JP3019048U - 切妻屋根型容器用付属容器 - Google Patents

切妻屋根型容器用付属容器

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JP3019048U
JP3019048U JP1995006570U JP657095U JP3019048U JP 3019048 U JP3019048 U JP 3019048U JP 1995006570 U JP1995006570 U JP 1995006570U JP 657095 U JP657095 U JP 657095U JP 3019048 U JP3019048 U JP 3019048U
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roof type
container
type container
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JP1995006570U
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Inventor
勝 磯部
紀男 佐野
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新和印刷株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糊付け無しに組立可能で、印刷領域が広く、
小ロット製作に対応でき、取付けが容易な切妻屋根型容
器用付属容器の提供。 【構成】 正方形状の上面片10と、上面片の左端部で下
方に折り曲げられ係止片100 を備える左側面片20と、左
側面片の前後両端部で左側面片と垂直に折り曲げられ切
込溝63を備える左側係合片60A,60B と、上面片の右端部
で下方に折り曲げられ係止片100 を備える右側面片30
と、右側面片の前後両端部で右側面片と垂直に折り曲げ
られ切込溝と係合可能な対応溝73を備える右側係合片70
A,70B と、上面片の前端部で下方に折り曲げられた前面
片40と、前面片から上面片に向けて斜め上方に折り曲げ
られ終端に切欠き81を備える前側傾斜片80と、上面片の
後端部で下方に折り曲げられた後面片50と、後面片から
上面片に向けて斜め上方に折り曲げられ終端に切欠きと
係合可能な係合突出部91を備える後側傾斜片90とを備え
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、上部が切妻屋根型に成形されて清酒や牛乳やジュース等が入れら れてなる切妻屋根型(ゲーベルトップ型)容器に取り付けられて使用され、おつ まみやおもちゃ等の景品等を収納する切妻屋根型容器用付属容器に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来の切妻屋根型容器用付属容器としては、例えば、実公昭59−43215 号公報や実開平6−72825号公報等に示されるようなものがある。 実公昭59−43215号公報に示される付属容器は、図7(A)に示すよう に、縦断面が横向き直角台形状の箱体Aに、左右両端部から三角形状の舌片B, Bを設けてなるものであった。そして、この付属容器は、図7(B)に示すよう に、切妻屋根型容器Pの上部傾斜面P1に載置して、この上部傾斜面P1を左右 から抱え込むようにして前記各舌片Bを切妻屋根型容器Pの折込み部P2に折り 込んで取り付けるものであった。 また、実開平6−72825号公報に示される付属容器は、図8(A)に示す ように、縦断面が横向き直角台形状の箱体Cに、円形穴D1を設けた口栓繋止板 Dを連設してなるものであった。そして、この付属容器は、図8(B)に示すよ うに、箱体Cの本体と蓋体の差込片との間にできる隙間Eに、切妻屋根型容器P のトップシール部P3を差し込むと共に、切妻屋根型容器Pの口栓P4に、前記 口栓繋止板Dの円形穴D1を引っ掛けて取り付けるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のいずれの付属容器も、組立ての際に糊付け作業を要する ものであり、組立てが面倒であり、コストが高くなるという問題があった。また 、小ロット製作に対応できるものでもなかった。 また、従来の付属容器は、広告等を掲載する印刷領域が十分とは言えなかった 。 さらに、従来の付属容器は、切妻屋根型容器Pにワンタッチで容易に取り付け ることが出来ず、不便で作業効率が悪かった。つまり、図7に示される従来の付 属容器では、切妻屋根型容器Pの折込み部P2に舌片Bを折り込む必要があり、 また、図8に示される従来の付属容器では、箱体Aの本体と蓋体の差込片との間 にできる隙間Eに切妻屋根型容器Pのトップシール部P3を差し込んだ後、口栓 P4に口栓繋止板Dの円形穴D1を引っ掛ける必要があり、不便であった。 その上、図8に示される従来の付属容器は、切妻屋根型容器Pに取り付け後に 全体をシュリンク包装するためには、切妻屋根型容器Pの上部傾斜面P1に付属 容器の箱体Cの底面を接着する必要があり、不便で作業効率が悪かった。 この考案は、これらの課題を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この考案の切妻屋根型容器用付属容器1は、切妻屋 根型容器(2) の上部に取り付けられて景品等を収納する切妻屋根型容器用付属容 器(1) であって、前記切妻屋根型容器(2) の横断面とほぼ同一の四角形状に形成 された上面片(10)と、この上面片(10)の左端部に連設されて垂直下方に折り曲げ られてなり、前後方向中央部に右側に起曲されてなる係止片(100) を備える左側 面片(20)と、この左側面片(20)の前後両端部に連設されて、それぞれ前記左側面 片(20)と垂直に折り曲げられてなり、切込溝(63)を備える一対の左側係合片(60A ,60B) と、前記上面片(10)の右端部に連設されて垂直下方に折り曲げられてなり 、前後方向中央部に左側に起曲されてなる係止片(100) を備える右側面片(30)と 、この右側面片(30)の前後両端部に連設されて、それぞれ前記右側面片(30)と垂 直に折り曲げられてなり、前記切込溝(63)と係合可能に形成された対応溝(73)を 備える一対の右側係合片(70A,70B) と、前記上面片(10)の前端部に連設されて垂 直下方に折り曲げられてなる前面片(40)と、この前面片(40)から前記上面片(10) に向けて斜め上方に折り曲げられてなり、その終端に切欠き(81)を備える前側傾 斜片(80)と、前記上面片(10)の後端部に連設されて垂直下方に折り曲げられてな る後面片(50)と、この後面片(50)から前記上面片(10)に向けて斜め上方に折り曲 げられてなり、その終端に前記切欠き(81)と係合可能に形成された係合突出部(9 1)を備える後側傾斜片(90)とを備えてなることを特徴とする。 ここで、前後及び左右とは、水平面内で互いに垂直に交差する各方向をいい、 また、上下とは前記水平面と垂直に交差する垂直方向をいう。
【0005】
【実施例】
以下、この考案の切妻屋根型容器用付属容器1について、さらに詳細に説明す る。 図1は、この考案の切妻屋根型容器用付属容器1の一実施例を示す斜視図であ り、図2は、この付属容器1の展開図である。 この実施例の付属容器1は、図6に示すような上部傾斜面2aの一方の面に、 この面2aと垂直に円柱形状の口栓2fが設けられてなる切妻屋根型容器2の上 部に取り付けられて使用されるものである。 この実施例の付属容器1は、ボール紙を打抜加工して形成されてなり、折り目 線11〜14,21,22,31,32,41,51を介して矩形状の紙片10 ,20,30,…,90が連続に設けられてなるものである。すなわち、図2に 示されるように、四角形状の上面片10を中心として、その左側に左側面片20 が、右側に右側面片30が、前側に前面片40が、後側に後面片50が、それぞ れ折り目線11,12,13,14を介して上面片10と連続に形成されてなる ものである。そして、左側面片20の前後にそれぞれ左側係合片60(60A, 60B)が、右側面片30の前後にそれぞれ右側係合片70(70A,70B) が、前面片40の前側に前側傾斜片80が、後面片50の後側に後側傾斜片90 が、それぞれ折り目線21,22,31,32,41,51を介して連続に形成 されてなる。
【0006】 上面片10は、この付属容器1が適用される切妻屋根型容器2の横断面形状に 等しい大きさに形成され、この実施例では正方形状に形成されてなる。 左側面片20及び右側面片30はそれぞれ、図2において、前後方向寸法が上 面片10の前後方向寸法と等しく、左右方向寸法が切妻屋根型容器2の上部傾斜 面2aの下端縁2dからトップシール部2cの上端縁2eまでの垂直方向寸法X にほぼ等しい大きさの矩形状に形成されてなる。 左右の各側面片20,30の前後方向中央部には、略五角形状の係止片100 が形成されている。この係止片100は、図2において頂角101を対向するよ うに形成されており、頂角101の大きさは切妻屋根型容器2の折込部2bの上 部傾斜面2a同士が交差して形成される頂角Zにほぼ等しくされている。また、 この係止片100は、下端縁のみ各側面片20,30と折り目線102を介して 連続に形成され、他の端縁は各側面片と切断されて形成されてなる。 前面片40及び後面片50はそれぞれ、図2において、左右方向寸法が上面片 10の左右方向寸法と等しく、前後方向寸法が左右の各側面片20,30の左右 方向寸法と等しい大きさの矩形状に形成されてなる。
【0007】 左右の各係合片60,70はそれぞれ、図2において、前後方向寸法が上面片 10の左右方向寸法の7割程度の大きさに形成することが好ましく、前後の面片 40,50や各傾斜片80,90の左右側端縁42,43,52,53,83, 84,93,94とは離間して打ち抜かれて形成されている。これにより、図1 に示すように、組立時において、各係合片60,70の上端縁61,71と上面 片10との間に隙間が形成されることとなり、組立てを容易としている。そして 、各係合片60,70の前記上端縁61,71と対向する下端縁62,72(図 2においては、左右方向外側の各端縁)は、各側面片20,30との折り目線2 1,22,31,32の側の基端部のみ各側面片20,30の下端縁23,33 と同一線上に形成されてなると共に、その基端部より先端側は各側面片20,3 0の下端縁23,33よりもほぼ板厚分だけ内側に凹んで形成されてなり、基端 部に係止凸部64,74を形成している。 各係合片60,70には、図1に示すように、組立時に左右方向中央部となる 位置に切込溝63(対応溝73)がそれぞれ形成されてなる。この切込溝63と 対応溝73は、上下いずれか一方の端縁62,71から切り込み形成されてなり 、且つ、左右の係合片60,70で逆方向となるように形成されている。つまり 、この実施例の付属容器1では、左側係合片60の切込溝63は、下端縁62か ら上下方向中央部まで切り込まれて形成されているのに対して、右側係合片70 の対応溝73は、上端縁71から上下方向中央部まで切り込まれて形成されてい る。
【0008】 左側係合片60の切込溝63は、図1に示す組立状態において、下端縁62か ら略逆V字形状に切り欠かれた案内部63bが形成され、且つこの案内部63b の上端部が上下方向中央部にまで達するように上下方向に更に切り込まれて切込 部63aが形成されてなる。なお、この切込部63aが、組立状態において上面 片の左右方向中央部に位置するようにされており、また、この切込溝63bより も先端側は上端縁61からの上下方向寸法が基端側よりも小さく形成されてなる 。 右側係合片70の対応溝73は、左側係合片60とは逆に、図1に示す組立状 態において、上端縁71から略V字形状に切り欠かれた案内部73bが形成され 、且つこの案内部73bの下端部が上下方向中央部にまで達するように上下方向 に更に切り込まれて切込部73aが形成されてなる。なお、この切込部73aが 、組立状態において上面片10の左右方向中央部に位置するようにされており、 また、この対応溝73よりも先端側は下端縁からの上下方向寸法が基端側よりも 小さく形成されてなる。
【0009】 前後の各傾斜片80,90はそれぞれ、左右の各端縁83,84,93,94 が、上面片10や前後の面片40,50の左右の各端縁11,42,52,12 ,43,53より板厚分だけそれぞれ僅かに内側に位置するように、左右方向寸 法が上面片10等よりも僅かに小さい矩形状に形成されてなる。 前面片40と前側傾斜片80との間、及び後面片50と後側傾斜片90との間 の各折り目線41,51上には、左右両端部からそれぞれ前記係止凸部64,7 4の長さ寸法だけ切り欠かれて切欠溝41a,51aが形成されている。 前側傾斜片80の左右方向中央部には、図2において僅かに前後方向に長い略 円形穴82が打ち抜き形成されている。また、前面片40が連設された端縁41 と対向する前側傾斜片80の端部には、略矩形の切欠き81が前記端縁41側に 切り欠かれて形成されている。しかも、その切欠き81は、内側の左右角部が丸 みを付けて形成されることにより、内側へ行くに従って左右方向の幅寸法がわず かに小さくなるように構成されている。 後面片50が連設された端縁51と対向する後側傾斜片90の端部には、前記 端縁51と離間する方向に突出する係合突出部91が後側傾斜片90と連続に形 成されてなる。この係合突出部91は、左右方向の幅寸法が、先端側に行くに従 ってわずかに大きくなるように略台形状に形成されてなる。なお、この係合突出 部91は、最も幅広の先端部の幅寸法が前記切欠き81の開口部の幅寸法よりわ ずかに大きく形成されてなり、且つ最も幅狭の基端部の幅寸法が前記切欠き81 の開口部の幅寸法とほぼ等しく形成されてなる。
【0010】 次に、この実施例の付属容器1の組立について説明する。 図3は、この実施例の付属容器1の組立時の状態を示す斜視図であり、図1と は逆に上下を引っ繰り返して下側から見た状態を示している。また、図4は、組 立完成後の付属容器1を示す斜視図であり、図3と同様に上下を引っ繰り返した 状態を示している。 付属容器1の組立にあたっては、図2に示す展開図において、各折り目線を山 折りすることにより製作される。つまり、まず上面片10に対して左右の側面片 20,30を下方に垂直に折り曲げて、その後、各側面20,30に対して係合 片60,70を互いに近接する方向に垂直に折り曲げる。そして、図1や図3に 示すように、切込溝63と対応溝73とを互いに差し込み合うことにより左右の 係合片60,70を係合する。この際、切込溝63と対応溝73とはそれぞれの 案内部63b,73bをガイドとすることにより、容易に係合することができ、 作業性が高い。しかも、切込溝63と対応溝73には上下方向に切込部63a, 73aが形成されているので、この切込部63a,73a同士を係合することに より、両者を確実に固定することができる。
【0011】 その後、図3に示すように、上面片10に対して前面片40を垂直に折り曲げ て、この前面片40に対して前側傾斜片80を箱内に差し入れるように折り曲げ た状態で、上面片10に対して後面片90を垂直に折り曲げて、この後面片50 に対して後側傾斜片90を箱内に差し入れるように折り曲げ、後側傾斜片90の 係合突出部91を前側傾斜片80の切欠き81に係合させる。この際、前側傾斜 片80に対して後側傾斜片90をスライドさせて箱の内側に押し曲げることによ り、切欠き81と係合突出部91とが自動的に係合されるので、組立が極めて容 易である。なお、前後の傾斜片80,90同士を係合した状態では、図3及び図 4に示すように、前後の面片40,50と傾斜片80,90との折り目線41, 51上に形成された切欠溝41a,51aが、係合片60,70の係止凸部64 ,74と係合されることになる。これにより、前側傾斜片80と後側傾斜片90 とが係合を解除する方向に浮き上がるのが防止され、前後の傾斜片の固定を確実 なものとしている。 なお、後側傾斜片90を箱の内側に折り曲げる際に、おつまみやおもちゃ等の 景品を箱の後方の隅に配置しておくことにより、これらを箱内に収納することが できる。つまり、景品等は、後側の左右係合片60B,70B(後側面50)、 左右の側面片20,30、及び後側傾斜片90とでできる断面三角形状の空間に 収納される。この景品等を収納するスペースは、切欠き81と係合突出部91と の係合、及び切欠溝41a,51aと係止凸部64,74との係合の複合作用に よって確実に確保される。 そして、最後に、左右の側面片20,30に形成された係止片100を箱の内 側に起曲させればよいのである。 このように、この考案の付属容器1は、接着作業をすることなく組立すること ができ、しかも各紙片同士の係合が極めて容易であるから、付属容器1の製作が 容易であり、生産コストの低減を図ることができる。
【0012】 次に、このようにして形成されたこの実施例の付属容器1の使用状態について 説明する。 図5は、この実施例の付属容器1の使用状態を示す斜視図である。なお、図6 は、この付属容器1が取り付けられる切妻屋根型容器2を示す斜視図である。 この実施例の付属容器1が適用される切妻屋根型容器2は、図6に示すように 、清酒用の紙製のものであり、一方の上部傾斜面2aには、この傾斜面2aと垂 直に円柱形状の口栓2fが設けられてなるものである。 清酒用の切妻屋根型容器2に適用する場合には、付属容器1には例えばおつま みを収納して使用することが好適であり、この付属容器1の切妻屋根型容器2へ の取り付けは、切妻屋根型容器2の口栓2fが設けられた側の前面を付属容器1 の前面40と平行にして、付属容器1を単に切妻屋根型容器2の上部に被せるだ けでよい。これにより、前側傾斜片80が下端縁41を中心として揺動するよう 弾性変形して、略円形穴82に口栓2fが自動的に突入されるので、口栓2fの 位置を気にしないで取り付けることができ、作業効率が高い。また、取り付けの 際には、係止片100がその下端縁102で弾性変形することにより容易に行う ことができ、取付後はこの係止片100が切妻屋根型容器2の折込み部2bに突 入されて係止されるので、切妻屋根型容器2から付属容器1が外れるおそれはな い。
【0013】 なお、取付状態において、係止片100の上端部103が切妻屋根型容器2の 折込み部2bの上端部に位置するようにしておけば、さらに両者1,2を安定し て固定することができる。しかも、係止片100の頂角101を切妻屋根型容器 2の折込み部2bの頂角Zにほぼ等しく形成しておけば、さらに安定して付属容 器1を切妻屋根型容器2に固定することができる。また、前側傾斜片80と後側 傾斜片90との交差角度が、切妻屋根型容器2の上部傾斜面2a同士の交差角度 Z(折込み部2bの頂角)とほぼ等しい角度となるようにしておけば、さらに容 易に取り付けを行うことができる。 このように、付属容器1は、係止片100によって切妻屋根型容器2に確実に 固定されるので、両者1,2を接着しなくても、シュリンク包装を容易に行うこ とができ、作業効率を高めることができる。 また、図5から明らかなように、この考案の付属容器1は、切妻屋根型容器2 の上部を覆う直方体形状の箱状に形成されてなるので、広告等を記載する印刷領 域を十分に取ることができ、しかも、前後の面片40,50や左右の側面片20 .30が上面片10を中心として連続に形成されているので、印刷が途切れるこ となく、仕上がりが美しい。
【0014】 なお、この考案の付属容器1は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能で ある。 例えば、この考案の付属容器1は、図6に示されるような口栓2fが設けられ た切妻屋根型容器2に限らず、口栓2fのない切妻屋根型容器2にも適用するこ とができる。この場合、前側傾斜片80には略円形穴82を形成する必要はなく 、景品等は後側傾斜片90で形成される後方の断面三角形状の空間のみならず、 前側傾斜片90で形成される前方の断面三角形状の空間にも収納することができ る。 また、切込溝63と対応溝73、切欠き81と係合突出部91、係止片100 等の形状も適宜変更可能であり、例えば係止片100は単に上方に頂角を向けた 三角形状であってもよい。 さらに、上記実施例では、この付属容器1を清酒用の切妻屋根型容器2に適用 した例を示したが、牛乳やジュース等、他の容器にも適用することができ、中に 収納される物も、おつまみやおもちゃ等の景品に限定されず各種のものを収納し て使用することができる。
【0015】
【考案の効果】
このように、この考案の切妻屋根型容器用付属容器1は、糊付け作業を要する ことなく組み立てることができるので、製作が容易であり、小ロット製作にも対 応可能である。また、コストの低減を図ることもできる。 また、この考案の付属容器1は、切妻屋根型容器2の上部を覆う直方体形状の 箱状に形成されてなるので、広告等を記載する印刷領域(10〜50)を十分に 取ることができる。 さらに、この考案の付属容器1は、切妻屋根型容器2に被せるだけでワンタッ チで容易に取り付けることができ、取り付け作業が容易である。 その上、この考案の付属容器1は、係止片100が切妻屋根型容器2の折込部 2bと係止されることにより、切妻屋根型容器2と確実に固定されるから、シュ リンク包装が容易であり、作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の切妻屋根型容器用付属容器の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1の付属容器の展開図である。
【図3】図1の付属容器の組立時の状態を示す斜視図で
ある。
【図4】図1の付属容器を示す斜視図であり、上下を引
っ繰り返した状態を示している。
【図5】図1の付属容器の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図6】この考案の切妻屋根型容器用付属容器が取り付
けられる切妻屋根型容器の一例を示す斜視図である。
【図7】(A)は、従来の切妻屋根型容器用付属容器の
一例を示す斜視図であり、(B)は、その使用状態を示
す部分斜視図である。
【図8】(A)は、従来の切妻屋根型容器用付属容器の
他の例を示す斜視図であり、(B)は、その使用状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 切妻屋根型容器用付属容器 2 切妻屋根型容器 2a 上部傾斜面 2b 折込み部 2c トップシール部 2d 上部傾斜面の下端縁 2e トップシール部の上端縁 2f 口栓 10 上面片 11〜14 折り目線 20 左側面片 21,22 折り目線 30 右側面片 31,32 折り目線 40 前面片 41 折り目線 41a 切欠溝 50 後面片 51 折り目線 51a 切欠溝 60(60A,60B) 左側係合片 62 下端縁 63 切込溝 63a 切込部 63b 案内部 64 係止凸部 70(70A,70B) 右側係合片 71 上端縁 73 対応溝 73a 切込部 73b 案内部 74 係止凸部 80 前側傾斜片 81 切欠き 82 略円形穴 90 後側傾斜片 91 係合突出部 100 係止片

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切妻屋根型容器(2) の上部に取り付けら
    れて景品等を収納する切妻屋根型容器用付属容器(1) で
    あって、 前記切妻屋根型容器(2) の横断面とほぼ同一の四角形状
    に形成された上面片(10)と、 この上面片(10)の左端部に連設されて垂直下方に折り曲
    げられてなり、前後方向中央部に右側に起曲されてなる
    係止片(100) を備える左側面片(20)と、 この左側面片(20)の前後両端部に連設されて、それぞれ
    前記左側面片(20)と垂直に折り曲げられてなり、切込溝
    (63)を備える一対の左側係合片(60A,60B) と、 前記上面片(10)の右端部に連設されて垂直下方に折り曲
    げられてなり、前後方向中央部に左側に起曲されてなる
    係止片(100) を備える右側面片(30)と、 この右側面片(30)の前後両端部に連設されて、それぞれ
    前記右側面片(30)と垂直に折り曲げられてなり、前記切
    込溝(63)と係合可能に形成された対応溝(73)を備える一
    対の右側係合片(70A,70B) と、 前記上面片(10)の前端部に連設されて垂直下方に折り曲
    げられてなる前面片(40)と、 この前面片(40)から前記上面片(10)に向けて斜め上方に
    折り曲げられてなり、その終端に切欠き(81)を備える前
    側傾斜片(80)と、 前記上面片(10)の後端部に連設されて垂直下方に折り曲
    げられてなる後面片(50)と、 この後面片(50)から前記上面片(10)に向けて斜め上方に
    折り曲げられてなり、その終端に前記切欠き(81)と係合
    可能に形成された係合突出部(91)を備える後側傾斜片(9
    0)とを備えてなることを特徴とする切妻屋根型容器用付
    属容器(1) 。
  2. 【請求項2】 前記左右の側面片(20,30) 及び前後の面
    片(40,50) はそれぞれ、上下方向寸法が前記切妻屋根型
    容器(2) の上部傾斜面(2a)下端縁(2d)からトップシール
    部(2c)上端縁(2e)までの垂直方向寸法(X) にほぼ等しい
    大きさとされてなり、 前記切込溝(63)は、前記左側係合片(60)の下端縁(62)か
    ら上下方向中央部まで切り込まれて形成されてなり、 前記対応溝(73)は、前記右側係合片(70)の上端縁(71)か
    ら上下方向中央部まで切り込まれて形成されてなり、 前記切欠き(81)は、前記前側傾斜片(80)の左右方向中央
    部に、略矩形状に切り欠かれて形成されてなり、 前記係合突出部(91)は、前記後側傾斜片(90)の左右方向
    中央部に、略矩形状に突出形成されてなることを特徴と
    する請求項1に記載の切妻屋根型容器用付属容器(1) 。
  3. 【請求項3】 前記左側係合片(60A,60B) に形成された
    前記切込溝(63)は、上下方向中央部で上下方向に切り込
    み形成された切込部(63a) と、この切込部(63a) と連続
    で下端縁(62)に開放して形成された略逆V字形の案内部
    (63b) とから形成されてなり、 前記右側係合片(70A,70B) に形成された前記対応溝(73)
    は、上下方向中央部で上下方向に切り込み形成された切
    込部(73a) と、この切込部(73a) と連続で上端縁(71)に
    開放して形成された略V字形の案内部(73b) とから形成
    されてなり、 前記係合突出部(91)は、先端側に行くに従ってわずかに
    幅寸法が大きく形成された略台形状に形成されてなり、 前記前側傾斜片(80)と前記後側傾斜片(90)とが、前記切
    妻屋根型容器(2) の上部傾斜面(2a,2a) の傾斜角度(Z)
    とほぼ等しい角度で交差して形成されてなり、 前記係止片(100) は、係止片上端部(103) から上面片(1
    0)までの垂直方向寸法が前記切妻屋根型容器(2) のトッ
    プシール部(2c)の高さ寸法(Y) にほぼ等しく形成されて
    なることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか
    一つに記載の切妻屋根型容器用付属容器(1) 。
  4. 【請求項4】 前記前側傾斜片(80)に、前記切妻屋根型
    容器(2) の上部傾斜面(2a)に設けられた口栓(2f)が突入
    される略円形穴(82)が形成されてなることを特徴とする
    請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の切妻
    屋根型容器用付属容器(1) 。
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