JP3037995U - 薄手枚葉紙の収納ケース - Google Patents

薄手枚葉紙の収納ケース

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JP3037995U
JP3037995U JP1996011467U JP1146796U JP3037995U JP 3037995 U JP3037995 U JP 3037995U JP 1996011467 U JP1996011467 U JP 1996011467U JP 1146796 U JP1146796 U JP 1146796U JP 3037995 U JP3037995 U JP 3037995U
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sheet
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JP1996011467U
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禎美 伊藤
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禎美 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最上の枚葉紙の取出し中に、次位の紙との間
に静電気や空気の粘性による減圧吸引力が生じても、こ
の第2番目の枚葉紙のケースからの脱出を阻止すること
と、紙の取出しに伴なう重積高さの減小分を嵩増しして
最後の一枚まで枚葉紙を一枚ずつケースから容易に取出
すことを目的とする。 【構成】 箱内に収納した薄手枚葉紙を上のものから順
次に取出すに当り、厚手西洋紙やプラスチックシートで
作った箱状のケース1の上板2の一辺をその両側縁まで
開口して紙の取出し口3を形成するとともに、この取出
し口3の外側に起立片4を下板5から立設し、かつ前記
起立片4のほぼ中央部に紙の嵩増し舌片4bをミシン目
状切断線mと共に形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、クッキングペーパや焼菓子用敷紙等の剥離処理済枚葉紙やトレー シングペーパなどの薄手枚葉紙の収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
多数枚重合集積した京花紙(ちり紙)を上部のものから取出すものとして、従 来、実公昭57−56987号公報記載のものが有るが、この従来例は、取出し 口の前側に外向き斜め上向きに前面傾斜板を形成可能にしたもので、その主眼と するところは、前面板の開閉を容易にすることに有る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来の技術は、多数枚の枚葉紙をその上のものから順番に取出すに当 り、この取出し中の第一番目の枚葉紙の下面が第2番目の紙の上面を擦過するの で、静電気が生じ、特に冬場等乾燥雰囲気中では静電気による吸引力や第一枚目 と第二枚目の紙の間に入り込もうとする空気の粘性による吸引力で第2番目の枚 葉紙が第一番目の紙と一緒に出てしまい、その端辺が汚れてしまったり、次位の 紙を取出しづらいなどの使い勝手が悪いという問題点が有るほかに、取出しに伴 ない紙嵩が低下したときには、手指を前面傾斜板の下まで深く差し込まなければ ならないので、なお一層紙を取出しづらくなるという問題点が有った。
【0004】 この考案は、前記した各問題点を除去するために、最上の枚葉紙の取出し中に 次位の紙との間に静電気や空気の粘性による吸引力が生じても、この第2番目の 枚葉紙のケースからの脱出を阻止することと、紙の取出しに伴なう重積高さの減 小分を嵩増しして最後の一枚まで枚葉紙を一枚ずつケースから容易に取出すこと を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記したこの考案の目的は、箱内に収納した枚葉紙を上のものから順次に取出 すに当り、厚手西洋紙やプラスチックシートで作った箱状のケースの上板の一辺 に(その中央が大きく開口した)取出し口を左右両縁まで形成するとともに、こ の取出し口の外側に起立片を下板から立設し、かつ前記起立片のほぼ中央部に紙 の嵩増し舌片をミシン目状切断線と共に形成したことで達成できた。
【0006】
【作用】
ケースの上板の一辺に形成した取出し口と外部へ突出させた嵩増し舌片による 起立片空所とを経てケース内に手指等を入れ、ケース内の重合枚葉紙の最上のも のをツマみ上げながら起立片に沿わせて引出すことができる。
【0007】 この引出し時には、上記第1枚目の枚葉紙の下面がこの枚葉紙の自己重力によ り第2枚目の枚葉紙の上を擦過しながら引き出されることになり、上記擦過に伴 ない生じる静電気吸引力や最上の紙と二番目の紙の間に入ろうとする空気の粘性 による減圧吸引力で、第2枚目の枚葉紙が上記引出し途中の第1枚目の枚葉紙の 下面に吸引されて持ち上り、一緒に外へ出ようとするが、引出し口の外側にはケ ースの底板から立上る起立片が有るから、第2枚目の枚葉紙は起立片の上部内面 に突き当って外部への引出しを阻止することができる。
【0008】 そして、上記のような枚葉紙の一枚ずつの取出しに伴ない紙の重積高さは減小 し、起立片に突設した紙の嵩増し舌片の高さよりも紙嵩が減ると、枚葉紙は取出 しづらくなる。 そこで、この考案は、ケース内の残余の枚葉紙の前側を持ち上げ、その下面と 下板の上面との間に前記突出状態にある舌片を斜めに差し込んだ後に、その上に 残りの枚葉紙を載せることで、紙の前側が高くなり、見掛上紙嵩が増して紙は取 出し易くなる。 その後は、前記と同様に最上の枚葉紙から最下の紙まで一枚ずつ順次取出すこ とができ、次位の枚葉紙は起立片で脱出を阻止できる。
【0009】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 先ず、この考案の基本構成は、図1、図2に示すように、箱内に収納したクッ キングペーパーのような薄手枚葉紙を上のものから順次に取出すに当り、厚手西 洋紙やプラスチックシートで作った周知の扁平箱状のケース1の上板2の一辺に 例えばその中央が大きく開口した取出し口3を形成するとともに、この取出し口 3の外側に起立片4を下板5から立設したものである。
【0010】 また、起立片4の上縁には、取出し中の最上の枚葉紙6aとの摩擦を少くする ために、図1、図2のように凹凸部4aを設けてもよく、起立片4の中央部など に指入れ用凹部兼用の紙の嵩増し舌片4bをU字形のミシン目状切断線mにより 形成する。 なお、起立片4の起立状態をより一層良く保つためには、その両側片4c,4 cをケース1の側板に図1、図2のように定着すればよい。
【0011】 また、ケース1としては、極く周知の扁平折り箱やプラスチックシート製の折 り箱を採用でき、内部に多数枚の枚葉紙6を重合収納後上板2や側板を閉塞すれ ばよく、また、上板2の一辺における取出し口3と紙の嵩増し舌片4bとは図2 のように、メーカーが円弧形のミシン目状切断線3aとmとを形成しておくこと で、ユーザーは上板2の一辺に中央が大きく開口した取出し口3の形成と嵩増し 舌片4bの形成とを迅速かつ体裁よく実行できる。
【0012】 この考案の薄手枚葉紙の収納用ケースの構成は、以上のようなものであり、以 下にその使用例につき説明する。 ケース1の上板2の一辺に図1のように形成した取出し口3や起立片4の凹部 4bを経てケース1内に図4のように手指等を入れてケース1内の重合枚葉紙6 の最上のものを同図4のようにツマみ上げながら起立片4に沿わせて図5のよう に引出すことができる。
【0013】 この引出し時には、上記第1枚目の枚葉紙6aの下面がこの枚葉の自己重力に より第2枚目の枚葉紙6bの上を擦過しながら図5のように引き出されることに なり、上記擦過に伴ない生じる静電気吸引力や前記空気の粘性による減圧吸引力 で第2枚目の枚葉紙6bが上記引出し途中の第1枚目の枚葉紙6aの下面に吸引 されて持ち上り、一緒に外へ出ようとするが、引出し口3の外側にはケース1の 底板5から立上る起立片4が有るから、第2枚目の枚葉紙6bは起立片4の上部 内面に図5のように突き当って外部への引出しを阻止することができ、必ず最上 の一枚だけを同図5のように取出すことができる。
【0014】 そして、上記のような枚葉紙6の一枚ずつの取出しに伴ない紙の重積高さは減 小し、起立片4に突設した紙の嵩増し舌片4bの高さよりも紙嵩が減ると、枚葉 紙6は取出しづらくなる。 そこで、この考案は、ケース1内の残余の枚葉紙6の前側を図6のように持ち 上げ、その下面と下板5の上面との間に前記突出状態にある紙の嵩増し舌片4b を図7のように斜め奥に折り曲げ、差し込んだ後に、その上に残りの枚葉紙6を 図8のように載せることで、紙の前側が図9のように高くなり、見掛上紙嵩が増 して紙は図10のように取出し易くなる。 すなわち、前記と同様に最上の枚葉紙6aから最下の紙まで一枚ずつ順次容易 に取出すことができ、次位の枚葉紙6bは図10のように起立片4でその脱出を 阻止できる。
【0015】
【考案の効果】
この考案は、以上のように構成したので、以下に記載の効果を奏する。 ケース1内に重合収納した多数枚の薄手枚葉紙6をその最上のものから取出す に当り、取出し途中の第1枚目の紙葉の下面が、この枚葉の自己重力により、第 2枚目の枚葉紙6bの上を擦過するに伴ない生じる静電気吸引力や前記空気の粘 性による減圧吸引力で、第2枚目の枚葉紙6bが上記引出し途中の第1枚目の枚 葉紙6aの下面に吸引されて持ち上り、一緒に外へ出ようとするが、取出し口3 の外側にはケース1の底板5から立上る起立片4が有るから、第2枚目の枚葉紙 6bは起立片4の上部内面に突き当って外部への引出しを阻止することができ、 必ず最上の一枚だけを取出すことができ、使い勝手が良いという実益が有る。
【0016】 特にこの考案では、紙の取出しに伴ない、少なくなった残余の枚葉紙6の前側 を持ち上げ、その下面と下板5の上面との間に紙の嵩増し舌片4bを斜めに差し 込んだ後に、その上に残りの枚葉紙6を載せることで、紙の前側が高くなり、見 掛上紙嵩が増して紙は取出し易くなり、最上の枚葉紙6aから最下の紙まで一枚 ずつ順次取出すことができ、次位の枚葉紙6bは起立片4で脱出を阻止できると いう実用上価値有る効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用例を示す斜視図
【図2】本考案の実施例を示す斜視図
【図3】本考案の実施例を示す立面図
【図4】図3の中央部における使用途上の拡大断面図
【図5】図4に示すものと状態を異にした拡大断面図
【図6】紙の嵩増舌片を折込む途中の要部断面図
【図7】紙の嵩増舌片を折込む途中の要部断面図
【図8】紙の嵩増舌片を折込んだ状態の断面図
【図9】紙の嵩増舌片を折込んだ状態の斜視図
【図10】図9に示すものの使用例を示す要部断面図
【符号の説明】
1 ケース 2 上板 3 取出し口 3a,m ミシン目状切断線 4 起立片 4a 凹凸部 4b 紙の嵩増し舌片 4c 起立片の両側片 5 下板 6 薄手枚葉紙 6a 最上の枚葉紙(第1枚目の枚葉紙) 6b 次位の枚葉紙(第2枚目の枚葉紙)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱内に収納した枚葉紙を上のものから順
    次に取出し可能にした紙収納用ケースにおいて、箱状の
    ケース1の上板2の一辺をその両側縁まで開口して紙の
    取出し口3を形成するとともに、この取出し口3の外側
    に起立片4を下板5から立設し、かつ前記起立片4のほ
    ぼ中央部に紙の嵩増し舌片4bをミシン目状切断線mと
    共に形成してなる薄手枚葉紙の収納ケース。
JP1996011467U 1996-10-22 1996-10-22 薄手枚葉紙の収納ケース Expired - Lifetime JP3037995U (ja)

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