JPH07277320A - 枚葉紙収納ケース - Google Patents

枚葉紙収納ケース

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JPH07277320A
JPH07277320A JP6090545A JP9054594A JPH07277320A JP H07277320 A JPH07277320 A JP H07277320A JP 6090545 A JP6090545 A JP 6090545A JP 9054594 A JP9054594 A JP 9054594A JP H07277320 A JPH07277320 A JP H07277320A
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JP
Japan
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sheet
paper
case
taking out
sheets
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JP6090545A
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English (en)
Inventor
Sadami Ito
禎美 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最上の枚葉紙の取出し中に、次位の紙との間
に静電気や空気の粘性による減圧吸引力が生じても、こ
の第2番目の枚葉紙のケースからの脱出を阻止すること
と、紙の取出しに伴なう重積高さの減小分を嵩増しして
最後の一枚まで枚葉紙を一枚ずつケースから容易に取出
すことを目的とする。 【構成】 箱内に収納した枚葉紙を上のものから順次に
取出すに当り、厚手西洋紙やプラスチックシートで作っ
た箱状のケース1 の上板2 の一辺を開口して紙の取出し
口3 を形成するとともに、この取出し口3 の外側に起立
片4 を下板5 から立設し、かつ前記起立片4 のほぼ中央
部に紙の嵩増し舌片 4bをミシン目状切断線mと共に形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クッキングペーパや
焼菓子用敷紙等の剥離処理済枚葉紙やトレーシングペー
パなどの枚葉紙収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の枚葉紙の収納ケースとしては、
従来、例えば図6に示すようなものが有った。この従来
の技術は、図11に示すように、箱内に収納した枚葉紙
を上のものから順次に取出すに当り、厚手西洋紙やプラ
スチックシートで作った扁平箱状のケース1 の上板2 の
一辺にその中央が大きく開口した取出し口3 を開口形成
するとともに、この取出し口3 からその外側に向けてケ
ース1 内における多数の枚葉紙6 をその最上のものから
一枚ずつ順次に取出し使用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、多数枚の枚葉紙6 をその上のものから順番に同図6
の一点鎖線のように取出すに当り、この取出し中の第一
番目の枚葉紙 6aの下面が第2番目の紙の上面を擦過す
るので、静電気が生じ、特に冬場等乾燥雰囲気中では同
図11の二点鎖線で示すように、静電気による吸引力や
第一枚目と第二枚目の紙の間に入り込もうとする空気の
粘性による吸引力で第2番目の枚葉紙 6bが第一番目の
紙と一緒に出てしまい、その端辺が汚れてしまったり、
次位の紙を取出しづらいなどの使い勝手が悪いという問
題点が有った。
【0004】なお、このほかに、多数枚重合集積した京
花紙(ちり紙)を上部のものから取出すものとして、実
公昭57−56987号公報記載のものも有るが、この
ものは取出し口の前側に外向き斜め上向きに前面傾斜板
を形成可能にしたもので、その主眼とするところは、前
面板の開閉を容易にすることに有り、これでは最上の紙
を取出すとき、矢張り前記従来例と同様に次位の紙の脱
出を阻止できず、2〜3枚共同時に出てしまうという問
題点のほかに、取出しに伴ない紙嵩が低下したときには
手指を前面傾斜板の下まで深く差し込まなければならな
いので、紙を取出しづらいという問題点が有った。
【0005】この発明は、前記した各問題点を除去する
ために、最上の枚葉紙の取出し中に次位の紙との間に静
電気や空気の粘性による吸引力が生じても、この第2番
目の枚葉紙のケースからの脱出を阻止することと、紙の
取出しに伴なう重積高さの減小分を嵩増しして最後の一
枚まで枚葉紙を一枚ずつケースから容易に取出すことを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、箱内に収納した枚葉紙を上のものから順次に取出す
に当り、厚手西洋紙やプラスチックシートで作った箱状
のケース1 の上板2 の一辺に(その中央が大きく開口し
た)取出し口3 を形成するとともに、この取出し口3 の
外側に起立片4 を下板5 から立設し、かつ前記起立片の
ほぼ中央部に紙の嵩増し舌片をミシン目状切断線と共に
形成したことで達成できた。
【0007】
【作用】ケースの上板の一辺に形成した取出し口と外部
へ突出させた嵩増し舌片による起立片空所とを経てケー
ス内に手指等を入れ、ケース内の重合枚葉紙の最上のも
のをツマみ上げながら起立片に沿わせて引出すことがで
きる。
【0008】この引出し時には、上記第1枚目の枚葉紙
の下面がこの枚葉紙の自己重力により第2枚目の枚葉紙
の上を擦過しながら引き出されることになり、上記擦過
に伴ない生じる静電気吸引力や最上の紙と二番目の紙の
間に入ろうとする空気の粘性による減圧吸引力で、第2
枚目の枚葉紙が上記引出し途中の第1枚目の枚葉紙の下
面に吸引されて持ち上り、一緒に外へ出ようとするが、
引出し口の外側にはケースの底板から立上る起立片が有
るから、第2枚目の枚葉紙は起立片の上部内面に突き当
って外部への引出しを阻止することができる。
【0009】そして、上記のような枚葉紙の一枚ずつの
取出しに伴ない紙の重積高さは減小し、起立片に突設し
た紙の嵩増し舌片の高さよりも紙嵩が減ると、枚葉紙は
取出しづらくなる。そこで、この発明は、ケース内の残
余の枚葉紙の前側を持ち上げ、その下面と下板の上面と
の間に前記突出状態にある舌片を斜めに差し込んだ後
に、その上に残りの枚葉紙を載せることで、紙の前側が
高くなり、見掛上紙嵩が増して紙は取出し易くなる。そ
の後は、前記と同様に最上の枚葉紙から最下の紙まで一
枚ずつ順次取出すことができ、次位の枚葉紙は起立片で
脱出を阻止できる。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ず、この発明の基本構成は、図1、図2に示すように、
箱内に収納した枚葉紙を上のものから順次に取出すに当
り、厚手西洋紙やプラスチックシートで作った周知の扁
平箱状のケース1 の上板2 の一辺に例えばその中央が大
きく開口した取出し口3 を形成するとともに、この取出
し口3 の外側に起立片4 を下板5 から立設したものであ
る。
【0011】また、起立片4 の上縁には、取出し中の枚
葉紙 6aとの摩擦を少くするために、図1、図2のよう
に凹凸部 4aを設けてもよく、起立片4 の中央部などに
指入れ用凹部兼用の紙の嵩増し舌片 4bをU字形のミシ
ン目状切断線mにより形成する。なお、起立片4 の起立
状態をより一層良く保つためには、その両側片 4c,4c
をケース1 の側板に図1、図2のように定着すればよ
い。
【0012】また、ケース1 としては、極く周知の扁平
折り箱やプラスチックシート製の折り箱を採用でき、内
部に多数枚の枚葉紙6 を重合収納後上板2 や側板を閉塞
すればよく、また、上板2 の一辺における取出し口3 と
紙の嵩増し舌片 4bとは図2のように、メーカーが円弧
形のミシン目状切断線 3aとmとを形成しておくこと
で、ユーザーは上板2 の一辺に中央が大きく開口した取
出し口3 の形成と嵩増し舌片 4bの形成とを迅速かつ体
裁よく実行できる。
【0013】この発明の枚葉紙収納用ケースの構成は、
以上のようなものであり、以下にその使用例につき説明
する。ケース1 の上板2 の一辺に図1のように形成した
取出し口3 や起立片4 の凹部4bを経てケース1 内に図
4のように手指等を入れてケース1 内の重合枚葉紙6の
最上のものを同図4のようにツマみ上げながら起立片4
に沿わせて図5のように引出すことができる。
【0014】この引出し時には、上記第1枚目の枚葉紙
6aの下面がこの枚葉の自己重力により第2枚目の枚葉
紙 6bの上を擦過しながら図5のように引き出されるこ
とになり、上記擦過に伴ない生じる静電気吸引力や前記
空気の粘性による減圧吸引力で第2枚目の枚葉紙 6bが
上記引出し途中の第1枚目の枚葉紙 6aの下面に吸引さ
れて持ち上り、一緒に外へ出ようとするが、引出し口3
の外側にはケース1 の底板5 から立上る起立片4 が有る
から、第2枚目の枚葉紙 6bは起立片4 の上部内面に図
5のように突き当って外部への引出しを阻止することが
でき、必ず最上の一枚だけを同図5のように取出すこと
ができる。
【0015】そして、上記のような枚葉紙6 の一枚ずつ
の取出しに伴ない紙の重積高さは減小し、起立片4 に突
設した紙の嵩増し舌片 4bの高さよりも紙嵩が減ると、
枚葉紙6 は取出しづらくなる。そこで、この発明は、ケ
ース1 内の残余の枚葉紙6 の前側を図6のように持ち上
げ、その下面と下板5 の上面との間に前記突出状態にあ
る紙の嵩増し舌片 4bを図7のように斜め奥に折り曲
げ、差し込んだ後に、その上に残りの枚葉紙6 を図8の
ように載せることで、紙の前側が図9のように高くな
り、見掛上紙嵩が増して紙は図10のように取出し易く
なる。すなわち、前記と同様に最上の枚葉紙 6aから最
下の紙まで一枚ずつ順次容易に取出すことができ、次位
の枚葉紙 6bは図10のように起立片4 でその脱出を阻
止できる。
【0016】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したの
で、以下に記載の効果を奏する。ケース1 内に重合収納
した多数枚の枚葉紙6 をその最上のものから取出すに当
り、取出し途中の第1枚目の紙葉の下面が、この枚葉の
自己重力により、第2枚目の枚葉紙 6bの上を擦過する
に伴ない生じる静電気吸引力や前記空気の粘性による減
圧吸引力で、第2枚目の枚葉紙 6bが上記引出し途中の
第1枚目の枚葉紙6aの下面に吸引されて持ち上り、一
緒に外へ出ようとするが、取出し口3 の外側にはケース
1 の底板5 から立上る起立片4 が有るから、第2枚目の
枚葉紙 6bは起立片4 の上部内面に突き当って外部への
引出しを阻止することができ、必ず最上の一枚だけを取
出すことができ、使い勝手が良いという実益が有る。
【0017】特にこの発明では、紙の取出しに伴ない、
少なくなった残余の枚葉紙6 の前側を持ち上げ、その下
面と下板5 の上面との間に紙の嵩増し舌片 4bを斜めに
差し込んだ後に、その上に残りの枚葉紙6 を載せること
で、紙の前側が高くなり、見掛上紙嵩が増して紙は取出
し易くなり、最上の枚葉紙 6aから最下の紙まで一枚ず
つ順次取出すことができ、次位の枚葉紙 6bは起立片4
で脱出を阻止できるという実用上価値有る効果を得るこ
とができた。
【0018】請求項2によれば、紙の取出し口3 の両側
開口部を小さくできるので、ケース両側部をシッカリと
強化できたという効果を付加できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用例を示す斜視図
【図2】本発明の実施例を示す斜視図
【図3】本発明の実施例を示す立面図
【図4】図3の中央部における使用途上の拡大断面図
【図5】図4に示すものと状態を異にした拡大断面図
【図6】紙の嵩増舌片を折込む途中の要部断面図
【図7】紙の嵩増舌片を折込む途中の要部断面図
【図8】紙の嵩増舌片を折込んだ状態の断面図
【図9】紙の嵩増舌片を折込んだ状態の斜視図
【図10】図9に示すものの使用例を示す要部断面図
【図11】従来例を示す斜視図
【符号の説明】
1 ケース 2 上板 3 取出し口 3a,m ミシン目状切断線 4 起立片 4a 凹凸部 4b 紙の嵩増し舌片 4c 起立片の両側片 5 下板 6 枚葉紙 6a 最上の枚葉紙(第1枚目の枚葉紙) 6b 次位の枚葉紙(第2枚目の枚葉紙)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱内に収納した枚葉紙を上のものから順
    次に取出し可能にした紙収納用ケースにおいて、箱状の
    ケース1 の上板2 の一辺を開口して紙の取出し口3 を形
    成するとともに、この取出し口3 の外側に起立片4 を下
    板5 から立設し、かつ前記起立片4 のほぼ中央部に紙の
    嵩増し舌片 4bをミシン目状切断線mと共に形成してな
    る枚葉紙収納ケース。
  2. 【請求項2】 取出し口3 の中央部を大きく開口形成し
    てなる請求項1記載の枚葉紙収納ケース。
JP6090545A 1994-04-05 1994-04-05 枚葉紙収納ケース Pending JPH07277320A (ja)

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JP6090545A JPH07277320A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 枚葉紙収納ケース

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JP6090545A JPH07277320A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 枚葉紙収納ケース

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JP6090545A Pending JPH07277320A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 枚葉紙収納ケース

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Cited By (2)

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JP2008179370A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Sanyo Electric Co Ltd 包装箱
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