JPH07168527A - 表示盤 - Google Patents
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- JPH07168527A JPH07168527A JP31664493A JP31664493A JPH07168527A JP H07168527 A JPH07168527 A JP H07168527A JP 31664493 A JP31664493 A JP 31664493A JP 31664493 A JP31664493 A JP 31664493A JP H07168527 A JPH07168527 A JP H07168527A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造が容易でデザイン性に優れ、なおかつ安
価な表示盤を提供する。 【構成】 表示部20の第1着色層13は、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの4色分解画像を積層して
形成する連続階調カラー画像であり、グラビア印刷で形
成される。白地層14は、下地の隠蔽と第1着色層13
の背景としての白地の層である。第2着色層15は、第
1着色層13と同一の連続階調カラー画像層である。第
1着色層13および第2着色層15は、白地層14を挟
んで0.3mm以下の画像位置ずれにて整合する。透過
光隠蔽パターン層16は、表示部20へ光を透過させる
部分と透過させない部分を区分けする遮光性を有するパ
ターン層であり、例えば、黒インキのスクリーン印刷で
形成される。このような構成により、簡単な製造工程で
デザイン性、遮光性および解像性のよい連続階調色表現
が可能となる。
価な表示盤を提供する。 【構成】 表示部20の第1着色層13は、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの4色分解画像を積層して
形成する連続階調カラー画像であり、グラビア印刷で形
成される。白地層14は、下地の隠蔽と第1着色層13
の背景としての白地の層である。第2着色層15は、第
1着色層13と同一の連続階調カラー画像層である。第
1着色層13および第2着色層15は、白地層14を挟
んで0.3mm以下の画像位置ずれにて整合する。透過
光隠蔽パターン層16は、表示部20へ光を透過させる
部分と透過させない部分を区分けする遮光性を有するパ
ターン層であり、例えば、黒インキのスクリーン印刷で
形成される。このような構成により、簡単な製造工程で
デザイン性、遮光性および解像性のよい連続階調色表現
が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上に有色の画像層
を形成する表示盤に関するものであり、例えば自動車等
のメータ表示盤に関するものである。
を形成する表示盤に関するものであり、例えば自動車等
のメータ表示盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等のメータ表示盤は、熱や
振動等の使用環境の過酷さに耐える画像耐久性が必要で
あるとともに、近年増加している透過色メータ等の表示
盤として表示盤裏面から点灯しても光源を視認させない
画像隠蔽性を有する印刷が必要である点等から印刷イン
キ厚が厚くできるスクリーン印刷にて製造される例がほ
とんどであった。
振動等の使用環境の過酷さに耐える画像耐久性が必要で
あるとともに、近年増加している透過色メータ等の表示
盤として表示盤裏面から点灯しても光源を視認させない
画像隠蔽性を有する印刷が必要である点等から印刷イン
キ厚が厚くできるスクリーン印刷にて製造される例がほ
とんどであった。
【0003】しかし、スクリーン印刷では網線密度が最
大80線/inch程度であるため、画像の解像性が悪い。
即ち微細画像が形成不可能であり、一般の雑誌またはポ
スター等に用いられる網線密度が200線/inch程度可
能なオフセット印刷またはグラビア印刷によるカラー印
刷のようなフルカラー連続階調印刷は困難であった。一
方、オフセット印刷またはグラビア印刷等では、印刷イ
ンキ厚が薄いため、スクリーン印刷の特徴である褪色性
を含めた画像耐久性および画像隠蔽性に欠け、使用環境
の過酷な自動車用メータ表示盤には適用することは難し
い。
大80線/inch程度であるため、画像の解像性が悪い。
即ち微細画像が形成不可能であり、一般の雑誌またはポ
スター等に用いられる網線密度が200線/inch程度可
能なオフセット印刷またはグラビア印刷によるカラー印
刷のようなフルカラー連続階調印刷は困難であった。一
方、オフセット印刷またはグラビア印刷等では、印刷イ
ンキ厚が薄いため、スクリーン印刷の特徴である褪色性
を含めた画像耐久性および画像隠蔽性に欠け、使用環境
の過酷な自動車用メータ表示盤には適用することは難し
い。
【0004】自動車の多様化、ファッション化、高級化
の流れの中、自動車用メータ表示盤も機能面だけでなく
外観インパクト、美観、内装とのコーディネート等を重
視する傾向にあり、自由に形状および色彩等をデザイン
する要求が高まる中、スクリーン印刷だけではこのよう
な要求に応えられなくなっている。そこで、画像解像度
を必要としない基本的な印刷パターンをスクリーン印刷
で行い、画像解像度を必要とする印刷パターンはオフセ
ット印刷またはグラビア印刷で行う方法が考えられる。
しかし、スクリーン印刷による印刷パターンはインク厚
によるパターン段差が大きくなり易く、オフセット印刷
またはグラビア印刷のインク厚はこのパターン段差より
も小さくなるため印刷ができない。
の流れの中、自動車用メータ表示盤も機能面だけでなく
外観インパクト、美観、内装とのコーディネート等を重
視する傾向にあり、自由に形状および色彩等をデザイン
する要求が高まる中、スクリーン印刷だけではこのよう
な要求に応えられなくなっている。そこで、画像解像度
を必要としない基本的な印刷パターンをスクリーン印刷
で行い、画像解像度を必要とする印刷パターンはオフセ
ット印刷またはグラビア印刷で行う方法が考えられる。
しかし、スクリーン印刷による印刷パターンはインク厚
によるパターン段差が大きくなり易く、オフセット印刷
またはグラビア印刷のインク厚はこのパターン段差より
も小さくなるため印刷ができない。
【0005】このような問題点を解決するため、透明剥
離層と単色の網点よりなる4色の画像層とを交互に積層
することによりスクリーン印刷程度の画像隠蔽力および
耐久性とオフセット印刷程度の解像力とを兼ね備えた表
示盤が知られている。また、特開平2−210219号
公報、特開平4−313024号公報に開示されている
表示盤が知られている。
離層と単色の網点よりなる4色の画像層とを交互に積層
することによりスクリーン印刷程度の画像隠蔽力および
耐久性とオフセット印刷程度の解像力とを兼ね備えた表
示盤が知られている。また、特開平2−210219号
公報、特開平4−313024号公報に開示されている
表示盤が知られている。
【0006】特開平2−210219号公報に示されて
いる表示盤は、基体上に有色の光重合性樹脂組成物を形
成し、この光重合性樹脂組成物の所定の部位を露光し、
任意の画像パターンを形成する。さらに、画像パターン
の形成された基体を積層することにより種々の画像表現
が可能となる。また、特開平4−313024号公報に
示されている表示盤は、特開平2−210219号公報
に示されている基体と光重合性樹脂組成物との接着性の
不良を解決するため、基板の画像対向面を紫外線で照射
して基板と画像層との接着性を向上させている。
いる表示盤は、基体上に有色の光重合性樹脂組成物を形
成し、この光重合性樹脂組成物の所定の部位を露光し、
任意の画像パターンを形成する。さらに、画像パターン
の形成された基体を積層することにより種々の画像表現
が可能となる。また、特開平4−313024号公報に
示されている表示盤は、特開平2−210219号公報
に示されている基体と光重合性樹脂組成物との接着性の
不良を解決するため、基板の画像対向面を紫外線で照射
して基板と画像層との接着性を向上させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、透明剥
離層と単色の網点よりなる画像層とを交互に積層するも
のでは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色
の画像層を混合して画像表現するため、4色ごとの画像
転写工程が必要になるため製造時間が長くなるという問
題がある。
離層と単色の網点よりなる画像層とを交互に積層するも
のでは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色
の画像層を混合して画像表現するため、4色ごとの画像
転写工程が必要になるため製造時間が長くなるという問
題がある。
【0008】また、特開平2−210219号公報、特
開平4−313024号公報に示されている表示盤は、
有色の光重合性樹脂組成層形成材料を使用しているた
め、意匠性を付加しかつ耐久性にも優れているが、印刷
インキを使用する従来の表示盤より高価になり高級メー
タ表示盤への適用が主になる。本発明は、このような問
題点を解決するためになされたものであり、製造が容易
でデザイン性に優れ、なおかつ安価な表示盤を提供する
ことを目的とする。
開平4−313024号公報に示されている表示盤は、
有色の光重合性樹脂組成層形成材料を使用しているた
め、意匠性を付加しかつ耐久性にも優れているが、印刷
インキを使用する従来の表示盤より高価になり高級メー
タ表示盤への適用が主になる。本発明は、このような問
題点を解決するためになされたものであり、製造が容易
でデザイン性に優れ、なおかつ安価な表示盤を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明による表示盤は、白地層、該白地層の一方の面
に形成される第1の色画像層、および、該第1の色画像
層と同一色画像層であり該白地層の他方の面に該第1の
色画像層と整合して形成される第2の色画像層を有する
表示部と、前記表示部を一方の面に形成する透明層と、
を備えたことを特徴とする。
の本発明による表示盤は、白地層、該白地層の一方の面
に形成される第1の色画像層、および、該第1の色画像
層と同一色画像層であり該白地層の他方の面に該第1の
色画像層と整合して形成される第2の色画像層を有する
表示部と、前記表示部を一方の面に形成する透明層と、
を備えたことを特徴とする。
【0010】また、前記表示部を積層することは可能で
ある。
ある。
【0011】
【作用】本発明による表示盤は、白地層の両面に同一の
色画像層を整合して形成した表示部を透明層に形成する
ことにより、遮光性を保持するとともに解像性のよい表
示部を印刷インキで形成できる。
色画像層を整合して形成した表示部を透明層に形成する
ことにより、遮光性を保持するとともに解像性のよい表
示部を印刷インキで形成できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明による表示盤を自動車用の速度表示盤に適
用した一実施例を図2に示す。速度表示盤1の目盛りゾ
ーン2は、有色の連続階調色表現を175線にて形成し
ている。0〜40kmゾーンにおいては緑から黄緑の連
続階調色表現、40〜80kmゾーンにおいては黄緑か
ら黄の連続階調色表現、80〜100kmゾーンにおい
ては黄、朱色、赤への連続階調色表現を形成している。
する。本発明による表示盤を自動車用の速度表示盤に適
用した一実施例を図2に示す。速度表示盤1の目盛りゾ
ーン2は、有色の連続階調色表現を175線にて形成し
ている。0〜40kmゾーンにおいては緑から黄緑の連
続階調色表現、40〜80kmゾーンにおいては黄緑か
ら黄の連続階調色表現、80〜100kmゾーンにおい
ては黄、朱色、赤への連続階調色表現を形成している。
【0013】数字および目盛りゾーン2以外の背景部分
3は、表示盤1の裏面に配した図示しない光源を夜間点
灯しても光隠蔽域となる黒である。本発明の表示盤の転
写フィルム10を図1に示す。ベースフィルム11は、
転写するための画像の支持体であり、ラミネートにより
基板上の印刷パターン段差に十分追随するよう50μm
以下が望ましい。材質としては、熱安定性、価格等を考
慮するとるとポリエステルが適当である。
3は、表示盤1の裏面に配した図示しない光源を夜間点
灯しても光隠蔽域となる黒である。本発明の表示盤の転
写フィルム10を図1に示す。ベースフィルム11は、
転写するための画像の支持体であり、ラミネートにより
基板上の印刷パターン段差に十分追随するよう50μm
以下が望ましい。材質としては、熱安定性、価格等を考
慮するとるとポリエステルが適当である。
【0014】剥離層12は、転写フィルム10を熱転写
後ベースフィルム11を剥離し易くする層であり、無色
透明で厚みは1〜20μm程度が適当である。剥離層1
2の材質として、アクリル系、ウレタン系、ポリアミド
系、ポリオレフィン系等の熱可塑性柔軟性樹脂が適当で
ある。剥離層12は、転写後、表示盤1の最外層となる
可能性があるので、太陽光等の紫外線に対し安定性を保
つとともに第1着色層13を保護するため紫外線吸収剤
を添加してもよい。
後ベースフィルム11を剥離し易くする層であり、無色
透明で厚みは1〜20μm程度が適当である。剥離層1
2の材質として、アクリル系、ウレタン系、ポリアミド
系、ポリオレフィン系等の熱可塑性柔軟性樹脂が適当で
ある。剥離層12は、転写後、表示盤1の最外層となる
可能性があるので、太陽光等の紫外線に対し安定性を保
つとともに第1着色層13を保護するため紫外線吸収剤
を添加してもよい。
【0015】表示部20は、第1着色層13、白地層1
4、第2着色層15から構成される。第1着色層13
は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色分解
画像を積層して形成する連続階調カラー画像である。第
1着色層13は、オフセット印刷またはグラビア印刷等
で形成することがコスト的に有効であるが、褪色性、転
写性を考慮してインキ厚の厚いグラビア印刷が好適であ
る。
4、第2着色層15から構成される。第1着色層13
は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色分解
画像を積層して形成する連続階調カラー画像である。第
1着色層13は、オフセット印刷またはグラビア印刷等
で形成することがコスト的に有効であるが、褪色性、転
写性を考慮してインキ厚の厚いグラビア印刷が好適であ
る。
【0016】白地層14は、下地の隠蔽と第1着色層1
3の背景としての白地の層である。形成方法は、グラビ
ア印刷、白色合成紙、白色樹脂シートのいずれでも可能
である。ただし、基板への転写時の追随性を考慮した場
合、グラビア印刷が好適である。白地の白色度を向上さ
せるため、裏面側にアルミ蒸着層等の反射色を設けても
よい。
3の背景としての白地の層である。形成方法は、グラビ
ア印刷、白色合成紙、白色樹脂シートのいずれでも可能
である。ただし、基板への転写時の追随性を考慮した場
合、グラビア印刷が好適である。白地の白色度を向上さ
せるため、裏面側にアルミ蒸着層等の反射色を設けても
よい。
【0017】第2着色層15は、第1着色層13と同じ
くイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色分解画
像を積層して形成する連続階調カラー画像層である。第
1着色層13および第2着色層15は同一画像層であ
り、白地層14を挟んで0.3mm以下の画像位置ずれ
にて整合する。好適には0.1mm以下の画像位置ずれ
にて整合することが望ましい。
くイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色分解画
像を積層して形成する連続階調カラー画像層である。第
1着色層13および第2着色層15は同一画像層であ
り、白地層14を挟んで0.3mm以下の画像位置ずれ
にて整合する。好適には0.1mm以下の画像位置ずれ
にて整合することが望ましい。
【0018】透過光隠蔽パターン層16は、表示部20
へ光を透過させる部分と透過させない部分を区分けする
遮光性を有するパターン層であり、例えば、黒インキの
スクリーン印刷で形成される。透過光隠蔽パターン層1
6の透過濃度は2.0を越えるように形成されており、
透過濃度は、大日本スクリーン製DM−500の透過濃
度測定機により測定する。ただし、透過光隠蔽パターン
層16は、基板表面上に予め設けても構わない。
へ光を透過させる部分と透過させない部分を区分けする
遮光性を有するパターン層であり、例えば、黒インキの
スクリーン印刷で形成される。透過光隠蔽パターン層1
6の透過濃度は2.0を越えるように形成されており、
透過濃度は、大日本スクリーン製DM−500の透過濃
度測定機により測定する。ただし、透過光隠蔽パターン
層16は、基板表面上に予め設けても構わない。
【0019】基板接着層17は、基板とラミネートによ
り接着する層である。アクリル系、ウレタン系、ポリア
ミド系、ポリオレフィン系の熱可塑性樹脂の熱融着性接
着層、あるいは、ポリエステル、アクリル、ウレタン等
の熱硬化接着層としてもよい。基板接着層17は、基板
表面上に予め設けても構わない。次に、速度表示盤1の
製造工程を図3〜図8に基づいて説明する。
り接着する層である。アクリル系、ウレタン系、ポリア
ミド系、ポリオレフィン系の熱可塑性樹脂の熱融着性接
着層、あるいは、ポリエステル、アクリル、ウレタン等
の熱硬化接着層としてもよい。基板接着層17は、基板
表面上に予め設けても構わない。次に、速度表示盤1の
製造工程を図3〜図8に基づいて説明する。
【0020】図3に示すように、速度表示盤1の基板3
0は、厚さ0.5mmの三菱ガス化学製ユーピロンシー
トからなる透明ポリカーボネードで形成されている。こ
の基板30の表面30aにスクリーン印刷による黒下地
パターン31が形成され、基板30の裏面30bに白お
よび黒のスクリーン印刷による透過光量調整用網点32
が形成されている。そして、図4に示すように、基板3
0上に、日立化成製のドライフィルムラミネータ40に
より120℃、4kg/cm2、速度1m/分にてパターン3
1と透過部16とを整合してゴム製のラミネトロール4
0でラミネートする。そして図5に示すように、ベース
フィルム11を剥離する。
0は、厚さ0.5mmの三菱ガス化学製ユーピロンシー
トからなる透明ポリカーボネードで形成されている。こ
の基板30の表面30aにスクリーン印刷による黒下地
パターン31が形成され、基板30の裏面30bに白お
よび黒のスクリーン印刷による透過光量調整用網点32
が形成されている。そして、図4に示すように、基板3
0上に、日立化成製のドライフィルムラミネータ40に
より120℃、4kg/cm2、速度1m/分にてパターン3
1と透過部16とを整合してゴム製のラミネトロール4
0でラミネートする。そして図5に示すように、ベース
フィルム11を剥離する。
【0021】次に、図6に示すように、表面保護かつ艶
消しを目的とした透明マット化フィルム50をラミネー
トする。透明マット化フィルム50は、ベースフィルム
51と保護層52とを接着したものである。ベースフィ
ルム51は厚さ38μmのサンドマット処理ポリエステ
ルフィルムを使用している。保護層52は、表面硬度お
よび湿度、温度等の耐久性を考慮し、紫外線硬化樹脂に
より10〜20μmの厚みで形成されている。。保護層
52は、アクリルポリマー、単官能アクリレート、多官
能アクリレート、光重合開始剤、紫外線吸収剤との混合
体である。
消しを目的とした透明マット化フィルム50をラミネー
トする。透明マット化フィルム50は、ベースフィルム
51と保護層52とを接着したものである。ベースフィ
ルム51は厚さ38μmのサンドマット処理ポリエステ
ルフィルムを使用している。保護層52は、表面硬度お
よび湿度、温度等の耐久性を考慮し、紫外線硬化樹脂に
より10〜20μmの厚みで形成されている。。保護層
52は、アクリルポリマー、単官能アクリレート、多官
能アクリレート、光重合開始剤、紫外線吸収剤との混合
体である。
【0022】表示面に透明マット化フィルム50をラミ
ネートした後、図7に示すように、オーク製作所製紫外
線露光機(HMW−680)にて1000mj/cm2
の紫外線露光を行い、保護層52を硬化させベースフィ
ルム51のマット表面を転写し、ベースフィルム51の
剥離と同時に艶消し処理を施す。但し、保護層52は紫
外線硬化樹脂に限定するものではなく、熱変形温度の高
い熱可塑性樹脂層を用いてもよい。
ネートした後、図7に示すように、オーク製作所製紫外
線露光機(HMW−680)にて1000mj/cm2
の紫外線露光を行い、保護層52を硬化させベースフィ
ルム51のマット表面を転写し、ベースフィルム51の
剥離と同時に艶消し処理を施す。但し、保護層52は紫
外線硬化樹脂に限定するものではなく、熱変形温度の高
い熱可塑性樹脂層を用いてもよい。
【0023】このように形成された図2に示す速度表示
盤1は、速度表示盤1の裏面に光源を有し、この光源を
夜間点灯すると速度ゾーン2および速度文字は光が透過
されて明るくなるが、白地層14の両面にそれぞれ第1
着色層13および第2着色層15を有するため光源自体
が視認されることはない。一方、黒地背景板2は透過光
隠蔽パターン層16および黒下地ターン31により光が
遮断されて黒い背景のままである。
盤1は、速度表示盤1の裏面に光源を有し、この光源を
夜間点灯すると速度ゾーン2および速度文字は光が透過
されて明るくなるが、白地層14の両面にそれぞれ第1
着色層13および第2着色層15を有するため光源自体
が視認されることはない。一方、黒地背景板2は透過光
隠蔽パターン層16および黒下地ターン31により光が
遮断されて黒い背景のままである。
【0024】第1実施例では、色濃度不足で透過画像と
して使用されなかったオフセット印刷またはグラビア印
刷により形成された連続階調カラー画像層である第1着
色層13および第2着色層15を白地層14を介して刷
り合わせることにより表示部20の濃度確保を可能にす
るとともに、このように形成された表示部20のみでは
困難な遮光をスクリーン印刷による透過光隠蔽パターン
16で行なっている。これにより、印刷画像を一体に複
合形成した転写フィルム10を画像形成材料とすること
ができるため、大量生産時においてコストを低減でき
る。
して使用されなかったオフセット印刷またはグラビア印
刷により形成された連続階調カラー画像層である第1着
色層13および第2着色層15を白地層14を介して刷
り合わせることにより表示部20の濃度確保を可能にす
るとともに、このように形成された表示部20のみでは
困難な遮光をスクリーン印刷による透過光隠蔽パターン
16で行なっている。これにより、印刷画像を一体に複
合形成した転写フィルム10を画像形成材料とすること
ができるため、大量生産時においてコストを低減でき
る。
【0025】第1実施例では一層の表示部20により表
示画像を形成したが、本発明では、表示部を積層するこ
とにより多彩な表示画像を形成することは可能である。
本発明の第2実施例による表示盤の製造方法について図
9〜図11に示す。第2実施例は、透過光隠蔽パターン
を流面化するドライフィルムを透過光隠蔽パターンにラ
ミネートしたものである。
示画像を形成したが、本発明では、表示部を積層するこ
とにより多彩な表示画像を形成することは可能である。
本発明の第2実施例による表示盤の製造方法について図
9〜図11に示す。第2実施例は、透過光隠蔽パターン
を流面化するドライフィルムを透過光隠蔽パターンにラ
ミネートしたものである。
【0026】第1実施例のように、連続階調カラー画像
を表す第1着色層13および第2着色層15の画像パタ
ーンが透過光隠蔽パターン16と重複しない場合、第1
実施例に示した方法で表示盤を製造可能である。しか
し、第1着色層および第2着色層の画像パターンをスク
リーン印刷による透過光隠蔽パターンおよび黒下地パタ
ーンと重複させ光隠蔽部と光透過部に連続して形成する
場合、スクリーン印刷によるパターン段差のため、第1
着色層および第2着色層はラミネート時にこのパターン
段差に追随できず画像切れを発生することがある。その
ため、スクリーン印刷のパターン段差エッジ部を流面化
し画像切れを防止するため、第1実施例に示した図4の
工程を実施する前に、図9〜図11に示す製造工程を実
施することでこの問題を解決することができる。
を表す第1着色層13および第2着色層15の画像パタ
ーンが透過光隠蔽パターン16と重複しない場合、第1
実施例に示した方法で表示盤を製造可能である。しか
し、第1着色層および第2着色層の画像パターンをスク
リーン印刷による透過光隠蔽パターンおよび黒下地パタ
ーンと重複させ光隠蔽部と光透過部に連続して形成する
場合、スクリーン印刷によるパターン段差のため、第1
着色層および第2着色層はラミネート時にこのパターン
段差に追随できず画像切れを発生することがある。その
ため、スクリーン印刷のパターン段差エッジ部を流面化
し画像切れを防止するため、第1実施例に示した図4の
工程を実施する前に、図9〜図11に示す製造工程を実
施することでこの問題を解決することができる。
【0027】図9に示すように、透過光隠蔽パターン3
1を施した基板30上に積水化学製フォトウェル♯20
0の透明感光性のドライフィルム70を100℃、4k
g/cm2 、速度1m/分にてラミネートした後、図1
0に示すように、オーク製作所製紫外線露光機(HMW
−680)にて、100mj/cm2 の露光を加える。
その後、図11に示すように、ドライフィルム70のベ
ースフィルム71を剥離し、以下、第1実施例と同様に
転写フィルムのラミネート工程を行う。
1を施した基板30上に積水化学製フォトウェル♯20
0の透明感光性のドライフィルム70を100℃、4k
g/cm2 、速度1m/分にてラミネートした後、図1
0に示すように、オーク製作所製紫外線露光機(HMW
−680)にて、100mj/cm2 の露光を加える。
その後、図11に示すように、ドライフィルム70のベ
ースフィルム71を剥離し、以下、第1実施例と同様に
転写フィルムのラミネート工程を行う。
【0028】第2実施例では、第1着色層および第2着
色層の画像切れを防止することができる。
色層の画像切れを防止することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の表示盤によ
れば、第1の色画像層および第2の色画像層を印刷イン
キで形成できるとともに夜間点灯時における遮光性が向
上することにより、簡単な製造工程でデザイン性、遮光
性および解像性のよい連続階調色表現が可能となる。ま
た、従来同様の文字基板を使用できるため、大きなコス
トアップなしに画像形成が可能であり応用範囲を拡大す
ることができる。
れば、第1の色画像層および第2の色画像層を印刷イン
キで形成できるとともに夜間点灯時における遮光性が向
上することにより、簡単な製造工程でデザイン性、遮光
性および解像性のよい連続階調色表現が可能となる。ま
た、従来同様の文字基板を使用できるため、大きなコス
トアップなしに画像形成が可能であり応用範囲を拡大す
ることができる。
【図1】本発明の第1実施例による表示盤の転写フィル
ムを示す模式的断面図である。
ムを示す模式的断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による表示盤を自動車用の
速度表示盤に適用した一実施例を示す模式的正面図であ
る。
速度表示盤に適用した一実施例を示す模式的正面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例による表示盤の製造工程を
示す模式的断面図である
示す模式的断面図である
【図4】本発明の第1実施例による表示盤の製造工程を
示す模式的断面図である
示す模式的断面図である
【図5】本発明の第1実施例による表示盤の製造工程を
示す模式的断面図である
示す模式的断面図である
【図6】本発明の第1実施例による表示盤の製造工程を
示す模式的断面図である
示す模式的断面図である
【図7】本発明の第1実施例による表示盤の製造工程を
示す模式的断面図である
示す模式的断面図である
【図8】本発明の第1実施例による表示盤の製造工程を
示す模式的断面図である
示す模式的断面図である
【図9】本発明の第2実施例による表示盤の製造工程を
示す模式的断面図である
示す模式的断面図である
【図10】本発明の第2実施例による表示盤の製造工程
を示す模式的断面図である
を示す模式的断面図である
【図11】本発明の第2実施例による表示盤の製造工程
を示す模式的断面図である
を示す模式的断面図である
1 速度表示盤(表示盤) 10 転写フィルム 11 ベースフィルム 12 剥離層(透明層) 13 第1着色層(第1の色画像層) 14 第2着色層(第2の色画像層) 15 白地層 16 透過光遮蔽パターン層 20 表示部 30 基板 31 黒下地パターン
Claims (2)
- 【請求項1】 白地層、該白地層の一方の面に形成され
る第1の色画像層、および、該第1の色画像層と同一色
画像層であり該白地層の他方の面に該第1の色画像層と
整合して形成される第2の色画像層を有する表示部と、 前記表示部を一方の面に形成する透明層と、 を備えたことを特徴とする表示盤。 - 【請求項2】 請求項1記載の表示部を積層することを
特徴とする表示盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31664493A JPH07168527A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 表示盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31664493A JPH07168527A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 表示盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07168527A true JPH07168527A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18079326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31664493A Pending JPH07168527A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 表示盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07168527A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100965927B1 (ko) * | 2008-07-09 | 2010-06-24 | 주식회사 부광실업 | 복합 인쇄층이 형성된 전기전자제품의 조작패널 |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP31664493A patent/JPH07168527A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100965927B1 (ko) * | 2008-07-09 | 2010-06-24 | 주식회사 부광실업 | 복합 인쇄층이 형성된 전기전자제품의 조작패널 |
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