JP3032689U - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP3032689U
JP3032689U JP1996006632U JP663296U JP3032689U JP 3032689 U JP3032689 U JP 3032689U JP 1996006632 U JP1996006632 U JP 1996006632U JP 663296 U JP663296 U JP 663296U JP 3032689 U JP3032689 U JP 3032689U
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JP
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shaped
frame
sandwiching piece
clip
tongue
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JP1996006632U
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英行 平出
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英行 平出
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打抜き加工および絞り寄せ部形成加工(圧絞
加工)を施したり、半球形状体の形成加工および打抜き
加工を施したりして容易に且つ低コストで量産できる、
リベット止め加工を必要としない新規のクリップを提供
することを目的とする。 【解決手段】 弾性を備えた金属小板にU字状もしくは
V字状等のように一個所で切り離れた囲い輪形状の切線
を切設して舌状挟み片と枠状挟み片から成る主体を構成
し、枠状挟み片の途中の個所を絞り寄せて同枠状挟み片
の全長を短くすることによって同枠状挟み片を球面に沿
う形状となして成るものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、事務用クリップ、ヘアークリップ、飾り用クリップ、ネクタイ止め 用クリップ、洗濯物止め用クリップ等クリップに関する。
【0002】 尚、本文中において球面に沿う形状とは、必ずしも半径何cmの球面を意味す るものではなく、枠状挟み片が平面状態に戻す方向の外力を付与されて変形する 場合において所謂死点を越えたときには反対側に弾発的に反り返り、また当該反 り返り状態とされた場合において上記と反対の方向の外力が付与されたときには 死点を過ぎた時点で元の側に弾発的に戻る機能を行う凹形状、たとえば浅いお椀 形状、凹状鏡面形状、その他の凹形状のことである。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種のクリップとして、図29および図31に示すように金属板をヨ の字状にカットしその上下両側辺34、35の先端をリベット36により相互に 止着することによって完成した形式のヘアークリップは知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術において述べたヘアークリップは、その製造に際してリベット により止着する場合には上下両側辺34、35の弾性が当該止着の作業をし辛く していて生産性が悪い上に生産コストが高いものになつている等の欠陥があった 。
【0005】 本考案は、上記欠陥を解消する新規のクリップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に係るクリップは、弾性を備えた小板にU字 状もしくはV字状等のように一個所で切り離れた囲い輪形状の切線を切設して枠 状挟み片と舌状挟み片から成る主体が構成され、枠状挟み片が球面に沿う形状と され、また舌状挟み片が側面から見たときに枠状挟み片とVの字状を呈する向き とされて成ることを特徴とするものであり、 そして、弾性を備えた金属板製の半球形状体の適宜個所に打抜き加工を施して 枠状挟み片部分が球面に沿う形状となっている主体が構成されて成ることを特徴 とするものであり、 また、弾性を備えた金属小板にU字状もしくはV字状等のように一個所で切り 離れた囲い輪形状の切線を切設して舌状挟み片と枠状挟み片から成る主体を構成 し、枠状挟み片の途中の個所を絞り寄せて同枠状挟み片の全長を短くすることに よって同枠状挟み片を球面に沿う形状となして成ることを特徴とするものであり 、 そして、枠状挟み片が挟み状態となったときに当該枠状挟み片の先端部が舌状 挟み片に引掛って反対側に行かないようにして成ることを特徴とするものである 。
【0007】
【実施例】
図1〜図12に示す第1実施例は、弾性を備えた金属小板1に中間個所および 両端個所が狭く中間個所と両端個所の間の個所が広い幅のU字状切線2を切設し て舌状挟み片3と枠状挟み片4から成る主体5(図1および図2参照)を構成し 、枠状挟み片4において舌状挟み片3の先端と対向する個所を凸形状に曲げ絞り 寄せて同枠状挟み片4の全長を短くすることにより同枠状挟み片4を球面に沿う 形状となすことによって、当該枠状挟み片4に挟着力を賦与して成る事務用クリ ップ6であり、
【0008】 図13〜図16に示す第2実施例は、弾性を備えた金属小板7に中間個所が狭 く両端個所が広い幅のU字状切線8を切設して舌状挟み片9と枠状挟み片10か ら成る主体11を構成し、枠状挟み片10において舌状挟み片9の先端と対向す る個所を凸形状に曲げ絞り寄せて同枠状挟み片10の全長を短くすることにより 同枠状挟み片10を球面に沿う形状となすことによって、当該枠状挟み片10に 挟着力を賦与し且つ同枠状挟み片10の内周縁部12に舌状挟み片9の先端部の 両側個所13を係止させて成る事務用クリップ14であり、
【0009】 図17〜図24に示す第3実施例は、弾性を備えた金属小板16にU字状の切 線17を切設して舌状挟み片18と枠状挟み片19から成る主体20を構成し、 枠状挟み片19において舌状挟み片18の先端と対向する個所を凸形状に曲げ絞 り立てたのち当該絞り立て部21を折り倒して同枠状挟み片19の全長を短くす ることにより同枠状挟み片19を球面に沿う形状となすことによって、当該枠状 挟み片19に挟着力を賦与し且つ同枠状挟み片19の内周縁部22に舌状挟み片 18の先端部の両側個所23を係止させて成るヘアークリップ24であり、
【0010】 図25〜図28に示す第4実施例は、弾性を備えた金属板を以て半球形状体2 6を構成し、この半球形状体26の適宜個所に打抜き加工を施して上記第1実施 例における主体5と平面形状が同形で且つ枠状挟み片部分27が球面に沿う形状 となっている主体28を得ると共に舌状挟み片部分29の曲りを側面から見たと きに枠状挟み片部分27とVの字状を呈するように戻すことによって完成した事 務用クリップ30である。
【0011】 上記各実施例において球面に沿う形状を呈している枠状挟み片は、これに球面 から平面に戻す方向の外力が付与されて変形する場合において所謂死点を越えた ときには、反対側に弾発的に反り返り、またその反対の方向の外力が付与された ときには死点を過ぎた時点で元の側に弾発的に戻るものであって、上記した各実 施例は当該弾発的に戻る力を紙や髪等の挟み止める挟着力として利用するように したものである。但し、第2実施例および第3実施例は、舌状挟み片の先端部の 両側個所が枠状挟み片の内周縁部に係止されるようになっていて、元の側へ戻る 場合に枠状挟み片が舌状挟み片を飛越しないようにされたものである。
【0012】 次に、図3〜図7に示す状態となっている第1実施例に係る事務用クリップを 用いて多数枚の紙葉31を綴込む手順を説明する。 先ず、当該事務用クリップにおける枠状挟み片4に球面から平面に戻す方向の 外力を手指により加えて図8および図9に示すように当該枠状挟み片4を反対側 に反った状態とし、この反った状態において同枠状挟み片4と舌状挟み片4の間 に予め重ねた状態としてある紙葉31の挟み側縁部を挿入(図8仮想線参照)し 、この挿入状態において上記枠状挟み片4に反対の方向の外力を手指により加え て元の側に弾発的に戻る力を得て、この戻る力をして紙葉32を舌状挟み片3に 圧接させ(図10〜図12参照)、よって紙葉31を綴込めばよい。
【0013】 第2実施例および第3実施例において枠状挟み片10、19の内周縁部12、 22は、凸形状に曲げ絞り寄せ加工によって舌状挟み片9、18の先端部の移動 路内に臨入して同先端部の係止作用を果すようになっている。
【0014】 本考案は次のようにして実施することができる。 全体をプラスチックで構成する。 枠状挟み片に対する絞り寄せを施す位置を同枠状挟み片の両側側辺に設けた り、その他の個所に設ける。 絞り寄せ部を複数個所に設ける。 絞り寄せ部をイボ状に押し出すことで設ける。 絞り寄せ部を折り倒してフラットにする。 舌状挟み片の係止を他の個所に設ける。
【0015】
【考案の効果】
本考案に係るクリップは、上記のような構成であるので従来例のようなリベッ ト止め加工が必要ではなく、主体の打抜き加工および絞り寄せ部形成加工(圧絞 加工)を施したり、半球形状体の形成加工および打抜き加工を施したりして容易 に且つ低コストで量産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の主体を示す平面図である。
【図2】図1A−A線に沿う断面図である。
【図3】第1実施例の完成品を示す平面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】図3B−B線に沿う断面図である。
【図6】図3C−C線に沿う断面図である。
【図7】図3D−D線に沿う断面図である。
【図8】紙葉を挟入する直前の状態を示す断面図であ
る。
【図9】図8E−E線に沿う断面図である。
【図10】紙葉を挟み止めた状態を示す斜視図である。
【図11】図10F−F線に沿う断面図である。
【図12】図10G−G線に沿う断面図である。
【図13】第2実施例の主体を示す平面図である。
【図14】第2実施例の完成品を示す平面図である。
【図15】図14H−H線に沿う断面図である。
【図16】図14J−J線に沿う断面図である。
【図17】第3実施例の主体を示す平面図である。
【図18】第3実施例の完成品を示す平面図である。
【図19】同じく正面図である。
【図20】図18K−K線に沿う断面図である。
【図21】図18L−L線に沿う断面図である。
【図22】絞り立て部を倒す前の状態を示す断面図であ
る。
【図23】絞り立て部の形成途中の状態を示す断面図で
ある。
【図24】第3実施例を挟み止め状態で示す断面図であ
る。
【図25】第4実施例の製造過程を示す断面図である。
【図26】第4実施例の完成品を示す平面図である。
【図27】同じく正面図である。
【図28】図26M−M線に沿う断面図である。
【図29】従来例の主体を示す平面図である。
【図30】従来例の完成品を示す平面図である。
【図31】図30N−N線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 金属小板 2 切線 3 舌状挟み片 4 枠状挟み片 5 主体 6 事務用クリップ 7 金属小板 8 切線 9 舌状挟み片 10 枠状挟み片 11 主体 12 内周縁部 13 両側個所 14 事務用クリップ 16 金属小板 17 切線 18 舌状挟み片 19 枠状挟み片 20 主体 21 絞り立て部 22 内周縁部 23 両側個所 24 ヘアークリップ 26 半球形状体 27 枠状挟み片部分 28 主体 29 舌状挟み片部分 30 事務用クリップ 31 紙葉 32 絞り寄せ部 33 折り倒し部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を備えた小板にU字状もしくはV字
    状等のように一個所で切り離れた囲い輪形状の切線を切
    設して枠状挟み片と舌状挟み片から成る主体が構成さ
    れ、枠状挟み片が球面に沿う形状とされ、また舌状挟み
    片が側面から見たときに枠状挟み片とVの字状を呈する
    向きとされて成ることを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 弾性を備えた金属板製の半球形状体の適
    宜個所に打抜き加工を施して枠状挟み片部分が球面に沿
    う形状となっている主体が構成されて成ることを特徴と
    する請求項1記載のクリップ。
  3. 【請求項3】 弾性を備えた金属小板にU字状もしくは
    V字状等のように一個所で切り離れた囲い輪形状の切線
    を切設して舌状挟み片と枠状挟み片から成る主体を構成
    し、枠状挟み片の途中の個所を絞り寄せて同枠状挟み片
    の全長を短くすることによって同枠状挟み片を球面に沿
    う形状となして成ることを特徴とするクリップ。
  4. 【請求項4】 枠状挟み片が挟み状態となったときに当
    該枠状挟み片の先端部が舌状挟み片に引掛って反対側に
    行かないようにして成ることを特徴とする請求項1また
    は3記載のクリップ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016502044A (ja) * 2012-12-10 2016-01-21 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 万能係止クリップ

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