JP3344565B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

Info

Publication number
JP3344565B2
JP3344565B2 JP37212198A JP37212198A JP3344565B2 JP 3344565 B2 JP3344565 B2 JP 3344565B2 JP 37212198 A JP37212198 A JP 37212198A JP 37212198 A JP37212198 A JP 37212198A JP 3344565 B2 JP3344565 B2 JP 3344565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
layer
plate
image capturing
flat plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP37212198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000193494A (ja
Inventor
禎雄 矢部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP37212198A priority Critical patent/JP3344565B2/ja
Publication of JP2000193494A publication Critical patent/JP2000193494A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3344565B2 publication Critical patent/JP3344565B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Measuring Devices (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用の表
示装置に関し、特に表示板の裏面に、透過照明時におけ
る透過バランスを取るための調光層を設けた表示板を備
えた表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4〜図7に示す車両用表示装置を例に
説明する。ケース1内に表示器本体2と光源3を収納
し、表示器本体2の前面に表示部4,4Aを設けた表示
板5を固定し、この表示板5の前面側に表示器本体2の
作動に応じて回動する指針6が設けてある。また、表示
板5の前方周縁には表示板5とケース1との隙間を塞ぐ
見返し板7を配設し、複数の表示部4,4Aの内、表示
板5の周辺に設けてある表示部4Aは見返し板7によっ
て可視領域と不可視領域とに区分けされている。そして
ケース1の前面開口側を透視板8で覆っている。表示板
5は無色透明な基板9の表面に目盛、数字、文字などの
表示部4,4Aとなる透過性表示層10を例えば白色の
透過性インクで印刷形成し、この透過性表示層10の上
に表示部4,4Aを除いて例えば黒色の不透過性インク
で地色層11を印刷形成している。また、表示板5の後
方に配置した光源3が点灯したときに、表示部4,4A
を例えば赤色に透過照明させたい場合は、基板9の裏面
に赤色の透過性着色層12を設けると共に、透過照明時
の表示部4,4Aの透過バランスを取るために黒色の調
光層13を見返し板7で覆われていない基板9裏面のほ
ぼ全面に亘って例えば網点状に印刷している。
【0003】この様に構成された表示装置においては、
昼間時は外光により表示板5の表示部4,4Aが白色
に、表示部4,4A以外は黒色にそれぞれ視認される。
また夜間など周囲が暗い時には、光源3の点灯により、
直射光や表示部4,4Aと対応する箇所以外の基板9の
裏面から入光して基板9内で反射を繰り返しながら進ん
できた光などによって表示部4,4Aは白色と赤色の混
合色で透過表示され、表示部4,4A以外は黒色で視認
される。
【0004】また前記調光層13の調光層用印刷原版
は、特公平6−25679号公報に記載されている様な
方法で得る。すなわち、図6に示す様に表示器本体2に
透光性の画像撮り込み用平板14を固定して、前面が開
口したケース1内に収納する。そして、画像撮り込み用
平板14の前方周縁には画像撮り込み用平板14とケー
ス1との隙間を塞ぐ前記見返し板7を配設する。この画
像撮り込み用平板14は図7に示す様に、無色透明な基
板9Aの表面に図5に示す透過性表示層10と同じ白色
の画像撮り込み用表示層15を印刷する。また、基板9
Aの裏面には図5に示す透過性着色層12と同じ赤色の
画像撮り込み用着色層16を設ける。
【0005】そしてケース1内に収納した光源3を点灯
させて、画像撮り込み用平板14の上方に設置したビデ
オカメラ17によって画像撮り込み用平板14全面の明
度のアンバランスをそのまま撮像し、画像撮り込み用平
板14全面の明度に対応した網点を形成した調光層用印
刷原版を作成するが、見返し板7で覆われた画像撮り込
み用平板14領域は見返し板7が有ることによって透過
光が塞がれるため調光層無しの調光形態となる。この様
にして得られた調光層用印刷原版を用いて基板9の裏面
に印刷すると図5に示した調光層13となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
様にして得られた調光層用印刷原版を用いて、調光層1
3を基板9の裏面に印刷した場合、図5に示す如く、表
示板5の周辺に設けられ見返し板7によって可視領域と
不可視領域とに区分けされた表示部4Aの内、見返し板
7で覆われた表示部4B箇所と対応する基板9裏面には
網点が形成されないことになる。すると、見返し板7と
表示板5との位置ずれやアイポイントによっては不可視
領域の表示部4B箇所が視認されることになり、透過照
明時において表示部4Aの透過率の違いが明らかとな
り、良好な視認性が得られなかった。
【0007】また、前記不具合を改善するために見返し
板7を用いないで、例えば黒色のテープで画像撮り込み
用平板14とケース1との隙間を塞いで画像撮り込みを
行い調光層用印刷原版を作成する方法もある。この方法
で得られた調光層用印刷原版を用いて調光層13を基板
9の裏面に印刷すると、基板9のほぼ全面、すなわち不
可視領域となる表示部4B箇所にも網点が形成される。
しかしながら、この表示板5を組み込んだ表示装置とし
た場合、表示板5とケース1の隙間から入ってきた光が
見返し板7の裏面に反射して可視領域周辺の表示部4C
箇所を照射し、表示部4Aの透過バランスに悪影響を及
ぼすことがあった。また、いずれの表示板5であっても
修正する場合は、修正作業に時間を費やしていた。
【0008】本発明はこの様な点に鑑みなされたもの
で、透過照明時における表示部の透過バランスを取るた
めの調光層を短時間で得て、視認性の良好な表示装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、表示部を有する表示板と、この表示板の前方
に配設され前記表示部を可視領域と不可視領域とに区分
けする見返し板と、前記表示板の後方に配置された光源
とを備え、前記表示板は光透過性の基板と、この基板の
表面又は裏面に形成されて前記光源の点灯により光透過
性の表示部となる透過性表示層と、前記基板の表面に前
記表示部を除いて形成した地色層と、前記基板の裏面に
形成され前記表示部の透過光を調整する調光層とからな
り、前記不可視領域の表示部箇所と対応する可視外調光
層が前記可視領域周辺の表示部箇所に対応する可視内調
光層と同一とするものである。
【0010】また、前記調光層は、画像撮り込み用平板
と、この画像撮り込み用平板の前方に配設された前記見
返し板と、画像撮り込み用平板の後方に配置された前記
光源とを備え、前記画像撮り込み用平板の表面又は裏面
に前記透過性表示層と同一又は近似色である画像撮り込
み用表示層を形成し、前記光源の点灯による前記見返し
板で覆われていない画像撮り込み用平板領域全面の明度
のアンバランスをそのまま撮像して得られる明度に対応
した調光形態であり、前記可視内調光層は、前記画像撮
り込み用平板領域周辺の明度のアンバランスをそのまま
撮像して得られる明度に対応した調光形態であり、前記
可視外調光層は、前記可視内調光層の調光形態と同じ調
光形態とするものである。
【0011】また、前記調光層は、画像撮り込み用平板
と、この画像撮り込み用平板の前方に配設された前記見
返し板と、画像撮り込み用平板の後方に配置された前記
光源とを備え、前記画像撮り込み用平板の表面又は裏面
に前記透過性表示層と同一又は近似色である画像撮り込
み用表示層を形成し、前記表示部およびその近傍箇所を
除いた領域に対応する前記画像撮り込み用平板の表面
に、前記地色層と同一又は近似色である画像撮り込み用
地色層を形成し、前記光源の点灯による前記見返し板で
覆われていない画像撮り込み用平板領域全面の明度のア
ンバランスをそのまま撮像して得られる明度に対応した
調光形態であり、前記可視内調光層は、前記画像撮り込
み用平板領域周辺の明度のアンバランスをそのまま撮像
して得られる明度に対応した調光形態であり、前記可視
外調光層は、前記可視内調光層の調光形態と同じ調光形
態とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】ケース1内に表示器本体2と光源
3を収納し、表示器本体2の前面に表示部4,4Aを設
けた表示板5を固定する。この表示板5の前方周縁には
表示板5とケース1との隙間を塞ぐ見返し板7を配設
し、表示板5の周辺に設けてある表示部4Aは見返し板
7によって可視領域と不可視領域とに区分けされてい
る。表示板5は無色透明な基板9の表面に目盛、数字、
文字などの表示部4,4Aとなる白色の透過性表示層1
0を印刷形成し、この透過性表示層10の上に表示部
4,4Aを除いて黒色の地色層11を印刷形成する。ま
た、表示板5の後方に配置した光源3が点灯したとき
に、表示部4,4Aを例えば赤色に透過照明させたい場
合は、基板9の裏面に赤色の透過性着色層12を設け
る。また、透過照明時の表示部4,4Aの透過バランス
を取るために黒色の調光層13を基板9の裏面に印刷に
よって設けるが、見返し板7で覆われた不可視領域の表
示部4B箇所と対応する可視外調光層18の調光形態を
可視領域周辺の表示部4C箇所に対応する可視内調光層
19の調光形態と同一とする。
【0013】この様に、見返し板7で覆われた不可視領
域の表示部4B箇所と対応する基板9の裏面に設けた可
視外調光層19の調光形態を可視領域周辺の表示部4C
箇所に対応する基板9の裏面に設けた可視内調光層18
の調光形態と同一としたことにより、見返し板7と表示
板5との位置ずれやアイポイントの違いがあったとして
も表示部4Aの透過率はほぼ等しくなって修正作業も必
要とせず、従って視認性の良好な表示装置を得ることが
できる。
【0014】
【実施例】本発明を各実施例に基づいて説明するが、従
来例と同一もしくは相当箇所には同一符号を付し、その
詳細説明は省略する。図1は本発明の第1実施例に用い
られる表示板5で、複数の表示部4,4Aの内、表示板
5の周辺に設けてある表示部4Aは見返し板7によって
可視領域と不可視領域とに区分けされている。この表示
板5は無色透明な基板9の表面に目盛、数字、文字など
の表示部4,4Aとなる透過性表示層10を例えば白色
の透過性インクで印刷形成し、この透過性表示層10の
上に表示部4,4Aを除いて例えば黒色の不透過性イン
クで地色層11を印刷形成する。また、表示板5の後方
に配置した光源3が点灯したときに、表示部4,4Aを
例えば赤色に透過照明させたい場合は、基板9の裏面に
赤色の透過性着色層12を設けると共に、透過照明時の
表示部4,4Aの透過バランスを取るために、黒色の調
光層13を見返し板7で覆われていない領域に対応する
基板9裏面のほぼ全面と、見返し板7で覆われた不可視
領域の表示部4B箇所に対応する基板9裏面とに例えば
網点状に印刷してある。この不可視領域の表示部4B箇
所に対応する可視外調光層18の調光形態(網点の密度
や分布)は可視領域周辺(見返し板の内端より1mm程
度)の表示部4C箇所に対応する可視内調光層19の調
光形態と同一に設けてある。
【0015】本実施例における調光層13の調光層用印
刷原版は、図6に示す従来と同様な方法によって得る
が、これに用いる画像撮り込み用平板14も図7に示す
従来と同じものを用いる。すなわち、無色透明な基板9
Aの表面に図1に示す透過性表示層10と同じ白色の画
像撮り込み用表示層15を印刷する。また、基板9Aの
裏面には図1に示す透過性着色層12と同じ赤色の画像
撮り込み用着色層16を設ける。そしてケース1内に収
納した光源3を点灯させて、画像撮り込み用平板14の
上方に設置したビデオカメラ17によって画像撮り込み
用平板14全面の明度のアンバランス状態をそのまま撮
像し、画像撮り込み用平板14全面の明度に対応した網
点を形成した調光層用印刷原版を作成するが、この調光
層用印刷原版であると、従来例と同様に見返し板7で覆
われた画像撮り込み用平板14領域は見返し板7が有る
ことによって透過光が塞がれるため網点無しとなる。そ
こで、ビデオカメラ17によって撮像した明度のアンバ
ランス状態の内、見返し板7で覆われていない画像撮り
込み用平板14の領域周辺(見返し板7の内端より1mm
程度)のアンバランス状態に対応した網点を不可視領域
となる箇所にも設けた調光層用印刷原版を作成する。こ
の様にして得られた調光層用印刷原版を用いて基板9の
裏面に印刷すると図1に示した調光層13となり、前述
した如く、不可視領域の表示部4B箇所に対応する可視
外調光層18の調光形態(例えば網点の密度や分布)は
可視領域周辺(見返し板7の内端より1mm程度)の表示
部4C箇所に対応する可視内調光層19の調光形態と同
一となる。
【0016】この様に構成された表示装置においては、
昼間時は外光により表示板5の表示部4,4Aが白色
に、表示部4,4A以外は黒色にそれぞれ視認される。
また夜間など周囲が暗い時には、光源3の点灯により表
示部4,4Aは白色と赤色の混合色で明るく透過表示さ
れ、表示部4,4A以外は黒色で視認される。また、基
板9裏面に調光層13が設けてあることにより、表示部
4,4Aがバランス良く透過照明されると共に、見返し
板7で覆われた不可視領域の表示部4B箇所と対応する
可視外調光層18の調光形態を可視領域周辺の表示部4
C箇所に対応する可視内調光層19の調光形態と同一と
したことにより、見返し板7と表示板5との位置ずれや
アイポイントの違いがあったとしても不可視領域の表示
部4B箇所と可視領域周辺の表示部4C箇所との透過率
はほぼ等しくなって、従って視認性の良好な表示装置を
得ることができる。
【0017】なお、印刷原版の不可視領域となる箇所へ
の調光形態の付与は、ビデオカメラ17で撮像した見返
し板7の内側より1mm程度の撮像データを、調光形態作
成用のCPUにてデータ展開することで容易に可能とな
る。また、見返し板7で覆われていない画像撮り込み用
平板14領域周辺の明度のアンバランス状態に対応した
網点を不可視領域となる箇所にも設けた調光層用印刷原
版を作成し、この調光層用印刷原版を用いて基板9の裏
面に印刷するだけで不可視領域の表示部4B箇所にも調
光層13が形成されるため、修正作業を必要とせず、短
時間で透過照明時における表示部4,4Aの透過バラン
スを取ることができる。さらに、表示装置を構成する見
返し板7を調光層用印刷原版作成時に用いることによっ
て、見返し板7を考慮した状態の調光層用印刷原版が得
られるため、表示部4Aの透過バランスに及ぼす悪影響
は少なくて済む。
【0018】図2は本発明の第2実施例に用いられる表
示板5であり、前記第1実施例との違いは、透過照明時
の表示部4,4Aの透過バランスを取るための黒色の調
光層13が表示部4,4Aと対応する位置より片側が2
〜3mm広い範囲で設けてある。そして前記第1実施例と
同様に、不透過領域の表示部4B箇所に対応する可視外
調光層18の調光形態を可視領域周辺の表示部4C箇所
に対応する可視内調光層19の調光形態と同一としたも
のである。
【0019】本実施例における調光層13の調光層用印
刷原版は、前記第1実施例と同様な方法によって得る
が、これに用いる画像撮り込み用平板14は図3に示す
通りである。すなわち、無色透明な基板9Aの表面に図
2に示す透過性表示層10と同じ白色の画像撮り込み用
表示層15を印刷形成するとともに、この画像撮り込み
用表示層15の上に図2に示す表示部4,4Aに対して
片側が2〜3mm広い範囲を除いて図2に示す地色層11
と同じ黒色の画像撮り込み用地色層20を印刷形成す
る。また、基板9Aの裏面には図2に示す透過性着色層
12と同じ赤色の画像撮り込み用着色層16を設ける。
【0020】そしてケース1内に収納した光源3を点灯
させて、画像撮り込み用平板14の上方に設置したビデ
オカメラ17によって画像撮り込み用平板14全面の明
度のアンバランス状態をそのまま撮像し、画像撮り込み
用平板14全面の明度に対応した網点を形成した調光層
用印刷原版を作成する。ここで得られる調光層13は見
返し板7で覆われていない画像撮り込み用平板14の領
域であって、かつ画像撮り込み用地色層20を除いた領
域となる。そして、前記第1実施例と同様に、ビデオカ
メラ17によって撮像した明度のアンバランス状態の
内、見返し板7で覆われていない画像撮り込み用平板1
4の領域周辺(見返し板7の内端より1mm程度)のアン
バランス状態に対応した網点を不可視領域となる箇所に
も設けた調光層用印刷原版を作成する。この様にして得
られた調光層用印刷原版を用いて基板9の裏面に印刷す
ると図2に示した調光層13となり、前述した如く、不
可視領域の表示部4B箇所に対応する可視外調光層18
の調光形態は可視領域周辺の表示部4C箇所に対応する
可視内調光層19の調光形態と同一となる。
【0021】なお、画像撮り込み用地色層20を地色層
11と同じ範囲とすると、形成される調光層13が表示
部4,4Aと同じ範囲となってしまい、光源3からの斜
め直射光が調光層13を通らず表示部4,4Aに抜ける
場合があり、この現象を防ぐために調光層13が表示部
4,4Aと対応する箇所より広い範囲に形成されるよう
に考慮して画像撮り込み用地色層20を形成するもので
あり、前記数値に限定されるものではない。
【0022】この様に構成された表示装置においては、
前記第1実施例と同様な効果を得ることができる。さら
に調光層13は表示部4,4Aと対応する箇所およびそ
の近傍箇所に設けられているため、表示部4,4A以外
の基板9裏面箇所から基板9内に入ろうとする光が調光
層13によって制限されることがない。従って、基板9
内に入る光量が増し、透過照明時における表示部4,4
A全体の輝度アップとなる効果もある。
【0023】また、画像撮り込み時の際、図2に示す地
色層11とほぼ同一範囲の黒色の画像撮り込み用地色層
20を印刷した画像撮り込み用平板14を用いて行った
ため、地色層11を考慮したと同じ状態で網点が形成さ
れ、これによって得られる調光層13の調光形態も調光
層用印刷原版作成時の透過バランスを得られる形態とな
り、前記第1実施例に比べて表示部4,4Aの透過バラ
ンスがより良くなる。
【0024】なお、本発明における各調光層は前述した
如く、画像撮り込み用平板全面の明度に対応して網点を
形成するため、明度が低い箇所は網点が形成されない。
よって、複数ある表示部の中には調光層が全く設けられ
ていない表示部や一部にしか設けられていない表示部も
ある。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明による効果としては、見
返し板と表示板との位置ずれやアイポイントの違いがあ
ったとしても不可視領域の表示部箇所と可視領域周辺の
表示部箇所との透過率はほぼ等しくなって、従って視認
性の良好な表示装置を得ることができる。
【0026】また、請求項2の発明による効果として
は、調光層用印刷原版を作成する際、可視外調光層の調
光形態を可視内調光層の調光形態と同じくしたため、不
可視領域の表示部箇所にも調光層が形成され、従って、
短時間で透過照明時における表示部の透過バランスを取
ることができる。さらに、表示装置を構成する見返し板
を調光層用印刷原版作成時に用いることによって、見返
し板を考慮した状態の調光層用印刷原版が得られるた
め、表示部の透過バランスに及ぼす悪影響は少なくて済
む。
【0027】また、請求項3の発明による効果として
は、前記効果に加えて、調光層を表示部と対応する箇所
およびその近傍箇所に設けたため、表示部以外の基板裏
面箇所から基板内に入ろうとする光が調光層によって制
限されることがなく、透過照明時における表示部全体の
輝度アップとなる。また、調光層用印刷原版を作成する
際、地色層とほぼ同一範囲の黒色の画像撮り込み用地色
層を印刷した画像撮り込み用平板を用いて行ったため、
地色層を考慮したと同じ状態で網点が形成され、これに
よって得られる調光層の調光形態も調光層用印刷原版作
成時の透過バランスを得られる形態となり、表示部の透
過バランスがより良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における表示板の要部断面
図。
【図2】本発明の第2実施例における表示板の要部断面
図。
【図3】同実施例の調光層用印刷原版を作成する際の画
像撮り込み用平板の要部断面図。
【図4】表示装置の断面図。
【図5】従来例における表示板の要部断面図。
【図6】調光層用印刷原版を作成する際の説明図。
【図7】従来例の調光層用印刷原版を作成する際の画像
撮り込み用平板の要部断面図。
【符号の説明】
3 光源 4,4A,4B,4C 表示部 5 表示板 7 見返し板 9,9A 基板 10 透過性表示層 11 地色層 13 調光層(網点) 14 画像撮り込み用平板 15 画像撮り込み用表示層 18 可視外調光層 19 可視内調光層 20 画像撮り込み用地色層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部を有する表示板と、この表示板の
    前方に配設され前記表示部を可視領域と不可視領域とに
    区分けする見返し板と、前記表示板の後方に配置された
    光源とを備え、前記表示板は光透過性の基板と、この基
    板の表面又は裏面に形成されて前記光源の点灯により光
    透過性の表示部となる透過性表示層と、前記基板の表面
    に前記表示部を除いて形成した地色層と、前記基板の裏
    面に形成され前記表示部の透過光を調整する調光層とか
    らなり、前記不可視領域の表示部箇所と対応する可視外
    調光層が前記可視領域周辺の表示部箇所に対応する可視
    内調光層と同一であることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記調光層は、画像撮り込み用平板と、
    この画像撮り込み用平板の前方に配設された前記見返し
    板と、画像撮り込み用平板の後方に配置された前記光源
    とを備え、前記画像撮り込み用平板の表面又は裏面に前
    記透過性表示層と同一又は近似色である画像撮り込み用
    表示層を形成し、前記光源の点灯による前記見返し板で
    覆われていない画像撮り込み用平板領域全面の明度のア
    ンバランスをそのまま撮像して得られる明度に対応した
    調光形態であり、前記可視内調光層は、前記画像撮り込
    み用平板領域周辺の明度のアンバランスをそのまま撮像
    して得られる明度に対応した調光形態であり、前記可視
    外調光層は、前記可視内調光層の調光形態と同じ調光形
    態であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記調光層は、画像撮り込み用平板と、
    この画像撮り込み用平板の前方に配設された前記見返し
    板と、画像撮り込み用平板の後方に配置された前記光源
    とを備え、前記画像撮り込み用平板の表面又は裏面に前
    記透過性表示層と同一又は近似色である画像撮り込み用
    表示層を形成し、前記表示部およびその近傍箇所を除い
    た領域に対応する前記画像撮り込み用平板の表面に、前
    記地色層と同一又は近似色である画像撮り込み用地色層
    を形成し、前記光源の点灯による前記見返し板で覆われ
    ていない画像撮り込み用平板領域全面の明度のアンバラ
    ンスをそのまま撮像して得られる明度に対応した調光形
    態であり、前記可視内調光層は、前記画像撮り込み用平
    板領域周辺の明度のアンバランスをそのまま撮像して得
    られる明度に対応した調光形態であり、前記可視外調光
    層は、前記可視内調光層の調光形態と同じ調光形態であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
JP37212198A 1998-12-28 1998-12-28 表示装置 Expired - Lifetime JP3344565B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37212198A JP3344565B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37212198A JP3344565B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000193494A JP2000193494A (ja) 2000-07-14
JP3344565B2 true JP3344565B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=18499891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37212198A Expired - Lifetime JP3344565B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3344565B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000193494A (ja) 2000-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3344565B2 (ja) 表示装置
JP4035245B2 (ja) 自動車用照明付き表示板
JP3036596B1 (ja) 表示装置
JP3277897B2 (ja) 透過照明式表示板
JP3361056B2 (ja) 透過照明式表示板における調光層形成方法
JPH07318376A (ja) 透過照明用文字板
JP3136395B2 (ja) 透過照明式指示計器
JP3275283B2 (ja) 透過照明式表示板
JP3459028B2 (ja) 指示計器
JPH10132621A (ja) 透過照明式表示板
JP3026261B1 (ja) 表示板
JP4280966B2 (ja) 表示板
JP2008256557A (ja) 透過照明型メータ
JP2002131093A (ja) 照明装置
JP2006153684A (ja) 表示パネル
JP2962162B2 (ja) 計器用表示板
JP2559615Y2 (ja) 文字板の照明構造
JPH04120990U (ja) 透過照明式表示板
JP2005227108A (ja) 透過照明式指示計器
JP3494354B2 (ja) 表示装置用文字板
WO2020145329A1 (ja) 表示装置
JPH03231118A (ja) 計器用文字盤
EP0492595B1 (en) Vehicle display device
JPH083428B2 (ja) 計器の文字板照明装置
JPH04288515A (ja) ヘッドアップディスプレー装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130830

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term