JP3361056B2 - 透過照明式表示板における調光層形成方法 - Google Patents

透過照明式表示板における調光層形成方法

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JP3361056B2 JP14955998A JP14955998A JP3361056B2 JP 3361056 B2 JP3361056 B2 JP 3361056B2 JP 14955998 A JP14955998 A JP 14955998A JP 14955998 A JP14955998 A JP 14955998A JP 3361056 B2 JP3361056 B2 JP 3361056B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用計器
などに用いられる透過照明式表示板に関し、特に表示板
の裏面に、透過照明時における透過バランスを取るため
の調光層を設けた透過照明式表示板における調光層形成
方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の車両用計器などに用いられる透過
照明式表示板1の断面は図4に示す通りであり、無色透
明な基板2の表面に目盛、数字、文字などの表示部3と
なる透過性表示層4を例えば白色の透過性インクで印刷
形成し、この透過性表示層4の上に表示部3を除いて例
えば黒色の不透過性インクで地色層5を印刷形成してい
る。また、透過照明式表示板1の裏面側に配設した図示
しない光源が点灯したときに、表示部3を例えば赤色に
透過照明させたい場合は、基板2の裏面に赤色の透過性
着色層6を設けると共に、透過照明時の表示部3の透過
バランスを取るために黒色の調光層7を基板2のほぼ全
面に亘って例えば網点状に印刷している。 【0003】この様に構成された透過照明式表示板1に
おいては、昼間時は外光により表示部3が白色に、表示
部3以外は黒色にそれぞれ視認される。また夜間など周
囲が暗い時には、図示しない光源の点灯により、直射光
や表示部3と対応する箇所以外の基板2の裏面から入光
して基板2内で反射を繰り返しながら進んできた光など
によって表示部3は白色と赤色の混合色で透過表示さ
れ、表示部3以外は黒色で視認される。 【0004】また前記調光層7の調光層用印刷原版は、
特公平6−25679号公報に記載されている様な方法
で得る。すなわち、図5に示す様に内機8に透光性の画
像撮り込み用平板9を固定して、前面が開口したケース
10内に収納する。この画像撮り込み用平板9は図6に
示す様に、無色透明な画像撮り込み用基板2Aの表面に
図4に示す透過性表示層4と同じ白色の画像撮り込み用
表示層11を印刷する。また、画像撮り込み用基板2A
の裏面には図4に示す透過性着色層6と同じ赤色の画像
撮り込み用着色層12を設ける。そしてケース10内に
収納した光源13を点灯させて、画像撮り込み用平板9
の上方に設置したビデオカメラ14によって画像撮り込
み用平板9全面の明度のアンバランスをそのまま撮像
し、画像撮り込み用平板9全面の明度に対応した網点を
形成した調光層用印刷原版を作成する。この様にして得
られた調光層用印刷原版を用いて、調光層7を基板2の
裏面に印刷によって設けている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例における透過照明式表示板1は、網点状の調光層7
が基板2裏面のほぼ全面に設けてあるため、表示部3と
対応する箇所以外から基板2内に入ろうとする光が網点
によって制限されてしまっている。従って、基板2内に
入る全体の光量が少なくなって、透過照明時における表
示部3全体の透過輝度が低下するという問題がある。 【0006】また、黒色の地色層が無い状態で網点決め
を行って得られた調光層用印刷原版を使って調光層7を
印刷した透過照明式表示板1の表面には、透過性表示層
4の上に黒色の地色層5が設けてある。そのため、表示
部3と対応する箇所以外から基板2内に入った光が黒色
に吸収されてしまう箇所があり、調光層用印刷原版作成
時の透過バランスと異なってしまい、従って表示部3に
輝度ムラが生じることがあった。 【0007】本発明はこの様な点に鑑みなされたもの
で、透過照明時における透過領域全体の透過輝度を低下
させることなく、かつ透過バランスの良好な透過照明式
表示板における調光層形成方法を提供することを目的と
する。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、光透過性の基板と、この基板の表面に形成さ
れ、裏面側からの照明により透過する目盛、数字、文字
などの表示部となる透過性表示層と、前記基板の表面に
前記表示部を除いて形成した地色層と、前記表示部およ
びその近傍位置に対応する前記基板の裏面に形成した調
光層とを備えた透過照明式表示板における調光層形成方
法であって、画像撮り込み用基板の表面に前記透過性表
示層と同一又は近似色である画像撮り込み用表示層を形
成し、前記表示部およびその近傍位置を除いた領域に対
応する前記画像撮り込み用表示層上に、前記地色層と同
一又は近似色である画像撮り込み用地色層を形成して得
られた画像撮り込み用平板の裏面側からの照明による前
記画像撮り込み用平板全面の明度のアンバランスをその
まま撮像し、この明度に対応した網点を形成した調光層
用印刷原版を作成し、この調光層用印刷原版を用いて前
記基板の裏面に調光層を印刷形成するものである。 【0009】 【発明の実施の形態】無色透明な基板2の表面に目盛、
数字、文字などの表示部3となる例えば白色の透過性表
示層4を印刷形成し、この透過性表示層4の上に表示部
3を除いて地色層5を印刷形成する。また、透過照明式
表示板1の裏面側に配設した図示しない光源が点灯した
ときに、表示部3を例えば赤色に透過照明させたい場合
は、基板2の裏面に赤色の透過性着色層6を設けると共
に、透過照明時の表示部3の透過バランスを取るために
黒色の調光層7を表示部3と対応する位置より片側が2
〜3mm広い範囲で例えば網点状に印刷する。 【0010】この様に、調光層7は表示部3と対応する
位置およびその近傍位置に設けられているため、表示部
3と対応する位置から離れた箇所から基板2内に入ろう
とする光が調光層7によって制限されることがない。従
って、従来例に比べて基板2内に入る光量が増し、透過
照明時における表示部3全体の透過輝度がアップする。 【0011】 【実施例】本発明を各実施例に基づいて説明するが、従
来例と同一もしくは相当箇所には同一符号を付し、その
詳細説明は省略する。図1および図2は本発明の第1実
施例を示す透過照明式表示板1で、無色透明な基板2の
表面に目盛、数字、文字などの表示部3となる透過性表
示層4を例えば白色の透過性インクで印刷形成し、この
透過性表示層4の上に表示部3を除いて例えば黒色の不
透過性インクで地色層5を印刷形成する。また、透過照
明式表示板1の裏面側に配設した図示しない光源が点灯
したときに、表示部3を例えば赤色に透過照明させたい
場合は、基板2の裏面に赤色の透過性着色層6を設ける
と共に、透過照明時の表示部3の透過バランスを取るた
めに黒色の調光層7を表示部3と対応する位置より片側
が2〜3mm広い範囲で例えば網点状に印刷する。 【0012】この様に構成された透過照明式表示板1に
おいては、昼間時は外光により目盛、数字、文字などの
表示部3は白色に、表示部3以外は黒色にそれぞれ視認
される。また夜間など周囲が暗い時には、図示しない光
源の点灯により、直射光や表示部3と対応する箇所以外
の基板2の裏面から入光して基板2内で反射を繰り返し
ながら進んできた光などによって表示部3は白色と赤色
の混合色で明るく透過表示され、表示部3以外は黒色で
視認される。 【0013】本実施例における調光層7の調光層用印刷
原版は、図5に示す従来と同様な方法によって作成する
が、これに用いる画像撮り込み用平板9は図2に示す通
りである。無色透明な画像撮り込み用基板2Aの表面に
図1に示す透過性表示層4と同じ白色の画像撮り込み用
表示層11を印刷形成するとともに、この画像撮り込み
用表示層11の上に図1に示す表示部3に対して片側が
2〜3mm広い範囲を除いて図1に示す地色層5と同じ黒
色の画像撮り込み用地色層15を印刷形成する。また、
画像撮り込み用基板2Aの裏面には図1に示す透過性着
色層6と同じ赤色の画像撮り込み用着色層12を設け
る。 【0014】なお、前記画像撮り込み用表示層11、画
像撮り込み用地色層15、画像撮り込み用着色層12の
各色調は図1に示した透過照明式表示板1に形成した各
印刷層と同色であることが望ましいが、必ずしも同一で
ある必要はなく、近似色で有れば良い。また、画像撮り
込み用地色層15を地色層5と同じ範囲とすると、形成
される調光層7が表示部3と同じ範囲となってしまい、
光源からの斜め直射光が調光層7を通らず表示部に3に
抜ける場合があり、この現象を防ぐために調光層7が表
示部3と対応する位置より広い範囲に形成されるように
考慮して画像撮り込み用地色層15を形成するものであ
り、上記数値に限定されるものではない。 【0015】この様にして得られた調光層用印刷原版の
網点範囲は、前記画像撮り込み用地色層15を除いた範
囲、すなわち図1に示す透過照明式表示板1に形成され
る調光層7の印刷範囲となるわけであるが、必ずしも画
像撮り込み用地色層15を除いた全ての範囲に設けられ
るものではなく、前述した如く、画像撮り込み用平板9
全面の明度に対応して網点を形成するため、明度が低い
箇所は網点が形成されない。よって、図1に示す透過照
明式表示板1の複数ある表示部3の中には調光層7が全
く設けられていない表示部や一部にしか設けられていな
い表示部もある。 【0016】この様に、調光層7は表示部3と対応する
位置およびその近傍位置の全部又は一部に設けられてい
るため、表示部3と対応する位置から離れた箇所から基
板2内に入ろうとする光が調光層7によって制限される
ことがない。従って、従来例に比べて基板2内に入る光
量が増し、透過照明時における表示部3全体の透過輝度
がアップする。 【0017】また、調光層用印刷原版を作成する際、図
1に示す地色層5とほぼ同一範囲の黒色の画像撮り込み
用地色層15を印刷した画像撮り込み用平板9を用いて
行ったため、地色層5を考慮したと同じ状態で網点が形
成され、これによって得られる調光層7の調光形態も調
光層用印刷原版作成時の透過バランスを得られる形態と
なり、表示部3の輝度ムラも発生しにくく、表示部3の
透過バランスが良くなる。 【0018】図3は本発明の第2実施例を示す。本実施
例の透過照明式表示板1は前記第1実施例と同じである
が、透過照明式表示板1の裏面側に透光性の導光板16
を配設し、この導光板16の側端側に光源13を配設し
て導光板16から導いた光を透過照明式表示板1の裏面
に当てるものであり、前記第1実施例と同じ効果を得る
ことができる。この様に、透過照明式表示板1を裏面側
から照明する方法としては、必ずしも光源13が透過照
明式表示板1の裏面側に配置されていなくとも良い。 【0019】 【発明の効果】本発明によれば、表示部の透過バランス
を良好とする透過照明式表示板の調光層の形成が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例を示す透過照明式表示板の
要部断面図。 【図2】同実施例の調光層用印刷原版を作成する際の画
像撮り込み用平板の要部断面図。 【図3】本発明の第2実施例を示す透過照明式表示板の
側面図。 【図4】従来例を示す透過照明式表示板の要部断面図。 【図5】調光層用印刷原版を作成する際の説明図。 【図6】従来例の調光層用印刷原版を作成する際の画像
撮り込み用平板の要部断面図。 【符号の説明】 1 透過照明式表示板 2 基板 2A 画像撮り込み用基板 3 表示部 4 透過性表示層 5 地色層 7 調光層(網点) 9 画像撮り込み用平板 11 画像撮り込み用表示層 15 画像撮り込み用地色層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 13/02 G01D 13/04 G01D 11/28 G09F 13/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光透過性の基板と、この基板の表面に
    成され、裏面側からの照明により透過する目盛、数字、
    文字などの表示部となる透過性表示層と、前記基板の表
    面に前記表示部を除いて形成した地色層と、前記表示部
    およびその近傍位置に対応する前記基板の裏面に形成し
    た調光層とを備えた透過照明式表示板における調光層形
    成方法であって、画像撮り込み用基板の表面に前記透過
    性表示層と同一又は近似色である画像撮り込み用表示層
    を形成し、前記表示部およびその近傍位置を除いた領域
    に対応する前記画像撮り込み用表示層上に、前記地色層
    と同一又は近似色である画像撮り込み用地色層を形成し
    て得られた画像撮り込み用平板の裏面側からの照明によ
    る前記画像撮り込み用平板全面の明度のアンバランスを
    そのまま撮像し、この明度に対応した網点を形成した調
    光層用印刷原版を作成し、この調光層用印刷原版を用い
    て前記基板の裏面に調光層を印刷形成することを特徴と
    する透過照明式表示板における調光層形成方法。
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JP5609138B2 (ja) * 2010-02-18 2014-10-22 凸版印刷株式会社 情報表示パネル用積層シート、及び情報表示パネル、及びその情報表示パネルを具備した輸送機器

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