JP3026721B2 - 簡易型内視鏡装置 - Google Patents
簡易型内視鏡装置Info
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Description
光を供給するための照明光供給ユニットが操作部に対し
て着脱自在に設けられた簡易型内視鏡装置に関する。
る簡易型の内視鏡装置は、従来は一般に、豆電球と乾電
池を内蔵した照明光供給ユニットが内視鏡の操作部に単
に取り付けられた構造になっていた。
間感染の可能性を無くすために、内視鏡は使用後に完全
に洗浄、消毒できることが必要とされている。
うに照明光供給ユニットが単に操作部に取り付けられた
構造だったので、消毒液中に漬けると液が内部に侵入し
て、電気的及び機械的な故障を引き起こしてしまう。そ
のため、使用後の充分な洗浄及び消毒を行うことができ
なかった。
トは共に外部から内部に水が入らない水密構造に形成し
て、消毒液中に浸漬できるようにすることが望ましい。
しかし、より完全な感染防止策として、エチレンオキサ
イドガス滅菌が行われる場合がある。
が排気されて一時的に真空に近い環境になるので、内視
鏡を完全な水密構造にすると、湾曲部を被覆するゴムチ
ューブが膨らんで破裂してしまう恐れがある。
全に閉じていて、アダプタを取り付けると内視鏡の内部
と外部を連通させるように開く連通口金を、ライトガイ
ドコネクタ等に取り付けている。
連通口金をプラスチック製の操作部に取り付けなければ
ならないので、取り付け部を特別に補強した構造にする
必要が生じ、著しいコストアップになってしまう。
うことができるだけでなく、簡単な構造でエチレンオキ
サイドガス滅菌時の真空環境にも対応することができる
簡易型内視鏡装置を提供することを目的とする。
め、本発明の簡易型内視鏡装置は、被写体を照明するた
めのライトガイドの入射端部を操作部に配置すると共
に、上記ライトガイドに照明光を供給するための照明光
供給ユニットを上記操作部に対して着脱自在に設けた簡
易型内視鏡装置において、上記操作部と照明光供給ユニ
ットとを接続するための接続機構を、接続状態では外部
から内部に水が入らない水密構造に形成すると共に、上
記操作部の内部と外部を連通させるための通気路を上記
接続機構の内側に形成して、上記照明光供給ユニットが
上記操作部に接続された状態のときには、上記通気路と
外部との間が上記接続機構によって閉塞されるようにし
たことを特徴とする。
では外部から内部に水が入らない水密構造に形成するの
がよく、上記照明光供給ユニットを、それ自体単体で外
部から内部に水が入らない水密構造に形成するのがよ
い。
いて、可撓管によって外装された挿入部1の基端側には
操作部2が連結されている。
3であり、その握り部3と挿入部1との間に、鉗子挿入
部4が斜め前方に向けて突出して設けられている。操作
部2の握り部3より上の操作機構部5には、挿入部1内
に挿通された鉗子チャンネル(図示せず)を通しての吸
引操作を行うための吸引操作弁6と、挿入部1の先端部
分に形成された湾曲部(図示せず)を遠隔的に湾曲操作
するための湾曲操作レバー7が前面と後面に配置され、
接眼部8が上面に突設されている。
イババンドル9は、入射端部が操作機構部5内に配置さ
れ、挿入部1内と操作部2の握り部3内を通って、射出
端部は挿入部1の先端に配置されている。
に対して照明光を供給するための照明光供給ユニット3
0が、操作機構部5の側面部分に着脱自在に取り付けら
れている。
30が取り外された状態の断面を拡大して示している。
操作部2の操作機構部5部分を外装する本体ケース11
は、プラスチック製である。湾曲操作レバー7を支持す
る軸受筒12と吸引操作弁6は、本体ケース11に穿設
された貫通孔に嵌挿されて、各々そこで水密にシールさ
れている。軸受筒12と吸引操作弁6の基部は各々操作
部2内のフレーム13に固定されている。
口には蓋体15が嵌め込まれ、その嵌合面にはシール用
のOリング16が装着されていて、隙間から内部に水が
侵入しないようになっている。なお、Oリング16は装
着されることによって潰されるが、図には潰される前の
自然状態の断面が図示されている(以下、同じ)。
軸位置には、基部が操作部2内のフレーム13に固定さ
れた支持筒17が配置されている。そして、支持筒17
にネジ止め連結されたライトガイド取付筒18が外方に
突出していて、そのライトガイド取付筒18の中心軸位
置に、ライトガイドファイババンドル9の入射端部がネ
ジ止め固定されている。
先端部分に凹凸レンズ20が水密に接合された筒状のレ
ンズ取付筒19が、キャップ状に被せられて螺合固定さ
れていて、それによって、凹凸レンズ20がライトガイ
ドファイババンドル9の入射端面に近接して対向する位
置に位置決めされている。
接続部においてその周りを囲んで配置されたOリング受
け枠22は、外面において蓋体15中央の孔と嵌合して
おり、その嵌合部にシール用のOリング24が装着され
ていて、隙間から内部に水が侵入しないようになってい
る。
枠22にまたがる部分を囲んで配置された接続筒23
は、基部が蓋体15の孔の内面にネジ止め固定されてい
て、中間部分の外周面には雄ネジ23aが螺設され、そ
れより先側の外周面は次第に細くなるテーパ面に形成さ
れていて、そのテーパ面の途中にシール用のOリング2
6が装着されている。
外周面との間には隙間が形成されていて、その隙間が、
操作部2の内部と外部を連通させる通気路28になって
いる。
部分を除いて他の全ての部分は、外部から水が侵入しな
い水密構造に構成されている。挿入部1が同様に水密構
造に形成されていることは勿論である。
り付けられていない内視鏡だけの状態では、通気路28
によって内視鏡の内部と外部とが連通しているので、エ
チレンオキサイドガス滅菌器に入れて真空の環境に置か
れても、内視鏡を構成する柔軟部分の破裂事故などは発
生しない。
字形の筒状に形成されており、その本体ケース31はプ
ラスチック製である。そして、その曲がり部に、光源ラ
ンプ32がランプソケット33に取り付けられて配置さ
れている。
上に配置されていて、光源ランプ32から放射された照
明光を短筒の軸線上に収束させるための反射鏡34が、
光源ランプ32を囲むようにランプソケット33に取り
付けられている。
ス31が開口形成されていて、その開口口元に底蓋35
が着脱自在に螺合している。底蓋35と本体ケース31
との嵌合面には、シール用のOリング36が装着されて
いて、隙間から内部に水が侵入しないようになってい
る。また、底蓋35とランプソケット33との間には圧
縮コイルスプリング37が介装されていて、ランプソケ
ット33と反射鏡34を弾力的に固定している。
は、電池38が収容されている。電池38としては、乾
電池または充電可能なカドニカ電池等のいずれを用いて
もよい。
には、プラスチック製の電池ケース蓋39が着脱自在に
螺合されており、両者の境界面にはシール用のOリング
40が装着されていて、隙間から内部に水が侵入しない
ようになっている。電池ケース蓋39を本体ケース31
から取り外せば、電池38を交換することができる。
ース31内に配置された負極側電極、43は本体ケース
31内に配置された正極側電極であり、各々リード線4
3を介して光源ランプ32に接続されている。
への通電をオンオフ操作するためのスイッチが設けられ
ているが、その図示は省略されている。そのスイッチ部
分も、外部から内部に水が侵入しないように水密にシー
ルされている。
は、操作部2に設けられた接続筒23のテーパ面に係合
する形状のテーパ状開口部を有する接続筒受け筒46
が、内側からナット47で締めつけ固定されている。
1との嵌合面には、シール用のOリング48が装着され
ていて、隙間から内部に水が侵入しないようになってお
り、接続筒受け筒46の内端部には、平行平面状の透明
板49が水密に接合されている。
は、全ての部分において外部から水が侵入しない水密構
造に構成されている。したがって、操作部2に取り付け
られていない照明光供給ユニット30だけを単体で消毒
液等に浸漬しても、浸水事故の恐れがない。また、照明
光供給ユニット30は、外壁に柔軟な部分がないので、
エチレンオキサイドガス滅菌器内に入れても、破裂事故
などは発生しない。
3の雄ネジ23aに螺合する雌ネジ50aが形成された
締め付け輪50が軸方向に抜け出さないように取り付け
られている。
光供給ユニット30を操作部2側に接近させて、接続筒
23と接続筒受け筒46のテーパ面どうしを密着させ、
締め付け輪50の雌ネジ50aを接続筒23の雄ネジ2
3aに締め込めば、図3に示されるように、照明光供給
ユニット30が操作部2に接続された状態になる。
れたOリング26が接続筒受け筒46によって潰される
ので、接続部内には外部から水が侵入しない。そして、
通気路28は、そのOリング26でシールされた接続部
の内側に開口しているので、照明光供給ユニット30が
操作部2に取り付けられた状態で装置全体を消毒液等に
浸漬しても、消毒液は装置内に一切侵入しない。
操作部2に取り付けられると、光源ランプ32から放射
された照明光が、反射鏡34で反射されたあと、透明板
49及び凹凸レンズ20を通過してライトガイドファイ
ババンドル9の入射端面に集光し、ライトガイドファイ
ババンドル9に入射する。
面で密着するので、締め付け輪50を接続筒23に対し
てきつく締め込むことによって、照明光供給ユニット3
0は操作部2に対して全く動かないように固定される。
緩めれば、照明光供給ユニット30は照明光の光軸を中
心にして自由に回動させることができる。したがって、
図2にθで示される操作部2に対する照明光供給ユニッ
ト30の取り付け角度を任意に調整し、その状態で締め
付け輪50をきつく締め込むことによって、照明光供給
ユニット30を最も使いやすい状態にセットすることが
できる。
連通させるための通気路を操作部に形成したので、内視
鏡から照明光供給ユニットを取り外せば、内視鏡の内部
と外部が連通して、破裂事故の恐れなくエチレンオキサ
イドガス滅菌を行うことができ、そのようにするために
何らの特別な構造を必要としない。
操作部に接続するために水密に構成された接続機構の内
側に形成したので、照明光供給ユニットが操作部に接続
された状態のときには、通気路と外部との間が接続機構
によって閉塞されて、消毒液に浸漬しても通気路から装
置内への漏水事故は発生しない。
部から内部に水が入らない水密構造に形成し、照明光供
給ユニットを水密構造にすることによって、そのような
完全な消毒と滅菌に対応することができる。
とを分離した状態の拡大平面断面図である。
が取り付けられた状態の側面図である。
が取り付けられた状態の拡大平面断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】被写体を照明するためのライトガイドの入
射端部を操作部に配置すると共に、上記ライトガイドに
照明光を供給するための照明光供給ユニットを上記操作
部に対して着脱自在に設けた簡易型内視鏡装置におい
て、 上記操作部と照明光供給ユニットとを接続するための接
続機構を、接続状態では外部から内部に水が入らない水
密構造に形成すると共に、上記操作部の内部と外部を連
通させるための通気路を上記接続機構の内側に形成し
て、上記照明光供給ユニットが上記操作部に接続された
状態のときには、上記通気路と外部との間が上記接続機
構によって閉塞されるようにしたことを特徴とする簡易
型内視鏡装置。 - 【請求項2】上記操作部が、上記通気路以外の部分では
外部から内部に水が入らない水密構造に形成されている
請求項1記載の簡易型内視鏡装置。 - 【請求項3】上記照明光供給ユニットが、それ自体単体
で外部から内部に水が入らない水密構造に形成されてい
る請求項1又は2記載の簡易型内視鏡装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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US08/818,031 US6004264A (en) | 1994-07-04 | 1997-03-14 | Portable endoscope system |
US09/435,815 US6270454B1 (en) | 1994-07-04 | 1999-11-08 | Portable endoscope system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6155535A JP3026721B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 簡易型内視鏡装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0819516A JPH0819516A (ja) | 1996-01-23 |
JP3026721B2 true JP3026721B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=15608194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6155535A Expired - Fee Related JP3026721B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-07 | 簡易型内視鏡装置 |
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Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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TW465179B (en) | 1999-05-27 | 2001-11-21 | Murata Manufacturing Co | Surface acoustic wave device and method of producing the same |
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Family Cites Families (2)
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---|---|---|---|---|
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JPS63277027A (ja) * | 1987-05-08 | 1988-11-15 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡 |
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1994
- 1994-07-07 JP JP6155535A patent/JP3026721B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0819516A (ja) | 1996-01-23 |
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