JP3026261B1 - 表示板 - Google Patents
表示板Info
- Publication number
- JP3026261B1 JP3026261B1 JP11019241A JP1924199A JP3026261B1 JP 3026261 B1 JP3026261 B1 JP 3026261B1 JP 11019241 A JP11019241 A JP 11019241A JP 1924199 A JP1924199 A JP 1924199A JP 3026261 B1 JP3026261 B1 JP 3026261B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- offset printing
- display panel
- background
- border
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 オフセット印刷による多色刷りにより形成さ
れる表示板にあっても印刷の位置ずれを目立たなくして
商品性の向上を図るとともに、表示と背景とのコントラ
ストをはっきりさせて視認性の高い表示板を提供する。 【解決手段】 基板2に複数の着色層からなるオフセッ
ト印刷部3により文字,目盛,記号等からなる表示4を
形成し、この表示4の輪郭に対応させて縁取り部6を設
ける。オフセット印刷部3の着色層の印刷の位置ずれの
目立ちやすい箇所にオーバーラップさせるよう縁取り部
6を形成することにより、表示4箇所における着色層の
位置ずれを目隠しすることができる。
れる表示板にあっても印刷の位置ずれを目立たなくして
商品性の向上を図るとともに、表示と背景とのコントラ
ストをはっきりさせて視認性の高い表示板を提供する。 【解決手段】 基板2に複数の着色層からなるオフセッ
ト印刷部3により文字,目盛,記号等からなる表示4を
形成し、この表示4の輪郭に対応させて縁取り部6を設
ける。オフセット印刷部3の着色層の印刷の位置ずれの
目立ちやすい箇所にオーバーラップさせるよう縁取り部
6を形成することにより、表示4箇所における着色層の
位置ずれを目隠しすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車やオ
ートバイ等の計器に用いられる表示板に関するものであ
る。
ートバイ等の計器に用いられる表示板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車やオートバイ等の計
器に用いられる表示板は、透光性あるいは非透光性の基
板に文字,目盛,記号等の表示や背景となる模様や地色
をスクリーン印刷により複数回印刷することにより製造
されるのが一般的であった。
器に用いられる表示板は、透光性あるいは非透光性の基
板に文字,目盛,記号等の表示や背景となる模様や地色
をスクリーン印刷により複数回印刷することにより製造
されるのが一般的であった。
【0003】これは、自動車等に適用される表示板等に
あっては熱や振動等の過酷な条件に耐えることのできる
画像耐久性が必要であるとともに、夜間等において表示
板の背後に設けられる光源により透過照明される場合
に、背後の光源を視認できないように遮光性を必要とす
ること等から、インキ膜厚の厚いスクリーン印刷にて製
造されるからである。
あっては熱や振動等の過酷な条件に耐えることのできる
画像耐久性が必要であるとともに、夜間等において表示
板の背後に設けられる光源により透過照明される場合
に、背後の光源を視認できないように遮光性を必要とす
ること等から、インキ膜厚の厚いスクリーン印刷にて製
造されるからである。
【0004】しかし、スクリーン印刷ではスクリーンの
メッシュ密度に依存した解像度の限界を有しており、自
動車のファッション化、高級化の流れの中、その表示板
においても自由に形状や色彩をデザインされたものが求
められているものの、スクリーン印刷ではこのような要
求に応えられなくなってきている。
メッシュ密度に依存した解像度の限界を有しており、自
動車のファッション化、高級化の流れの中、その表示板
においても自由に形状や色彩をデザインされたものが求
められているものの、スクリーン印刷ではこのような要
求に応えられなくなってきている。
【0005】そこで、雑誌や新聞等の印刷業界では一般
的な技術であるオフセット印刷を計器等の表示板に適用
することが考えられている。オフセット印刷は、一般に
スクリーン印刷と比較して、膜厚が薄いため遮光性が弱
く、また、基板に対する密着性も弱い等の欠点を有して
いるがこの点については最近になって各社改良がなされ
てきており、計器等の表示板へ適用することの実現性が
増してきている。
的な技術であるオフセット印刷を計器等の表示板に適用
することが考えられている。オフセット印刷は、一般に
スクリーン印刷と比較して、膜厚が薄いため遮光性が弱
く、また、基板に対する密着性も弱い等の欠点を有して
いるがこの点については最近になって各社改良がなされ
てきており、計器等の表示板へ適用することの実現性が
増してきている。
【0006】オフセット印刷は、例えば所定の画像を画
像処理により複数の色成分に分解し、各複数色の印刷用
版を作成し、この版を用いてそれぞれの着色層を基板に
順次積層形成することにより、これらの着色層を合成す
ることで、色彩に富みかつ精細な画像を再現できるもの
であり、このオフセット印刷の技術を計器等の表示板に
適用することで、これまでの文字,目盛,記号のみなら
ず、従来には無かった精細な画像再現性を用いること
で、背景である例えばカラフルなグラデーション等の模
様や写真のような地色画像をも表示板に演出でき、デザ
イン性に優れた表示板を提供できることになる。
像処理により複数の色成分に分解し、各複数色の印刷用
版を作成し、この版を用いてそれぞれの着色層を基板に
順次積層形成することにより、これらの着色層を合成す
ることで、色彩に富みかつ精細な画像を再現できるもの
であり、このオフセット印刷の技術を計器等の表示板に
適用することで、これまでの文字,目盛,記号のみなら
ず、従来には無かった精細な画像再現性を用いること
で、背景である例えばカラフルなグラデーション等の模
様や写真のような地色画像をも表示板に演出でき、デザ
イン性に優れた表示板を提供できることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このオ
フセット印刷にあっては、複数積み重ねられた着色層に
より画像を構成するものであるため、各着色層において
印刷ずれが生じ易い。たとえば、イエロー、マゼンダ、
シアン、ブラックの4色の着色層を形成する場合、4工
程の印刷工程が行われることになるため、いずれかの着
色層の形成時において印刷ずれが生じ易くなり、この場
合、文字,目盛,記号等の表示がある箇所にあっては、
地色や模様等の背景が形成される箇所と比較して、その
位置ずれが目立ちやすい。
フセット印刷にあっては、複数積み重ねられた着色層に
より画像を構成するものであるため、各着色層において
印刷ずれが生じ易い。たとえば、イエロー、マゼンダ、
シアン、ブラックの4色の着色層を形成する場合、4工
程の印刷工程が行われることになるため、いずれかの着
色層の形成時において印刷ずれが生じ易くなり、この場
合、文字,目盛,記号等の表示がある箇所にあっては、
地色や模様等の背景が形成される箇所と比較して、その
位置ずれが目立ちやすい。
【0008】また、表示板が透光性材料からなり、この
表示板に形成されるオフセット印刷の画像を表示板背面
に備えられた光源の点灯によって照明し、表示板全体を
透過照明するタイプの表示板にあっても同様、この見切
り部分である文字,目盛,記号等の表示が存在する箇所
で着色層の印刷の位置ずれが目立ちやすく、商品性に欠
けるといった問題点を有していた。更に、この場合、こ
のオフセット印刷にあっては、表示板の背景である模様
や地色に対して文字,目盛,記号等の表示の色調を変え
ることによって、表示を判別できるようにしているが、
オフセット印刷にあっては一般に膜厚が薄く、スクリー
ン印刷と比較して遮光性が弱いため、たとえ色調を変え
たとしても、光源からの光により透過照明される表示板
において表示と背景のコントラスト(明度の差)が弱く
なってしまう傾向にあり、視認性が低下するといった問
題もあった。
表示板に形成されるオフセット印刷の画像を表示板背面
に備えられた光源の点灯によって照明し、表示板全体を
透過照明するタイプの表示板にあっても同様、この見切
り部分である文字,目盛,記号等の表示が存在する箇所
で着色層の印刷の位置ずれが目立ちやすく、商品性に欠
けるといった問題点を有していた。更に、この場合、こ
のオフセット印刷にあっては、表示板の背景である模様
や地色に対して文字,目盛,記号等の表示の色調を変え
ることによって、表示を判別できるようにしているが、
オフセット印刷にあっては一般に膜厚が薄く、スクリー
ン印刷と比較して遮光性が弱いため、たとえ色調を変え
たとしても、光源からの光により透過照明される表示板
において表示と背景のコントラスト(明度の差)が弱く
なってしまう傾向にあり、視認性が低下するといった問
題もあった。
【0009】本発明は、オフセット印刷による多色刷り
により形成される表示板にあっても印刷の位置ずれを目
立たなくして商品性の向上を図るとともに、表示と背景
とのコントラストをはっきりさせて視認性の高い表示板
を提供することを目的とするものである。
により形成される表示板にあっても印刷の位置ずれを目
立たなくして商品性の向上を図るとともに、表示と背景
とのコントラストをはっきりさせて視認性の高い表示板
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、基板に複数の着色層から組み合わされてなる
オフセット印刷部を設け、前記オフセット印刷部により
背景及び文字,目盛,記号等からなる表示を設け、前記
表示の輪郭に対応させて前記オフセット印刷部を構成す
る前記複数の着色層のうちの1つの着色層からなる縁取
り部を設けたものである。
するため、基板に複数の着色層から組み合わされてなる
オフセット印刷部を設け、前記オフセット印刷部により
背景及び文字,目盛,記号等からなる表示を設け、前記
表示の輪郭に対応させて前記オフセット印刷部を構成す
る前記複数の着色層のうちの1つの着色層からなる縁取
り部を設けたものである。
【0011】また、背面側に設けられる光源により表示
板の略全体を透過照明可能な透光性部材からなる基板に
複数の着色層から組み合わされ透過照明可能なオフセッ
ト印刷部を設け、前記オフセット印刷部により背景及び
文字,目盛,記号等からなる表示を設け、前記表示の輪
郭に対応させて縁取り部を設けものである。
板の略全体を透過照明可能な透光性部材からなる基板に
複数の着色層から組み合わされ透過照明可能なオフセッ
ト印刷部を設け、前記オフセット印刷部により背景及び
文字,目盛,記号等からなる表示を設け、前記表示の輪
郭に対応させて縁取り部を設けものである。
【0012】また、前記縁取り部は、前記オフセット印
刷部の前方若しくは後方に設けられるスクリーン印刷部
からなるものである。
刷部の前方若しくは後方に設けられるスクリーン印刷部
からなるものである。
【0013】また、前記縁取り部は、前記オフセット印
刷部の前記着色層のうちの少なくとも1つの着色層から
なるものである。
刷部の前記着色層のうちの少なくとも1つの着色層から
なるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】基板に複数の着色層、例えば、イ
エロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色から組み合
わされてなるオフセット印刷部を設け、このオフセット
印刷部により背景を形成するとともに、文字,目盛,記
号等からなる表示を形成する。このように複数色の着色
層により組み合わされてなるオフセット印刷部におい
て、特に文字,目盛,記号等からなる表示の部分は着色
層の印刷の位置ずれが視認されやすくなる。そこで、本
発明ではこの文字,目盛,記号等からなる表示の輪郭に
対応させて縁取り部を設け、オフセット印刷部の着色層
の位置ずれ箇所にオーバーラップさせるよう縁取り部を
形成することにより、着色層の位置ずれを目隠しするこ
とができる。
エロー、マゼンダ、シアン、ブラックの4色から組み合
わされてなるオフセット印刷部を設け、このオフセット
印刷部により背景を形成するとともに、文字,目盛,記
号等からなる表示を形成する。このように複数色の着色
層により組み合わされてなるオフセット印刷部におい
て、特に文字,目盛,記号等からなる表示の部分は着色
層の印刷の位置ずれが視認されやすくなる。そこで、本
発明ではこの文字,目盛,記号等からなる表示の輪郭に
対応させて縁取り部を設け、オフセット印刷部の着色層
の位置ずれ箇所にオーバーラップさせるよう縁取り部を
形成することにより、着色層の位置ずれを目隠しするこ
とができる。
【0015】この場合、前記縁取り部は、オフセット印
刷部とは別工程の例えばスクリーン印刷により構成する
ことも出来るし、あるいは、オフセット印刷部の少なく
とも1工程にて縁取り部を形成するようにしてもよい。
刷部とは別工程の例えばスクリーン印刷により構成する
ことも出来るし、あるいは、オフセット印刷部の少なく
とも1工程にて縁取り部を形成するようにしてもよい。
【0016】また、前記基板は、前記基板の背面側に設
けられる光源により表示板の略全体を透過照明可能に設
けた透光性部材からなり、前記オフセット印刷部を透過
照明可能に設けてなるタイプの表示板に本発明が適用さ
れることで、表示板の略全体が発光する場合には特に表
示の境目を目立たなくし、かつ、表示と背景とのコント
ラストをはっきりさせることができ、表示を際立たせて
視認させることができるものとなる。
けられる光源により表示板の略全体を透過照明可能に設
けた透光性部材からなり、前記オフセット印刷部を透過
照明可能に設けてなるタイプの表示板に本発明が適用さ
れることで、表示板の略全体が発光する場合には特に表
示の境目を目立たなくし、かつ、表示と背景とのコント
ラストをはっきりさせることができ、表示を際立たせて
視認させることができるものとなる。
【0017】
【実施例】以下図1から図5の図面を基にして本発明の
実施例を説明する。本発明の表示板1は、基板2に複数
の着色層、例えば、イエローY、マゼンダM、シアン
C、ブラックKの4色から組み合わされてなるオフセッ
ト印刷部3を設け、このオフセット印刷部3により文
字,目盛,記号等からなる表示4、及び背景5となる模
様や地色を形成している。このオフセット印刷部3によ
ればスクリーン印刷と比較して高い解像度を再現できる
ことから、細かいグラデーション模様や、木目調,金属
調,石目調の模様や、写真のような精細画像を表示板上
に形成できるものである。
実施例を説明する。本発明の表示板1は、基板2に複数
の着色層、例えば、イエローY、マゼンダM、シアン
C、ブラックKの4色から組み合わされてなるオフセッ
ト印刷部3を設け、このオフセット印刷部3により文
字,目盛,記号等からなる表示4、及び背景5となる模
様や地色を形成している。このオフセット印刷部3によ
ればスクリーン印刷と比較して高い解像度を再現できる
ことから、細かいグラデーション模様や、木目調,金属
調,石目調の模様や、写真のような精細画像を表示板上
に形成できるものである。
【0018】図1〜図3は、本発明の第1実施例を示す
ものであり、基板2に複数の着色層であるイエローY,
マゼンダM,シアンC,ブラックKから組み合わされて
なるオフセット印刷部3を設け、このオフセット印刷部
3により数字,目盛からなる表示4とともに背景5とな
る模様(この場合グラデーション模様)を形成してい
る。そして、本発明では数字及び目盛からなる表示4の
背景5との境目となる位置に縁取り部6を形成してい
る。この縁取り部6は、オフセット印刷部3の表面側に
暗色系のスクリーン印刷によって構成されるものであ
り、文字及び目盛からなる表示4の輪郭に対応させて表
示4と背景5との境目を隠すように所定の幅をもってオ
ーバーラップさせて形成されるようになっている。
ものであり、基板2に複数の着色層であるイエローY,
マゼンダM,シアンC,ブラックKから組み合わされて
なるオフセット印刷部3を設け、このオフセット印刷部
3により数字,目盛からなる表示4とともに背景5とな
る模様(この場合グラデーション模様)を形成してい
る。そして、本発明では数字及び目盛からなる表示4の
背景5との境目となる位置に縁取り部6を形成してい
る。この縁取り部6は、オフセット印刷部3の表面側に
暗色系のスクリーン印刷によって構成されるものであ
り、文字及び目盛からなる表示4の輪郭に対応させて表
示4と背景5との境目を隠すように所定の幅をもってオ
ーバーラップさせて形成されるようになっている。
【0019】この場合、表示板1の表示4及び背景5が
互いに明度の高い色調からなるため、境目を明確にする
縁取り部6の色を暗色系の色で形成したが、表示板1の
表示4及び背景5が互いに明度の低い色調からなる場合
には、例えば白色系の明るい色彩の縁取り部6とすれば
よく、また、白や黒に限らずコントラストを向上できる
所定の色を選択的に用いてもよい。
互いに明度の高い色調からなるため、境目を明確にする
縁取り部6の色を暗色系の色で形成したが、表示板1の
表示4及び背景5が互いに明度の低い色調からなる場合
には、例えば白色系の明るい色彩の縁取り部6とすれば
よく、また、白や黒に限らずコントラストを向上できる
所定の色を選択的に用いてもよい。
【0020】また、この例ではオフセット印刷部3の表
面側にスクリーン印刷からなる縁取り部6を形成した
が、縁取り部6の色彩が暗色系からなる場合にはオフセ
ット印刷部3の下側(基板2側)に縁取り部6を設ける
こともできる。これは、オフセット印刷部3の膜厚は薄
いため、たとえオフセット印刷部3の下側にスクリーン
印刷からなる縁取り部6があったとしても、この縁取り
部6の暗色系の色がオフセット印刷部3を透過し、オフ
セット印刷部3の着色層イエローY,マゼンダM,シア
ンC,ブラックBを打ち消すことができるため、オフセ
ット印刷部3の各着色層であるイエローY,マゼンダ
M,シアンC,ブラックKの印刷の位置ずれを隠すこと
ができる理由による。
面側にスクリーン印刷からなる縁取り部6を形成した
が、縁取り部6の色彩が暗色系からなる場合にはオフセ
ット印刷部3の下側(基板2側)に縁取り部6を設ける
こともできる。これは、オフセット印刷部3の膜厚は薄
いため、たとえオフセット印刷部3の下側にスクリーン
印刷からなる縁取り部6があったとしても、この縁取り
部6の暗色系の色がオフセット印刷部3を透過し、オフ
セット印刷部3の着色層イエローY,マゼンダM,シア
ンC,ブラックBを打ち消すことができるため、オフセ
ット印刷部3の各着色層であるイエローY,マゼンダ
M,シアンC,ブラックKの印刷の位置ずれを隠すこと
ができる理由による。
【0021】図4は、本発明の第2実施例を示すもので
あり、縁取り部6をスクリーン印刷によって構成せずに
オフセット印刷部3の少なくとも1つの着色層から構成
したものであり、具体的には着色層の1つであるブラッ
クKにより構成したものである。こうすることにより、
オフセット印刷部3そのものにより縁取り部6を構成で
き、スクリーン印刷を廃止することができるという効果
がある。
あり、縁取り部6をスクリーン印刷によって構成せずに
オフセット印刷部3の少なくとも1つの着色層から構成
したものであり、具体的には着色層の1つであるブラッ
クKにより構成したものである。こうすることにより、
オフセット印刷部3そのものにより縁取り部6を構成で
き、スクリーン印刷を廃止することができるという効果
がある。
【0022】この場合、オフセット印刷用の版を作成す
る際には、この縁取り部6のない各着色層イエローY,
マゼンダM,シアンCを構成し、ブラックKのみにおい
ては、表示4対応箇所の輪郭を太らせるようにして版を
形成することにより本構成を実現化できるものとなる。
る際には、この縁取り部6のない各着色層イエローY,
マゼンダM,シアンCを構成し、ブラックKのみにおい
ては、表示4対応箇所の輪郭を太らせるようにして版を
形成することにより本構成を実現化できるものとなる。
【0023】オフセット印刷部3は膜厚が薄いため、例
えばこの着色層の1つであるブラックKからなる縁取り
部6を形成することにより、他の着色層であるイエロー
Y,マゼンダM,シアンCはこのブラックKの暗色によ
り打ち消されることになるので他の着色層であるイエロ
ーY,マゼンダM,シアンCの位置ずれを隠すことがで
きる。
えばこの着色層の1つであるブラックKからなる縁取り
部6を形成することにより、他の着色層であるイエロー
Y,マゼンダM,シアンCはこのブラックKの暗色によ
り打ち消されることになるので他の着色層であるイエロ
ーY,マゼンダM,シアンCの位置ずれを隠すことがで
きる。
【0024】また、必要に応じてこの着色層であるブラ
ックKに加えて他の着色層であるイエローY,マゼンダ
M,シアンCを縁取り部6として加えることにより遮光
性を向上させるようにしてもよい。
ックKに加えて他の着色層であるイエローY,マゼンダ
M,シアンCを縁取り部6として加えることにより遮光
性を向上させるようにしてもよい。
【0025】図5は、本発明の第3実施例を示すもので
あり、この実施例は基板2が透光性部材からなり、この
透光性の基板2に対しオフセット印刷部3を構成した表
示板1を構成し、表示板1の背面側に設けた光源7の点
灯により、表示板1をオフセット印刷部3を介して透過
照明させるタイプの表示板1の例を示している。
あり、この実施例は基板2が透光性部材からなり、この
透光性の基板2に対しオフセット印刷部3を構成した表
示板1を構成し、表示板1の背面側に設けた光源7の点
灯により、表示板1をオフセット印刷部3を介して透過
照明させるタイプの表示板1の例を示している。
【0026】オフセット印刷部3は一般に膜厚が薄いた
めオフセット印刷部3により表示を形成した場合、背景
5に対する表示4の光のコントラストが出にくい、具体
的に言うと、明るい感じの色も、暗い感じの色も同様の
明るさで透過照明される傾向にある。そこで本発明で
は、オフセット印刷部3からなる表示4の輪郭に対応さ
せて縁取り部6を設けることにより、コントラストの出
にくい表示4と背景5の境目に縁取り部6を形成してコ
ントラストを強調したものである。
めオフセット印刷部3により表示を形成した場合、背景
5に対する表示4の光のコントラストが出にくい、具体
的に言うと、明るい感じの色も、暗い感じの色も同様の
明るさで透過照明される傾向にある。そこで本発明で
は、オフセット印刷部3からなる表示4の輪郭に対応さ
せて縁取り部6を設けることにより、コントラストの出
にくい表示4と背景5の境目に縁取り部6を形成してコ
ントラストを強調したものである。
【0027】この透過照明タイプの表示板1において
は、縁取り部6は暗色系の色から構成されることが望ま
しく、また、この縁取り部6は前述した実施例と同様ス
クリーン印刷により構成してもよいし、オフセット印刷
部3の暗色系の着色層であるブラックKの一部で構成す
るものであってもよい。
は、縁取り部6は暗色系の色から構成されることが望ま
しく、また、この縁取り部6は前述した実施例と同様ス
クリーン印刷により構成してもよいし、オフセット印刷
部3の暗色系の着色層であるブラックKの一部で構成す
るものであってもよい。
【0028】こうすることにより、表示板1の略全面が
発光するタイプの表示板1にあっても、縁取り部6によ
り背景5に対して表示4を際立たせることができ、表示
4と背景5のコントラストをはっきりさせることができ
る。また、前述した実施例と同様、暗色系の縁取り部6
により、オフセット印刷部3の着色層の印刷の位置ずれ
を隠すこともできる。
発光するタイプの表示板1にあっても、縁取り部6によ
り背景5に対して表示4を際立たせることができ、表示
4と背景5のコントラストをはっきりさせることができ
る。また、前述した実施例と同様、暗色系の縁取り部6
により、オフセット印刷部3の着色層の印刷の位置ずれ
を隠すこともできる。
【0029】つまり、総体的に言えば、本発明の表示板
によれば、オフセット印刷により形成される表示の印刷
位置のずれを目隠しできるという効果、非透光性の基板
からなる表示板において背景に対する表示のコントラス
トを向上できるという効果、透光性の基板からなり透過
照明されるタイプの表示板において背景に対する表示の
光のコントラストを向上できるという効果があり、それ
ぞれ単独での効果、あるいは、兼ね備えた効果を期待す
るものであってもよい。
によれば、オフセット印刷により形成される表示の印刷
位置のずれを目隠しできるという効果、非透光性の基板
からなる表示板において背景に対する表示のコントラス
トを向上できるという効果、透光性の基板からなり透過
照明されるタイプの表示板において背景に対する表示の
光のコントラストを向上できるという効果があり、それ
ぞれ単独での効果、あるいは、兼ね備えた効果を期待す
るものであってもよい。
【0030】なお、本発明の実施例で説明した表示板に
よれば、背景に模様や地色を施す例のみを示したが、表
示自体に模様や地色を施した表示板にも適用可能であ
る。
よれば、背景に模様や地色を施す例のみを示したが、表
示自体に模様や地色を施した表示板にも適用可能であ
る。
【0031】また、本実施例におけるオフセット印刷部
は4つの着色層であるイエローY,マゼンダM,シアン
C,ブラックKにより構成するものであったが、適宜複
数の着色層を選択して形成してもよく、これら4つ以外
の複数の着色層からなるものであってもよい。また、場
合によっては同じ色の着色層を複数回印刷するものであ
ってもよい。
は4つの着色層であるイエローY,マゼンダM,シアン
C,ブラックKにより構成するものであったが、適宜複
数の着色層を選択して形成してもよく、これら4つ以外
の複数の着色層からなるものであってもよい。また、場
合によっては同じ色の着色層を複数回印刷するものであ
ってもよい。
【0032】また、表示は、数字やマーク等からなるも
のであってもよい。
のであってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上本発明によれば、オフセット印刷に
よる多色刷りにより形成される表示板にあっても印刷の
位置ずれを目立たなくして商品性の向上を図るととも
に、表示と背景とのコントラストをはっきりさせて視認
性の高い表示板を提供することができる。
よる多色刷りにより形成される表示板にあっても印刷の
位置ずれを目立たなくして商品性の向上を図るととも
に、表示と背景とのコントラストをはっきりさせて視認
性の高い表示板を提供することができる。
【図1】本発明の第1実施例の表示板を示す正面図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1実施例の表示板を拡大した正面図
である。
である。
【図3】本発明の第1実施例の表示板を示す断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2実施例の表示板を示す断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の第3実施例の表示板を示す断面図であ
る。
る。
1 表示板 2 基板 3 オフセット印刷部 4 表示 5 背景 6 縁取り部 7 光源 Y イエロー(着色層) M マゼンダ(着色層) C シアン(着色層) K ブラック(着色層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 13/04 G01D 7/00
Claims (4)
- 【請求項1】 基板に複数の着色層から組み合わされて
なるオフセット印刷部を設け、前記オフセット印刷部に
より背景及び文字,目盛,記号等からなる表示を設け、
前記表示の輪郭に対応させて前記オフセット印刷部を構
成する前記複数の着色層のうちの1つの着色層からなる
縁取り部を設けたことを特徴とする表示板。 - 【請求項2】 背面側に設けられる光源により表示板の
略全体を透過照明可能な透光性部材からなる基板に複数
の着色層から組み合わされ透過照明可能なオフセット印
刷部を設け、前記オフセット印刷部により背景及び文
字,目盛,記号等からなる表示を設け、前記表示の輪郭
に対応させて縁取り部を設けたことを特徴とする表示
板。 - 【請求項3】 前記縁取り部は、前記オフセット印刷部
の前方若しくは後方に設けられるスクリーン印刷部から
なる請求項2記載の表示板。 - 【請求項4】 前記縁取り部は、前記オフセット印刷部
の前記着色層のうちの少なくとも1つの着色層からなる
請求項2記載の表示板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019241A JP3026261B1 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 表示板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019241A JP3026261B1 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 表示板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3026261B1 true JP3026261B1 (ja) | 2000-03-27 |
JP2000213965A JP2000213965A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11993915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11019241A Expired - Fee Related JP3026261B1 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 表示板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026261B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101663368B1 (ko) * | 2014-08-08 | 2016-10-06 | (주) 돈호 | 계단형 가압부상분리장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5077642B2 (ja) * | 2007-02-21 | 2012-11-21 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2011196972A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-06 | Nippon Seiki Co Ltd | 表示板 |
-
1999
- 1999-01-28 JP JP11019241A patent/JP3026261B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101663368B1 (ko) * | 2014-08-08 | 2016-10-06 | (주) 돈호 | 계단형 가압부상분리장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000213965A (ja) | 2000-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2205459C2 (ru) | Приборная шкала | |
US6663252B1 (en) | Automotive display panel | |
JP5418781B2 (ja) | 照明装置 | |
JP3026261B1 (ja) | 表示板 | |
JP4035245B2 (ja) | 自動車用照明付き表示板 | |
JP3026262B1 (ja) | 表示板 | |
JP2000337931A (ja) | 表示板 | |
JPH07318376A (ja) | 透過照明用文字板 | |
JP3275283B2 (ja) | 透過照明式表示板 | |
JP2008256557A (ja) | 透過照明型メータ | |
JP2962162B2 (ja) | 計器用表示板 | |
JP4280966B2 (ja) | 表示板 | |
JP3361056B2 (ja) | 透過照明式表示板における調光層形成方法 | |
JPH10132621A (ja) | 透過照明式表示板 | |
JPH0720695Y2 (ja) | ディスプレイ装置 | |
JP2718233B2 (ja) | 表示盤 | |
JP3277897B2 (ja) | 透過照明式表示板 | |
JP2003177686A (ja) | 表示板の製造方法 | |
JP5896232B2 (ja) | 表示板 | |
JPH086510A (ja) | 表示盤 | |
JP3344565B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2000132125A (ja) | 表示装置用文字板 | |
JPH10300532A (ja) | 表示板 | |
JP2002006780A (ja) | 表示用パネル | |
JPH0717110Y2 (ja) | ディスプレイ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |