JP3034148U - 切妻屋根型容器用付属容器 - Google Patents

切妻屋根型容器用付属容器

Info

Publication number
JP3034148U
JP3034148U JP1996008301U JP830196U JP3034148U JP 3034148 U JP3034148 U JP 3034148U JP 1996008301 U JP1996008301 U JP 1996008301U JP 830196 U JP830196 U JP 830196U JP 3034148 U JP3034148 U JP 3034148U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
gable roof
roof type
container
type container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996008301U
Other languages
English (en)
Inventor
悦三 友金
Original Assignee
新和印刷株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新和印刷株式会社 filed Critical 新和印刷株式会社
Priority to JP1996008301U priority Critical patent/JP3034148U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3034148U publication Critical patent/JP3034148U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切妻屋根型容器への取り付けが確実に行える
切妻屋根型容器用付属容器の提供。 【解決手段】 切妻屋根型容器2の横断面とほぼ同一の
横断面を有する下方に開口した箱体からなり、箱体の前
後面40,50 の下端部に、それぞれ箱体の内側斜め上方に
折り曲げられる傾斜片80,90 が連設され、これら傾斜片
は、箱体の前後方向中央部の上端部で係合可能に形成さ
れ、傾斜片同士の係合により形成された前後少なくとも
いずれかの空間に、景品等200 が収納され、箱体の左右
側面20,30の下端部に、それぞれ箱体の内側上方に向け
て折り返される係止片100,100 が連設され、この係止片
は、基端部を箱体の左右側面の内面に接着されると共
に、先端部が互いに近接する方向に起曲されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、上部が切妻屋根型に成形されて清酒や牛乳やジュース等が入れら れてなる切妻屋根型(ゲーベルトップ型)容器に取り付けられて使用され、おつ まみやおもちゃ等の景品等を収納する切妻屋根型容器用付属容器に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
出願人は、切妻屋根型容器用付属容器として、先に実用新案登録301904 8号の考案を開示している。 この付属容器は、下方に開口した箱体の前後両面の下端部に、それぞれ箱体の 内側斜め上方に折り曲げられる傾斜片が連設されてなり、これら傾斜片は箱体の 前後方向中央部の上端部で係合可能に形成され、前側傾斜片には切妻屋根型容器 に設けられた口栓が突入される略円形穴が形成され、また、左右側面には、切妻 屋根型容器の折込み部に突入される係止片が起曲形成されてなるものである。そ して、この付属容器は、後側傾斜片によって後方に形成された空間に、景品等を 収納して使用されるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の付属容器は、係止片が左右側面から起曲されてなる だけであったので、側面片に対する係止片の起曲のさせ方によって、切妻屋根型 容器の折込み部の上部(前後の上部傾斜面)に係止片が当接されず、折込み部へ の係止が確実に行えないことがあった。 また、従来の付属容器では、係止片を左右の側面片から起曲する構成であった ので、必然的に小さいものとなってしまい、切妻屋根型容器の折込み部の上部の みに当接させることしかできず、この点からも切妻屋根型容器に対してガタ付き を起こす要因となっていた。 この考案は、これらの課題を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この考案の切妻屋根型容器用付属容器(1) は、切妻 屋根型容器(2) の上部に取り付けられて景品等(200) を収納する切妻屋根型容器 用付属容器(1) であって、前記切妻屋根型容器(2) の横断面とほぼ同一の横断面 を有する下方に開口した箱体からなり、前記箱体の前後面(40,50) の下端部に、 それぞれ箱体の内側斜め上方に折り曲げられる傾斜片(80,90) が連設され、これ ら傾斜片(80,90) は、箱体の前後方向中央部の上端部で係合可能に形成され、傾 斜片(80,90) 同士の係合により形成された前後少なくともいずれかの空間に、景 品等(200) が収納され、箱体の左右側面(20,30) の下端部に、それぞれ箱体の内 側上方に向けて折り返される係止片(100,100) が連設され、この係止片(100,100 ) は、基端部を箱体の左右側面(20,30) の内面に接着されると共に、先端部が互 いに近接する方向に起曲されてなることを特徴とする。
【0005】 また、切妻屋根型容器(2) の上部に取り付けられて景品等(200) を収納する切 妻屋根型容器用付属容器(1) であって、前記切妻屋根型容器(2) の横断面とほぼ 同一の四角形状に形成された上面片(10)と、この上面片(10)の左端部に連設され て垂直下方に折り曲げられてなる左側面片(20)と、この左側面片(20)の下端部に 連設されて上方に折り返され、下端部が左側面片(20)の内面に接着されると共に 上端部が右側に起曲されて、切妻屋根型容器(2) の折込み部(2b)に係止される係 止片(100) と、前記左側面片(20)の前後両端部に連設されて、それぞれ前記左側 面片(20)と垂直に折り曲げられてなり、切込溝(63)を備える一対の左側係合片(6 0A,60B) と、前記上面片(10)の右端部に連設されて垂直下方に折り曲げられてな る右側面片(30)と、この右側面片(30)の下端部に連設されて上方に折り返され、 下端部が右側面片(30)の内面に接着されると共に上端部が左側に起曲されて、切 妻屋根型容器(2) の折込み部(2b)に係止される係止片(100) と、前記右側面片(3 0)の前後両端部に連設されて、それぞれ前記右側面片(30)と垂直に折り曲げられ てなり、前記切込溝(63)と係合可能に形成された対応溝(73)を備える一対の右側 係合片(70A,70B) と、前記上面片(10)の前端部に連設されて垂直下方に折り曲げ られてなる前面片(40)と、この前面片(40)から前記上面片(10)に向けて斜め上方 に折り曲げられてなる前側傾斜片(80)と、前記上面片(10)の後端部に連設されて 垂直下方に折り曲げられてなる後面片(50)と、この後面片(50)から前記上面片(1 0)に向けて斜め上方に折り曲げられてなり、その終端が前記前側傾斜片(80)の先 端部と係合される後側傾斜片(90)とを備えてなることを特徴とする切妻屋根型容 器用付属容器(1) である。
【0006】 さらに好ましくは、上記構成に加えて、前記前・後側傾斜片(80)(90)に、前記 切妻屋根型容器(2) の上部傾斜面(2a)に設けられた口栓(2f)が突入される略円形 穴(82)(92)が形成されてなることを特徴とする切妻屋根型容器用付属容器(1) で ある。 ここで、前後及び左右とは、水平面内で互いに垂直に交差する各方向をいい、 また、上下とは前記水平面と垂直に交差する垂直方向をいう。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の切妻屋根型容器用付属容器1について、さらに詳細に説明す る。 図1は、この考案の切妻屋根型容器用付属容器1の一実施例の使用状態を示す 斜視図であり、図2は、この付属容器1の展開斜視図である。なお、図2は、付 属容器1の上下を引っ繰り返した状態を示している(すなわち、箱の内側から見 た図である)。 この実施例の付属容器1は、上部傾斜面2aの一方の面に、この面2aと垂直 に円柱形状の口栓2fが設けられてなる切妻屋根型容器2の上部に取り付けられ て使用されるものである。 この実施例の付属容器1は、ボール紙を打抜加工して形成されてなり、折り目 線11〜14,21〜23,31〜33,41,51を介して略矩形状の紙片1 0,20,30,…,90,100が連設されてなるものである。すなわち、四 角形状の上面片10を中心として、その左側に左側面片20が、右側に右側面片 30が、前側に前面片40が、後側に後面片50が、それぞれ折り目線11,1 2,13,14を介して上面片10と連続に形成されてなるものである。そして 、左側面片20の前後にそれぞれ左側係合片60(60A,60B)が、右側面 片30の前後にそれぞれ右側係合片70(70A,70B)が、前面片40の前 側に前側傾斜片80が、後面片50の後側に後側傾斜片90が、それぞれ折り目 線21,22,31,32,41,51を介して連続に形成されてなる。さらに 、左右の側面片20,30には、上面片10と対向する側端部に、それぞれ略五 角形の係止片100が折り目線23,33を介して連設されている。なお、この 係止片100の前後方向寸法は、左右の側面片20,30よりもやや小さく形成 されている。
【0008】 上面片10は、この付属容器1が適用される切妻屋根型容器2の横断面形状に 等しい大きさに形成され、この実施例では正方形状に形成されてなる。 左側面片20及び右側面片30はそれぞれ、図2において、前後方向寸法が上 面片10の前後方向寸法と等しく、左右方向寸法が切妻屋根型容器2の上部傾斜 面2aの下端縁2dからトップシール部2cの上端縁2eまでの垂直方向寸法X よりもやや大きい矩形状に形成されてなる。 左右の各側面片20,30に連設された係止片100は、図2において頂角1 01を左右方向外側に向けて形成されており、頂角101の大きさは切妻屋根型 容器2の折込部2bの上部傾斜面2a同士が交差して形成される頂角Zにほぼ等 しくされている。頂角101の頂部は截頭辺101aに形成されている。截頭辺 101aとすることにより、組み立てライン上を前後方向Pに移動させるとき截 頭辺101aが案内辺となってスムーズな移動を可能とする。また、この係止片 100と左右の側面片20,30との連設部には、略矩形状の糊付部109が形 成されており、この糊付部109の左右方向外側の端辺には折り目線108が形 成されている。 前面片40及び後面片50はそれぞれ、図2において、左右方向寸法が上面片 10の左右方向寸法と等しく、前後方向寸法が左右の側面片20,30の左右方 向寸法よりもやや小さい矩形状に形成されてなる。つまり、左右の側面片20, 30は、組立時において、前後の面片よりも僅かに下方に延出するよう構成され ている。なお、この延出長さは、糊付部109の左右方向寸法の半分、つまり折 り目線23,33と折り目線108との離間距離と等しくされている。
【0009】 左右の各係合片60,70はそれぞれ、図2において、前後方向寸法が上面片 10の左右方向寸法の7割程度の大きさに形成することが好ましく、前後の面片 40,50や各傾斜片80,90の左右側端縁42,43,52,53,83, 84,93,94とは離間して打ち抜かれて形成されている。これにより、図1 に示すように、組立時において、各係合片60,70の上端縁61,71と上面 片10との間に隙間が形成されることとなり、組立てを容易としている。 また、各係合片60,70の前記上端縁61,71と対向する下端縁62,7 2(図2では、左右方向外側の各端縁)は、各側面片20,30との折り目線2 1,22,31,32の側の基端部のみ、組立時に前後の面片40,50の下端 縁と対応する位置に、係止凸部64,74が形成されている。すなわち、その基 端部より先端側は、組立時に前後の面片40,50の下端縁41,51よりもほ ぼ板厚分だけ上方に凹んで形成されている。 各係合片60,70には、図1に示すように、組立時に左右方向中央部となる 位置に切込溝63又は対応溝73が形成されてなる。この切込溝63と対応溝7 3は、上下いずれか一方の端縁62,71から切り込み形成されてなり、且つ、 左右の係合片60,70で逆方向となるように形成されている。つまり、この実 施例の付属容器1では、左側係合片60の切込溝63は、下端縁62から上下方 向中央部まで切り込まれて形成されているのに対して、右側係合片70の対応溝 73は、上端縁71から上下方向中央部まで切り込まれて形成されている。
【0010】 左側係合片60の切込溝63は、図1に示す組立状態において、下端縁62か ら略逆V字形状に切り欠かれた案内部63bが形成され、且つこの案内部63b の上端部が上下方向中央部にまで達するように上下方向に更に切り込まれて切込 部63aが形成されてなる。なお、この切込部63aが、組立状態において上面 片の左右方向中央部に位置するようにされている。また、左側係合片60は、切 込溝63bよりも先端側が、上端縁61からの上下方向寸法が基端側よりも小さ く形成されてなる。 右側係合片70の対応溝73は、左側係合片60とは逆に、図1に示す組立状 態において、上端縁71から略V字形状に切り欠かれた案内部73bが形成され 、且つこの案内部73bの下端部が上下方向中央部にまで達するように上下方向 に更に切り込まれて切込部73aが形成されてなる。なお、この切込部73aが 、組立状態において上面片10の左右方向中央部に位置するようにされている。 また、右側係合片70は、対応溝73よりも先端側が、下端縁からの上下方向寸 法が基端側よりも小さく形成されてなる。
【0011】 前後の各傾斜片80,90はそれぞれ、左右の各端縁83,84,93,94 が、上面片10や前後の面片40,50の左右の各端縁11,42,52,12 ,43,53より板厚分だけそれぞれ僅かに内側に位置するように、左右方向寸 法が上面片10等よりも僅かに小さい矩形状に形成されてなる。 前面片40と前側傾斜片80との間、及び後面片50と後側傾斜片90との間 の各折り目線41,51上には、左右両端部からそれぞれ前記係止凸部64,7 4の長さ寸法程度切り欠かれて切欠溝41a,51aが形成されている。 前側傾斜片80の左右方向中央部には、図2において僅かに前後方向に長い略 円形穴82が打ち抜き形成されている。また、前面片40が連設された端縁41 と対向する前側傾斜片80の端部には、略矩形状の左右に細長い切欠穴81が形 成されている。図示の例では前側傾斜片80だけでなく後側傾斜片90にも略円 形穴92が開けられており、このようにすることにより附属容器1の前後方向を いずれの向きに向けても使用することができる。略円形穴は前・後側傾斜片の一 方にのみ開けてもよい。 後面片50が連設された端縁51と対向する後側傾斜片90の端部には、前記 端縁51と離間する方向に突出する係合突出部91が後側傾斜片90と連続に形 成されてなる。この係合突出部91は、左右方向の幅寸法が、前記切欠穴81の 幅寸法と略適合する大きさの矩形状に形成されてなる。
【0012】 次に、この実施例の付属容器1の組立について説明する。 図3は、この実施例の付属容器1の組立時の状態を示す斜視図であり、図1と は逆に上下を引っ繰り返して下側から見た状態を示している。また、図4は、組 立完成後の付属容器1を示す斜視図であり、図3と同様に上下を引っ繰り返した 状態を示している。 付属容器1の組立にあたっては、図2に示す展開図において、折り目線108 ,108を山折りする他、他の各折り目線11〜14,21〜23,31〜33 ,41,51を谷折りすることにより製作される。つまり、まず左右の側面片2 0,30に対して各係止片100,100を折り返して、左右側面片20,30 と係止片100,100との間の連設部に形成された糊付部109,109で、 係止片100の基端部を左右の側面片20,30の内面に糊付けする。 次に、上面片10に対して左右の側面片20,30を垂直上方に折り曲げて、 その後、各側面20,30に対して係合片60,70を互いに近接する方向に垂 直に折り曲げる。そして、図1や図3に示すように、切込溝63と対応溝73と を互いに差し込み合うことにより左右の係合片60,70を係合する。この際、 切込溝63と対応溝73とはそれぞれの案内部63b,73bをガイドとするこ とにより、容易に係合することができ、作業性が高い。しかも、切込溝63と対 応溝73には上下方向に切込部63a,73aが形成されているので、この切込 部63a,73a同士を係合することにより、両者を確実に固定することができ る。
【0013】 その後、図3に示すように、上面片10に対して前面片40を垂直に折り曲げ て、この前面片40に対して前側傾斜片80を箱内に差し入れるように折り曲げ た状態で、上面片10に対して後面片90を垂直に折り曲げて、この後面片50 に対して後側傾斜片90を箱内に差し入れるように折り曲げ、後側傾斜片90の 係合突出部91を前側傾斜片80の切欠穴81に係合させる。この際、前側傾斜 片80に対して後側傾斜片90をスライドさせて箱の内側に押し曲げることによ り、切欠き81と係合突出部91とが自動的に係合されるので、組立が極めて容 易である。なお、前後の傾斜片80,90同士を係合した状態では、前後の面片 40,50と傾斜片80,90との折り目線41,51上に形成された切欠溝4 1a,51aが、係合片60,70の係止凸部64,74に配置されることにな る。これにより、前側傾斜片80と後側傾斜片90とが係合を解除する方向に浮 き上がるのが防止され、前後の傾斜片の固定を確実なものする。 なお、後側傾斜片90を箱の内側に折り曲げる際に、おつまみやおもちゃ等の 景品200を箱の後方の隅に配置しておくことにより、これらを箱内に収納する ことができる。つまり、景品等200は、後側の左右係合片60B,70B(後 側面50)、左右の側面片20,30、及び後側傾斜片90とでできる断面三角 形状の空間に収納される。なお景品等が冊子等薄いものである場合は前後のスペ ースに亘って収納することもできる。この景品等200を収納するスペースは、 切欠き81と係合突出部91との係合、及び切欠溝41a,51aと係止凸部6 4,74との係合の複合作用によって確実に確保される。 なお、係止片100,100は、折り目線108,108で互いに近接する方 向に僅かに折り曲げられて使用される。
【0014】 次に、このようにして形成されたこの実施例の付属容器1の使用状態について 説明する。 図5は、この実施例の付属容器1の使用状態を示す斜視図である。なお、図6 及び図7は、切妻屋根型容器2の上部に付属容器1が取り付けられた状態の縦断 面図である。 この実施例の付属容器1が適用される切妻屋根型容器2は、図5に示すように 、清酒用の紙製のものであり、一方の上部傾斜面2aには、この傾斜面2aと垂 直に円柱形状の口栓2fが設けられてなるものである。 清酒用の切妻屋根型容器2に適用する場合には、付属容器1には例えばおつま みを収納して使用することが好適であり、この付属容器1の切妻屋根型容器2へ の取り付けは、切妻屋根型容器2の口栓2fが設けられた側の前面を付属容器1 の前面40と平行にして、付属容器1を単に切妻屋根型容器2の上部に被せるだ けでよい。これにより、前側傾斜片80が下端縁41を中心として揺動するよう 弾性変形して、略円形穴82に口栓2fが自動的に突入されるので、口栓2fの 位置を気にしないで取り付けることができ、作業効率が高い。また、取り付けの 際には、上方に向けられた係止片100が基端部で弾性変形することにより容易 に行うことができ、取付後はこの係止片100が切妻屋根型容器2の折込み部2 bに突入されて係止されるので、切妻屋根型容器2から付属容器1が外れるおそ れはない。 つまり、取付状態においては、係止片100が切妻屋根型容器2の折込み部2 bの上端部に当接されることにより、両者1,2は確実に固定される。
【0015】 このように、付属容器1は、係止片100によって切妻屋根型容器2に確実に 固定されるので、両者1,2を接着しなくても、シュリンク包装を容易に行うこ とができ、作業効率を高めることができる。しかも、この考案の付属容器1では 、係止片100が左右の側面片20,30に対して折り返されると共に、基端部 で側面片20,30に接着されてなるので、係止片100が上方に向けて強固に 固定されるので、切妻屋根型容器2に対して付属容器1がガタ付くことがない。 なお、左右の側面片20,30の下端部の折返し部は、切妻屋根型容器2の側面 に重ね合わされて配置される。 また、図5から明らかなように、この考案の付属容器1は、切妻屋根型容器2 の上部を覆う直方体形状の箱状に形成されてなるので、広告等を記載する印刷領 域を十分に取ることができ、しかも、前後の面片40,50や左右の側面片20 .30が上面片10を中心として連続に形成されているので、印刷が途切れるこ となく、仕上がりが美しい。
【0016】 なお、この考案の付属容器1は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能で ある。 例えば、この考案の付属容器1は、図1に示されるような口栓2fが設けられ た切妻屋根型容器2に限らず、口栓2fのない切妻屋根型容器2にも適用するこ とができる。この場合、前側傾斜片80には略円形穴82を形成する必要はなく 、景品等は後側傾斜片90で形成される後方の断面三角形状の空間のみならず、 前側傾斜片90で形成される前方の断面三角形状の空間にも収納することができ る。 また、切込溝63と対応溝73、切欠穴81と係合突出部91、係止片100 等の形状も適宜変更可能である。 さらに、上記実施例では、この付属容器1を清酒用の切妻屋根型容器2に適用 した例を示したが、牛乳やジュース等、他の容器にも適用することができ、中に 収納される物も、おつまみやおもちゃ等の景品に限定されず各種のものを収納し て使用することができる。
【0017】
【考案の効果】
このように、この考案の切妻屋根型容器用付属容器は、切妻屋根型容器の折込 み部に係止される係止片を、左右の側面片の下端部から上方に折り返すと共に、 その係止片の基端部を側面片内面に接着して形成した。よって、係止片の位置決 めを確実なものとすることができる。つまり、係止片の上端部が起曲され過ぎる ことが防止される。 また、係止片を左右の側面片から上方に折り返して形成したことにより、係止 片の大きさを比較的大きくとることができる。 これらのことから、この考案によれば、切妻屋根型容器の折込部の上部(前後 の上部傾斜面)への係止片の当接を確実に行うことができ、付属容器の設置を確 実なものとすることができる。よって、切妻屋根型容器に対する付属容器のガタ 付を抑制して、シュリンク包装を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の切妻屋根型容器用付属容器の一実施
例の使用状態を示す斜視図である。
【図2】図1の付属容器の展開斜視図である。
【図3】図1の付属容器の組立途中の状態を示す斜視図
である。
【図4】図1の付属容器を示す斜視図であり、上下を引
っ繰り返した状態を示している。
【図5】図1の付属容器が切妻屋根型容器の上部に取り
付けられた使用状態を示す斜視図である。
【図6】図1の付属容器が切妻屋根型容器の上部に取り
付けられた状態を示し、前後方向で切断した縦断面図で
ある。
【図7】図1の付属容器が切妻屋根型容器の上部に取り
付けられた状態を示し、左右方向で切断した縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 切妻屋根型容器用付属容器 2 切妻屋根型容器 2a 上部傾斜面 2b 折込み部 2c トップシール部 2d 上部傾斜面の下端縁 2e トップシール部の上端縁 2f 口栓 10 上面片 11〜14 折り目線 20 左側面片 21,22,23 折り目線 30 右側面片 31,32,33 折り目線 40 前面片 41 折り目線 41a 切欠溝 50 後面片 51 折り目線 51a 切欠溝 60(60A,60B) 左側係合片 62 下端縁 63 切込溝 63a 切込部 63b 案内部 64 係止凸部 70(70A,70B) 右側係合片 71 上端縁 73 対応溝 73a 切込部 73b 案内部 74 係止凸部 80 前側傾斜片 81 切欠穴 82 略円形穴 90 後側傾斜片 91 係合突出部 100 係止片 108 折り目線 109 糊付部 200 景品等

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切妻屋根型容器(2) の上部に取り付けら
    れて景品等(200) を収納する切妻屋根型容器用付属容器
    (1) であって、 前記切妻屋根型容器(2) の横断面とほぼ同一の横断面を
    有する下方に開口した箱体からなり、 前記箱体の前後面(40,50) の下端部に、それぞれ箱体の
    内側斜め上方に折り曲げられる傾斜片(80,90) が連設さ
    れ、 これら傾斜片(80,90) は、箱体の前後方向中央部の上端
    部で係合可能に形成され、 傾斜片(80,90) 同士の係合により形成された前後少なく
    ともいずれかの空間に、景品等(200) が収納され、 箱体の左右側面(20,30) の下端部に、それぞれ箱体の内
    側上方に向けて折り返される係止片(100,100) が連設さ
    れ、 この係止片(100,100) は、基端部を箱体の左右側面(20,
    30) の内面に接着されると共に、先端部が互いに近接す
    る方向に起曲されてなることを特徴とする切妻屋根型容
    器用付属容器(1) 。
  2. 【請求項2】 切妻屋根型容器(2) の上部に取り付けら
    れて景品等(200) を収納する切妻屋根型容器用付属容器
    (1) であって、 前記切妻屋根型容器(2) の横断面とほぼ同一の四角形状
    に形成された上面片(10)と、 この上面片(10)の左端部に連設されて垂直下方に折り曲
    げられてなる左側面片(20)と、 この左側面片(20)の下端部に連設されて上方に折り返さ
    れ、下端部が左側面片(20)の内面に接着されると共に上
    端部が右側に起曲されて、切妻屋根型容器(2)の折込み
    部(2b)に係止される係止片(100) と、 前記左側面片(20)の前後両端部に連設されて、それぞれ
    前記左側面片(20)と垂直に折り曲げられてなり、切込溝
    (63)を備える一対の左側係合片(60A,60B) と、 前記上面片(10)の右端部に連設されて垂直下方に折り曲
    げられてなる右側面片(30)と、 この右側面片(30)の下端部に連設されて上方に折り返さ
    れ、下端部が右側面片(30)の内面に接着されると共に上
    端部が左側に起曲されて、切妻屋根型容器(2)の折込み
    部(2b)に係止される係止片(100) と、 前記右側面片(30)の前後両端部に連設されて、それぞれ
    前記右側面片(30)と垂直に折り曲げられてなり、前記切
    込溝(63)と係合可能に形成された対応溝(73)を備える一
    対の右側係合片(70A,70B) と、 前記上面片(10)の前端部に連設されて垂直下方に折り曲
    げられてなる前面片(40)と、 この前面片(40)から前記上面片(10)に向けて斜め上方に
    折り曲げられてなる前側傾斜片(80)と、 前記上面片(10)の後端部に連設されて垂直下方に折り曲
    げられてなる後面片(50)と、 この後面片(50)から前記上面片(10)に向けて斜め上方に
    折り曲げられてなり、その終端が前記前側傾斜片(80)の
    先端部と係合される後側傾斜片(90)とを備えてなること
    を特徴とする切妻屋根型容器用付属容器(1) 。
  3. 【請求項3】 前記前側傾斜片(80)及び後側傾斜面(90)
    に、前記切妻屋根型容器(2) の上部傾斜面(2a)に設けら
    れた口栓(2f)が突入される略円形穴(82)(92)が形成され
    てなることを特徴とする請求項2に記載の切妻屋根型容
    器用付属容器(1) 。
JP1996008301U 1996-07-29 1996-07-29 切妻屋根型容器用付属容器 Expired - Lifetime JP3034148U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996008301U JP3034148U (ja) 1996-07-29 1996-07-29 切妻屋根型容器用付属容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996008301U JP3034148U (ja) 1996-07-29 1996-07-29 切妻屋根型容器用付属容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3034148U true JP3034148U (ja) 1997-02-14

Family

ID=43168999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996008301U Expired - Lifetime JP3034148U (ja) 1996-07-29 1996-07-29 切妻屋根型容器用付属容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3034148U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014080228A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Toppan Printing Co Ltd 切妻屋根型紙容器用付属紙箱

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014080228A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Toppan Printing Co Ltd 切妻屋根型紙容器用付属紙箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4236162B2 (ja) 紙製箱
JP3034148U (ja) 切妻屋根型容器用付属容器
JP2006036350A (ja) 紙箱
JP7306177B2 (ja) 包装箱
JP7423989B2 (ja) 包装箱
JP2008056262A (ja) 包装用箱
JP3019048U (ja) 切妻屋根型容器用付属容器
JP3881728B2 (ja) 仕切付包装用箱
JP2021059346A (ja) 包装容器
JPH10119965A (ja) 蓋付き箱
JP3100505U (ja) ギフト用美粧箱
JP4847113B2 (ja) 組立て紙箱
JPH0353430U (ja)
JPH0312659Y2 (ja)
JP3232979U (ja) 包装箱
JPS6242925Y2 (ja)
JP7510851B2 (ja) 包装容器
JP7443961B2 (ja) ブランクシート
US4896824A (en) Pour spout container
JP3881727B2 (ja) 仕切付包装用箱
JP3133479U (ja) 組立収納箱
JP4313149B2 (ja) 包装箱
JPH0712249Y2 (ja) 包装用折箱
JPH0650339Y2 (ja) 切花の包装箱
JP3034509U (ja) 簡易収納ケース