JP3031432U - コンクリート型枠の開閉側板の保持装置 - Google Patents

コンクリート型枠の開閉側板の保持装置

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JP3031432U
JP3031432U JP1996004372U JP437296U JP3031432U JP 3031432 U JP3031432 U JP 3031432U JP 1996004372 U JP1996004372 U JP 1996004372U JP 437296 U JP437296 U JP 437296U JP 3031432 U JP3031432 U JP 3031432U
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國雄 浅見
義孝 浅見
博孝 浅見
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株式会社浅見製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バネの弾発力がより円滑に開閉側板の起立方
向に付勢力として作用するとともに、開閉側板を開く際
の衝撃を緩和する。 【解決手段】 台枠5の幅方向中央部に、ブラケット8
を固設する。このブラケット8の下部裏側には、圧縮コ
イルバネ9が取り付けられる。この圧縮コイルバネ9内
にはガイド杆10が挿通されていて、その先端には前記圧
縮コイルバネ9の径よりもわずかに大きい円板状の押圧
板11が揺動自在設けられている。また、前記開閉側板2
の型部2Aの後面の下側には第1の腕部材14の上端が回
動自在に枢着されている。第1の腕部材14の下端には第
2の腕部材15が回動自在に枢着されている。第2の腕部
材15は前記ブラケット8に回動自在に枢着されている。
また第2の腕部材15の下端部に形成された連結部15Aに
前記ガイド杆10の取付部10Aが回動自在に取り付けられ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート型枠の開閉自在な側板の保持装置に関し、特に型組み する際に開閉側板を閉じる操作力を軽減させるとともに開閉側板を開く際の衝撃 を緩和するコンクリート型枠の開閉側板の保持装置に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
コンクリート型枠は、図4及び図5に示すように台枠22と、この台枠22の水平 方向の支軸23に回動自在に設けられた開閉側板24とを備え、この側板24の上部は 型部25となっていて、前記開閉側板24が前記支軸23回りに回動して起立させて型 組みし、所定形状の型を形成した後、コンクリートを打設して硬化させ、次に開 閉側板24を支軸23回りに前述した閉成時とは逆方向に回動して傾倒させて型を開 成し、コンクリート成形体を取り出す、というものである。
【0003】 このようなコンクリート型枠21においては、型組み時に開閉側板24をその重量 に抗して起立させねばならないが、前記開閉側板24は重いので開閉側板24を起立 させるのに、大きな力を必要とする。この問題は、大型の型枠ではさらに顕著で ある。
【0004】 そのため一端を開閉側板24に他端を台枠22に当接させたゼンマイバネ25を開閉 側板24の支軸23に挿通し、このゼンマイバネ25の付勢力を開閉側板24の起立方向 に作用させて、開閉側板24を起立させる際の操作力を軽減させることが行われて いる。
【0005】 しかしながら、この従来の開閉側板24の保持装置は、開閉側板24が支軸23回り に回動するときにゼンマイバネ25の両端と開閉側板24及び台枠22との当接部が摺 動し、しかもゼンマイバネ25の両端にかかる弾発力が、ゼンマイバネ25を支軸23 に対して傾斜させて支軸23とバネ21の内径面とが接触し、開閉側板24の回動時に はこのゼンマイバネ25と支軸23との接触部とが摺動するので、ゼンマイバネ25の 弾発力がこれらの摺動部分の摩擦力によって減殺され、開閉側板24を起立方向に 付勢する力が小さくなってしまうという欠点がある。また、前記ゼンマイバネ25 は、開閉側板24の回動軸に近い基端側の下部を付勢するものであるため、開閉側 板24を起立させる際の操作力を十分に軽減させるのが困難であるという問題点が あった。
【0006】 このような問題点を解決することを目的として、実開平6−9910号公報に は、水平方向の支軸により起倒自在に支持された側板に支軸の下方に延びる下方 延在部が設けられ、この下方延在部と基台との間に少なくとも一端ないし中間部 を軸方向遊動自在かつ他端を支軸と平行な軸まわりに揺動自在に装架したガイド 杆が設けられ、基台と前記側板の下方延在部との間に圧縮反力を作用させる圧縮 コイルバネが前記ガイド杆に挿通して装架されているコンクリート型枠の側板の 起立補助装置が開示されている。
【0007】 しかしながら、このコンクリート型枠の側板の起立補助装置は、やはり側板の 回動軸に近い基端側の下部を付勢するものであるため、開閉側板を起立させる際 の操作力を十分に軽減させるのが困難であるという問題点を有するものである。 さらに、圧縮コイルバネの付勢力は直線的であるのに対し、側板の起倒は回転運 動であるので、このコンクリート型枠の側板の起立補助装置では、両者の動きの 相違に十分に対応するのが困難であるという問題点がある。
【0008】 本考案は、上述したような問題を解決するためになされたものであり、バネの 弾発力がより円滑に開閉側板の起立方向に付勢力として作用するとともに、開閉 側板を開く際の衝撃を緩和することの可能なコンクリート型枠の開閉側板の保持 装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1記載のコンクリート型枠の開閉側板の保持装置は、支軸によ り台枠に回動可能に軸支されたコンクリート型枠の開閉側板の保持構造であって 、前記台枠の下端に圧縮コイルバネを取り付け、前記開閉側板の後面側に回動可 能にリンク機構の一端部を軸支するとともに他端部を前記圧縮コイルバネの圧縮 機構に連結し、前記開閉側板を開成すると前記リンク機構が移動してこれに伴い 前記圧縮機構により前記圧縮コイルバネが圧縮され、前記リンク機構を介して前 記開閉側板を閉じる方向に力が加わるものである。
【0010】 このような構成を採用することにより、閉じた状態の開閉側板を回動させて開 くと開閉側板が傾斜する。この際、該開閉側板は、かなりの重量を有するので勢 いよく開こうとするが、前記開閉側板の傾斜に伴いリンク機構も降下し、このリ ンク機構の他端側に連結された圧縮機構に作用して、圧縮コイルバネが圧縮され るとともに、この圧縮コイルバネの弾発力が圧縮機構を押圧することにより、こ の弾発力がリンク機構を介して開閉側板を逆方向、すなわち開閉側板を閉じる方 向に加わることにより、前記開閉側板が開く際の衝撃を軽減することができる。 また、開閉側板を閉じて型組みする場合には、前記圧縮コイルバネの弾発力によ り、該開閉側板を上方に回動させる際の力を軽減することができる。特に、前記 リンク機構の一端が前記開閉側板の後面側に軸支されているとともに圧縮コイル バネの弾発力がリンク機構を介して伝達されるので、前記圧縮コイルバネの弾発 力を前記開閉側板の回動方向に応じて効率良く伝達することができる。
【0011】 また、請求項2記載のコンクリート型枠の開閉側板の保持装置は、前記圧縮機 構が、前記リンク機構の他端部に接続した前記圧縮コイルバネに挿通したガイド 杆と、前記ガイド杆の先端に取り付けられた押圧板とを備えるものである。この ような構成を採用することにより、前記リンク機構の降下に伴い、前記ガイド杆 が移動し、前記押圧板により圧縮コイルバネを圧縮することができる。
【0012】 請求項3記載のコンクリート型枠の開閉側板の保持装置は、前記圧縮コイルバ ネが前記台枠に固設した接続部材に取り付けられており、前記リンク機構が前記 開閉側板の後面に回動可能に軸支された第1の腕部材と、前記ガイド杆の基端に 接続されるとともに前記ガイド杆の下側で前記接続部材に回動自在に軸着された 第2の腕部材とを備え、前記第1及び第2の腕部材が回動自在に連結されている ものである。このような構成を採用することにより、開閉側板が傾斜すると、前 記第2の腕部材がガイド杆の下側で下方に回動する。これに伴い前記ガイド杆が 引かれることにより押圧板により圧縮コイルバネが圧縮され、この弾発力により 開閉側板が勢いよく開くようなことがない。また、この圧縮コイルバネの弾発力 により開閉側板を閉じる際の力が小さくてすむ。
【0013】 さらに、請求項4記載のコンクリート型枠の開閉側板の保持装置は、前記ガイ ド杆が前記押圧板に揺動自在に取り付けられているものである。このような構成 を採用することにより、ガイド杆が第2の腕部材の回動により傾斜して引かれて も、前記押圧板が前記圧縮コイルバネに対して垂直に当接してこれを押圧するこ とができるので、圧縮コイルバネの弾発力を常に良好な状態でリンク機構に伝達 することができる。
【0014】
【考案の実施形態】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図3を参照して説明する。図1乃至図3に おいて、1はコンクリート型枠であり、このコンクリート型枠1は、対向する一 対の開閉側板2,2及び固定側板3,3と、底板4と、この底板4の下部に連続 する台枠5とを備え、前記開閉側板2は、上部側に形成された型部2Aと、下部 側に形成された回動部2Bとからなる。そして、前記回動部2Bの下端において 、支軸6により台枠5に回動自在に軸支されて、型組み時には立設状態で開閉側 板2と固定側板3と底板4とにより所定形状の型7が形成されるが、型開き時に は開閉側板2が回動して傾斜するように構成されている。
【0015】 前述したようなコンクリート型枠1において、前記台枠5の幅方向中央部には 、接続部材たるブラケット8が固設されており、このブラケット8の下部裏側に は、圧縮コイルバネ9が取り付けられており、この圧縮コイルバネ9内にはガイ ド杆10が挿通されていてその先端には前記圧縮コイルバネ9の径よりもわずかに 大きい円板状の押圧板11が揺動自在設けられていて、前記圧縮コイルバネ9の先 端に当接している。このガイド杆10と押圧板11とにより圧縮機構が構成されてい る。なお、このガイド杆10の基端は、取付部10Aとなっていてブラケット8間に わずかに突出している。また、前記開閉側板2の型部2Aの後面の下側には凸部 13を備えた取付部材12が設けられており、この凸部13に第1の腕部材14の上端が 回動自在に枢着されている。また、この第1の腕部材14の下端には第2の腕部材 15が回動自在に枢着されており、この第2の腕部材15の下端部に形成された連結 部15Aに前記ガイド杆10の取付部10Aが回動自在に取り付けられているとともに 前記ガイド杆10よりも下側で前記ブラケット8に回動自在に枢着されている。そ して、このような第1の腕部材14と、第2の腕部材15とにより、リンク機構16が 構成されている。なお、17,18,19は、枢軸である。
【0016】 前記構成につきその作用について説明する。まず、型組み状態について説明す る。型が組まれた状態では図1中に実線で示すように開閉側板2は回動部2Bを 基準として垂直に立設した状態にあり、第1の腕部材14は概ね垂直となっていて 、第2の腕部材15はわずかに傾斜した状態となっていて、その連結部15Aは、ブ ラケット8に対して前進限の位置となっている。この時、押圧板11は圧縮コイル バネ9をほとんど圧縮せずに当接しているか、もしくは前記第2の腕部材15にガ イド杆10が引かれて、わずかに圧縮した状態となっている。このため、開閉側板 2が型組みされた状態では、型部2Aの後面下側には、圧縮コイルバネ9からの 弾発力は付与されないか、もしくはわずかに伝達された状態となっている。そし て、型開き時に前記開閉側板2を回動させると、第1の腕部材14が次第に降下し 、これにより第2の腕部材15がブラケット8に取り付けられた枢軸19を中心とし て水平方向に回動する。これによりガイド杆10を介して押圧板11が引かれて、圧 縮コイルバネ9が圧縮される。そして、この圧縮コイルバネ9の弾発力が、前記 とは逆の経路でリンク機構16を介して型部2Aの後面下側に伝達される。この弾 発力は、開閉側板2がさらに回動し第2の腕部材15が水平方向に近づくほど圧縮 コイルバネ9が圧縮され大きくなるため、開閉側板2はかなりの重量を有するの で勢いよく開こうとするが、これを抑制し、開成時の衝撃を大幅に緩和すること ができる。そして、型開き完了時には、圧縮コイルバネ9は、最大に圧縮された 状態となり、型部2Aの後面下側にはリンク機構16を介してこの圧縮コイルバネ 9による最大の弾発力が伝達されている。
【0017】 そして、型組み時には、傾斜した開閉側板2を図1に一点鎖線で示す状態から 起立する方向に回動させるが、この際、前述したとおり圧縮コイルバネ9は最大 に圧縮された状態であり、型部2Aの後面下側にはリンク機構16を介してこの圧 縮コイルバネ9の弾発力が伝達されているので、その操作力が大幅に軽減される 。しかも、本実施例においては弾発力を伝達するリンク機構の先端は、型部2A の後面下側に接続されているので、開閉側板2を回動させる際に加える操作力の 方向と、弾発力が伝達される方向とがほぼ一致しており、また、この弾発力が伝 達される箇所は、開閉側板2の回動軸である支軸6よりも離間した位置であるの で、圧縮コイルバネ9の弾発力が回動に際して効率よく作用している。さらに、 本実施例においては、圧縮コイルバネ9の弾発力をリンク機構16により伝達して いるので、開閉側板2が徐々に立ち上がったとしても、これに追従して弾発力を 付与することができる。しかも、開閉側板2が徐々に立ち上がるに伴い、その回 動に要する操作力は軽減されるが、開閉側板2が徐々に立ち上がると、第2の腕 部材15が枢軸19を中心として大きく傾斜するようになり、ガイド杆10が前進して 押圧板11が戻り、圧縮コイルバネ9の圧縮が少なくなるため、弾発力自体も小さ くなるので、開閉側板2が勢いよく閉じてしまうこともない。また、ガイド杆10 は第2の腕部材15により引っぱられるが、この第2の腕部材15は回動運動するも のであるので、ガイド杆10を引く方向は変化する。しかしながら、本実施例にお いては、ガイド杆10が前記押圧板11に揺動自在に取り付けられているので、第2 の腕部材15の回動によりガイド杆10を引く方向が変化したとしても前記押圧板11 が前記圧縮コイルバネ9に対して常に垂直に当接してこれを押圧することができ るので、圧縮コイルバネ9の弾発力を良好な状態でリンク機構16に伝達すること ができる。
【0018】 以上詳述したとおり本実施例のコンクリート型枠の開閉側板の保持装置は、コ ンクリート型枠1の台枠5の下端に圧縮コイルバネ9を取り付け、前記開閉側板 2の後面側に回動可能にリンク機構16を構成する第1の腕部材14の上端部を軸支 するとともに、第2の腕部材15の下端部を前記圧縮コイルバネ9の圧縮機構であ る先端に押圧板11を備えた前記圧縮コイルバネ9を挿通するガイド杆に連結し、 前記開閉側板2を開成すると前記リンク機構16が移動して前記押圧板11により前 記圧縮コイルバネ9が圧縮され、前記リンク機構16を介して前記開閉側板2を閉 じる方向に力が加わるので、開閉側板2を立設して型組みする際の操作力を軽減 することができる。また、開閉側板2を開く際に勢いよく開くことがなく、その 衝撃を軽減することができる。
【0019】 また、前記圧縮機構が、前記リンク機構16の第2の腕部材15に下端部に回動自 在に接続した前記圧縮コイルバネ9に挿通したガイド杆10と、前記ガイド杆10の 先端に取り付けられた押圧板11とを備えるものであるので、前記リンク機構16の 降下に伴い、前記ガイド杆10が移動し、前記押圧板11により圧縮コイルバネ9を 圧縮することができる。
【0020】 さらに、圧縮コイルバネ9が前記台枠5に固設した接続部材たるブラケット8 に取り付けられており、前記リンク機構16が前記開閉側板2の型部2Aの後面下 側に回動可能に軸支された第1の腕部材14と、前記ガイド杆10の基端に接続され るとともに前記ガイド杆10の下側でブラケット8に回動自在に軸着された第2の 腕部材15とを備え、前記第1及び第2の腕部材14,15が回動自在に連結されてい るものであるので、開閉側板2が開く方向に回動すると、前記第2の腕部材15が ガイド杆10の下側で下方に回動する。これに伴い前記ガイド杆10が引かれること になり押圧板11により圧縮コイルバネ9が圧縮され、この弾発力により開閉側板 2が勢いよく開くようなことがない。また、この圧縮コイルバネ9の弾発力によ り開閉側板2を閉じる際の力が小さくてすむ。
【0021】 しかも、前記ガイド杆10が前記押圧板11に揺動自在に取り付けられているので 、ガイド杆10が第2の腕部材15の回動により斜めに引っぱられても、前記押圧板 11が前記圧縮コイルバネ9に対して常に垂直に当接してこれを押圧することがで きるので、圧縮コイルバネ9の弾発力を良好な状態でリンク機構に伝達すること ができる。
【0022】 以上本考案について添付図面を参照して説明してきたが、本考案は前記実施例 に限定されるものではなく、例えば、前記実施例においては、ガイド杆10を引い て押圧板11により圧縮コイルバネ9を圧縮する構成としたが、ガイド杆10を押し て押圧板11により圧縮コイルバネ9を圧縮する構成としてもよい。なお、前記実 施例においては、保持装置を開閉側板2の幅方向中間部に1個設けているが、2 個もしくは3個以上設けても良く、この場合にはそのバランスなどを考慮して適 宜配置すればよい。さらに、前記実施例では、コンクリート型枠1を一対の開閉 側板2と一対の固定側板3としたが、全部の側板を開閉側板としてもよい。
【0023】
【考案の効果】
本考案の請求項1のコンクリート型枠の開閉側板の保持装置は、支軸により台 枠に回動可能に軸支されたコンクリート型枠の開閉側板の保持構造であって、前 記台枠の下端に圧縮コイルバネを取り付け、前記開閉側板の後面側に回動可能に リンク機構の一端部を軸支するとともに他端部を前記圧縮コイルバネの圧縮機構 に連結し、前記開閉側板を開成すると前記リンク機構が移動してこれに伴い前記 圧縮機構により前記圧縮コイルバネが圧縮され、前記リンク機構を介して前記開 閉側板を閉じる方向に力が加わるものであるので、開閉側板を立設して型組みす る際の操作力を軽減することができる。また、開閉側板を開く際に勢いよく開く ことがなく、その衝撃を軽減することができる。
【0024】 また、請求項2記載のコンクリート型枠の開閉側板の保持装置は、前記圧縮機 構が、前記リンク機構の他端部に接続した前記圧縮コイルバネに挿通したガイド 杆と、前記ガイド杆の先端に取り付けられた押圧板とを備えるものであるので、 前記リンク機構の降下に伴い、前記ガイド杆が移動し、前記押圧板により圧縮コ イルバネを圧縮することができる。
【0025】 請求項3のコンクリート型枠の開閉側板の保持装置は、前記圧縮コイルバネが 前記台枠に固設した接続部材に取り付けられており、前記リンク機構が前記開閉 側板の後面に回動可能に軸支された第1の腕部材と、前記ガイド杆の基端に接続 されるとともに前記ガイド杆の下側で前記接続部材に回動自在に軸着された第2 の腕部材とを備え、前記第1及び第2の腕部材が回動自在に連結されているもの であるので、開閉側板が降下すると、前記第2の腕部材がガイド杆の下側で下方 に回動し、これに伴い前記ガイド杆が引かれることにより押圧板により圧縮コイ ルバネが圧縮され、この弾発力により開閉側板が勢いよく開くようなことがない 。また、この圧縮コイルバネの弾発力により開閉側板を閉じる際の力が小さくて すむ。
【0026】 さらに、請求項4のコンクリート型枠の開閉側板の保持装置は、前記ガイド杆 が前記押圧板に揺動自在に取り付けられているものであるので、ガイド杆が第2 の腕部材の回動により傾斜して引かれても、前記押圧板が前記圧縮コイルバネに 対して垂直に当接してこれを押圧することができるので、圧縮コイルバネの弾発 力を常に良好な状態でリンク機構に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるコンクリート型枠の開
閉側板の保持装置を示す断面図である。
【図2】前記実施例のコンクリート型枠を示す平面図で
ある。
【図3】前記実施例のコンクリート型枠の開閉側板の保
持装置を示す一部破断側面図である。
【図4】従来のコンクリート型枠の開閉側板の保持装置
を示す側面図である。
【図5】従来のコンクリート型枠の開閉側板の保持装置
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート型枠 2 開閉側板 5 台枠 6 支軸 7 型 8 ブラケット(接続部材) 9 圧縮コイルバネ 10 ガイド杆 11 押圧板 14 第1の腕部材 15 第2の腕部材 16 リンク機構

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支軸により台枠に回動可能に軸支された
    コンクリート型枠の開閉側板の保持構造であって、前記
    台枠の下端に圧縮コイルバネを取り付け、前記開閉側板
    の後面側に回動可能にリンク機構の一端部を軸支すると
    ともに他端部を前記圧縮コイルバネの圧縮機構に連結
    し、前記開閉側板を開成すると前記リンク機構が移動し
    てこれに伴い前記圧縮機構により前記圧縮コイルバネが
    圧縮され、前記リンク機構を介して前記開閉側板を閉じ
    る方向に力が加わることを特徴とするコンクリート型枠
    の開閉側板の保持装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機構が、前記リンク機構の他端
    部に接続した前記圧縮コイルバネに挿通したガイド杆
    と、前記ガイド杆の先端に取り付けられた押圧板とを備
    えることを特徴とする請求項1記載のコンクリート型枠
    の開閉側板の保持装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮コイルバネが前記台枠に固設し
    た接続部材に取り付けられており、前記リンク機構が前
    記開閉側板の後面に回動可能に軸支された第1の腕部材
    と、前記ガイド杆の基端に接続されるとともに前記ガイ
    ド杆の下側で前記接続部材に回動自在に軸着された第2
    の腕部材とを備え、前記第1及び第2の腕部材が回動自
    在に連結されていることを特徴とする請求項2記載のコ
    ンクリート型枠の開閉側板の保持装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド杆が前記押圧板に揺動自在に
    取り付けられていることを特徴とする請求項3記載のコ
    ンクリート型枠の開閉側板の保持装置。
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