JPH0743814U - 装飾クリップ - Google Patents

装飾クリップ

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JPH0743814U
JPH0743814U JP045137U JP4513793U JPH0743814U JP H0743814 U JPH0743814 U JP H0743814U JP 045137 U JP045137 U JP 045137U JP 4513793 U JP4513793 U JP 4513793U JP H0743814 U JPH0743814 U JP H0743814U
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plate
elastic piece
substrate
fitting
hole
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JP045137U
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Inventor
クオファ チョウ
Original Assignee
クオファ チョウ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が改善され、材料を節約し、かつ組立て
容易な装飾クリップを提供すること。 【構成】 一端に丸みを有する薄板矩形状の基板10の
表面長手方向に沿って波板14を形成し、基板10の他
端にはその長手方向に沿う差し孔12を有する連接部1
1を形成し、一端にこの連接部11の差し孔12に挿入
される差し嵌め板21を有してバネ力により相対向する
方向に選択的に巻き込む弾性片20を設け、この弾性片
20に波板14を挿通させる打ち抜き孔26を形成し、
連接部11の差し孔12に対する差し嵌め板21の挿入
に伴いこの差し嵌め板21と連接部11とを係止部1
3,23により係止し、弾性片20が基板10の表面か
ら離反する第一平衡位置と基板10の表面に弾発的に当
接する第二平衡位置とに選択的に位置するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は装飾クリップに係り、特に、構造が改善され、材料を節約し、ブロー チ、ヘアークリップ、ネクタイピン、またはカフスボタン等に適用される簡易組 合せの装飾クリップであって、製作時は材料が節減され、組立ても簡易である構 造の装飾クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでに使われている装飾クリップは、寸法が同じな挾み片と挾みばね、及 び枢接軸から構成され、その中、第一挾み片の一端付近には突起耳が設けられて おり、その突起耳の両側には垂れ板が設けられ、垂れ板には枢接軸の取り付けに 供される軸孔が開けられている。第二挾み片の両端には各々蝶番継ぎ手と押さえ 部が設けられており、この2枚の挾み片は枢接軸とそれに巻き付けている挾みば ねをもって一緒に組み合せられ、それによって2枚の挾み片に充分な捩じれを提 供して挾み付くことができるようになる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の装飾クリップは、次のような欠点を有する。
【0004】 (1)組み立て時に於いて、作業者が枢接軸を突起耳の垂れ板の軸孔と第二挾 み片の蝶番継ぎ手及び挾みばね内に挿入する場合、作業者は挾みばねの強い弾力 を克服しなければならなく、それ故に作業者は可成上手にその弾力を均一にさせ なければその枢接軸を挿入することができない。この他、その枢接軸の両端を押 しつぶして突起耳の垂れ板の外縁の間にしっかりと固定させるが、このことは複 雑だけでなく、かつ難しいことで、それは従来のものの構造上の大きな欠点であ る。
【0005】 (2)第二挾み片の挾み力はその挾み片の平面の垂直方向から来たものではな く、それは挾み片の一端の捩じれモーメントから来たものであるので平均的では なく、挾み力が挾み片の他端に集中し、構造的に槓杆作用を起す現象があり、こ れも従来のものの構造上の欠点の一つである。
【0006】 (3)金属疲労によって挾みばねの捩じれモーメントが減衰した場合、その装 飾クリップは使用困難になってしまう。この外、構造の制限によって、それの挾 みの用途は狭いので、ブローチ、ネクタイピン、またはカフスボタン類の用途に 使えない。
【0007】 本考案の主な目的は、構造が改善され、材料を節約し、かつ組立て容易な装飾 クリップの提供である。
【0008】 本考案のもう一つの目的は、それの構造がブローチ、ヘアークリップ、ネクタ イピン、またはカフスボタンに幅広く応用される装飾クリップの提供である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、一端に丸みを有する薄板矩形状の基板と、この基板の 表面長手方向に沿って形成された波板と、基板の他端に形成されてこの基板の長 手方向に沿う差し孔を有する連接部と、一端にこの連接部の差し孔に挿入される 差し嵌め板を有してバネ力により相対向する方向に選択的に巻き込む弾性片と、 この弾性片に形成されて波板を挿通させる打ち抜き孔と、連接部の差し孔に対す る差し嵌め板の挿入に伴いこの差し嵌め板と連接部とを係止する係止部とを設け た。
【0010】 請求項2記載の考案は、装飾クリップの一種で、それは平らな基板と弾性片か ら構成される。その中、基板には円形頭部が設けられ、その下側には表面が滑か な半円形突縁が設けられており、他に概して矩形の波板はそれの両端をもって基 板上に設けられ、基板の中心線に沿って縦方向の溝孔が形成されており、基板の 脚部にはその上側表面から突起した角形の連接部が設けられ、その連接部の軸方 向に沿って横方向に沿って差し孔が設けられており、上殻の中心線に沿って離れ た矩形の嵌め孔が設けられている。弾性片はそれの縦方向の中心線に沿って長い 楕円形の打ち抜き孔が設けられ、その打ち抜き孔の両端には一対の三点弾性点が 設けられており、他に押さえ部と概して矩形な差し嵌め板が設けられ、その差し 嵌め板には一対の切り角があり、並びにそれの上側表面の縦方向の中心線に沿っ て一対の嵌め板が設けられ、それら嵌め板の位置と寸法ともに角形の連接部の上 段に設けられている一対の離れた矩形の嵌め孔と位置を合わされる。組合せ時は 弾性片の矩形の差し嵌め板を前述連接部の差し孔内に挿入すれば、その一対の離 れた差し板は先づ連接部の上段に押さえ下げられ、つづいて弾み上って連接部の 一対の離れ孔内に嵌め込まれ、その矩形の差し嵌め板を完全に差し孔内に嵌み込 ませ、押さえ部の後縁は連接部の前縁を押さえ当てる。
【0011】 請求項3記載の考案は、請求項1記載の考案において、基板の波板は若干の湾 曲度が各々違う連続な波峰から構成され、断面面積と湾曲度が最大のものは中央 の波峰で、両側の断面面積と湾曲度は逐次減少する。
【0012】 請求項4記載の考案は、請求項2記載の考案において、弾性片の一対の三点弾 性点は凹陥状にプレスされて弾性片に適当な弾性を提供する。
【0013】 請求項5記載の考案は、請求項1記載の考案において、平らな基板の上側表面 上には規則的な突起が設けられ、外に連接部の上段に挾み凹溝が設けられている 。
【0014】 請求項6記載の考案は、請求項2記載の考案において、差し嵌め板がフック状 に形成され、フック状の差し嵌め板には矩形の嵌め板が突設され、差し嵌め板の 屈曲部分が押さえ部として形成されている。
【0015】 請求項7記載の考案は、請求項6記載の考案において、基板の角形連接部の上 段中心個所にはやや大きな嵌め孔が一つ設けられている。
【0016】 請求項8記載の考案は、請求項6記載の考案において、弾性片は平行に延伸し て湾曲した端部において一緒にリベット止めされた一対の連接弧片により形成さ れ、フック状の差し嵌め板の両側には逆止め歯が設けられ、その差し嵌め板の上 側表面にはやや大きな矩形の嵌め板が設けられ、その嵌め板の下側は弾性片の後 縁に押し当てられる。
【0017】 請求項9記載の考案は、請求項1記載の考案において、基板には円形の連接部 が設けられ、その連接部は円頂上部を有し、またその内部縦方向には差し孔が延 伸され、同時にその円頂上部の中心には円形孔が設けられている。
【0018】 請求項10記載の考案は、請求項9記載の考案において、弾性片の脚部には差 し孔に対する差し嵌め板の挿入時に連接部に当接して弾性片を位置決めする押さ え部が設けられ、差し嵌め板の中心個所には円形孔が設けられて円形の連接部と リベット止めし易くする。
【0019】 請求項11記載の考案は、請求項1記載の考案において、基板と弾性片はヘア ークリップに適される連結装飾クリップに結合することができる。
【0020】 請求項12記載の考案は、請求項1記載の考案において、基板の下側には縦方 向のありみぞが設けられ、そのありみぞは装飾板の裏面に設けられている縦方向 のありほぞと接合し、それによってあり接合が構成される。
【0021】
【作用】
請求項1記載の考案では、基板における連接部の差し孔に弾性片の差し嵌め板 を差し込むと、係止部によって基板と弾性片とが係止されて装飾クリップが組み 立てられる。この際、弾性片を基板から離反する方向に巻き込ませておけば組立 てが容易である(この時の弾性片の状態を第一平衡状態という)。そして、使用 に際しては、ネクタイや髪の毛等の挾持対象物を基板と弾性片との間に位置させ 、弾性片を基板に当接する方向に巻き込ませれば良い(この時の弾性片の状態を 第二平衡状態という)。これにより、基板と弾性片との間に挾持対象物が挾み込 まれる。この際、挾持対象物が例えば髪の毛のようなものである場合、波板によ り挾持対象物が基板と弾性片との間に平均的に挾持される。
【0022】 請求項2記載の考案では、基板における連接部の差し孔に弾性片の差し嵌め板 を差し込むと、連接部の嵌め孔に弾性片の嵌め板が係合し、基板と弾性片とが係 止されて装飾クリップが組み立てられる。この際、弾性片を基板から離反する方 向に巻き込ませておけば組立てが容易である。また、弾性片の差し嵌め板には切 り角が形成されているので、差し孔に対する差し込みが容易である。そして、使 用に際しては、ネクタイや髪の毛等の挾持対象物を基板と弾性片との間に位置さ せ、弾性片を基板に当接する方向に巻き込ませれば良い。これにより、基板と弾 性片との間に挾持対象物が挾み込まれる。この際、挾持対象物が例えば髪の毛の ようなものである場合、波板により挾持対象物が基板と弾性片との間に平均的に 挾持される。また、円形頭部とこの円形頭部の裏面に形成された半円形突部とに より、頭部の保護が図られる。さらに、三点弾性点により、その周囲の弾力性が 得られる。
【0023】 請求項3記載の考案では、波板において中央部程波峰の湾曲度が大きいため、 挾持対象物が例えば髪の毛のようなものである場合、波板により挾持対象物が基 板と弾性片との間により平均的に挾持され、請求項4記載の考案では、三点弾性 点がプレスにより容易に形成され、請求項5記載の考案では、基板に形成された 突起が被挾持物の滑り止めとなって挾持の確実性が増し、請求項6記載の考案で は、フック状の差し嵌め板が連接部の端部より差し孔に挿入されて基板と弾性片 とが係合され、請求項7記載の考案では、連接部に設けられた一つの嵌め孔に差 し嵌め板に形成された嵌め板が嵌め込まれて基板と弾性片とが係合され、請求項 8記載の考案では、フック状の差し嵌め板が連接部の端部より差し孔に挿入され て基板と弾性片とが係合される。請求項9記載の考案では、基板に形成された円 形の連接部に形成された差し孔に弾性片の差し嵌め板が差し込まれて基板と弾性 片とが係合され、請求項10記載の考案では、基板に形成された円形の連接部に 形成された差し孔に弾性片の差し嵌め板が差し込まれ、この差し嵌め板の中央部 に形成された円形孔と連接部がリベット止めされ、請求項11記載の考案では、 基板及び弾性片が連結装飾クリップに係合され、請求項12記載の考案では、基 板の下側に形成されたありみぞに対して装飾板の裏面に形成されたありほぞとが 入り込み、基板と装飾板とが連結される。
【0024】
【実施例】
本考案の第一の実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。図1に示す本考 案の装飾クリップは概して平らな基板10と対応の弾性片20から構成される。 その基板10の円形頭部の下側には人体の皮膚を傷つかないように表面が滑かな 半円形の突縁15が設けられ、他に概して矩形に形成される波板11の両端をも って基板上に設け、その基板10の中心線に沿って縦方向の溝孔が形成され、基 板10の脚部には角形の連接部11が設けられており、その連接部の基板10の 軸方向に沿って横向きの差し孔12が設けられ、基板10の上側表面に突起して いる連接部11はそれの上殻中心線に沿って一対の離れた矩形の係止部としての 嵌め孔13が設けられている。波板14には湾曲度が各々違う連続の波峰が設け られ(図2を参照)、その中、中央の最大の波峰Aは断面面積が最大であり、波 峰Aと隣接する波峰Bの断面面積は波峰Bより小さく、波板14両端の波峰Cの 断面は最小である。弾性片20の脚部には矩形の差し嵌め板21が設けられ、そ の差し嵌め板は基板10の脚部に設けられる角形の連接部11と結合することと ができ、その差し嵌め板21の表面の中線に沿って一対の離れた矩形の係止部と しての嵌め板23が設けられ、また差し嵌め板21が順調に角形の連接部11に 挿入できるため、更に一対の切り角22が設けられ、その矩形の差し嵌め板21 と弾性片20の本体の間にも押さえ板24が設けられており、その押さえ板24 は先づ弾性片本体と上方向に折り曲げ、更に前の向って折り曲げられ、その結果 、弾性片21の平面は差し嵌め板21よりも高くなるが、連接部11と同じ高さ になり、それによって弾性片20と基板10の間には挾み空間ができる。弾性片 20の縦方向の中心線に沿って軸方向の長い楕円形の打ち抜き孔26が設けられ 、その打ち抜き孔の両端には各々プレスからなる凹陥状の三点弾性点25が設け られており、それをもって弾性片20に適当な弾性を提供する。
【0025】 図3を参照下さい。矩形差し嵌め板21によって弾性片20を基板10に組付 ける場合は、先づそれを連接部11の差し孔12内に挿入する。その時、その一 対の離れた嵌め板23は先づ連接部11の上部に押さえられ、更に弾み上ってそ の連接部11の一対の離れた嵌め孔13内に嵌め込まれ、同時に押さえ板の後縁 は連接部11の前縁を押さえ当てる。この装飾クリップをもってなにかの品物を 挾む前、弾性片20は通常第一平衡状態にされるが、外力の影響を受ければ下向 きの第二平衡状態(図3に示す如く)になり、基板10上のものをしっかりと挾 み付くことになる。
【0026】 図4に示すのは本考案の第二の実施例であり、その中、形を変えた平らな基板 10aは前述基板10の平らな表面に突起16を設けて規則的突起状のある表面 に変えてやり、それによって余分な挾み摩擦力を提供し、更に連接部11を少々 凹陥させてフック状の差し嵌め板21aと同じ寸法の挾み凹溝17を形成し、そ のフック状の差し嵌め板21aは弾性片20の脚部に設けられている元来の差し 嵌め板21から改良されるが、その方法は先づ押さえ板24を平にし、並びに弾 性片20の脚部を長くし、つづいて差し嵌め板21の内部を先づ下方向に、更に 後方向に折り曲げ、そうすればこのようなフック状の差し嵌め板21aに形成さ れる。元来、差し嵌め板21に設けられている一対の嵌め板23は、差し嵌め板 21aでは向いの両側に移されて連接部11の上部に設けられている一対の嵌め 孔15と一緒になるように合せられる。弾性片20を基板10に組み付ける場合 は、先づフック状の差し嵌め板21aを連接部11の後端から差し孔12内に挿 入し、つづいてその一対の嵌め板23(図4の中に示されていない)はその一対 の嵌め孔13内に嵌め込まれる。この場合、差し嵌め板21aの上部は連接部1 1の上部の挾み凹溝17内に止められる。
【0027】 図5及び図6に示すのは本考案の第三実施例で、すなわち第二実施例の改良構 造であり、その中、連接部11の上部中心線に沿って設けられた一対の離れた差 し嵌め孔13は1つの大きな差し嵌め孔13aによって代替される。一対の嵌め 板23はフック状差し嵌め板21aによって代替され、その差し嵌め板21aの 両側は逆止め歯27に改められ、それによって組み合せられた差し嵌め板21a に充分な摩擦力を提供することができる。弾性片20の本体には一対の平行に延 伸した連接弧片28をもって元来の長い楕円形打ち抜き孔26と一対の三点弾性 点25を代替する。その一対の連接弧片28はその円形端部に於いて一緒に押し 込まれ、更にリベット29によって固定され、弾性片20aに適当な弾性を提供 する。図6に示されるのはその実施例の組合せ図である。
【0028】 図7及び図8に示すのは本考案の第四実施例で、それは第二実施例の装飾クリ ップを連結した連結型装飾クリップである。基板10の角形連接部11は横方向 に延伸された矩形の連接部31に変えられる。その連接部31の両側には各々上 方向に突起した半円形の突縁32が設けられ、その他に3対の離れた嵌め孔13 が各々連接部31の外殻に設けられており、同時にその連接部31の外縁には長 い差し孔33が設けられ、その差し孔33は3つの挾め凹溝34の付近にあり、 それら凹溝は連接部31の内部に延伸してできたもので、その1対の嵌め孔13 の真下に位置する。若干の離れた基板10は各々それらの脚部をもって連接部3 1の内縁に連接され、それによって連接基板30が構成される。基板30と組合 せられる連接弾性片40は若干の弾性片20から結合され、その弾性片40はそ れの円形頭部をもって連接弧片41と横向きに連接し、並びに脚部をもってフッ ク状の差し嵌め板42と縦方向に連接し、その差し嵌め板42には3つ離れてい る並びに内向きに延伸し、かつ弧形突縁43と連接する差し嵌め板44が設けら れ、それら差し嵌め板44の中心部には各々嵌め板45が設けられている。B− B線に沿って切断した断面図(図8)には差し嵌め板42が組合せられた時、連 接部31にしっかりと挿入されている情況が示されている。
【0029】 図9に示すのは本考案の第五実施例で、その中、平らな基板10bは第一実施 例の基板10から型変えされたもので、その脚部の角形連接部11を円形の連接 部11bに直し、同時に、弾性片20bは第三実施例の弾性片20aから型変え されたもので、押さえ板24bと簡単化された平らな矩形の差し嵌め板21bを もってフック状差し嵌め板21bを代替したものである。円形の連接部11bは 基板10bの縦方向に沿って差し孔11b1が設けられ、他に円頂上部11b2 が設けられており、その円頂上部11b2の中心上側には円形孔11b3が設け られている。差し嵌め板21bにも連接部11bの円形孔11b3と相合せられ る円形孔21b1とリベット21b2が設けられ、差し嵌め板21bをもって連 接部11bの差し孔11b1に挿入され、更にリベット21b2をもって円形孔 11b3,21b1を通して固定すれば、弾性片20bを基板10b上に組み合 すことができ、それによって弾性片20bの押さえ板24bは連接部11bの内 縁に押さえ当てる(図9を参照下さい)。
【0030】 図10と図11には装飾板100がありみぞの接合方法をもって基板10bに 組み込まれているのが示されている。図11に示す如く、基板10b下側の縦方 向の中心線に沿ってありみぞ10b1が設けられ、装飾板100の裏面の縦方向 中心線に沿ってありほぞ101が設けられている。組立時は先づ装飾板100の ありほぞ101と基板10b上のありみぞ10b1を合せ、つぎにありほぞ10 1をありみぞ10b1内に押し込めば完成されることになる。
【0031】 図12には本考案の装飾クリップが波型の挾み方法をもって品物に挾み付いて いる情況を示しているが、この方法はこれまでに使われている平行に挾むと云う 方法よりも更に挾みの効果を発揮することができる。波板14はすなわち本考案 の一大優点である。また、図13には本考案の装飾クリップがブローチ、ネクタ イピン、カフスボタン等に運用された情況が示され、それは服装により良い効果 を提供することができる。
【0032】 前述実施例は本考案を説明するもので、本考案の製作範囲を制限するものでは なく、本考案の真髄を逆らわなく行ったいかなる改修もすべて本考案の技術的範 囲に含まれる。
【0033】
【考案の効果】
上述をまとめると、本考案には次のような効果がある。
【0034】 1)簡単化された接合装置を提供し、弾性片と基板はこれまでのものよりも更 に組立て易くなる。
【0035】 2)本考案の組立には捩じれモーメントを頼らないので、これまでのものより も耐久性がある。また、本考案の部品強度も金属疲労に耐えることができる。
【0036】 3)波板は波浪式挾み方法をもって品物を挾んでいるので、本考案の挾け力は 全区域の縦方向に平均的に施され、習用のものよりも更に安定な挾み力が得られ る。
【0037】 4)本考案はそれの構造と体積から見て多数の装飾品、例えばブローチ、ヘア ークリップ、ネクタイピン及びカフスボタン等に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】波板の断面図である。
【図3】全体の斜視図である。
【図4】本考案の第二の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図5】本考案の第三の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図6】図5に示された部品の断面図である。
【図7】本考案の第四の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図8】図7におけるB−B線断面図である。
【図9】本考案の第五の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図10】全体の縦断側面図である。
【図11】本考案の基板と一装飾板間の接合装置の断面
図である。
【図12】図1に示された装飾クリップが一品物を挾ん
だ状態の断面図である。
【図13】本考案の装飾クリップが服装に応用された使
用状態を示す正面図である。
【符号の説明】 10,10b 基板 11,11b 連接部 12,11b1 差し孔 13,23 係止部 13 嵌め孔 14 波板 15 半円形突縁 16 突起 17 挾み凹溝 20,20b 弾性片 21 差し嵌め板 22 切り角 23 嵌め板 24,24b 押さえ部 25 三点弾性点 26 打ち抜き孔 27 逆止め歯 28 連接弧片 10b1 ありみぞ 11b2 円頂上部 11b3 円形孔 100 装飾板 101 ありほぞ A,B,C 波峰

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に丸みを有する薄板矩形状の基板
    と、この基板の表面長手方向に沿って形成された波板
    と、前記基板の他端に形成されてこの基板の長手方向に
    沿う差し孔を有する連接部と、一端にこの連接部の前記
    差し孔に挿入される差し嵌め板を有してバネ力により相
    対向する方向に選択的に巻き込む弾性片と、この弾性片
    に形成されて前記波板を挿通させる打ち抜き孔と、前記
    連接部の前記差し孔に対する前記差し嵌め板の挿入に伴
    いこの差し嵌め板と前記連接部とを係止する係止部とを
    有することを特徴とする装飾クリップ。
  2. 【請求項2】 装飾クリップの一種で、それは平らな基
    板と弾性片から構成される。その中、基板には円形頭部
    が設けられ、その下側には表面が滑かな半円形突縁が設
    けられており、他に概して矩形の波板はそれの両端をも
    って基板上に設けられ、基板の中心線に沿って縦方向の
    溝孔が形成されており、基板の脚部にはその上側表面か
    ら突起した角形の連接部が設けられ、その連接部の軸方
    向に沿って横方向に沿って差し孔が設けられており、上
    殻の中心線に沿って離れた矩形の嵌め孔が設けられてい
    る。弾性片はそれの縦方向の中心線に沿って長い楕円形
    の打ち抜き孔が設けられ、その打ち抜き孔の両端には一
    対の三点弾性点が設けられており、他に押さえ部と概し
    て矩形な差し嵌め板が設けられ、その差し嵌め板には一
    対の切り角があり、並びにそれの上側表面の縦方向の中
    心線に沿って一対の嵌め板が設けられ、それら嵌め板の
    位置と寸法ともに前記角形の連接部の上段に設けられて
    いる一対の離れた矩形の嵌め孔と位置を合わされる。組
    合せ時は弾性片の矩形の差し嵌め板を前述連接部の差し
    孔内に挿入すれば、その一対の離れた差し板は先づ連接
    部の上段に押さえ下げられ、つづいて弾み上って連接部
    の一対の離れ孔内に嵌め込まれ、その矩形の差し嵌め板
    を完全に差し孔内に嵌み込ませ、押さえ部の後縁は連接
    部の前縁を押さえ当てる。以上を特徴とする装飾クリッ
    プ。
  3. 【請求項3】 基板の波板は若干の湾曲度が各々違う連
    続な波峰から構成され、断面面積と湾曲度が最大のもの
    は中央の波峰で、両側の断面面積と湾曲度は逐次減少す
    ることを特徴とする請求項1記載の装飾クリップ。
  4. 【請求項4】 弾性片の一対の三点弾性点は凹陥状にプ
    レスされて弾性片に適当な弾性を提供することを特徴と
    する請求項2記載の装飾クリップ。
  5. 【請求項5】 平らな基板の上側表面上には規則的な突
    起が設けられ、他に連接部の上段に挾み凹溝が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の装飾クリップ。
  6. 【請求項6】 差し嵌め板がフック状に形成され、フッ
    ク状の前記差し嵌め板には矩形の嵌め板が突設され、前
    記差し嵌め板の屈曲部分が押さえ部として形成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の装飾クリップ。
  7. 【請求項7】 基板の角形連接部の上段中心個所にはや
    や大きな嵌め孔が一つ設けられていることを特徴とする
    請求項6記載の装飾クリップ。
  8. 【請求項8】 弾性片は平行に延伸して湾曲した端部に
    おいて一緒にリベット止めされた一対の連接弧片により
    形成され、フック状の差し嵌め板の両側には逆止め歯が
    設けられ、その差し嵌め板の上側表面にはやや大きな矩
    形の嵌め板が設けられ、その嵌め板の下側は弾性片の後
    縁に押し当てられることを特徴とする請求項6記載の装
    飾クリップ。
  9. 【請求項9】 基板には円形の連接部が設けられ、その
    連接部は円頂上部を有し、またその内部縦方向には差し
    孔が延伸され、同時にその円頂上部の中心には円形孔が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の装飾ク
    リップ。
  10. 【請求項10】 弾性片の脚部には差し孔に対する差し
    嵌め板の挿入時に連接部に当接して前記弾性片を位置決
    めする押さえ部が設けられ、差し嵌め板の中心個所には
    円形孔が設けられて円形の連接部とリベット止めし易く
    することを特徴とする請求項9記載の装飾クリップ。
  11. 【請求項11】 基板と弾性片はヘアークリップに適さ
    れる連結装飾クリップに結合することができることを特
    徴とする請求項1記載の装飾クリップ。
  12. 【請求項12】 基板の下側には縦方向のありみぞが設
    けられ、そのありみぞは装飾板の裏面に設けられている
    縦方向のありほぞと接合し、それによってあり接合が構
    成されることを特徴とする請求項1記載の装飾クリッ
    プ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003265233A (ja) * 2002-03-18 2003-09-24 Norito Nakahara 適正加圧の歯ブラシ
KR100901364B1 (ko) * 2007-10-19 2009-06-05 주식회사 동희산업 차량용 연료탱크의 홀더
KR101420219B1 (ko) * 2013-07-30 2014-07-17 김철성 의류용 액세서리 클립 구조체

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