JP3039243B2 - 塗布方法 - Google Patents
塗布方法Info
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C5/00—Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
- B05C5/02—Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
- B05C5/0254—Coating heads with slot-shaped outlet
- B05C5/0266—Coating heads with slot-shaped outlet adjustable in length, e.g. for coating webs of different width
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Nozzles (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
ージョンダイ)を用いて塗布液を支持体上に塗布する方
法に関する。
して、ダイコーティングが知られている。ダイコーティ
ングは、上刃と下刃との間にマニホールドとこれに続く
スリットとを形成して成る押出ダイを使用した塗工法で
あり、ダイ内に供給された塗布液をマニホールドによっ
てスリット全体に分配させてスリットから薄膜状に押し
出し、スリットの吐出口に近接して走行するシートの表
面を塗工する方法である。
する。図2は、従来用いられている押出ダイの一例の斜
視図であり、図4はそのI−I線による断面図である。
また、図3は押出ダイの様子をさらに詳細に示した模式
的な分解斜視図である。上刃11と下刃12との間には
マニホールド13とスリット14とが設けられ、塗布液
は塗布液導入口16からマニホールド13内に供給さ
れ、スリット14を通り、吐出口15から薄膜状に押し
出される。供給された塗布液の一部はマニホールド内の
排出口(図示せず)から抜き出され循環して使用される
こともある。
ーサー10が配され、スリット14を形成せしめてい
る。図2〜4において、スリットの長さ(図4中Lで示
す)は28mm程度である。
用いて塗布する場合、支持体のある特定の部分だけを相
対的に薄く塗布することが必要なことである。例えば、
塗布される支持体の一部分(使用部分)だけがその後の
使用に供され、他の部分(不使用部分)は使用しなくて
もよい場合、不使用部分については塗布を行なうとその
分だけ塗布液が無駄になる。しかしながらこの場合、ス
リット内にガイドを配すなどの方法によって不使用部分
への塗布を全く行なわないこととすると、走行する支持
体と押出ダイ(あるいはガイド)とが直接に接触するた
めに支持体が削れて粉が発生してしまう。この粉は塗布
液中に混入して種々の悪影響を及ぼすため好ましくな
い。そこで、不使用部分を、使用部分に対し、相対的に
薄く塗布することによって、塗布液の無駄を抑えつつ粉
の発生を防止することが考えられる。
のみを薄く塗布することは非常に困難である。例えば、
はじめからスリットの特定箇所だけを狭くした押出ダイ
を用いることも考えられるが、この場合は該特定個所が
相違する毎に高価な押出ダイが複数個必要になる。さら
に、この場合、不使用部分の幅を任意に変えること、及
び、不使用部分における塗布膜厚を任意に薄くすること
などは不可能である。
鑑みなされたもので、その目的は、単一の押出ダイによ
って、都合によって不使用部分の幅が変化した場合に
も、該不使用部分を容易に薄く塗布できる塗布方法を提
供することにある。本発明の他の目的は、不使用部分へ
の塗布の膜厚を容易に制御できる塗布方法を提供するこ
とにある。
検討を重ねた結果、塗布ダイのスリット内に取外し可能
なガイドを配し、該ガイドの吐出口方向の先端部が吐出
口に達しない。すなわち吐出口よりもマニホールド側に
あるようにすれば、容易に上記目的が達成できることを
見い出し、本発明に到達した。即ち、本発明によれば、
マニホールドとこれに続くスリットを有する押出ダイを
用いて、マニホールドに供給された塗布液を、スリット
の吐出口から、走行する支持体上に吐出する支持体の塗
布方法において、スリットの一部に、塗布液がその部分
を流れないようにする取外し可能なガイドを、その先端
がスリットの吐出口に達しないように配置して、スリッ
トを流れてきた塗布液をしてガイドの先端から吐出口ま
での間で横方向に拡散させることにより、ガイドに対応
する部分の塗布膜厚を他の部分よりも薄くすることがで
きる。
様につき詳細に説明する。図1は、本発明方法で用いる
押出ダイとガイドとの関係の一例を示す分解斜視図であ
る。押出ダイを構成する上刃及び下刃は図2〜4のもの
と同一である。スペーサー30は例えば、厚さ100μ
mのポリエチレンテレフタレートからなり、上刃31と
下刃32との間に配され、上刃と下刃とを固定するボル
ト(図示せず)の位置にボルト穴39を設けることによ
って押出ダイに固定される。スペーサー30はスリット
の吐出口方向に延びるガイド33及び34(図中斜線で
示す)を、スリット内の両端側に有している。該ガイド
の吐出口方向の先端は吐出口35の5mm手前、すなわ
ちマニホールド側にある。
スリット、マニホールド37及びスリット吐出口35と
の位置関係を示す概念図である。同図は、上刃を取外し
た状態での平面図に相当する。同図において、点線で示
すのは吐出口であり、二点鎖線で示すのはマニホールド
の外縁であり、マニホールドの両端近傍に示された円形
の点線は塗布液の導入口及び排出口を示す。
れた塗布液は、マニホールド37で分配され、スリット
の幅全体にわたり一様に押し出される。本発明では、ス
リット内にガイド33及び34が設けられていて塗布液
がこのスリット部分を流れることができないので、ガイ
ドのスリット吐出方向前方のスリットの部分38には、
ガイドに沿ってスリットを流れてきた塗布液の一部が、
ガイド先端から吐出口までの間で横方向に拡散したもの
が供給されることとなり、相対的に少量の塗布液しか供
給されない。従って、このガイド33及び34の幅及び
/又は長さ(逆にいえば先端から吐出口までの距離)を
選択することによって、支持体の任意の部分の塗布厚を
通常塗布時に比べて薄くし、不使用部分とすることがで
きる。
質や塗布速度、不使用部分の大きさ、その膜厚などによ
って決定される。ガイド長さが長すぎると、ガイドの吐
出口方向前方全体に塗布液がいきわたらない場合があ
る。一方、ガイドの長さが短かすぎると、不使用部分と
使用部分の膜厚にあまり差がなくなる場合がある。な
お、上記の第一の実施例では、不使用部分それぞれには
塗布幅方向の一方からのみ塗布液が供給されるため、塗
膜の膜厚に勾配が生じ、特に高速塗布の際には、両隅ま
で充分に塗布されないことがあるため、不使用部分の塗
布厚を制御するのが困難になることがある。
例を示すものであって、押出ダイとガイドとの関係の他
の一例を示す分解斜視図である。ガイド以外の構成は図
1のものと同一である。即ち、上刃61と下刃62との
間にはスペーサー60が設けられ、スペーサー60はス
リット吐出口方向に延びるガイド63及び64を有して
いる。
有するスペーサー60と、スリット、マニホールド67
及びスリット吐出口65との位置関係を示す概念図であ
る。同図は、上刃を取外した状態での平面図に相当す
る。また、スペーサーを除く構成は第一の実施例と同一
である。本実施例においては、ガイド63及び64はそ
れぞれ間隔をおいて平行に配置された2つのガイドから
成っており、ガイド間の間隙68及び69には塗布液が
吐出口方向に流れるように構成されている。従って、ガ
イド63及び64の吐出方向前方のスリット部には様々
な方向から塗布液が供給されるため、塗膜の膜厚に勾配
が生じにくくなり、高速塗布を行なう場合にも塗布でき
ない部分が生じることが少ない。
び相互間の間隙を適宜設定すれば不使用部分における塗
布液の膜厚をも制御できる。
性粉と該磁性粉100重量部に対して30重量部のポリ
ウレタン及び塩化ビニル系のバインダーとを主成分と
し、溶媒としてメチルエチルケトンとシクロヘキサノン
との混合溶媒を用いた磁性塗料(固型分重量比30%)
を120m/minで走行するポリエステルフィルム上
に塗布したところ、開口部の幅を5mm、その間隔(開
口部の中心同志の間隔)を10mmとした場合、その膜
厚は、正常に塗布された部分(正常部)では1.10μ
mであったのに対し、その両側の薄く塗布された部分
(薄塗部)では0.88μmであった。また、同様に開
口部の幅を3mm、その間隔を10mmとした場合に
は、正常部の膜厚は1.10μm、薄塗部の膜厚は0.
56μmであった。
厚さを有していた。なお、正常部と薄塗部との間は、そ
の膜厚が連続的に変化する部分が5〜10mmの幅で生
じていた。
ものではなく、他の様々な変更が可能である。本発明で
は、スペーサーは必須ではなく、従って、ガイドはスペ
ーサーでは別々に設けられていてもよい。また、スペー
サー及びガイトの材質は塗布液に対し悪影響を及ぼさな
いものであればよく、例えば真鍮等の金属であってもよ
い。また、ガイドの位置は必ずしもスリットの端部であ
る必要はなく、例えば、スリットの中央に設け支持体の
中央近傍を不使用部分としてもよく、また、スリットの
片側半分に設け不使用部分を使用部分と異なる用途に用
いてもよい。
内の任意の部分を制御された厚さで塗布することが可能
である。また相対的に薄く塗布された部分は、不使用部
分とすることも、あるいは他の用途に用いることもでき
る。
の位置関係を模式的に示す分解斜視図である。
る。
図である。
示す概念図である。
例との位置関係を模式的に示す分解斜視図である。
示す概念図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 マニホールドとこれに続くスリットを有
する押出ダイを用いて、マニホールドに供給された塗布
液を、スリットの吐出口から、走行する支持体上に吐出
する支持体の塗布方法において、スリットの一部に、塗
布液がその部分を流れないようにする取外し可能なガイ
ドを、その先端がスリットの吐出口に達しないように配
置して、スリットを流れてきた塗布液をしてガイドの先
端から吐出口の間で横方向に拡散させ、もってガイドに
対応する部分の塗布膜厚を他の部分よりも薄くすること
を特徴とする方法。 - 【請求項2】 マニホールドとこれに続くスリットを有
する押出ダイを用いて、マニホールドに供給された塗布
液を、スリットの吐出口から、走行する支持体上に吐出
する支持体の塗布方法において、支持体上に形成される
塗布膜中に膜厚の薄い部分を筋状に形成させるため、該
膜厚の薄い部分に対応するスリットの部分に、塗布液が
その部分を流れないようにする取外し可能なガイドを、
その先端がスリットの吐出口に達しないように配置し
て、スリットを流れてきた塗布液をしてガイドの先端か
ら吐出口の間で横方向に拡散させることを特徴とする方
法。 - 【請求項3】 該膜厚の薄い部分に対応するスリットの
部分に、ガイドを間隔をおいて複数個並列に配置するこ
とを特徴とする請求項2記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5324267A JP3039243B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5324267A JP3039243B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 塗布方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07171486A JPH07171486A (ja) | 1995-07-11 |
JP3039243B2 true JP3039243B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=18163905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5324267A Expired - Lifetime JP3039243B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 塗布方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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-
1993
- 1993-12-22 JP JP5324267A patent/JP3039243B2/ja not_active Expired - Lifetime
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