JP2003026198A - クリップ - Google Patents
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- JP2003026198A JP2003026198A JP2001210563A JP2001210563A JP2003026198A JP 2003026198 A JP2003026198 A JP 2003026198A JP 2001210563 A JP2001210563 A JP 2001210563A JP 2001210563 A JP2001210563 A JP 2001210563A JP 2003026198 A JP2003026198 A JP 2003026198A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】結束時にポリエチレン袋から抜け難いクリップ
の開示。 【解決手段】クリップ1は、ほぼU字型に形成され、一
対の脚部2、2を変形させて対象物を結束するものであ
って、一対の脚部2、2の内側部分に、対象物からの脱
落を防止する突起部3が形成されている。
の開示。 【解決手段】クリップ1は、ほぼU字型に形成され、一
対の脚部2、2を変形させて対象物を結束するものであ
って、一対の脚部2、2の内側部分に、対象物からの脱
落を防止する突起部3が形成されている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてプラスチ
ック袋やネットの袋口や線状の部材等を結束可能なクリ
ップに関し、更に詳しくは、結束後に簡単に脱落しにく
いクリップに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のプラスチック製の袋やネット等を
結束するクリップは、中間部の両端部が一対の脚部とさ
れてU字型の形状を有するものが知られている。 【0003】この結束用クリップの材質はアルミニウム
やポリカーボネートが用いられ、ポリエチレンの袋など
を結束する際には、一対の脚部と中間部とがU字型に形
成されている部分にポリエチレン袋の袋口を位置させ、
一対の脚部及び中間部を接近させるように変形させて袋
口を結束する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなクリップの場合、袋やネットを結束する際に袋口が
薄い場合や、プラスチックが滑りやすい材質である場
合、或いは、アルミニウムやポリカーボネート製のクリ
ップを締め込むときに一対の脚部が中間部と密着しない
場合などに、脚部の締め込みが緩くなってポリエチレン
袋やネットからクリップが脱落する恐れがある。 【0005】この発明は、このような課題に着目してな
されたものであり、結束後に袋やネットから簡単に脱落
しないクリップを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1に係るクリップは、一対の脚部及び
その中間部がほぼU字型に形成され、前記一対の脚部を
前記中間部側に変形させて対象物を結束するクリップで
あって、前記一対の脚部若しくは前記中間部の少なくと
もいずれかの内側部分に、前記対象物からの脱落を防止
する掛止部を形成したことを特徴とする。 【0007】なお、本願ではコの字型の形状はU字型の
形状に含むものとしている。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
クリップを図面に基づいて説明する。図1は第1の実施
の形態に係るクリップ1の形状を示す。クリップ1は、
アルミニウム若しくはポリカーボネートからなり、U字
型の平面形状を有している。 【0009】このクリップ1は、U字型の平面形状部分
が重ねられて積層される状態で、上下方向に多数連結さ
れる。クリップ1の両端部は一対の平行な脚部2、2と
されており、クリップ1は、一対の脚部2、2が中間部
3の直交方向に突出することにより、U字型に形成され
る。 【0010】クリップ1は、図4に示す結束装置4によ
って結束対象であるプラスチック袋の袋口5を結束する
際に、やや長円型のリング状に変形される。結束装置4
については後述する。 【0011】クリップ1がリング形状に変形されて袋口
5を結束するときにリング内側の内側面には、袋口5が
クリップ1から抜け落ちるのを防止するための突起部6
が掛止部として形成されている。この突起部6は図1で
は山形の形状に形成され、図1のクリップ1では中間部
3の内側面に形成されている。突起部6は、山形、台
形、矩形、円形、半球形、波形等の形状に形成されてい
ても良い。中間部3の符号3Aは図4に示すクリップ1
の連結体Cから分離されたときの分離跡である。 【0012】この突起部6の表面は摩擦抵抗が大きくな
るように粗面とされていたり、突起部6に細長い溝或い
は凸条を中間部の延びる方向若しくはその直交方向に1
個所以上形成して、引っかかりが生じるようにしても良
い。 【0013】図2は、第2の実施の形態に係るクリップ
7を示す。このクリップ7はアルミニウム製若しくはポ
リカーボネート製の素材からなり、U字型の平面形状を
有している。このクリップ7は、U字型の平面形状部分
が重ねられて積層される状態で、上下方向に多数連結さ
れる。 【0014】クリップ7の一対の脚部8、8の内側面に
ノコギリ刃形状の突起部9が3個所掛止部として形成さ
れている。各突起部9の先端部は中間部10側に片寄っ
て位置している。このため、図4の結束装置4を用いて
一対の脚部8、8により袋口5を結束する際に、一対の
脚部8、8が上下に重ねられても、それぞれの脚部8、
8の突起部9は重なり合わず、袋口5を多数の点で拘束
できる。中間部10の10Aは連結体から分離したとき
の分離跡である。 【0015】突起部9の他に、一対の脚部8、8の中間
部10にも突起部を形成して、脚部8、8を中間部10
側に屈曲させたときに、突起部9と中間部10の突起と
でポリエチレンその他のプラスチック袋或いはネットを
挟み込む若しくは噛み合うような状態で結束しても良
い。 【0016】このノコギリ刃状の突起部9の先端部は、
脚部8、8の先端部側に片寄っていても良い。また、ノ
コギリ刃状の突起部9の先端部はどちら側に片寄らなく
ても結束時の拘束力は十分に発揮できるが、一対の脚部
8、8の突起部9は袋口5の結束時に重ならない方が拘
束力は良好である。 【0017】なお、突起部9の先端部は袋口5を傷つけ
ない程度に丸みを帯びて形成されているが、突起部9の
先端部は鈍角でも良い。突起部9及び中間部10の突起
部は山形、台形、矩形、円形、半球形、波形等の形状に
形成しても良い。 【0018】図3は第3の実施の形態に係るクリップ1
1を示す。このクリップ11はアルミニウム製若しくは
ポリカーボネート製の素材からなり、U字型の平面形状
を有している。このクリップ11は、U字型の平面形状
部分が重ねられて積層される状態で、上下方向に多数連
結される。 【0019】クリップ11の一対の脚部12、12の内
側面には、山形の形状の突起部13が掛止部として1個
所形成されている。突起部13はそれぞれの脚部12の
中央部から離れた位置に形成されている。中間部14は
脚部12、12と同じ太さに形成されている。突起部1
3は、脚部12、12の中央部から離れた位置に設けら
れているが、脚部12、12の先端部側に形成しても良
く、突起部13の形状は山形、台形、矩形、円形、半球
形等の形状に形成しても良い。14Aは連結体から分離
されたときの分離跡である。 【0020】図4の結束装置4を用いて一対の脚部1
2、12により袋口5を結束すると、一対の脚部12、
12が上下に重ねられるが、それぞれの突起部13、1
3は重なり合わないので、袋口5を複数の点で拘束で
き、クリップ11が袋口5から抜けにくい。なお、突起
部12、12の先端部は、袋口5を傷つけない程度に丸
みを帯びて形成されているが、鈍角に形成しても良い。 【0021】図4は、結束装置4の主要部の構成の概略
図である。結束装置4は、クリップ1(クリップ7、1
1も同様である)の中間部3を押し出すドライバ20
と、クリップ1の脚部2、2を内側に折り曲げるクリン
チャ21と、クリップ1を案内するガイド22とを有す
る。 【0022】ドライバ20は図示しないモーター及びギ
ア機構によりガイド22の延びる方向に前後動し、ドラ
イバ20の先端部には、クリップ1を保持する凹部23
が形成されている。 【0023】クリンチャ21も図示しないモーター及び
ギア機構によりガイド22の延びる方向に前後動する。
クリンチャ21の先端部には、クリップ1の脚部2、2
を折り曲げるための成形用の凹部24が形成されてい
る。 【0024】ドライバ20とクリンチャ21とは互いに
同期して接近・離間するようになっており、通常時は離
間している。ガイド22の上部には図示しないテーブル
が配設され、テーブルには溝25が形成されている。プ
ラスチック製の袋は溝25の延びる方向に送られてく
る。プラスチック製の袋を送る機構は、図示していない
が、例えば、ベルトコンベアなどに搭載されて溝25に
案内される。 【0025】ドライバ20とクリンチャ21とは、プラ
スチック製の袋が送られてくる領域を挟んで対向してお
り、ドライバ20とクリンチャ21との対向領域に位置
したときに、袋口5は図示しないストッパーにより一時
的に停止し、ドライバ20とクリンチャ21とが互いに
接近して袋口5を結束する。 【0026】袋口5を結束するときに、脚部2、2が袋
口5を介して突起部6に当たるので、袋口5が脚部2、
2及び突起部6に挟まれた状態となり、脚部2、2が中
間部3に密着した状態とならなくても、結束後のクリッ
プ1が袋口5から抜け難くなる。 【0027】クリップ1にて袋口5を結束したら、ドラ
イバ20とクリンチャ21とが離間すると共に、前述の
袋口5を止めていたストッパが袋口5から離れて袋口5
がベルトコンベアにより送り出される。 【0028】ガイド22はここでは、矩形断面の筒体形
状を有しており、ガイド22の側壁部にクリップ1の連
結体Cを導入する導入口26が形成されている。導入口
26の縁部にはドライバ20により押圧されるクリップ
1を連結体Cから分離するためのストッパ27が形成さ
れている。 【0029】上記実施の形態に係るクリップ1によれ
ば、袋口5を結束したときに、中間部の突起部6が袋口
5を介して脚部2、2に接触するので、袋口5が抜けに
くく、クリップ1が容易に脱落することが防止される。
また、中間部5に突起部6を山形の形状に形成するの
で、結束時に脚部2、2を曲げ易い。 【0030】また、図2のクリップ7によれば、脚部
8、8に突起部9を複数個形成するので、中間部10が
丸く曲がり易く、全体的に円環状に結束しやすい。ま
た、クリップ7の変形時に突起部9が重ならず、袋口5
を噛み込むような状態となるので、結束の効果が顕著で
あり、クリップ7が脱落しにくい。 【0031】更に、図3のクリップ11によれば、脚部
12、12の中央部以外のところに突起部13が形成さ
れているので、中間部14及び脚部12、12はほぼ同
じ太さであるので、円環状に形成され易く、しかも、脚
部12、12や中間部14が袋口5を結束するときに、
複数の突起部13、13が袋口5に食い込む状態となる
ので、クリップ11が脱落しにくい。 【0032】 【発明の効果】本願の請求項1のクリップによれば、U
字型のクリップの内側部分に突起部が形成されているの
で、袋口が薄く一対の脚部と中間部とが密着しにくいた
めに、結束が緩い場合であっても、引っかかりが生じる
ので、結束後にクリップが外れたり、対象物が脱落する
恐れを防止できる。
ック袋やネットの袋口や線状の部材等を結束可能なクリ
ップに関し、更に詳しくは、結束後に簡単に脱落しにく
いクリップに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のプラスチック製の袋やネット等を
結束するクリップは、中間部の両端部が一対の脚部とさ
れてU字型の形状を有するものが知られている。 【0003】この結束用クリップの材質はアルミニウム
やポリカーボネートが用いられ、ポリエチレンの袋など
を結束する際には、一対の脚部と中間部とがU字型に形
成されている部分にポリエチレン袋の袋口を位置させ、
一対の脚部及び中間部を接近させるように変形させて袋
口を結束する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなクリップの場合、袋やネットを結束する際に袋口が
薄い場合や、プラスチックが滑りやすい材質である場
合、或いは、アルミニウムやポリカーボネート製のクリ
ップを締め込むときに一対の脚部が中間部と密着しない
場合などに、脚部の締め込みが緩くなってポリエチレン
袋やネットからクリップが脱落する恐れがある。 【0005】この発明は、このような課題に着目してな
されたものであり、結束後に袋やネットから簡単に脱落
しないクリップを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1に係るクリップは、一対の脚部及び
その中間部がほぼU字型に形成され、前記一対の脚部を
前記中間部側に変形させて対象物を結束するクリップで
あって、前記一対の脚部若しくは前記中間部の少なくと
もいずれかの内側部分に、前記対象物からの脱落を防止
する掛止部を形成したことを特徴とする。 【0007】なお、本願ではコの字型の形状はU字型の
形状に含むものとしている。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
クリップを図面に基づいて説明する。図1は第1の実施
の形態に係るクリップ1の形状を示す。クリップ1は、
アルミニウム若しくはポリカーボネートからなり、U字
型の平面形状を有している。 【0009】このクリップ1は、U字型の平面形状部分
が重ねられて積層される状態で、上下方向に多数連結さ
れる。クリップ1の両端部は一対の平行な脚部2、2と
されており、クリップ1は、一対の脚部2、2が中間部
3の直交方向に突出することにより、U字型に形成され
る。 【0010】クリップ1は、図4に示す結束装置4によ
って結束対象であるプラスチック袋の袋口5を結束する
際に、やや長円型のリング状に変形される。結束装置4
については後述する。 【0011】クリップ1がリング形状に変形されて袋口
5を結束するときにリング内側の内側面には、袋口5が
クリップ1から抜け落ちるのを防止するための突起部6
が掛止部として形成されている。この突起部6は図1で
は山形の形状に形成され、図1のクリップ1では中間部
3の内側面に形成されている。突起部6は、山形、台
形、矩形、円形、半球形、波形等の形状に形成されてい
ても良い。中間部3の符号3Aは図4に示すクリップ1
の連結体Cから分離されたときの分離跡である。 【0012】この突起部6の表面は摩擦抵抗が大きくな
るように粗面とされていたり、突起部6に細長い溝或い
は凸条を中間部の延びる方向若しくはその直交方向に1
個所以上形成して、引っかかりが生じるようにしても良
い。 【0013】図2は、第2の実施の形態に係るクリップ
7を示す。このクリップ7はアルミニウム製若しくはポ
リカーボネート製の素材からなり、U字型の平面形状を
有している。このクリップ7は、U字型の平面形状部分
が重ねられて積層される状態で、上下方向に多数連結さ
れる。 【0014】クリップ7の一対の脚部8、8の内側面に
ノコギリ刃形状の突起部9が3個所掛止部として形成さ
れている。各突起部9の先端部は中間部10側に片寄っ
て位置している。このため、図4の結束装置4を用いて
一対の脚部8、8により袋口5を結束する際に、一対の
脚部8、8が上下に重ねられても、それぞれの脚部8、
8の突起部9は重なり合わず、袋口5を多数の点で拘束
できる。中間部10の10Aは連結体から分離したとき
の分離跡である。 【0015】突起部9の他に、一対の脚部8、8の中間
部10にも突起部を形成して、脚部8、8を中間部10
側に屈曲させたときに、突起部9と中間部10の突起と
でポリエチレンその他のプラスチック袋或いはネットを
挟み込む若しくは噛み合うような状態で結束しても良
い。 【0016】このノコギリ刃状の突起部9の先端部は、
脚部8、8の先端部側に片寄っていても良い。また、ノ
コギリ刃状の突起部9の先端部はどちら側に片寄らなく
ても結束時の拘束力は十分に発揮できるが、一対の脚部
8、8の突起部9は袋口5の結束時に重ならない方が拘
束力は良好である。 【0017】なお、突起部9の先端部は袋口5を傷つけ
ない程度に丸みを帯びて形成されているが、突起部9の
先端部は鈍角でも良い。突起部9及び中間部10の突起
部は山形、台形、矩形、円形、半球形、波形等の形状に
形成しても良い。 【0018】図3は第3の実施の形態に係るクリップ1
1を示す。このクリップ11はアルミニウム製若しくは
ポリカーボネート製の素材からなり、U字型の平面形状
を有している。このクリップ11は、U字型の平面形状
部分が重ねられて積層される状態で、上下方向に多数連
結される。 【0019】クリップ11の一対の脚部12、12の内
側面には、山形の形状の突起部13が掛止部として1個
所形成されている。突起部13はそれぞれの脚部12の
中央部から離れた位置に形成されている。中間部14は
脚部12、12と同じ太さに形成されている。突起部1
3は、脚部12、12の中央部から離れた位置に設けら
れているが、脚部12、12の先端部側に形成しても良
く、突起部13の形状は山形、台形、矩形、円形、半球
形等の形状に形成しても良い。14Aは連結体から分離
されたときの分離跡である。 【0020】図4の結束装置4を用いて一対の脚部1
2、12により袋口5を結束すると、一対の脚部12、
12が上下に重ねられるが、それぞれの突起部13、1
3は重なり合わないので、袋口5を複数の点で拘束で
き、クリップ11が袋口5から抜けにくい。なお、突起
部12、12の先端部は、袋口5を傷つけない程度に丸
みを帯びて形成されているが、鈍角に形成しても良い。 【0021】図4は、結束装置4の主要部の構成の概略
図である。結束装置4は、クリップ1(クリップ7、1
1も同様である)の中間部3を押し出すドライバ20
と、クリップ1の脚部2、2を内側に折り曲げるクリン
チャ21と、クリップ1を案内するガイド22とを有す
る。 【0022】ドライバ20は図示しないモーター及びギ
ア機構によりガイド22の延びる方向に前後動し、ドラ
イバ20の先端部には、クリップ1を保持する凹部23
が形成されている。 【0023】クリンチャ21も図示しないモーター及び
ギア機構によりガイド22の延びる方向に前後動する。
クリンチャ21の先端部には、クリップ1の脚部2、2
を折り曲げるための成形用の凹部24が形成されてい
る。 【0024】ドライバ20とクリンチャ21とは互いに
同期して接近・離間するようになっており、通常時は離
間している。ガイド22の上部には図示しないテーブル
が配設され、テーブルには溝25が形成されている。プ
ラスチック製の袋は溝25の延びる方向に送られてく
る。プラスチック製の袋を送る機構は、図示していない
が、例えば、ベルトコンベアなどに搭載されて溝25に
案内される。 【0025】ドライバ20とクリンチャ21とは、プラ
スチック製の袋が送られてくる領域を挟んで対向してお
り、ドライバ20とクリンチャ21との対向領域に位置
したときに、袋口5は図示しないストッパーにより一時
的に停止し、ドライバ20とクリンチャ21とが互いに
接近して袋口5を結束する。 【0026】袋口5を結束するときに、脚部2、2が袋
口5を介して突起部6に当たるので、袋口5が脚部2、
2及び突起部6に挟まれた状態となり、脚部2、2が中
間部3に密着した状態とならなくても、結束後のクリッ
プ1が袋口5から抜け難くなる。 【0027】クリップ1にて袋口5を結束したら、ドラ
イバ20とクリンチャ21とが離間すると共に、前述の
袋口5を止めていたストッパが袋口5から離れて袋口5
がベルトコンベアにより送り出される。 【0028】ガイド22はここでは、矩形断面の筒体形
状を有しており、ガイド22の側壁部にクリップ1の連
結体Cを導入する導入口26が形成されている。導入口
26の縁部にはドライバ20により押圧されるクリップ
1を連結体Cから分離するためのストッパ27が形成さ
れている。 【0029】上記実施の形態に係るクリップ1によれ
ば、袋口5を結束したときに、中間部の突起部6が袋口
5を介して脚部2、2に接触するので、袋口5が抜けに
くく、クリップ1が容易に脱落することが防止される。
また、中間部5に突起部6を山形の形状に形成するの
で、結束時に脚部2、2を曲げ易い。 【0030】また、図2のクリップ7によれば、脚部
8、8に突起部9を複数個形成するので、中間部10が
丸く曲がり易く、全体的に円環状に結束しやすい。ま
た、クリップ7の変形時に突起部9が重ならず、袋口5
を噛み込むような状態となるので、結束の効果が顕著で
あり、クリップ7が脱落しにくい。 【0031】更に、図3のクリップ11によれば、脚部
12、12の中央部以外のところに突起部13が形成さ
れているので、中間部14及び脚部12、12はほぼ同
じ太さであるので、円環状に形成され易く、しかも、脚
部12、12や中間部14が袋口5を結束するときに、
複数の突起部13、13が袋口5に食い込む状態となる
ので、クリップ11が脱落しにくい。 【0032】 【発明の効果】本願の請求項1のクリップによれば、U
字型のクリップの内側部分に突起部が形成されているの
で、袋口が薄く一対の脚部と中間部とが密着しにくいた
めに、結束が緩い場合であっても、引っかかりが生じる
ので、結束後にクリップが外れたり、対象物が脱落する
恐れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るクリップの平
面図。 【図2】本発明の第2の実施の形態に係るクリップの平
面図。 【図3】本発明の第3の実施の形態に係るクリップの平
面図。 【図4】クリップを結束する結束装置の主要部を示す概
略図。 【符号の説明】 1、7、11 クリップ 2、8、12 脚部 6、9、13 突起部(掛止部)
面図。 【図2】本発明の第2の実施の形態に係るクリップの平
面図。 【図3】本発明の第3の実施の形態に係るクリップの平
面図。 【図4】クリップを結束する結束装置の主要部を示す概
略図。 【符号の説明】 1、7、11 クリップ 2、8、12 脚部 6、9、13 突起部(掛止部)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】一対の脚部及びその中間部がほぼU字型に
形成され、前記一対の脚部を前記中間部側に変形させて
対象物を結束するクリップであって、前記一対の脚部若
しくは前記中間部の少なくともいずれかの内側部分に、
前記対象物からの脱落を防止する掛止部を形成したこと
を特徴とするクリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001210563A JP2003026198A (ja) | 2001-07-11 | 2001-07-11 | クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001210563A JP2003026198A (ja) | 2001-07-11 | 2001-07-11 | クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003026198A true JP2003026198A (ja) | 2003-01-29 |
Family
ID=19046017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001210563A Abandoned JP2003026198A (ja) | 2001-07-11 | 2001-07-11 | クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003026198A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103029893A (zh) * | 2011-09-30 | 2013-04-10 | 复合夹具系统两合公司 | 具有多个钉的闭合夹 |
US9003610B2 (en) | 2010-04-09 | 2015-04-14 | Poly-Clip System Gmbh & Co. Kg | Closure clip and die for closing said clip |
-
2001
- 2001-07-11 JP JP2001210563A patent/JP2003026198A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103029893A (zh) * | 2011-09-30 | 2013-04-10 | 复合夹具系统两合公司 | 具有多个钉的闭合夹 |
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