JP2000337931A - 表示板 - Google Patents

表示板

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JP2000337931A
JP2000337931A JP11149146A JP14914699A JP2000337931A JP 2000337931 A JP2000337931 A JP 2000337931A JP 11149146 A JP11149146 A JP 11149146A JP 14914699 A JP14914699 A JP 14914699A JP 2000337931 A JP2000337931 A JP 2000337931A
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JP
Japan
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JP11149146A
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English (en)
Inventor
Hiroko Takahashi
裕子 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示パターン層と画像パターン層とを異なる
印刷手法により形成する場合であっても、デザイン性,
耐久性に優れた表示板を提供する。 【解決手段】 基板1の一方の面(表面側)に所定色イ
ンクにて計器意匠となる第1の印刷層2(表示パターン
P1)を形成し、その他方の面(背面側)に複数色イン
クを網点状に積層してなる第2の印刷層4(画像パター
ンP2)を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車やオ
ートバイ等の計器に用いられる表示板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車やオートバイ等の計
器に用いられる表示板は、透過性あるいは遮光性の基板
に文字,目盛,記号等の表示や背景となる模様や地色を
例えばスクリーン印刷により印刷することにより製造さ
れるのが一般的であった。
【0003】これは、自動車等に適用される表示板等に
あっては、熱や振動等の過酷な条件に耐えることのでき
る耐久性が必要なことや所望の色みを出したり、あるい
は内部が透けないようにする必要があり、インク膜厚の
厚いスクリーン印刷が適しているからである。
【0004】一方で、スクリーン印刷ではスクリーンの
メッシュ密度に依存した解像度の限界が知られており、
自動車のファッション化、高級化の流れの中にあって、
高解像度が要求される画像パターンを表示板に付与する
のが難しくなってきている。
【0005】そこで、例えば特開平7−84527号に
は、基板の表面に形成された所定色インク層からなるス
クリーン印刷層の上に、複数色インクを網点状に積層し
てなる例えばオフセット印刷層を設けることで、デザイ
ン性に富むと共に計器用表示板としての使用にも適した
表示板が提案されている。
【0006】オフセット印刷は、例えば所定の画像を画
像処理により複数の色成分に分解して各複数色の印刷用
版を作成し、この版を用いてそれぞれの着色層を順次積
層合成して網点状の複数色インク層からなる画像パター
ンを形成するもので、色彩に富みかつ精細な画像パター
ンを再現できる印刷手法として一般的に知られており、
これを計器等の表示板に適用することにより、これまで
の文字,目盛,記号のみならず、例えばカラフルなグラ
デーション模様や写真映像のような従来には無かった画
像パターンを再現でき、デザイン性に優れた表示板を提
供できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オフセ
ット印刷層は詳細画像を再現できる反面、スクリーン印
刷層に比べ薄膜であるため、前掲公報のように、スクリ
ーン印刷層からなる表示パターンとオフセット印刷層か
らなる画像パターンとを積層した場合、各印刷層どうし
の膜厚差により段差が生じ、良好な画像パターンを構成
できなかったり、あるいは両印刷層の密着性の問題か
ら、耐久性に劣る場合がある。
【0008】各印刷層の膜厚差による段差について前掲
公報では、表示パターン層と画像パターン層に緩衝層を
介在させることで対応しているが、緩衝層の追加は印刷
工数、作業工数が増加につながりコスト上昇を招くとい
うデメリットがある。
【0009】本発明は、表示パターン層と画像パターン
層を重ねる場合であっても、デザイン性,耐久性に優れ
た表示板を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、透過性を有する基板の一方の面に所定色イン
クからなる第1の印刷層を形成し、その他方の面に複数
色インクを網点状に積層してなる第2の印刷層を形成し
たことを特徴とする。
【0011】また、前記第1の印刷層がスクリーン印刷
層からなり、前記第2の印刷層がオフセット印刷層から
なることを特徴とする。
【0012】また、前記第1の印刷層が表示パターンを
形成し、前記第2の印刷層が画像パターンを形成するこ
とを特徴とする。
【0013】また、前記第1の印刷層が前記基板の前面
に形成され、前記第2の印刷層が前記基板の背面に形成
されることを特徴とする。
【0014】また、前記基板の前面側に透過性を有する
光反射防止層が形成されることを特徴とする。
【0015】また、前記第1の印刷層が前記基板の背面
に形成され、前記第2の印刷層が前記基板の前面に形成
されてなることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5に基づき本発明
の実施例を説明するが、各図は何れも本発明を例えば自
動車計器の表示板に適用したものである。
【0017】図1及び図2は本発明の第1実施例を示
し、図1は表示板の正面図、図2は図1のA−A線に沿
った断面図であり、本実施例による表示板は、透過性、
例えば透明な合成樹脂からなる基板1の表面側に第1の
印刷層2と光反射防止層3を設ける共に、その背面側に
第2の印刷層4を設けてなる。
【0018】第1の印刷層2は、基板1の表面側に部分
的に形成され、計器意匠となる目盛、数字、文字、マー
クからなる表示パターンP1を構成しており、第2の印
刷層2よりも膜厚が厚く所望の色味を再現しやすい例え
ばスクリーン印刷層からなる。このように表示パターン
P1を構成する目盛、数字、文字、マークは、所定色イ
ンク、例えば白色インクからなる中部21と、この中部
21の輪郭を形成する例えば黒色インクからなる縁部2
2とからなる。
【0019】光反射防止層3は、第1の印刷層2を含ん
で基板1の表面側を覆う透過性を備えた低反射性インク
層からなり、スクリーン印刷により形成されている。な
お光反射防止層3は、低反射性インクを用いる他にも、
例えば通常の透明インク層にマット処理もしくはシボ加
工、フレネル加工を施すことにより形成することもでき
る。
【0020】第2の印刷層4は、基板2の背面側略全体
にわたって形成され、表示パターンP1の背景(地)と
なる画像パターンP2を構成しており、第1の印刷層2
よりも膜厚が薄く高解像度画像を再現できる例えばオフ
セット印刷層からなる。このオフセット印刷層は、本実
施例では複数色インク、例えば、イエロー、マゼンダ、
シアン、ブラックの4色インク層を網点状に積層し、紺
色の背景中にグラデーション付きの青色系パターンが浮
かぶ絵柄からなる詳細画像を再現している。詳細画像と
してはグラデーション付きパターン絵柄に限らず、例え
ば写真や木目調、金属調、石目調等、任意の画像を形成
でき、このようにオフセット印刷層は高い解像度を再現
できると共に一般に広く普及している。なお本実施例で
は、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックからなる複
数色インク層を積層して画像パターンP2を形成してい
るが、画像によってはイエロー、マゼンダ、シアン、ブ
ラック以外のインクを用いることもできるし、特定色で
あって濃度が異なる複数色インクを用いることもでき
る。
【0021】以上のように、本実施例では、基板1の一
方の面(表面側)に所定インクにて計器意匠となる第1
の印刷層2(表示パターンP1)を形成し、その他方の
面(背面側)に複数色インクを網点状に積層してなる第
2の印刷層4(画像パターンP2)を形成したことによ
り、表示パターンP1と画像パターンP2とが基板1を
挟んで離間状態に積層されるため、従来のごとく表示パ
ターン層と画像パターン層とを多重印刷した表示板と比
較して段差の発生がなく、また画像パターンP2を表示
パターンP1ではなく基板1に保持させることで密着性
を高めることができ、デザイン性,耐久性に優れた表示
板となすことができる。
【0022】また、実施例では特に、第1の印刷層2
(表示パターンP1)を基板1の表面側に、第2の印刷
層4(画像パターンP2)を基板1の背面側に形成した
ことにより、各パターンP1,P2が基板1を挟んで離
間され、基板1背面の画像パターンP2上に基板1表面
の表示パターンP1が浮かぶように視認され、表示板の
見え方に立体感を付与することができる。この際、本実
施例のように表示パターンP1を構成する目盛、数字、
文字、マークがこれらの輪郭を形成する縁部22を備え
てることにより、表示パターンP1が読みとりやすくな
る。
【0023】また、表示パターンP1を構成する第1の
印刷層2としては、膜厚が厚く演色性が良好なスクリー
ン印刷層が適しており、また画像パターンP2を構成す
る第2の印刷層4としては、高い解像度を再現できると
共に一般に広く普及しているオフセット印刷層が好まし
い。
【0024】また、本実施例では、第1の印刷層2を含
む基板1の前面側に反射防止層3を形成したことによ
り、表示板表面の光反射を抑え、視認しやすい表示板と
なすことができる。
【0025】また、表示板の背後に図示しない光源を配
置して表示板を透過照明するようにしてもよく、このよ
うに構成すれば、画像パターンP2が光源の光によって
透過されると共に表示パターンP1が遮光性を有する場
合、表示パターンP1が陰となって視認され、表示パタ
ーンP1(中部21)が透光性を有する場合、表示パタ
ーンP1も透過照明される。
【0026】図3は、本発明の第2実施例として画像パ
ターンP2(第2の印刷層4)の変形例を示し、画像パ
ターンP2をグラデーション付きのチェッカーフラッグ
からなる絵柄模様としたものである。
【0027】図4は本発明の第3実施例を示すもので、
基板1の表面側に第2の印刷層4(画像パターンP2)
を形成し、基板1の背面側に第1の印刷層2(表示パタ
ーンP1)を形成したものである。
【0028】第2の印刷層4(画像パターンP2)は、
前述第1〜第3実施例と同様な詳細画像からなるが、基
板1を挟んでその背後に位置する着色インク層23(後
述)を視認できるように形成されている。
【0029】第1の印刷層2(表示パターンP1)は、
目盛、数字、文字、マーク等を形成する例えば赤色の第
1の着色インク層23と、背景となる例えば黒色の第2
の着色インク層24を備える。
【0030】このように構成してもデザイン性,耐久性
に優れた表示板となすことができると共に画像パターン
P2と表示パターンP1とが基板1を介して離間するた
め、表示パターンP1上に画像パターンP2が浮かぶよ
うに視認され、表示板の見え方に立体感を付与すること
ができる。
【0031】図5は本発明の第4実施例を示し、基板1
の背面側に形成される第1の印刷層2(表示パターンP
1)が、基板1の背面全体にわたって形成される例えば
赤色の透光性インク層25と、目盛、数字、文字、マー
ク等となる箇所を除いて形成される遮光性インク層26
からなると共に、基板1の背面側に光源Lが配置され、
この光源Lの常時点灯により透光性インク層25を背後
から透過照明できるように構成されている。
【0032】第2の印刷層4(画像パターンP2)は、
前述第1〜第4実施例と同様な詳細画像からなるが、こ
の場合、光透過可能に形成され、透光性インク層25か
らの光を透過できるように構成されている。なお第2の
印刷層4を通した透過光が十分でない場合は、透光性イ
ンク層25に対応する第2の印刷層4箇所を抜部として
形成してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上、本発明によれば、透過性を有する
基板の一方の面に所定色インクからなる第1の印刷層を
形成し、その他方の面に複数色インクを網点状に積層し
てなる第2の印刷層を形成したことにより、デザイン
性,耐久性に優れた表示板を提供することができる。
【0034】また前記第1の印刷層が前記基板の前面に
形成され、前記第2の印刷層が前記基板の背面に形成さ
れる場合、前記基板の前面側に透光性を有する光反射防
止層を形成すれば、見やすい表示板となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の表示板を示す正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の表示板を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の第3実施例の表示板を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の第4実施例の表示板を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 第1の印刷部 3 光反射防止層 4 第2の印刷部 21 中部 22 縁部 23 第1の着色インク層 24 第2の着色インク層 25 透光性インク層 26 遮光性インク層 P1 表示パターン P2 画像パターン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過性を有する基板の一方の面に所定色
    インクでなる第1の印刷層を形成し、その他方の面に複
    数色インクを網点状に積層してなる第2の印刷層を形成
    したことを特徴とする表示板。
  2. 【請求項2】 前記第1の印刷層がスクリーン印刷層か
    らなり、前記第2の印刷層がオフセット印刷層からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の表示板。
  3. 【請求項3】 前記第1の印刷層が表示パターンを形成
    し、前記第2の印刷層が画像パターンを形成することを
    特徴とする請求項1もしくは請求項2記載の表示板。
  4. 【請求項4】 前記第1の印刷層が前記基板の前面に形
    成され、前記第2の印刷層が前記基板の背面に形成され
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか
    一つに記載の表示板。
  5. 【請求項5】 前記基板の前面側に透過性を有する光反
    射防止層が形成されることを特徴とする請求項4記載の
    表示板。
  6. 【請求項6】 前記第1の印刷層が前記基板の背面に形
    成され、前記第2の印刷層が前記基板の前面に形成され
    てなることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何
    れか一つに記載の表示板。
JP11149146A 1999-05-28 1999-05-28 表示板 Pending JP2000337931A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304224A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Topcon Corp ターゲット及びその製造方法
JP2009002729A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Yazaki Corp 計器装置の文字板
JP2011198721A (ja) * 2010-03-24 2011-10-06 Nippon Seiki Co Ltd 照明装置
JP2012008067A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Nippon Seiki Co Ltd 表示板
JP2016018157A (ja) * 2014-07-10 2016-02-01 日本精機株式会社 表示装置

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