JP3034882B2 - 布 団 - Google Patents

布 団

Info

Publication number
JP3034882B2
JP3034882B2 JP1208986A JP20898689A JP3034882B2 JP 3034882 B2 JP3034882 B2 JP 3034882B2 JP 1208986 A JP1208986 A JP 1208986A JP 20898689 A JP20898689 A JP 20898689A JP 3034882 B2 JP3034882 B2 JP 3034882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
futon
far
heat
substance
adhering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1208986A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0370513A (ja
Inventor
忠雄 一色
Original Assignee
忠雄 一色
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16565437&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3034882(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by 忠雄 一色 filed Critical 忠雄 一色
Priority to JP1208986A priority Critical patent/JP3034882B2/ja
Publication of JPH0370513A publication Critical patent/JPH0370513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3034882B2 publication Critical patent/JP3034882B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bedding Items (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な布団に関し、更に詳しくは熱反射物質
と遠赤外線放射物質とを組み合わせ、更にはこれに面状
発熱体を組み合わせることにより、保温性に優れるとと
もに、遠赤外線による健康維持、増進及び治療を可能と
した布団に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
近年、羽毛、羊毛布団が軽量で肌触りが良く、且つ保
温性に優れた布団として、その高級イメージとあいまっ
て広く普及している。しかし、羽毛、羊毛がいかに保温
性に富むとしても、相当量が空気中に放熱されており、
その優れた保温性能を十分に活かしきれていないのが実
情である。
このような問題を解決するために熱反射物質よりなる
シート状物を使用した布団が提案されているが、該シー
ト状物は通気性に劣るため睡眠中に出る汗や老廃物を布
団中に閉じ込める結果となり、衛生上問題があるばかり
でなく、ドレープ性に乏しく、快適な肌触り、寝心地が
得られず、実用的とは言い難い。
また、遠赤外線による血行促進、筋肉の疲れや疲労の
回復、更には温熱治療による神経痛や筋肉痛の緩解、胃
腸の機能の活発化等の諸作用が明らかにされるに伴い、
寝具の分野においても遠赤外線を利用する寝具が提案さ
れている。
例えば実開昭63−46159号には可撓性及び通気性を有
する包体に短冊状の複数枚の遠赤外線を放射する面状発
熱体を配設し、電気回路等の芯体を包体内に内包させた
布団が提案されている。
しかし乍ら、このような構造の布団も、折角発生した
遠赤外線の大半が空気中に放散され、遠赤外線の持つ効
能が十分に活用されていない憾みがある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、かかる実情に鑑み鋭意研究の結果、熱反
射物質と遠赤外線放射物質とを組み合わせ、更にはこれ
に面状発熱体を組み合わせることにより、上記問題点を
一挙に解消するとともに、極めて優れた保温性と効率的
な遠赤外線効果とを合わせ持つ布団を提供できることを
見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明の第1は、熱反射物質を含有もしくは付
着させた布を側生地として用いた包袋内に、遠赤外線放
射物質を含有もしくは付着させた寝具用充填材を収納し
たことを特徴とする布団を、 本発明の第2は、包袋内に、遠赤外線放射物質及び熱
反射物質を含有もしくは付着させた寝具用充填材を収納
したことを特徴とする布団を、 本発明の第3は、熱反射物質を含有もしくは付着させ
た布を布団の内部又は外部に張設し、遠赤外線放射物質
を含有もしくは付着させた寝具用充填材を収納したこと
を特徴とする布団を、 本発明の第4は、上記布団の内部に面状発熱体を収納
したことを特徴とする布団を、 本発明の第5は、上記布団を上下セットとしたことを
特徴とする布団を、それぞれ内容とするものである。
本発明に用いられる熱反射物質としては、アルミニウ
ム、銅、金、銀、雲母等、熱を反射する物質なら特に制
限はない。
熱反射物質を布に含有もしくは付着させる方法として
は、例えば熱反射物質をサンドイッチした透明フィルム
を細長く切断したものを糸状とする、熱反射物質を従来
より用いられている糸に浸漬法、スプレー法等により塗
着する、糸を金属に蒸着する等の方法が挙げられ、上記
の如くして得られた糸を織製して布とする。勿論、上記
方法で布に直接、熱反射物質を付着させても良い。ま
た、上記の糸は綿として布団に充填しても良い。上記の
熱反射物質を含有もしくは付着した糸を織製した布又は
熱反射物質を付着させた布は、従来の布地と同様の通気
性とドレープ性があり、且つ熱反射性を有する。更にま
た、布に熱反射物質とともに遠赤外線放射物質を含有又
は付着させることも可能である。
上記の如くして熱反射物質を含有もしくは付着した布
は布団の側生地として、又は布団の内部もしくは外部に
張設して使用される。
本発明における充填材としては、羽毛、羊毛、モヘ
ア、アルパカ、カシミヤ、ラクダ、ビキューナー等の動
物繊維、綿等の天然繊維、ポリエステル等の合成繊維等
が含まれ、遠赤外線放射物質が含有、付着可能な充填材
であればよく、特に制限はない。
本発明に用いられる遠赤外線放射物質も特に制限はな
く、公知の金属酸化系のセラミックスや金属表面に金属
酸化物を蒸着、溶射等により設けたもの等が全て含まれ
る。
遠赤外線放射物質の含有、付着方法も特に制限されな
いが、1つの好ましい方法としては、微粒子状で浸透さ
せる方法が挙げられ、この場合、微粒子は細かいもの程
よく、所謂超微粉が繊維への浸透・定着性が良好で好ま
しい。
羽毛等に遠赤外線放射物質の微粒子を付着させる方法
としては、接着剤を介して付着する方法は、羽毛の持つ
独有の軟らかい風合やボリウム感を損なうので好ましく
なく、高圧下又は真空下で該微粒子を繊維又は細胞間に
圧入又は吸着させ浸透させる方法が好適である。高圧下
で圧入する場合は、非水系又は水系の両方が用いられ、
水系の場合は、例えば羽毛を例に挙げると、水洗の最終
工程で付着させる方法が好適である。もっとも、羽毛等
の風合を損なわない範囲で接着剤(例えば濃度を薄くし
て)を用いることは可能である。
天然又は合成綿や羊毛の場合は風合、ボリウム感が羽
毛程繊細ではないので上記圧入法又は吸着法の他に、接
着剤を介して付着する方法も用いることができる。
また動物繊維は摩擦によりプラスに帯電しているの
で、マイナスに帯電した遠赤外線放射物質微粒子を用い
て電気的に吸着させることもできる。
尚、上記充填剤の遠赤外線の反射効果を高めるため
に、遠赤外線放射物質とともに、アルミ等の遠赤外線反
射物質の微粒子や上記した熱反射物質を併用・混入して
もよい。
上記の如くして得られた遠赤外線放射物質又は該物質
と熱反射物質とを含有もしくは付着させた充填材は、通
常の寝具の場合と同様に、包袋の内部に充填され寝具と
される。
遠赤外線放射物質又はこれと熱反射物質を含有もしく
は付着した充填材は、従来の綿(天然又は合繊)、羽
毛、羊毛等の充填材と併用・混入してもよい。
本発明の布団内部に面状発熱体を配設すれば、該発熱
体の発する熱により遠赤外線の放射は一層高められる。
面状発熱体としては従来公知のもので良く、特に制限は
ない。面状発熱体は敷布団に配設する場合は、ドレープ
性を余り気にする必要がないので、かなり大面積のもの
でも問題ないが、掛布団の場合はドレープ性を損なわな
いように複数枚の小片として配設するのが好ましく、ま
た充填材の中に埋設するのが好ましい。
本発明の布団は上記の如き構成からなるので、横仰し
た人体から又は面状発熱体から発散された熱が空中に放
散されるのを防ぎ極めて高い保温性を有するとともに、
該熱により遠赤外線放射物質から遠赤外線が効率よく放
射され、極めて効果的に遠赤外線の作用、効能を享受で
きる。
本発明の布団は掛布団又は敷布団として使用される
が、掛布団と敷布団の上下セットとして使用するのが好
ましい。就中、熱反射物質を含有又は付着させた布団を
上下セットとして用いるのが最も望ましい。このように
上下セットとして用いることにより、敷布団から放射さ
れた遠赤外線は掛布団の熱反射物質により打ち返され、
一方、掛布団からの放射遠赤外線は敷布団の熱反射物質
により打ち返され、恰も遠赤外線のカプセルに入った如
くに作用する。
本発明の布団は熱反射物質を側生地又は布団に張設さ
れた布地や充填材に含有もしくは付着させたことによ
り、従来の布団と同様の肌触り、通気性、ドレープ性を
有する。また、遠赤外線放射物質も充填材に含有もしく
は付着されているので充填材の持つ風合、触感、ボリウ
ム感といった本来の機能を何ら損なうことがなく、更
に、充填材の吸湿性や通気性も実質的に何ら損なわれな
いので、水分や老廃物等も十分に吸収され、且つ通気性
が良いので寝具外に容易に放散され、寝具を常に清潔な
状態に保持することが可能である。
〔実施例〕
以下、実施態様を示す図面に基づいて更に詳細に説明
するが、本発明はこれらにより何ら制限を受けるもので
はない。
第1図は、熱反射物質を含有又は付着した布からなる
包袋(1)内に、遠赤外線放射物質を含有又は付着させ
た化繊綿からなる充填材(2)を収納した例を示す。
第2図は、従来から用いられている布からなる包袋
(1)内に、遠赤外線放射物質及び熱反射物質を含有又
は付着させた羊毛からなる充填材(2)を収納した例で
ある。
第3図は、従来から用いられている布からなる包袋
(1)内に、遠赤外線放射物質を含有又は付着させた羽
毛からなる充填材(2)を収納してキルティング(3)
を施し、更に表面に熱反射物質を含有又は付着させた布
(4)を張設した例を示す。
第4図は、本発明の布団の好ましい使用状態の一例を
示し、第3図に示した布団を上下セットとして用い、熱
反射物質を含有又は付着させた布(4)がそれぞれ外
側、即ち人体(5)から最も遠い位置になるように敷掛
されている。このように使用することにより、放射され
た遠赤外線が布団の外に逃げようとしても、上下外側の
熱反射物質を含有又は付着させた布(4)により内側方
向に打ち返され遠赤外線カプセルの中に横臥した如き状
態となり、遠赤外線を効率良く利用できる。また、上記
布(4)と布団との間に形成される空気室(6)が断熱
効果を発揮して暖かく、この暖温が、また効果的に遠赤
外線放射の熱源となるという相乗効果が得られる。
〔作用・効果〕
叙上の通り、本発明によれば、従来の布団と同様の肌
触り、通気性、ドレープ性、及び吸湿性等の各種機能を
何ら損なうことなく、極めて安価且つ簡単な構成で、極
めて高い保温性と、遠赤外線の持つ健康維持、増進並び
に治療等の優れた効能を享受することができる。また、
熱反射物質を含有もしくは付着した布を側生地や布団の
外部に張設した場合には装飾性に富んだ華麗で且つ保温
性の高い布団を提供出来る。遠赤外線の放射を発熱体を
使用せず人体から放散された熱を利用する場合は安価で
あり、且つ電源回路等が全く不要でよく、熱過ぎとか火
傷等の心配もなく、且つスイッチのオン・オフの面倒て
手間も全く不要であるので、全く意識することなしに従
来と全く同じ生活パターンの中で遠赤外線の効能を受け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、それぞれ本発明の布団の実施態様
を示す概略図、第4図は本発明布団の使用状態の一例を
示す概略図である。 1……包袋 2……充填材 3……キルティング 4……熱反射物質を含有又は付着させた布 5……人体 6……空気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−249994(JP,A) 実開 昭62−98565(JP,U) 実開 平1−86874(JP,U) 実開 昭63−46159(JP,U) 実開 昭59−102334(JP,U) 実開 昭58−168272(JP,U) 実開 昭58−157628(JP,U) 実開 昭63−99116(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 27/00 - 27/22 A47G 9/00 - 9/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱反射物質を含有もしくは付着させた布を
    側生地として用いた包袋内に、遠赤外線放射物質を含有
    もしくは付着させた寝具用充填材を収納したことを特徴
    とする布団。
  2. 【請求項2】包袋内に、遠赤外線放射物質及び熱反射物
    質を含有もしくは付着させた寝具用充填材を収納したこ
    とを特徴とする布団。
  3. 【請求項3】熱反射物質を含有もしくは付着させた布を
    布団の内部又は外部に張設し、遠赤外線放射物質を含有
    もしくは付着させた寝具用充填材を収納したことを特徴
    とする布団。
  4. 【請求項4】遠赤外線放射物質を含有もしくは付着させ
    た寝具用充填材が、更に熱反射物質を含有もしくは付着
    させてなる請求項3記載の布団。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の布団の内部に面状発熱体を
    収納したことを特徴とする布団。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の布団を上下セットとしたこ
    とを特徴とする布団。
JP1208986A 1989-08-10 1989-08-10 布 団 Expired - Lifetime JP3034882B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1208986A JP3034882B2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10 布 団

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1208986A JP3034882B2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10 布 団

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0370513A JPH0370513A (ja) 1991-03-26
JP3034882B2 true JP3034882B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=16565437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1208986A Expired - Lifetime JP3034882B2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10 布 団

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3034882B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0588366U (ja) * 1992-04-30 1993-12-03 ジャパンライフ株式会社 マットレス
JP2680547B2 (ja) * 1994-08-23 1997-11-19 玲子 藤川 寝 具
JP3025223U (ja) * 1995-11-28 1996-06-11 株式会社エル・アンド・ジー 健康寝具
US7435475B2 (en) 2004-07-27 2008-10-14 L&P Property Management Company Luxury fiber blend for use in fiberfill household textile articles
DE202009011265U1 (de) * 2009-08-20 2009-11-12 Globatex Gmbh Körperwärmereflektierende Sitz-, Liege- oder Ruhemöbel
JP5400238B1 (ja) * 2013-03-25 2014-01-29 株式会社赤堀 寝具
JP2016144559A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 有限会社桜道ふとん店 羽毛様掛け布団

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0370513A (ja) 1991-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3034882B2 (ja) 布 団
CN213993141U (zh) 保暖性能优异的羊毛毯
JPH04276217A (ja) 敷寝具及び寝具セット
KR0117275Y1 (ko) 이불
KR100648190B1 (ko) 우모 이불 및 그 제조방법
JPH0321267A (ja) 寝具用充填材
CN218588734U (zh) 一种轻薄型保温化纤被
JP3227481U (ja) 掛け布団
CN210116246U (zh) 一种复合型纺织面料
CN218127911U (zh) 一种加强保暖型毛毯
CN210783788U (zh) 一种新型棉被胎
JP2001327365A (ja) 保温シート及び保温寝具
JP2832163B2 (ja) 防ダニふとん
JPH08256892A (ja) 布 団
JP2509596Y2 (ja) 寝 具
JPH10229934A (ja) 合成繊維寝具
JP3091784U (ja) マイナスイオン等発生繊維製品
KR200189035Y1 (ko) 건강증진용 버선
KR20100043745A (ko) 숙면효과 증진을 위한 침구
JP3021366U (ja) 保温布団
JPH10313995A (ja) 布 団
JPH08131309A (ja) 遠赤外線布団
KR200372673Y1 (ko) 외피가 통기성 및 탄성을 갖는 매트
JP3061475U (ja) 羊毛皮布団
JPH0241116A (ja) 保温性に優れた布団

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 10