JP3028782B2 - Fax通信システム - Google Patents

Fax通信システム

Info

Publication number
JP3028782B2
JP3028782B2 JP9088317A JP8831797A JP3028782B2 JP 3028782 B2 JP3028782 B2 JP 3028782B2 JP 9088317 A JP9088317 A JP 9088317A JP 8831797 A JP8831797 A JP 8831797A JP 3028782 B2 JP3028782 B2 JP 3028782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing device
communication processing
facsimile terminal
transmission
facsimile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9088317A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10285370A (ja
Inventor
俊男 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9088317A priority Critical patent/JP3028782B2/ja
Publication of JPH10285370A publication Critical patent/JPH10285370A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3028782B2 publication Critical patent/JP3028782B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線区間を介して
情報が伝送されるFAX通信システムに関し、特に、情
報伝送フェーズにおける伝送速度の決定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】無線区間を介して情報が伝送されるFA
X通信システムにおけるフェーズB(データリンクの確
立フェーズ)からフェーズC(情報伝送フェーズ)への
移行方式においては、デジタル方式自動車電話システム
標準規格(RCRSTD−27E)第二分冊のG3ファ
クシミリ通信手順の項にその詳細が示されている。
【0003】以下に、上述したFAX通信システムにお
ける通信方式について説明する。
【0004】図3は、従来のFAX通信システムに用い
られる通信処理装置の一構成例を示すブロック図であ
る。
【0005】本従来例は図3に示すように、有線で接続
されたファクシミリ端末(不図示)からのデータを受信
するとともに受信したデータの解析を行うファクシミリ
受信データ判定部2と、ファクシミリ受信データ判定部
2にて受信されたデータがデジタル命令信号(以下、D
CSを称する)であると判断された場合、該DCSを無
線にて送出する旨の指示を出力するとともに、受信した
データの中からトレーニング信号を抽出するDCSファ
クシミリ受信処理部3と、DCSファクシミリ受信処理
部3にて抽出されたトレーニング信号を解析し、DCS
で指定された伝送速度でチャネルが使用できるか否かの
判断を行うトレーニングチェック部5と、ファクシミリ
受信データ判定部2にて受信されたデータが受信準備確
認信号(以下、CFRと称する)であると判断された場
合には該CFRを無線にて送出せず、ファクシミリ受信
データ判定部2にて受信されたデータがトレーニング失
敗信号(以下、FTTと称する)であると判断された場
合に該FTTを無線にて送出する旨の指示を出力すると
ともに、再度FTTを送出したファクシミリ端末との間
のトレーニングを行うためのトレーニング信号を送出す
る旨の指示を出力するトレーニングファクシミリ受信処
理部4と、DCSファクシミリ受信処理部3から出力さ
れた指示に基づいてDCSを無線にて送出するととも
に、トレーニングファクシミリ受信処理部4から出力さ
れた指示に基づいてFTTを無線にて送出する無線送信
データ制御部10と、無線を介してファクシミリ端末か
ら送信されてきたデータを受信するとともに受信したデ
ータの解析を行う無線受信データ判定部9と、無線受信
データ判定部9にて受信されたデータがDCSであると
判断された場合に有線で接続されたファクシミリ端末と
の間のトレーニングを行うためのトレーニング信号を送
出する旨の指示を出力するDCS無線受信処理部7と、
無線受信データ判定部9にて受信されたデータがFTT
であると判断された場合にその旨の信号が出力されるF
TT無線受信処理部8と、トレーニングチェック部5に
おける判断結果とFTT無線受信処理部8から出力され
た信号と無線送信データ制御部10からDCSが送出さ
れたタイミングとに基づいてカウント動作が行われ、そ
のカウント値に基づいてCFRあるいはFTTのいずれ
かを送出する旨の指示を出力するタイムアウト検出部6
と、トレーニングファクシミリ受信処理部4またはDC
S無線受信処理部7から出力された指示に基づいて、有
線で接続されたファクシミリ端末との間のトレーニング
を行うためのトレーニング信号を出力するとともに、タ
イムアウト検出部6から出力された指示に基づいて、有
線で接続されたファクシミリ端末にCFRあるいはFT
Tのいずれかを送出するファクシミリ送信データ制御部
1とから構成されている。
【0006】以下に、上記のように構成された通信処理
装置を用いたFAX通信システムにおける通信動作につ
いて説明する。
【0007】図4は、図3に示した通信処理装置を用い
たFAX通信システムにおける通信動作について説明す
るための図であり、(a)は受信側ファクシミリ端末か
らCFRが送出された状態を示す図、(b)は受信側フ
ァクシミリ端末からFTTが送出されたにもかかわらず
無線区間の状態によって送信側通信処理装置にてFTT
を受信できない状態を示す図である。
【0008】送信側ファクシミリ端末から送信側通信処
理装置へDCSが送信されると、それにより、伝送速度
が決定し、その後、送信側ファクシミリ端末から送信側
通信処理装置へトレーニング信号が送信され、送信側通
信処理装置において、送信側ファクシミリ端末と送信側
通信処理装置との間でDCSによって指定された伝送速
度でチャネルを使用できるかどうかのチェックが行われ
るとともに、DCSが受信側通信処理装置へ無線を介し
て送信される。
【0009】受信側通信処理装置にてDCSが受信され
ると、受信側通信処理装置から受信側ファクシミリ端末
へDCSが送信され、それにより、伝送速度が決定し、
その後、受信側通信処理装置から受信側ファクシミリ端
末にトレーニング信号が送信されて、受信側ファクシミ
リ端末において、受信側通信処理装置と受信側ファクシ
ミリ端末との間でDCSによって指定された伝送速度で
チャネルを使用できるかどうかのチェックが行われる。
【0010】受信側ファクシミリ端末にてDCSで指定
された伝送速度でチャネルが使用できると判断された場
合、受信側ファクシミリから受信側通信処理装置へCF
Rが送信され、それにより、フェーズCへの移行の指示
が行われ、また、受信側ファクシミリ端末にてDCSで
指定された伝送速度でチャネルが使用できないと判断さ
れた場合、受信側ファクシミリから受信側通信処理装置
へFTTが送信され、それにより、再トレーニングの要
求が行われる。
【0011】受信側通信処理装置にてFTTが受信され
ると、受信側通信処理装置において、FTTが無線を介
して送信側通信処理装置へ送信されるとともに、受信側
ファクシミリ端末に対する再トレーニングが行われる。
【0012】送信側通信処理装置がビジー状態でなく、
かつ、受信側通信処理装置からビジーの報告を受けてな
い場合、送信側通信処理装置において、一定時間以内に
受信側通信処理装置からFTTが受信された場合、また
は送信側ファクシミリ端末から受信されたトレーニング
信号がチェックされてDCSで指定された伝送速度でチ
ャネルが使用できないと判断された場合、FTTが送信
側ファクシミリ端末へ送信されることにより再トレーニ
ングの要求が行われる。また、一定時間以内に受信側通
信処理装置からFTTが受信されず、かつ、送信側ファ
クシミリ端末から受信されたトレーニング信号がDCS
で指定された伝送速度でチャネルが使用できると判断さ
れた場合、CFRが送信側ファクシミリ端末へ送信され
ることにより、フェーズCへの移行の指示が行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなFAX
通信システムにおいては、送信側通信処理装置がビジー
状態でなく、かつ、受信側通信処理装置からビジーの報
告を受けてない場合、送信側通信処理装置にて送信側フ
ァクシミリ端末から出力されたDCSが受信された後、
送信側通信処理装置におけるフェーズがフェーズBから
フェーズCへ移行することを回避する条件は、送信側通
信処理装置において、送信側ファクシミリ端末から受信
されたトレーニング信号に誤りがあり、DCSで指定さ
れた伝送速度でチャネルが使用できないと判断された場
合、または、一定時間以内に受信側通信処理装置から無
線を介してFTTが受信された場合に限られており、こ
のとき、FTTが送信側ファクシミリ端末へ送信される
ことにより、再トレーニングが要求される。
【0014】しかし、無線区間の品質が悪い場合、また
は無線区間の遅延が大きな場合に以下のような問題が発
生する。
【0015】受信側通信処理装置と受信側ファクシミリ
端末との間のトレーニングに失敗し、受信ファクシミリ
端末にてDCSで指定された伝送速度でチャネルが使用
できないと判断された場合に、FTTが受信側ファクシ
ミリ端末から受信側通信処理装置に送信されることによ
り再トレーニングが要求され、受信側通信処理装置と受
信側ファクシミリ端末との間はフェーズBのままの状態
となるが、受信側通信処理装置から送信されるFTTが
送信側通信処理装置で一定時間以内に受信されないと、
送信側通信処理装置から送信側ファクシミリ端末にCF
Rが送信されるため、無線区間の品質が悪い場合、また
は無線区間の遅延が大きな場合は図4(b)に示すよう
に、受信側通信処理装置と受信側ファクシミリ端末との
間がフェーズBのままであるのに対して、送信側ファク
シミリ端末と送信側通信処理装置との間はフェーズCに
移行してしまい、フェーズの不一致が生じてしまう。
【0016】ここで、受信側通信処理装置と受信側ファ
クシミリ端末との間において再トレーニングによりDC
Sで指定する伝送速度を落とした場合、送信側ファクシ
ミリ端末と送信側通信処理装置との間の伝送速度より受
信側通信処理装置と受信側ファクシミリ端末との間の伝
送速度が遅くなり、送信側通信処理装置において、送信
側ファクシミリ端末から受信された画データが受信側通
信処理装置に送信される前に送信側通信処理装置のバッ
ファがオーバーフロー状態となってしまう虞れがある。
【0017】また、再トレーニング時、受信側通信処理
装置におけるDCSで指定される伝送速度が落とされな
い場合に送信側ファクシミリ端末と送信側通信処理装置
との間の伝送速度と受信側通信処理装置と受信側ファク
シミリ端末との間の伝送速度とが一致した場合において
も、送信側ファクシミリ端末と送信側通信処理装置との
間が受信側通信処理装置と受信側ファクシミリ端末との
間よりも先にフェーズCに移行するため、送信側通信処
理装置にて送信側ファクシミリ端末から受信された画デ
ータが受信側通信処理装置に送信される前に送信側通信
処理装置のバッファがオーバーフロー状態となってしま
う虞れがある。
【0018】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、無線区間の
品質が悪い場合や無線区間の遅延が大きな場合において
も、送信側のフェーズと受信側のフェーズとが不一致状
態になることのないFAX通信システムを提供すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ファクシミリ端末と、該ファクシミリ端末
に有線で接続された通信処理装置とが、送信側及び受信
側にそれぞれ設けられており、前記ファクシミリ端末
が、送信側に設けられた場合に該ファクシミリ端末と前
記通信処理装置との間の伝送速度を決定するためのデジ
タル命令信号を出力する手段と、受信側に設けられた場
合に前記デジタル命令信号を受信して前記デジタル命令
信号による伝送速度でチャネルが使用可能である旨を示
す受信準備信号あるいは送信側の伝送速度でチャネルが
使用不可能である旨を示すトレーニング失敗信号を出力
する手段とを具備し、前記通信処理装置が、送信側に設
けられた場合に該ファクシミリ端末から出力された前記
デジタル命令信号を無線を介して受信側の通信処理装置
に伝送する手段と、送信側に設けられた場合に無線を介
して伝送されてきた前記受信準備信号あるいは前記トレ
ーニング失敗信号を送信側に設けられたファクシミリ端
末に伝送する手段と、受信側に設けられた場合に無線を
介して伝送されてきたデジタル命令信号を受信側に設け
られたファクシミリ端末に伝送する手段と、受信側に設
けられた場合に受信側に設けられたファクシミリ端末か
ら出力された前記受信準備信号あるいは前記トレーニン
グ失敗信号を無線を介して送信側に設けられた通信処理
装置に伝送する手段とを具備してなるFAX通信システ
ムにおいて、前記通信処理装置は、無線を介して伝送さ
れてくる前記受信準備信号あるいは前記トレーニング失
敗信号を一定時間受信できない場合、前記ファクシミリ
端末に対して、再度前記デジタル命令信号を出力する旨
を示すコマンド再送信号を出力する手段を具備すること
を特徴とする。
【0020】また、送信側に設けられた前記ファクシミ
リ端末と前記通信処理装置との間のフェーズは、前記受
信準備信号及び前記トレーニング失敗信号に基づいて設
定されることを特徴とする。
【0021】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、送信側に設けられた通信処理装置において、
無線を介して伝送されてくる受信準備信号あるいはトレ
ーニング失敗信号が一定時間受信されない場合、送信側
に設けられたファクシミリ端末に対して、デジタル命令
信号を出力する旨を示すコマンド再送信号が出力され、
それにより、送信側に設けられたファクシミリ端末から
デジタル命令信号が出力され、送信側及び受信側にそれ
ぞれ設けられたファクシミリ端末と通信処理装置との間
のトレーニングが再度行われるので、送信側と受信側と
の間の無線区間の品質が悪かったり無線区間の遅延が大
きかったりして、受信側から送出された受信準備信号あ
るいはトレーニング失敗信号が送信側で一定時間受信さ
れなくても、送信側のフェーズが変わってしまうことは
なく、フェーズの不一致は生じない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明のFAX通信システムに用
いられる通信処理装置の実施の一形態を示すブロック図
である。
【0024】本形態は図1に示すように、有線で接続さ
れたファクシミリ端末(不図示)からのデータを受信す
るとともに受信したデータの解析を行うファクシミリ受
信データ判定部2と、ファクシミリ受信データ判定部2
にて受信されたデータがデジタル命令信号(以下、DC
Sを称する)であると判断された場合、該DCSを無線
にて送出する旨の指示を出力するとともに、受信したデ
ータの中からトレーニング信号を抽出するDCSファク
シミリ受信処理部3と、DCSファクシミリ受信処理部
3にて抽出されたトレーニング信号を解析し、DCSで
指定された伝送速度でチャネルが使用できるか否かの判
断を行うトレーニングチェック部5と、ファクシミリ受
信データ判定部2にて受信されたデータが受信準備確認
信号(以下、CFRと称する)であると判断された場合
に該CFRを無線にて送出する旨の指示を出力し、ファ
クシミリ受信データ判定部2にて受信されたデータがト
レーニング失敗信号(以下、FTTと称する)であると
判断された場合に該FTTを無線にて送出する旨の指示
を出力するとともに、再度FTTを送出したファクシミ
リ端末との間のトレーニングを行うためのトレーニング
信号を送出する旨の指示を出力するトレーニングファク
シミリ受信処理部4と、DCSファクシミリ受信処理部
3から出力された指示に基づいてDCSを無線にて送出
するとともに、トレーニングファクシミリ受信処理部4
から出力された指示に基づいてCFRあるいはFTTを
無線にて送出する無線送信データ制御部10と、無線を
介してファクシミリ端末から送信されてきたデータを受
信するとともに受信したデータの解析を行う無線受信デ
ータ判定部9と、無線受信データ判定部9にて受信され
たデータがDCSであると判断された場合に有線で接続
されたファクシミリ端末との間のトレーニングを行うた
めのトレーニング信号を送出する旨の指示を出力するD
CS無線受信処理部7と、無線受信データ判定部9にて
受信されたデータがFTTであると判断された場合にそ
の旨の信号が出力されるFTT無線受信処理部8と、無
線受信データ判定部9にて受信されたデータがCFRで
あると判断された場合にその旨の信号が出力されるCF
R無線受信処理部11と、トレーニングチェック部5に
おける判断結果とFTT無線受信処理部8及びCFR無
線受信処理部11から出力された信号と無線送信データ
制御部10からDCSが送出されたタイミングとに基づ
いてカウント動作が行われ、そのカウント値に基づいて
CRP、CFR、FTTのいずれかを送出する旨の指示
を出力するタイムアウト検出部6と、トレーニングファ
クシミリ受信処理部4またはDCS無線受信処理部7か
ら出力された指示に基づいて、有線で接続されたファク
シミリ端末との間のトレーニングを行うためのトレーニ
ング信号を出力するとともに、タイムアウト検出部6か
ら出力された指示に基づいて、有線で接続されたファク
シミリ端末にCFRあるいはFTTのいずれかを送出す
るファクシミリ送信データ制御部1とから構成されてい
る。
【0025】以下に、上記のように構成された通信処理
装置の動作について説明する。
【0026】有線で接続されたファクシミリ端末(不図
示)から出力されたデータが受信されると、ファクシミ
リ受信データ判定部2において受信されたデータが解析
され、その結果、受信されたデータがDCSである場
合、DCSファクシミリ受信処理部3において、無線送
信データ制御部10に対してDCSの送出が指示される
とともに、受信されたデータの中からトレーニング信号
が抽出され、抽出されたトレーニング信号がトレーニン
グチェック部5に対して送信される。
【0027】すると、トレーニングチェック部5におい
て、トレーニング信号が解析され、DCSで指定された
伝送速度でチャネルが使用できるかどうかの判定が行わ
れ、タイムアウト検出部6に判定結果が報告される。
【0028】一方、無線送信データ制御部10において
DCSファクシミリ受信処理部3からの指示が受信され
ると、無線送信データ制御部10からDCSが無線区間
へ送出されるとともに、タイムアウト検出部6に対して
タイマースタートが指示される。
【0029】その後、無線区間を介して送信されてきた
データが受信されると、無線受信データ判定部9におい
て、受信されたデータが解析され、受信されたデータが
FTTである場合はFTT無線受信処理部8からFTT
が、また、受信されたデータがCFRである場合はCF
R無線処理部11からCFRが、タイムアウト検出部6
に対してそれぞれ出力される。
【0030】タイムアウト検出部6において、一定時間
が経過してタイムアウトした場合、無線区間より受信さ
れたデータ及びトレーニングチェック部5から報告され
た結果が解析される。
【0031】そして、DCSで指定された伝送速度でチ
ャネルが使用できると判断され、かつ、CFR無線受信
処理部11よりCFRが受信されている場合は、ファク
シミリ送信データ制御部1へファクシミリ端末へのCF
R送信が指示され、また、DCSで指定された伝送速度
でチャネルが使用できないと判断された場合、または、
FTT無線受信処理部8よりFTTが受信されている場
合は、ファクシミリ送信データ制御部1に対してファク
シミリ端末へのFTT送信が指示され、また、CFR及
びFTTのいずれも受信されていない場合は、ファクシ
ミリ送信データ制御部1に対してファクシミリ端末への
CRP送信が指示される。
【0032】無線区間より受信されたデータが、無線受
信データ判定部9で解析された結果、DCSであった場
合、DCS無線受信処理部7を経由してファクシミリ送
信データ制御部1へDCS及びトレーニング信号の送出
が指示され、ファクシミリ端末へDCS及びトレーニン
グ信号が出力される。
【0033】その後、ファクシミリ受信データ判定部2
においてファクシミリ端末からデータが受信された場
合、受信されたデータが解析され、受信されたデータが
CFRであると判断された場合、トレーニングファクシ
ミリ受信処理部4から無線送信データ制御部10に対し
て、CFRを無線区間に出力することが指示され、受信
されたデータがFTTであると判断された場合、トレー
ニングファクシミリ受信処理部4から無線送信データ制
御部10に対して、FTTを無線区間に出力することが
指示されるとともに、ファクシミリ送信データ制御部1
に対して再トレーニングが指示される。
【0034】以下に、上述した通信処理装置を用いたF
AX通信システムにおける通信動作について説明する。
【0035】図2は、図1に示した通信処理装置を用い
たFAX通信システムにおける通信動作について説明す
るための図であり、(a)は受信側通信処理装置からC
FRが送出された状態を示す図、(b)は受信側通信処
理装置からCFRまたはFTTが送出されたにもかかわ
らず無線区間の状態によって送信側通信処理装置にてC
FRまたはFTTを受信できない状態を示す図である。
【0036】(1)送信側通信処理装置にて受信側通信
処理装置からのCFRが受信された場合 送信側ファクシミリ端末から送信側通信処理装置へDC
Sが送信されると、それにより、伝送速度が決定し、そ
の後、トレーニング信号が送信され、送信側通信処理装
置において、送信側ファクシミリ端末と送信側通信処理
装置との間でDCSで指定された伝送速度でチャネルが
使用できるかどうかのチェックが行われるとともに、無
線を介して受信側通信処理装置へDCSが送信される。
【0037】受信側通信処理装置においてDCSが受信
されると、受信側通信処理装置から受信側ファクシミリ
端末へDCSが送信され、それにより、伝送速度が決定
し、その後、トレーニング信号が送信され、受信側ファ
クシミリ端末において、受信側通信処理装置と受信側フ
ァクシミリ端末との間でDCSで指定された伝送速度で
チャネルが使用できるかどうかのチェックが行われる。
【0038】受信側ファクシミリ端末においてDCSで
指定された伝送速度でチャネルが使用できると判断され
た場合、受信側ファクシミリ端末から受信側通信処理装
置に対してCFRが送信され、それにより、受信側ファ
クシミリ端末と受信側通信処理装置との間がフェーズC
へ移行し、また、送信側ファクシミリ端末と送信信側通
信処理装置との間もフェーズCへ移行させるために受信
側通信処理装置から無線を介して送信側通信処理装置へ
CFRが送信される。
【0039】送信側通信処理装置にて一定時間以内にC
FRが受信され、かつ、送信側通信処理装置にて送信側
ファクシミリ端末と送信側通信処理装置との間でDCS
で指定された伝送速度でチャネルが使用できると判断さ
れた場合、CFRが送信側ファクシミリ端末に送信さ
れ、それにより、送信側ファクシミリ端末と送信側通信
処理装置との間がフェーズCへ移行する。
【0040】また、送信側通信処理装置にて一定時間以
内にCFRを受信した場合においても、送信側ファクシ
ミリ端末と送信側通信処理装置との間でDCSで指定さ
れた伝送速度でチャネルが使用できないと判断された場
合は、FTTが送信側ファクシミリ端末に送信され、再
トレーニングが指示される。
【0041】(2)送信側通信処理装置にて受信側通信
処理装置からのFTTが受信された場合 送信側ファクシミリ端末から送信側通信処理装置へDC
Sが送信されると、それにより、伝送速度が決定し、そ
の後、トレーニング信号が送信され、送信側通信処理装
置において、送信側ファクシミリ端末と送信側通信処理
装置との間でDCSで指定された伝送速度でチャネルが
使用できるかどうかのチェックが行われるとともに、無
線を介して受信側通信処理装置へDCSが送信される。
【0042】受信側通信処理装置においてDCSが受信
されると、受信側通信処理装置から受信側ファクシミリ
端末へDCSが送信され、それにより、伝送速度が決定
し、その後、トレーニング信号が送信され、受信側ファ
クシミリ端末において、受信側通信処理装置と受信側フ
ァクシミリ端末との間でDCSで指定された伝送速度で
チャネルが使用できるかどうかのチェックが行われる。
【0043】受信側ファクシミリ端末においてDCSで
指定された伝送速度でチャネルが使用できないと判断さ
れた場合、受信側ファクシミリ端末から受信側通信処理
装置に対してFTTが送信され、それにより、再トレー
ニングが指示される。
【0044】受信側通信処理装置にてFTTが受信され
ると、受信側通信処理装置から無線を介して送信側通信
処理装置へFTTが送信される。
【0045】送信側通信処理装置において一定時間以内
にFTTが受信されると、送信側ファクシミリ端末と送
信側通信処理装置との間でDCSで指定された伝送速度
でチャネルが使用できるか否かにかかわらず、送信側通
信処理装置から送信側ファクシミリ端末にFTTが送信
され、再トレーニングが指示される。
【0046】(3)送信側通信処理装置にて一定時間以
内に受信側通信処理装置からのCFR及びFTTのいず
れも受信されない場合 送信側ファクシミリ端末から送信側通信処理装置へDC
Sが送信されると、それにより、伝送速度が決定し、そ
の後、トレーニング信号が送信され、送信側通信処理装
置において、送信側ファクシミリ端末と送信側通信処理
装置との間でDCSで指定された伝送速度でチャネルが
使用できるかどうかのチェックが行われるとともに、無
線を介して受信側通信処理装置へDCSが送信される。
【0047】受信側通信処理装置においてDCSが受信
されると、受信側通信処理装置から受信側ファクシミリ
端末へDCSが送信され、それにより、伝送速度が決定
し、その後、トレーニング信号が送信され、受信側ファ
クシミリ端末において、受信側通信処理装置と受信側フ
ァクシミリ端末との間でDCSで指定された伝送速度で
チャネルが使用できるかどうかのチェックが行われる。
【0048】受信側ファクシミリ端末にてDCSで指定
された伝送速度でチャネルが使用できないと判断された
場合は受信側ファクシミリ端末から受信側通信処理装置
に対してFTTが送信され、また、受信側ファクシミリ
端末にてDCSで指定された伝送速度でチャネルが使用
できないと判断した場合は受信側ファクシミリ端末から
受信側通信処理装置に対してCFRが送信され、その
後、受信側通信処理装置から送信側通信処理装置へ無線
を介してFTTあるいはCFRが送信される。
【0049】ここで、無線区間の品質が悪い場合や無線
区間の遅延が大きな場合においては、一定時間以内に送
信側通信処理装置において、受信側通信処理装置から送
信されたFTT及びCFRを受信できない場合がある。
【0050】そこで、送信側通信処理装置において、一
定時間経過後、CFRまたはFTTが受信されるまで、
送信側ファクシミリ端末がフェーズCへ移行しないよう
に、送信側ファクシミリ端末に対してコマンド再送信号
(以下、CRPと称する)が送信され、それにより、送
信側ファクシミリ端末からのDCSの再送が要求され
る。
【0051】以上説明した通信動作により、送信側ファ
クシミリ端末と送信側通信処理装置間と、受信側通信処
理装置と受信側ファクシミリ端末間とのフェーズ不一致
が防止され、無線区間の品質及び無線区間の遅延時間に
影響されることなく、送信側ファクシミリ端末と送信側
通信処理装置間の伝送速度と、受信側通信処理装置と受
信側ファクシミリ端末間の伝送速度とが等しくなるよう
に制御される。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
送信側に設けられた通信処理装置において、無線を介し
て伝送されてくる受信準備信号あるいはトレーニング失
敗信号が一定時間受信されない場合、送信側に設けられ
たファクシミリ端末に対して、デジタル命令信号を出力
する旨を示すコマンド再送信号が出力され、それによ
り、送信側に設けられたファクシミリ端末からデジタル
命令信号が出力され、送信側及び受信側にそれぞれ設け
られたファクシミリ端末と通信処理装置との間のトレー
ニングが再度行われる構成としたため、送信側と受信側
との間の無線区間の品質が悪かったり無線区間の遅延が
大きかったりして、受信側から送出された受信準備信号
あるいはトレーニング失敗信号が送信側で一定時間受信
されなくても、送信側のフェーズが変わってしまうこと
はなく、フェーズの不一致を防止することができる。
【0053】それにより、無線区間の品質及び無線区間
の遅延時間に影響されることなく送信側のファクシミリ
端末と送信側の通信処理装置との間の伝送速度と、受信
側の通信処理装置と受信側のファクシミリ端末との間の
伝送速度とを等しくすることができ、送信側の通信処理
装置内で無線区間にデータを送信できない状態に陥った
まま、データがメモリに蓄積され続けて、バッファがオ
ーバーフロー状態になってしまうことを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFAX通信システムに用いられる通信
処理装置の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示した通信処理装置を用いたFAX通信
システムにおける通信動作について説明するための図で
あり、(a)は受信側通信処理装置からCFRが送出さ
れた状態を示す図、(b)は受信側通信処理装置からC
FRまたはFTTが送出されたにもかかわらず無線区間
の状態によって送信側通信処理装置にてCFRまたはF
TTが受信できない状態を示す図である。
【図3】従来のFAX通信システムに用いられる通信処
理装置の一構成例を示すブロック図である。
【図4】図3に示した通信処理装置を用いたFAX通信
システムにおける通信動作について説明するための図で
あり、(a)は受信側ファクシミリ端末からCFRが送
出された状態を示す図、(b)は受信側ファクシミリ端
末からFTTが送出されたにもかかわらず無線区間の状
態によって送信側通信処理装置にてFTTが受信できな
い状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ送信データ制御部 2 ファクシミリ受信データ判定部 3 DCSファクシミリ受信処理部 4 トレーニングファクシミリ受信処理部 5 トレーニングチェック部 6 タイムアウト検出部 7 DCS無線受信処理部 8 FTT無線受信処理部 9 無線受信データ判定部 10 無線送信データ制御部 11 CFR無線受信処理部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ端末と、該ファクシミリ端
    末に有線で接続された通信処理装置とが、送信側及び受
    信側にそれぞれ設けられており、 前記ファクシミリ端末が、送信側に設けられた場合に該
    ファクシミリ端末と前記通信処理装置との間の伝送速度
    を決定するためのデジタル命令信号を出力する手段と、
    受信側に設けられた場合に前記デジタル命令信号を受信
    して前記デジタル命令信号による伝送速度でチャネルが
    使用可能である旨を示す受信準備信号あるいは送信側の
    伝送速度でチャネルが使用不可能である旨を示すトレー
    ニング失敗信号を出力する手段とを具備し、 前記通信処理装置が、送信側に設けられた場合に該ファ
    クシミリ端末から出力された前記デジタル命令信号を無
    線を介して受信側の通信処理装置に伝送する手段と、送
    信側に設けられた場合に無線を介して伝送されてきた前
    記受信準備信号あるいは前記トレーニング失敗信号を送
    信側に設けられたファクシミリ端末に伝送する手段と、
    受信側に設けられた場合に無線を介して伝送されてきた
    デジタル命令信号を受信側に設けられたファクシミリ端
    末に伝送する手段と、受信側に設けられた場合に受信側
    に設けられたファクシミリ端末から出力された前記受信
    準備信号あるいは前記トレーニング失敗信号を無線を介
    して送信側に設けられた通信処理装置に伝送する手段と
    を具備してなるFAX通信システムにおいて、 前記通信処理装置は、無線を介して伝送されてくる前記
    受信準備信号あるいは前記トレーニング失敗信号を一定
    時間受信できない場合、前記ファクシミリ端末に対し
    て、再度前記デジタル命令信号を出力する旨を示すコマ
    ンド再送信号を出力する手段を具備することを特徴とす
    るFAX通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のFAX通信システムに
    おいて、 送信側に設けられた前記ファクシミリ端末と前記通信処
    理装置との間のフェーズは、前記受信準備信号及び前記
    トレーニング失敗信号に基づいて設定されることを特徴
    とするFAX通信システム。
JP9088317A 1997-04-07 1997-04-07 Fax通信システム Expired - Fee Related JP3028782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9088317A JP3028782B2 (ja) 1997-04-07 1997-04-07 Fax通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9088317A JP3028782B2 (ja) 1997-04-07 1997-04-07 Fax通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10285370A JPH10285370A (ja) 1998-10-23
JP3028782B2 true JP3028782B2 (ja) 2000-04-04

Family

ID=13939558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9088317A Expired - Fee Related JP3028782B2 (ja) 1997-04-07 1997-04-07 Fax通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3028782B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002185738A (ja) 2000-12-13 2002-06-28 Nec Corp ファクシミリ通信方法
JP4998903B2 (ja) * 2009-11-30 2012-08-15 Necフィールディング株式会社 ファクシミリ中継装置、中継方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10285370A (ja) 1998-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4589111A (en) Arq equipped data communication system
JP2003087541A (ja) 通信端末装置の伝送制御方法
JPH08340323A (ja) データ通信装置
US6314170B1 (en) Modem apparatus and data communication method
JP3028782B2 (ja) Fax通信システム
US6222645B1 (en) Facsimile apparatus and communication method therefor
JP3674072B2 (ja) ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置
JPH1141433A (ja) 通信装置
JPH10136187A (ja) 通信装置
KR20030011322A (ko) 아날로그 팩스 장치용 디지털 네트워크 인터페이스
JPH0736606B2 (ja) ファクシミリの伝送方法およびファクシミリ装置
JPH0427753B2 (ja)
JP3221102B2 (ja) ファクシミリ装置
JPS62171379A (ja) フアクシミリ装置
JP2808653B2 (ja) ファクシミリ伝送制御方式
KR940005253B1 (ko) 컴퓨터-팩시밀리 접속 시스템에서의 컴퓨터 화일 송신을 위한 팩시밀리측 제어방법
JPH10190765A (ja) 通信端末装置
JP3131263B2 (ja) 画像通信装置及び画像通信方法
JPS62116075A (ja) G3ファクシミリを用いた一斉同報システム
JP3475705B2 (ja) 通信端末装置
JP2531544B2 (ja) Faxデ―タ伝送方式
JPH10285375A (ja) 通信端末装置
JPH0393335A (ja) ファクシミリ伝送制御方式
JPH10304009A (ja) 通信制御方法及び通信端末装置
JP2000151956A (ja) グループ3ファクシミリ装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees