JP3243917B2 - ノイズシェーピング回路 - Google Patents

ノイズシェーピング回路

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JP3243917B2 JP02015194A JP2015194A JP3243917B2 JP 3243917 B2 JP3243917 B2 JP 3243917B2 JP 02015194 A JP02015194 A JP 02015194A JP 2015194 A JP2015194 A JP 2015194A JP 3243917 B2 JP3243917 B2 JP 3243917B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、量子化雑音等のノイズ
の周波数構造を変化させるノイズシェーピング回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、1〜3ビットの量子化数で16ビ
ット以上の精度を持つアナログ/ディジタル変換器(A
/D変換器)やディジタル/アナログ変換器(D/A変
換器)が登場してきた。これらは、オーバサンプリング
とノイズシェーピングを用いて、量子化の精度を振幅か
ら時間軸に依存する形を取っている。ここで、ノイズシ
ェーピングは量子化器を帰還ループ内に設けることで、
量子化雑音に微分特性即ち高域上がりの特性を与えるも
のであり、オーディオ帯域の量子化雑音を低減し、高い
S/Nが得られる特長を持つ。更に、ノイズシェーピン
グの次数を大きくすると低域でのノイズが減少(同一の
標本化周波数fsで周波数fs/32において次数を1次
から2次にすると−13dB、3次にすると−29d
B、4次にすると−44dBとなる。)する。
【0003】ところで、2次以下のノイズシェーピング
は安定に動作するが、3次以上の構成では量子化ステッ
プ数が制約されると量子化雑音が量子化器の入力と相関
を持つため動作が不安定になる。
【0004】そこで、従来より量子化器の量子化ステッ
プ数を増加させ量子化雑音が入力と無相関になるように
する方法や、雑誌「ラジオ技術」(ラジオ技術社)1989
年2月号pp.88〜pp.97に記載されているようなスタガー
ドデルタ・シグマ(ΔΣ)型のノイズシェーピング回路
を用いた1ビットA/D変換器があった。
【0005】以下に、従来のスタガードΔΣ型のノイズ
シェーピング回路について説明する。
【0006】図6は従来のスタガードΔΣ型のノイズシ
ェーピング回路を用いた1ビットA/D変換器を示すも
のである。601はアナログ信号を入力する入力端子、
602は積分器、603は積分器602の出力を積分す
る積分器、604は積分器603の出力を積分し積分し
た出力を所定の出力値で制限するリミッタ付きの積分
器、605は積分器603の出力を増幅する増幅器、6
06は積分器604の出力を増幅する増幅器、607は
積分器602の出力と増幅器605,606の出力を加
算する加算器、608は加算器607の出力を1ビット
のディジタル信号に変換するA/D変換器、609はA
/D変換器608の出力信号を出力する出力端子、61
0はA/D変換器608の出力を1標本化周期遅延させ
る遅延器、611は入力信号と遅延器610の出力を加
算する加算器であり、加算器611の出力は積分器60
2に入力される。ここで、積分器602,603,60
4はそれぞれ1次の積分特性を持つ積分器である。
【0007】図6を用いて、系の安定性について説明す
る。608は1ビットのA/D変換器であり、入力を
U、出力をYとすれば、出力Yは入力Uの符号の正負に
応じて+1、−1となる。ただし、出力Yの大きさは1
である。従って、A/D変換器608で発生する量子化
雑音をQとすると、A/D変換器608の入出力間の関
係式は(数1)、(数2)となる。
【0008】
【数1】
【0009】
【数2】
【0010】但し、|U|は入力Uの大きさを現す。ま
た、遅延器610の位相回転を無視すると図6の系の開
ループ伝達関数G0(s)は(数3)となる。
【0011】
【数3】
【0012】(数3)の周波数特性を考える。開ループ
伝達関数G0(s)の周波数伝達関数G0(ω)、振幅|G
0(ω)|及び位相ΦG0(ω)はそれぞれ(数4),(数
5),(数6)となる。
【0013】
【数4】
【0014】
【数5】
【0015】
【数6】
【0016】(数4),(数5),(数6)をもとに開
ループ伝達関数G0(s)の周波数特性を図7に示す。図7
の(a)はα=β=1としている。図7の(a)より、
k<=1ではゲインが1以下になる周波数において位相
が−180度以上になり不安定となる。即ち、|U|が
1を越えると発振が始まりUが増大し、kがどんどん小
さくなり発振を加速する。ここで、β<α<1とすると
k=1では図7の(b)となり、位相余裕があるためk
<1となっても発振は開始しない。kが小さくなると発
振が開始するが、積分器604はリミッタを持ち一定値
となるため系は2次のノイズシェーピングとなり発振は
起こらない。
【0017】本従来例は、積分器603及び積分器60
4の出力にそれぞれゲインが1未満の増幅器605(ゲ
インα)、増幅器606(ゲインβ)を設けて系の位相
余裕を大きくし、更に大きな入力信号に対しては積分器
604のリミッタで積分器604の出力を一定とするこ
とで系を2次にし、安定なノイズシェーピング回路の構
成を可能としている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、3次のノイズシェーピング回路を構成する
のに積分器を3個必要とする。そのため、部品点数が増
えることによるコストアップと言う問題点と、部品点数
が増加することにより部品から生じる雑音が増加すると
言う問題点と、(数3)〜(数6)及び図7から分かる
ように、高域では積分器の周波数特性は1次の積分特性
となり2次の積分特性を維持できないためノイズシェー
ピング特性が悪化すると言う問題点とを有していた。
【0019】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、積分器に帰還回路としてn次のハイパスフィルタを
用いることで1個の演算増幅器でn次のノイズシェーピ
ング回路を構成でき部品点数及び部品から生じる雑音を
減少させることを可能とすることと、積分器の出力信号
の振幅レベルに応じて積分器の帰還回路であるフィルタ
の次数をn次から2次に切り換えることで安定なノイズ
シェーピング回路を構成することが可能なことと、ま
た、積分器の出力信号の周波数成分により帰還回路であ
るフィルタの遮断特性を切り換えることで安定なノイズ
シェーピング回路を構成することが可能なことと、積分
器の出力にローパスフィルタを縦続接続することで2次
の積分特性が高域まで維持できノイズシェーピング特性
の向上が可能なノイズシェーピング回路を提供すること
を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のノイズシェーピング回路は、n次のハイパス
フィルタを帰還回路とした積分手段と、積分手段の出力
信号の振幅レベルを判断するレベル検出手段と、レベル
検出手段の出力に基づきハイパスフィルタの次数を2次
に切り換える切り換え手段と、積分手段の出力を帯域制
限するローパスフィルタと、ローパスフィルタの出力で
あるアナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ
/ディジタル変換手段と、アナログ/ディジタル変換手
段により変換されたディジタル信号を1標本化周期遅延
させる遅延手段と、遅延手段により遅延されたディジタ
ル信号をアナログ信号に変換するディジタル/アナログ
変換手段と、ディジタル/アナログ変換手段の出力を前
記積分手段に帰還する帰還抵抗とを備えた構成を持つ。
【0021】また、本発明のノイズシェーピング回路
は、n次のハイパスフィルタを帰還回路とした積分手段
と、積分手段の出力信号の周波数を判断する周波数検出
手段と、周波数検出手段の出力に基づき前記ハイパスフ
ィルタの遮断特性を切り換える切り換え手段と、積分手
段の出力を帯域制限するローパスフィルタと、ローパス
フィルタの出力であるアナログ信号をディジタル信号に
変換するアナログ/ディジタル変換手段と、アナログ/
ディジタル変換手段により変換されたディジタル信号を
1標本化周期遅延させる遅延手段と、遅延手段により遅
延されたディジタル信号をアナログ信号に変換するディ
ジタル/アナログ変換手段と、ディジタル/アナログ変
換手段の出力を前記積分手段に帰還する帰還抵抗とを備
えた構成を持つ。
【0022】
【作用】本発明は上記した構成により、以下のような作
用をする。即ち、アナログ/ディジタル変換手段は積分
手段の出力を帯域制限したローパスフィルタの出力であ
るアナログ信号をディジタル信号に変換する。遅延手段
はアナログ/ディジタル変換手段の出力を1標本化周期
遅延する。遅延手段の出力は帰還抵抗を通じて積分手段
に帰還され入力信号と加算される。このような構成でノ
イズシェーピング回路を構成する。そして、積分手段の
帰還回路がn次のハイパスフィルタであるためn次のノ
イズシェーピング回路を構成する。更に、レベル検出手
段は積分手段の出力信号の振幅レベルを検出する。そし
て、積分手段の出力レベルが所定レベルよりも大きくな
ると切り換え手段に切り換え信号を出力する。切り換え
手段はレベル検出手段の出力に基づき積分手段の帰還回
路であるハイパスフィルタの次数をn次から2次に切り
換えるようにしている。更に、ローパスフィルタは積分
手段の周波数特性が高域で1次の積分特性になるのを2
次の積分特性になるようにしている。
【0023】また、本発明は上記した構成により、以下
のような作用をする。即ち、アナログ/ディジタル変換
手段は積分手段の出力を帯域制限したローパスフィルタ
の出力であるアナログ信号をディジタル信号に変換す
る。遅延手段はアナログ/ディジタル変換手段の出力を
1標本化周期遅延する。遅延手段の出力は帰還抵抗を通
じて積分手段に帰還され入力信号と加算される。このよ
うな構成でノイズシェーピング回路を構成する。そし
て、積分手段の帰還回路がn次のハイパスフィルタであ
るためn次のノイズシェーピング回路を構成する。更
に、周波数検出手段は積分手段の出力信号に所定の周波
数成分を持つ信号を検出する。そして、検出したら切り
換え手段に切り換え信号を出力する。切り換え手段は周
波数検出手段の出力に基づき積分手段の帰還回路である
ハイパスフィルタの遮断特性を切り換えるようにしてい
る。更に、ローパスフィルタは積分手段の周波数特性が
高域で1次の積分特性になるのを2次の積分特性になる
ようにしている。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0025】図1は本発明の第1の実施例におけるノイ
ズシェーピング回路のブロック図を示す。図1におい
て、101は入力信号を積分する積分器で、102はア
ナログ信号を入力する入力端子、103は入力抵抗、1
04は演算増幅器、105はn次のハイパスフィルタ、
106は演算増幅器104の出力信号を帯域制限するロ
ーパスフィルタ、107はローパスフィルタ106を構
成する抵抗器、108はローパスフィルタ106を構成
するコンデンサ、109はローパスフィルタ106の出
力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、11
0はA/D変換器109の出力信号を出力する出力端
子、111はA/D変換器109の出力信号を1標本化
周期遅延させる遅延器、112は遅延器111の出力で
あるディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変
換器、113はD/A変換器112の出力信号を演算増
幅器104に帰還する帰還抵抗、114は演算増幅器1
04の出力信号の振幅レベルが所定のレベル以上である
かを検出するレベル検出器、115はレベル検出器11
4の出力に基づきハイパスフィルタ105の次数をn次
から2次に切り換える切り換え器である。
【0026】このように構成された本実施例のノイズシ
ェーピング回路について、以下その動作について説明す
る。入力端子102から入力されたアナログ信号は、ハ
イパスフィルタ105を帰還回路とする入力抵抗10
3、演算増幅器104及びハイパスフィルタ105から
なる積分器101に入力される。抵抗器107とコンデ
ンサ108で構成されたローパスフィルタ106は積分
器101の出力信号を帯域制限する。A/D変換器10
9はローパスフィルタ106の出力をディジタル信号に
変換し、出力端子110に出力する。遅延器111はA
/D変換器109の出力信号であるディジタル信号を1
標本化周期Ts遅延する。D/A変換器112は遅延器
111の出力即ちA/D変換器109が出力するディジ
タル信号を1標本化周期遅延した信号をアナログ信号に
変換する。そして、D/A変換器112の出力は帰還抵
抗113を通じて演算増幅器104に帰還される。ハイ
パスフィルタ105の次数はn次であるため、全体とし
てはn次のノイズシェーピング回路を構成する。ところ
で、3次以上のノイズシェーピング回路はA/D変換器
109の量子化ステップが大きくないとA/D変換器1
09で発生した量子化雑音は入力信号と相関を持つため
入力信号の振幅レベルが大きくなると不安定になり発振
する。そこで、レベル検出器114は演算増幅器104
の出力信号の振幅レベルが所定のレベル(ノイズシェー
ピング回路が不安定になる信号レベル)以上であること
を検出する。そして、切り換え器115はレベル検出器
114の出力に基づきハイパスフィルタ105の次数を
n次から2次に切り換える。つまり、n次のノイズシェ
ーピング回路から2次のノイズシェーピング回路に切り
換わることになる。また、2次のノイズシェーピング回
路はA/D変換器109の量子化ステップに関係なく安
定である。そのため、本実施例は安定となる。ところ
が、本実施例の積分器101は帰還回路にハイパスフィ
ルタを用いているため各次数の積分器の周波数特性を加
算した様な周波数特性を持つ。すなわち、ハイパスフィ
ルタ105が3次であれば3次の積分器の周波数特性と
2次の積分器の周波数特性と1次の積分器の周波数特性
を加算した周波数特性を持つ。そのため、高域では1次
の積分器の周波数特性が支配的になり、高域程ノイズシ
ェーピング特性が劣化する。そこで、ローパスフィルタ
106の遮断特性を積分器101が1次の積分特性にな
る周波数に設定することで、積分器101の周波数特性
を高域まで2次の積分特性にし、高域でのノイズシェー
ピング特性の劣化を防いでいる。
【0027】図2は第1の実施例の具体的な回路の一例
であり、201はアナログ信号を入力する入力端子、2
02は抵抗器R1、203は演算増幅器、204はコン
デンサC1、205はコンデンサC2、206はコンデン
サC3、207は抵抗器R3、208は抵抗器R4、20
9はダイオードD1,210はダイオードD2,211は
抵抗器R5、212はコンデンサC4、213はコンパレ
ータ、214は出力端子、215はD型フリップフロッ
プ(D・FF)、216はサンプリングクロックを入力
する入力端子、217は抵抗器R2である。
【0028】図3は本発明の第1の実施例の動作説明図
である。以上のように構成した具体的な回路例について
説明する。ここでは、ハイパスフィルタ105の次数を
3次(n=3)として説明する。
【0029】コンデンサ204〜206、抵抗器20
7,208は3次のハイパスフィルタ105を構成す
る。そして、このハイパスフィルタ105を帰還回路と
して抵抗器202と演算増幅器203とで積分器を構成
し、入力端子201から入力される入力信号と抵抗器2
17を通じて入力される帰還信号との和を積分する。抵
抗器211とコンデンサ212は1次のローパスフィル
タを構成する。そして、演算増幅器203の出力信号を
帯域制限する。コンパレータ213は帯域制限された演
算増幅器203の出力信号の符号の正負を判定する。即
ち、コンパレータ213は演算増幅器203の出力であ
るアナログ信号をディジタル信号に変換する1ビットの
A/D変換器である。変換されたディジタル信号は出力
端子214から出力される。また、D・FF215は入
力端子216から入力されるサンプリングクロック(f
s)に基づき、コンパレータ213が出力するディジタ
ル信号を1標本化周期(Ts=1/fs)遅延する。そし
て、D・FF215が出力するディジタル信号は二値信
号であるためD/A変換器112は必要ない。そして、
抵抗器217を通じて演算増幅器203に帰還される。
【0030】以上の構成で、入力信号をx、出力信号を
y、コンパレータ213で発生する量子化雑音をQとし
たときの入出力間の関係式は(数7)となる。
【0031】
【数7】
【0032】但し、(数8),(数9),(数10)を
条件とする。
【0033】
【数8】
【0034】
【数9】
【0035】
【数10】
【0036】従って、(数7)より、上記の構成は3次
のノイズシェーピング回路であることがわかる。
【0037】ところで、図2に示したノイズシェーピン
グ回路は次数が3次でA/D変換器の量子化数が1ビッ
トであるため、演算増幅器203の出力信号がコンパレ
ータ213の出力レベルを越えると発振が始まる。しか
し、演算増幅器203の出力信号レベルがコンパレータ
213の出力レベルに等しくなる前にダイオード20
9,210が導通する。更に、ダイオード209,21
0はコンデンサ206に並列に接続されているため、ダ
イオード209,210が導通することによりコンデン
サ206は短絡されハイパスフィルタ105は次数が3
次から2次に変化する。つまり、ダイオード209,2
10は演算増幅器203の出力信号レベルが所定レベル
以上であるかを検出するレベル検出器114とハイパス
フィルタ105の次数を切り換える切り換え器115の
役割を持っている。従って、演算増幅器203の出力信
号レベルがコンパレータ213の出力レベルを越える場
合、2次のノイズシェーピング回路となるため本ノイズ
シェーピング回路は発振しない。なお、この具体的な回
路例では、演算増幅器203の出力レベルを検出する判
断の基準レベルをダイオード1個分の順方向電圧(0.
6V)としたが、ダイオードを複数個直列に接続するこ
とで基準レベルを簡単に変更できる。
【0038】ところで、抵抗器202,207,20
8、コンデンサ204,205,206及び演算増幅器
203で構成される積分器101の伝達関数I(s)は、
(数8),(数9)を条件とすると(数11)となる。
【0039】
【数11】
【0040】(数11)をもとに積分器101の周波数
特性を図示すると図3の(a)となる。図3の(a)よ
り、高域では1次の積分特性になっていることが分か
る。一方、抵抗器211及びコンデンサ212からなる
ローパスフィルタ106の伝達関数H(s)は(数12)
となる。ここで、ローパスフィルタの遮断角周波数ωc
は(数13)となる。ローパスフィルタ106の周波数
特性を図3の(a)に示す。ローパスフィルタ106
は、1次のローパスフィルタであるため、遮断特性は−
6dB/octである。ここで、ローパスフィルタ10
6の遮断角周波数を積分器101の周波数特性が1次の
積分特性(−6dB/oct)となる角周波数に設定す
ると図3の(b)に示すように積分器101の1次の積
分特性とローパスフィルタ106の周波数特性が合成さ
れ2次の積分特性を示し、全体として高域まで2次のノ
イズシェーピング特性が実現できる。
【0041】
【数12】
【0042】
【数13】
【0043】以上のように、本発明の第1の実施例で
は、積分器を構成する帰還回路にn次のハイパスフィル
タを用いることで演算増幅器1つでn次のノイズシェー
ピング回路を構成している。さらに、ノイズシェーピン
グ回路の発振をレベル検出器が積分器の出力信号の振幅
レベルを検出し、発振を開始する電圧に達する前にハイ
パスフィルタの次数をn次から2次に切り換えノイズシ
ェーピング回路の次数を2次にして発振を回避してい
る。また、積分器の出力に1次のローパスフィルタを縦
続接続することで積分器の特性が高域で2次の積分特性
から1次の積分特性になるのを防止することができるた
め高域まで2次のノイズシェーピング特性が実現でき
る。
【0044】図4は本発明の第2の実施例におけるノイ
ズシェーピング回路のブロック図を示す。図4におい
て、401は入力信号を積分する積分器で、402はア
ナログ信号を入力する入力端子、403は入力抵抗、4
04は演算増幅器、405はn次のハイパスフィルタ、
406は演算増幅器404の出力信号を帯域制限するロ
ーパスフィルタ、407はローパスフィルタ406を構
成する抵抗器、408はローパスフィルタ406を構成
するコンデンサ、409はローパスフィルタ406の出
力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、41
0はA/D変換器409の出力信号を出力する出力端
子、411はA/D変換器409の出力信号を1標本化
周期遅延させる遅延器、412は遅延器411の出力で
あるディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変
換器、413はD/A変換器412の出力信号を演算増
幅器404に帰還する帰還抵抗、414は演算増幅器4
04の出力信号の出力信号に所定の周波数(低域)成分
を持つ信号が存在するかを検出する周波数検出器、41
5は周波数検出器414の出力に基づきハイパスフィル
タ405の遮断特性を切り換える切り換え器である。
【0045】このように構成された本実施例のノイズシ
ェーピング回路について、以下その動作について説明す
る。入力端子402から入力されたアナログ信号は、ハ
イパスフィルタ405を帰還回路とする入力抵抗40
3、演算増幅器404及びハイパスフィルタ405から
なる積分器401に入力される。抵抗器407とコンデ
ンサ408で構成されたローパスフィルタ406は積分
器401の出力信号を帯域制限する。A/D変換器40
9はローパスフィルタ406の出力をディジタル信号に
変換し、出力端子410に出力する。遅延器411はA
/D変換器409の出力信号であるディジタル信号を1
標本化周期Ts遅延する。D/A変換器412は遅延器
411の出力即ちA/D変換器409が出力するディジ
タル信号を1標本化周期遅延した信号をアナログ信号に
変換する。そして、D/A変換器412の出力は帰還抵
抗413を通じて演算増幅器404に帰還される。ハイ
パスフィルタ405の次数はn次であるため、全体とし
てはn次のノイズシェーピング回路を構成する。ところ
で、3次以上のノイズシェーピング回路はA/D変換器
409の量子化ステップが大きくないとA/D変換器4
09で発生した量子化雑音は入力信号と相関を持つため
入力信号の振幅レベルが大きくなると不安定になり発振
する。そこで、周波数検出器414は演算増幅器404
の出力信号に所定の周波数(ハイパスフィルタ405で
大きく減衰される周波数)成分の信号(この周波数で
は、ハイパスフィルタ405で大きく減衰されるため帰
還量が減り、ゲインが大きくなる。そのため、ノイズシ
ェーピング回路は不安定になる。)が存在するかを検出
する。そして、切り換え器415は周波数検出器414
の出力に基づきハイパスフィルタ405の遮断特性を切
り換える。つまり、演算増幅器404の出力信号にノイ
ズシェーピング回路を不安定にする周波数成分の信号が
存在する場合、ハイパスフィルタの遮断特性を変化さ
せ、即ち系を不安定にする周波数成分の帰還量を小さく
する。そのため、本実施例は安定となる。
【0046】ところが、本実施例の積分器401は帰還
回路にハイパスフィルタを用いているため各次数の積分
器の周波数特性を加算した様な周波数特性を持つ。すな
わち、ハイパスフィルタ405が3次であれば3次の積
分器の周波数特性と2次の積分器の周波数特性と1次の
積分器の周波数特性を加算した周波数特性を持つ。その
ため、高域では1次の積分器の周波数特性が支配的にな
り、高域程ノイズシェーピング特性が劣化する。そこ
で、ローパスフィルタ406の遮断特性を積分器401
が1次の積分特性になる周波数に設定することで、積分
器401の周波数特性を高域まで2次の積分特性にし、
高域でのノイズシェーピング特性の劣化を防いでいる。
【0047】図5は第2の実施例の具体的な回路の一例
であり、501はアナログ信号を入力する入力端子、5
02は抵抗器R1、503は演算増幅器、504はコン
デンサC1、505はコンデンサC2、506はコンデン
サC3、507は抵抗器R3、508は抵抗器R4、50
9はコンデンサC5、510は抵抗器R5、511はコン
デンサC4、512はコンパレータ、513は出力端
子、514はD型フリップフロップ(D・FF)、51
5はサンプリングクロックを入力する入力端子、516
は抵抗器R2である。
【0048】以上のように構成した具体的な回路例につ
いて説明する。ここでハイパスフィルタ405の次数を
3次(n=3)として説明する。
【0049】コンデンサ504〜506及び509、抵
抗器507,508は3次のハイパスフィルタ405を
構成する。そして、このハイパスフィルタ405を帰還
回路として抵抗器502と演算増幅器503とで積分器
を構成し、入力端子501から入力される入力信号と抵
抗516を通じて入力される帰還信号との和を積分す
る。抵抗器510とコンデンサ511は1次のローパス
フィルタを構成する。そして、演算増幅器503の出力
信号を帯域制限する。コンパレータ512は帯域制限さ
れた演算増幅器503の出力信号の符号の正負を判定す
る。即ち、コンパレータ512は演算増幅器503の出
力であるアナログ信号をディジタル信号に変換する1ビ
ットのA/D変換器である。変換されたディジタル信号
は出力端子513から出力される。また、D・FF51
4は入力端子515から入力されるサンプリングクロッ
ク(fs)に基づき、コンパレータ512が出力するデ
ィジタル信号を1標本化周期(Ts=1/fs)遅延す
る。そして、D・FF514が出力するディジタル信号
は二値信号であるためD/A変換器412は必要ない。
そして、抵抗器516を通じて演算増幅器503に帰還
される。
【0050】以上の構成で、コンデンサ509のインピ
ーダンス(1/sC5)が充分小さい周波数においては
3次のノイズシェーピング回路を構成する。そして、入
出力間の関係式は(数7)と等しい。
【0051】ところで、図5に示したノイズシェーピン
グ回路は次数が3次でA/D変換器の量子化数が1ビッ
トであるため、演算増幅器503の出力信号がコンパレ
ータ512の出力レベルを越えると発振が始まる。しか
も演算増幅器503の帰還回路はハイパスフィルタであ
り低域の帰還量が少ない。そのため、低域のゲインが高
くなる。つまり、演算増幅器503の出力は低域成分の
信号レベルが大きい。よって、発振を防止するには低域
のゲインを低下させれば良いことがわかる。低域でのゲ
インを制御する、つまりハイパスフィルタの低域での遮
断特性を制御するのは、コンデンサ509である。コン
デンサ509のインピーダンスが(数14)のとき、全
体は3次のノイズシェーピング回路となり、(数7)と
なる。また、コンデンサ509のインピーダンスが(数
15)のとき、2次のノイズシェーピング回路と近似さ
れ、(数16)となる。
【0052】
【数14】
【0053】
【数15】
【0054】
【数16】
【0055】即ち、コンデンサ509は周波数検出器4
14及び切り換え器415の機能を持っている。コンデ
ンサ509は演算増幅器503の出力信号の周波数によ
りインピーダンスが変化し、ハイパスフィルタの遮断特
性が変化する。つまり、次数が3次(高域)から2次
(低域)に変化する。そのため、演算増幅器503の出
力がコンパレータ512の出力レベルを越えても図5に
示したノイズシェーピング回路は安定である。
【0056】ここで、抵抗器502,507,508、
コンデンサ504,505,506,509及び演算増
幅器503で構成される積分器401の伝達関数I(s)
は、コンデンサ509のインピーダンス(1/sC5
が充分小さい周波数においては、第1の実施例と同一の
周波数特性を持つ。従って、第1の実施例と同様に抵抗
器510及びコンデンサ511からなるローパスフィル
タ406の遮断角周波数ωcを積分器401の周波数特
性が1次の積分特性(−6dB/oct)となる角周波
数に設定すると積分器401の1次の積分特性とローパ
スフィルタ406の周波数特性が合成され2次の積分特
性を示し、全体として高域まで2次のノイズシェーピン
グ特性が実現できる。
【0057】以上のように、本発明の第2の実施例で
は、積分器を構成する帰還回路にn次のハイパスフィル
タを用いることで演算増幅器1つでn次のノイズシェー
ピング回路を構成している。また、積分器の帰還回路は
ハイパスフィルタのため低域のゲインは高い。そのた
め、3次のノイズシェーピング回路は低域で発振する。
そこで、周波数検出器は積分器の出力信号に低域周波数
成分を持つ信号を検出し、ハイパスフィルタの低域での
遮断特性を変化させ、信号レベルが発振を開始する電圧
にならないように積分器の低域のゲインを制御する。こ
のようにして発振を回避している。また、積分器の出力
に1次のローパスフィルタを縦続接続することで積分器
の特性が高域で2次の積分特性から1次の積分特性にな
るのを防止することができるため高域まで2次のノイズ
シェーピング特性が実現できる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明は、積分器を構成す
る帰還回路にn次のハイパスフィルタを用いることで演
算増幅器1つでn次のノイズシェーピング回路を構成で
きるため、部品点数及び部品から生じる雑音を減少させ
ることを可能とする効果が得られる。
【0059】また、3次以上のノイズシェーピング回路
が発振するのを、積分器の出力信号の振幅レベルに応じ
て積分器の帰還回路であるフィルタの次数をn次から2
次に切り換えることで安定なノイズシェーピング回路を
構成することを可能とする効果が得られる。
【0060】更に、3次以上のノイズシェーピング回路
が発振するのを、積分器の出力信号の周波数成分により
帰還回路であるフィルタの遮断特性を切り換える即ち積
分器のゲインを制御することで安定なノイズシェーピン
グ回路を構成することを可能とする効果が得られる。
【0061】加えて、積分器の周波数特性が高域で1次
の積分特性になるのを積分器の出力にローパスフィルタ
を縦続接続することで、高域まで2次の積分特性が得ら
れ、ノイズシェーピング特性の向上を可能とする効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるノイズシェーピ
ング回路の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例のノイズシェーピング回路の具
体的な構成を示す回路図
【図3】同第1の実施例の動作を説明する動作説明図
【図4】本発明の第2の実施例におけるノイズシェーピ
ング回路の構成を示すブロック図
【図5】同第2の実施例のノイズシェーピング回路の具
体的な構成を示す回路図
【図6】従来のノイズシェーピング回路の構成を示すブ
ロック図
【図7】同従来例の動作を説明する動作説明図
【符号の説明】
101,401 入力端子 102,402 入力抵抗 103,403 演算増幅器 104,404 ハイパスフィルタ 105,405 A/D変換器 106,406 出力端子 107,407 遅延器 108,408 D/A変換器 109,409 帰還抵抗 110 レベル検出器 111,411 切り換え器 410 周波数検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−357717(JP,A) 特開 平5−235773(JP,A) 特開 平5−110442(JP,A) 特開 平4−129334(JP,A) 特開 平4−320111(JP,A) 特開 平6−164416(JP,A) 米国特許5012244(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 3/02 H03H 11/04 H03H 11/12 H03M 1/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n次のハイパスフィルタを帰還回路とし
    た積分手段と、 前記積分手段の出力信号の振幅レベルを判断するレベル
    検出手段と、 前記レベル検出手段の出力に基づき前記ハイパスフィル
    タの次数を2次に切り換える切り換え手段と、 前記積分手段の出力を帯域制限するローパスフィルタ
    と、 前記ローパスフィルタの出力であるアナログ信号をディ
    ジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換手段
    と、 前記アナログ/ディジタル変換手段により変換されたデ
    ィジタル信号を1標本化周期遅延させる遅延手段と、 前記遅延手段により遅延されたディジタル信号をアナロ
    グ信号に変換するディジタル/アナログ変換手段と、 前記ディジタル/アナログ変換手段の出力を前記積分手
    段に帰還する帰還抵抗とを備えたことを特徴とするノイ
    ズシェーピング回路。
  2. 【請求項2】 n次のハイパスフィルタを帰還回路とし
    た積分手段と、 前記積分手段の出力信号の周波数を判断する周波数検出
    手段と、 前記周波数検出手段の出力に基づき前記ハイパスフィル
    タの遮断特性を切り換える切り換え手段と、 前記積分手段の出力を帯域制限するローパスフィルタ
    と、 前記ローパスフィルタの出力であるアナログ信号をディ
    ジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換手段
    と、 前記アナログ/ディジタル変換手段により変換されたデ
    ィジタル信号を1標本化周期遅延させる遅延手段と、 前記遅延手段により遅延されたディジタル信号をアナロ
    グ信号に変換するディジタル/アナログ変換手段と、 前記ディジタル/アナログ変換手段の出力を前記積分手
    段に帰還する帰還抵抗とを備えたことを特徴とするノイ
    ズシェーピング回路。
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