JP3555887B2 - 自動利得制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広いダイナミックレンジを持つ受信信号を受信する受信機に利用する。特に、受信信号レベルを所定の受信信号レベルとなるように制御する自動利得制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
バースト信号を受信するための高速自動利得制御(オートマティック ゲインコントロール、Automatic Gain Control、AGC)方式として、特願平8−210825に示されるように、可変利得アンプを粗調整と微調整の2段階に分けて制御する方式が知られている。この方式の動作について、図10を用いて説明する。図10において、90は入力端子、91は受信電力検出回路、92は可変利得アンプ、93はバースト検出回路、94はタイミング制御回路、95は利得粗調整制御回路、96は利得微調整制御回路、97はセレクタ、98は出力端子である。
【0003】
入力端子90から入力された受信信号は、受信電力検出回路91でその信号電力が求められ、バースト検出回路93に供給される。バースト検出回路93は、入力された信号電力が予め定められたしきい値より大きくなるとバーストを受信したと認識し、受信開始制御信号をタイミング制御回路94に出力する。
【0004】
一方、受信電力検出回路91の出力は、利得粗調整制御回路95にも供給される。利得粗調整制御回路95は、受信電力検出回路91から入力された信号電力に基づき、受信信号レベルが所定のレベルとなるように可変利得アンプ92の利得を制御するための粗調利得制御信号を出力する。
【0005】
タイミング制御回路94は、受信開始制御信号が入力された時点に基づき、利得粗調整制御回路95の処理時間をカウントし、その処理が完了する時点に、利得粗調制御完了信号を利得粗調整制御回路95へ出力する。同時に、セレクタ97に対してセレクタ制御信号を出力し、利得粗調整制御回路95からの信号を選択して可変利得アンプ92へ出力するように制御する。
【0006】
その後、利得微調整制御回路96は、可変利得アンプ92の出力を入力し、受信信号レベルが所定のレベルとなるように利得を微調整し、可変利得アンプの利得を制御するための微調整利得制御信号を出力する。タイミング制御回路94は、受信開始制御信号が入力された時点に基づき、利得微調整制御回路96の処理時間をカウントし、その処理が完了する時点に、利得微調制御完了信号を利得微調整制御回路96へ出力する。同時に、セレクタ97に対してセレクタ制御信号を出力し、利得微調整制御回路96からの信号を選択して可変利得アンプ92へ出力するように制御する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの方式では、ダイナミックレンジが広い受信信号を受信する場合に、広いダイナミックレンジを持つ可変利得アンプを用いなければならない。このとき、可変利得アンプばかりではなく、その周辺回路に対しても広いダイナミックレンジにわたる線形性が要求され、設計が複雑になるとともに、コストも増大する。
【0008】
本発明は、このような背景に行われたものであって、広いダイナミックレンジを持つ受信信号を受信する際に、迅速かつ低コストで、受信信号レベルを所定のレベルとなるように制御することができる自動利得制御方法および自動利得制御装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では、粗調整の段階で、可変利得アンプばかりではなく、可変減衰器も用いて、可変利得アンプと可変減衰器を同時に制御する。このように、可変減衰器と可変利得アンプの両方を用いた制御を行うため、可変利得アンプに要求されるダイナミックレンジを狭くできる。また、可変減衰器を可変利得アンプの前段に配することで、可変減衰器以降の回路に対する線形性の要求も緩和され、回路設計が容易になるとともに、コストの低減も図れる。また、本発明では、微調整段階における制御は、ディジタル演算処理で実現できる構成であり、迅速かつ高精度な制御を行うことができる。
【0010】
すなわち、本発明の第一の観点は、受信信号を所定のレベルとなるように利得を自動的に設定する自動利得制御方法であって、本発明の特徴とするところは、前記受信信号のレベルに基づいて前記所定のレベルと等しくなるように可変減衰制御信号と粗調可変利得アンプ制御信号とを出力する第一の利得設定過程と、前記受信信号と前記可変減衰制御信号とを入力し前記受信信号に前記可変減衰制御信号に基づいた減衰を与える可変減衰過程と、前記可変減衰過程の出力と前記粗調可変利得アンプ制御信号もしくは微調可変利得アンプ制御信号とを可変利得アンプ制御信号として入力し前記可変利得アンプ制御信号に基づいた利得を前記可変減衰過程の出力に与える可変利得過程と、前記可変利得過程の出力と前記粗調可変利得アンプ制御信号とを入力し前記可変利得過程の出力レベルが前記所定のレベルと等しくなるように前記微調可変利得アンプ制御信号を出力する第二の利得設定過程と、前記粗調可変利得アンプ制御信号または前記微調可変利得アンプ制御信号のいずれかを選択して前記可変利得アンプ制御信号として出力する選択過程とを有するところにある。
【0011】
本発明の第二の観点は、受信信号を所定のレベルとなるように利得を自動的に設定する手段を備えた自動利得制御装置であって、本発明の特徴とするところは、前記設定する手段は、前記受信信号を入力して可変減衰制御信号に基づいて前記受信信号に段階的な減衰を与える可変減衰器と、前記可変減衰器からの出力を入力し可変利得制御信号に基づいて前記可変減衰器からの出力に利得を与える可変利得アンプと、前記受信信号を入力してレベルを検出する信号レベル検出回路と、前記信号レベル検出回路の出力を入力し前記受信信号のレベルが前記所定のレベルとなるように前記可変減衰制御信号と粗調可変利得制御信号とを出力する利得粗調整制御回路と、前記可変利得アンプの出力と前記粗調可変利得制御信号と前記所定のレベルとを入力し前記可変利得アンプの出力信号レベルが前記所定のレベルとなるように前記粗調可変利得制御信号を調整して微調可変利得制御信号として出力する利得微調整制御回路と、前記微調可変利得制御信号または前記粗調可変利得制御信号のいずれかを選択して前記可変利得制御信号として出力する第一のセレクタとを備えたところにある。
【0012】
前記可変減衰器は、j段(2≦j、整数)の異なる減衰量を与える手段を備え、前記利得粗調整制御回路は、j−1個のしきい値を記憶する第一のメモリと、前記j−1個のそれぞれのしきい値と前記信号レベル検出回路の出力とを比較する第一の比較回路と、前記第一の比較回路の出力を前記可変減衰制御信号として出力する手段と、前記信号レベル検出回路の出力に対応した前記粗調可変利得制御信号を記憶する第二のメモリと、前記信号レベル検出回路の出力を読み出しアドレスとして前記第二のメモリから読み出された値を前記粗調可変利得制御信号として出力する手段とを備えることが望ましい。
【0013】
前記利得微調整制御回路は、前記可変利得アンプの出力信号レベルを測定する信号レベル測定回路と、前記信号レベル測定回路の出力と前記所定のレベルとの比を求める除算回路と、前記粗調可変利得制御信号に基づく前記可変利得アンプの利得を求める利得推定回路と、前記利得推定回路出力と前記除算回路の出力とを乗算し前記可変利得アンプの微調整後の利得を求める乗算回路と、前記可変利得アンプの微調整後の利得を入力し前記可変利得アンプの微調整後の利得を生じさせる制御電圧を推定して前記微調可変利得制御信号として出力する制御電圧推定回路とを備えることが望ましい。
【0014】
前記利得推定回路は、k−1個(2≦k、整数)のしきい値を記憶する第三のメモリと、k個の乗算係数を記憶する第四のメモリと、k個の加算係数を記憶する第五のメモリと、前記第三のメモリに記憶されている前記k−1個のしきい値と前記粗調可変利得制御信号の値とを比較する第二の比較回路と、前記第二の比較回路の出力に基づいて前記第四のメモリに記憶されている前記k個の乗算係数のいずれかを選択して粗調整利得導出用乗算係数として出力する第二のセレクタと、前記第二の比較回路の出力に基づいて前記第五のメモリに記憶されている前記k個の加算係数のいずれかを選択して粗調整利得導出用加算係数として出力する第三のセレクタと、前記粗調可変利得制御信号の値と前記粗調整利得導出用乗算係数とを乗算して出力する乗算回路と、前記乗算回路の出力と前記粗調整利得導出用加算係数とを加算し前記粗調可変利得制御信号に基づく可変利得アンプの利得として出力する加算回路とを備えることが望ましい。
【0015】
前記制御電圧推定回路は、k−1個(2≦k、整数)のしきい値を記憶する第六のメモリと、k個の加算係数を記憶する第七のメモリと、k個の乗算係数を記憶する第八のメモリと、前記第六のメモリに記憶されている前記k−1個のしきい値と前記可変利得アンプの微調整後の利得とを比較する第三の比較回路と、前記第三の比較回路の出力に基づいて前記第七のメモリに記憶されている前記k個の加算係数のいずれかを選択して微調整後利得生成制御信号導出用加算係数として出力する第四のセレクタと、前記第三の比較回路の出力に基づいて前記第八のメモリに記憶されている前記k個の乗算係数のいずれかを選択して微調整後利得生成制御信号導出用乗算係数として出力する第五のセレクタと、前記可変利得アンプの微調整後の利得と前記微調整後利得生成制御信号導出用加算係数とを加算して出力する加算回路と、前記加算回路出力と前記微調整後利得生成制御信号導出用乗算係数とを乗算し前記微調可変利得制御信号として出力する乗算回路とを備えることが望ましい。
【0016】
本発明の第三の観点は、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、受信信号が所定のレベルとなるように利得を自動的に設定する機能を実現させるプログラムであって、本発明の特徴とするところは、前記設定する機能として、前記受信信号を入力して可変減衰制御信号に基づいて前記受信信号に段階的な減衰を与える機能と、前記段階的な減衰を与える機能からの出力を入力し可変利得制御信号に基づいて前記段階的な減衰を与える機能からの出力に利得を与える機能と、前記受信信号を入力してレベルを検出する機能と、前記レベルを検出する機能の出力を入力し前記受信信号のレベルが前記所定のレベルとなるように前記可変減衰制御信号と粗調可変利得制御信号とを出力する利得粗調整制御機能と、前記利得を与える機能の出力と前記粗調可変利得制御信号と前記所定のレベルとを入力し前記利得を与える機能の出力信号レベルが前記所定のレベルとなるように前記粗調可変利得制御信号を調整して微調可変利得制御信号として出力する利得微調整制御機能と、前記微調可変利得制御信号または前記粗調可変利得制御信号のいずれかを選択して前記可変利得制御信号として出力する第一のセレクタ機能とを実現させるところにある。
【0017】
前記段階的な減衰を与える機能は、j段(2≦j、整数)の異なる減衰量を与える機能を備え、前記利得粗調整制御機能として、j−1個のしきい値を記憶する第一のメモリ機能と、前記j−1個のそれぞれのしきい値と前記レベルを検出する機能の出力とを比較するj−1個の第一の比較機能と、前記第一の比較機能の出力を前記可変減衰制御信号として出力する機能と、前記レベルを検出する機能の出力に対応した前記粗調可変利得制御信号を記憶する第二のメモリ機能と、前記レベルを検出する機能の出力を読み出しアドレスとして前記第二のメモリ機能から読み出された値を前記粗調可変利得制御信号として出力する機能とを実現させることが望ましい。
【0018】
前記利得微調整制御機能として、前記利得を与える機能の出力信号レベルを測定する機能と、前記レベルを測定する機能の出力と前記所定のレベルとの比を求める除算機能と、前記粗調可変利得制御信号に基づく前記利得を与える機能の利得を求める利得推定機能と、前記利得推定機能の出力と前記除算機能の出力とを乗算し前記利得を与える機能の微調整後の利得を求める乗算機能と、前記利得を与える機能の微調整後の利得を入力し前記利得を与える機能の微調整後の利得を生じさせる制御電圧を推定して前記微調可変利得制御信号として出力する制御電圧推定機能とを実現させることが望ましい。
【0019】
前記利得推定機能として、k−1個(2≦k、整数)のしきい値を記憶する第三のメモリ機能と、k個の乗算係数を記憶する第四のメモリ機能と、k個の加算係数を記憶する第五のメモリ機能と、前記第三のメモリ機能に記憶されている前記k−1個のしきい値と前記粗調可変利得制御信号の値とを比較する第二の比較機能と、前記第二の比較機能の出力に基づいて前記第四のメモリ機能に記憶されている前記k個の乗算係数のいずれかを選択して粗調整利得導出用乗算係数として出力する第二のセレクタ機能と、前記第二の比較機能の出力に基づいて前記第五のメモリ機能に記憶されている前記k個の加算係数のいずれかを選択して粗調整利得導出用加算係数として出力する第三のセレクタ機能と、前記粗調可変利得制御信号の値と前記粗調整利得導出用乗算係数とを乗算して出力する乗算機能と、前記乗算機能の出力と前記粗調整利得導出用加算係数とを加算し前記粗調可変利得制御信号に基づく前記利得を与える機能の利得として出力する加算機能と実現させることが望ましい。
【0020】
前記制御電圧推定機能として、k−1個(2≦k、整数)のしきい値を記憶する第六のメモリ機能と、k個の加算係数を記憶する第七のメモリ機能と、k個の乗算係数を記憶する第八のメモリ機能と、前記第六のメモリ機能に記憶されている前記k−1個のしきい値と前記利得を与える機能の微調整後の利得とを比較する第三の比較機能と、前記第三の比較機能の出力に基づいて前記第七のメモリ機能に記憶されている前記k個の加算係数のいずれかを選択して微調整後利得生成制御信号導出用加算係数として出力する第四のセレクタ機能と、前記第三の比較機能の出力に基づいて前記第八のメモリ機能に記憶されている前記k個の乗算係数のいずれかを選択して微調整後利得生成制御信号導出用乗算係数として出力する第五のセレクタ機能と、前記利得を与える機能の微調整後の利得と前記微調整後利得生成制御信号導出用加算係数とを加算して出力する加算機能と、前記加算機能の出力と前記微調整後利得生成制御信号導出用乗算係数とを乗算し前記微調可変利得制御信号として出力する乗算機能とを実現させることが望ましい。
【0021】
本発明のプログラムは、前記情報処理装置が読取可能な記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
【0022】
これにより、コンピュータ装置等の情報処理装置により、広いダイナミックレンジを持つ受信信号を受信する際に、迅速かつ低コストで、受信信号レベルを所定のレベルとなるように制御することができる自動利得制御装置を実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明実施例の自動利得制御装置の構成を図1、図2、図3、図6、図8、図9を参照して説明する。図1は本発明の自動利得制御装置の実施例を示す系統図である。図2は本発明の自動利得制御方法の実施例を示す模式図であり、横軸に時間をとり、縦軸に受信信号レベルをとる。図3は利得粗調整制御回路の実施例を示す系統図である。図6は利得微調整制御回路の実施例を示す系統図である。図8は利得推定回路の実施例を示す系統図である。図9は制御電圧推定回路の実施例を示す系統図である。
【0024】
本実施例は、図2に示すように、受信信号が所定のレベルとなるように利得を自動的に設定する手段を備えた自動利得制御装置であって、本実施例の特徴とするところは、図1に示すように、前記設定する手段は、前記受信信号を入力して可変減衰制御信号に基づいて前記受信信号に段階的な減衰を与える可変減衰器22と、可変減衰器22からの出力を入力し可変利得制御信号に基づいて可変減衰器22からの出力に利得を与える可変利得アンプ23と、前記受信信号を入力してレベルを検出する信号レベル検出回路21と、信号レベル検出回路21の出力を入力し前記受信信号のレベルが前記所定のレベルとなるように前記可変減衰制御信号と粗調可変利得制御信号とを出力する利得粗調整制御回路26と、可変利得アンプ23の出力と前記粗調可変利得制御信号と前記所定のレベルとを入力し可変利得アンプ23の出力信号レベルが前記所定のレベルとなるように前記粗調可変利得制御信号を調整して微調可変利得制御信号として出力する利得微調整制御回路27と、前記微調可変利得制御信号または前記粗調可変利得制御信号のいずれかを選択して前記可変利得制御信号として出力するセレクタ25とを備えたところにある。
【0025】
可変減衰器22は、j段(2≦j、整数)の異なる減衰量を与える手段を備え、利得粗調整制御回路26は、図3に示すように、j−1個のしきい値を記憶するメモリ43−1〜43−(j−1)と、前記j−1個のそれぞれのしきい値と信号レベル検出回路21の出力とを比較するj−1個の比較回路44−1〜44−(j−1)と、比較回路44−1〜44−(j−1)の出力を前記可変減衰制御信号として出力するゲート回路46と、信号レベル検出回路21の出力に対応した前記粗調可変利得制御信号を記憶するメモリ45と、信号レベル検出回路21の出力を読み出しアドレスとしてメモリ45から読み出された値を前記粗調可変利得制御信号として出力するゲート回路47とを備える。
【0026】
図6に示すように、利得微調整制御回路27は、可変利得アンプ23の出力信号レベルを測定する信号レベル測定回路62と、信号レベル測定回路62の出力と入力端子51から入力される前記所定のレベルとの比を求める除算回路55と、前記粗調可変利得制御信号に基づく可変利得アンプ23の利得を求める利得推定回路56と、利得推定回路56の出力と除算回路55の出力とを乗算し可変利得アンプ23の微調整後の利得を求める乗算回路57と、可変利得アンプ23の微調整後の利得を入力し可変利得アンプ23の微調整後の利得を生じさせる制御電圧を推定して前記微調可変利得制御信号として出力する制御電圧推定回路58とを備える。
【0027】
図8に示すように、利得推定回路56は、k−1個(2≦k、整数)のしきい値を記憶するk−1個のメモリ78−1〜78−(k−1)と、k個の乗算係数を記憶するk個のメモリ76−1〜76−kと、k個の加算係数を記憶するk個のメモリ77−1〜77−kと、メモリ78−1〜78−(k−1)のそれぞれに記憶されている値と入力端子70から入力される前記粗調可変利得制御信号の値とを比較するk−1個の比較回路79−1〜79−(k−1)と、比較回路79−1〜79−(k−1)の出力に基づいてメモリ76−1〜76−kのそれぞれに記憶されている値のいずれかを選択して粗調整利得導出用乗算係数として出力するセレクタ74と、比較回路79−1〜79−(k−1)の出力に基づいてメモリ77−1〜77−kのそれぞれに記憶されている値のいずれかを選択して粗調整利得導出用加算係数として出力するセレクタ75と、前記粗調可変利得制御信号の値と前記粗調整利得導出用乗算係数とを乗算して出力する乗算回路72と、乗算回路72の出力と前記粗調整利得導出用加算係数とを加算し前記粗調可変利得制御信号に基づく可変利得アンプ23の利得として出力する加算回路73とを備える。
【0028】
図9に示すように、制御電圧推定回路58は、k−1個(2≦k、整数)のしきい値を記憶するk−1個のメモリ88−1〜88−(k−1)と、k個の加算係数を記憶するk個のメモリ86−1〜86−kと、k個の乗算係数を記憶するk個のメモリ87−1〜87−kと、メモリ88−1〜88−(k−1)のそれぞれに記憶されている値と入力端子80から入力される可変利得アンプ23の微調整後の利得とを比較するk−1個の比較回路89−1〜89−(k−1)と、比較回路89−1〜89−(k−1)の出力に基づいてメモリ86−1〜86−kのそれぞれに記憶されている値のいずれかを選択して微調整後利得生成制御信号導出用加算係数として出力するセレクタ84と、比較回路89−1〜89−(k−1)の出力に基づいてメモリ87−1〜87−kのそれぞれに記憶されている値のいずれかを選択して微調整後利得生成制御信号導出用乗算係数として出力するセレクタ85と、可変利得アンプ23の微調整後の利得と前記微調整後利得生成制御信号導出用加算係数とを加算して出力する加算回路82と、加算回路82の出力と前記微調整後利得生成制御信号導出用乗算係数とを乗算し前記微調可変利得制御信号として出力する乗算回路83とを備える。
【0029】
以下では、本発明実施例をさらに詳細に説明する。
【0030】
図2は、本発明の自動利得制御方法による受信信号レベル制御の模式図である。図2で、符号10は受信信号レベル、符号11は可変減衰器による減衰量、符号12は可変利得アンプの粗調整による利得量、符号13は可変利得アンプの微調整による利得量である。バースト信号を受信すると、その受信信号レベルは上昇し、受信機は時刻t1においてバースト信号の受信を検出する。受信機は、時刻t2において、受信レベルの粗調整を行う。可変減衰器と可変利得アンプの両方を同時に制御して、受信レベルの粗調整を行う。このとき、可変減衰器は符号11で示される減衰を与え、可変利得アンプは符号12で示される利得を与える。さらに、時刻t3において、信号レベルの微調整を行い、符号13だけ可変利得アンプの利得を上昇させ、受信信号レベルを所定の受信信号レベルに合わせ込む。
【0031】
図1は、本発明の自動利得制御装置の実施例を示す系統図である。図1の符号20、33は入力端子、符号21は信号レベル検出回路、符号22は可変減衰器、符号23は可変利得アンプ、符号24はバースト検出回路、符号25はセレクタ、符号26は利得粗調整制御回路、符号27は利得微調整制御回路、符号28はタイミング制御回路、符号29は出力端子、符号30、31はADコンバータ、符号32はDAコンバータである。この実施例では、受信信号は、可変減衰器22、可変利得アンプ23によって所定のレベルに調整され、出力端子29から出力されるADコンバータ30で量子化された信号を利得制御後の信号として出力する。利得制御は、まず、信号レベル検出回路21によって得られた受信信号電力に基づいて受信信号レベルを粗調整し、その後、利得制御信号として出力される量子化された可変利得アンプ23出力に基づいて利得を微調整する。本発明の特徴は、利得粗調整の際に、可変利得アンプ23ばかりではなく、可変減衰器22も同時に制御することで、可変利得アンプの利得可変幅を抑えるとともに、可変減衰器22以降のダイナミックレンジを狭くすることにより低コスト化を図る。さらに、利得粗調整制御、利得微調整制御における利得制御方法として、フィードバックループを用いる逐次的な制御ではなく、フィードフォワード制御を行うことで利得制御時間の短縮化を図る。
【0032】
次に、図1に基づいて、本実施例の動作を詳細に説明する。入力端子20からは、帯域制限された中間周波数(Intermediate Frequency、IF)帯の受信信号が入力される。この信号は、信号レベル検出回路21へ入力される。信号レベル検出回路21は、広いダイナミックレンジにわたる受信信号レベルのみを検出するため、入出力特性の線形性を保つ必要はない。このため、例えば、ログリニアな特性を持つアンプを用いて実現できる。信号レベル検出回路21の出力は、ADコンバータ31へ入力され、ディジタル信号に変換される。この信号は、バースト検出回路24に入力され、バースト信号の受信を開始したか否かを検出する。バースト検出回路24がバースト信号の受信を検出すると、受信開始信号をタイミング制御回路28へ出力する。タイミング制御回路28は、受信開始信号の入力タイミングを基準として、利得粗調整制御回路26、利得微調整制御回路27、セレクタ25に対して、それぞれ、粗調整制御値出力信号、微調整制御値出力信号、セレクタ制御信号を適切なタイミングで出力する。セレクタ制御信号は、粗調整制御値出力信号を出力している間は利得粗調整制御回路26の出力、微調整制御値出力信号を出力している間は利得微調整制御回路27の出力を選択して出力する信号である。
【0033】
利得粗調整制御回路26は、ADコンバータ31からの信号を入力し、受信信号レベルが予め定められた所定のレベルになるように、可変減衰器22の減衰量を定める可変減衰量指示信号と可変利得アンプ23の利得を定める粗調可変利得制御信号を出力する。粗調可変利得制御信号は、セレクタ25を介して可変利得アンプ23に供給され、粗調可変利得制御信号に基づいた利得を得る。利得粗調整制御回路26は、図3のように構成する。図3の符号40、48は入力端子、符号41、42は出力端子、符号43−1〜43−(j−1)、45はメモリ、符号44−1〜44−(j−1)は比較回路、符号46、47はゲート回路、符号49は平均化回路である。この例では、可変減衰器22はj段階の減衰レベルを持つ。入力端子40には、ADコンバータ31の出力が入力され、平均化回路49により平均され雑音の影響を抑圧する。この例では、平均化回路49の出力はnビットの信号としている。平均化回路49の出力は、メモリ43−1〜43−(j−1)に記憶されている予め定められたj−1個のしきい値のそれぞれと比較される。比較によって得られたj−1ビットの結果は、ゲート回路46を介して、可変減衰量指示信号として出力端子41に出力する。
【0034】
一方、メモリ45は、平均化回路49の出力に応じて、受信信号レベルが所定のレベルになるように、可変利得アンプ23の利得を制御する値を記憶している。メモリ45の内容は、平均化回路49から得られるnビットの信号をアドレスとして読み出され、ゲート回路47を介して、粗調可変利得制御信号として出力端子42に出力される。ゲート回路46、47は、タイミング制御回路28から供給される粗調整制御値出力信号が入力されたときに、ゲートを開放し、可変減衰量指示信号、粗調整制御値出力信号を出力する。
【0035】
図4および図5を用いて、利得粗調整制御回路26の具体例を示す。図4は横軸に出力端子42の出力値をとり、縦軸に可変利得アンプの利得特性をとる。所定の信号レベルを−5dBmとして、可変利得アンプ23の利得特性として図4のものを用いる。図4は、出力端子42から4ビットの信号が出力されたときの出力値(横軸)に対するゲイン特性の例である。また、可変減衰器22は0dB、5dB、10dBの3段階の減衰を与えるものを用い、平均化回路49の出力が4ビットである場合について説明する。平均化回路49の4ビットの出力は、図5の第1列、第2列に示すように、受信信号レベルが−10dBm〜+5dBmまでの1dB毎に量子化するように設計する。可変減衰器22は、
・受信信号レベルが−10dBm以上−4dBm未満の場合(平均化回路49の4ビットが0000、0001、0010、0011、0100、0101)は、0dBの減衰
・受信信号レベルが−4dBm以上1dBm未満の場合(平均化回路49の4ビットが0110、0111、1000、1001)は、5dBの減衰
・受信信号レベルが1dBm以上の場合(平均化回路49の4ビットが1011、1100、1101、1110、1111)は、10dBの減衰
を与える。このとき、メモリ43−1、43−2には、それぞれ、”0101”、”1011”の値(ストレートバイナリ表示では“5”、“11”)が設定される。比較回路44−1、44−2では、メモリ43−1、43−2の値と平均化回路49の出力を比較して、その結果を出力する。この結果は、図5のA0、A1に示すようになる。A0、A1は出力端子41から可変減衰量指示信号として出力される。また、メモリ45は、平均化回路49の出力値(0000〜1111)をアドレスとして、図5のB0〜B3に示される値を記憶する。これらの値に対するゲインは、B0〜B3をストレートバイナリでエンコードすると図4の縦軸に示すものとなる。このゲインとB0〜B3の関係を図5の出力端子42の列に記載する。平均化回路49の出力値(0000〜1111)をアドレスとしてメモリ45から出力される値を粗調可変利得制御信号として出力する。このようにすると、粗調整制御後の信号レベルは、図5の信号レベルの列に示すように、所定の信号レベルである−5dBmとなる。この例では、可変減衰器と可変利得アンプを併用することで、ダイナミックレンジが0dB〜5dBの可変利得アンプを用いて、−10dBm〜+5dBmの15dBのダイナミックレンジを持つ受信信号を所定の信号レベルに制御できる。
【0036】
以上のように、利得粗調整制御では、利得粗調整制御回路26により、ADコンバータ31の出力に基づいて、利得制御を行う。しかしながら、ADコンバータ31は、広いダイナミックレンジにわたる受信信号レベルのみを検出するため、例えば、ログリニアな特性を持つアンプで実現される信号レベル検出回路21の出力を量子化して出力する。
【0037】
利得粗調整制御の後、利得粗調整制御回路26から出力される可変減衰量指示信号、粗調可変利得制御信号によって利得制御された可変減衰器22、可変利得アンプ23で利得制御された受信信号は、ADコンバータ30によって量子化されて利得微調整制御回路27に入力される。利得微調整制御回路27は、ADコンバータ30からの信号、入力端子33から入力される所定のレベルに対応した値および利得粗調整制御回路26から出力される粗調整制御値出力信号に対応した値に基づき、受信信号のレベルが所定の信号レベルに等しくなるように、利得の微調整を行う。
【0038】
一方、タイミング制御回路28は、利得微調整制御回路27が微調整を行う利得を求め終わったタイミングをカウントし、微調整制御値出力信号を利得微調整制御回路27へ出力する。利得微調整制御回路27は、微調整制御値出力信号を入力した時点で、微調整を行うための利得を得るための信号を微調可変利得制御信号として出力する。同時に、タイミング制御回路28は、セレクタ25に対してセレクタ制御信号を出力し、利得微調整制御回路27からの微調可変利得制御信号を選択して、DAコンバータ32に出力するように制御する。DAコンバータ32によってDA変換されたセレクタ25からの信号は、可変利得アンプ23に出力されその利得を制御する。以上の利得微調整制御の後、出力端子29から利得制御された受信信号が出力される。
【0039】
利得微調整制御回路27は、図6のように構成する。図6の符号50、51、52、61は入力端子、符号53は絶対値演算回路、符号54は移動平均演算回路、符号55は除算回路、符号56は利得推定回路、符号57は乗算回路、符号58は制御電圧推定回路、符号60はゲート回路、符号59は出力端子である。入力端子50を介して、ADコンバータ30から得られる量子化されたIF信号が入力され、絶対値演算回路53で絶対値が求められる。移動平均演算回路54は、絶対値演算回路53の出力を平均化し、雑音による影響を抑圧して平均信号レベルを求める。一方、入力端子51からは、所定の信号レベルが入力される。除算回路55では、移動平均演算回路54からの出力信号と入力端子51から入力される所定の信号レベルとの比(所定の信号レベル/移動平均演算回路54からの出力信号)を求める。
【0040】
この比の値が1であれば所定の信号レベルと移動平均演算回路54からの出力信号は同じである。また、1より大きければ所定の信号レベルは移動平均演算回路54からの出力信号よりも大きいため、利得微調整制御によって利得を下げる必要がある。
【0041】
一方、1より小さい場合は、所定の信号レベルは移動平均演算回路54からの出力信号よりも小さいため、利得微調整制御によって利得を上げる必要がある。また、入力端子52からは、利得粗調整制御回路26からの粗調可変利得制御信号が入力され、利得推定回路56に入力される。利得推定回路56は、粗調可変利得制御信号によって可変利得アンプ23が発生する利得を推定し、その推定値を出力する。この推定値は、利得粗調整制御によって定められた可変利得アンプ23における利得の推定値である。
【0042】
乗算回路57は、利得推定回路56で推定された利得と除算回路55の出力を乗算することで、可変利得アンプ23が発生させるべき利得を求める。さらに、乗算回路57の出力は、制御電圧推定回路58に入力される。制御電圧推定回路58では、可変利得アンプ23が乗算回路57で求められた利得を発生させるために必要な制御電圧を求めて、ゲート回路60へ出力する。ゲート回路60は、入力端子61を介して入力されるタイミング制御回路28からの微調整制御値出力信号が入力されるとゲートを開け、制御電圧推定回路58の出力を微調可変利得制御信号として出力端子59へ出力する。
【0043】
利得推定回路56は、図8のように構成する。図8の符号70は入力端子、符号71は出力端子、符号72は乗算回路、符号73は加算回路、符号76−1〜76−5、77−1〜77−5、78−1〜78−4はメモリ、符号79−1〜79−4は比較回路、符号74、75はセレクタである。この例では、可変利得アンプ23の制御電圧−線形利得特性が図7の曲線65のような特性になっている場合について示す。図7は横軸に制御電圧をとり、縦軸に利得をとる。まず、符号65の特性を示す曲線を、直線65−1〜65−5に示す5本の直線で区間線形近似を行う。このとき、可変利得アンプの利得をG、制御電圧をVとすれば、直線65−1〜65−5は、
G=a(直線65−1)×V+b(直線65−1)
と書ける。但し、i=1,2,3,4,5であり、a(直線65−i)、b(直線65−i)は直線65−iの傾きと接片であり、
V≦V1の場合 :直線65−1 (1)
V1<V≦V2の場合:直線65−2 (2)
V2<V≦V3の場合:直線65−3 (3)
V3<V≦V4の場合:直線65−4 (4)
V4<Vの場合 :直線65−5 (5)
を曲線65の近似式として用いる。メモリ78−1〜78−4にはV1〜V4がしきい値#1〜#4として、メモリ76−1〜76−5にはa(直線65−1)〜a(直線65−5)が乗算値#1〜#5として、メモリ77−1〜77−5にはb(直線65−1)〜b(直線65−5)の値が加算値#1〜#5として、それぞれ記憶されている。利得粗調整制御回路26からの粗調可変利得制御信号は入力端子70を介して入力され、まず、比較回路79−1〜79−4によってしきい値#1〜#4と比較され、式(1)〜(5)のいずれの近似式を用いるかが判断される。その結果に応じて、乗算値#1〜#5、加算値#1〜#5がセレクタ74、75によって選択され、乗算回路72、加算回路73によって、選択された近似式に基づいた利得が求められ、出力端子71に出力される。
【0044】
また、制御電圧推定回路58は、図9のように構成する。図9の符号80は入力端子、符号81は出力端子、符号82は乗算回路、符号83は加算回路、符号86−1〜86−5、87−1〜87−5、88−1〜88−4はメモリ、符号89−1〜89−4は比較回路、符号84、85はセレクタである。この例では、可変利得アンプ23の制御電圧−線形利得特性が式(1)〜式(5)のように区分的に線形近似できる場合の例を示す。制御電圧推定回路58では、ある利得が与えられたときにその利得を与える制御電圧を推定するため、式(1)〜式(5)の逆関数を演算することに帰着する。すなわち、利得から制御電圧を求める近似式の値、
G≦G1の場合:
V=(G−b(直線65−1))×(1/a(直線65−1)) (6)
G1<G≦G2の場合:
V=(G−b(直線65−2))×(1/a(直線65−2)) (7)
G2<G≦G3の場合:
V=(G−b(直線65−3))×(1/a(直線65−3)) (8)
G3<G≦G4の場合:
V=(G−b(直線65−4))×(1/a(直線65−4)) (9)
G4<Gの場合:
V=(G−b(直線65−5))×(1/a(直線65−5)) (10)
を求めればよい。ここで、
G1=V1×a(直線65−1)+b(直線65−1)
G2=V2×a(直線65−2)+b(直線65−2)
G3=V3×a(直線65−3)+b(直線65−3)
G4=V4×a(直線65−4)+b(直線65−4)
である。メモリ88−1〜88−4にはG1〜G4がしきい値#1〜#4として、メモリ86−1〜86−5には−b(直線65−1)〜−b(直線65−5)が加算値#1〜#5として、メモリ87−1〜87−5には1/a(直線65−1)〜1/a(直線65−5)の値が乗算値#1〜#5として、それぞれ記憶されている。利得微調整制御で必要となる可変利得アンプ23の利得である乗算回路57の出力は、入力端子80を介して入力され、比較回路89−1〜89−4によって、メモリ88−1〜88−4に記憶されるG1〜G4のそれぞれの値と比較され、制御電圧を求める近似式(6)〜(10)のいずれの式を用いるかを判断する。この判断に基づき、セレクタ84、セレクタ85によって、メモリ86−1〜86−5に記憶される加算値#1〜加算値#5、メモリ87−1〜87−5に記憶される乗算値#1〜#5の適切な値を選択する。さらに、加算回路82、乗算回路83によって、選択された近似式の値を制御電圧として求め、出力端子81に出力する。
【0045】
本発明の自動利得制御装置は、情報処理装置としてのコンピュータ装置を用いて実現することができる。すなわち、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、受信信号が所定のレベルとなるように利得を自動的に設定する機能を実現させるプログラムを用いて実現することができる。
【0046】
具体的には、本発明のプログラムは、前記設定する機能として、前記受信信号を入力して可変減衰制御信号に基づいて前記受信信号に段階的な減衰を与える可変減衰器22に相応する機能と、前記段階的な減衰を与える機能からの出力を入力し可変利得制御信号に基づいて前記段階的な減衰を与える機能からの出力に利得を与える可変利得アンプ23に相応する機能と、前記受信信号を入力してレベルを検出する信号レベル検出回路21に相応する機能と、前記レベルを検出する機能の出力を入力し前記受信信号のレベルが前記所定のレベルとなるように前記可変減衰制御信号と粗調可変利得制御信号とを出力する利得粗調整制御回路26に相応する利得粗調整制御機能と、前記利得を与える機能の出力と前記粗調可変利得制御信号と前記所定のレベルとを入力し前記利得を与える機能の出力信号レベルが前記所定のレベルとなるように前記粗調可変利得制御信号を調整して微調可変利得制御信号として出力する利得微調整制御回路27に相応する利得微調整制御機能と、前記微調可変利得制御信号または前記粗調可変利得制御信号のいずれかを選択して前記可変利得制御信号として出力するセレクタ25に相応する第一のセレクタ機能とを実現させる。
【0047】
また、前記段階的な減衰を与える機能は、j段(2≦j、整数)の異なる減衰量を与える機能を備え、前記利得粗調整制御機能として、j−1個のしきい値を記憶するメモリ43−1〜43−(j−1)に相応する第一のメモリ機能と、前記j−1個のそれぞれのしきい値と前記レベルを検出する機能の出力とを比較するj−1個の比較回路44−1〜44−(j−1)に相応する第一の比較機能と、前記第一の比較機能の出力を前記可変減衰制御信号として出力するゲート回路46に相応する機能と、前記レベルを検出する機能の出力に対応した前記粗調可変利得制御信号を記憶するメモリ45に相応する第二のメモリ機能と、前記レベルを検出する機能の出力を読み出しアドレスとして前記第二のメモリ機能から読み出された値を前記粗調可変利得制御信号として出力するゲート回路47に相応する機能とを実現させる。
【0048】
また、前記利得微調整制御機能として、前記利得を与える機能の出力信号レベルを測定する信号レベル測定回路62に相応する機能と、前記レベルを測定する機能の出力と前記所定のレベルとの比を求める除算回路55に相応する除算機能と、前記粗調可変利得制御信号に基づく前記利得を与える機能の利得を求める利得推定回路56に相応する利得推定機能と、前記利得推定機能の出力と前記除算機能の出力とを乗算し前記利得を与える機能の微調整後の利得を求める乗算回路57に相応する乗算機能と、前記利得を与える機能の微調整後の利得を入力し前記利得を与える機能の微調整後の利得を生じさせる制御電圧を推定して前記微調可変利得制御信号として出力する制御電圧推定回路58に相応する制御電圧推定機能とを実現させる。
【0049】
また、前記利得推定機能として、k−1個(2≦k、整数)のしきい値を記憶するメモリ78−1〜78−(k−1)に相応する第三のメモリ機能と、k個の乗算係数を記憶するメモリ76−1〜76−kに相応する第四のメモリ機能と、k個の加算係数を記憶するメモリ77−1〜77−kに相応する第五のメモリ機能と、前記第三のメモリ機能のそれぞれに記憶されている値と前記粗調可変利得制御信号の値とを比較する比較回路79−1〜79−(k−1)に相応する第二の比較機能と、前記第二の比較機能の出力に基づいて前記第四のメモリ機能のそれぞれに記憶されている値のいずれかを選択して粗調整利得導出用乗算係数として出力するセレクタ74に相応する第二のセレクタ機能と、前記第二の比較機能の出力に基づいて前記第五のメモリ機能のそれぞれに記憶されている値のいずれかを選択して粗調整利得導出用加算係数として出力するセレクタ75に相応する第三のセレクタ機能と、前記粗調整可変利得制御信号の値と前記粗調整利得導出用乗算係数とを乗算して出力する乗算回路72に相応する乗算機能と、前記乗算機能の出力と前記粗調整利得導出用加算係数とを加算し前記粗調可変利得制御信号に基づく前記利得を与える機能の利得として出力する加算回路73に相応する加算機能と実現させる。
【0050】
また、前記制御電圧推定機能として、k−1個(2≦k、整数)のしきい値を記憶するメモリ88−1〜88−(k−1)に相応する第六のメモリ機能と、k個の加算係数を記憶するメモリ86−1〜86−kに相応する第七のメモリ機能と、k個の乗算係数を記憶するメモリ87−1〜87−kに相応する第八のメモリ機能と、前記第六のメモリ機能のそれぞれに記憶されている値と前記利得を与える機能の微調整後の利得とを比較する比較回路89−1〜89−(k−1)に相応する第三の比較機能と、前記第三の比較機能の出力に基づいて前記第七のメモリ機能のそれぞれに記憶されている値のいずれかを選択して微調整後利得生成制御信号導出用加算係数として出力するセレクタ84に相応する第四のセレクタ機能と、前記第三の比較機能の出力に基づいて前記第八のメモリ機能のそれぞれに記憶されている値のいずれかを選択して微調整後利得生成制御信号導出用乗算係数として出力するセレクタ85に相応する第五のセレクタ機能と、前記利得を与える機能の微調整後の利得と前記微調整後利得生成制御信号導出用加算係数とを加算して出力する加算回路83に相応する加算機能と、前記加算機能の出力と前記微調整後利得生成制御信号導出用乗算係数とを乗算し前記微調可変利得制御信号として出力する乗算回路82に相応する乗算機能とを実現させる。
【0051】
本発明のプログラムは、コンピュータ装置が読取可能な記録媒体に記録されることにより、コンピュータ装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接コンピュータ装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
【0052】
これにより、コンピュータ装置により、広いダイナミックレンジを持つ受信信号を受信する際に、迅速かつ低コストで、受信信号レベルを所定のレベルとなるように制御することができる自動利得制御装置を実現することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、広いダイナミックレンジを持つ受信信号を受信する際に、迅速かつ低コストで、受信信号を所定のレベルとなるように制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動利得制御装置の実施例を示す系統図。
【図2】本発明の自動利得制御方法の実施例を示す模式図。
【図3】利得粗調整制御回路の実施例を示す系統図。
【図4】可変利得アンプのデシベル利得特性の例を示す図。
【図5】利得粗調整制御回路のメモリに記憶される値の例を示す表を示す図。
【図6】利得微調整制御回路の実施例を示す系統図。
【図7】可変利得アンプの線形利得特性の例を示す図。
【図8】利得推定回路の実施例を示す系統図。
【図9】制御電圧推定回路の実施例を示す系統図。
【図10】従来例の自動利得制御装置の系統図。
【符号の説明】
10 受信信号レベル
11 可変減衰器による減衰量
12 可変利得アンプの粗調整による利得量
13 可変利得アンプの微調整による利得量
20、33、40、48、50、51、52、61、70、80、90 入力端子
21 信号レベル検出回路
22 可変減衰器
23、92 可変利得アンプ、
24、93 バースト検出回路、
25、74、75、84、85、97 セレクタ、
26、95 利得粗調整制御回路、
27、96 利得微調整制御回路、
28、94 タイミング制御回路、
29、41、42、59、71、81、98 出力端子
30、31 ADコンバータ
32 DAコンバータ
43−1〜43−(j−1)、45、76−1〜76−5、77−1〜77−5、78−1〜78−4、86−1〜86−5、87−1〜87−5、88−1〜88−4 メモリ
44−1〜44−(j−1)、79−1〜79−4、89−1〜89−4 比較回路
46、47、60 ゲート回路
49 平均化回路
53 絶対値演算回路
54 移動平均演算回路
55 除算回路
56 利得推定回路
57、72、83 乗算回路
58 制御電圧推定回路
62 信号レベル測定回路
65 曲線(可変利得アンプの制御電圧−線形利得特性)
65−1〜65−5 直線(可変利得アンプの制御電圧−線形利得特性の近似直線)
73、82 加算回路
91 受信電力検出回路、

Claims (3)

  1. 受信信号が所定のレベルとなるように利得を自動的に設定する手段を備えた自動利得制御装置において、
    前記設定する手段は、前記受信信号を入力して可変減衰制御信号に基づいて前記受信信号に段階的な減衰を与える可変減衰器と、
    前記可変減衰器からの出力を入力し可変利得制御信号に基づいて前記可変減衰器からの出力に利得を与える可変利得アンプと、
    前記受信信号を入力してレベルを検出する信号レベル検出回路と、前記信号レベル検出回路の出力を入力し前記受信信号のレベルが前記所定のレベルとなるように前記可変減衰制御信号と粗調可変利得制御信号とを出力する利得粗調整制御回路と、
    前記可変利得アンプの出力と前記粗調可変利得制御信号と前記所定のレベルとを入力し前記可変利得アンプの出力信号レベルが前記所定のレベルとなるように前記粗調可変利得制御信号を調整して微調可変利得制御信号として出力する利得微調整制御回路と、
    前記微調可変利得制御信号または前記粗調可変利得制御信号のいずれかを選択して前記可変利得制御信号として出力する第一のセレクタと
    を備え、
    前記利得微調整制御回路は、前記可変利得アンプの出力信号レベルを測定する信号レベル測定回路と、前記信号レベル測定回路の出力と前記所定のレベルとの比を求める除算回路と、前記粗調可変利得制御信号に基づく前記可変利得アンプの利得を求める利得推定回路と、前記利得推定回路出力と前記除算回路の出力とを乗算し前記可変利得アンプが発生すべき利得を求める乗算回路と、前記可変利得アンプが発生すべき利得を入力し前記可変利得アンプが発生すべき利得を生じさせる制御電圧を推定して前記微調可変利得制御信号として出力する制御電圧推定回路とを備え、
    前記利得推定回路は、k−1個(2≦k、整数)のしきい値を記憶する第三のメモリと、k個の乗算係数を記憶する第四のメモリと、k個の加算係数を記憶する第五のメモリと、前記第三のメモリに記憶されている前記k−1個のしきい値と前記粗調可変利得制御信号の値とを比較するk−1個の第二の比較回路と、前記第二の比較回路の出力に基づいて前記第四のメモリに記憶されている前記k個の乗算係数のいずれかを選択して粗調整利得導出用乗算係数として出力する第二のセレクタと、前記第二の比較回路の出力に基づいて前記第五のメモリに記憶されている前記k個の加算係数のいずれかを選択して粗調整利得導出用加算係数として出力する第三のセレクタと、前記粗調可変利得制御信号の値と前記粗調整利得導出用乗算係数とを乗算して出力する乗算回路と、前記乗算回路の出力と前記粗調整利得導出用加算係数とを加算し前記粗調可変利得制御信号に基づく可変利得アンプの利得として出力する加算回路とを備えた
    ことを特徴とする自動利得制御装置。
  2. 受信信号が所定のレベルとなるように利得を自動的に設定する手段を備えた自動利得制御装置において、
    前記設定する手段は、前記受信信号を入力して可変減衰制御信号に基づいて前記受信信号に段階的な減衰を与える可変減衰器と、
    前記可変減衰器からの出力を入力し可変利得制御信号に基づいて前記可変減衰器からの出力に利得を与える可変利得アンプと、
    前記受信信号を入力してレベルを検出する信号レベル検出回路と、前記信号レベル検出回路の出力を入力し前記受信信号のレベルが前記所定のレベルとなるように前記可変減衰制御信号と粗調可変利得制御信号とを出力する利得粗調整制御回路と、
    前記可変利得アンプの出力と前記粗調可変利得制御信号と前記所定のレベルとを入力し前記可変利得アンプの出力信号レベルが前記所定のレベルとなるように前記粗調可変利得制御信号を調整して微調可変利得制御信号として出力する利得微調整制御回路と、
    前記微調可変利得制御信号または前記粗調可変利得制御信号のいずれかを選択して前記可変利得制御信号として出力する第一のセレクタと
    を備え、
    前記利得微調整制御回路は、前記可変利得アンプの出力信号レベルを測定する信号レベル測定回路と、前記信号レベル測定回路の出力と前記所定のレベルとの比を求める除算回路と、前記粗調可変利得制御信号基づく前記可変利得アンプの利得を求める利得推定回路と、前記利得推定回路出力と前記除算回路の出力とを乗算し前記可変利得アンプが発生すべき利得を求める乗算回路と、前記可変利得アンプが発生すべき利得を入力し前記可変利得アンプが発生すべき利得を生じさせる制御電圧を推定して前記微調可変利得制御信号として出力する制御電圧推定回路とを備え、
    前記制御電圧推定回路は、k−1個(2≦k、整数)のしきい値を記憶する第六のメモリと、k個の加算係数を記憶する第七のメモリと、k個の乗算係数を記憶する第八のメモリと、前記第六のメモリに記憶されている前記k−1個のしきい値と前記可変利得アンプが発生すべき利得とを比較する第三の比較回路と、前記第三の比較回路の出力に基づいて前記第七のメモリに記憶されている前記k個の加算係数のいずれかを選択して微調整後利得生成制御信号導出用加算係数として出力する第四のセレクタと、前記第三の比較回路の出力に基づいて前記第八のメモリに記憶されている前記k個の乗算係数のいずれかを選択して微調整後利得生成制御信号導出用乗算係数として出力する第五のセレクタと、前記可変利得アンプの微調整後の利得と前記微調整後利得生成制御信号導出用加算係数とを加算して出力する加算回路と、前記加算回路出力と前記微調整後利得生成制御信号導出用乗算係数とを乗算し前記微調可変利得制御信号として出力する乗算回路とを備えた
    ことを特徴とする自動利得制御装置。
  3. 前記可変減衰器は、j段(2≦j、整数)の異なる減衰量を与える手段を備え、前記利得粗調整制御回路は、j−1個のしきい値を記憶する第一のメモリと、前記j−1個のそれぞれのしきい値と前記信号レベル検出回路の出力とを比較する第一の比較回路と、前記第一の比較回路の出力を前記可変減衰制御信号として出力する手段と、前記信号レベル検出回路の出力に対応した前記粗調可変利得制御信号を記憶する第二のメモリと、前記信号レベル検出回路の出力を読み出しアドレスとして前記第二のメモリから読み出された値を前記粗調可変利得制御信号として出力する手段とを備えた請求項1または2記載の自動利得制御装置。
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