JP3041676U - バックルおよび背負いバンド - Google Patents
バックルおよび背負いバンドInfo
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- JP3041676U JP3041676U JP1997001929U JP192997U JP3041676U JP 3041676 U JP3041676 U JP 3041676U JP 1997001929 U JP1997001929 U JP 1997001929U JP 192997 U JP192997 U JP 192997U JP 3041676 U JP3041676 U JP 3041676U
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- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内面に係止杆を備え、その係止杆に、遊端部
に設けた小孔を嵌合止着する型のバックルを一層使いや
すくする。従来、小紐に接続したバックルの細杆が大紐
の遊端部の小孔に貫通突出していて危険であったのを改
善する。 【解決手段】 一側に窓孔3を有する基枠部4を一体に
連設した主板1の内面に係止杆2を起立するとともに、
その主板1の外面に帯状の抱持部材5の中央を固着し、
かつ、該抱持部材5の一端内面と他端外面とに一対の係
合手段7,8を取り付けてなるバックル。大紐と小紐
を、前者の小孔を列設した遊端側を、後者の遊端に取り
付けたバックルを介して接続し、そのバックルが上記構
成のものである背負いバンド。
に設けた小孔を嵌合止着する型のバックルを一層使いや
すくする。従来、小紐に接続したバックルの細杆が大紐
の遊端部の小孔に貫通突出していて危険であったのを改
善する。 【解決手段】 一側に窓孔3を有する基枠部4を一体に
連設した主板1の内面に係止杆2を起立するとともに、
その主板1の外面に帯状の抱持部材5の中央を固着し、
かつ、該抱持部材5の一端内面と他端外面とに一対の係
合手段7,8を取り付けてなるバックル。大紐と小紐
を、前者の小孔を列設した遊端側を、後者の遊端に取り
付けたバックルを介して接続し、そのバックルが上記構
成のものである背負いバンド。
Description
【0001】
本考案は、安全ベルト,シートベルト,各種鞄類に使用されるベルト,ズボン またはスカートに使用されるベルト等の緊締に使用するバックル、および、ラン ドセル等の鞄類に使用する特に大紐と小紐とを接続して使用する背負いバンドに 関する。
【0002】
バックルは1本のベルトの基端部に取り付けられ、その1本のベルトの遊端部 を挿通緊締するのに使用される。また、バックルは、ランドセル等の鞄類の背負 いバンドにおいて、その大紐と小紐とを接続して使用するには、その小紐の遊端 部に取り付けられ、大紐の遊端部を挿通緊締するのに使用される。
【0003】
本考案バックルは、その内面または裏面に係止杆を備え、その係止杆に、上記 遊端部に設けた小孔を嵌合止着する型のバックルを改良し、一層使いやすくする ことを目的とする。 また、本考案背負いバンドは、従来、小紐に接続したバックルの細杆を大紐の 遊端部の小孔に貫通させ外方に突出していて危険であったのを改善し、より安全 なものにすることを目的とする。
【0004】
本考案バックルは、一側に窓孔3を有する基枠部4を一体に連設した主板1の 内面に係止杆2を起立するとともに、その主板1の外面に帯状の抱持部材5の中 央を固着し、かつ、該抱持部材5の一端内面と他端外面とに一対の係合手段7, 8を取り付けてなる。
【0005】 本考案背負いバンドは、大紐と小紐を、前者の小孔を列設した遊端側を、後者 の遊端に取り付けたバックルを介して接続する背負いバンドであって、そのバッ クルを上記構成のものとしたものである。
【0006】
図1〜4は本考案バックルの第1実施例を示す。 aはバックルで、それは、金属製または合成樹脂製等であってほぼ方形の主板 1の内面中央に、先端を球状にした係止杆2を起立させている。また、その主板 1の一側に方形の窓孔3を有する基枠部4を一体に連設している。 5は、中央部分を主板1の外面に重合し止め鋲6で固着した所要長さの帯状の 抱持部材で、その一端内面と他端外面とにベルベットファスナー等の一対の係合 手段7,8を取り付けてなる。
【0007】 9はランドセルで、その背護板10の上部中央に設けた取付け環11に基端を 取り付けた大紐12,12と、底板13に基端を取り付けた小紐14,14とで 左右一対の背負いバンドを形成している。
【0008】 バックルaは、小紐14の遊端部14′を基枠部4の窓孔3に挿通してその側 杆4′に巻回止着することによって、小紐14の遊端側に回動自在に取り付けら れている。
【0009】 小紐14の遊端部14′と大紐12の遊端部12′との接続には、その遊端部 12′を、バックルaの主板1の内面に沿わせるようにして誘導して、窓孔3に 挿通し、該遊端部12′に適宜の間隔で列設してある小孔15の所要のものを上 記係止杆2に嵌め、さらに、遊端部12′の先端側を小紐14の遊端部14′に 重合させる。
【0010】 その後、抱持部材5の両端を、主板1の内面に沿った状態になっている大紐1 2の遊端部12′の内面において重合させ、上記ベルベットファスナー等の一対 の係合手段7,8を係合する。
【0011】 これによって、大紐12と小紐14の各遊端部12′および14′は、たがい を引き離すような緊張力が作用した場合であっても、上記係止杆2が小孔15に 嵌合しているので、引き離されることなしに所定の接続状態を維持できるもので あり、特に、抱持部材5が、主板1の内面に沿った状態で走行している大紐12 の遊端部12′を抱持する状態になっているので、その遊端部12′が不用意に 緩んで、小孔15が係止杆2から外れてしまうようなことがないもので、本考案 はこのことを特に重要な点としている。
【0012】 図5,6に示したものは、上記第1実施例の変形例の一つで、主板1が、抱持 部材5を重合固着する部分1′を肉薄にし、該抱持部材5の重合固着を容易にす るとともに、全体が嵩張ることのないように配慮したものである。 その他の構成や作用効果は、第1実施例と同じであるから、同じ部分に同じ符 号を付してその説明を省略する。
【0013】 図7に示したものは、上記第1実施例の変形例の他の一つで、抱持部材5が、 その基端を主板1の重合固着し、かつ、その基端と遊端とに一対の係合手段7′ ,8′として雌雄釦を取り付けてなり、主板1の内面に沿った状態で走行してい る大紐12の遊端部12′を抱持した抱持部材5の遊端と基端を主板1の外方で 係合できるようにし、抱持部材5の両端の係合および解除の作業を容易にできる ようにしたことに特徴がある。 その他の構成や作用効果は、第1実施例と同じであるから、同じ部分に同じ符 号を付してその説明を省略する。
【0014】 図8,9は本考案の第2実施例を示す。 この第2実施例は、抱持部材5がバックルaに固着していないことにおいて、 上記した第1実施例やその二つの変形例と相違する。 すなわち、第2実施例の抱持部材5′は、予め所要径の環状に作製され、大紐 12の遊端部12′に遊嵌しておき、摺動させることにより、その遊端部12′ とバックルaの主板1とを束ねた状態にするものである。
【0015】 さらに具体的には、環状の抱持部材5′を遊端部12′に遊嵌した大紐12が その遊端部12′を、バックルaの主板1の内面に沿わせるようにして誘導し、 窓孔3に挿通し、該遊端部12′に適宜の間隔で列設してある小孔15の所要の ものを係止杆2に嵌め、遊端部12′の先端側を小紐14の遊端部14′に重合 させ、かつ、抱持部材5′をそれが主板1に嵌合する位置まで摺動させる。
【0016】 これによって、大紐12と小紐14の各遊端部12′および14′は、たがい を引き離すような緊張力が作用した場合であっても、係止杆2が小孔15に嵌合 しているので、引き離されることなく所定の接続状態を維持できるものであり、 特に、抱持部材5′が、主板1と遊端部12′を束ねた状態になるので、その遊 端部12′が不用意に緩んで、小孔15が係止杆2から外れてしまうようなこと がないもので、本考案はこのことを特に重要な点としている。
【0017】 この第2実施例のその他の構成や作用効果は、第1実施例と同じであるから、 同じ部分に同じ符号を付してその説明を省略する。
【0018】 図10,11は本考案の第3実施例を示す。 この第3実施例は、バックルbの小紐14への取付け構造が、第1,2実施例 のバックルa場合と異なる。 すなわち、バックルbは、金属製または合成樹脂製等であって方形の主板16 の内面一側に、先端を球状にした係止杆17を起立させるとともに、主板16の 内面他側に、取付け板18を脚部19,19によって固着し、両板間であってか つ脚部19,19間に通孔20を形成するとともに、その取付け板18に設けた 軸受け部21,21に回動挟持板22を回動自在に軸支している。
【0019】 回動挟持板22は、取付け板18に対し平行状態になるように伏倒回動したと き、一側の鋸歯部22′を取付け板18に直交する向きにし(図11)、また、 取付け板18に対し直交状態になるように起立回動したとき、鋸歯部22′を取 付け板18からそらす向きにする(図10)。
【0020】 このバックルbの小紐14の遊端部14′への取付けには、回動挟持板22を 上記のように起立回動して鋸歯部22′を取付け板18からそらす向きにしてお き、その鋸歯部22′と取付け板18との間に、上記遊端部14′を挿入し、回 動挟持板22を上記のように伏倒回動する。これにより、バックルbは小紐bの 遊端部14′に取外し自在に取り付けられたことになること明らかである。
【0021】 この第3実施例における抱持部材23は、第2実施例の抱持部材5′と同様で あり、予め所要径の環状に作製され、大紐12の遊端部12′に遊嵌しておき、 摺動させることによって、その遊端部12′とバックルbの主板16とを束ねた 状態にするものである。
【0022】 すなわち、環状の抱持部材23を遊端部12′に遊嵌した大紐12が、その遊 端部12′を、バックルbの主板16の内面に沿わせるようにして誘導して、上 記通孔20に挿通し、該遊端部12′に適宜の間隔で列設してある小孔15の所 要のものを係止杆17に嵌め、遊端部12′の先端側を小紐14の遊端部14′ に重合させるとともに、抱持部材23をそれが主板16に嵌合する位置まで摺動 させる。
【0023】 これにより、大紐12と小紐14の各遊端部12′および14′は、たがいを 引き離すような緊張力が作用した場合であっても、係止杆17が小孔15に嵌合 しているので、引き離されることなく所定の接続状態を維持できるものであり、 特に、抱持部材23が、主板16と遊端部12′を束ねた状態になり、その遊端 部12′が不用意に緩んで、小孔15が係止杆17から外れることがない。本考 案はこのことを特に重要な点としている。
【0024】 図12,13に示したものは、第3実施例の変形例の一つで、主板16が、抱 持部材23で束ねる部分16′を肉薄にして延出し、抱持部材23の重合を容易 にするとともに、全体が嵩張ることのないように配慮したものである。 その他の構成や作用効果は、第3実施例と同じであるから、同じ部分に同じ符 号を付してその説明を省略する。
【0025】 上記各実施例および変形例において、主板1,16の外面には、所要の模様, 図形,記号または色彩等を適宜施すことによって、体裁を良好にし、商品価値を 高めることができること明らかである。
【0026】
以上述べたところから明らかなように、本考案バックルによれば、窓孔または 回動挟持板を利用して1本のベルトの基端部、または、主,副両ベルト(大紐, 小紐)とからなる対ベルトにおいては副ベルト(小紐)の遊端部に取り付けてお くことにより、それらの遊端部の小孔を係止杆に嵌合し、かつ、上記抱持部材で 抱持することによって、上記ベルトをしっかりと緊締できるものである。
【0027】 すなわち、ベルトの基端部と遊端部との間に緊張力が特に作用していない場合 であっても、遊端部側の所要長さとバックルの主板とが抱持部材で抱持された状 態にしておくことができるので、遊端部が不用意に緩むことなく所定の接続緊締 状態を保持する。
【0028】 しかも、上記係止杆は、バックルの主板の内面に起立し、ベルトの遊端部が緊 張しているときはもちろん緩んだときにおいても、その先端を外方に突出させて 危険になるということがない。 なお、主板を金属製または合成樹脂製とし、その外面に模様,図形,記号また は色彩等を適宜施すことによって、体裁がよく商品価値の高いものにすることが できること明らかである。
【図1】本考案の第1実施例のバックルを採用した背負
いバンドを装着したランドセルの斜視図である。
いバンドを装着したランドセルの斜視図である。
【図2】同上の背負いバンドの要部の斜視図である。
【図3】同上の内面側から見た斜視図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】第1実施例のバックルの変形例の斜視図であ
る。
る。
【図6】同上の断面図である。
【図7】第1実施例のバックルの他の変形例の斜視図で
ある。
ある。
【図8】本考案の第2実施例の斜視図である。
【図9】同上の断面図である。
【図10】本考案の第3実施例の斜視図である。
【図11】同上の断面図である。
【図12】第3実施例の斜視図である。
【図13】同上の断面図である。
1 主板 2 係止杆 3 窓孔 4 基枠部 5 帯状の抱持部材 5′ 環状の抱持部材 6 止め鋲 7 係合手段 8 係合手段 12 大紐 14 小紐 15 小孔 16 主板 17 係止杆 22 回動挟持板
Claims (9)
- 【請求項1】一側に窓孔を有する基枠部を一体に連設し
た主板の内面に係止杆を起立するとともに、その主板の
外面に帯状の抱持部材の中央を固着し、かつ、該抱持部
材の一端内面と他端外面とに一対の係合手段を取り付け
てなることを特徴とするバックル。 - 【請求項2】一側に窓孔を有する基枠部を一体に連設し
た主板の内面に係止杆を起立するとともに、その主板の
外面に帯状の抱持部材の一端を固着し、かつ、その抱持
部材の上記一端と他端とに一対の係合手段を取り付けて
なることを特徴とするバックル。 - 【請求項3】一側に窓孔を有する基枠部を一体に連設し
た主板の内面に係止杆を起立するとともに、その主板に
嵌合自在にした環状の抱持部材とからなることを特徴と
するバックル。 - 【請求項4】主板の帯状の抱持部材を固着する部分ある
いは環状の抱持部材を嵌合する部分を肉薄にしてなるこ
とを特徴とする請求項1,2または3記載のバックル。 - 【請求項5】主板が、一側に回動挟持板を回動自在に軸
支した主板であることを特徴とする請求項1,2,3ま
たは4記載のバックル。 - 【請求項6】一側に窓孔を有する基枠部を連設した主板
の内面に係止杆を起立してなることを特徴とするバック
ル。 - 【請求項7】一側に回動挟持板を回動自在に軸支した主
板の内面に係止杆を起立してなることを特徴とするバッ
クル。 - 【請求項8】金属製または合成樹脂製であり、かつ、主
板の外面に所要の手段で模様,図形,記号または色彩等
を適宜施していることを特徴とする請求項1,2,3,
4,5,6または7記載のバックル。 - 【請求項9】大紐と小紐を、前者の小孔を列設した遊端
側を、後者の遊端に取り付けたバックルを介して接続す
る背負いバンドにおいて、そのバックルが、請求項1,
2,3,4,5,6,7または8であることを特徴とす
る背負いバンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001929U JP3041676U (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | バックルおよび背負いバンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001929U JP3041676U (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | バックルおよび背負いバンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3041676U true JP3041676U (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=43176197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997001929U Expired - Lifetime JP3041676U (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | バックルおよび背負いバンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3041676U (ja) |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP1997001929U patent/JP3041676U/ja not_active Expired - Lifetime
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