JP3160214U - 薄型クリップ - Google Patents
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Abstract
Description
この特許文献1には、上下2枚の挟み板に設けた略への字状屈曲部が僅かに外側へ突出するだけで、その他の部位は扁平なので複数個を重ねても嵩張らず、また上下の挟み板に設けた略への字状屈曲部に指を掛けることができるので用紙等から外しやすい、と記載されている。
その結果、挟み板に設けられる屈曲部に指を掛けることでクリップを用紙等から外し易くした従来のものに比べ、書類などの被挟持物をクリップで挟み綴じたものが複数個重ねられても嵩張らず、多量の被挟持物をコンパクトに積み上げることができ、しかもクリップを確実に外せるため、使用勝手を向上させることができる。
また、挟み板に貫通孔を開穿することで挟み板自体が弾性変形し易くなるため、被挟持物の挟み込みをスムーズに行うことができる。
さらに、挟み板に開穿される貫通孔を通して被挟持物の表面が露出するため、被挟持物の表面に記載された文字などを見ることができる。
その結果、被挟持物の先端縁を変形させて破損することなく確実に挟持できて使用勝手が良い。
その結果、書類などの被挟持物をクリップで挟み綴じた後に、他の紙などの薄いものに引っ掛かってクリップが外れてしまったり、また綴じている被挟持物が外れはしないが、他の紙などの薄いものが入り込むことを防止できる。
その結果、被挟持物が積み重ねた書類であっても、個々の書類が相互に位置ズレせず、書類が薄型クリップを中心として扇状に広がるような位置ズレを防止できる。
本考案の実施形態に係る薄型クリップAは、図1〜図5に示すように、例えば書類などの被挟持物Bを挟み込むように弾性変形可能な材料で互いに対向するように形成される一対の挟み板1と、これら挟み板1の一端部と連続して挟み板1が互いに重なり合うように直線状に折り曲げ形成される折曲部2と、挟み板1における折曲部2の近傍部分が折曲部2に沿って互いに対向するように屈曲されてそれぞれ外側に突出するように形成される一対の屈曲部3とを備えている。
図1〜図3に示される例では、重ね合わせ部分1aが、両挟み板1の一部を面接触させることで形成されるようにしている。
ここで、「クリップ取り外し方向D1」とは、被挟持物Bから薄型クリップAを取外すために引っ張る方向、すなわち両挟み板1の他端部(先端部)1b,1cから一対の屈曲部3へ向かう方向である。
貫通孔4は、挟み板1の両方にそれぞれ開穿することが好ましく、貫通孔4の開口縁4aは、使用者の指が接触した時にケガしないように、凹凸がない直線や円弧状又はそれらの組み合わせで形成することが好ましい。
図1〜図5に示される例では、挟み板1の両方に貫通孔4が一つずつそれぞれ略長孔状に開穿され、これら貫通孔4の開口縁4aの一部4bとして末端部のみが、クリップ取り外し方向と交差するように配置されている。
また、その他の例として図示しないが、挟み板1のいずれか一方のみに貫通孔4を開穿したり、各挟み板1に複数の貫通孔4を開穿したり、貫通孔4の形状を円形、矩形、多角形やその他の形状などにしたり、貫通孔4の開口縁4aの一部4bとして末端部以外の個所をクリップ取り外し方向と交差するように配置することも可能である。
その具体例としては、図4に示されるように、両挟み板1の一部をクリップ取り外し方向D1と交差する方向へ線状に折り曲げて部分的に接触させることにより、線状の重ね合わせ部分1aが形成されるか、或いは図5に示されるように、両挟み板1の一部においてクリップ取り外し方向D1と交差する方向の複数個所を点状に折り曲げて部分的に接触させることにより、点状の重ね合わせ部分1aが形成されるようにする。
その製造方法の一例としては、先ず、金属板を所定の形状に裁断して、貫通孔4が空けられた帯状体を得る。
次の工程では、帯状体にプレス加工して両挟み板1を部分的に屈曲することにより、両挟み板1に一対の屈曲部3がそれぞれ形成される。
最後の工程では、帯状体の長手方向中間位置又はその近傍位置から折り曲げ加工して挟み板1を互いに重ね合わせることにより、重ね合わせ部分1aと折曲部2が形成されて薄型クリップAとなる。
これに続いて、そのまま被挟持物Bを押し込むことにより、図1(c),図2(c)及び図3(c)の二点鎖線に示されるように、被挟持物Bの表面B2が重ね合わせ部分1aと摺動し、一対の屈曲部3間の空隙3aを通って、その先端縁B1が折曲部2の内面に突き当たるまで移動し、被挟持物Bが重ね合わせ部分1aのバネ力で挟持され、被挟持物Bは薄型クリップAによって綴じられる。
それにより、簡単な構造でクリップ全体の厚さ寸法を薄く維持しながら、被挟持物Bからクリップを容易に外すことができる。
さらに、挟み板1に貫通孔4を開穿することで挟み板1自体が弾性変形し易くなるため、被挟持物Bの挟み込みをスムーズに行うことができる。
さらにまた、挟み板1に開穿される貫通孔4を通して被挟持物Bの表面が露出するため、被挟持物Bの表面に記載された文字などを見ることができる。
次に、本考案の各実施例を図面に基づいて説明する。
ここで、「被挟持物Bの進入方向D2」とは、被挟持物Bの挿入に伴って薄型クリップAの両挟み板1の隙間に対して被挟持物Bが進入する方向、すなわち図1(c)に矢印で示される、両挟み板1の他端部(先端部)1a,1bから一対の屈曲部3へ向かう方向である。
このように厚さ方向へ膨らんだ被挟持物Bの先端縁B1は、その進入方向D2の延長線上に、それと交差するように貫通孔4′の末端部4b′が配置されるため、その後の被挟持物Bの挿入により、貫通孔4′の末端部4b′に突き当たってしまい、それ以上の被挟持物Bの挿入が困難になるとともに、無理に押し込むと、被挟持物Bの先端縁B1が部分的に変形して破損するおそれがあった。
それにより、被挟持物Bを貫通孔4に引っ掛けることなくスムーズに挿入することができるという利点がある。
また、その他の例として図示しないが、突出部1fの先端部分を、他方の先端部1cの延長線を越えて更に突出するように配置させたり、案内部1e又は突出部1fのいずれか一方又は両方を曲線状に傾斜させることも可能である。
さらに、図3(a)に示される例では、一方の挟み板1の先端部1b及び他方の挟み板1の先端部1cを半円形に形成しており、案内部1e及び突出部1fが形成される一方の先端部1bには、貫通孔4の開口縁4aにおける先端部4cが、被挟持物Bへの挿入方向を示す矢印形に開穿されている。
また、その他の例として図示しないが、一方の挟み板1の先端部1b及び他方の挟み板1の先端部1cを三角形などの形状に形成したり、貫通孔4の開口縁4aにおける先端部4cとして半円形、矩形、多角形やその他の形状などに開穿することも可能である。
これと同時に、このような被挟持物Bの挟持状態では、一方の挟み板1の先端部1bが突出部1fの傾斜によって被挟持物Bの表面B2に密着している。
それにより、例えば特開平11−78330号公報の図16に記載された「スーパークリップ」のように、折曲部が断面略コの字形に折り曲げ形成されて被挟持物の挟持方向へ厚さ寸法が大きいクリップに比べ、複数個の薄型クリップAを積み重ねても嵩張らず、しかも書類などの被挟持物Bを薄型クリップAで挟み綴じた状態で、両挟み板1の先端部1b,1cが被挟持物Bの厚さ方向へ傾斜状に突出しないため、他の紙などの薄いものに引っ掛かって薄型クリップAが外れてしまったり、また綴じている被挟持物Bが外れはしないが、他の紙などの薄いものが入り込んだり、引っ掛かったりしないという利点がある。
また、その他の例として図示しないが、両挟み板1のいずれか一方に、クリップ取り外し方向D1へ所定間隔毎に複数本の線状凸部1gを折り曲げ形成したり、両挟み板1のそれぞれに単数又は複数本の線状凸部1gを折り曲げ形成することも可能である。
それにより、被挟持物Bの位置ズレを防止又は抑制することができ、被挟持物Bが積み重ねた書類であっても、個々の書類が相互に位置ズレせず、書類が薄型クリップAを中心として扇状に広がるような位置ズレを防止できるという利点がある。
また、その他の例として図示しないが、点状凸部1hを矩形や多角形などに変更したり、両挟み板1のいずれか一方に、クリップ取り外し方向D1へ所定間隔毎に複数の点状凸部1hを折り曲げ形成したり、両挟み板1のそれぞれに単数又は複数の点状凸部1hを折り曲げ形成することも可能である。
それにより、被挟持物Bの位置ズレを防止又は抑制することができ、被挟持物Bが積み重ねた書類であっても、個々の書類が相互に位置ズレせず、書類が薄型クリップAを中心として扇状に広がるような位置ズレを防止できるという利点がある。
1b 一方の挟み板の先端部 1c 他方の挟み板の先端部
1e 案内部 1f 突出部
2 折曲部 3 屈曲部
4 貫通孔 4a 開口縁
4b 一部(末端部) B 被挟持物
D1 クリップ取り外し方向 D2 被挟持物の進入方向
Claims (4)
- 被挟持物を挟み込むように弾性変形可能な材料で互いに対向するように形成される一対の挟み板と、
これら挟み板の端部と連続して該挟み板の少なくとも一部が互いに重なり合う重ね合わせ部分を形成するように直線状に折り曲げ形成される折曲部と、
前記挟み板における前記折曲部の近傍部分が該折曲部に沿って互いに対向するように屈曲されてそれぞれ外側に突出するように形成される一対の屈曲部とを備え、
前記挟み板に貫通孔を開穿して、この貫通孔の開口縁の一部がクリップ取り外し方向と交差するように配置したことを特徴とする薄型クリップ。 - 前記貫通孔の前記開口縁において少なくとも前記被挟持物の進入方向と交差する一部を、前記屈曲部に入り込むように配置したことを特徴とする請求項1記載の薄型クリップ。
- 前記挟み板のいずれか一方の先端部を、他方の先端部よりも突出させ、この一方の挟み板の先端部に、前記挟み板の前記重ね合わせ部分から離れる方向へ傾斜する案内部と、この案内部から前記他方の先端部の延長線上へ向けて逆向きに傾斜して突出する突出部とを山形状に屈曲形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の薄型クリップ。
- 前記挟み板の一部を互いに密着させて前記重ね合わせ部分が形成され、該重ね合わせ部分を前記クリップ取り外し方向と交差するように配置したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の薄型クリップ。
Priority Applications (1)
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JP2010002269U JP3160214U (ja) | 2010-04-05 | 2010-04-05 | 薄型クリップ |
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Publications (1)
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JP (1) | JP3160214U (ja) |
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2010
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