JP3030459B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3030459B2
JP3030459B2 JP1272064A JP27206489A JP3030459B2 JP 3030459 B2 JP3030459 B2 JP 3030459B2 JP 1272064 A JP1272064 A JP 1272064A JP 27206489 A JP27206489 A JP 27206489A JP 3030459 B2 JP3030459 B2 JP 3030459B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [概 要] 第1の絶縁膜を埋め込んだ第1のトレンチ及び第2の
トレンチにより規定され、一導電型半導体基板に形成さ
れた反対導電型の第1の不純物領域と第2のトレンチの
底部及び第3のトレンチの側面部に形成された反対導電
型の第2の不純物領域をソースドレイン領域とし、第2
のトレンチの側壁に第2の絶縁膜を介して形成された第
1の導電膜をゲート電極とする縦方向のMOSトランジス
タを形成し、及び第2のトレンチの底部及び第3のトレ
ンチの側面部に形成された反対導電型の第2の不純物領
域を電荷蓄積電極とし、第3のトレンチの側壁及び底部
に形成された第3の絶縁膜をキャパシタ絶縁膜とし、第
3の絶縁膜を介して第3のトレンチを埋め込んだ第2の
導電膜をセルプレート電極とするキャパシタを形成し、
しかも第1の不純物領域の1つの領域に対して、対向す
る2つの縦型のMOSFET及び対向する2つのトレンチ型キ
ャパシタを形成することによりダイナミックランダムア
クセスメモリー(DRAM)装置を構成する構造に形成され
ているため、縦方向のMOSトランジスタを形成できるこ
とにより、表面上のゲート電極面積を必要としないこと
及び単一のトレンチ内に2つのキャパシタを形成できる
ことによる高集積化を、n+型の第1の不純物領域の1
つの領域(共通のソースドレイン領域)に対して、対向
する2つの縦型のMOSFET及び対向する2つのトレンチ型
キャパシタを形成できることによりさらなる高集積化
を、ビット線に接続するn+型の第1の不純物領域を底
部の平坦な拡散層に形成できることにより接合耐圧をあ
げること及びゲート電極とセルプレート電極とトレンチ
内に埋め込むことができることによりステップカバレッ
ジの良い配線体を形成できることによる高信頼性を可能
とした半導体装置。
[産業上の利用分野] 本発明はMIS型半導体装置に係り、特に高集積なキャ
パシタとトランスファーゲートを有するDRAMのメモリー
セルに関する。
従来、DRAMのメモリーセルの縮小に関しては微細なキ
ャパシタを形成することのみがおこなわれ、さまざまな
タイプのスタック型キャパシタ及びトレンチ画キャパシ
タが検討され、使用されてきたが、将来的に製造プロセ
スの容易さを考慮し、より微細なキャパシタを形成する
ためには、必要な容量を確保することが比較的容易なト
レンチ型キャパシタにやや分があるように思われる。し
かし、従来のトレンチ型キャパシタでは、キャパシタの
平面上の面積は縮小できても、レイアウトの関係上隣り
合トレンチ型キャパシタ間の分離間隔に限界が見えつつ
あり、高集積化への妨げになるということ、又、キャパ
シタは高集積化されてもMOSトランジスタからなるトラ
ンスファーゲートには何等高集積化がなされておらずメ
モリーセルの縮小には限界があるという問題が顕著にな
ってきている。そこで、トランスファーゲートを高集積
化し、且つキャパシタ間の分離を改善した高集積なトレ
ンチ型キャパシタを有するメモリーセルを形成できる手
段が要望されている。
[従来の技術] 第5図は従来の半導体装置の模式側断面図であり、ト
レンチ型キャパシタを持つDRAMのメモリーセルを示して
いる。51はp−型シリコン(Si)基板、52はp型ウエル
領域、53はp+型不純物領域、54はn+型不純物領域、
55はフィールド酸化膜、56はキャパシタ絶縁膜、57はセ
ルプレート電極(多結晶シリコン膜)、58はゲート酸化
膜、59はワード線(多結晶シリコン膜)、60はブロック
用酸化膜、61は燐珪酸ガラス(PSG)膜、62はビット線
(Al配線)を示している。
同図においては、p−型シリコン(Si)基板51に選択
的にp型ウエル領域52が設けられ、前記p型ウエル領域
52にトレンチ型キャパシタ及びトランスファーゲートか
らなるメモリーセルが形成されている。トレンチ型キャ
パシタはトレンチ側面部及び底部にn+型不純物領域54
からなる電荷蓄積電極と、キャパシタ絶縁膜56を介して
トレンチに埋め込まれた多結晶シリコン膜からなるセル
プレート電極57を二電極として形成されており、又、n
+型不純物領域54には高濃度のp+型不純物領域53が接
する、いわゆるHiC構造のキャパシタを形成している。
隣り合うトレンチ型キャパシタはフィールド酸化膜55に
より分離画定されている。トレンチを深く掘ることによ
り微細な面積で十分な容量を持つトレンチ型キャパシタ
は形成できるが、トレンチ型キャパシタ間にはトレンチ
間リークを抑えるため接合分離型の分離領域を有するた
め(p+型不純領域53の濃度を上げればトレンチ間リー
クに関する分離領域はさらに微細にできるが、n+型不
純物領域54の接合耐圧がなくなるため、濃度上昇には限
界がある。)さらには高集積化が期待できないという欠
点があった。又、トランスファーゲートに対しては何等
高集積化がなされていないという欠点もあった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明が解決しようとする問題点は、従来例に示され
るように、トレンチ型キャパシタはトレンチを深く掘る
ことにより微細な面積で形成できるが、トレンチ型キャ
パシタ間のリークを抑えるため接合分離型の分離領域を
接合耐圧の低下から微細に形成できないため、さらなる
高集積化ができなかったこと、及びトランスファーゲー
トに対しては何等高集積化がなされていないため、メモ
リーセルの高集積化に対して限界が来つつあることであ
る。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点は、一導電型半導体基板に形成された反対
導電型の第1の不純物領域と、前記第1の不純物領域の
一部を規定する第1の絶縁膜を埋め込んだ第1のトレン
チと、前記第1の不純物領域の残りの一部を規定する第
2のトレンチと、前記第2のトレンチの側壁及び底部に
形成された第2の絶縁膜と、前記第2のトレンチの側壁
に前記第2の絶縁膜を介して形成された第1の導電膜
と、前記第2のトレンチ内に前記第1の導電膜に自己整
合して形成された第3のトレンチと、前記第2のトレン
チの底面及び前記第3のトレンチの側面に形成された反
対導電型の第2の不純物領域と、前記第3のトレンチの
底面に形成された一導電型の不純物領域と、前記第1の
導電膜の内側の側面且つ前記第3のトレンチの側壁及び
底部に形成された第3の絶縁膜と、前記第3の絶縁膜を
介して前記第2のトレンチ及び前記第3のトレンチを埋
め込んだ第2の導電膜とを備え、前記第1の不純物領域
の1つの領域に対して、対向する2つの縦型のMOSFET及
び対向する2つのトレンチ型キャパシタが構成されてい
る本発明の半導体装置によって解決される。
[作 用] 即ち本発明の半導体装置においては、第1の絶縁膜を
埋め込んだ第1のトレンチ及び第2のトレンチにより規
定され、一導電型半導体基板に形成された反対導電型の
第1の不純物領域と第2のトレンチの底部及び第3のト
レンチの側面図に形成された反対導電型の第2の不純物
領域をソースドレイン領域とし、第2のトレンチの側壁
に2の絶縁膜を介して形成された第1の導電膜をゲート
電極とする縦方向のMOSトランジスタを形成し、及び第
2のトレンチの底部及び第3のトレンチの側面図に形成
された反対導電型の第2の不純物領域を電荷蓄積電極と
し、第3のトレンチの側壁及び底部に形成された第3の
絶縁膜をキャパシタ絶縁膜とし、第3の絶縁膜を介して
第3トレンチを埋め込んだ第2の導電膜をセルプレート
電極とするキャパシタを形成することによりDRAMを構成
する構造に形成されている。したがって、n+型不純物
領域からなる電荷蓄積電極上のトレンチの側壁にゲート
電極を設けた縦方向のMOSトランジスタを形成できるた
め、特別に表面上のゲート電極面積を必要としない微細
なトランスファーゲートの形成が可能である。又、単一
のトレンチ内に埋め込み絶縁膜及びp+型不純物領域に
よりn+型不純物領域からなる電荷蓄積電極を二領域に
分割形成できるため、単一のトレンチ内にセルフアライ
ン形成した微細な2つのキャパシタの形成が可能であ
る。さらに、n+型の第1の不純物領域の1つの領域
(共通のソースドレイン領域)に対して、対向する2つ
の縦型のMOSFET及び対向する2つのトレンチ型キャパシ
タを形成できることによりさらなる高集積化が可能であ
る。そのうえビット線に接続するn+型の第1の不純物
領域を底部の平坦な拡散層に形成できるため、接合耐圧
を上昇させることが可能である。又、ゲート電極及びセ
ルプレート電極をトレンチ内に埋め込み形成できるた
め、ステップカバレッジの良い配線体の形成も可能にす
ることができる。即ち、極めて高集積且つ高信頼な半導
体集積回路の形成を可能とした半導体装置を得ることが
できる。
[実施例] 以下本発明を、図示実施例により具体的に説明する。
第1図(a)(b)は本発明の半導体装置における第1
の実施例の模式図、第2図は本発明の半導体装置におけ
る第2の実施例の模式側断面図、第3図は本発明の半導
体装置における第3の実施例の模式側断面図、第4図
(a)〜(e)は本発明の半導体装置における製造方法
の一実施例の工程断面図である。
全図を通じ同一対象物は同一符号で示す。
第1図はp型シリコン基板を用いた際の本発明の半導
体装置における第1の実施例で、(a)は側断面図で、
左側の図面はビット線方向に沿った側断面図を、右側の
図面はワード線方向に沿った側断面図を、(b)は平面
図を示している。1は1015cm-3程度のp−型シリコン基
板、2は1016cm-3程度のp型ウエル領域、3は1017cm-3
程度のn+型不純物領域分割用のp+型不純物領域、4
は1020cm-3程度の第2のn+型不純物領域(電荷蓄積電
極兼ソースドレイン領域)、5は1020cm-3程度の第1の
n+型不純物領域(ソースドレイン領域)、6はトレン
チ素子分離用埋め込み酸化膜、7は20nm程度のゲート酸
化膜、8は幅0.3μm程度のワード線(多結晶シリコン
膜)、9は10nm程度のキャパシタ絶縁膜、10はセルプレ
ート電極(多結晶シリコン膜)、11は50nm程度のブロッ
ク用酸化膜、12は0.6μm程度の燐珪酸ガラス(PSG)
膜、13は1μm程度のビット線(Al配線)、14は深さ8
μm程度の第1のトレンチ、15は深さ1μm程度の第2
のトレンチ、16は深さ5μm程度の第3のトレンチ、17
は1017cm-3程度のp+型チャネルストッパー領域を示し
ている。
同図においては、酸化膜6を埋め込んだ素子分離用の
第1のトレンチ14及び第2のトレンチ15により規定さ
れ、p−型シリコン基板1の表面に形成された第1のn
+型不純物領域5と第2のトレンチ15の底部及び第3の
トレンチ16の側面部に形成された第2のn+型不純物領
域4をソースドレイン領域とし、第2のトレンチ15の側
壁にゲート酸化膜7を介して形成された多結晶シリコン
膜8をゲート電極とするトランスファーゲートと、第2
のトレンチ15の底部及び第3のトレンチ16の側面部に形
成された第2のn+型不純物領域4を電荷蓄積電極と
し、第3のトレンチ16の側壁及び底部に形成された第3
の絶縁膜をキャパシタ絶縁膜9とし、キャパシタ絶縁膜
9を介して第3のトレンチ16を埋め込んだ多結晶シリコ
ン膜10をセルプレート電極とするトレンチ型キャパシタ
が形成され、n+型の第1の不純物領域の1つの領域5
(共通のソースドレイン領域)に対して、対向する2つ
の縦型のMOSFET及び対向する2つのトレンチ型キャパシ
タからなるDRAMのメモリーセルが構成されている。トレ
ンチ型キャパシタは単一のトレンチにおいて、電荷蓄積
電極となる第2のn+型不純物領域4が側面部を酸化膜
6を埋め込んだ素子分離用の第1のトレンチ14により、
底部をp+型不純物領域3により分割され、独立の二領
域になっており、2つのトレンチ型キャパシタを形成し
ている。(第3のトレンチ底部におけるp+型不純物領
域の形成法は製造方法において詳述するが、一度底部に
形成したn+型不純物領域をエッチング除去して後、側
面部のn+型不純物領域に接触しないように底部にのみ
p+型不純物領域を形成したものである。)したがっ
て、n+型不純物領域からなる電荷蓄積電極上のトレン
チの側壁にゲート電極を設けた縦方向のMOSトランジス
タを形成できるため、特別に表面上のゲート電極面積を
必要としない微細なトランスファーゲートの形成が可能
である。又、単一のトレンチ内に埋め込み絶縁膜及びp
+型不純物領域によりn+型不純物領域からなる電荷蓄
積電極を二領域に分割形成できるため、単一のトレンチ
内にセルフアライン形成した微細な2つのキャパシタの
形成が可能である。さらに、n+型の第1の不純物領域
の1つの領域(共通のソースドレイン領域に対して、対
向する2つの縦型のMOSFET及び対向する2つのトレンチ
型キャパシタを形成できることによりさらなる高集積化
が可能である。そのうえビット線に接続するn+型の第
1の不純物領域を底部の平坦な拡散層に形成できるた
め、接合耐圧を上昇させることが可能である。又、ゲー
ト電極及セルプレート電極をトレンチ内に埋め込み形成
できるため、ステップカバレッジの良い配線体の形成も
可能にすることができる。
第2図は本発明の半導体装置における第2の実施例の
模式側断面図で、1〜17は第1図と同じ物を、18は第2
のn−型不純物領域、19は第1のn−型不純物領域を示
している。
同図においては、LDD(Lightly Doped Drain)構造
のショートチャネルトランジスタを形成しており、第1
のn+型不純物領域5及び第2のn+型不純物領域4に
接して第1のn−型不純物領域19及び第2のn−型不純
物領域18がそれぞれ形成されている点を除き、第1の実
施例と同じ構造に形成されている。本実施例において
は、第1の実施例の効果に加え、トランスファーゲート
をより微細に形成できるため高速化を可能にすることが
できる。
第3図は本発明の半導体装置における第3の実施例の
模式側断面図で、1、3〜17は第1図と同じ物を、20は
チャネル領域形成用のp+型不純物領域を示している。
同図においては、DSA(Diffusion Self Aligned)
構造のショートチャネルトランジスタを形成しており、
第2のn+型不純物領域4に接してゲート電極下の一部
に延在するp+型不純物領域からなるチャネル領域が形
成されている点を除き、第1の実施例と同じ構造に形成
されている。本実施例においては、第1の実施例の効果
に加え、トランスファーゲートをより微細に形成できる
ことによる高速化及び電荷蓄積電極形成用の第2のn+
型不純物領域4をチャネル領域形成用のp+型不純物領
域で完全に囲むように形成できるため、HiC構造のトレ
ンチ型キャパシタを形成できるできることによる高集積
化及び高性能化を可能にすることができる。
次いで本発明に係る半導体装置の製造方法の一実施例
について第4図(a)〜(e)及び第1図を参照して説
明する。
第4図(a) p−型シリコン基板1に酸化膜21及び窒化膜22を成長
させる。次いで通常のフォトリソグラフィー技術を利用
し、レジスト(図示せず)をマスク層として、硼素をイ
オン注入してp型ウエル領域2を、燐をイオン注入して
n型ウエル領域(図示せず)をそれぞれ選択的に順次画
定する。次いで不要なレジストを除去する。次いで高温
ランニングし所望の深さを持つp型ウエル領域2及びn
型ウエル領域(図示せず)を形成する。次いで通常のフ
ォトリソグラフィー技術を利用し、レジスト(図示せ
ず)をマスク層として、窒化膜22、酸化膜21、p−型シ
リコン基板1の一部(深さ8μm程度)を選択的に順次
エッチングし、第1のトレンチ14を形成する。次いでレ
ジストを除去する。次いで通常のフォトリソグラフィー
技術を利用し、レジスト(図示せず)及び窒化膜22をマ
スク層として、硼素をイオン注入してp+型チャネルス
トッパー領域17を、燐をイオン注入してn+型チャネル
ストッパー領域(図示せず)をそれぞれ選択的に順次第
1のトレンチ14底部に形成する。次いで不要なレジスト
を除去する。次いで化学気相成長酸化膜6を成長させ、
異方性ドライエッチングをおこない、第1のトレンチ14
に埋め込む。次いで通常のフォトリソグラフィー技術を
利用し、レジスト(図示せず)をマスク層として、窒化
膜22、酸化膜21、埋め込み酸化膜6の一部(深さ1μm
程度)、p−型シリコン基板1の一部(深さ1μm程
度)を選択的に順次エッチングし、第2のトレンチ15を
形成する。(この第2のトレンチ15の深さがトランジス
タのゲート長になる。)次いでレジストを除去する。
第4図(b) 次いでゲート酸化膜7を成長させる。次いで不純物を
含んだ第1の多結晶シリコン膜を成長させ、異方性ドラ
イエッチングし、第2のトレンチ15の側壁にワード線
(多結晶シリコン膜)8を形成する。次いで不要部のゲ
ート酸化膜7をエッチング除去する。次いでエッチング
のマスク層となる酸化膜23を形成する。この酸化膜23は
不純物を含んだ多結晶シリコン膜8には厚く、p−型シ
リコン基板1には薄く形成されるので、この膜厚差を利
用してp−型シリコン基板1上の酸化膜をエッチング除
去し、不純物を含んだ多結晶シリコン膜8には若干酸化
膜23を残す。
第4図(c) 次いで残された酸化膜23をマスク層として第2のトレ
ンチ15内に露出したp−型シリコン基板1を4μm程度
エッチングし、セルフアラインに第3のトレンチ16を形
成する。次いで第1のトレンチ14埋め込み酸化膜6、ワ
ード線(多結晶シリコン膜)8及び窒化膜22をマスク層
として、砒素を回転イオン注入して、第3のトレンチ16
の側面部及び底部に第2のn+型不純物領域4を形成す
る。
第4図(d) 次いで第3のトレンチ16の底部を1μm程度異方性ド
ライエッチングし、第3のトレンチ16の底部にp−型シ
リコン基板1を露出する。次いで前記第1のトレンチ14
埋め込み酸化膜6、ワード線(多結晶シリコン膜)8及
び窒化膜22をマスク層として、硼素をイオン注入して、
第3のトレンチ16の底部にn+型不純物領域4分割用の
p+型不純物領域3を形成する。
第4図(e) 次いで酸化膜23をエッチング除去する。次いでキャパ
シタ絶縁膜8(酸化膜/窒化膜/酸化膜からなる3層
膜)を成長する。次いで第2の多結晶シリコン膜を成長
させ、異方性ドライエッチングし、第2のトレンチ15及
び第3のトレンチ16に埋め込みセルプレート電極9を形
成する。次いで不要のキャパシタ絶縁膜8をエッチング
除去する。次いで不要の窒化膜22、酸化膜21を順次エッ
チング除去する。次いでイオン注入用の薄い酸化膜(図
示せず)を成長する。次いで通常のフォトリソグラフィ
ー技術を利用し、レジスト(図示せず)、第1のトレン
チ14埋め込み酸化膜6及びワード線(多結晶シリコン
膜)8をマスク層として、硼素をイオン注入してp+型
ソースドレイン領域(図示せず)を、砒素をイオン注入
して第1のn+型不純物領域(ソースドレイン領域)5
をそれぞれ選択的に順次画定する。次いで不要のレジス
トを除去する。次いで不要のイオン注入用の薄い酸化膜
をエッチング除去する。
第1図 次いで通常の技法を適用することによりブロック用酸
化膜11及び燐珪酸ガラス(PSG)膜12の成長、高温熱処
理による各不純物領域の深さの制御、電極コンタクト窓
の形成、Al配線13(ビット線を含む)の形成等をおこな
って半導体装置を完成する。
以上実施例に示したように、本発明の半導体装置によ
れば、n+型不純物領域からなる電荷蓄積電極上のトレ
ンチの側壁にゲート電極を設けた縦方向のMOSトランジ
スタを形成できるため、特別に表面上のゲート電極面積
を必要としない微細なトランスファーゲートの形成が可
能である。又、単一のトレンチ内に埋め込み絶縁膜及び
p+型不純物領域によりn+型不純物領域からなる電荷
蓄積電極を二領域に分割形成できるため、単一のトレン
チ内にセルフアライン形成した微細な2つのキャパシタ
の形成が可能である。さらに、n+型の第1の不純物領
域の1つの領域(共通のソースドレイン領域)に対し
て、対向する2つの縦型のMOSFET及び対向する2つのト
レンチ型キャパシタを形成できることによりさらなる高
集積化が可能である。そのうえビット線に接続するn+
型の第1の不純物領域を底部の平坦な拡散層に形成でき
るため、接合耐圧を上昇させることが可能である。又、
ゲート電極及びセルプレート電極をトレンチ内に埋め込
み形成できるため、ステップカバレッジの良い配線体の
形成も可能にすることができる。
[発明の効果] 以上説明のように本発明によれば、MIS型半導体装置
において、トレンチの側壁にゲート電極を形成した縦方
向のMOSトランジスタからなるトランスファーゲートと
単一のトレンチ内に二領域に分割形成した不純物領域か
らなる電荷蓄積電極を持つトレンチ型キャパシタを形成
できるため、縦方向のMOSトランジスタを形成できるこ
とにより、表面上のゲート電極面積を必要としないこと
及び単一のトレンチ内に2つのキャパシタを形成できる
ことによる高集積化を、n+型の第1の不純物領域の1
つの領域(共通のソースドレイン領域)に対して、対向
する2つの縦型のMOSFET及び対向する2つのトレンチ型
キャパシタを形成できることによりさらなる高集積化
を、ビット線に接続するn+型の第1の不純物領域を底
部の平坦な拡散層に形成できることにより接合耐圧をあ
げること及びゲート電極とセルプレート電極をトレンチ
内に埋め込むことができることによりステップカバレッ
ジの良い配線体を形成できることによる高信頼性を可能
にすることができる。即ち、極めて高集積且つ高信頼な
半導体集積回路の形成を可能とした半導体装置を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明の半導体装置における第1
の実施例の模式図、 第2図は本発明の半導体装置における第2の実施例の模
式側断面図、 第3図は本発明の半導体装置における第3の実施例の模
式側断面図、 第4図(a)〜(e)は本発明の半導体装置における製
造方法の一実施例の工程断面図、 第5図は従来の半導体装置の模式側断面図である。 図において、 1はp−型シリコン(Si)基板、 2はp型ウエル領域、 3はn+型不純物領域分割用のp+型不純物領域、 4は第2のn+型不純物領域(電荷蓄積電極兼ソースド
レイン領域)、 5は第1のn+型不純物領域(ソースドレイン領域)、 6はトレンチ素子分離用埋め込み酸化膜、 7はゲート酸化膜、 8はワード線(多結晶シリコン膜)、 9はキャパシタ絶縁膜、 10はセルプレート電極(多結晶シリコン膜)、 11はブロック用酸化膜、 12は燐珪酸ガラス(PSG)膜、 13はビット線(Al配線)、 14は第1のトレンチ、 15は第2のトレンチ、 16は第3のトレンチ、 17はp+型チャネルストッパー領域、 18は第2のn−型不純物領域、 19は第1のn−型不純物領域、 20はチャネル領域形成用のp+型不純物領域を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型半導体基板に形成された反対導電
    型の第1の不純物領域と、前記第1の不純物領域の一部
    を規定する第1の絶縁膜を埋め込んだ第1のトレンチ
    と、前記第1の不純物領域の残りの一部を規定する第2
    のトレンチと、前記第2のトレンチの側壁及び底部に形
    成された第2の絶縁膜と、前記第2のトレンチの側壁に
    前記第2の絶縁膜を介して形成された第1の導電膜と、
    前記第2のトレンチ内に前記第1の導電膜に自己整合し
    て形成された第3のトレンチと、前記第2のトレンチの
    底面及び前記第3のトレンチの側面に形成された反対導
    電型の第2の不純物領域と、前記第3のトレンチの底面
    に形成された一導電型の不純物領域と、前記第1の導電
    膜の内側の側面且つ前記第3のトレンチの側壁及び底部
    に形成された第3の絶縁膜と、前記第3の絶縁膜を介し
    て前記第2のトレンチ及び前記第3のトレンチを埋め込
    んだ第2の導電膜とを備え、前記第1の不純物領域の1
    つの領域に対して、対向する2つの縦型のMOSFET及び対
    向する2つのトレンチ型キャパシタが構成されているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第2の絶縁膜をゲート酸化膜として、
    前記第1の導電膜をゲート電極とし、前記第1の不純物
    領域及び前記第2の不純物領域をソースドレイン領域と
    するMOSFETからなるトランスファーゲートと、前記第2
    の不純物領域を電荷蓄積電極とし、前記第3の絶縁膜を
    キャパシタ絶縁膜とし、前記第2の導電膜をセルプレー
    ト電極とするキャパシタとからなるダイナミックランダ
    ムアクセスメモリー装置を構成していることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の半導体装置が
    マトリックス状に形成されていることを特徴とする半導
    体集積回路。
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