JP3029272U - 麺玉垂直搬送装置 - Google Patents

麺玉垂直搬送装置

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JP3029272U JP1996001634U JP163496U JP3029272U JP 3029272 U JP3029272 U JP 3029272U JP 1996001634 U JP1996001634 U JP 1996001634U JP 163496 U JP163496 U JP 163496U JP 3029272 U JP3029272 U JP 3029272U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 麺玉を垂直に搬送して縦型包装装置に投入
することのできる麺玉垂直搬送装置を提供する。 【解決手段】 両スプロケット1a,1b間にチェー
ン2を架設して略垂直な搬送路aを構成し、上記チェー
ン2に沿って、バケット3を所定間隔を置いて取り付
け、上記搬送路aの往路a1に沿って、バケット3の開
放部を塞ぐ背板4を設け、この背板4の下部位置に搬入
部a3、且つ上端部に搬出部a4を設けて成り、上記搬
送路aに沿って移動するするバケット3が搬入部a3に
て麺玉eを受け、垂直搬送した後に搬出部a4から麺玉
eの包装装置cに対して投下する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、ラーメン等の麺玉を垂直に搬送して、縦型包装装置に供給する麺 玉垂直搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラーメン等の生麺を製造する装置としては、帯状に打った麺材料を切り 出す切り出し装置、切り出した麺をもんで癖付けするもみ装置、その麺を丸めて 麺玉とする麺玉製造装置等があり、これらの装置を接続してライン構成すること により麺玉を自動的に製造していた。 通常、上記した製造装置により製造した麺玉は、包装装置にて保持される袋に 対して手作業により所定個数ずつ詰め込まれて密封包装して出荷するが、さらに この作業を自動化するために、上記麺玉製造装置の後方に、麺玉整列装置と横型 包装装置とを接続して使用する場合もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように、麺玉製造装置の後方に接続する麺玉整列装置と横型包装装置 とは、共に水平且つ直線的に設置するコンベアを具備し、このコンベアにて麺玉 を移動させながら所定個数ずつ整列させ、さらに水平に保持した包装用袋の中に 押し込んで袋詰めするように構成してある。 したがって、麺玉製造装置の後に上記他麺玉整列装置と横型包装装置とを接続 し、麺の製造から包装までの作業を自動的に行う場合には、全部の装置を一列に 設置て構成されるラインの長さが5m以上にもなり、作業場の広さに余裕のない 現状においては、その設置スペースを確保するのは容易ではなかった。
【0004】 ちなみに、既存の包装装置の中には、包装用の袋を垂直に保持し、この袋の上 端部から所定個数の麺玉を入れて密封包装を行う縦型の包装装置があり、比較的 小さなスペースに設置できることから広く普及している。しかし、上記した縦型 の包装装置に麺玉を入れるには、麺玉製造装置から供給される麺玉を取り上げて 上記縦型包装装置上部の投入口に投入する必要があるため、搬送の自動化が難し く、その搬送作業は手作業により行われていた。
【0005】 本考案は、上記したように麺玉製造装置から供給される麺玉を垂直に搬送して 縦型包装装置に合理的に投入することのできる麺玉垂直搬送装置を簡素な構成に て提供し、麺玉の搬送及び袋詰めを省スペースにて行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本考案の麺玉垂直搬送装置は、所定の距離を おいて設けた上下両スプロケット間に無端状のチェーンを架設すると共に、該チ ェーンを所定方向へ回転駆動せしめる駆動機構を設けて、上記チェーン軌道の上 昇側を往路、下降側を復路とする略垂直な搬送路を構成し、上記チェーンの外周 部に沿って、少なくとも上面と背面とを開放したバケットを所定の間隔にて複数 個取り付けると共に、これらバケットが上記搬送路の往路側にある際に同バケッ ト背面側が下がって傾斜するように支持し、上記搬送路の往路に沿って、上記バ ケットの背面側端に近接する背板を設け、この背板の下部位置に麺玉の搬入部を 設け、且つ同背板の上端部に麺玉の包装装置に連絡する搬出部を設けて成るもの である。
【0007】 上記した麺玉垂直搬送装置は、搬送路往路側の下端に位置する搬入部にセンサ を設け、このセンサが上記搬入部にて停止するバケット内に麺玉が搬入されたこ とを検出した際に、上記搬送路のチェーンを各バケット間のストローク分ずつ間 欠的に回転駆動せしめるように構成してもよい。
【0008】 また、上記麺玉垂直搬送装置は、搬送路下部の搬入部に麺玉搬入用のコンベア を接続し、該コンベア終端部の搬送面上の両側に一対のローラを配置してその外 周面同士を対向させ、この両ローラの外周面同士の間隔をバケットの幅よりも小 さくすると共に、上記両ローラの下端面におけるコンベア中心側半部を夫々コン ベア搬送面に接触せしめるとよい。
【0009】 上記麺玉搬入用コンベアの始端部を枢支し、同コンベアの終端側を回動可能に 構成するとよい。
【0010】 上記した手段によれば、以下に示す如き作用を伴う。 搬送路を構成するチェーンの外周部に沿っては、複数のバケットが所定間隔を おいて取り付け支持されている。これらのバケットは、上記チェーンの回転駆動 によって往路を略垂直に移動し、上端部のスプロケットを通過した後に復路を略 垂直に降下し、下端部のスプロケットを通過して再び往路に移行する作動を繰り 返す。
【0011】 上記した各バケットは、上面及び背面が開放され、上記搬送路の往路にある際 に、バケット背面側が下がって傾斜するようにチェーンに対して取り付け支持し てある。また、上記バケットは、開放した背面側端が、搬送路の往路に沿って設 けた背板に近接した状態で往路を上昇するする。そして、バケットは上昇端の搬 出部に至った際に、上記背板の範囲から外れてバケット背面側端が開放された状 態となる。 よって、搬送路下端部の搬入部を通過するバケットに麺玉を入れると、その麺 玉はバケットと共に上昇し、バケットが搬送路上端部の搬出部に至った時点で背 面側端が開放され、バケットの傾斜に沿って滑り落ち、麺玉の包装装置へ向けて 供給されることになる。
【0012】 請求項2記載の麺玉垂直搬送装置にあっては、搬送路の往路側下端の麺玉搬入 部にセンサを設けてある。このセンサが、上記搬入部にて停止するバケット内に 麺玉が搬入されたことを検知すると、搬送路のチェーンが各バケット間のストロ ーク分間欠的に回転駆動する。よって、各バケットは、それぞれ往路下端の麺玉 搬入部にて停止し、麺玉が搬入されると上記ストローク分ずつ上昇して搬送路上 端の搬出部に至る。
【0013】 請求項3記載の麺玉垂直搬送装置にあっては、搬送路下部の麺玉搬入部に麺玉 搬入用のコンベアを接続してある。上記コンベア終端部の搬送面上の両側には一 対のローラを外周部同士を対向させた状態で設置してあり、この両ローラの外周 部の間隔を、バケットの幅よりも小さくしてある。また、上記両ローラの下端面 におけるコンベア中心側半部は、コンベア搬送面に接触せしめてあり、コンベア 搬送面の移動に伴って両ローラがコンベア中央へ向けて回動するように構成して ある。 よって、上記した搬入コンベアの上に載って移動する麺玉は、上記両ローラの 間を通過することにより、その幅が狭められ、その後、コンベア終端部から、搬 入部にて待機するバケット内に向けて投入され、同バケット内にはみ出すことな く収納される。
【0014】 請求項4記載の麺玉垂直搬送装置は、麺玉搬入用コンベアの始端部が枢支して あり、同コンベアの終端側を、上記搬送路下端の搬入部に接続される位置と、任 意の位置との間で回動することができる
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1乃至図3にて示す麺玉垂直搬送装置は、切り出した麺材料を一食分ずつ丸 めて麺玉eとする麺玉製造装置(図示せず)の後側に接続する形で設置してあり 、上記麺玉製造装置との間を連絡する麺玉搬入用のコンベアdに載って一個ずつ 搬送されて来る麺玉eを、垂直に搬送して縦型包装装置cの投入口c1に投入す るものである。
【0016】 上記麺玉搬送装置は、走行移動可能な基台10aの上に縦フレーム10bを垂 直に立設して構成した本体10を具備している。 上記縦フレーム10正面の上端と下端とには、スプロケット1aと1bとを回 転自在に軸支し、これら両スプロケット1a,1b間にわたって無端状のチェー ン2を架設してある。 上記した下側のスプロケット1bの支軸1b’は、軸受け75に貫挿して縦フ レーム10の背面側に突出させ、その突出端に駆動機構7の従動スプロケット7 4を設けてある。上記スプロケット74はチェーン2を介して駆動モータ71の 主スプロケット72に連絡してあり、上記駆動モータ71の回転駆動により、チ ェーン2が一方向、図1において左回転するように構成してある。
【0017】 上記両スプロケット1a,1b間に架設したチェーン2は、縦フレーム10b に沿う垂直な搬送路aを構成するものである。 搬送路aは、上記した如く一方向へ向けて回転駆動するチェーン2の上昇側の 直線部を往路a1、下降側の直線部を復路a2として構成してある。 上記搬送路aの往路a1の下部には、麺玉e搬入用のコンベアdの終端を接続 する搬入部a3を構成してある。また、同搬送路aの往路a1の上部には縦型包 装装置cの投入口c1と連通する搬出部a4を構成してある。
【0018】 上記したチェーン2の外周部に沿っては所定個数、本実施例においては8個の バケット3を円周方向に一定の間隔をおいて取り付けてある。 バケット3は、金属板若しくは合成樹脂板等の板材を断面略コ型に屈曲形成し て上面、正面、背面の3面が開放される箱形状に構成してある。
【0019】 図1及び図2にて示すように、各バケット3は一側面をチーン2の構成要素2 ’に止着することにより、チェーン2に対して取り付け支持してある。また、各 バケット3は、往路a1に沿って上昇する際に、背面側が下がるように傾斜させ た状態で取り付け支持してある。即ち、各バケット3は往路a1に沿って上昇す る際に背面側端が下がり、復路a2に沿って降下する際に背面側端が上がるよう に傾斜することになる。
【0020】 また、各バケット3の背面側端は斜めに切断してあり、この端面が往路a1に 沿って設けた背板4に若干の隙間を介して近接し、同バケット3が往路a1の範 囲を上昇する間は、背板4によって塞がれた状態になるように構成してある。従 って、上記したように傾斜した状態のバケット3内に麺玉eが投入されると、麺 玉eはバケット3の背面側まで滑り移動して背板4に当接した状態で保持される ことになる。
【0021】 背板4は、各バケット3が通過する往路a1の背面に沿って垂直に取り付け支 持した帯状板であり、その表面には良好な滑り性を発揮するテフロン板を貼着し てある。 上記背板4の下端は搬入部a3よりも下に延出させ、基台10aの上面に当接 させてある。一方、背板4の上端は、上側スプロケット1aよりも幾分下の位置 まで至り、その上端部の直上に前記した麺玉の搬出部a4を構成してある。上記 搬出部a4には縦型包装装置dの投入口c1に連絡するシュート8の上端を接続 してある。
【0022】 尚、上記バケットの形状は、コンベア若しくは手作業により投入した麺玉eを 受け取って搬出部a4において背面側端から麺玉eを滑り落とすことのできる形 状、即ち、少なくとも上面と背面とが開放される形状であればどのような形状で あってもよいが、上記実施例のバケット3のようにコンベアから投入される麺玉 eを崩すことなく受け取れる形状にすることが肝要である。
【0023】 また、麺玉搬入用のコンベアdが接続される搬送路aの搬入部a3の直上には 2個一対のローラ5が設置してある。 上記ローラ5は、コンベアdに載って搬送されてくる麺玉eの幅を狭めて、搬 入部a3にて待つバケット3内にはみ出すことなく投入させるためのものであり 、円柱型に形成した一対のローラ5a,5bを具備している。 上記両ローラ5a,5bは、コンベアdの幅方向に伸びる支持板51の両端部 に吊持する形で軸支すると共に、対向する両ローラ5a,5bの外周面同士の間 隔がバケット3の幅よりも幾分狭くなる状態で軸支してある(図3)。
【0024】 両ローラ5a,5bは、下面における中心よりも内側、即ちコンベアd中心側 の部分を、コンベアd上面の両側に対してそれぞれ接触せしめてある。これによ り、コンベアdが作動した際に、同コンベアdの上面と接触する両ローラ5a, 5bがコンベアd上の麺玉eを夫々内側へ向けて巻き込む方向に回転することに なる(図3)。 麺玉eは、両ローラ5a,5bを通過する際に、その幅がバケット3の幅より も小さくなるように両側から押し狭められ、その後、コンベアdの終端から搬入 部a3のバケット3へ向けて投入され、同バケット3内にはみ出すことなく納め られる。
【0025】 上記搬送路aの搬入部a3に接続される搬入用コンベアdは、始端側を回転台 (図示せず)等により枢支することにより、コンベア終端側を上記搬入部a3と 、その他の作業位置、例えば手作業により麺玉eを箱詰めする作業位置との間で 回動移動できるように構成してある。
【0026】 また、上記ローラ5a,5bは、支持板51の中央部をアーム52により支持 すると共に、該アーム52を縦フレーム10bに対して上下摺動自在に支持して ある。これにより、上記両ローラ5a,5bを手動により持ち上げることにより 、搬入用コンベアdの周端部上面に接触する状態から上昇させて一時的に退避さ せることができ、また、ローラ5a,5bを降下させると、再びコンベアd上に 接触するように構成してある。
【0027】 従って、上記したように、ローラ5a,5bをコンベアd上面に接触する状態 から上方へ退避できるように構成することで、前記したように搬入用コンベアd の終端を搬入部a3に接続する位置からその他の作業位置まで回動移動する作業 を容易に行うことができるようになる。
【0028】 ところで、上記した各バケット3の両側面には通孔3aを相互に対向させた状 態で開設してあり、搬送路aの搬入部a3に設置した光センサ6a,6b間の光 が、上記両通孔3aを通過して、バケット3内に収容される麺玉eの有無を検出 するように構成してある。
【0029】 上記両光センサ6a,6bは、取り付け板61及び62に取り付け支持するこ とにより、搬送路a搬入部a3のバケット停止位置の両側に対向させた状態で設 置してあり、一方の光センサ6aから投光させた光が上記バケット3に開設した 両通孔3aを通過して、他方の光センサ6bにより受光するように構成してある (図3)。 すなわち、搬送路a搬入部a3にて停止するバケット3が空の状態では、上記 一方の光センサ6aからの光が他方の光センサ6bに受光されて麺玉eの未投入 を確認する。また、上記バケット3内に麺玉eが投入されると、光センサ6aか ら投光される光がその麺玉eにより遮られて光センサ6bの受光状態が途切れ、 麺玉eの存在を検知し得る。
【0030】 上記した光センサ6a,6bは、マイクロコンピュータにより構成される制御 部(図示せず)に対して電気的に連絡している。 制御部(図示せず)は、上記光センサ6a,6bから出力される検出信号に基 づいて駆動モータ71の回転駆動をスイッチ制御するものである。即ち、上記制 御部は、光センサ6a,6bから麺玉eの検出信号を受けると、駆動モータ71 を所定量回転させて、チェーン2を各バケット3間のストロークL1の距離ずつ 作動させる。 これにより、搬入部a3にて麺玉eを受けたバケット3は上記ストロークL1 分上昇して停止し、さらに、下側スプロケット1bを回って復路a2側から移動 して来たバケット3が、復路a1側に移行して搬入部a3にて停止する。
【0031】 上記した駆動モータ71は所謂ブレーキモータから成る。また、上記実施例の 場合、上記駆動モータ71が1回転させることにより、チェーン2が上記ストロ ークL1分ずつ移動するように設定してある。これにより、チェーン2をストロ ーL1分ずつ間欠的に作動せしめる駆動機構7のスプロケット72,74、及び 搬送路aの下側スプロケット1bを共通化して、構造の簡素化を図ることができ る。
【0032】 次ぎに、上記した如く構成した麺玉垂直搬送装置の作動説明を行う。 搬入用のコンベアdは、麺玉製造装置に連絡し、丸めた状態の麺玉eを垂直搬 送装置に対して一個ずつ順次搬送してくる。 上記搬入用コンベアdの終端まで搬送された麺玉eは、両ローラ5a,5bの 間を通過することにより幅が狭められ、その直後に、コンベアd終端部から搬入 部a3にて停止しているバケット3内に投入される。
【0033】 上記バケット3内に麺玉eが投入されると、光センサ6aから6bへ向けて投 光されいてた光が遮断される。これに基づいて制御部(図示せず)は、駆動モー タ71を1回転させ、チェーン2をストロークL1分だけ作動させた後、同駆動 モータ71を再び停止させる。 駆動モータ71の駆動によりチェーン2がストロークL1分作動すると、搬入 部a3にて麺玉eを受けたバケット3がストロークL1分上昇する。また、これ と同時に、復路a2の最下部にあった空のバケット3が下側スプロケット1bを 回って復路a1側に移行し、搬入部a3にて正確に停止する。
【0034】 上記したように搬入部a3に新たなバケット3が停止すると、光センサ6aか ら6bに対して投光が開始される。空の状態のバケット3にあっては、光センサ 6aから投光された光がバケット3内を通過して6bに対して光が通過するので 、制御部(図示せず)はこの状態が続く間、駆動モータ71を作動させることは ない。 そして、前記したと同様に、搬入用コンベアdの終端から麺玉eが搬入部a3 のバケット3内に投入されると、上記光センサ6a,6b間の光が遮断され、前 記したと同様に駆動モータ71が所定量回転駆動して麺玉eを受けたバケット3 がストロークL1分上昇する。
【0035】 以後、コンベアdから搬入部a3にて停止するバケット3に対して麺玉eが投 入される度に、往路a1の範囲にある各バケット3は麺玉eを載せたままストロ ークL1分ずつ間欠的に上昇する。 上記したように麺玉eを載せた状態で往路a1側を上昇する各バケット3は、 開放された背面側端が背板4の正面に近接して塞がれた状態となっている。また 、各バケット3内に投入された麺玉eは、バケット3内の傾斜に沿って背面側 に滑り落ち、主にバケット3の底面と背板4とに当接した状態で保持されている 。
【0036】 搬入部a3にて麺玉eを載せたバケット3がストロークL1ずつ3回上昇する と、そのバケット3は搬出部a4に至る。この時点でバケット3の背面側端面を 塞いでいた背板4が途切れて、同バケット3の背面側が開放された状態となる。 これにより、麺玉eはバケット3内から滑り落ち、さらにシュ−ト8を降下して 、麺玉垂直搬送装置の背面側に設置される縦型包装装置cの投入口c1内に投入 され、同装置c内にて垂直に保持される袋内に収納される。
【0037】 尚、縦型包装装置cは、上記したように投入口c1から所定個数、例えば5食 分の麺玉eが投入された時点で、袋の上端口を熱溶着して密封する。そして、新 たな袋を供給して再び垂直に保持し、順次投入される麺玉eを5個ずつ包装する 工程を繰り返すことになる。 上記したように搬出部a4にて麺玉eを投入してバケット3は、上側のスプロ ケット1aを回って復路a2側に移行し、裏返しになった状態で降下する。
【0038】 上記した如く構成した麺玉垂直搬送装置においては、搬送路aを垂直に構成し 、搬入用コンベアdから搬送されてくる麺玉を順次縦型包装装置cに対して投入 するように構成したので、図2にて示すように、搬送路aと縦型包装装置dによ り占めるラインの長さを抑えることができ、装置の設置面積も大幅に低減するこ とできる。
【0039】 尚、上記実施例における麺玉垂直搬送装置は搬入部a3に接続した搬入用コン ベアdの終端部上に一対のローラ5を設けたが、このローラ5は必ずしも設置す る必要はなく、また、ローラ5の代わりにコンベアdの有効幅を狭めるガイド板 等、既存の幅寄せ機構を設けてもよい。 また、上記実施例において、バケット3内に麺玉eが搬入されたことを検出す るセンサとして光センサを使用したが、上記センサはバケット内に麺玉が搬入さ れたことを検出し得るセンサであれば、どのような種類のセンサを使用してもよ い。
【0040】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように、略垂直で且つ無端状の搬送路を構成するチェー ンの外周部に沿って複数のバケットを取り付け支持し、上記チェーンの回転駆動 に伴って、搬入部でバケットに受けた麺玉を背板に沿って垂直搬送した後、上記 背板上端部の搬出部にて同バケットの背面を開放させ、縦型包装装置の投入口に 向けて麺玉を滑り落として投入するものであるから、麺玉製造装置から供給され る麺玉を順次垂直搬送して縦型包装装置に投入する機能を簡素な構成にて実現で き、さらに、水平コンベアを具備する整列装置と横型の包装装置とを連結した従 来のものと比較すると、ラインの設置スペースを大幅に低減することができる。
【0041】 また、請求項2の麺玉垂直搬送装置においては、搬送路の往路下端部に設けた 搬入部で停止するバケット内に、麺玉が投入されたことをセンサが検出したこと に基づいて、搬送路のチェーンを各バケット間のストローク分ずつ回転駆動せし めるように構成したものであるから、搬入用コンベアから順次搬入されてくる麺 玉を、搬入部にて停止するバケットにより受け取って順次垂直搬送する工程を自 動化することが可能となる。
【0042】 請求項3記載の麺玉垂直搬送装置によれば、搬入用のコンベアから搬入されて 来る麺玉を、両ローラの間を通過させることにより必要に狭めてから、搬送路搬 入部にて停止するバケット内に投入することができるので、バケット内に投入さ れる麺玉の一部がバケットからはみ出してしまうような不具合を効果的に防止す ることができる。 また、上記両ローラはコンベアの上面に接触して回転するように構成してある ので、両ローラを回転させるための駆動機構を特別に設ける必要がなく、構造の 簡素化を図ることができる。
【0043】 請求項4記載の麺玉垂直搬送装置は、麺玉搬入用コンベアの始端部を枢支する ことにより、同コンベアの終端側を回動可能に構成したものであるから、作業の 必要に応じて、搬入用コンベアの終端を麺玉垂直搬送装置から離脱して、別の作 業位置まで回動することや、反対に、別の作業位置から麺玉垂直搬送装置の搬入 部に回動させて接続するラインの切り替え作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を実施した麺玉垂直搬送装置を示す
斜視図。
【図2】 同装置を一部切欠して示す側面図。
【図3】 図2におけるIII-III 線断面図。
【符号の説明】
a・・・搬送路 a1・・・往路 a2・・・復路 a3・・・搬入部 a4・・・搬出部 c・・・縦型包装装置 d・・・搬入用コンベア 1a,1b・・・スプロケット 2・・・チェーン 3・・・バケット 4・・・背板 5・・・ローラ 6a,6b・・・光センサ 7・・・駆動機構

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の距離をおいて設けた上下両スプ
    ロケット間に無端状のチェーンを架設すると共に、該チ
    ェーンを所定方向へ回転駆動せしめる駆動機構を設け
    て、上記チェーン軌道の上昇側を往路、下降側を復路と
    する略垂直な搬送路を構成し、上記チェーンの外周部に
    沿って、少なくとも上面と背面とを開放したバケットを
    所定の間隔にて複数個取り付けると共に、これらバケッ
    トが上記搬送路の往路側にある際に同バケット背面側が
    下がって傾斜するように支持し、上記搬送路の往路に沿
    って、上記バケットの背面側端に近接する背板を設け、
    この背板の下部位置に麺玉の搬入部を設け、且つ同背板
    の上端部に麺玉の包装装置に連絡する搬出部を設けて成
    る麺玉垂直搬送装置。
  2. 【請求項2】 搬送路往路側の下端に位置する搬入部
    にセンサを設け、このセンサが上記搬入部にて停止する
    バケット内に麺玉が搬入されたことを検出した際に、上
    記搬送路のチェーンを各バケット間のストローク分ずつ
    間欠的に回転駆動せしめるように構成して成る請求項1
    記載の麺玉垂直搬送装置。
  3. 【請求項3】 搬送路下部の搬入部に麺玉搬入用のコ
    ンベアを接続し、該コンベア終端部の搬送面上の両側に
    一対のローラを配置してその外周面同士を対向させ、こ
    の両ローラの外周面同士の間隔をバケットの幅よりも小
    さくすると共に、上記両ローラの下端面におけるコンベ
    ア中心側半部を夫々コンベア搬送面に接触せしめて成る
    請求項2又は3記載の麺玉垂直搬送装置。
  4. 【請求項4】 麺玉搬入用コンベアの始端部を枢支
    し、同コンベアの終端側を回動可能に構成した請求項3
    記載の麺玉垂直搬送装置。
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