JP3494354B2 - 表示装置用文字板 - Google Patents

表示装置用文字板

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JP3494354B2 JP30729298A JP30729298A JP3494354B2 JP 3494354 B2 JP3494354 B2 JP 3494354B2 JP 30729298 A JP30729298 A JP 30729298A JP 30729298 A JP30729298 A JP 30729298A JP 3494354 B2 JP3494354 B2 JP 3494354B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、文字板、詳しくは計器
の文字板,スイッチ類の操作位置を示す目盛板あるいは
警告灯の表示板等に使用される文字板の構造に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の文字板としては、光が裏側から
照射される透明基板上に、明度の高い透光性表示色層を
形成し、その透光性表示色層上に、文字目盛を形成する
部分を除く全面に遮光層を形成したものが知られてい
る。このような文字板にあっては、表面に施す遮光層
が、一般的に明度の低い(黒色)であり、またその下層
が明度の高い表示色層であることによって、コントラス
トが大きく、視認性の良いものとなっている。 【0003】ところで、最近のデザイン的要請等から文
字板の表面遮光層が明度の高い着色が好まれ、このよう
な表面遮光層を用いた文字板にあっては、文字や目盛と
のコントラストが小さく、反射光の弱い夕暮れ時におい
て、文字や目盛の視認性が悪いという問題がある。そこ
で、従来、図6に示すような透明基板41上に、文字や目
盛の表示部42となる部分に開口44Aを有する遮光層43が
形成され、その遮光層43上に開口44Aの輪郭よりも大き
な輪郭を有す開口44Bを有する表面層45が形成された文
字板40が提案された(実公平6−43831号公報)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した文字板40は、表面層45の開口44Bと遮光層43の開
口44Aにより形成される遮光層43の表示幅(太さ)が各
加工時の相対的位置ずれによって一定しない(図におい
て、左側の表示幅bと右側の表示幅cとが異なる)。そ
のために、図7に示すように、文字や目盛等の表示文字
48が歪んだ形になって見栄えが悪い。 【0005】本発明は、前述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は文字や目盛等の表示部となる
開口を有する遮光層の表示幅(太さ)を一定にして、文
字や目盛等が歪みのない見栄えのよい表示にすると共
に、表面にデザイン層を施して意匠性を向上させ、その
製造作業を簡単に行う文字板を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本発明の上記目的は、
光が裏面から照射される透明基板上に、表示部となる部
分を除いて遮光層を形成し、前記遮光層が形成された透
明基板上に、表示部に開口を有する表面層を形成し、前
記表面層が形成された透明基板上に、内面の開口輪郭が
表面層の開口より小さく外側の輪郭が表面層の開口より
大きい一定幅の遮光層を形成してなる文字板において、
前記表面層が形成された当面基板上に、前記一定幅の遮
光層を形成すると同時にデザイン層を同色により形成し
てなることを特徴とする文字板により達成される。 【0007】ここで、透明基板は、白色の透明基板に限
らず、光が透過できるその他の透明基板でもよく、透明
基板の材質等は、任意である。また、遮光層は、光を遮
断可能な明度の高い層に限らず、その他の光を遮断でき
る遮光層でもよく、遮光層の材質等は、任意である。 【0008】このように構成された文字板においては、
表面層が形成された透明基板上に、内側の開口輪郭が表
面層の開口より小さく外側の輪郭が表面層の開口より大
きい一定幅の遮光層を形成するため、その遮光層が多少
ずれて形成されても、遮光層の左右前後の幅は一定であ
り、従って文字や目盛等が歪みのない見栄えのよい表示
となる。また、表面層が形成された透明基板上に、一定
幅の遮光層を形成するため、すなわち、透明基板の最上
層に一定幅の遮光層を突出するように形成するため、明
度の高い表面層上に明度の高い遮光層が設けられても、
昼間,夜間及び薄暮のいずれにおいても、表示部のコン
トラストが大きく視認性が良好になる。 【0009】また、本発明においては、表面層が形成さ
れた透明基板上に、一定幅の遮光層を形成すると同時
に、デザイン層を形成してなることを特徴としている。
このように構成された文字板においては、透明基板上に
印刷等により遮光層を形成する際に、同時にデザイン
層、例えば網点グラデーション等が同色により形成で
き、そのために、デザイン層の印刷行程数を増やすこと
なく設けることができ、簡単に形成できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を、
図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本
発明に係る実施形態である表示板10は、光が裏面から照
射される透明基板11上に、表示部12となる部分を除いて
遮光層13が形成され、遮光層13が形成された透明基板11
上に、表示部12に開口14Bを有する表面層15が形成さ
れ、表面層15上が形成された透明基板11上には、一定幅
の遮光層16が形成されている。 【0011】透明基板11は、例えば白色の透明板からな
り、その裏側には夜間や昼間暗い時に光を照射するラン
プRが配置され、ランプRから照射された光が透明基板
11を透過できるようになっている。遮光層13は、光の照
射を遮断する、例えば黒色からなる光を遮断する層で、
透明基板11上の表示部12となる部分を除いて形成されて
いる。また、表面層15は、文字や目盛の表示部12に開口
14Bを有する白色等の明度の高い色からなり、遮光層13
が形成された透明基板11上に形成されている。 【0012】そして、表面層15が形成された透明基板11
上には、一定幅の遮光層16が形成され、遮光層16は、内
側の開口14Aの輪郭が表面層15の開口14Bより小さく
外側の輪郭14Cが表面層15の開口14Bより大きい輪郭を
有する一定幅を有している。つまり、透明基板11上に
は、表面層15の開口14Bの輪郭より内側に小さく外側に
大きい輪郭を有する、図2に示すような文字18や目盛19
を表示する断面形状が階段状になった一定幅の遮光層16
が形成されている。また、表面層15上には、文字板10の
意匠を高めるグラデーション等からなるデザイン層17が
形成さされている。 【0013】図3(A)及び(B)は、前記実施形態の
文字板の製造方法を示した。まず、(A)に示すよう
に、光が裏面から照射される透明基板11上に、表示部12
となる部分を除いて光を遮断する例えば黒色の遮光層13
を設ける。次に、遮光層13が形成された透明基板11上
に、表示部12となる部分に開口14Bを有する白色等の明
度の高い表面層15を印刷によって形成する。続いて、
(B)に示すように、表面層15が形成された透明基板11
上に、断面形状が階段状になった一定幅の明度の高い色
の遮光層16を形成する。この遮光層16は、印刷により、
内側の開口14Aの輪郭が表面層15の開口14Bより小さ
く外側の輪郭14Cが表面層15の開口14Bより大きい輪郭
を有するように形成する。 【0014】すなわち、、透明基板11上に、表面層15の
開口14Bの輪郭より内側に小さく外側に大きい輪郭を有
する文字や目盛を表示する一定幅の遮光層16を形成す
る。また、同時に透明基板11の表面層15上にグラデーシ
ョン等からなるデザイン層17を、同色で形成し、文字板
10の意匠性を高めている。このような操作を行って、実
施形態の文字板を製造する。 【0015】このような実施形態の文字板によれば、表
面層15が形成された透明基板11上に、表面層15の開口14
Bの輪郭より内側に小さく外側に大きい輪郭を有する一
定幅の遮光層16が形成されているため、その遮光層15が
多少ずれて形成されても、遮光層16の左右前後の幅は、
一定であり、従って図2に示すような文字18や目盛19が
歪みのない見栄えのよい表示となる。 【0016】また、透明基板11の表面(最上層)に一定
幅の遮光層16が突出するように形成されているため、明
度の高い表面層15上に明度の高い遮光層16が設けられて
も、表示部のコントラストが大きく視認性が良好であ
る。また、透明基板11上に印刷等により遮光層16を形成
する際に、同時にデザイン層17、例えば網点グラデーシ
ョン等が同時に同色により形成できるため、デザイン層
17を印刷工程数を増やすことがなく簡単に形成でき、製
造作業の能率が図れる。 【0017】図4及び図5は、それぞれ本発明の他の実
施形態の文字板である。なお、以下に説明する実施形態
において、既に図1〜図3において説明した部材等につ
いては、図中に相当符号を付すことにより、説明を簡略
化あるいは省略する。図4に示す文字板20は、表面層15
が形成された透明基板11上に、内側の開口14Aの輪郭が
表面層15の開口14Bより小さく外側の輪郭14Cが表面層
15の開口14Bより大きい輪郭を有する上面が滑らかな曲
線を描いた一定幅の遮光層26が設けられた構造になって
いる。 【0018】また、表面層15上には、グラデーション等
からなるデザイン層17が形成されている。図5に示す文
字板30は、表面層15が形成された透明基板11上に、内側
の開口14Aの輪郭が表面層15の開口14Bより小さく外側
の輪郭14Cが表面層15の開口14Bより大きい輪郭を有す
る断面形状がL字状になった一定幅の遮光層36が設けら
れた構造になっている。 【0019】勿論、表面層15上には、グラデーション等
からなるデザイン層17が形成されている。これら実施形
態の文字板20,30においても、図1〜図3に示した前記
実施形態と同様に前後左右の表示幅が一定の遮光層26,
36が形成でき、同様な効果が得られる。 【0020】本発明の文字板は、前述した実施形態に限
定されるものではなく、例えば実施形態において例示し
た透明基板,遮光層,表面層等の材質,構造等は、本発
明を達成できるものであれば、任意であり、限定されな
い。また、本発明の文字板は、例えば車両の車室内に用
いるものに限定されず、航空機,船舶,電気の配電盤等
で使用する文字盤にも用いられる。 【0021】 【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、表面層が形成された透
明基板上に、内側の開口輪郭が表面層の開口より小さく
外側の輪郭が表面層の開口より大きい一定幅の遮光層を
形成することによって、つまり、表面層の開口の輪郭よ
り内側に小さく外側に大きい輪郭を有する一定幅の遮光
層が形成されていることから、その遮光層が多少ずれて
形成されても、遮光層の左右前後の表示幅(太さ)は、
一定である。そのために、文字や目盛が歪みのない見栄
えのよい表示が得られる。また、一定幅の遮光層が透明
基板の表面(最上層)に突出するように設けられた構造
となっているため、明度の高い遮光層を設けても、コン
トラストが大きく視認性が良好になる。従って、昼間,
夜間及び薄暮のいずれにおいても、表示が鮮明に見え
る。 【0022】また、透明基板上に印刷等により遮光層を
形成する際に、同時に網点グラデーション等からなるデ
ザイン層が形成できることから、デザイン層を印刷工程
数を増やすことなく形成することができ、そのために、
文字板の製造が簡単になり、作業能率が図れる等の効果
を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る実施形態を示す文字板の断面図で
ある。 【図2】図1の要部拡大平面図である。 【図3】本発明に係る実施形態の文字板の形成工程を示
した各工程の断面図である。 【図4】本発明に係る他の実施形態の文字板の断面図で
ある。 【図5】本発明に係る他の実施形態の文字板の断面図で
ある。 【図6】従来の文字板の断面図である。 【図7】従来の文字板の要部拡大平面図である。 【符号の説明】 10 文字板 11 透明基板 12 表示部 13 遮光層 14A,14B 開口 14C 外側の輪郭 15 表面層 16 遮光層 17 デザイン層

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光が裏面から照射される透明基板上に、
    表示部となる部分を除いて遮光層を形成し、前記遮光層
    が形成された透明基板上に、表示部に開口を有する表面
    層を形成し、前記表面層が形成された透明基板上に、内
    面の開口輪郭が表面層の開口より小さく外側の輪郭が表
    面層の開口より大きい一定幅の遮光層を形成してなる文
    字板において、前記表面層が形成された透明基板上に、前記一定幅の遮
    光層を形成すると同時にデザイン層を同色により形成し
    てなる ことを特徴とする文字板。
JP30729298A 1998-10-28 1998-10-28 表示装置用文字板 Expired - Lifetime JP3494354B2 (ja)

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