JP3032922B2 - リードフレームの製造方法 - Google Patents
リードフレームの製造方法Info
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Description
法に係り、特にリードフレームの部分めっきにおける位
置決め方法に関する。
るリ―ドフレ―ムは、図4に1例を示す如く、半導体素
子を搭載するためのダイパッド2と、先端が該ダイパッ
ドをとり囲むように延在せしめられた多数のインナーリ
―ド4と、該インナーリ―ドとほぼ直交する方向に延び
これらインナーリ―ドを一体的に支持するタイバ―7
と、該タイバ―の外側に前記各インナーリ―ドに接続す
るように配設せしめられたアウターリ―ド8とダイパッ
ド2を支持するサポ―トバ―9とから構成されている。
ディング性の向上のために貴金属めっきが施されてい
る。
板または金属条材をフォトエッチングまたはプレス打抜
きによりリードおよび素子搭載部を形成した後、所定の
領域に貴金属めっきを施したものが一般的である。
間の若干の間隙にめっき液が侵入しリードの両側面にめ
っきもれが生じることがある。これが樹脂と外界との境
界付近に達すると、外界の湿気の影響を受けてリード間
にエレクトロマイグレーションが発生して短絡するとい
う問題がある。
って素子搭載部の大きさも大きくなり、樹脂封止領域の
端部とリード先端部のめっき領域との間隔およびインナ
ーリード間の間隔も狭くなりめっき洩れによる短絡が避
けられない問題となってきている。
よび素子搭載部の形状加工を行う前に、金属条材などの
金属素材上の所要部分に貴金属の部分めっきを施し、し
かる後、プレス加工等によりリードフレームの形状加工
を行うという方法が提案されている。
法では、最終的にリードフレームの形状加工を行わない
ことには、めっき位置が適切かどうかを容易に判断でき
ないという欠点がある。
った後、位置ずれがあるか否かを判定して、その判定に
基づきフィードバックを行い、めっきヘッドの位置の再
調整を行うというプロセスをとらねばならないため、め
っき不良が多発するという問題があった。
で、めっき位置が適切であるか否かを直ちに判定するこ
とができ、位置調整を迅速に行うことのできるリードフ
レームの部分めっきを用いたリードフレームの製造方法
を提供することを目的とする。
め、金属条材の所定の領域を選択的にめっきし、その後
めっき領域に少なくともインナーリードの先端が含まれ
るようにインナーリードおよびアウタリードの形状加工
を行うことでリードフレームを形成するリードフレーム
の製造方法において、前記所定の領域全体を肉薄化する
ことにより前記めっき領域を形成するための基準領域を
形成する第1の工程と、前記第1の工程により肉薄化さ
れた基準領域に基づきめっきする第2の工程と、前記第
2の工程によりめっきされためっき領域内に少なくとも
インナーリードの先端が含まれるようにインナーリード
を形成する第3の工程とを具備する。
表面の段差で規定されているため、めっき位置の確認が
容易であり、また、めっきを行った直後にめっき位置ず
れがあるか否かを例えば画像処理装置等を用いて自動的
に判定することができる。
発生を検知し、めっきヘッドの位置調整をすることがで
きる。なお、この基準部が貫通穴ではなく段差で構成さ
れているため検出に際して誤動作を生じることなく、高
精度の位置ずれ検出が可能である。
リードの先端が含まれるようにインナーリードを形成す
るため、高精度の微細パターンを必要とするインナーリ
ード先端領域が肉薄となっており、パターニングが容易
となる。
しつつ詳細に説明する。
製造工程を示す図である。
ニッケル鋼からなる帯状材料を加工し、選択的にエッチ
ングを行うことにより、めっき許容領域23を肉薄化す
ることにより凹部からなる基準領域24を形成する。
うに(図1(b)は図1(a)のA−A断面図)、めっ
き許容領域23全体を肉薄化して基準領域24とし、こ
の基準領域24を基準にしてめっき許容領域23にめっ
きを施して、めっき層を形成する(ステップ102)。
チ方式あるいは連続体リードフレームの連続方式の部分
めっき法を用い、めっき液としては、銀めっき液(シル
バージェット220:ジャナンロール製)を用いてスポ
ットめっきを行い、ダイパッドおよびインナーリード先
端部に膜厚約3μmの銀めっき層22を形成する。
置を用いて金属素材表面からの反射光を検出し、凹凸を
読み取るとともにめっき領域の端縁近傍を読取り(ステ
ップ103)、画像処理装置によって、基準領域24と
端縁とを抽出し(ステップ104)、端縁よりもめっき
領域が内側にあるか否かを判断し(ステップ105)、
めっき位置がめっき許容領域内にあるか否かを判定す
る。
どの位か、めっき厚、めっきむら、光沢は良好か否か等
についても判断する。そしてめっきがめっき基準領域内
に施されていない場合は、当該金属素材を不良として棄
却するとともに、ただちにめっきヘッドを調整する(ス
テップ106)。
ると判定された場合は、当該金属素材を次の形状加工工
程に移すと共に、さらにめっきヘッドで次の金属素材の
めっきに入る(ステップ107)。
き許容領域を示すめっき基準領域が設けられており、め
っき後直ちに、画像処理を用いた自動的処理によって極
めて容易にめっき位置が内にあるか否かを判定すること
ができる。
ない場合は、ただちにめっきヘッドを調整することによ
り、めっき位置の位置ずれによる不良を最小限度に維持
することができる。
領域全体を肉薄化した段差によって構成されているた
め、読取り画像が鮮明であり高精度の読取りが可能とな
る。
合に比べ、本発明では側面への付着がないため、めっき
材料の節減が可能となる上、マイグレーションのおそれ
もない。
入っているか否かを判断するのは必ずしも画像処理に限
定されることなく、目視によって行うようにしてもよ
い。
ピング法により、半導体素子を搭載するためのダイパッ
ド2と、先端が該ダイパッドをとり囲むように延在せし
められた多数のインナーリ―ド4と、該インナーリ―ド
とほぼ直交する方向に延びこれらインナーリ―ドを一体
的に支持するタイバ―7と、該タイバ―の外側に前記各
インナーリ―ドに接続するように配設せしめられたアウ
ターリ―ド8とダイパッド2を支持するサポ―トバ―9
とを含むリードフレームを成型する。
は、図3に要部拡大図を示すように、インナーリード側
面にめっき層が形成されることなく、膜質が良好でボン
ディング性の良好な銀めっき層を有するリードフレーム
が形成される。
ため、高精度の微細パターンを必要とするインナーリー
ド先端領域が肉薄となっており、パターニングが容易と
なる。
フレームによれば、高精度に位置決めがなされ、製造歩
留まりが高く、信頼性の高い半導体装置を得ることが可
能となる。
銀めっきを用いた場合について説明したが、金めっきを
用いる場合にも適用可能であることはいうまでもない。
ダイパッドを有するリードフレームに限定されることな
く、適宜変形可能である。
エッチングによって行ったが、歪発生のおそれがない場
合はプレスによってもよい。
定の領域全体を肉薄化してめっき領域を形成する前後い
ずれでもよく、さらに、インナーリード形成の前後いず
れでもよい。
によれば、めっき許容領域に対応して所定の領域全体を
肉薄化した基準領域が形成されているため、位置ずれの
自動検出が容易に可能であり、また、めっきを行った直
後に位置ずれを迅速に修正し、位置ずれ不良の発生を大
幅に低減することができ、歩留まりの大幅な向上を図る
ことができる。加えて、肉薄化しためっき領域内に少な
くともインナーリードの先端が含まれるようにインナー
リードを形成するため、高精度の微細パターンを必要と
するインナーリード先端領域が肉薄となっており、パタ
ーニングが容易となる。
程を示す図
リード先端拡大図
Claims (1)
- 【請求項1】金属条材の所定の領域を選択的にめっき
し、その後めっき領域に少なくともインナーリードの先
端が含まれるようにインナーリードおよびアウタリード
の形状加工を行うことでリードフレームを形成するリー
ドフレームの製造方法において、 前記所定の領域全体を肉薄化することにより前記めっき
領域を形成するための基準領域を形成する第1の工程
と、 前記第1の工程により肉薄化された基準領域に基づきめ
っきする第2の工程と、 前記第2の工程によりめっきされためっき領域内に少な
くともインナーリードの先端が含まれるようにインナー
リードを形成する第3の工程とを具備することを特徴と
するリードフレームの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11632392A JP3032922B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | リードフレームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11632392A JP3032922B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | リードフレームの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05315496A JPH05315496A (ja) | 1993-11-26 |
JP3032922B2 true JP3032922B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=14684139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11632392A Expired - Fee Related JP3032922B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | リードフレームの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032922B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002009105A (ja) * | 2000-06-10 | 2002-01-11 | Amkor Technology Korea Inc | パターンの認識方法及びこのためのクランプ |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP11632392A patent/JP3032922B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05315496A (ja) | 1993-11-26 |
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