゲイン制御部9は、可変係数
11、k12、k13を可変させ、(k11=k12=0、k13
=1)となるように、徐々にゲインを変化させる。する
と、このΣΔ変調部5は、3つの遅延器12c、13
c、14cを持つ単体の量子化器15になる。
【0041】すなわち、このΣΔ変調部5の3段に分け
られた積分部の各1段内の3つの可変ゲインアンプの各
可変係数は、ゲイン制御部9により徐々に変化するよう
に、制御される。これら3つの可変ゲインアンプは、各
1段毎に変化される。
【0042】特に、この例では、ΣΔ変調部5が3次の
フィルタとして働き、各可変ゲインアンプの各可変係数
を(k11=k12=k13=1)、(k21=k22=1、k23
=1/2)、(k31=k32=1、k33=1/4)とした
状態から、徐々に変化させ、最終的にオリジナルの1ビ
ットディジタルデータを出力するようにしている。
【0043】なお、オリジナル1ビットディジタルデー
タからΣΔ変調部5で第2のΣΔ変調をかけた1ビット
ディジタルデータに切り替える場合には、振幅制御ブロ
ック3に上述した具体例の逆の動作を行わせればよい。
【0044】例えば、上記(1)式の関係を満たすこと
を条件とすれば、図3、4及び5のように、各可変係数
(k31、k32、k33)、(k21、k22、k23)及び(k
11、k12、k13)を徐々に変化させることによって、切
り替えをノイズの発生を抑えて実現できる。
【0045】なお、乗算器4は、上記1ビットディジタ
ルデータの2値状態、すなわち“1”又は“−1”のど
ちらであるかに応じて、図6に示すように、上記1ビッ
トディジタルデータに正又は負の16ビットのマルチビ
ット乗算係数を乗算する。つまり、制御回路8に供給さ
れる上記命令信号に応じて係数発生器7が生成した正又
は負のマルチビット乗算係数は、上記1ビットディジタ
ルデータの2値状態に応じて上記1ビットディジタルデ
ータに乗算される。
【0046】この乗算器4が上記1ビットディジタルデ
ータに施す演算は、上述したように、アッテネーション
処理の一種であるフェード処理、イコライズ処理等のよ
うな振幅方向の信号処理であるが、以下に、乗算器4で
行われる演算を、例えば、入力信号の振幅を1/2にす
るような演算というように簡易化して説明する。
【0047】
例えば、乗算器4に、入力信号の振
幅を1/2にするような演算を行わせた場合の処理結果
について図7を用いて説明する。図7の(A)は、図1
の入力端子2に供給される1ビットディジタルデータを
アナログのローパスフィルタに通してアナログ信号に戻
した場合の信号波形図である。図7の(B)は、乗算器
4で行われた演算によって得られたマルチビットディジ
タルデータをアナログ信号に戻した場合の信号波形図で
ある。このように乗算器4による演算によりアナログオ
ーディオ信号は振幅が1/2になっている。
【0048】以上より、この実施例となるディジタル信
号処理装置1は、オリジナルのΣΔ信号と、該オリジナ
ルのΣΔ信号を再度ΣΔ処理した再ΣΔ信号とを切り替
える際に、ノイズの発生を抑えることができる。このた
め、ΣΔ変調された1ビットディジタルデータを伝送記
録する際に、品質の高いオリジナル信号と、振幅操作等
の信号処理を施した第2のΣΔ変調信号を、必要に応じ
てノイズを抑えて切り替えることができる。
【0049】ここで、このディジタル信号処理装置1が
適用されるディジタルオーディオ記録再生装置は、入力
オーディオ信号にΣΔ変調処理を施して1ビットディジ
タルデータとし、該1ビットディジタルデータを所定数
単位毎に同期信号及び誤り訂正符号と共に記録する図8
に示すような記録部20と、記録部20の磁気テープ2
9から再生した上記所定数単位毎の1ビットディジタル
データを再生する図10に示すような再生部30とを有
して成る。ディジタル信号処理装置1は、再生部30内
に設けられるが、説明の都合上、先ず、記録部20につ
いて説明しておく。
【0050】図8に示すように、この記録部20では、
入力端子21からの入力オーディオ信号が加算器22を
通じて積分器23に供給される。積分器23からの信号
は、比較器24に供給され、例えば入力オーディオ信号
の中点電位(“0V”)と比較されて1サンプル期間毎
に1ビット量子化される。ここで、サンプル期間の周波
数(サンプリング周波数)は、従来の48kHz、4
4.1kHzに対して、その64倍或は128倍の周波
数が用いられる。
【0051】この量子化データが1サンプル遅延器25
に供給されて1サンプル期間分遅延される。この遅延デ
ータが1ビットディジタル/アナログ(D/A)変換器
26を通じて加算器22に供給されて、入力端子21か
らの入力オーディオ信号に加算される。これによって比
較器24からは、上記入力オーディオ信号がΣΔ変調さ
れた量子化データが出力される。この比較器24から出
力される量子化データが同期信号及び誤り訂正符号(E
CC)の付加回路27に供給され、例えば、所定数のサ
ンプル毎の量子化データに同期信号と誤り訂正符号が付
加される。
【0052】この記録フォーマットは、1ビットの量子
化データである1ビットディジタルデータを図9に示す
ように、例えばデータD0〜D3というように4個毎に分
割し、この4個の1ビットディジタルデータ毎に同期信
号S0、S1と誤り訂正符号P0、P1を付加している。こ
の同期信号及びECC付加回路7で付加される誤り訂正
符号P0、P1により、記録再生中に発生する伝送誤りを
検出、訂正することができる。
【0053】次に、図10に示す再生部30では、再生
ヘッド31によって磁気テープ29に記録された1ビッ
トディジタルデータが再生される。この1ビットディジ
タルデータは4個毎に、上記同期信号及び上記誤り訂正
符号を付加されたフォーマットで記録されているので、
同期分離及び誤り訂正回路32に供給されると、同期信
号が分離され、かつ誤り訂正処理が施されて上述の入力
オーディオ信号がΣΔ変調された4個単位の1ビットデ
ィジタルデータのみが取り出される。この1ビットディ
ジタルデータは、図1に詳細な構成を示したディジタル
信号処理装置1に供給される。
【0054】そして、上記1ビットディジタルデータ
は、上述したようなディジタル信号処理装置1によって
信号処理される。このディジタル信号処理装置1で信号
処理された1ビットディジタルデータは、アナログフィ
ルタ33によりアナログオーディオ信号に戻される。こ
のアナログオーディオ信号は、モニタ端子34から取り
出される。
【0055】また、ディジタル信号処理装置1から出力
された上記再ΣΔ変調1ビットディジタルデータは、デ
シメーション(間引き)フィルタであるディジタルフィ
ルタ35により、任意のCDやDAT等の信号フォーマ
ットに変換される。この任意のフォーマットに変換され
た信号は、任意のフォーマットのディジタルレコーダの
再生系36や、CD,DATの再生系37、或はDCC
の再生系38等を通して、通常のD/A変換器39に供
給される。そして、出力端子40からは、アナログオー
ディオ信号が取り出される。
【0056】したがって、本実施例のディジタル信号処
理装置1を適用したディジタルオーディオ記録再生装置
は、ΣΔ変調された1ビットディジタルデータを伝送記
録する際に、クオリティーの高いオリジナル信号と、振
幅操作等の信号処理を施した第2のΣΔ変調信号を、ノ
イズを抑えて切り替えることができる。
【0057】なお、本発明に係るディジタル信号処理方
法及び装置は、上記実施例にのみ限定されるものではな
く、例えば上記ΣΔ変調部を構成するn次のフィルタの
次数は、3以上であればよい。
【0058】
【発明の効果】本発明に係るディジタル信号処理方法
は、シグマデルタ変調により得られた少数ビットの入力
信号に対して、再度シグマデルタ変調を含む信号処理を
施す際に、上記少数ビット入力信号をそのまま出力する
状態と、再度シグマデルタ変調を施して出力する状態と
の切り替えを、上記再度のシグマデルタ変調処理のスル
ー状態と動作状態とを徐々に変化させることによって行
うので、オリジナルのΣΔ信号と、該オリジナルのΣΔ
信号を再度ΣΔ処理した再ΣΔ信号とを切り替える際に
ノイズの発生を抑えられる。
【0059】また、本発明に係るディジタル信号処理装
置は、シグマデルタ変調により得られた少数ビットの入
力信号にマルチビット信号を用いて演算処理を施す演算
手段と、この演算手段からの出力が入力され、入力信号
をそのまま出力するスルー状態と、再度シグマデルタ変
調して出力する動作状態とを切り替え可能なシグマデル
タ変調手段と、上記シグマデルタ変調手段の上記スルー
状態と動作状態とを徐々に変化させる制御手段とを備え
るので、オリジナルのΣΔ信号と、該オリジナルのΣΔ
信号を再度ΣΔ処理した再ΣΔ信号とを切り替える際
に、ノイズの発生を抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル信号処理方法及び装置
の実施例であるディジタル信号処理装置の概略構成を示
すブロック図である。
【図2】上記実施例のディジタル信号処理装置のΣΔ変
調部の詳細な構成を示す回路図である。
【図3】上記ΣΔ変調部の積分部の第1段を構成する可
変ゲインアンプの可変係数の時間変化の具体例を示す特
性図である。
【図4】上記ΣΔ変調部の積分部の第2段を構成する可
変ゲインアンプの可変係数の時間変化の具体例を示す特
性図である。
【図5】上記ΣΔ変調部の積分部の第3段を構成する可
変ゲインアンプの可変係数の時間変化の具体例を示す特
性図である。
【図6】上記実施例のディジタル信号処理装置を構成す
る振幅制御ブロックの乗算器の動作を説明するための模
式図である。
【図7】上記乗算器で行われる演算の具体的な結果を説
明するためのアナログ波形図である。
【図8】上記実施例のディジタル信号処理装置を適用で
きるディジタルオーディオデータ記録再生装置の記録部
の概略構成を示すブロック図である。
【図9】上記ディジタルオーディオデータ記録再生装置
で用いられる記録フォーマットの例を示すフォーマット
図である。
【図10】上記実施例のディジタル信号処理装置を適用
できるディジタルオーディオデータ記録再生装置の再生
部の概略構成を示すブロック図である。
【図11】ΣΔ変調回路の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図12】マルチビットのディジタル信号処理装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図13】少数ビットディジタル信号を扱う従来のディ
ジタル信号処理装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図14】図13に示したディジタル信号処理装置を用
いて、オリジナルの少数ビット信号と再度少数ビットに
変換した信号とを切り替えるように構成したディジタル
信号処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ディジタル信号処理装置 3 振幅制御ブロック 4 乗算器 5 ΣΔ変調部 7 係数発生器 8 制御回路 9 ゲイン制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−283972(JP,A) 特開 平5−37824(JP,A) 特開 平6−132844(JP,A) 特開 昭62−26933(JP,A) 特開 昭62−34409(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 3/02 G10L 19/00 H03M 7/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ΣΔ変調された入力1ビットディジタル
    信号の振幅方向の信号処理の命令に応じてマルチビット
    乗算係数を発生するマルチビット乗算係数発生手段と、
    上記ΣΔ変調された入力1ビットディジタル信号に上記
    マルチビット乗算係数発生手段にて発生したマルチビッ
    ト乗算係数を乗算する乗算手段と、上記乗算手段からの
    出力信号が入力され再度ΣΔ変調を施すΣΔ変調手段と
    を備えたデイジタル信号処理装置において、 上記再度ΣΔ変調を施すΣΔ変調手段は、 n(nは3以上の整数)次の多段接続されたフィルタ手
    段から構成される積分手段と、 上記積分手段の最終段出力を量子化する量子化手段と、 上記フィルタ手段のゲインを可変するフィルタ係数を徐
    々に変化させることにより上記ΣΔ変調された入力1ビ
    ットディジタル信号をそのまま出力するスルー状態と上
    記ΣΔ変調された入力1ビットディジタル信号に対して
    再度ΣΔ変調を施して出力する動作状態とを徐々に切り
    換える制御手段とを備えることを特徴とするデイジタル
    信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記n次のフィルタ手段の各々は、遅延
    手段と、上記遅延手段の出力信号に第1の可変係数を乗
    算する第1の可変ゲインアンプ手段と、上記第1の可変
    ゲインアンプ手段からの出力信号を上記遅延手段の入力
    端子に帰還する帰還手段と、上記帰還手段からの帰還信
    号と上記入力信号を加算して上記遅延手段に入力する加
    算手段と、上記量子化手段からの出力に第2の可変係数
    を乗算して各フィルタ手段の入力端子に帰還する第2の
    可変ゲインアンプ手段と、上記遅延手段の出力に第3の
    可変係数を乗算する第3の可変ゲインアンプ手段とから
    構成されることを特徴とする請求項1記載のデイジタル
    信号処理装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の可変ゲインアンプ手段で乗算
    される第1の可変係数kn1と、上記第2の可変ゲイン
    アンプ手段で乗算される第2の可変係数kn2と、上記
    第3の可変ゲインアンプ手段で乗算される第3の可変係
    数kn3とは、kn1=kn3(kn2−1)+1の関
    係であることを特徴とする請求項2記載のデイジタル信
    号処理装置。
  4. 【請求項4】 ΣΔ変調された入力1ビットディジタル
    信号の振幅方向の信号処理の命令に応じてマルチビット
    乗算係数を発生する工程と、 上記ΣΔ変調された入力1ビットディジタル信号に上記
    発生したマルチビット乗算係数を乗算する工程と、 上記入力1ビットディジタル信号にマルチビット乗算係
    数が乗算された乗算出力をn(nは3以上の整数)次の
    多段接続されたフィルタにて積分処理する工程と、 上記積分処理の最終段出力を量子化する工程と、 上記各々のフィルタのゲインを可変するフィルタ係数を
    徐々に変化させることにより上記ΣΔ変調された入力1
    ビットディジタル信号をそのまま出力するスルー状態と
    上記ΣΔ変調された入力1ビットディジタル信号に対し
    て再度ΣΔ変調を施して出力する動作状態を徐々に切り
    換える工程とから構成されることを特徴とするデイジタ
    ル信号処理方法。
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