JPH05198092A - レベルコントロール回路 - Google Patents

レベルコントロール回路

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JPH05198092A
JPH05198092A JP2750292A JP2750292A JPH05198092A JP H05198092 A JPH05198092 A JP H05198092A JP 2750292 A JP2750292 A JP 2750292A JP 2750292 A JP2750292 A JP 2750292A JP H05198092 A JPH05198092 A JP H05198092A
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JP
Japan
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value
level
manual
circuit
attenuator
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Withdrawn
Application number
JP2750292A
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English (en)
Inventor
Masato Tanaka
正人 田中
Mitsuo Hashimoto
充夫 橋本
Hiroshi Takahata
弘 高畑
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アナログアッテネータ1とディジタルアッテ
ネータ(ディジタル乗算器3)とで構成されるアッテネ
ータを有し、マニュアル動作で例えば録音ボリューム3
0を操作した時に、その操作量に対応する手動調整レジ
スタ22からの手動調整値を、ローパスフィルタ26に
通して平滑化してアッテネータのレベル調整における制
御値とする。 【効果】 マニュアルのレベルコントロールを行っても
レベルが急激に変化したり、レベルが不連続に変化した
りしない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばオーディオ信号
等のレベルをコントロールするレベルコントロール回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばテープレコーダ等で磁
気テープにオーディオ信号を記録する際には、入力され
たオーディオ信号のレベルをコントロールすることで上
記磁気テープに対する記録信号レベルを最適化する。こ
の場合は、一般に入力信号をAGC(オートゲインコン
トロール)回路を介して記録系に供給するように構成
し、この構成により記録系の磁気ヘッドに対して最適な
録音電流が流れるようなレベルコントロールを行うよう
にしている。
【0003】また、例えば、既に録音されている磁気テ
ープに対して他のオーディオ信号をミキシングする場合
や、フェードアウト等を手動で行いたいとき、或いは、
自分の好みのレベルで録音を行いたい場合には、入力信
号のレベルをマニュアル操作でコントロールし、録音レ
ベルを自分で定めることができるような機能を付加する
ことが好ましい。当該機能は、例えば、手動の録音ボリ
ュームを付加することで実現される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記テープ
レコーダとして例えばディジタルで信号を記録するディ
ジタルテープレコーダが存在する。このディジタルテー
プレコーダにおいて、上記マニュアル操作によって入力
オーディオ信号のレベルをコントロールする場合には、
通常、先ず入力アナログオーディオ信号の信号レベルを
アナログアッテネータで調整する。この場合、上記手動
録音ボリュームの操作量に応じて上記アナログアッテネ
ータでのレベル調整量を変化させることにより上記入力
アナログオーディオ信号のレベルを調整した後に、例え
ばアナログ/ディジタル(A/D)コンバータ等により
A/D変換し、このA/D変換されたディジタル信号を
更に必要に応じて微調整して磁気テープに記録すること
が行われる。
【0005】しかし、上述したような従来のディジタル
テープレコーダ等において信号レベルをマニュアル操作
するマニュアルレベルコントロール録音では、録音ボリ
ュームの設定値が飛び飛びの値となる。すなわち、上記
手動録音ボリュームの操作量の変化を信号のレベル調整
量に対応させると例えば2dB程度の飛び飛びのステッ
プとなる場合が多く、したがって、レベル(音量)が急
激に変化してノイズが発生するようになったり、また、
レベル(音量)が不連続に変化するのが人の耳で聞いた
場合に判るようになる。
【0006】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、マニュアルのレベルコント
ロールを行う場合に、レベルが急激に変化したり、レベ
ルが不連続に変化しないレベルコントロール回路を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のレベルコントロ
ール回路は、上述の目的を達成するために提案されたも
のであり、入力アナログ信号の信号レベルを調整するア
ナログ可変利得手段と、上記アナログ可変利得手段の出
力をアナログ/ディジタル変換するアナログ/ディジタ
ル変換手段と、上記アナログ/ディジタル変換手段の出
力に対してディジタル的に信号レベルを調整するディジ
タル可変利得手段と、手動により信号レベルを設定する
際の手動操作に対応した手動制御値を保持する手動制御
値保持手段と、上記手動制御値保持手段の出力信号をデ
ィジタル的に平滑化する平滑化手段とを有し、上記平滑
化手段により平滑化された上記手動制御値に基づいて上
記アナログ可変利得手段と上記ディジタル可変利得手段
でのレベル調整を行うようにしたものである。
【0008】すなわち、本発明のレベルコントロール回
路は、例えば、アナログ可変利得手段とディジタル可変
利得手段で構成されるアッテネータを使用したマニュア
ルゲインコントロールが可能なテープレコーダ等に適用
されるものであって、上記テープレコーダでの録音の際
に、マニュアル動作で例えば録音ボリュームを操作した
時に、当該操作量に対応する手動制御値保持手段からの
手動制御値が飛び飛びの値を取っていたとしても、当該
手動制御値を平滑化手段(例えばローパスフィルタ)に
通すことでその変化を滑らかにし、この平滑手段を介し
た信号を、上記アッテネータでのレベル調整を行うため
の制御値とするようにしたものである。
【0009】また、本発明のレベルコントロール回路に
おいては、録音ボリュームの操作量とアナログ可変利得
手段(アナログアッテネータ)の分解能を合わせる(言
い換えれば上記操作量に対応する制御値をアナログ可変
利得手段のみが動作(ディジタル可変利得手段側は減衰
無し又は最小)する値に限定する)ことにより、アナロ
グ/ディジタル変換手段(A/Dコンバータ)のダイナ
ミックレンジを損なわないようにすることも可能であ
る。
【0010】すなわち、録音ボリュームの操作に対応し
た手動制御値をアナログ可変利得手段のみが動作する値
に限定することで、定常状態ではディジタル可変利得手
段は動作せずにアナログ/ディジタル変換手段の出力の
情報をそのまま伝えるので(ディジタル可変利得手段は
例えば1以下の係数を乗算しかつ少数点以下の桁は有限
なので情報が減ってしまう)、ダイナミックレンジを損
なわない。更に、過渡的な状態ではディジタル可変利得
手段がアナログ可変利得手段の出力を補間して滑らかに
変化させており、その後、時間が経つと平滑化手段が収
束してディジタル可変利得手段は動作しなくなる。
【0011】
【作用】本発明のレベルコントロール回路によれば、手
動制御値を平滑化手段に通すことで、手動制御値を変化
させた場合の急激な変化を滑らかに補間でき、この補間
された制御値でディジタル可変利得手段を動作させるこ
とで、信号レベル調整時のゲイン変化に伴うノイズの発
生がなく、また、ゲイン変化も連続的となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0013】本発明の実施例のレベルコントロール回路
は、図1に示すように、入力端子91を介して供給され
る入力アナログ信号の信号レベルを調整するアナログ可
変利得手段であるアナログアッテネータ1と、上記アナ
ログアッテネータ1の出力をアナログ/ディジタル(A
/D)変換するアナログ/ディジタル変換手段であるA
/Dコンバータ2と、上記A/Dコンバータ2の出力に
対してディジタル的に信号レベルを調整するディジタル
可変利得手段であるディジタルアッテネータ(ディジタ
ル乗算器)3と、手動操作に応じた操作量を出力する手
動操作量出力手段としての録音ボリューム30と、上記
録音ボリューム30の操作量に対応した手動制御値を保
持する手動制御値保持手段としての手動調整レジスタ2
2と、上記手動調整レジスタ22の出力信号をディジタ
ル的に平滑化する平滑化手段であるローパスフィルタ
(LPF)26と、上記ローパスフィルタ26を介した
手動制御値を上記アナログアッテネータ1とディジタル
乗算器3にそれぞれ分配するディジタル/アナログ分配
回路19とを有し、上記ローパスフィルタ26により上
記平滑化されると共に上記ディジタル/アナログ分配回
路19でそれぞれ分配された制御値に基づいて上記アナ
ログアッテネータ1と上記ディジタル乗算器3でのレベ
ル調整を行うようにしたものである。
【0014】すなわち、この図1において、例えばマイ
クロホンやライン入力のアナログオーディオ信号が入力
端子91に供給され、上記アナログアッテネータ1に送
られる。当該アナログアッテネータ1は、上記端子91
からのアナログのオーディオ信号を任意に減衰する。な
お、本実施例では、上記アナログアッテネータ1は例え
ば2dBステップでアッテネート値が設定されるように
なっている。
【0015】上記アナログアッテネータ1の出力は次段
のA/Dコンバータ2へ送られる。当該A/Dコンバー
タ2は、上記アナログアッテネータ1によりプリアッテ
ネートされたアナログオーディオ信号をディジタル信号
に変換して、後段のディジタル乗算器3に送る。
【0016】上記ディジタル乗算器3は、上記A/Dコ
ンバータ2でディジタル変換されたオーディオ信号に例
えば1以下の係数を乗算して数値を小さくする(アッテ
ネート)ものであり、上記アナログアッテネータ1の2
dBステップの間を補間して細かなレベル調整を行うた
めに使用されるものである。なお、本実施例では、上記
ディジタル乗算器3は例えば約0.25dBステップの
分解能に設定されている。また、本実施例においては、
例えば、フェードアウト等のように大きく減衰させる時
には当該ディジタル乗算器3でも減衰させることによっ
て、A/Dコンバータ2のノイズも含めて減衰させるこ
とができる。
【0017】本実施例では、上記アナログアッテネータ
1と、上記A/Dコンバータ2の次のディジタル乗算器
3とを合わせてアッテネータが構成されており、これら
アッテネータが上記録音ボリューム30での操作量に対
応した上記手動調整レジスタ22からの手動制御値によ
って制御されることで、マニュアルゲインコントロール
が実現されるようになっている。なお、当該アッテネー
タは本来の目的の他に入力動作範囲を広くすることも目
的としている。
【0018】上記手動調整レジスタ22には上記録音ボ
リューム30での手動操作に対応する信号が供給され
る。なお、上記録音ボリューム30からの操作量は、例
えば、ダイヤルの回転角データや、リモコンのボリュー
ム増減ボタンから出力される操作データ等である。
【0019】手動調整レジスタ22は、予め保持してい
るアッテネータの制御値の中から、上記録音ボリューム
30での手動操作量に応じてアップ/ダウンされた手動
制御値を出力する。この手動調整レジスタ22から出力
される手動制御値は、上記アッテネータに供給された場
合に当該アッテネータで調整される音のレベルが例えば
2dBステップで変化する(すなわち飛び飛びに変化す
る)ような値である。この手動調整レジスタ22からの
手動制御値は、上記ローパスフィルタ26に送られる。
【0020】ここで、上記ローパスフィルタ26は例え
ば1秒程度の時定数を持っており、上記手動調整レジス
タ22からの飛び飛びに変化する手動制御値を滑らかな
動きに変換している。例えば、上記手動調整レジスタ2
2からの手動制御値に基づいて上記アッテネータでのレ
ベル調整が例えば上記2dBステップでアップするもの
である場合は、上記ローパスフィルタ26の出力を上記
音量レベルの変化に対応付けて示すと、図2のAに示す
ように滑らかに変化するものとなる。
【0021】このローパスフィルタ26の出力は、ディ
ジタル/アナログ分配回路19によって分配される。当
該ディジタル/アナログ分配回路19は、上記手動調整
レジスタ22から例えば10ビットの制御値が供給され
たとすると、その中の例えば上位3ビットを上記アナロ
グアッテネータ1側に分配し、例えば下位7ビットを上
記ディジタル乗算器3に対して分配する。これにより、
上記アナログアッテネータ1においては8通りのレベル
で信号の粗調整が行われ、上記ディジタル乗算器3にお
いては上記A/Dコンバータ2の出力レベルデータを例
えば1/27 のレベル差で微調整する。
【0022】当該ディジタル/アナログ分配回路19で
分配された制御値を上記アッテネータで調整される音量
レベルの変化に対応付けて表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】この表1によれば、上記アナログアッテネ
ータ1で調整される音量レベルは2dBステップとな
り、上記ディジタル乗算器3で調整される音量レベルは
0.25dBステップとなる。すなわち、上記ディジタ
ル/アナログ分配回路19から上記アナログアッテネー
タ1に送られる制御値は上記音量レベルの変化に対応付
けると図2のBに示すように2dBステップで当該音量
レベルを変化させる値であり、また、上記ディジタル/
アナログ分配回路19から上記ディジタル乗算器3に送
られる制御値は上記音量レベルの変化に対応付けると図
2のCに示すように0.25dBステップで当該音量レ
ベルを変化させる値である。
【0025】これにより、本実施例においては、マニュ
アルのレベルコントロールを行う場合に、レベルが急激
に変化したり、レベルが不連続に変化しないレベルコン
トロールが実現できる。
【0026】上記ディジタル乗算器3の次段のDSP
(ディジタル・シグナル・プロセッサ)4は、前段の構
成で変換されたディジタル信号を更に加工して例えば磁
気テープ等の記録媒体に記録する信号を形成する。この
DSP4の出力は出力端子92から出力されて、図示を
省略する後段の記録系の構成により磁気テープ等に記録
される。
【0027】また、本実施例回路では、上記手動調整レ
ジスタ22から出力される制御値と上記アナログアッテ
ネータ1の分解能とを合わせることにより、上記A/D
コンバータ3のダイナミックレンジを損なわないように
している。すなわち、上記手動調整レジスタ22に保持
されている制御値を、上述のように上記アナログアッテ
ネータ1のみが動作する値に限定することで、当該A/
Dコンバータ2のダイナミックレンジを損なわないよう
にしている。
【0028】上述したように、本実施例によれば、手動
操作を行う際には、ローパスフィルタ26によって手動
調整レジスタ22からの制御値を平滑化することによ
り、ボリューム可変ノイズを除去することができる。ま
た、本実施例では録音ボリュームの操作量に応じた手動
調整レジスタ22の制御量をA/Dコンバータ2のダイ
ナミックレンジと合わせているため、ダイナミックレン
ジの損がない。
【0029】以下、図1に示す本実施例の構成を、例え
ばディジタルテープレコーダに用いられるレベルコント
ロール(ゲインコントロール)回路に適用した図3を用
いて具体的に説明する。なお、この図3において、図1
と同じ構成要素には同一の指示符号を付している。ま
た、この図3の構成は、マニュアルゲインコントロール
のみならず、AGC(オートゲインコントロール)も可
能であり、このマニュアルゲインコントロールとAGC
が切り換えられるようになっている。
【0030】この図3において、マニュアルゲインコン
トロールについては、上述同様であり、これ以後AGC
のモードについて説明する。なお、このマニュアルゲイ
ンコントロールモードとAGCのモードの切り換えは、
マニュアル/AGCのモードに応じて切り換えられるス
イッチ41,42の被切換端子をAGCモード側の被切
換端子側或いはマニュアルゲインコントロールモード側
の被選択端子側に切り換えることで実現される。
【0031】すなわちこの図3において、例えばマイク
ロホン入力やライン入力のアナログオーディオ信号が上
記入力端子91に供給され、上記アナログアッテネータ
1に送られる。当該アナログアッテネータ1は、上記端
子91からのアナログのオーディオ信号を任意に例えば
減衰(マクロゲイン制御)して、次段のA/Dコンバー
タ2へ送る。上記アナログアッテネータ1は、2dBス
テップでアッテネート値が設定されるようになってい
る。なお、このアッテネータは本来の目的の他に、入力
動作範囲を広くすることも目的としている。
【0032】上記A/Dコンバータ2は、上記アナログ
アッテネータ1によりプリアッテネートされたアナログ
オーディオ信号を、ディジタル信号に変換する。当該デ
ィジタル信号は、次のディジタル乗算器3に送られる。
【0033】当該ディジタル乗算器3は、アナログアッ
テネータ1で調整しきれなかった細かいゲインを調整す
る。すなわち、当該ディジタル乗算器3は、上記A/D
コンバータ2でディジタル変換されたオーディオ信号に
1以下の係数を乗算して数値を小さくする(アッテネー
ト)ものであり、上記アナログアッテネータ1の2dB
ステップの間を補間して細かなレベル調整を行うために
使用されるものである。上記ディジタル乗算器3は約
0.25dBステップの分解能に設定されている。ま
た、例えば、フェードアウト等のように大きく減衰させ
る時には当該ディジタル乗算器3でも減衰させることに
よって、A/Dコンバータ2のノイズも含めて減衰させ
ることができる。
【0034】上記ディジタル乗算器3の次段のDSP
(ディジタル・シグナル・プロセッサ)4は、前段の構
成で変換されたディジタル信号を更に加工して例えば磁
気テープ等の記録媒体に記録する信号を形成する。この
DSP4の出力は出力端子92から出力されて、図示を
省略する後段の記録系の構成により磁気テープ等に記録
される。
【0035】なお、オーディオ信号は、上記アッテネー
タからDSP4の経路だけを通る。図3における他の構
成要素は、全てアッテネータの制御値を形成するための
構成(後述するピーク検出回路5の入力側以外)で、当
該他の構成要素は例えば1/50秒に1回の処理を行
う。また、本実施例では、オーディオ信号系がハードウ
ェアで構成され、それ以外は全てソフトウェアで構成さ
れているが、各部分はソフトウェア,ハードウェアの何
方でも構成可能である。
【0036】ここで、AGCを行うため、上記アッテネ
ータでゲイン調整されたオーディオ信号をピーク検出回
路5、対数圧縮回路6、モノラル化回路7に通してこれ
を測定レベルとする。すなわち、先ず上記ディジタル乗
算器3の出力は、ピーク検出回路5に送られる。
【0037】上記ピーク検出回路5は、前段の構成で変
換されたディジタルデータを一定時間(例えば20ms
ec)毎に区切って、その区間の最大音量を検出し、こ
れをAGCを行うための今回のディジタルオーディオレ
ベルの代表とする。当該ピーク検出回路5の出力は対数
圧縮回路6に送られる。
【0038】上記対数圧縮回路6は、上記ピーク検出回
路5で検出した値(ピーク値)を、人間の聴覚特性に合
わせて対数変換するものである。本実施例においては、
いわゆる折線近似のフローティングフォーマット(指数
部は対数なのでこれに仮数部を連結したもので、MSB
は非伝送)で近似している。ここで、上記対数圧縮回路
6においては上記折線近似用のフローティングフォーマ
ットをそのまま使用している。したがって、指数部がゼ
ロになると、それ以下のビットはリニアなので実際の対
数とは大きく違ってしまう。そこで、指数部がゼロの場
合は、指数部がマイナス方向に折線近似のような圧縮を
して、誤差が異常に大きくならないようにしている。な
お、折線近似では、指数部に相当する部分はマイナスに
ならないが、真の指数表現ではマイナスの値になる。こ
の対数圧縮回路6の出力はモノラル化回路7に送られ
る。また、この対数圧縮回路6の出力は、レベルメータ
用にも使用される。
【0039】上記モノラル化回路7は、上記対数圧縮回
路6から供給されたステレオのLチャンネル,Rチャン
ネルの値のうちの大きい方の値を出力する。すなわち、
AGCでは、L,Rの左右のチャンネルのゲインを別々
に制御すると定位が崩れるので、測定,制御共に左右共
通とするために当該処理を行う。したがって、測定値
は、モノラル(大音量重視なので左右大きい方)とな
る。当該モノラル化回路7の出力は逆バックラッシュ回
路8に送られる。
【0040】当該逆バックラッシュ回路8は、AGCの
ための後述するフィードバックループ系に挿入したバッ
クラッシュ要素(バックラッシュ回路14)によって、
系が不必要な振動をしないように、あたかも線形である
ように見せかけるバックラッシュの補正を行うものであ
る。すなわち、前回アッテネータを設定したとき(或い
は前前回の場合もある)には、後述するバックラッシュ
回路14でのバックラッシュ分だけ差を含んで設定して
ある。したがって、その分測定されたピークレベルは大
きな又は小さな値となっているので上記バックラッシュ
量を加算してバックラッシュ処理をしない場合のピーク
レベルを計算する。このことにより、フィードバックル
ープ内に不感帯要素が無いように見え、不感帯部分を行
ったり来たりする不必要な振動を抑えることができる。
この逆バックラッシュ回路8の出力は、フィードバック
ループ系のリミッタユニット11,ノーマルユニット1
2,基本ユニット13に送られる。
【0041】上記リミッタユニット11は、突然の大入
力に対応して、最も速く(例えば0.1秒以下)反応す
るフィードバックユニットである。
【0042】上記ノーマルユニット12は、音楽等の通
常の音量の変化に対応して、中程度の速度(例えば1〜
10秒程度)で反応するフィードバックユニットであ
る。また、ライン入力時と、マイク入力時とでその特性
が切り換わるものである。ここで、上記ライン入力と上
記マイク入力に応じて切り換わる特性とは、後述するよ
うに、上下の動作レベル、上下のフィードバックループ
ゲイン、アタック時定数、リカバリ時定数等である。
【0043】上記基本ユニット13は、音源等の違いに
よる音量の差に対応して、最も低速度(例えば10〜1
00秒程度)で反応するフィードバックユニットであ
る。また、このユニットにおいても、ライン入力時とマ
イク入力時とでその特性が切り換わる。
【0044】なお、この図3においては、上記ライン入
力に対応するブロックを図中Lで示し、マイク入力に対
応するブロックを図中Mで示している。
【0045】上記リミッタユニット11,ノーマルユニ
ット12,基本ユニット13の各フィードバックユニッ
トでの計算を行い、これらリミッタ,ノーマル,基本の
各ユニットの出力を加算したものをAGCにおけるアッ
テネータの制御値として出力する。なお、このフィード
バックユニットの詳細については後述する。
【0046】また、上記モノラル化回路7の出力は、無
音検出回路10にも送られる。当該無音検出回路10
は、入力が無音であるかどうかを検出する回路であっ
て、無音を検出した時には無音フラグを変化させる。当
該無音フラグは、上記各フィードバックユニット11,
12,13で使用される。例えば、現在のアッテネータ
の値とピーク検出回路5の値から、現在入力されている
信号の絶対レベルを計算{絶対レベル=ピークレベル
(対数)+アッテネーション(対数)}して、これが例
えば一定値以下ならば、各フィードバックユニット1
1,12,13の内部にある後述するLPFの入力をゼ
ロにする。これにより、例えば音楽の曲間でAGCのボ
リュームを不必要に上げてしまうことを防止する。
【0047】すなわち、上記フィードバックユニット
は、上記無音検出回路10からの無音フラグ(無音検出
信号)を受けて、上記アッテネータでの信号レベル調整
の速度を遅く若しくは停止(ホールド)させるようにし
ている。具体的に言うと、本実施例のレベルコントロー
ル回路において、上記無音検出回路10は、例えば図4
のAに示すように入力オーディオ信号の信号レベルと所
定の無音検出レベル(例えば−40dB)とを比較し
て、この比較により例えば音楽の曲間のように上記入力
オーディオ信号レベルが上記無音検出レベル以下(或い
は無音検出レベルより低くなった場合)となったことを
検出したならば、当該無音検出回路10から図4のBに
示すような無音フラグ(無音検出フラグ)を出力する。
なお、この無音検出回路10では、無音検出を正確にす
るために、例えば上記入力オーディオ信号レベルがある
基準レベル(例えば0dB)以下でかつ上記無音検出レ
ベル以下の場合のみ上記無音フラグを出力するものとす
ることも可能である。
【0048】この無音検出回路10からの無音フラグ
は、上記フィードバックユニットに送られる。当該フィ
ードバックユニットにおいては、上記無音フラグを受け
ると、上記音楽の曲間のように入力オーディオ信号の信
号レベルが非常に低いものであっても、AGCのループ
ゲインを急激に上げることはせずに、図4のCに示すよ
うにAGC動作を遅くしたり、或いはホールドするとこ
で、上記アッテネータにおける急激なレベル上昇を防ぐ
ようにしている。
【0049】また、本実施例においては、上記フィード
バックユニットは、上記無音検出回路10からの無音フ
ラグを受けたならば、上記アッテネータから基準レベル
の入力があった場合と同じように当該アッテネータを制
御するものとすることも可能である。この場合、本実施
例のレベルコントロール回路は本来の時定数(すなわち
ループゲインで短縮されていない時定数)でレベル調整
を行うことになるので、無音部分であっても急激にレベ
ルを上昇させてしまうようなことはない。
【0050】なお、図4のDには、比較のため本実施例
のように無音検出に応じてAGCの動作を遅くしたり或
いはホールドしたりしない従来例の場合の可変利得手段
による急激なレベル上昇の様子を示している。
【0051】上記各フィードバックユニット11,1
2,13の出力は、加算器44で加算された後、バック
ラッシュ回路14に送られる。当該バックラッシュ回路
14は、各フィードバックユニット11,12,13で
計算された出力に不感帯を付け、入力の細かな変動に対
して後段のアッテネータが動作して不自然な音にならな
いようにするものである。なお、このバックラッシュ回
路14における動作の詳細については後述する。
【0052】上記バックラッシュ回路14及び逆バック
ラッシュ回路8の間に設けられる遅延器15は、オーデ
ィオ信号レベルが下降時にはピーク検出される時刻に1
サンプル時間遅れが生ずるので、当該レベル下降時のみ
1サンプル時間遅延を行うためのものである。すなわ
ち、上記ピーク検出回路5で検出されるピークレベル
は、オーディオ信号が増加中の時で一回前、減少中の時
で二回前のアッテネータ値での値を観測している。この
ため、逆バックラッシュ回路8で補正するバックラッシ
ュ値もオーディオ信号の増加時は一回前のバックラッシ
ュ値を、減少時は二回前のバックラッシュ値を使用しな
ければならない。遅延器15を介することでこの処理が
実現されている。なお、この遅延器15によるバックラ
ッシュ遅延の詳細については後述する。
【0053】上記レベル下降を検出するのがレベル上昇
/下降判定回路9である。当該レベル上昇/下降判定回
路9は、遅延器15での遅延を切り換えるために、オー
ディオ信号レベルを測定して次回の逆バックラッシュの
ために上昇/下降に応じたフラグを立てるものである。
【0054】また、上記バックラッシュ回路14の出力
は、AGC側の被切換端子が選ばれたスイッチ41を介
してオフセット加算回路16に送られる。当該オフセッ
ト加算回路16には、ある基準入力に対して上記フィー
ドバックユニットの計算値がゼロになる場合のために減
衰量を予め任意に決定してあり、上記バックラッシュ回
路14を介したフィードバックユニットからの計算値に
対してこの予め決定してある減衰量を加算するものであ
る。言い換えると、オフセット加算とは、基準入力値を
入力した時のアッテネータ値(制御値)であり、設計時
に決定する値であって基準より上げられるゲインであ
る。なお、本実施例では上記オフセット加算により上げ
られるゲインを例えば10dBとしている。当該オフセ
ット加算回路16の出力はアッテネータ動作範囲制限回
路17に送られる。
【0055】上記アッテネータ動作範囲制限回路17
は、アッテネータのボリュームの動作範囲内に上記制御
値を制限するものである。すなわち、アッテネータ動作
範囲制限回路17では、ループゲイン等の設定によって
はアッテネータの動作範囲を越える制御値が計算される
のでこれを制限する。
【0056】上記アッテネータ動作制限回路17の後段
の四捨五入回路18は、各フィードバックユニットで計
算された値の桁数と、アッテネータの分解能とが合わな
い場合に、この合わない部分を切り捨てる丸めを行うも
のである。具体的に言うと、当該四捨五入回路18で
は、後段のアッテネータの制御値の量子化による誤差を
2分の1にする。また、この値は上記無音検出回路10
に送られここで無音検出にも使用される。当該四捨五入
回路18の出力が前記ディジタル/アナログ分配回路1
9に送られる。
【0057】当該ディジタル/アナログ分配回路19
は、上記アナログアッテネータ1とディジタル乗算器
(ディジタルアッテネータ)3との連係を取るためのア
ッテネート量の分配を行うものである。すなわち、当該
ディジタル/アナログ分配19では、上記四捨五入回路
18の出力をアナログの分解能で切り捨てたものをアナ
ログアッテネータ1の制御値とし、また、それ以下をデ
ィジタル乗算器(ディジタルアッテネータ)3への制御
値として分配する。具体的に言うと、本実施例では、ア
ナログアッテネータ1の分解能は2dBで、ディジタル
乗算器3の分解能を0.25dBとしているので、上記
アナログアッテネータ1に対しては2dBステップとな
る制御値を、ディジタル乗算器3に対しては上記2dB
ステップの中を0.25dBステップで埋めるような制
御値を分配する。なお、ディジタル側では、図示は省略
するが、上記A/Dコンバータ2による時間遅れがある
ので、変化時刻がアナログアッテネータ1と一致するよ
うに適当なディレイを入れている。
【0058】上記ディジタル/アナログ分配回路19と
ディジタル乗算器3との間には、逆対数変換回路20が
挿入接続されている。当該逆対数変換回路20は、対数
圧縮された制御値をリニアな数値に直し、ディジタル乗
算器3でアッテネータの動作がなされるようにするため
の変換器である。すなわち、当該逆対数変換回路20
は、上記ディジタル/アナログ分配回路19から出力さ
れたディジタルアッテネータ(ディジタル乗算器3)の
制御値が対数で表現されているので、これを上記ディジ
タル乗算器3でアッテネートを行うためにリニアな比の
量に変換している。
【0059】また、本実施例においては、上記フィード
バックユニットからの制御値がバックアップRAM24
に常時保持されるようになっている。当該バックアップ
RAM24は、次回のAGC動作の初期値として、電源
OFF後も値を保持するためのメモリである。すなわち
例えば、セットの電源がONになった時には、上記バッ
クアップRAM24から上記手動調整レジスタ22にデ
ータが転送される。このバックアップRAM24は、ラ
イン入力時とマイク入力時でその記憶場所が切り換わる
(図3のブロックL及びM)。
【0060】更に、このバックアップRAM24に記憶
される制御値には、上記リミッタユニット11の出力も
加算されるようになっている。すなわち、リミッタユニ
ット11は、瞬時の大入力に対応しており平均的なレベ
ルを表現していないため、次回AGCの初期値には、現
在の制御量から上記リミッタユニット11からの制御値
を引いた値を使用するようにする。具体的に言うと上記
バックアップRAM24には、減算器45によりアッテ
ネータの制御値の元の値からリミッタユニット11の制
御値の分を引いた値を、更に四捨五入回路21でバック
アップRAM24のメモリのビット幅(実施例では例え
ば8ビット)に切り捨てて丸められたデータが記憶され
るようになっている。なお、リミッタユニット11は通
常動作していないと考えると、現在の制御値はバックラ
ッシュの付いた値(バックラッシュ回路14の出力)と
する方がより現状を現している。
【0061】上記バックアップRAM24の出力は、バ
ックアップ制限回路23に送られるようになっている。
当該バックアップ制限回路23は、電源ON時の1回の
みバックアップRAM24から後段の手動調整レジスタ
22に転送される値に上下別々に範囲の制限を施すもの
である。また、このバックアップ制限回路23における
制限値は、ラインとマイクとでは別の値を設定できるよ
うになっている(図3のブロックL及びM)。したがっ
て、上記バックアップ制限回路23によってマイク入力
とライン入力で各々別々に範囲制限がなされることにな
る。更に、現在のマイク/ラインの入力モードにかかわ
らず、マイク入力とライン入力とも両方同時に転送され
る。
【0062】上記手動調整レジスタ22は、前述したよ
うに、マニュアルで録音レベルを調整する時のボリュー
ム値(録音ボリューム30の操作量)に応じた手動制御
値を出力すると共に、例えば、AGCとマニュアルのゲ
インコントロールモードを行き来した時にゲインの不連
続が起きないように、AGC動作の時はスイッチ42を
介して上記四捨五入21で計算された現在の調整量(ボ
リューム値)を常に入れるようになされている。なお、
本実施例の手動調整レジスタ22は、ライン入力とマイ
ク入力に対応して独立した手動制御値を保持している。
【0063】ところで、上記図3の構成のようにマニュ
アルとAGCのモードを切り換えることが可能な構成に
おいては、例えば、AGCからマニュアル動作に切り換
えたり、逆にマニュアルからAGC動作に切り換えたり
した場合に、上記フィードバックユニットの出力(リミ
ッタ,ノーマル,基本の各ユニットの出力の合計)をそ
のままマニュアルの初期値としたり、或いはAGCに移
行する時に、手動制御値をそのまま基本ユニット13の
初期値にすることが考えられる。この場合、上記AGC
を行う構成では、不必要にゲインを動かすのを防止する
ために上記バックラッシュ要素をループ内に入れている
が、上述のようにフィードバックユニットの出力(リミ
ッタ,ノーマル,基本の各ユニットの出力の合計)をマ
ニュアルの初期値とすると、上記バックラッシュ分の誤
差がゲインジャンプとなってしまう虞れがある。また、
リミッタユニットが動作中にAGCからマニュアルへ移
行すると、瞬時値をサンプリングしてしまい、真の値と
はかけ離れたゲインになってしまう虞れがある。更に、
例えば、マニュアル操作でフェードアウトした直後にA
GC動作に移行すると、AGCの初期ゲインがゼロにな
ってしまい、適性レンジになるまで長い時間がかかって
しまう虞れがある。その他、マニュアル動作の時でも突
然の大入力に対応するため、リミッタユニットだけ動作
させておくこともあるが、この時新たにバックラッシュ
によってゲインジャンプが生ずる虞れがある。
【0064】このようなことから、本実施例の図3の構
成においては、例えば、AGCからマニュアルにする場
合には、AGC動作中に、バックラッシュ処理をした値
から減算器45でリミッタユニット11の出力値を差引
き、これを手動調整レジスタ22に入れるようにする。
具体的に言うと、本実施例において、マニュアルから録
音がスタートした時及びゲインコントロールのモードが
AGCからマニュアルに移行した時には、上記手動調整
レジスタ22の値を上記ローパスフィルタ26のレジス
タにロードする。なお、本実施例において上記手動調整
レジスタ22は1バイトなので、上記ローパスフィルタ
26のレジスタの同じ単位のところへロードし、他のバ
イトはクリアする。これにより、ローパスフィルタ26
は収束済となるので、マニュアルの初期にローパスフィ
ルタ26によってゲインが変化することがなくなる。そ
の後、前述したマニュアルゲインコントロールの動作が
実行可能となる。
【0065】ここで、上記バックラッシュ処理後の値を
使用するのは、これが現在のアッテネータの値であるの
で、マニュアル移行時も変化がないからである。また、
上記減算器45でリミッタユニット11の出力を差し引
くのは、上述したようにリミッタユニット11が突然の
大入力に対応した時に、これをサンプリングしたのでは
平均的な制御値を表現していないためであり、上記ノー
マルと基本の各ユニットの出力和が長期の平均値を表現
しているからである。また、手動調整レジスタ22は、
一般に調整のステップ単位の分解能しか無いので、制御
値を切り捨てるよりも分解能の桁で四捨五入すれば量子
化による誤差を半分にできるため、本実施例ではこのこ
とも考慮して上記四捨五入回路21を挿入している。
【0066】さらに、マニュアルからAGCにする場合
において、例えばマニュアル操作量で明らかにフェード
アウト等の一般的でない値が手動調整レジスタ22に入
っている場合には、これに範囲制限回路25で範囲制限
を付けて、AGCフィードバックユニットの基本ユニッ
ト13に初期化することで(リミッタとノーマルはゼロ
クリアする)、AGC初期の非常識な設定を避けること
ができるようになっている。すなわち、上記範囲制限回
路25は、例えばRECのスタート時やマニュアルから
AGC動作にゲインコントロールのモードが変わった時
に、AGC動作の初期値をバックアップ値や、マニュア
ル設定値(共に手動調整レジスタ22にある値)とする
が、本実施例では、例えば手動制御値が非常識な値の場
合(例えば前回フェードアウトで終わった場合等)に、
これを制限することで録音初期のAGC誤差の不具合を
緩和させるようにしている。具体的に言うと、ゲインコ
ントロールのモードがマニュアルからAGCモードに移
行した時には、手動調整レジスタ22の値を上記範囲制
限回路25により範囲制限してフィードバックループ系
の基本ユニット13のLPFのレジスタ(図5のローパ
スフィルタのレジスタ114)に初期セットする。上記
範囲制限回路25での範囲制限は、音源の性質によっ
て、前回のAGCの初期値にどれだけの範囲影響を与え
るかを決めるものである。この場合も、手動調整レジス
タ22は、1バイトなので、LPFの同じ単位のところ
へロードし、他のバイトはクリアする。なお、この場合
バックラッシュはゼロとする。
【0067】また、図3の本実施例の具体的構成におい
ては、上記リミッタ,ノーマル,基本の各フィードバッ
クユニット11,12,13は、上述した上記マニュア
ルからAGCへの遷移時と共に、例えばRECスタート
時(REC PAUSE,REC PLAY PAUS
Eを含む)のような操作モード切り換え時に初期化され
るようになっている。この場合、リミッタユニット11
とノーマルユニット12はゼロに初期化され、基本ユニ
ット13は手動調整レジスタ22の値に範囲制限をかけ
て初期化される。
【0068】すなわち、上述の図3の構成は、例えば、
RECスタート時(例えば、RECPAUSE,REC
PLAY PAUSE等)等の各種操作を行うモード
設定スイッチ32と、上記モード設定スイッチ32での
各種操作に対応した操作モードを認識するモード認識手
段としてのコントローラ31とを有し、上記コントロー
ラ31で上記操作モードを認識することに対応して上記
操作モードが切り換わる直前に上記フィードバックユニ
ットで設定された制御値を上記バックアップRAM24
に記憶させ、上記操作モードが切り換わった時には、上
記バックアップRAM24に記憶された制御値を初期値
として上記フィードバックユニットに供給し、当該制御
値計算ユニット71に初期値として供給された上記制御
値を上記アッテネータ83での信号レベル調整のための
制御値として用いるようにしている。
【0069】次に、上記フィードバックループユニット
の具体的構成について図5を用いて説明する。上記リミ
ッタ,ノーマル,基本の各ユニット11,12,13
は、実際には1つの構成からなり、内部のパラメータを
各ユニット毎及びマイク/ラインの入力モード毎に変え
ることで5つの動作を実行するものである。この図5に
おいて、図中Lで示すブロックはライン入力に対応する
パラメータを保持しているブロックであり、図中Mで示
すブロックはマイク入力に対応するパラメータを保持し
ているブロックであり、図中M,Lはマイク,ライン入
力で同じパラメータを保持しているブロックである。こ
れらパラメータ保持ブロックが上記基本,ノーマル,リ
ミッタの各ユニット動作に応じて設けられる(リミッタ
のみマイク,ライン入力で同じパラメータを有する)。
【0070】すなわち、この図5において、端子121
には上記逆バックラッシュ回路8の出力が供給される。
当該入力信号は、減算器116と120に供給される。
当該減算器116には上動作点(上動作レベル)の各パ
ラメータを保持する保持部115からの各パラメータが
供給されるようになっており、上記減算器120には下
動作点(下動作レベル)の各パラメータを保持する保持
部122からの各パラメータが供給されるようになって
いる。
【0071】当該減算器116の出力は、コンパレータ
117に送られ、上記減算器120の出力はコンパレー
タ123に送られる。上記コンパレータ123は供給さ
れた信号(差分)が負の場合(すなわち上記端子121
に供給された入力信号が上記下動作点より小さい場合)
にスイッチ119の上記減算器120の出力が供給され
る被切換端子bを選び、逆に供給された信号(差分)が
正の場合(すなわち上記端子121に供給された入力信
号が上記下動作点以上の場合)にスイッチ119の被切
換端子a(ゼロ入力)を選ぶ切換制御信号を出力する。
上記コンパレータ117は供給された信号(差分)が正
の場合(すなわち上記端子121に供給された入力信号
が上記上動作点より大きい場合)にスイッチ118の上
記減算器116の出力が供給される被切換端子aを選
び、逆に供給された信号(差分)が負の場合(すなわち
上記端子121に供給された入力信号が上記上動作点以
下の場合)にスイッチ118の上記スイッチ119の出
力が供給される被切換端子bを選ぶ切換制御信号を出力
する。
【0072】言い換えれば、上記スイッチ118からの
出力は、上記端子121からの入力が上記上動作点より
大きい場合と下動作点より小さい場合とその中間の場合
とによって分けられ、中間ならばゼロが、上動作点より
大きい場合ならば当該上動作点との差分が、下動作点よ
り小さい場合ならば当該下動作点との差分が次段の構成
に送られる。すなわち、これらの構成により、中間レベ
ルでは、フィードバックせず、AGCが動作しない不感
帯となっている。また、下動作点を最小値にセットする
ことにより、リミッタのように大入力のみに反応するユ
ニットを作ることができる。更に、上動作点と下動作点
を同じにすることによって、不感帯を無くし、基本ユニ
ットの特性を作ることができる。
【0073】上記スイッチ118の出力端子は、スイッ
チ105の被切換端子bと接続されている。当該スイッ
チ105の被切換端子aはゼロ入力となっている。当該
スイッチ105は、端子101を介して前記無音検出回
路10から供給される無音フラグに応じて切り換えられ
るものであり、上記無音フラグが供給された時(無音検
出時)に上記被切換端子a側のゼロ入力を出力し、無音
フラグが無い場合には上記被切換端子b側に切り換えら
れるものである。
【0074】上記スイッチ105の出力は乗算器106
に送られる。当該乗算器106には、上ゲインと下ゲイ
ンの各パラメータ保持部102,103からのパラメー
タが、上記コンパレータ117の切換制御信号に応じて
切り換えられるスイッチ104を介して供給されるよう
になっている。当該スイッチ104は、上記コンパレー
タ117からの切換制御信号が正の場合に被切換端子a
が選ばれ、逆に負の場合に被切換端子bが選ばれる。
【0075】すなわち、上記乗算器106では、上記端
子121の入力が上記上動作点より大きいならば上ゲイ
ンを、上記端子121の入力が上記下動作点以下ならば
下ゲインを乗算する処理が行われる。この上ゲイン,下
ゲインは、フィードバックループゲインとなる。当該ゲ
インを上げるとレベルは圧縮され、基準レベルに近くな
る。また、ゲインを下げると圧縮力は弱まり、基準レベ
ルに近づこうとする力も弱くなる。
【0076】上記乗算器106の出力は減算器111を
介して乗算器112に送られると共に、コンパレータ1
07にも送られる。上記コンパレータ107は、上記乗
算器106の出力がゼロ以上の時にスイッチ110の被
切換端子a側を選ぶ切換制御信号を出力し、上記乗算器
106の出力がゼロより小さい時に上記スイッチ110
の被切換端子B側を選ぶ切換制御信号を出力するもので
ある。当該スイッチ110の被切換端子aにはアタック
時定数の各パラメータを保持するパラメータ保持部10
8からの各パラメータが供給され、被切換端子bにはリ
カバリ時定数の各パラメータを保持するパラメータ保持
部109からの各パラメータが供給されるようになって
いる。このスイッチ110の出力が上記乗算器112に
送られる。
【0077】上記乗算器112及び減算器111は、後
段の加算器113,レジスタ114と共にIIR型のロ
ーパスフィルタを構成している。すなわち、上記乗算器
112の出力は上記加算器113を介してレジスタ11
4に送られると共に、当該レジスタ114の出力が上記
加算器113,減算器111にフィードバックされるよ
うになっていて、上記乗算器112に上記パラメータ保
持部108,109からのパラメータ(乗算係数)が供
給されることで、IIR型ローパスフィルタが構成され
ている。具体的には、当該ローパスフィルタを通すこと
で、系の発振を防止すると共に、AGCの動きを遅くし
て、各フィードバックユニットの特徴を形成している。
なお、このローパスフィルタは、時定数がアタックとリ
カバリとで別々に設定できるので、積分特性も調整でき
る。
【0078】また、当該IIR型ローパスフィルタの上
記レジスタ114の出力が端子124からフィードバッ
クループユニットの出力として取り出される。なお、上
記レジスタ114は端子125を介して供給されるイニ
シャル値でロードされる。
【0079】図6には、上記バックラッシュ回路14に
おけるバックラッシュのフローチャートを示す。
【0080】ここで、上記アナログアッテネータ1への
制御値と、上記対数圧縮回路6で対数圧縮された値とで
単位が異なる場合には、上記バックラッシュ回路14か
らのバックラッシュ量の出力に対して係数を乗算して、
補正しなくてはいけない。なお、本実施例では、上記ア
ッテネータ側が2dB単位で、ピーク検出側が6dB単
位なのでバックラッシュ量を3で除算して補正してい
る。
【0081】すなわち、この図6において、上記バック
ラッシュ回路14に入力された値は、ステップS1で前
回の出力値との差が取られる。次にステップS2で上記
ステップS1での差がバックラッシュの幅を越えている
かどうか調べる(バックラッシュ幅で上下調べる)。
【0082】当該ステップS2で上記バックラッシュ幅
を越えていないと判断された場合は、ステップS8に進
み。当該ステップS8でバックラッシュ出力に差の3分
の1を出力する(この時の差はバックラッシュ量であ
り、バックラッシュ出力は逆バックラッシュ値として使
われる)。その後、ステップS9でバックラッシュ処理
の出力はそのまま変わらず(不感帯)、バックラッシュ
処理が終わる。
【0083】また、上記ステップS2で上記バックラッ
シュ幅を越えていると判断された場合は、ステップS3
に進む。当該ステップS3では上記差分が正か否かの判
断が行われ。当該ステップS3で正と判断された場合に
は、ステップS5に進み、当該ステップS5でバックラ
ッシュ出力にマイナスバックラッシュ幅の3分の1を出
力する。次に、ステップS7でバックラッシュ処理の出
力は今回の入力値からバックラッシュ幅を引いた値とす
る(すなわちバックラッシュ幅分小さい値を出力す
る)。その後、バックラッシュ処理を終わる。
【0084】上記ステップS3で負と判断された場合に
は、ステップS4に進む。当該ステップS4では、バッ
クラッシュ出力にバックラッシュ幅の3分の1を出力す
る。次にステップS6でバックラッシュ処理の出力は今
回の入力幅からバックラッシュ幅を加えた値とする(す
なわちバックラッシュ幅分大きい値を出力する)。その
後、バックラッシュ処理を終わる。
【0085】なお、上記フローチャートにおけるバック
ラッシュ幅とは、片側の値であり、実施例では0.75
dBとしている。また、バックラッシュ出力は、前記遅
延器15を通って、逆バックラッシュ回路8へ入力され
るので、単位を合わせるため、予め3で割っている。
【0086】図7,図8を用いて上記遅延器15による
バックラッシュ遅延について説明する。図7のAには前
記オーディオ信号が増加している場合の例を示し、図8
のAには前記オーディオ信号が減少している場合の例を
示す。また、図7のBと図8のBはAGCの実行期間を
示し、図7のCと図8のCは1回前のバックラッシュ量
のデータを、図7のDと図8のDは2回前のバックラッ
シュ量のデータを示している。更に、図7,図8の図中
C はアッテネータの変化点のタイミングを示し、図中
P はピーク検出点の一例を示す。
【0087】すなわち、例えば、上記図7のAに示すよ
うにオーディオ信号の増加中は、アッテネータの制御値
を変えた時にピーク検出の区間の後半のレベルが新制御
値の影響を受けており、かつ信号は増加中なので、当該
区間の最大値は後半にある。このため、次のピーク検出
には、新制御値を反映したピークレベルを検出する。し
たがって、この図7に示すようにオーディオ信号が増加
している場合において、バックラッシュ補正をする時
は、例えば図中矢印R6 に示すように新制御値の誤差分
である図7のCの1回前のバックラッシュ量のデータを
使用する。
【0088】また、例えば、上記図8のAに示すように
オーディオ信号の減少中は、アッテネータの制御値を変
えた時にピーク検出の区間の後半は新制御値の影響を受
けているが、当該区間の最大値は減少中なので前半にあ
り、次のピーク検出では新制御値以前のピーク値とな
る。このため、新制御値が反映するピーク検出値は更に
その次(図8のD)となる。したがって、この図8に示
すようにオーディオ信号が減少している場合において、
バックラッシュ補正をする時は、例えば図中矢印R7
示すように図8のDの2回前のバックラッシュ量のデー
タを使用する。
【0089】本発明の他の実施例の具体的構成を図9に
示す。上述した図3の構成は、マニュアルゲインコント
ロールモードの時には、フィードバックループ系がオフ
されるような構成となっているが、この図9は、マニュ
アルゲインコントロールモードの時にもフィードバック
ループのリミッタユニット11によって前述同様のリミ
ッタ動作を行わせることを可能とした構成である。な
お、この図9において図3と同一の構成要素には同じ指
示符号を付してその説明については省略する。
【0090】この図9においては、上記図3のスイッチ
41に代えて加算器51を設けると共に、当該加算器5
1と上記ローパスフィルタ26との間にマニュアルゲイ
ンコントロールのモードの時にオンするスイッチ52
と、上記ローパスフィルタ26の出力からバックラッシ
ュ幅の値を減算する減算器53とを挿入接続している。
また、前記四捨五入回路21とバックアップRAM24
との間、ノーマルユニット12と加算器44との間、及
び、基本ユニット13と加算器44との間に、AGCモ
ードの時にオンするスイッチ56,54,55を設けて
いる。
【0091】すなわち、マニュアル動作にリミッタを付
けた場合には、図3のAGC用のバックラッシュ出力
(加算器44を介したリミッタユニット11の出力)と
マニュアル操作出力(ローパスフィルタ26の出力)を
加算して(ただしローパスフィルタ26の出力からバッ
クラッシュ幅を引いておく)、これをオフセット加算回
路16へ入力する。
【0092】ここで、上記減算器53によってローパス
フィルタ26の出力からバックラッシュ幅を引くのは、
次の理由による。例えばリミッタユニット11が一瞬動
作して戻った後では、必ずバックラッシュは正方向にバ
ックラッシュ幅分付いており(リミッタが一瞬動作する
大入力はバックラッシュ幅を十分越えている)、このよ
うに、リミッタが一度でも動作した後は、この状態が定
常値となる。このため、上記バックラッシュ幅を差し引
けばリミッタ動作に影響されない正しい手動制御値がア
ッテネータに出力されることになる。
【0093】また、上記リミッタが動作する前では、そ
の場合上記差し引いた分誤差になっているので、マニュ
アルモードに移行した時には、バックラッシュが正方向
にバックラッシュ幅分付いているように初期化する。す
なわち、バックラッシュの出力値=+バックラッシュ
幅、バックラッシュ出力=+バックラッシュ幅/3とす
る。
【0094】上述のように、本実施例の構成によれば、
バックラッシュの付いたAGCでも、マニュアルとAG
C動作を行き来した場合のゲインジャンプ等の不具合を
避けることができる。
【0095】
【発明の効果】上述のように、本発明のレベルコントロ
ール回路においては、アナログ可変利得手段とディジタ
ル可変利得手段で構成されるアッテネータを有し、マニ
ュアル動作で例えば録音ボリュームを操作した時に、録
音ボリュームの操作量に対応する手動制御値保持手段か
らの手動制御値が飛び飛びの値を取っていたとしても、
手動制御値を平滑化手段に通すことでその変化を滑らか
に動かし、この平滑手段を介した信号を、アッテネータ
の制御値とすることで、マニュアルのレベルコントロー
ルを行っても、レベルが急激に変化したり、レベルが不
連続に変化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のレベルコントロール回路の基
本構成を示すブロック回路図である。
【図2】基本構成の主要部の制御値と対応する音量変化
を示す図である。
【図3】本発明実施例のレベルコントロール回路の具体
的構成を示すブロック回路図である。
【図4】無音検出に応じた本実施例におけるレベル調整
の様子を説明するための図である。
【図5】フィードバックユニットの具体的構成を示すブ
ロック回路図である。
【図6】バックラッシュ処理のフローチャートである。
【図7】オーディオ信号が増加している場合のバックラ
ッシュの遅延を説明するための図である。
【図8】オーディオ信号が減少している場合のバックラ
ッシュの遅延を説明するための図である。
【図9】本実施例の他の具体的構成を示すブロック回路
図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・アナログアッテネータ 2・・・・・・・・A/Dコンバータ 3・・・・・・・・ディジタル乗算器 4・・・・・・・・DSP 5・・・・・・・・ピーク検出回路 6・・・・・・・・対数圧縮回路 7・・・・・・・・モノラル化回路 8・・・・・・・・逆バックラッシュ回路 9・・・・・・・・レベル上昇/下降判定回路 10・・・・・・・無音検出回路 11・・・・・・・リミッタユニット 12・・・・・・・ノーマルユニット 13・・・・・・・基本ユニット 14・・・・・・・バックラッシュ回路 15・・・・・・・遅延器 16・・・・・・・オフセット加算回路 17・・・・・・・アッテネータ動作範囲制限回路 18,21・・・・四捨五入回路 19・・・・・・・ディジタル/アナログ分配回路 20・・・・・・・逆対数変換回路 22・・・・・・・手動調整レジスタ 23・・・・・・・バックアップ制限回路 24・・・・・・・バックアップRAM 25・・・・・・・範囲制限回路 26・・・・・・・ローパスフィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力アナログ信号の信号レベルを調整す
    るアナログ可変利得手段と、 上記アナログ可変利得手段の出力をアナログ/ディジタ
    ル変換するアナログ/ディジタル変換手段と、 上記アナログ/ディジタル変換手段の出力に対してディ
    ジタル的に信号レベルを調整するディジタル可変利得手
    段と、 手動により信号レベルを設定する際の手動操作に対応し
    た手動制御値を保持する手動制御値保持手段と、 上記手動制御値保持手段の出力信号をディジタル的に平
    滑化する平滑化手段とを有し、 上記平滑化手段により平滑化された上記手動制御値に基
    づいて上記アナログ可変利得手段と上記ディジタル可変
    利得手段でのレベル調整を行うことを特徴とするレベル
    コントロール回路。
JP2750292A 1992-01-20 1992-01-20 レベルコントロール回路 Withdrawn JPH05198092A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7110557B2 (en) 2000-03-30 2006-09-19 Sanyo Electric Co., Ltd. Level adjustment circuit
JP2009100272A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Kenwood Corp 音量制御装置、プログラム、及び音量制御方法
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