JP3470101B2 - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP3470101B2
JP3470101B2 JP2001017354A JP2001017354A JP3470101B2 JP 3470101 B2 JP3470101 B2 JP 3470101B2 JP 2001017354 A JP2001017354 A JP 2001017354A JP 2001017354 A JP2001017354 A JP 2001017354A JP 3470101 B2 JP3470101 B2 JP 3470101B2
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俊道 谷
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東京金属工業株式会社
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    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42FSHEETS TEMPORARILY ATTACHED TOGETHER; FILING APPLIANCES; FILE CARDS; INDEXING
    • B42F1/00Sheets temporarily attached together without perforating; Means therefor
    • B42F1/02Paper-clips or like fasteners
    • B42F1/04Paper-clips or like fasteners metallic
    • B42F1/06Paper-clips or like fasteners metallic of flat cross-section, e.g. made of a piece of metal sheet
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T24/00Buckles, buttons, clasps, etc.
    • Y10T24/20Paper fastener
    • Y10T24/202Resiliently biased
    • Y10T24/203Resiliently biased including means to open or close fastener

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  • Sheet Holders (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモ用紙、伝票
類、その他の書類等の紙類を挟み込んで綴じる事務用ク
リップ、或いはヘア止め用クリップ、或いは装飾具止め
用クリップ等として用いられるクリップの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、メモ用紙、伝票類、その他の書類
等の紙類を挟み込んで綴じる事務用クリップとしては種
々の構造形態を有するものが知られている(例えば、実
願昭58-187467号公報等において知られてい
る)。上記実願昭58-187467号公報に記載され
ている事務用クリップは、折曲げ基端部から同方向に折
れ曲がった一対の挟み片部の一方側に、その折曲げ基端
部から解放端側に向けて2本の切除部を平行に設けるこ
とで、該両切除部の間に外方に向けて湾曲させた中間操
作部が形成され、この中間操作部を指先で押すことで同
中間操作部を有する一方の挟み片部の解放端側が、他方
の挟み片部の解放端側から離れ、それにより、書類等を
両挟み片部の間に差し込み易く構成されてなるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記した
従来の事務用クリップは書類等を差し込み易く構成され
ている反面、書類等を両挟み片部の間に差し込んだ後
に、中間操作部を有する一方の挟み片部を他方の挟み片
部に対し適宜の挟持力にて接触させる元の状態に戻す。
つまり、中間操作部が外方に突出する元の状態に戻すた
めにはクリップ全体を折り曲げる操作が必要となり、取
り扱い上に難点を有する(公開明細書第4頁第3行目か
ら第6行目参照)。又、クリップ全体の折り曲げ操作に
より両挟み片部の間に差し込まれた書類等が折れてしま
ったり、皺ができる等の紙を痛める虞れがあった。その
ために、従来の事務用クリップにおいてはメモ用紙を綴
じるために用いるには何ら問題がないものの、提出書類
や顧客に送付する送付書類等には用いることができない
等の問題があり、その改良が望まれていた。又、上記の
事務用クリップは、構造上、2本の切除部を設ける必要
があることから、材料強度が弱くなる。つまり、紙類を
挟み込む両挟み片部間の挟持力が弱くなり、書類から両
挟み片部の間から簡単に抜け外れてしまう虞れがあっ
た。
【0004】又、この種のクリップにおいては宣伝用の
印刷等を表面に施すことが盛んに行われているが、この
事務用クリップは紙類を挟み込んだ状態においてその表
面側に位置させる挟み片部に2本の切除部が存在するこ
とから(公開図面第2図参照)、宣伝の有効面積が狭く
なる。
【0005】又、前述した構造形態の事務用クリップの
他に、帯状金属板を折り曲げることでその折曲げ基端部
から同方向に折れ曲がった一対の挟み片部を形成すると
共に、適宜の挟持力にて接触(当接)する両挟み片部の
解放端側を、縁同士が互いに平面視略V形状に交差する
ように斜めに切断し、そのV形状の交差部から両挟み片
部の間に書類等を無理やり差し込むように形成されてな
る事務用クリップが存在してはいるが、当該交差部にて
書類等の紙類をその縁辺部から差し込む際に切れてしま
う虞れがある等の問題があった。この問題は紙類の重ね
枚数を増やせば増やす程に顕著に起き得るものであり、
そのために、綴じ込み可能な定められた本来の重ね枚数
よりもかなり少ない枚数の紙類でなけらば挟み込み綴じ
ることができないものであった。
【0006】そこで、本願出願人は上記した従来クリッ
プの問題点を解決すべく開発したクリップを先に提案し
ている。即ち、折曲げ基部の両屈曲部から同方向に折れ
曲がった一対の挟み片部の一方側に、外方に向けて復帰
可能に膨出させた内外方へ弾性変形可能な開閉操作部を
形成し、この開閉操作部を内方へ押圧変形させることに
より、同開閉操作部に作用する弾性反撥力によって両挟
み片部の解放端側が開く方向に撥ね返り離間するように
成したクリップを先に提案し、これにより、紙類に折れ
目や皺等を付けたり、両挟み片部の間に紙類を差し込む
際に紙類の縁辺部が切れる等の心配がなく、綴じ込み可
能な本来の枚数に重ねられた紙類を簡単且つ確実に挟み
込み綴じることができるようにした。
【0007】本発明は、先に提案した一対の挟み片部の
少なくとも一方側に、内外方へ弾性変形可能に外方へ向
けて膨出させた開閉操作部を有するクリップに注目して
成されたもので、その目的とする処は、綴じられる紙類
に折れ目や皺等を付ける心配や差し込む際に紙類の縁辺
部が切れると言った心配がないことは勿論、綴じ込み可
能な本来の枚数に重ねられた紙類の綴じ込み等の取り扱
い性が更に優れ、しかも、綴じ込んだ紙類から不用意に
抜け外れることなく、該紙類を挟持力と掛止力との相乗
作用によりしっかりと挟み込み綴じることができるよう
に更に改良したクリップを提供することにある。
【0008】
【課題を達成するための手段】課題を達成するために本
発明は、金属板を折り曲げることにより、その折曲げ基
部の両屈曲部から同方向に折れ曲がった一対の挟み片部
が形成され、該両挟み片部は前記折曲げ基部側を除く適
宜部位からその解放端側が互いに適宜の挟持力にて接触
状態を成し、且つ、該両挟み片部の少なくとも一方側に
外方に向けて断面略湾曲状で且つ復帰可能に膨出させた
内外方へ弾性変形可能な開閉操作部が形成され、該開閉
操作部を内方へ押圧変形させることにより、同開閉操作
部に作用する弾性反撥力によって両挟み片部の解放端側
が開くように離間方向に撥ね返るように成したクリップ
であって、上記両挟み片部の解放端側における開閉操作
部の近く部位に、該開閉操作部を内方へ押圧変形させた
時に撥ね返り起動点として両挟み片部の解放端側の開き
を更に大きくする拡開凸部を設けてなり、更に、上記拡
開凸部は、両挟み片部の幅方向両側の開閉操作部を挟む
対称部位に形成されてなることを要旨とする。また、上
記開閉操作部を一方の挟み片部側に設け、拡開凸部を他
方の挟み片部側に設けることにより、該拡開凸部が、開
閉操作部を内方へ押圧変形させた時に撥ね返り離間する
動きをなす挟み片部の解放端側の撥ね返り起動点として
作用する。また、拡開凸部を、前述のように、挟み片部
の幅方向両側の開閉操作部を挟む対称部位に設けること
により、該開閉操作部を内方へ押圧変形せしめた際の内
方変形の傷害にはならない。
【0009】又、この拡開凸部の突出方向並びに形状と
しては特に限定されるものではないが、例えば紙類を両
挟み片部の間に挿し込んだ後に、紙類の縁辺部が折曲げ
基部 に突き当たるまで押し込む時には紙類の縁部や紙面
が引っ掛かることがなく、そして、紙類が両挟み片部の
間に挟み込み綴じられた状態においては紙類の紙面に食
込むように掛止せしめて該紙類の抜け外れを防ぐように
折曲げ基部方向に向けて漸次上向き傾斜させた突出形状
に形成することが好適なものとなる。 換言すれば、紙類
の縁辺部を両挟み片部の間に挟み込み綴じるように該縁
辺部に装着されるクリップが、同縁辺部から抜け外れる
方向に対して逆向きに漸次上向き傾斜させた突出方向に
おいて紙面に食込み掛止するように形成することが好適
なものとなる。
【0010】而して、斯かる技術的手段によれば、一対
の挟み片部を片手で上下から掴み込んだ状態で、外方に
向けて膨出する開閉操作部を内方へ押圧変形せしめる
すると、該開閉操作部に作用する弾性反撥力によって両
挟み片部の解放端側は開く方向に撥ね返り離間する動き
を成す。この際、拡開凸部が撥ね返り起動点して作用す
ることにより開閉操作部の内方への変形量が多くなり、
その分、両挟み片部の解放端側の開きが更に大きくな
る。 これにより、綴じ込み可能な枚数(例えば20枚前
後)に重ねられた紙類の縁辺部を更に大きく開かれた両
挟み片部の間に挿し込むことができる。換言すれば、両
挟み片部の解放端側を更に大きく開いた状態で紙類の縁
辺部を両挟み片部の間に挟み込み綴じることができる。
【0011】また、両挟み片部の間に挿し込まれ、そし
て、折曲げ基部に突き当たるまで更に押し込まれて該両
挟み片部の挟持力(ばね力)により挟み込み綴じられた
紙類は、両挟み片部の間から抜け外れないように、折曲
げ基部方向に向けて漸次上向き傾斜させた突出形状の拡
開凸部の紙面への食い込み掛止により受け止められる。
これにより、両挟み片部の間から紙類が不用意に滑り抜
け外れることがなくなる。換言すれば、クリップは、紙
類の縁辺部を両挟み片部の挟持力と拡開凸部の掛止力と
の相乗作用により、該縁辺部から不用意に抜け外れるこ
とがない状態で装着される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の具体例を図面に基
づいて説明する。図面は本発明クリップAの実施形態の
一例を示し、弾性に富んだ帯状金属板を折り曲げること
により、その折曲げ基部4の両屈曲部4-1,4-2から同方
向に折れ曲がった一対の挟み片部1,2が形成され、該
両挟み片部1,2は前記折曲げ基部4側を除く適宜部位
からその解放端側が互いに適宜の挟持力(バネ力)にて
接触状態を成す。つまり、綴じ込み可能な枚数(例えば
20枚前後)に重ねられた紙類Bを適宜の挟持力にて挟み
込み綴じられるように形成してなる。そして、この両挟
み片部1,2の少なくとも一方側には外方に向けて断面
略湾曲状で且つ復帰可能に膨出させた内外方へ弾性変形
可能な開閉操作部3を形成し、この開閉操作部3を内方
へ押圧変形(弾性変形)させることにより、常時閉じら
れている両挟み片部1,2の解放端側が開閉操作部に作
用する弾性反撥力によって撥ね返り離間して開くように
形成してある。又、前記両挟み片部1,2の解放端側に
おける開閉操作部3の近く部位には該開閉操作部3を内
方へ押圧変形せしめた際に同開閉操作部3に作用する弾
性反撥力によって開くように撥ね返り離間する両挟み片
部1,2の解放端側の開き(離間間隔L)を大きくする
拡開凸部5を形成してなる(図4(a)参照)。
【0013】両挟み片部1,2は、バネ性に富んだ適宜
厚さを有する帯状金属板を用いて同方向に折れ曲がって
且つ適宜に傾斜させた折曲げ基部4側を除くその近傍部
位から解放端に向かって互いに適宜の挟持力にて接触状
態を成すように折り曲げられ、書類等の紙類Bを抜け外
れることがない適宜の挟持力にて挟み込み綴じることが
できるように形成してある。又、この両挟み片部1,2
の解放端側を斜めに切除せしめると共に、当該両解放端
の内、一方の挟み片部1の解放端を他方の挟み片部2の
解放端よりも短く形成することにより、紙類Bの縁辺部
を両挟み片部1,2の間に挿し込み易くしてある(図1
及び図2参照)。又、両挟み片部1,2を連設するその
折曲げ基部4を、他方の挟み片部2の屈曲部4-2から一
方の挟み片部1の屈曲部4-1に向けて斜め後方に傾斜さ
せてその高さ(幅)を小さくし、挟み込み綴じられた書
類等の紙類Bを書類ケース等に収める際に嵩張らず、邪
魔にならない。又、書類ケースへの収納量を大きくでき
る等の効果が期待できるようにしてある。
【0014】開閉操作部3は、解放端側が常時閉じられ
た状態にある両挟み片部1,2の間に書類等の紙類Bを
挿し込む際、該両挟み片部1,2の解放端側を開いた
り、閉じるもので、後部の折曲げ基部4側に位置させた
挟み片部1側に外方に向けて平面視が真円状で縦断面が
略湾曲状を呈する膨出形態にて復帰可能に膨出させた内
外方へ弾性変形可能に形成する(図4の(a)の状態か
ら(b)の状態)。
【0015】拡開凸部5は、開閉操作部3の内方への押
圧操作により当該操作部3に作用する弾性反撥力によっ
て開くように離間する両挟み片部1,2の開きを大きく
する一方で、両挟み片部1,2間に挟み込み綴じられた
紙類B、特に材質等により紙面が滑り易い鏡面からなる
紙類Bが両挟み片部1,2間から不用意に滑り抜け外れ
ないように当該紙面に食込むように掛止せしめてしっか
りと受け止める掛止作用を成すもので、挟み片部2の解
放端側に位置する開閉操作部3の円弧(円周)を挟む幅
方向両側の対称部位2ヶ所に折曲により夫々突上げ形成
する(図2参照)。
【0016】そして、拡開凸部5の突出方向並びに形状
としては特に限定されるものではないが、例えば紙類B
を一対の挟み片部1,2の間に挿し込んだ後に折曲が基
部4に用紙Bの縁辺部が突き当たるまで押し込む時には
紙類Bの縁部や紙面が引っ掛かることがなく、そして、
両挟み片部1,2の間に挟み込み綴じられた状態におい
ては紙類Bの紙面に食込むように掛止せしめて該紙類B
の抜け外れを防ぐように、両挟み片部1,2を連設する
折曲げ基部4側に向けて漸次上向き傾斜させた突出形状
に形成することが好適なものとなる。即ち、挟み込み綴
じられた紙類Bが両挟み片部1,2間から滑り抜け外れ
ないように紙類Bの紙面を掛止受け止める突出形状にて
挟み片部2側に形成する(図4(c)の拡大図参照)。
【0017】次に、以上の如く構成されたクリップAの
使用の一例を説明すれば、開閉操作部3を有する一方の
挟み片部1側を上にした状態で親指と人差し指との間で
摘むように片手でクリップAを掴み、外方に向けて膨出
する開閉操作部3を親指で内方に押す(図4(a)参
照)。すると、開閉操作部3に弾性反撥力が作用する域
まで該開閉操作部3が内方へ弾性変形したところで、挟
み片部1の解放端が他方の挟み片部2の解放端から離間
するように撥ね返る。つまり、適宜の挟持力にて閉じら
れていた両挟み片部1,2の解放端側が開く(図3の状
態から図4の(a)の状態)。この時、挟み片部2の解
放端側は拡開凸部5を撥ね返り起動点として挟み片部1
の解放端側から撥ね返り離間することで、両挟み片部
1,2の解放端側が大きく開くこととなる。従って、数
枚の書類等が重ねられた紙類Bは勿論のこと、綴じ込み
可能な枚数(例えば20枚前後)に重ねられた紙類Bをも
開放端が大きく開いた両挟み片部1,2の間に簡単且つ
スムーズに挿し込むことができる(図4(a)の状態か
ら(b)の状態)。
【0018】そして、図4の(b)に示した状態まで両
挟み片部1,2の間に紙類Bを挿し込んだ後に、開閉操
作部3を押す押圧操作を解放すると、開閉操作部3は己
の弾性復元力により外方へ膨出する元の外方膨出状態に
弾性復帰すると共にその弾性復帰がデットポイントを越
える域に達したところで、挟み片部1の解放端側は他方
の挟み片部2の解放端側に戻される。この状態で図4
(c)に示すように、紙類Bの縁辺部が両挟み片部1,
2の折曲げ基部4に突き当たるまで押し込む。この時、
紙類Bの縁部や紙面は拡開凸部5に引っ掛かることがな
いことから、両挟み片部1,2の間に紙類Bを折れ目や
皺等、そして縁部が切れる等の心配はない。
【0019】従って、本例のクリップAによれば、両挟
み片部1,2の間に紙類Bを簡単且 つスムーズに挿し込
むことができ、そして、挟み込む両挟み片部1,2の間
に挟み込み綴じられた紙類Bの紙面に両挟み片部1,2
の挟持力により拡開凸部5が食込むように掛止せしめる
ことで、紙類Bが不用意に両挟み片部1,2の間から滑
り抜け外れないようにしっかりと受け止められた状態で
挟み込み綴じられることとなる(図4(c)の状態)。
即ち、紙類Bは両挟み片部1,2の挟持力と拡開凸部5
の掛止力との相乗作用により両挟み片部1,2の間から
不用意に滑り抜け外れないように該両挟み片部1,2の
間にしっかりと挟み込み綴じられる。尚、前述した使用
例は一例にすぎなく、斯かる使用例に限定されるもので
はない。
【0020】図5は、本発明クリップの他の実施例を示
し、斯かる実施例では前述した実施例詳述において、挟
み片部2側に拡開凸部5を突上げ形成するに当り、一部
にスリットを入れた状態で折曲せしめることで、両挟み
片部1,2を連設する折曲げ基部4側に向けて漸次上向
き傾斜させた突出形状に形成してなるものである。斯か
る両実施例においては前述した実施例詳述とその基本的
な構成が同じことから同じ構成部分に同じ符号を用いる
ことでその説明は省略する。
【0021】尚、前述した実施例においては開閉操作部
3を、挟み片部1側のみに設けた構造形態として詳述し
たが、挟み片部2側にも開閉操作部3を設けるも勿論自
由である。又、拡開凸部5の突出形状やその高さは、任
意では有るが、紙面に疵等が付き難いように形成するこ
とが好ましい。又、拡開凸部5を2ヶ所以上に設けるも
勿論自由である。
【0022】
【発明の効果】本発明のクリップは叙上の如く構成して
なることから下記の作用効果を奏する。 .請求項1によれば、親指と人差し指との間で摘むよ
うに片手でクリップを掴み、外方に向けて膨出する開閉
操作部を親指で内方へ押す。すると、開閉操作部に弾性
反撥力が作用する域まで該開閉操作部が内方へ押圧変形
させると、両挟み片部の解放端側が拡開凸部を撥ね返り
起動点として開閉操作部に作用する弾性反撥力により更
に大きく開くように撥ね返り離間する。これにより、両
挟み片部の解放端側は拡開凸部が備えられていない状態
よりも更に大きく開くこととなり、数枚の書類等が重ね
られた紙類は勿論、綴じ込み可能な枚数(例えば20枚前
後)に重ねられた紙類をも両挟み片部の間に簡単且つス
ムーズに挿し込むことができると言う紙類の縁辺部への
クリップの装着が大幅に改善され、その取り扱い性の向
上が図られる。
【0023】.また、両挟み片部の開放端側を大きく
開くために設けられた拡開凸部が、両挟み片部の間に挟
み込み綴じられる紙類の抜け外れを防ぐように紙面に食
い込む掛止作用をも兼ね備えていることで、特に材質等
により紙面が滑り易い鏡面からなる紙類を、両挟み片部
による挟持力と拡開凸部による掛止力との相乗作用によ
り両挟み片部の間から不用意に滑り抜け外れることがな
い状態で挟み込み綴じることができる。
【0024】.請求項2によれば、外方へ膨出する開
閉操作部の内方変形により開放端側が大きく開かれた両
挟み片部の間に紙類を挿し込んだ後に、該紙類の縁辺部
が折曲げ基部に突き当たるまで押し込む時には紙類の縁
部や紙面が拡開凸部に引っ掛かる等の虞れはない。これ
により、紙類に折れ目や皺等を与えたり、縁辺部が切れ
る等の心配はない。そして、両挟み片部の間に紙類が挟
み込み綴じられた状態では紙類の紙面に、折曲げ基部側
に向けて突出する拡開凸部が食い込んで紙類が両挟み片
部の間から不用意に滑り抜け外れないように掛止受け止
めることができる。
【0025】従って、本発明によれば、綴じ込み可能な
枚数(例えば20枚前後)に重ねられた紙類を、挿し込ん
で綴じる際には更に大きく開かれた両挟み片部の間に簡
単且つスムーズに挿し込むことができることで、その取
り扱い性が更に便利になる。そして、両挟み片部の挟持
力と拡開凸部の紙面への食込み掛止力との相乗作用によ
り両挟み片部の間から不用意に滑り抜け外れることがな
い状態で同両挟み片部の間に紙類を挟み込み綴じること
ができるクリップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明クリップの実施形態の一例を示した斜
視図
【図2】 同平面図
【図3】 図2のIII-III線拡大断面図
【図4】 紙類の縁辺部を挿し込み綴じるべくクリップ
を装着する過程を順に示し、(a)は開閉操作部を押し
て同開閉操作部に作用する弾性反撥力により両挟み片部
の解放端が離間する方向に撥ね返させて当該解放端を開
いた状態を示す、(b)は開かれた両挟み片部の間に紙
類を挿し込んで開閉操作部を押す押圧操作を解放した状
態を示す、(c)は紙類の縁辺部が両挟み片部の折曲げ
基部に突き当たるまで押し込んで両挟み片部の間に紙類
を挟み込み綴じ込んだ状態を示す
【図5】 本発明クリップの他の実施例を示した要部の
拡大断面図
【符号の説明】
1,2:挟み片部 3:開閉操作部 4:折曲げ基部 4-1,4-2:屈曲部 5:拡開凸部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折曲げ基部の両屈曲部から同方向に折れ
    曲がった一対の挟み片部が形成され、該両挟み片部は互
    いに適宜の挟持力にて接触状態を成し、且つ、該両挟み
    片部の少なくとも一方側に外方に向けて断面略湾曲状で
    且つ復帰可能に膨出させた内外方へ弾性変形可能な開閉
    操作部が形成され、該開閉操作部を内方へ押圧変形させ
    ることにより、同開閉操作部に作用する弾性反撥力によ
    って両挟み片部の解放端側が開くように離間方向に撥ね
    返るように成したクリップであって、 上記両挟み片部の解放端側における開閉操作部の近く部
    位に、上記該開閉操作部を内方へ押圧変形させた時に
    ね返り起動点として両挟み片部の解放端側の開きを更に
    大きくする拡開凸部を設けてなり、 更に、上記拡開凸部は、挟み片部の幅方向両側の開閉操
    作部を挟む対称部位に形成されてなる ことを特徴とする
    クリップ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の拡開凸部は、両挟み片部
    の間に紙類を挿し込んだ後に、紙類の縁辺部が折曲げ基
    部に突き当たるまで押し込む時には紙類の縁部や紙面が
    引っ掛かることがなく、紙類が両挟み片部の間に挟み込
    み綴じられた状態においては紙類の紙面に食込むように
    掛止せしめて該紙類の抜け外れを防ぐように折曲げ基部
    方向に向けて漸次上向き傾斜させた突出形状に形成され
    てなることを特徴とするクリップ。
JP2001017354A 2001-01-25 2001-01-25 クリップ Expired - Lifetime JP3470101B2 (ja)

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